JPS6229970A - 植物培養細胞 - Google Patents

植物培養細胞

Info

Publication number
JPS6229970A
JPS6229970A JP61042738A JP4273886A JPS6229970A JP S6229970 A JPS6229970 A JP S6229970A JP 61042738 A JP61042738 A JP 61042738A JP 4273886 A JP4273886 A JP 4273886A JP S6229970 A JPS6229970 A JP S6229970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultured
tissue
item
plant
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61042738A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2545359B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Yamamoto
山本 好和
Ryuzo Mizuguchi
隆三 水口
Toshiko Shibata
柴田 俊子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to KR1019860002580A priority Critical patent/KR930009510B1/ko
Priority to DE3689383T priority patent/DE3689383T2/de
Priority to EP91105639A priority patent/EP0442537B1/en
Priority to DE3650451T priority patent/DE3650451T2/de
Priority to EP91105640A priority patent/EP0443635B1/en
Priority to DE3650445T priority patent/DE3650445T2/de
Priority to EP86104662A priority patent/EP0197525B1/en
Publication of JPS6229970A publication Critical patent/JPS6229970A/ja
Priority to US07/283,934 priority patent/US4970151A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2545359B2 publication Critical patent/JP2545359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 らの培養方法に関する。
町股座核術 チトメグザは古来から血止草と呼ばれ、この葉を傷口に
はれば血が11−よるということで民間で用いられてい
る(牧野5「新1」本植物図鑑」433頁(北隆館発行
))。ヂドメクザは、多年生のi!;+木であり、人家
や庭園、野原に自生しているが、費通高さl0cm以下
の小草本で、血液凝固成分を大量に採取できるほどの量
の確保は難しい。先に本発明者の一人(J、このチドメ
グサの血液凝固成分の1種が下記構造式を有する克−セ
ザミンであることを確認したが、これから明らかなよう
に!−セザミンは構造が複雑であると共に光学活性体で
あるので、化学合成的手段によっても大量生産(」困難
である 。
ΣI社外(17!旨よ一すジニーかよ−−る」M便意一
本発明者らはざらにチドメグサ属また(Jツホクザ属に
属する植物が向神経性痙慴剤としての作用を有すること
を見出し、ざらにこれらの血液凝固作用および向神経性
痙幸を鎮静する作用は、ヂドメク゛ザ属、ツポクザ属に
属する植物の培養組織および培養細胞にも存在すること
を究明1.た。
植物組織培養(J、年jli位あるい(J月Qe、位で
生育オろ天然植物に比べ、(」るかに速い速度でらって
生育することから、短時間に目的とする成分を生産する
ことが可能であり、また天然栽培と(」異なり天候等の
影響を受(りす、採取にも多くの人手を煩わすことなく
、しかも工業的規模で計画的生産が可能であるという利
点を有する。
従来、チドメグサ属またはツポクザ属の植物組織から得
られる植物培養細胞または植物培養組織、これらの培養
方法およびこのような植物培養細胞または植物培養組織
に一1―記のごどき有用性のあることについては全く知
られていない。
罰斌怠奇yり友す−ろ太衿−の−f段 4一 本発明はヂトメグザ属またはツポクザ属に属する植物の
組織または細胞から誘導される植物培養細胞、並びにチ
ドメグサ属また(Jツボクサ属に属する植物の組織また
は細胞を培地で培養することを特徴とする培養植物細胞
の培養方法を提供する。
本発明の植物培養細胞(Jチドメグサ属圭た(Jツボク
サ属に属する植物を原l]と1−で得ることができる。
これら植物の具体例と1.ではチドメグサ(Hydro
cotyle 5ibthorpioides)、ノチ
ドメ(I−Lmaritima)、ミャマチドメグサ(
T1.japonica)、オオヂドメ(H,rami
flora) 、オオバチドメグサ(T−1nepal
ensis)、ツボクサ(Centella asia
Lica)などが挙げられる。
本発明による培養細胞の原料はチトメグザ属またはツボ
クサ属に属する植物の全組織であり、分裂組織および節
組織のいずれであってもよいが、一般的には後者から誘
導される培養細胞また(J培養組織の増殖速度の方が速
い。
「分裂組織」とは植物体中の組織の中で細胞分裂をして
生長に関与する組織を意味し、好ましくは頂芽または側
芽である。
1面組織」と(1葉が01着しているもしll:(”1
着していたところの茎であり、節間組織と対比される組
織を音吐する。
植物培養細胞とは、植物の組織または細胞から誘導され
、人工的な容器内で培養された植物細胞を意味する。植
物培養細胞には、組織培養カルス、分化組織、培養器官
などが含まれろ。組織培養カルス(カルスと略す)は、
植物ホルモンを含む固体培地」−で、または液体培地中
で増殖する無定形の未分化細胞のみから成る植物細胞塊
をいう。分化組織(」、分化した組織、例えば根、芽や
あろい(:ll茎葉などと未分化細胞からなる植物細胞
塊をいう。
例えば、不定芽(芽組織と未分化細胞から成る)、不定
根(根組織と未分化細胞から成る)、茎葉培養組織(茎
葉組織と未分化細胞から成る)を挙げることができる。
培養器官(J、分化した組織のろから成る植物細胞塊で
あり、例えば培養根、培養茎葉などを挙げることができ
る。
以下、ノヂドメを例にとり、その培養細胞を得る方法を
具体的に説明するが、上に例示した他のチドメグサ属ま
たはツボクサ属の植物についても同様に実施することが
出来る。
先ず、ノヂドメの葉柄または頂芽を含む茎を脱イオン水
で充分洗浄した後、70%エタノールに5〜10分間、
次いで10%さらし粉溶液に5〜10分間浸漬して表面
にイ」いている雑菌を殺菌した後、無菌蒸留水で残存殺
菌剤を洗浄除去する。
次に、殺菌した葉柄を適当な大きさに滅菌メスで切断し
て小片とし、または茎から滅菌メスと滅菌ピンセットを
用いて頂芽部分を切り出し、好ま1、<はオーキシン作
用物質を含む無機合成培地1−に置床し、培養する。
培養に用いる植物組織または細胞は葉柄や頂芽だはでな
く、側芽、葉、茎、あるい(J根などの分裂組織および
面組織のいずれでもよく、またこれら組織を処理して得
られた細胞、例えばプロトプラストでもかまイっない。
さらに培養組織また(J培養細胞自体を原ネ1として用
いてもよい。
植物組織の培養のための培地としては、各種数−7= 知の無機合成寒天培地を基本とし、これにWi量有機物
、炭素源、各種天然抽出物などを添加したものにオーキ
シン作用物質および/また(jザイトカイニン作用物質
を添加したものが用いられろ。
−1−記無機合成寒天培地の代表例としては、ホワイト
培地、ヒルデブランド培地、リンスマイヤー−スクーグ
培地、ムラシゲ−スクーグ培地等が挙げられる。その池
、これらの培地の組成を適宜に改良したものも使用する
ことができる。
」二記微m有機物としてはヂアミン塩酸塩、ピリドギシ
ン塩酸塩、ニコチン酸等のビタミン、グリシン、アスパ
ラギン等のアミノ酸、イノソット、ソルビット等の6価
アルコールなどを挙げることができるが、」1記微量有
機物を培地に添加しなくても良好な生育を示す場合もあ
る。
」二記炭素卸としては、炭水化物(ショ糖、ブドウ糖、
麦芽糖など)、有機酸(酢酸など)、アルコール類(メ
タノール、グリセロールなど)などが使用可能であるが
、ショ糖、ブドウ糖などの糖類を用いる方が生育も早く
望まし可使用濃度は、1〜10%w/v、好ましくは3
〜5%w/vである。
」−記オーキシン作用物質として(J、2.4−ジクロ
ルフェノキシ酢酸(2,/I−D)、β−インドール酢
酸(JAA)、α−ナフタレン酢酸CNAΔ)等を10
−’MM以下好ましくはI O−’ M以下、就中10
−7〜I O−5Mの濃度で単独また(J組合せて用い
る。ザイトカイニン作用物質としてはカイネチン、ベン
ジルアデニン等があり、に記聞様10−’M以下、好ま
しくはI O−’ M以下、就中10−7〜10−5の
濃度でjlt独または相ゐ合イつせて用いる。
−1−記各種天然抽出物として(J、カゼイン加水分解
物(0’、O]〜2%w/v)、ココナツツミルク(5
〜20%w/v)、酵母エキス(0,01〜2%w/v
)、麦芽エキス(0,01〜2%w/v)等を単独また
は適当に組合せて用いることが生育を促進するのに好ま
しい。培養は好ましくは光照射下、特に照度1000ル
ツクス以」二で1日16時間以上の光照射下でおこなう
培養に用いる植物組織の種類やオーギシン作用物質とザ
イトカイニン物質との組み合わせ等により、得られる培
養細胞(J組織培養カルスであったり、分化組織であっ
たりオろ。通常、カルスが得られる条件が最も広いが、
組織として分裂組織、特に頂芽や側芽などを用いた場合
や、オーキシン作用物質としてイン)・−氷酢酸やナフ
タレン酢酸を用いた場合、光照射は、CIに5000ル
ックス以上116時間以」−で光照射しノこ場合などで
は分化組織、特に茎葉培養組織が得られる。
組織培養カルスからの不定芽の分化誘導は、前述のオー
キシン作用物質と、ザイトカイニン作用物質の配合量や
光照射条件に依存し、特に0〜10−6Mのオーキシン
作用物質(例えば2.4−D)とO〜10−’Mのザイ
トカイニン作用物質(例えばカイネチン)との組み合わ
l−を使用し、5000ルックス以上の光照射を16時
間以」二にイつたって行うのが好ましい。
組織培養カルスから不定根の分化誘導は、前述のオーキ
シン作用物質とザイ)・カイニン作用物質のi配合量に
依存し、特に、0〜10−6Mのオーキシン作用物質、
好ましくはインドール酪酸やナフタレン酢酸と0〜10
−6Mのザイトカイニン作用物質との組み合わせを使用
して行うのか好ま)7い。
培養根の誘導は、通常前述の不定根を用いて、その成長
点を含む先端部を無菌的にメス剪で切り取り、寒天培地
に置床、あるいは液体培地に投入して培養することによ
り行う。不定根ばかりでなく、無菌的に種子から発根さ
且た根、あろい(J植物体にアグロバクテリウム・リゾ
ゲネースを接種し、人為的に発根させた根を用いること
もできる3゜培地は前述のオーキシン作用物質とザイト
カイニン作用物質を適宜配合して用いるが、特に0〜1
0−6Mのオーキシン作用物質、好ま1.<はインドー
ル酢酸やナフタレン酢酸と0〜10−6Mのザイトカイ
ニン作用物質との絹み合わせが望ましい。培養は20〜
30℃の暗所で、また液体培地を用いる場合は50〜I
 50 rpmの振盪機上で行うが、必ずしもこの範囲
にとられれない。
培養茎葉の誘導は、通常前述の茎葉培養組織を一11= 無 用いてその茎葉を含む先端部)f %m的にメス等で切
り取り、寒天培地に置床、あるいは液体培地に投入して
培養することにより行う。培地は前述のオーキシン作用
物質とザイトカイニン作用物質を適宜配合して用いるが
、特に0〜10−6Mのオーキシン作用物質と0〜10
−”Mのザイトカイニン作用物質との組み合わせが望ま
しい。培養は20〜30°Cの暗所で、また液体培地を
用いる場合、50〜+ 50 rpmの振盪機」二で行
う。光照射は5000ルツクス以」二、16時間以上に
わたって行なうのが好ましい。
なお、より工業的規模で培養細胞を得るには、−I−記
培養細胞を一般微生物の培養と同じ操作で静置培養法ま
たはif体培養法を採用して培養増殖させればよい。液
体培養法については、振とう式培養機」二で培養する振
とう培養法、あるいはガラス、金属等の密閉した槽に無
菌空気を通気して培養する方法などを目的に応じて適宜
選択する。
次に、以上のようにして培養増殖した培養細胞または組
織から血液凝固成分および該成分の1種である!−セザ
ミンを分離採取する方法について説明する。この方法は
例示的なものであって限定的に解すべきでない。
先ず、該培養細胞または組織を60℃で24時間あるい
は110℃で3時間乾燥させ、水分を除去する。次いで
、秤量後、ソックスレー抽出法、温浸法または冷浸法で
アセトン抽出を行う。この場合、アセトン以外の有機溶
媒(例えばメタノール、エタノール)も使用できる。得
られるアセトン抽出液からアセトンを留去させることに
よって血液凝固成分が濃縮された粗製物を得る。
得られた凝縮物中には!−セザミンが含有されることも
あり、あるいは殆んど含有されないこともある。その理
由は明らかでないが、原1:゛1となる個体差によると
ころが多いと思われる。いずれの場合も血液凝固作用を
有している。!−セザミンを工業的に確実に得るために
は!−セザミン生産能のあることの明らかな培養組織ま
たは培養細胞を原料とすればよい。
更に血液凝固成分の1種である!〜セザミンを(Qjろ
に(」該アセトン抽出物を先ず水と酢酸エチルに分配す
る。この場合、酢酸エチル以外の有機溶媒(例えばクロ
ロホルム、二塩化メヂレン、n−ヘキサジ、エチルエー
テル、ベンゼン、酢酸メチル、 n−ペンタン、シクロ
ヘキザン、石/lIJエーテル)も使用できろ。次いで
、酢酸エチル層と水層とに分i!IIU L、得られる
酢酸エチル層から酢酸エチルを留去し、酢酸エチル抽出
性を得る。この酢酸エチル抽出性をカラムクロマトグラ
フィーを用いて分離ずれば、[1的とオろ免−セザミン
の粗製物を得ることができる。この場合、カラムクロマ
)・グラフィー以外の精製法、例えば薄層クロマトグラ
フィー等を用いても目的とする!−セサミンを得ろこと
ができる。
このようにして得られる兇−セザミンは、122℃而後
の面点を有し、各種溶媒系、例えばクロ「1ホルム/酢
酸エチル−9/1やn−ヘギザン/酢酸エヂルー7/3
等により、シリカゲルG薄層りロマトグラフィーを行う
と、ノヂドメ原植物よりえた標品!−セザミンのスポッ
トと完全に一致する。また、赤外吸収スペクトルおよび
核磁気共鳴スペクI・ルも標品のスペクトルと一致する
。この結果、!−セザミンであると同定できる。
更−亀−準1− 火胤鯉t ノヂドメの頂芽を含む長さ3cmの茎を充分に水洗し、
次いで、70%エタノールに5分間浸漬し、次に10%
さらし粉溶液に10分間浸漬して殺菌処理した後、無菌
蒸留水中に数回浸漬して洗浄し、充分に残存殺菌剤を除
去した。この茎を滅菌メスと滅菌ピンセットを用いて実
体顕微鏡下で長ざ0゜5〜1mm程度の頂芽を含む小片
とした。このようにして得られたノチドメの無菌小片を
下記組成を有する合成寒天培地に無菌的に置床した。培
地としては、ムラシゲ−スクーグの無機塩培地に、シヨ
糖3%vt/v、a−ナフタレン酢酸10−0M、ヂア
ミン塩酸塩0 、1 ppm 、ピリドキシン塩酸塩0
゜5ppm、=クチジ酸0.5ppm、グリンン2p’
r)m%イノシトール1100ppを加えてptr 6
 、0に調整し、寒天08%w/vを加え、常法通り殺
菌した培地を用いた。
このような培地に置床したノチドメの小片を培養温度2
5°C15000ルツクスの連続光照射下で培養した。
3週間日頃に小片から茎葉培養組織が生じた。1ケ月後
大きく生長した茎葉培養組織を分割し、誘導の際と同一
の組成を有する培地に無菌的に移植し、培養温度25℃
で培養を続けた。
同様の操作を2週間毎に繰返I7、安定した茎葉培養組
織を得た。
斐煮彰」一 実施例Iにおいて増殖したノチドメの茎葉培養組織を固
形培地から分離し、60℃で24時間乾燥させ、乾燥物
logを得た。乳鉢で磨砕後、ソックスレー抽出器でア
セトンにより8時間の抽出を3回繰返した。得られるア
セトン抽出液を50m!程度に濃縮し、分液ロー トに
移し、同容の水と100Jの酢酸エチルを加え、振とう
後、酢酸エチル層を分離した。数回抽出操作を繰返し、
集ぬられた酢酸エチル抽出液を濃縮して酢酸エチルを留
去し、酢酸エチル抽出性を得た。次いで、ンー16〜 リカゲルカラムクロマトグラフィーに上り分取l2、児
−セザミン15+ngを得た。
この結晶の赤外吸収スペクトルおよび核磁気」(鳴スペ
クトルは、標品!−セザミンのスペクトルと一致、また
クロロホルム/酢酸エチル−9/1あるいはn−ヘキサ
ジ/酢酸エチル−7/3の展開溶媒によるシリカゲルG
薄層りロマトグラフィーのスポットおよび発色が標品!
−セザミンと−・致することがら、この結晶をL−セザ
ミンと同定し)こ。
実施例2 ノヂドメに代えてチドメグサを用いる以外は実施例Iと
同様に操作して、チドメグサの茎葉培養組織を得、これ
から!−セザミンが採取できた。
′実施例3 ノヂドメに代えてオオバチドメグサを用いる以外は実施
例1と同様に操作して、オオバチドメグサの茎葉培養組
織を得た。この組織から!−セザミンが採取できた。
実施例4 ノチドメに代えてミャマチドメグサを用いろ以外は実施
例Iと同様に操作して、ミャマチドメグサの茎葉培養組
織を得た。これから!−セザミンが採取された。
夫廊烈手− ノチドメに代えてオオヂトメを用いろ以外は実施例1と
同様に操作して、オオチトメの茎葉■γつ養組織を得た
。これから!−セザミンが採取できた。
啜rin−(!al C2〜 ノヂドメに代えてツボクサを用いる以外は実施例1と同
様に操作して、ツボクサの茎葉培養組織を得、これから
兇−セザミンが採取できた。
犬輿例−L ノヂトメの節組織を含む茎切片を充分に水洗し、次いで
70%エタノールに5分間浸漬し、次に10%さらし粉
溶液に10分間浸漬して殺菌処理した後、無菌蒸留水中
に数回浸漬1.て洗浄し、充分に残存殺菌剤を除去I刃
こ。この茎切片を滅菌メスを用いて長さ0.5〜1mm
程度の節組織を含む小片とした。このようにして得られ
たノチドメの無菌小片を下記組成を何する合成寒天培地
に)1[〔閉面に置床した。培地として(J、ムランゲ
ースクーグの無機塩培地に、ンヨ糖3%w/v、カイネ
チン10−5M、2.4−ジクロルフエノギシ酢酸In
−’M、チアミン塩酸塩0 、 I ppm 、ピリド
ギンン塩酸塩0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、
グリシン2ppm 、イノシトールl OOppmを加
えてptT 6 。
0に調整し、寒天08%w/vを加え、常法通り殺菌し
た培地を用いた。
このような培地に置床したノチドメの小片を培養温度2
5℃で培養した。1週間日頃に切[]k辺から黄白色の
カルスが生じた。1ケ月後大きく生長したカルスを細か
く分割し、カルス誘導の際と同一の組成を有する培地に
無菌的に移1i[i L、培養温度25°Cで培養を続
けた。同様の操作を2〜3週間毎に繰返し、安定したカ
ルスを得た。
得られたカルスの2週間増殖比を以下の表−1に示す。
」1記培養カルスを固形培地から分離し、60℃で24
時間乾燥し、得られた乾燥カルスを乳鉢で=19− 磨砕後、ソックスレー抽出器でアセトンにより8時間抽
出した。この抽出操作を3回繰返した後アセトンを留去
し、エキス15gを得た。このエキスは血液凝固作用を
有していた。
さらにこのエキス200mgを溶解したトリオレイン(
5m克)を注入したバナナをアルコール中毒症を示すザ
ル(体重2.N(g)に7日間食へさH−たところ、筋
肉の痙申硬直などのアルコール中毒症状全般に対して改
善効果が認められた。
失施彰−町 ノヂドメに代えてツボクサを用いる以外は実施例1と同
様に操作して、ツボクサのカルスを得た。
得られたカルスの2週間増殖比を以下の表−Iに示す。
このカルスのアセトン抽出エキスは血液凝固作用および
アルコール中毒作用の改善効果がみられた。
バー(1− 節組織に代えて部間組織を用いる以外は実施例7と同様
に操作してノチドメの部間組織由来のカルスを得た。
得られたカルスの2週間増殖比を以下の表−1に示す。
実施例10 節組織に代えて部間組織を用いる以外は実施例8と同様
に操作してツボクサの部間組織由来のカルスを得た。
得られたカルスの2週間増殖比を以下の表−1に示す。
表−1 実施例11 ノチドメの葉柄を充分に水洗し、次いで70%エタノー
ルに5分間浸漬し、次に10%さらし粉溶液に10分間
浸漬して殺菌処理1.た後、無菌箱内で無菌蒸留水中に
数回浸漬して洗浄L7、充分に残存殺菌剤を除去I7た
。この葉柄部を滅菌メスを用いて長さ0.5〜Icm程
度の小片に切断l刀こ。
このようにして得られるノヂドメの無菌小片を下記組成
を(fする合成寒天培地に無菌的に置床した。
培地としては、ムラノケースタ−りの無機塩培地に、シ
ョ糖3%w/v、カイネチンIn−5M。
2、.1−−ジクロルフエノニ)−ノ酢酸10−6M、
ヂアミン塩酸塩0 、 I pl)m 、ピリドギンン
塩酸塩O5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシン
2ppm。
イノ7トール] 00 ppmを加えてpl−■6 、
0に調整し、寒天08%w/vを加え、常法通り殺菌し
た培地を用いた。
このような培地に置床1刀こノヂドメの小片を培養温度
25°Cで培養した。1週間日頃に切口周辺から黄白色
のカルスが生じた。1ケ月後大きく生長したカルスを細
かく分割し、カルス誘導の際と同一の組成を有する培地
に無菌的に移植し、培養温度25°Cで培養を続+Jた
。同様の操作を4〜6週間毎に繰返し、安定したカルス
を得た。
次に、増殖したノヂドメのカルスを固形培地から分離し
、60℃で24時間乾燥させ、乾燥カルス30gを得た
。乳鉢で磨砕後、ソックスレー抽出器でアセトン?こよ
り8時m1の抽出を3回繰返した。得られたアセトン抽
出液を50m児程度に濃縮し、分液ロートに移し、同容
の水と100mJlの酢酸エチルを加え、振とう後、酢
酸エチル層を分離した。数回抽出操作を繰返し、集めら
れた酢酸エチル抽出液を濃縮して酢酸エチルを留去し、
酢酸エチル抽出性を得た。次いで、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分取し、!−セザミン12mg
(乾燥カルス重量に対して0.04%)を得た。
この結晶の赤外吸収スペクトルおよび核磁気共鳴スペク
トルは、標品克=セザミンのスペクトルと一致、またク
ロロホルム/酢酸エチル−971あるいはn−ヘギザン
/酢酸エヂルー7/3の展開溶媒によるシリカゲルG薄
層クロマトグラフィーのスポットおよび発色が標品!−
セザミンと一致することから、この結晶を!−セザミン
と同定−23へ し ノこ。
実施例12 実施例I+によって得られパノヂドメカルスを11ラン
ゲースクーグの無機塩培地に、シヨ糖3%W/V、カイ
ネチン10−’M、α−ナフタレン酢酸10−’M、ヂ
アミン塩酸塩0 、1 ppm 、ピリドギンン塩酸塩
0.5ppm 、 二:Iチン酸0.5ppm。
グリシン2ppm、イノ7トール]00ppmを加え、
pT−16、0に調整し、寒天0.8%w/vを加え、
常法通り殺菌した培地に移植した。25℃、7500ル
ツクスの連続的光照射下で培養したところ、1週間後に
不定芽が分化12だ。
得られた不定芽を実施例11と同様の方法で処理[7,
11111−セザミン(8mg、乾燥培養物重量に対し
0805%)を得た。
宋−j鹿−例上−影ご」J ノヂドメの代わりにヂトメク゛ザ、オオバチドメグサ、
オオチドメ、ミャマヂドメまたはツボクサを用いる以外
(J実施例12と同様に処理を行い不定芽を得た。
24一 実施例18 実施例11によって得られたノヂドメヵルスと実施例1
2のカイネチン、α−ナフタレン酢酸の代わりにインド
ール酢酸10−’Mを入れた液体培地に移植し、25°
Cで暗所で12orpmで液体培養したところ、2週間
に不定根を得た。
実施例19〜23 ノチドメの代わりにチドメグサ、オオバチドメグサ、オ
オヂドメ、ミャマヂドメま)二(まツボ゛クザを用いる
以外は実施例18と同様にして処理を行い不定根を得た
実施例24 実施例18によって得られた不定根の先端部を無菌的に
切り取り、実施例18と同様に培養し、伸長、分枝増殖
能を有する培養根を得た。
実施例25〜2つ ノヂドメ不定根の代わりにチドメクザ、オオバチドメグ
サ、オオヂドメ、ミャマヂドメまたはツボクサの不定根
を用いる以外は実施例24と同様に1.て処理を行い培
養根を得た。
四旅剋30一 実施例1によって得られノこ茎葉培養組織の茎葉から成
る先端部を無菌的に切り取り、実施例Iと同様の液体培
地に移植し、I 2 Orpm、25°c15000ル
ツクスの連続光照射下で培養し、伸長、分枝増殖能を何
する培養茎葉を?7た。
火檄鯉−亀」〜35 ノチドメ茎葉培養組織の代わりにチドメグサ、オオバチ
ドメグサ、オオチドメ、ミャマヂドメまたはツボクサの
茎葉培養組織を用いる以外は実施例30と同様にして処
理を行い培養茎葉を得た。
実施例36 ノヂトメに代えてチドメグサを用いる以外は実施例11
と同様に操作して、チドメグサの組織培養カルスを得、
これからρ−セザミンを採取した。
u−1川 ノヂドメに代えてオオバチドメグサを用いる以外は実施
例11と同様に操作して、オオバチドメグサの組織培養
カルスを得、これからρ−セザミンを採取した。
〜27− ザミンの原木:1として極めて有用である。
火檄鰺影6− フチ1ζメに代えてミヤマチドメグサを用いる以外は実
施例11と同様に操作して、ミャマチドメグサの組織培
養カルスを得、これからターセザミンを採取した。
実施例39 ノチドメに代えてオオヂドメを用いる以外は実施例11
と同様に操作して、オオヂドメの組織培養カルスを得、
これからQ−セザミンを採取した。
実嵐桝±悲 ノヂドメに代えてツボクサを用いる以外は実施例11と
同様に操作して、ツボクサの組織培養カルスを得、これ
からρ−セザミンを採取した。
発明の効果 本発明で得られる植物培養細胞はそれ自体血液凝固作用
や向神経性痙牽剤としての作用を有し、あるい(Jこれ
を適当な手段を用いて抽出することにより、血液凝固剤
や向神経性痙牽剤を得ることができる。また、天然の植
物体に比べ組織培養技術により人里かつ安定に供給でき
るため、!−セ=28−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、チドメグサ属またはツボクサ属に属する植物の組織
    または細胞から誘導される植物培養細胞。 2、チドメグサ属またはツボクサ属に属する植物がチド
    メグサ、ノチドメ、ミヤマチドメグサ、オオチドメ、オ
    オバチドメグサまたはツボクサである第1項記載の植物
    培養細胞。 3、植物組織が頂芽または側芽である第1項記載の植物
    培養細胞。 4、植物組織が節組織である第1項記載の植物培養細胞
    。 5、培養細胞が組織培養カルスである第1項記載の植物
    培養細胞。 6、培養細胞が分化組織である第1項記載の植物培養細
    胞。 7、分化組織が不定芽である第6項記載の植物培養細胞
    。 8、分化組織が不定根である第6項記載の植物培養細胞
    。 9、分化組織が茎葉培養組織である第6項記載の植物培
    養細胞。 10、培養細胞が培養器官である第1項記載の植物培養
    細胞。 11、培養器官が培養根である第10項記載の植物培養
    細胞。 12、培養器官が培養茎葉である第10項記載の植物培
    養細胞。 13、チドメグサ属またはツボクサ属に属する植物の組
    織または細胞を培地で培養することを特徴とする植物培
    養細胞の培養方法。 14、チドメグサ属またはツボクサ属に属する植物がチ
    ドメグサ、ノチドメ、ミヤマチドメグサ、オオチドメ、
    オオバチドメグサまたはツボクサである第13項記載の
    培養方法。 15、植物組織が頂芽または側芽である第13項記載の
    培養方法。 16、植物組織が節組織である第13項記載の培養方法
    。 17、培養細胞がカルスである第13項記載の培養方法
    。 18、培養細胞が茎葉培養組織である第13項記載の培
    養方法。 19、培地がオーキシン作用物質および/またはサイト
    カイニン作用物質を含有する培地である第13項記載の
    培養方法。 20、オーキシン作用物質またはサイトカイニン作用物
    質の濃度が10^−^5M以下である第19項記載の培
    養方法。 21、培養を光照射下でおこなう第13項記載の培養方
    法。 22、1000ルックス以上の光を1日当16時間以上
    照射する第21項記載の培養方法。
JP61042738A 1985-04-06 1986-02-26 植物培養細胞 Expired - Lifetime JP2545359B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019860002580A KR930009510B1 (ko) 1985-04-06 1986-04-04 배양 식물 세포 및 그의 제조방법
EP91105639A EP0442537B1 (en) 1985-04-06 1986-04-05 A mental disease therapeutic agent
DE3650451T DE3650451T2 (de) 1985-04-06 1986-04-05 Geisteskrankheittherapeutisches Mittel
EP91105640A EP0443635B1 (en) 1985-04-06 1986-04-05 Method for producing l-sesamin using plant cell cultures
DE3689383T DE3689383T2 (de) 1985-04-06 1986-04-05 Pflanzenkulturzelle und ihre Verwendung.
DE3650445T DE3650445T2 (de) 1985-04-06 1986-04-05 Verfahren um 1-sesamin zu produzieren mittels Pflanenzellkulturen.
EP86104662A EP0197525B1 (en) 1985-04-06 1986-04-05 Plant culture cell and use thereof
US07/283,934 US4970151A (en) 1985-04-06 1988-12-12 Plant culture cell and use thereof

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-73220 1985-04-06
JP7322085 1985-04-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6229970A true JPS6229970A (ja) 1987-02-07
JP2545359B2 JP2545359B2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=13511860

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61042739A Pending JPS6230723A (ja) 1985-04-06 1986-02-26 血液凝固成分
JP61042738A Expired - Lifetime JP2545359B2 (ja) 1985-04-06 1986-02-26 植物培養細胞

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61042739A Pending JPS6230723A (ja) 1985-04-06 1986-02-26 血液凝固成分

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JPS6230723A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766312B2 (en) 2005-05-31 2010-08-03 Nhk Spring Co., Ltd. Coil spring

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213393A (ja) * 1983-05-18 1984-12-03 Kanebo Ltd 精油の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213393A (ja) * 1983-05-18 1984-12-03 Kanebo Ltd 精油の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6230723A (ja) 1987-02-09
JP2545359B2 (ja) 1996-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101064518B1 (ko) 저장근을 가지는 초본식물의 형성층 유래 식물줄기세포주 및 이의 분리방법
Goh et al. Micropropagation of the monopodial orchid hybrid Aranda ‘Deborah’using inflorescence explants
EP0525914A1 (en) Synthetic seed
Sujana et al. Indirect plant regeneration from leaf explants of Mentha piperita L.–an important multipurpose medicinal plant
EP0197525B1 (en) Plant culture cell and use thereof
JPH03262488A (ja) ポドフィロトキシン類化合物の製造法
JPH0822225B2 (ja) メグスリノキカルスの生産方法
JPS6229970A (ja) 植物培養細胞
KR20140089691A (ko) 유리코마 속 식물 부정근의 생장 및 생리활성 물질 함량을 증대시키는 방법
JPH01222778A (ja) パーオキシダーゼおよびその製造法
CN1465229A (zh) 一种龙芽楤木组织培养方法
EA041652B1 (ru) Способ получения каллусной культуры клеток artemisia vulgaris l.
EP0442537B1 (en) A mental disease therapeutic agent
JP2873023B2 (ja) ポドフィロトキシン類化合物の製造方法
JPS62138188A (ja) パ−オキシダ−ゼおよびその製造法
JPH01291725A (ja) カンゾウ植物不定根の再分化方法
KR20050078372A (ko) 산삼 배발생캘러스 배양에 의한 유식물체 및 부정근의생산방법
JPH04126091A (ja) クェルセチングルクロニドの製造法およびそれを含む培養細胞
JPS586448B2 (ja) ステビアノ バイヨウホウ
JPS62289193A (ja) ニンニクの組織培養によるアリイン等含硫化合物の製造法
KR0140787B1 (ko) 맥클레야 속 식물의 세포 배양에 의한 쌍귀나린과 그 유도체의 생산 방법
JPH03279333A (ja) エレウテロサイド類およびその他の生理活性物質を含有するエゾウコギ組識培養物の生産方法
JPS61238727A (ja) エゾウコギの組織培養による生物活性成分の製造法
JPH0420596B2 (ja)
JPH01222776A (ja) パーオキシターゼおよびその製造法