JPH065642Y2 - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JPH065642Y2
JPH065642Y2 JP1985101646U JP10164685U JPH065642Y2 JP H065642 Y2 JPH065642 Y2 JP H065642Y2 JP 1985101646 U JP1985101646 U JP 1985101646U JP 10164685 U JP10164685 U JP 10164685U JP H065642 Y2 JPH065642 Y2 JP H065642Y2
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JP
Japan
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magnetic
core
insulating substrate
ferrite core
gap
Prior art date
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Application number
JP1985101646U
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English (en)
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JPS6210678U (ja
Inventor
直樹 若生
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,電気機器,電子機器,または電機機械等に使
用される直流,または交流検出用の電流検出器に関す
る。
〔従来技術〕
一般に多く使用されている交流用の電流検出器は,例え
ば第2図に示すように,環状の磁性体コア101に被検
出電流が流れる導線を1〜数10回巻いて1次側コイル
102とし,2次側に検出用コイル103を巻いて構成
する。そして,1次側コイル102に交流電流を流した
ときに生ずる磁性体コア101内の磁束の変化によっ
て,2次側コイル103に誘起される電圧を電圧検出器
104で検出するようにしたものである。
これに対するに,直流,またはパルス状電流を検出する
ための電流検出器は,第3図の基本的な構成図に示すよ
うに,回周形状を有する磁性体コア201の一部に形成
された直線部分に磁気ギャップ203を設け,そのギャ
ップ内に感磁素子204(例えば,ホール素子,磁気抵
抗素子等)を置く。そして,交流電流検出用の電流検出
器と同様に被検出電流を1〜数10回巻いた1次側コイ
ル202に流すことによって,磁性体コア201に発生
する磁束密度の大きさを磁気ギャップ203内に置かれ
た感磁素子204から電気的出力として検出するように
している。この直流用電流検出器によれば,交流用専用
の電流検出器に比べて直流電流から交流電流まで検出す
ることができ,また出力が周波数に関係しないので,周
波数成分が一定でないパルス電流等を検出するのに好適
である。
第4図は,第3図の従来技術を使用した具体的な例とし
て電流検出器の構造を一側面図により示したものであ
る。この構造によれば,磁性体コア301として,金属
磁性材料を使用した回周形状の巻鉄心,または打抜きの
巻鉄板に磁気ギャップ303の設けられたものが使用さ
れている。磁性体コア301の磁気ギャップ303内に
は感磁素子304が収められている。そして,これ等が
外装ケース305内に収容されたのち、感磁素子304
の周辺を含み,磁性体コア301がケース305の内部
でガタ付かないよう,樹脂により306に見られるよう
にモールドされている。感磁素子304のリード線はケ
ース305に取付けられた端子307に接続され,また
1次コイル302はケース305の外側に巻かれてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら,上記のごとき従来の直流用電流検出器で
は,磁性体コアとして金属磁性材料のリング状巻鉄心や
打抜鉄板が使用されているために,磁性材を巻くための
工程が存在し,手間のかかるうえにコストの上昇を招く
という欠点があった。また,磁性体コアおよび感磁素子
を樹脂モールドするために,モールドの収縮により感磁
素子がストレスを受けたり,所定の位置からずれたとこ
ろに位置決めされたり,さらにモールドによるコスト高
が加算されるという不具合があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、回周形状を有する磁路の一部に磁気ギャップ
が設けられたフェライトコアと、前記磁気ギャップに配
置された感磁素子と、この感磁素子を前記フェライトコ
アに固定する固定手段と、前記フェライトコアの磁気ギ
ャップの外側に配置され前記感磁素子のリード線を貫通
するための孔を有する絶縁基板と、前記フェライトコア
と前記絶縁基板を収容すると共にこの絶縁基板が固定さ
れた非磁性体ケースと、この非磁性体ケースの外側に巻
回された1次コイルとを具備し、前記感磁素子のリード
線を前記絶縁基板の孔を貫通させて前記非磁性体ケース
の外に引き出したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
次に,本考案による電流検出器について実施例を挙げ,
図面を参照して説明する。
第1図は本考案による実施例の構造を部分的に切欠いた
一側面図により示したものである。この図において,1
はリング状フェライトコア,2は一次コイル,3はフェ
ライトコアのギャップ,4は感磁素子,5は絶縁基板,
6はコアケース,6aはキャップを示している。このよ
うな構造によれば,コアケース6のなかに空隙のないよ
うにフェライトコア1が収容され,さらにコアケース6
の延長部分に設けられた保持部6aによって絶縁基板5
が固く保持される。感磁素子4がフェライトコア1のギ
ャップ3内に挿入されたのち,リード線4aは絶縁基板
5に設けられた孔を通して固定される。このようにすれ
ば,フェライトコアのギャップ3のなかに収容されたと
きの感磁素子4の位置付けが容易になる。さらに,振動
等によって生ずる感磁素子4のこまかな位置ずれがない
ように,接着材により感磁素子は部分的にギャップ3の
なかに固定される。感磁素子4の固定が終ると,コアケ
ース6の開口側がキャップ6bにより蓋をされ,コアケ
ース6とキャップ6bの外側から1次コイル2が巻かれ
る。
上記の実施例においては,感磁素子はギャップのなかで
接着剤によりかたく固定されたが,他の方法として,例
えばコアケースのギャップに近い部分に支持具を取付
け,これによって感磁素子を固定することもできる。
上記の実施例によれば,感磁素子の細い入出力リードを
長く引廻すことをせずに,コアケース外へ引出すことが
可能となり,組立ての際や使用中におけるリード線の切
断事故を防ぐことができる。また,磁性体としてのフェ
ライトは一体焼結により形状を決めることができるか
ら,金属磁性材のように高周波損失を少なくするために
巻鉄心や打抜き鉄心を使用する必要がなく,安価に制作
することができるという利点がある。
なお,上記の実施例においては,磁性体コアとしてフェ
ライトを使用したが,従来の金属磁性材料を使っても従
来より安価に製作できることは言うでもない。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように,本考案によれば,磁
性体コアと感磁素子とケースとを関連的に一体化するこ
とによって,従来のごとき樹脂モールドの使用を排除す
ることが可能となり,製品に対する分留りの向上および
価格の低減に対して得られる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例の構造を部分的に切欠いて
示す一側面図,第2図は従来の交流用電流検出器の構成
例を示す図,第3図は従来の直流,またはパルス状電流
を検出する電流検出器の基本的な構成を示す図,第4図
は,第3図の従来技術を使用した電流検出器の具体的な
構造例を部分的に切欠いて示す一側面図である。 図において,1はフェライトコア,2は1次コイル,3
はフェライトコアのギャップ,4は感磁素子,4aはリ
ード線,5は絶縁基板,6はコアケース,6aは保持
部,6bはキャップである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回周形状を有する磁路の一部に磁気ギャッ
    プが設けられたフェライトコアと、前記磁気ギャップに
    配置された感磁素子と、この感磁素子を前記フェライト
    コアに固定する固定手段と、前記フェライトコアの磁気
    ギャップの外側に配置され前記感磁素子のリード線を貫
    通するための孔を有する絶縁基板と、前記フェライトコ
    アと前記絶縁基板を収容すると共にこの絶縁基板が固定
    された非磁性体ケースと、この非磁性体ケースの外側に
    巻回された1次コイルとを具備し、前記感磁素子のリー
    ド線を前記絶縁基板の孔を貫通させて前記非磁性体ケー
    スの外に引き出したことを特徴とする電流検出器。
JP1985101646U 1985-07-05 1985-07-05 電流検出器 Expired - Lifetime JPH065642Y2 (ja)

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JP1985101646U JPH065642Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05 電流検出器

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JP1985101646U JPH065642Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05 電流検出器

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JPS6210678U JPS6210678U (ja) 1987-01-22
JPH065642Y2 true JPH065642Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=30972561

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JP2006300583A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Nec Lighting Ltd 放電灯電流測定装置
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