JPH0355905Y2 - - Google Patents

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JPH0355905Y2
JPH0355905Y2 JP18442685U JP18442685U JPH0355905Y2 JP H0355905 Y2 JPH0355905 Y2 JP H0355905Y2 JP 18442685 U JP18442685 U JP 18442685U JP 18442685 U JP18442685 U JP 18442685U JP H0355905 Y2 JPH0355905 Y2 JP H0355905Y2
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magnetic
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は磁束の時間的変化によつて生ずるうず
電流を少くするためにリング状の磁性体コアの磁
気ギヤツプ内に感磁素子、被検出用巻線の外に導
電性材料を挿入した電流検出器である。
<従来の技術> 従来微小な交流電流を検出する電流検出器(以
下AC−CTと略す)は第4図に示すようにリング
状の磁気コア4に被検出電流を流す1〜数10巻回
の1次側コイル2が巻回される。また1次側コイ
ル2に流れる電流によつて磁気コア4に生ずる磁
束の変化によつて誘起される電圧を検出する2次
側コイル14が巻回されている。したがつて1次
側コイル2に流れる被電出電流は2次側コイル1
4で発生された電圧により電圧検出器10で検出
測定される。
また一方直流電流あるいはパルス状電流を検出
する電流検出器(以下DC−CTと略す)は第5図
に示すように、リング状の磁気コア4の磁気回路
中に磁気ギヤツプ3を設け、この磁気ギヤツプ3
内にホール素子のような感磁素子1を設ける。被
検出電流を流す1〜数10巻回の1次側コイル2が
磁気コア4に巻回される。したがつて1次側コイ
ル2に流れる被検出電流によつて生ずる磁束は磁
気ギヤツプ3内に配設された感磁素子1によつて
変換された電圧が図示しない検出器によつて測定
され、被検出電流値を求めている。
DC−CTはAC−CTに比べ直流電流から交流電
流まで、およびパルス状電流も検出測定できるの
で周波数が一定でない電流を検出するために有効
である。
<考案が解決しようとする問題点> 従来利用されているDC−CTにおいて感磁素子
1として使用されているホール素子を第6図の平
面図、および第7図の縦断側面図に示す。
図面に示すようにホール素子ユニツト12は絶
縁材よりなる被覆部材13で覆われ、四辺より放
射方向に口出し用リード線6′,7′,8′,9′が
被覆部材13を通り外部に引き出されるととも
に、それぞれに外部接続用リード線6,7,8,
9が接続されてホール素子1が形成されている。
いまリード線8,9に制御電流Iを流し、磁束
がホール素子1の面に直角に磁束が通ることによ
つてその値に対応してリード線6,7に出力電圧
Vが発生する。
いま急激に変化する磁場による磁束がホール素
子1を通り、その磁束を検出するとき、磁束は口
出し用リード線6′,7′,8′,9′および外部接
続用リード線6,7,8,9と鎖交し、この磁束
Φの時間的変化dΦ/dtによつて、リード線に誘
起電圧υが誘起される。したがつて本来の磁場に
よつて検出された出力電圧Vの他に誘起電圧υが
重畳した電圧が検出され正確な磁場の測定ができ
ない欠点がある。
また誘起電圧υを減少させるため接続用リード
線6,7,8,9が磁束にさらされる部分を捩
り、ホール素子1とリード線6,7,8,9によ
つて囲まれる空間曲線が磁束と垂直の方向におけ
る面積成分がなくなるようにする場合もある。し
かしこの方法はリード線6,7,8,9をそれぞ
れ捩る手間がかかり、リード線の配置によつて効
果に不均一を生ずる欠点がある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は従来のかかる欠点を除き、第1図に示
す如くリング状の磁気コア4を囲んで被検出電流
を流すコイル2を巻回した磁気コア4の一部に設
けられた磁気ギヤツプ3内にコイル2により発生
する磁束を検出する感磁素子1が挿入された電流
検出器において、磁気ギヤツプ3内に少くとも1
個の導電性材よりなる不要磁束吸収用の導電板を
挿入した電流検出器である。
<作用> 導電板は感磁素子1のリード線と鎖交して誘起
される磁束が時間的に変化する誘起電圧υを減少
させる。
<実施例> 本考案のDC−CTの実施例を第1図の磁気ギヤ
ツプ3の部分を示す構成説明図により述べる。
本考案のDC−CTは図面に示すように、リング
状の磁気コア4の一部に設けられた磁気ギヤツプ
3内にホール素子などの感磁素子1を挿入し、且
つ磁気ギヤツプ3の断面と同じ大きさで厚さ約
0.3mmを4枚、すなわち厚さ約1.2mmの銅箔などの
導電板5を挿入する。感磁素子1からのリード線
6,7を電圧検出器10に接続し、リード線8,
9を制御電流を流すための駆動電源11に接続す
る。
いま電圧検出器10の入力インピーダンスが大
きい場合、感磁素子1とそれぞれのリード線6,
7、または8,9は1巻回とに相当する回路とな
り、この回路に磁束が鎖交する。もし磁気コア4
を流れる磁束Φが急に変化したあとき、磁束Φへ
時間的変化dΦ/dtに対応した電圧がこの回路に
誘起され、電圧検出器10に感磁素子1からの出
力電圧Vと誘起電圧υとが入力される。したがつ
て磁気ギヤツプ3内に導電板5を挿入するときそ
の鎖交磁束によつて導電板5にうず電流を生じ、
そのまま損失となり導電板5を透過する磁束量は
減少する。したがつて磁束Φの時間的変化dΦ/
dtが大きいほどうず電流も大きくなり、感磁素子
1による誘起電圧υは吸収される。
いまDC−CTにおける1次側コイル2の入力電
流波形と感磁素子1の出力電圧波形とを、第2図
における本考案による波形と第3図における従来
の例による波形を比較する。図面において横軸は
時間軸μsであり出力はそれぞれ出力電圧mVをあ
らわし、曲線は1次側コイル2への入力電流波
形であり、曲線は感磁素子1の出力電圧波形を
あらわす。
図から明かなように第3図における従来の例に
おいては電流曲線においては電流が遮断される
立下り部A、また曲線の電流の接断にともなう
出力電圧は電流が接続時の立上り部Bおよび遮断
時の立下り部Cの点で、それぞれ波形のオーバー
シユートが見られる。これに反し本考案の実施例
の第2図においては立上り、立下りの場合にもオ
ーバーシユートは見られず導電板5による吸収の
効果は明らかである。なお導電板5は磁気ギヤツ
プ5に平行であれば感磁素子1の上下いずれにあ
つても効果は同じである。
<考案の効果> 以上に述べたように本考案によれば、磁気ギヤ
ツプ3内に銅箔などの導電板5を挿入することに
より磁束Φの時間的変化dΦ/dtに対応する不要
の誘起電圧が除去され、効率、周波数応答性のよ
いDC−CTが簡単な構造で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電圧検出器の実施例における
磁気ギヤツプの部分を示す構成説明正面図、第2
図は本考案による1次側コイル電流入力と感磁素
子出力との時間横軸と出力縦軸との関係を示す波
形図、第3図は従来の例について第2図の関係を
比較した波形図、第4図は従来の交流電流を検出
する電圧検出器の構成説明図、第5図は従来の直
流電流を検出する電流検出器の構成説明図、第6
図は従来も使用されている感磁素子としてのホー
ル素子の平面図、第7図は第6図のA−A断面に
おける縦断側面図である。 なお、1……感磁素子、2……コイル、3……
磁気ギヤツプ、4……磁気コア、5……導電板、
6′,7′,8′,9′……ホール素子口出し用リー
ド線、6,7,8,9……外部接続用リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検出電流を流すコイルが巻回されたリング状
    の磁気コアの磁気回路中に設けられた磁気ギヤツ
    プ内に前記被検出電流によつて生ずる磁束の変化
    によつて誘起される電圧を検出する感磁素子が挿
    入された電流検出器において、前記磁気ギヤツプ
    内に導電性材よりなる不要磁束吸収用の導電板を
    挿入してなる電流検出器。
JP18442685U 1985-12-02 1985-12-02 Expired JPH0355905Y2 (ja)

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JP18442685U JPH0355905Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

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JP18442685U JPH0355905Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

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Publication Number Publication Date
JPS6292477U JPS6292477U (ja) 1987-06-12
JPH0355905Y2 true JPH0355905Y2 (ja) 1991-12-13

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ID=31132086

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JP18442685U Expired JPH0355905Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5626967B2 (ja) * 2010-06-03 2014-11-19 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー フォーカス制御回路

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Publication number Publication date
JPS6292477U (ja) 1987-06-12

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