JPS5941297B2 - 電源トランス - Google Patents

電源トランス

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Publication number
JPS5941297B2
JPS5941297B2 JP13405776A JP13405776A JPS5941297B2 JP S5941297 B2 JPS5941297 B2 JP S5941297B2 JP 13405776 A JP13405776 A JP 13405776A JP 13405776 A JP13405776 A JP 13405776A JP S5941297 B2 JPS5941297 B2 JP S5941297B2
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JP
Japan
Prior art keywords
power transformer
core
primary winding
secondary winding
shield plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP13405776A
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English (en)
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JPS5359820A (en
Inventor
明一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS5359820A publication Critical patent/JPS5359820A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電源トランス、特に一次巻線に高周波雑音の漏
洩を防止した電源トランスに関するものである。
第1図は従来より用いられている電源トランスの一例を
示す要部斜視図である。
同図において、1は珪素鋼板を積層もしくはフェライト
などの磁性体より口の字状に形成されたコアであり、こ
のコア1の一辺には電気入力として例えば商用電源から
の電流を流すための一次巻線2が巻回されている。一方
、コア1の他の一辺には電気出力として例えば高圧電圧
を得るための二次巻線3が巻回されている。ここで、一
次巻線2に入力電流を流すと、コア1の閉磁路に磁束が
流れ、この磁束による電磁誘動作用によつて二次巻線3
に出力電圧が誘起されることになる。このように構成さ
れた電源トランスにおいて、二次巻線3側に高周波を発
生するような電気、電子機器等の負荷が接続された場合
、この負荷から発生した高周波雑音電流が二次巻線3内
に流れることになる。
このために、コア1内に高周波磁界が形成されるととも
に、二次巻線3と一次巻線2との間の浮遊容量等によつ
て一次巻線2に高周波雑音電流が発生して商用電源に重
畳されることになる。この結果、ラジオ、テレビ帯等に
この高周波雑音電流が流入し、雑音あるいは画像妨害と
なつていた。このような問題を解決しようとしたものと
しては、商用電源ラインと一次巻線2との電線間に雑音
電波の漏洩を防止するためのフィルタを設けたものが提
案されている。ところが、入力部にフィルタを設けるこ
とは容量、耐圧および形状等の諸問題で特殊性を有する
ために、大幅なコストアップになるなどの欠点を有して
いる。したがつて、本発明の目的は、上記の点に着目し
てなされたものであり、従来のフィルタを不要として安
価で高周波雑音の漏洩を防止できる電源トランスを提供
することにある。このような目的を達成するために、本
発明による電源トランスは、一次巻線と二次巻線との間
に金属板を設けたものである。
以下図面を用いて本発明による電源トランスについて詳
細に説明する。第2図は本発明による電源トランスの一
実施例を示す要部平面図であり、第1図と同記号は同一
要素となるのでその説明は省略する。同図において、一
次巻線2および二次巻線3が巻回されていないコア1の
一部を貫通するようにシールド板4を設けたものである
。このように構成された電源トランスにおいて、一次巻
線2と二次巻線3とを分離し、かつコア1の一部を貫通
するようにシールド板4を設けたことによつて、一次巻
線2と二次巻線3間を電気的クーに遮蔽することができ
、これによつて一次巻線に誘起される高周波雑音電流量
および、浮遊容量による二次巻線3のさらに高い周波数
に対しても大幅に低減させることができる。
さらに、このシールド板4を磁性体によつて構成すると
、磁気的にも遮蔽することができ、一次巻線に伝搬され
る高周波雑音電流量をさらに低減させることができる。
また、シールド板4の面積はコア1の断面の約4倍以上
あればトランス単体として大きな効果が得られるが、特
に金属筐体に固定して電気、電子機器のシールド箱の一
部にすると、より高い周波数の雑音に対してもその効果
が得られる。第3図は本発明による電源トランスの他の
実施例を示す要部断面図である。
同図において、5はE型、I型に形成された珪素鋼板を
交互に積層されて形成されたコアであり、このコア5の
底部には一次巻線6が巻回され、さらに、この上部には
二次巻線7が巻回されている。そして、一次巻線6と二
次巻線7との間にシールド板8がコア5の外周面に密着
するように強制嵌合して挿入され、さらに、このシール
ド板8と一次巻線6との間には飽和ヨーク9が挿入され
ている。このように構成された電源トランスにおいて、
シールド板8をコア5の外周面に密着するように強制嵌
合させ、一次巻線6と二次巻線7との間の隙間を密閉す
るようにシールドしたことによつて一次巻線6に誘起さ
れる高周波雑音電流量を大幅に低減させることができる
とともに、一次巻線6と二次巻線7との間の浮遊容量に
よる二次側のさらに高い周波数に対しても大きな低減効
果が得られる。
この場合、シールド板8を磁性体およびシールド箱の一
部とすると、その効果はさらに増大する。第4図は本発
明による電源トランスのさらに他の実施例を示す要部断
面図である。
同図において電源トランスを構成するコアは10a,1
0bのコの字状に2個に分割して形成し、コア10aの
一辺に一次巻線11が巻回され、コア10b側の一辺に
は二次巻線12が巻回されている。そして、一次巻線1
1が巻回されたコア10aと二次巻線12が巻回された
コア10bとのそれぞれの端面間にシールド板13を挟
込み、取材ネジ14、取付ナツト15によつて固定され
ることにより、次巻線11と二次巻線12とを分離させ
るとともに、両者間にシールド板13を設けたものであ
る。このように構成された電源トランスにおいても前述
と全く同様な効果が得られるとともに、シールド板13
をシールド箱の一部とした場合にそのトランスの取付け
が極めて容易となる。なお、上記実施例においては、シ
ールド板は、静電シールド板あるいは磁気シールド板で
平板状のものを用いた場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、シールド板にスリツ
トあるいはパンチング穴等を設けることにより、交番磁
界によつて生じるうず電流損を低減させるようにした場
合についても刻率を低下させることなく、そのシールド
効果が得られる。この場合、スリツトあるいはパンチン
グ穴の大きさは電波シールドする最高周波数の波長(電
気長)のλ/4以下の大きさにすればその穴から電波が
漏洩されることはない。以上説明したように、本発明に
よる電源トランスは、磁気回路を形成する透磁性体より
なるコアと上記コアの一部にそれぞれ巻回された一次巻
線および二次巻線とを有する電源トランスにおいて、上
記一次巻線と二次巻線との間にシールド板を設けたこと
によつて、二次巻線内に発生した高周波雑音電波を磁気
的、静電的に一次巻線内に伝搬するのを確実に遮蔽する
ことができるとともに、従来用いていた高周波漏洩防止
用のフイルタが不要となつて、コストを大幅に低減させ
ることができるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電源トランスの一例を示す要部斜視図、
第2図は本発明による電源トランスの一実施例を示す要
部断面図、第3図は本発明による電源トランスの他の実
施例を示す要部断面図、第4図は本発明による電源トラ
ジスのさらに他の実施例を示す要部断面図である。 1・・・・・・コア、2・・・・・・一次巻線、3・・
・・・・二次巻線、4・・・・・・シールド板、5・・
・・・・コア、6・・・・・・一次巻線、7・・・・・
・二次巻線、8・・・・・・シールド板、9・・・・・
・飽和ヨーク、10a,10b・・・・・・コア、11
・・・・・・一次巻線、12・・・・・・二次巻線、1
3・・・・・・シールド板、14・・・・・・取付ネジ
、15・・・・・・取付ナツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気閉回路を形成する透磁性体よりなるコアと前記
    コアの一部にそれぞれ巻回された一次巻線および二次巻
    線とを有する電源トランスにおいて、前記一次巻線と二
    次巻線との間に静電的、磁気的シールドを施し、かつ前
    記シールドはシールド箱の一部を構成することを特徴と
    する電源トランス。
JP13405776A 1976-11-10 1976-11-10 電源トランス Expired JPS5941297B2 (ja)

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JP13405776A JPS5941297B2 (ja) 1976-11-10 1976-11-10 電源トランス

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JP13405776A JPS5941297B2 (ja) 1976-11-10 1976-11-10 電源トランス

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Publication Number Publication Date
JPS5359820A JPS5359820A (en) 1978-05-30
JPS5941297B2 true JPS5941297B2 (ja) 1984-10-05

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JPH0252794U (ja) * 1988-10-07 1990-04-16
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JPS6444608U (ja) * 1987-09-11 1989-03-16
JPH0193715U (ja) * 1987-12-11 1989-06-20
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RU168623U1 (ru) * 2016-05-04 2017-02-13 Открытое акционерное общество "Российский институт мощного радиостроения" Кольцевой ферромагнитный сердечник трансформатора

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