JPS6231351Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231351Y2 JPS6231351Y2 JP15006783U JP15006783U JPS6231351Y2 JP S6231351 Y2 JPS6231351 Y2 JP S6231351Y2 JP 15006783 U JP15006783 U JP 15006783U JP 15006783 U JP15006783 U JP 15006783U JP S6231351 Y2 JPS6231351 Y2 JP S6231351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- operating
- master cylinder
- operating lever
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は自動動二輪車等においてブレーキ、ク
ラツチ類を液圧により操作するマスタシリンダの
操作レバーに関するものである。
ラツチ類を液圧により操作するマスタシリンダの
操作レバーに関するものである。
［従来技術］
自動二輪車等のマスタシリンダの操作レバー、
例えばブレーキレバーにおいて、ブレーキレバー
とハンドルグリツプとの距離すなわち握り代はブ
レーキ操作感覚に重要な影響を与えるもので、ブ
レーキが効きはじめるまでの距離すなわち遊びを
一定に保持したままで、ライダーの手の大きさ、
操作感覚の好み等に応じて握り代を調節すること
のできる操作レバーが望まれていたが、従来一般
に用いられている一体的に形成された操作レバー
によつて前記要望に応えることは困難であつた。
例えばブレーキレバーにおいて、ブレーキレバー
とハンドルグリツプとの距離すなわち握り代はブ
レーキ操作感覚に重要な影響を与えるもので、ブ
レーキが効きはじめるまでの距離すなわち遊びを
一定に保持したままで、ライダーの手の大きさ、
操作感覚の好み等に応じて握り代を調節すること
のできる操作レバーが望まれていたが、従来一般
に用いられている一体的に形成された操作レバー
によつて前記要望に応えることは困難であつた。
［考案の目的］
本考案は上述の実情を背景としてなされたもの
で、その目的とするところは簡単な構造で一定の
遊びを保持したまま所望の握り代に調節し得るマ
スタシリンダの操作レバーを提供することにあ
る。
で、その目的とするところは簡単な構造で一定の
遊びを保持したまま所望の握り代に調節し得るマ
スタシリンダの操作レバーを提供することにあ
る。
［考案の構成］
本考案は上記目的を達成するためなされたもの
で、マスタシリンダの入力端に当接する作用部、
マスタシリンダ本体に当接するストツパ部及びマ
スタシリンダのレバー支持腕への枢着部が形成さ
れた作用部材の操作レバー本体側に、ギヤ軸が握
り代調整方向にウオームギヤを配設し、かつ操作
レバー本体の基部をスライド可能に挾持する溝部
を該ギヤ軸に平行に形成し、一方操作レバー本体
の基部先端面にラツクを形成し、基部を前記溝部
に嵌挿するとともに基部先端面のラツクを前記作
用部材のウオームギヤに噛合せしめたマスタシリ
ンダの操作レバーである。
で、マスタシリンダの入力端に当接する作用部、
マスタシリンダ本体に当接するストツパ部及びマ
スタシリンダのレバー支持腕への枢着部が形成さ
れた作用部材の操作レバー本体側に、ギヤ軸が握
り代調整方向にウオームギヤを配設し、かつ操作
レバー本体の基部をスライド可能に挾持する溝部
を該ギヤ軸に平行に形成し、一方操作レバー本体
の基部先端面にラツクを形成し、基部を前記溝部
に嵌挿するとともに基部先端面のラツクを前記作
用部材のウオームギヤに噛合せしめたマスタシリ
ンダの操作レバーである。
［実施例］
以下本考案を図面に示す一実施例に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
本実施例は本考案を自動二輪車のブレーキレバ
ーに用いたものであり、ブレーキレバー１は、作
用部材２と操作レバー本体３とから成り、作用部
材２にはハンドルバー４に固着したマスタシリン
ダ５に一体的に形成したレバー支持腕６に回動自
在に枢着するための軸孔７が車体上下方向に穿設
された枢着部８が形成され、該枢着部８の車幅方
向左側にはマスタシリダ５の進行方向前面に当接
して該前面に設けられたストツプランプスイツチ
９を押圧するとともにブレーキレバー１の反操作
方向のストツパの役割を果すストツパ部１０が突
出形成され、また前記枢着部８のライダー側には
マスタシリンダ５の入力端１１に常時当接する作
用部１２が形成されている。更に該作用部１２及
び軸孔７の右側に形成された車体前後方向に伸び
断面略Ｕ字形の溝１３にはウオームギヤ１４が、
ギヤ軸が握り代調整方向に軸ネジ１５により回動
自在に配設され、また該溝１３の右側には後述す
る操作レバー本体３の基部３ａをスライド可能に
挾持する溝部１６がウオームギヤ１４のギヤ軸と
平行に形成されている。この溝部１６は、第２図
に示す如く作用部材２の右端に開口する横方向に
二又状となる平行溝１６ａと該溝１６ａに連設す
る拡張溝１６ｂとからなる蟻溝状を呈し、拡張溝
１６ｂは前記Ｕ字形溝１３に連通開口している。
ーに用いたものであり、ブレーキレバー１は、作
用部材２と操作レバー本体３とから成り、作用部
材２にはハンドルバー４に固着したマスタシリン
ダ５に一体的に形成したレバー支持腕６に回動自
在に枢着するための軸孔７が車体上下方向に穿設
された枢着部８が形成され、該枢着部８の車幅方
向左側にはマスタシリダ５の進行方向前面に当接
して該前面に設けられたストツプランプスイツチ
９を押圧するとともにブレーキレバー１の反操作
方向のストツパの役割を果すストツパ部１０が突
出形成され、また前記枢着部８のライダー側には
マスタシリンダ５の入力端１１に常時当接する作
用部１２が形成されている。更に該作用部１２及
び軸孔７の右側に形成された車体前後方向に伸び
断面略Ｕ字形の溝１３にはウオームギヤ１４が、
ギヤ軸が握り代調整方向に軸ネジ１５により回動
自在に配設され、また該溝１３の右側には後述す
る操作レバー本体３の基部３ａをスライド可能に
挾持する溝部１６がウオームギヤ１４のギヤ軸と
平行に形成されている。この溝部１６は、第２図
に示す如く作用部材２の右端に開口する横方向に
二又状となる平行溝１６ａと該溝１６ａに連設す
る拡張溝１６ｂとからなる蟻溝状を呈し、拡張溝
１６ｂは前記Ｕ字形溝１３に連通開口している。
一方操作レバー本体３は基部３ａと握り部３ｂ
とから成り、基部３ａは第２図に示す如く作用部
材２の溝部１６に嵌挿されるもので、溝部１６の
平行溝１６ａに嵌挿される平板部３ｃと該平板部
３ｃに連設されて前記拡張溝１６ｂに嵌挿される
拡大部３ｄからなる蟻ほぞ状を呈し、該拡大部３
ｄにウオームギヤ１４と噛合されるラツク１７が
形成され、前記基部３ａを前記作用部材２の溝部
１６に嵌挿して、操作レバー本体３を握り代調整
方向にスライド可能に挾持するとともにラツク１
７をウオームギヤ１４に噛合せしめる。また作用
部材２の溝部１６の前端にはサークリツプ１８が
嵌着され、後端には突部１９が形成され、両者は
溝部１６に嵌挿された基部３ａの移動量を規制
し、かつ操作レバー本体３が作用部材２から脱落
することを防止している。さらに作用部材２のウ
オームギヤ１４が配設される溝１３の底面には第
２図に示す如く長手方向に小溝１３ａが形成さ
れ、該小溝１３ａには弾性材より成る係止部材２
０が先端を突出させて圧入装着されており、この
係止部材２０は、ウオームギヤ１４を回動せしめ
ると、該ウオームギヤ１４の周面に刻設された調
節溝１４ａに順次係合してその回動に節度感を与
えるとともに、調節後は所定の位置に保持する役
割を果す。またブレーキレバー１には防水のた
め、作用部材２のウオームギヤ装着部近傍及び操
作レバー本体３の基部３ａの近傍を被うブーツ２
１が被装されている。尚４ａはハンドルグリツプ
である。
とから成り、基部３ａは第２図に示す如く作用部
材２の溝部１６に嵌挿されるもので、溝部１６の
平行溝１６ａに嵌挿される平板部３ｃと該平板部
３ｃに連設されて前記拡張溝１６ｂに嵌挿される
拡大部３ｄからなる蟻ほぞ状を呈し、該拡大部３
ｄにウオームギヤ１４と噛合されるラツク１７が
形成され、前記基部３ａを前記作用部材２の溝部
１６に嵌挿して、操作レバー本体３を握り代調整
方向にスライド可能に挾持するとともにラツク１
７をウオームギヤ１４に噛合せしめる。また作用
部材２の溝部１６の前端にはサークリツプ１８が
嵌着され、後端には突部１９が形成され、両者は
溝部１６に嵌挿された基部３ａの移動量を規制
し、かつ操作レバー本体３が作用部材２から脱落
することを防止している。さらに作用部材２のウ
オームギヤ１４が配設される溝１３の底面には第
２図に示す如く長手方向に小溝１３ａが形成さ
れ、該小溝１３ａには弾性材より成る係止部材２
０が先端を突出させて圧入装着されており、この
係止部材２０は、ウオームギヤ１４を回動せしめ
ると、該ウオームギヤ１４の周面に刻設された調
節溝１４ａに順次係合してその回動に節度感を与
えるとともに、調節後は所定の位置に保持する役
割を果す。またブレーキレバー１には防水のた
め、作用部材２のウオームギヤ装着部近傍及び操
作レバー本体３の基部３ａの近傍を被うブーツ２
１が被装されている。尚４ａはハンドルグリツプ
である。
そして上述のごときブレーキレバー１を取り付
けるには、従来のブレーキレバーと同様にマスタ
シリンダ５のレバー支持腕６に支持ピン２１を用
いて枢着すれば良く、次いでブレーキレバー１の
握り代をライダー所望のものに調節するには、ブ
ーツ２１の上部平面２１ａからウオームギヤ１４
を右側あるいは左側に回動させ、ウオームギヤ１
４と操作レバー本体３のラツク１７との噛合によ
り、該操作レバー本体３を車体前後方向に平行移
動せしめて行なう。
けるには、従来のブレーキレバーと同様にマスタ
シリンダ５のレバー支持腕６に支持ピン２１を用
いて枢着すれば良く、次いでブレーキレバー１の
握り代をライダー所望のものに調節するには、ブ
ーツ２１の上部平面２１ａからウオームギヤ１４
を右側あるいは左側に回動させ、ウオームギヤ１
４と操作レバー本体３のラツク１７との噛合によ
り、該操作レバー本体３を車体前後方向に平行移
動せしめて行なう。
［考案の効果］
本考案は上述の如く、従来一体に形成されてい
た操作レバーを、作用部材と操作レバー本体とに
より構成し操作レバー本体のみを移動可能な構成
としたため、遊びを一定に保持しつつ握り代を調
節することが可能となり、しかもその調節はウオ
ームギヤを回動せしめるのみで良いため、そのた
めの工具も不要であり、極めて作業性の良いもの
となつた。
た操作レバーを、作用部材と操作レバー本体とに
より構成し操作レバー本体のみを移動可能な構成
としたため、遊びを一定に保持しつつ握り代を調
節することが可能となり、しかもその調節はウオ
ームギヤを回動せしめるのみで良いため、そのた
めの工具も不要であり、極めて作業性の良いもの
となつた。
第１図及び第２図は本考案の一実施例を示すも
ので、第１図は一部切欠平面図、第２図は第１図
の−断面図である。 １はブレーキレバー、２は作用部材、３は操作
レバー本体、７は軸孔、１４はウオームギヤ、１
７はラツクである。
ので、第１図は一部切欠平面図、第２図は第１図
の−断面図である。 １はブレーキレバー、２は作用部材、３は操作
レバー本体、７は軸孔、１４はウオームギヤ、１
７はラツクである。
Claims (1)
- マスタシリンダの入力端に当接する作用部、マ
スタシリンダ本体に当接するストツパ部及びマス
タシリンダのレバー支持腕への枢着部が形成され
た作用部材の操作レバー本体側に、ギヤ軸が握り
代調整方向にウオームギヤを配設し、かつ操作レ
バー本体の基部をスライド可能に挾持する溝部を
該ギヤ軸に平行に形成し、一方操作レバー本体の
基部先端面にラツクを形成し、基部を前記溝部に
嵌挿するとともに基部先端面のラツクを前記作用
部材のウオームギヤに噛合せしめたマスタシリン
ダの操作レバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15006783U JPS6057497U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | マスタシリンダの操作レバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15006783U JPS6057497U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | マスタシリンダの操作レバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6057497U JPS6057497U (ja) | 1985-04-22 |
| JPS6231351Y2 true JPS6231351Y2 (ja) | 1987-08-11 |
Family
ID=30332938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15006783U Granted JPS6057497U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | マスタシリンダの操作レバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6057497U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001130472A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Nissin Kogyo Co Ltd | バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置 |
| JP2001260975A (ja) * | 2000-03-15 | 2001-09-26 | Nissin Kogyo Co Ltd | バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置 |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP15006783U patent/JPS6057497U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6057497U (ja) | 1985-04-22 |
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