JPS586448B2 - ステビアノ バイヨウホウ - Google Patents

ステビアノ バイヨウホウ

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Publication number
JPS586448B2
JPS586448B2 JP502975A JP502975A JPS586448B2 JP S586448 B2 JPS586448 B2 JP S586448B2 JP 502975 A JP502975 A JP 502975A JP 502975 A JP502975 A JP 502975A JP S586448 B2 JPS586448 B2 JP S586448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stevia
medium
cultivation
growth
sterilized
Prior art date
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Expired
Application number
JP502975A
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English (en)
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JPS5180540A (en
Inventor
桑原煕
竹村益雄
中南真理世
野崎恒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kibun KK
Original Assignee
Kibun KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kibun KK filed Critical Kibun KK
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Publication of JPS5180540A publication Critical patent/JPS5180540A/ja
Publication of JPS586448B2 publication Critical patent/JPS586448B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はステビアの培養法に関し、特に栄養培地で無菌
的に培養することを特徴とするステビアの培養法に関す
る。
ステビア(Stevia rebaudiana Be
rtoni)は、甘味度が砂糖の約300倍でしかも人
体に吸収されない極めて有意義な天然甘味物質、ステビ
オサイドを主に葉に含有する植物体であるが、既に原産
地パラグアイには少なく需要に見合う絶対量が不足して
いる。
この供給量を増加させるため最近日本国内でもその栽培
が手がけられているが、ステビアは寒冷、特に霜に弱く
しかも不稔種子が多いため国内での計画栽培は困難を極
めている。
本発明者らはこの困難を解決しステビアの計画栽培法を
確立すべく研究を重ねた結果、本発明になるステビアの
培養法を見い出すに至ったものである。
即ち本発明のステビアの培養法はステビア植物を成長点
を含むように切断したものを、殺菌し、炭素源を含むp
H 6. 0〜8.0の滅菌した培地に入れ、温度30
℃前後で無菌的に培養することを特徴とするステビアの
培養法であって、ステビア植物がpH 5. 5以下及
びpH 8. 5以上及び温度22℃以下及び38℃以
上では非常に生育が悪く、枯れ死するものが出てくるの
で葉の収量が悪くなることおよび成長点が無い部位を培
養しても成長は行われないことに留意したものであって
、殺菌したステビアを滅菌した栄養培地で培養すること
によりステビアの成長を速め、以って、ステビアの計画
生産と増収を行うものである。
本発明に使用される栄養培地には、ギャンボーグ( G
amborg )氏培地、ムラシゲ・スコーグ(Mu
rashige & S koog )氏培地、ヘラー
(Heller)氏培地、春日井試液等一般に植物組織
培養や水耕栽培に使用される無機成分の培地に、ビタミ
ン、アミノ酸、酵母エキス、カサミノ酸、ペプトン等の
有機物、オーキシン類、サイトカイニン類、ジベレリン
等の植物ホルモンを添加したものが使用されるが、ステ
ビアの移植前tこあらかじめオートクレープ等で殺菌し
て無菌的にしておくことが必要である。
又、この栄養培地にはステビアの培養初期において、ク
ルコース、シュクロース等の糖、ソルビット、マルチト
ール等のアルコールなどの炭素源を添加する必要がある
が、光照射下ではステビアの成育kこ従い炭酸同化作用
が盛んになるので炭素源の供給は不用となる。
このような栄養培地に移植されるステビアは、茎に本葉
が2枚以上付くか先端部に成長点が付くようステビアの
植物体を適当な大きさに切断し殺菌して無菌的にしたも
のでなければならない。
殺菌は例えば70%エタノールに浸漬後滅菌水で洗浄す
ることによって行う。
上述のように滅菌された栄養培地に殺菌されたステビア
の植物体を移植し無菌的にステビアの培養を行うのであ
るが、ステビアの成長をさらに促進させるためには、培
養温度をステビアの生育温度範囲中30℃前後に保持す
ることが最適であり、培地のpHは6.0〜7.5にす
るのが好ましい。
光条件も、明所、暗所いずれでも成育するが光を照射し
た方が植物の炭酸同化作用を促進するためステビアの成
長が良くなると共に甘味成分ステビオサイドの含有量が
高くなるので有利である。
又、液体培地で培養を行う場合は振盪でも静地でも良く
生育する。
このような条件でステビアの培養を行うと、2〜3日目
頃より葉のつけ根からは腋芽が、生育先端部では先端部
がそれぞれ急速に生長し、その後分枝して約2週間で数
十倍に成育する。
ステビアは移植時にも成長が著しくなった時点でも水耕
栽培のようには発根することなく成育を続け、成育につ
れ前述の如く炭素源の補給は不用となり、無機成分を補
給することによって更に成育を続ける。
培養された植物体は官能的にも甘味を有し、ガスクロマ
トグラフィーや薄膜クロマトグラフイーによってステビ
オサイドの存在が確認された。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例 I 表lのGamborg氏培地を300rILlの三角コ
ルベンに20ml分注しオートクレープで殺菌を行いあ
らかじめ無菌的に培養したステビアを本葉が2枚つくよ
う約2cmに切断して70%エタノールで殺菌した後滅
菌水で洗浄し、コルベン毎に各1本移植した。
30゜Cの温度、植物栽培用螢光灯2 5 0 0 l
uxを終日照射、70〜80rprrV/mInで振温
培養したところ3日目より葉のつけ根から茎が成長しは
じめ10日目には茎長約6cfrLの茎が2本成長した
ここで古い培地を捨て新たにグルコースを含まない表l
のQamb o r g氏培地を無菌的に20TrLl
加え培養を続けたところ、更に分枝生長し20日目には
茎数15本、茎長約6〜8cIrLlこ成長した成長過
程中発根はなかった。
得られたステビアの官能検査を行ったところ通常栽培と
同様の甘味を有し、薄層クロマトグラフイーによってス
テビオサイドの存在が確認された。
実施例 ■ 実施例Iで得られたステビアを本葉が4〜6枚つくよう
に約4cfrLに無菌的に切断し、表IのGamb o
r g氏培地、Murashige & Skoog
氏培地を20TLl分注し殺菌を行った300rIll
三角コルベンに各5本移植し、実施例Iと同様に培養を
行った。
3日目より移植植物体1本につき3〜6本の茎が成長し
はじめ各コルベン内の茎数は■0数本から20数本にな
った。
7日目にグルコースヲ含まない同培地を各コルベンに加
え培養を続けたところ15日目でコルベンいっぱいに成
長したが、発根はなかった。
得られたステビアを検査したところ実施例Iと同様で、
Gamborg氏培地、Murashige & Sk
oog氏培地との成長、甘味度の差異はなかった。
実施例 ■ 以下に本発明の方法と従来法との比較表を示す。
この表はステビオサイド収量を比較するために行われた
本発明の方法と従来法(サシ木による露地栽培)との比
較結果を示すものであって、比較試験ではステビア植物
を葉が6枚つくような試料に切断し、検体数は36本と
し、Gamborg培地、Murashige & S
kog培地による培養は実施例itこもとづいて行い
、Gamborg培地とMurashige&Skog
培地との混合培地は実施例■にもとづいて行った。
各培地【こよる培養終点は、培地を1回交換後ステビア
植物が300dユルベン中{こいつぽいになり、かつリ
ンがほぼ消費された時点を終点とした。
ステビオサイドの抽出、定量は、各検体のステビア植物
から葉のみを収獲し、メタノールで4時間抽出後5%硫
酸メタノールで15分間加水分解したものを、ガスクロ
マトグラフィーで定量した。
表■から知られるように、本発明方法によるステビアの
培養は、■日当りのステビオサイド総収量(36検体分
)が従来法の約1.2〜1.6倍となり、非常に有利な
ステビア培養方法であることが明らかである。
以上の実施例からも明らかなように本発明によれば、自
然栽培のように自然条件に左右されずにステビオサイド
の原料であるステアピアを安定供給できると共に、無菌
的に培養することによってステビアの生長を著しく速め
ることができるからステビアの供給を短期間で計画的に
行うことができ、さらに、培養中に発根現象がないから
ステビオサイドが主に含有される葉の生長に培地栄養を
有効に利用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ステビア植物を成長点を含むように切断したものを
    殺菌し、炭素源を含むpH6.0〜8.0の滅菌した培
    地に入れ、温度30℃前後で無菌的に培養することを特
    徴とするステビアの培養法。
JP502975A 1975-01-10 1975-01-10 ステビアノ バイヨウホウ Expired JPS586448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP502975A JPS586448B2 (ja) 1975-01-10 1975-01-10 ステビアノ バイヨウホウ

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JP502975A JPS586448B2 (ja) 1975-01-10 1975-01-10 ステビアノ バイヨウホウ

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Publication Number Publication Date
JPS5180540A JPS5180540A (en) 1976-07-14
JPS586448B2 true JPS586448B2 (ja) 1983-02-04

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ID=11600048

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JP502975A Expired JPS586448B2 (ja) 1975-01-10 1975-01-10 ステビアノ バイヨウホウ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995816A (ja) * 1982-11-24 1984-06-02 日東電工株式会社 植物組織培養法
CN114391438B (zh) * 2022-03-01 2023-06-20 山东省寿光蔬菜产业集团有限公司 一种高品质番茄的栽培方法

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JPS5180540A (en) 1976-07-14

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