JPS62283101A - 制癌作用物質複合体の製造方法 - Google Patents

制癌作用物質複合体の製造方法

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JPS62283101A
JPS62283101A JP12624086A JP12624086A JPS62283101A JP S62283101 A JPS62283101 A JP S62283101A JP 12624086 A JP12624086 A JP 12624086A JP 12624086 A JP12624086 A JP 12624086A JP S62283101 A JPS62283101 A JP S62283101A
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dextran
cleaved
anticancer
carrier
aldohexopyranose
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JP12624086A
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Koji Munechika
公司 棟近
Yasuo Ueda
上田 泰生
Noboru Yamada
昇 山田
Akihito Kikukawa
菊川 彰人
Kazumasa Yokoyama
和正 横山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分訃〕 本発明は、キャリアーと、制癌作用物質とをアルドヘキ
ソピラノース環の開裂したデキストラン(以下、開裂デ
キストランともいう)を介して結合させてなる癌細胞へ
の集積性の優れた制癌作用物M?1合体の新規製造方法
に関する。
さらに詳しくは、反応に供する開裂デキストランに改良
を加えることにより高収率で制癌作用物質複合体を製造
する方法に関する。
〔従来技術・発明が解決しようとする問題点]今日、多
数の制癌作用物質が制癌剤として開発され、臨床応用さ
れているが、これらはいずれも癌細胞に対し非特異的で
あって、正常細胞に対しても毒性を有するため、制癌剤
単独による治療効果はあまり得られていない。
このことから、制癌作用物質を癌細胞に対して親和性を
有する物質(キャリアー)と結合させて複合体とし、こ
の複合体を特異的に癌細胞に到達させて制癌作用を発揮
させようとする治療法のアイデアが生まれた。この一つ
として、E、 Ilulwiら(Europ、 J、 
Cancer、 Vol、14.1213−1220.
1978年)により島表面1允原に対する抗体にデキス
トランを介し、制癌作用を有するアドリアマイシン、ダ
ウンマイシン等を結合させた複合体が開発された。この
複合体の製法は、開裂デキストランのアルデヒド基に抗
体等のキャリアーのアミノ基と制癌作用物質の7ミノ基
とを結合させるというものである。
しかし、この方法で複合体を調製した場合、開裂デキス
トラン中には多数のアルデヒド基が残存しているためキ
ャリアー(一般的にはタンパク質が使用される)との過
剰の結合が起こりやすく、分子の巨大化した化合物が生
成し、目的とする複合体の収呈の低下をきたすという問
題点がある。
従って、本発明の目的は、キャリアー、制癌作用物質お
よび開裂デキストランとが効率よく反応し、高収量で当
該複合体を製造しうる方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明者等は、より効率
的なキャリアー・開裂デキストラン・制癌作用’Th質
複合体の調製研究を行ってきたところ、スペーサとして
使う開裂デキストランのアルデヒド基の5〜70%程度
、好ましくは10〜40%、さらに好ましくは30%程
度を保護した後に、当該保護された開裂デキストランを
制癌作用物質およびキャリアーと反応させることによっ
て高収量で前記複合体が得られることを見出して本発明
を完成した。
I!すち、本発明は開裂デキストランに制癌作用物質お
よびキャリアーを反応させることによる制癌作用物質 
開裂デキストラン・キャリアーからなる制癌作用物質複
合体の製造方法において、開裂デキストラン1分子中の
5〜70%程度、好ましくは10〜40%程度のアルデ
ヒド基を保護した後に、当該反応に供することを特徴と
する制癌作用物質複合体の製造方法である。
本発明において開裂デキストランとしては、好適には分
子11000〜200万の範囲のものが用いられ、下式
(1)で示されるアルドヘキソピラノース環の開裂した
部分を10〜100%含むデキストランであって、その
5〜70%程度、好ましくは10〜40%、さらに好ま
しくは30%程度のアルデヒド基の保護は、アルデヒド
基と反応性の基を有する化合物によって行われ、たとえ
ばアミン基を存する化合物が例示され、勿論、制癌作用
物質及びキャリアー以外のアルデヒド基と反応性の基を
有する化合物が使用されることはいうまでもない。当該
アミノ基を有する化合物としては、特に以下の様なアミ
ノ酸が例示される。
中性アミノ酸、 脂肪族アミノ酸〔グリシン、7ラニン、バリン、ロイノ
ン、イソロイノンなど〕、オキソアミノ酸〔セリン、ス
レオニンなど〕、合流アミノ酸〔ノステイン、ソスチン
、メチオニンなど〕、芳香族アミノ酸〔フェニルアラニ
ン、チロシン、トリプトファンなど〕 酸性アミノ酸: アスパラギン酸、グルタミン酸など 塩基性アミノ61: ヒスチジン、リシン、アルギニンなど イミノ酸残基ニ プロリン、オキソプロリンなど α−アミノ酸以外のアミノ酸: β−アラニン、6−アミノ−n−カプロン酸などデキス
トランのアルドヘキソピラノース環の開裂は、通常酸化
によって行われる。酸化剤としては、過ヨウ素酸ナトリ
ウムを用いることが好ましい。例えば、デキストランt
gに対して約130〜1850mgの割合で酸化剤を添
加し、1〜24時間反応を行う。反応の終了後、たとえ
ば反応液を蒸溜水に対し10〜30時間透析し、好まし
くは凍結乾燥を行って開裂デキストランを得る。開裂デ
キストランはその10〜100%程度、特に20〜80
%のアルデヒド基が開裂されていることが好ましい。
本発明において、当該開裂デキストラン中のアルデヒド
基の5〜70%の保護は、例えば次のようにして行われ
る。即ち、例えば10〜100%開裂デキストランの1
00mgに対して、約120〜1800μmol の割
合でアミノ基を有する化合物等のアルデヒド基と反応性
の基を有する化合物を(アミノ基を有する化合物を使用
する場合にはN a [3Hz CN等の還元剤と共に
)添加し、3〜24時間反応を行う。かくして、開裂デ
キストランの5〜70%のアルデヒド基がアミノ基を有
する化合物等で保護された化合物を得る。この際、アル
デヒド基とアミノ基を存する化合物が、ン。
フの塩基を形成した後、還元されて2級アミン化合物が
得られる。2級アミン化合物とする理由は、シッフの塩
基不安定であり、これを安定化させるためである。
当該保護された開裂デキストランは制癌作用物質および
キャリアーと反応させる。その際の反応順序は特に制限
されないが、好ましくは、先ず制癌作用物質と反応させ
、得られた化合物をキャリアーと反応させることが好ま
しい。
なお、当該保護された開裂デキストランはそのまま制癌
作用物質とキャリアー、たとえば抗体等のタンパク質の
結合に用いるが、反応に供するアルデヒド基が少ない場
合(たとえばアルデヒド基の保護が過剰に行われた場合
、デキストランの開裂度が少ない場合等)、後の反応(
制癌作用物質およびキャリアーとの反応)のために新た
なアルデヒド基を必要とするので、該化合物は、再度酸
化等の手段でアルドヘキソピラノース環の開裂を行って
もよい。酸化剤の添加量は、所望する酸化の程度に応じ
て適宜選択されるが、たとえば該化合物の100mgに
対して、約100〜320II+gに相当する量である
。酸化剤の添加後、l〜24時間反応を行い、反応終了
後、透析し、さらに凍結乾燥し、5〜70%程度、好ま
しくは10〜40%程度、さらに好ましくは30%程度
のアルデヒド基が保護された開裂デキストランを得る。
また、保護に用いる化合物の量を調節することにより再
酸化の工程を省略して該化合物を得ることも可能である
得られた化合物は、好ましくは、先ず制癌作用物質と反
応させる。
制癌作用物質は、アルデヒド基と反応性の基(たとえば
アミン基)を存するものであればよく、また、かかる反
応性の基を有しないものについても、当該制癌作用物質
に適当な化合物を反応させてアルデヒド基と反応性のも
のに導くことによって本発明に使用しうる。好適な制癌
作用物質としては、例えば、ダウツマイン/、マイトマ
イノンC、アドリアマイシンなどがあげられる。開裂デ
キストランと制癌作用物質との反応は、開裂デキストラ
ンの1分子に対して制癌作用’lyt?j2〜100分
子を結合させることが好ましい。当該反応に際しては、
たとえば、p116〜9において水性溶媒(好ましくは
、リン酸環tii ’tfl )中に、開裂デキストラ
ンをg終濃度約lθ〜30W/V%、制癌作用物質を最
終濃度約0.5〜5W/V%の31合で加えて、1−1
5時間程度反応させることが好適である。
かくしてデキストラン−制癌作用物171合体が得られ
る。未反応の制癌作用物質は、たとえばトヨバールII
W40などによる吸着クロマトグラフィー、その他自体
既知の手段にて除去される5次いで、デキストラン−制
癌作用物n71合体とキャリアー(運搬体)との反応が
行われる。キャリアーは制癌作用物質を癌局所に集中的
に運搬するだめに結合させられるものであり、従って、
癌細胞と親和性を有し、かつアルデヒド基と反応性の基
を存するものであれば特に制限はなく、たとえば免疫グ
ロブリン、癌特異抗体、フィブロネクチン、トランスフ
ェリン、フィブロネクチンが好適に例示される0反応は
、前記デキストラン−制癌作用物1!複合体の5〜30
W/V%を含有するl容液に、タンパク賞等のキャリア
ーをその終濃度が、例えばO,1〜3W/V%になるよ
うな割合で添加し、4〜35℃で12〜40時間反応さ
せることによって実施される。
このようにして得られた本発明に関する複合体は、ゲル
濾過イオン交換樹脂、抗原−セファロースなどにアプラ
イして精製することができる。
かくして得られた本発明の方法で得られた複合体は、例
えば除菌d!過を行った後、分注し、凍結乾燥して乾燥
製剤とされる。
本発明複合体は、ヒトを始めとする哺乳動物の癌に対し
て効率良く集中するので、少量投与で有効であり、本発
明の複合体に結合せしめた制癌作用物質に応した制癌作
用を発揮する。
本発明の複合体はたとえば静脈内投与、点滴静注される
。当2812合体は製薬上許容される賦形剤、希釈剤等
、たとえば注射用蒸溜水、生理食塩液等を使用して、た
とえば注射剤、点滴剤として製剤化される0本発明複合
体の投与量は、投与対象の種類、症状、体重、年齢等に
応じて変わりうるちのであり、10mg〜10gの本発
明複合体を適当な1容媒0.5〜500@1に溶解し、
1日1回または数回に分けて投与される。
〔作用・効果〕
本発明の製造法によれば、開裂デキストランのアルデヒ
ド基の5〜70%が保護されているので効率よく制癌作
用物質およびキャリアーと反応して目的とする複合体を
製造することが出来、また本発明の方法によって製造さ
れた複合体は保存安定性に優れている。
本発明の製造方法により、複合体の生成率が、60〜8
0%に上昇する。
〔実施例〕
実施例1 1、スペーサーの調製(1) 1)デキストランの酸化 デキストランT−10を5g秤量後450dのT溜水に
溶解し過ヨウ素酸ナトリウム3.3gおよび6.6gを
含む水溶液50a7をそれぞれ添加し、暗所・室温で5
時間撹拌して、デキストランT−10のグルコース残基
を部分酸化した。この反応液を水に対して−Tl透析後
凍結乾燥を行い、25%及び50%開裂デキストランを
得た。
2)グリシンによる修飾 1)で得られた25%及び50%開裂デキストラン1g
を秤星後、50mMリン酸緩衝液(pH6,0)に溶解
し、グリシンを固体のまま347mgおよび695mg
を各々25%及び50%開裂デキストラン溶液に添加し
、同時にシアノ水素化はう素ナトリウム292mg及び
583mgを含む水溶液10献をそれぞれ加えて室温で
5時間反応させ、生じるノノフ塩基を還元した。この反
応溶液を水に対し一夜透析後、残存のグルコース残基を
酸化する目的で過ヨウ素酸ナトリウムを2.7g添加し
、暗所・室温にて5時間反応を行った。この反応液を水
に対して一夜透析、凍結乾燥を行いデキストランT−1
0の残存グルコース残基が全て酸化された開裂デキスト
ラン(それぞれアルデヒドの25%及び50%が各々グ
リシンで修飾されている)をスペーサーとして得た。
実施例2 2、スペーサーの調製(2) l)デキストランの酸化 デキストランT−10を5g秤量後、450s7の蒸溜
水に溶解し、過ヨウ素酸ナトリウム2.6gを含む水溶
?&50 II/を添加して暗所・室温で5時間攪拌し
てデキストランT−10のグルコース残基を部分酸化し
た。この反応液を水に対して一夜透析後凍結乾燥を行い
、20%開裂デキストランを得た。
2)システィンによる修飾 l)で得られた20%開裂デキストラン1gを秤看後5
0IIIMリン酸緩衝液(pH6,0)に溶解し、シス
ティンを固体のまま600mg添加し同時にシアノ水素
化はう素ナトリウム234mgを含む水溶液IO@7を
加えて室温で5時間反応、生しるシッフ塩基を還元した
。この反応溶液を水に対し一夜透析後残存のグルコース
残基を過ヨウ素酸ナトリウム2.7gで再び酸化した0
反応は暗所・室温にて5時間行い、その後この反応液を
水に対して一夜透析、凍結乾燥を行いデキストランT−
10の残存グルコース残基が全て酸化された開裂デキス
トラン(アルデヒド基の20%がシスティンで修飾され
ている)を得た。
実施例3 3、スペーサーの調製(3) l)デキストランの酸化 l)デキス)う7T−10を5g秤5i後、500−の
蒸溜水に溶解し過ヨウ素酸ナトリウム20gを添加して
暗所・室温下5時間反応を行い、デキストランT−10
のグルコース残基を全て酸化した。この反応液を水に対
して一夜透析後、凍結乾燥を行い100%開裂デキスト
ランを得た。
2)グリシンによる修飾 l)で得られた100%開裂デキストラン1gを秤量後
100@7の50+*Mリン酸緩衝液(pH6,0)に
溶解し240mg及び480mgのグリシンを10−の
水に溶解後、先のデキストラン?8?&にそれぞれ添加
した。続いてシアノ水素化はう素ナトリウム240また
は480mgをそれぞれ添加し、室温下5時間の攪拌を
行い、得られた反応液を水に対して透析、凍結乾燥を行
い25%及び50%開裂デキストランをそれぞれ得た。
実施例4 4、スペーサーの調製(4) l)デキストランの酸化 デキストランT−500を5g秤量後450 mlの蒸
溜水に溶解し、過ヨウ素酸ナトリウム1.32gを含む
水溶液50−を添加し、暗所・室温で5時間撹拌し、デ
キストランT−500の10%のグルコース残基を酸化
した。この反応液を水に対して一夜透析後凍結乾燥を行
い、10%開裂デキストランを得た。
2)6−アミノ−n−カプロン酸による修飾10%酸化
デキストラン1gを50+mMリン酸緩衝液(pH6,
0)  100−に溶解し、6−アミノ−n−カプロン
酸を固体のまま3241Ig添加し同時にシアノ水素化
はう素ナトリウム120mgを含む水溶?& 10 a
rlを加え室温で5時間反応を行った。
この反応液を水に対して一夜透析後、残存のグルコース
残基を全て酸化するためこの溶液に過ヨウ素酸ナトリウ
ム3.2gを加え暗所・室温下5時間反応を行った。こ
の反応溶解液を水に対し一夜透析後凍結乾燥を行い開裂
デキストラン(10%のアルデヒド基が6−アミノ−n
−カプロン酸で修飾されているもの)を得た。
実施例5 5、スペーサーの調製(5) 1)デキストランの酸化 デキストランT−70を5g秤ffi後、450I11
7の蒸溜水に溶解し過ヨウ素酸ナトリウム7、93 g
を含む水溶液501Ilを添加し暗所・室温下5時間攪
拌を行った。この反応液を水に対して一夜透析後、凍結
乾燥を行いデキストランT−70の60%のグルコース
残基が酸化された60%開裂デキストランを得た。
2)アラニンによる修飾 60%酸化デキストランtgを50mMリン酸緩衝液(
pH6、0)  l OO−に78解し、アラニンを固
体のまま1.32 g添加し、続いてシアノ水素化はう
素ナトリウム933mgを含む水溶ii 10 ll1
1を加えて室温で5時間反応を行った。この反応液を水
に対し一夜透析後、過ヨウ素酸ナトリウムを2.6g加
え暗所・室温で5時間反応し残存のグルコース残基を全
て酸化した。その後この溶液を水に対し一夜透析後、凍
結乾燥を行い開裂デキストラン(60%のアルデヒド基
がアラニンにより修飾されている)を得た。
実施例6 6、複合体の調製fil 制癌剤としてアドリアマイシン(ADR)を用い、この
ものを10mg秤5に2jlt、先にjFI製した開裂
デキストラン(25%のアルデヒド基がグリンンにより
修飾されたもの)10wgと2 pal(1) 50m
M’Jン酸緩衝1(pH7,5)中で室温下3時間反応
を行った。その後、この反応液をキャリアーとして用い
た1g0200mgを金色50IIMリン酸緩衝液(p
l+7.5 ) 8 mlに添加、室温下24時間反応
を行った。この反応溶液を高速ゲル濾過分析に供したと
ころ反応液中のアドリアマイシンの75%が+gcと複
合体を形成していた。その分子量は約20万であった。
実施例7 7、複合体の調製(2) ダウノマイシンをtomg秤量後、先に調製した開裂デ
キストラン(20%のアルデヒド基がシスティンにより
修飾されたもの)lomgと2−の50mMリン酸緩衝
液(pH7,5)中で室温下3時間反応を行った。その
後、この反応液をキャリアーとして用いた抗AFPモノ
クローナル抗体200mgを含L50IIMリン酸緩衝
液(pH7,5)  8a/に添加し、室温下24時間
反応を行った。この反応溶液を高速ゲル濾過分析に供し
たところダウノマイシン−抗AFPモノクローナル抗体
を結合した複合体の生成率は80%であり、その分子量
は約20万であった。また抗体価はもとの抗体の95%
を保持していた。
実施例8 8.7i1合体の調製(3) 開裂デキストランT−500(10%のアルデヒド基が
6−アミノ−n−カプロン酸により修飾されている)5
0mgに対してアドリアマイシン50mgを501リン
酸l工衝液(pl+ 7.5 )  5 cal中で3
時間攪拌を行いアドリアマイシン−酸化デキストランを
得た。この溶ン夜をフィブロネクチン60ngを含む5
0mMリン酸緩衝?ei (pH7、5)  50 m
l中に添加し室温で24時間の反応を行いアドリアマイ
シン−フィブロネクチンを結合した複合体を得た。
このものの高速ゲル濾過クロマトグラフィーによる分析
によれば、加えたアドリアマイシンの78%が?M会合
体形成していた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルドヘキソピラノース環の開裂したデキストラ
    ンに制癌作用物質およびキャリアーを反応させることに
    よる制癌作用物質・アルドヘキソピラノース環の開裂し
    たデキストラン・キャリアーからなる制癌作用物質複合
    体の製造方法において、アルドヘキソピラノース環の開
    裂したデキストラン1分子中の5〜70%程度のアルデ
    ヒド基を保護した後に、当該反応に供することを特徴と
    する制癌作用物質複合体の製造方法。
  2. (2)アルデヒド基の保護が、アルドヘキソピラノース
    環の開裂したデキストランをアミノ基を有する化合物と
    反応させることによって行われることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の制癌作用物質複合体の製造
    方法。
  3. (3)アルドヘキソピラノース環の開裂したデキストラ
    ン1分子中の10〜40%程度のアルデヒド基が保護さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載の制癌作用物質複合体の製造方法。
  4. (4)制癌作用物質がアドリアマイシンまたはダウノマ
    イシンである特許請求の範囲第(1)項または第(2)
    項記載の制癌作用物質複合体の製造方法。
  5. (5)キャリアーがガンマグロブリン、癌モノクローナ
    ル抗体、フィブロネクチン、トランスフェリン、フィブ
    リノーゲンから選ばれる特許請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載の制癌物質作用複合体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0325270A2 (en) * 1988-01-22 1989-07-26 The Green Cross Corporation Anticancer conjugates
JP2015514059A (ja) * 2012-03-14 2015-05-18 ナノベロス エスピー.ゼットオー.オー.Nanovelos Sp.Zo.O. 多糖ナノ粒子の調製方法
CN113603806A (zh) * 2021-07-16 2021-11-05 武汉纳乐吉生命科技有限公司 一种基于右旋糖酐修饰的胱氨酰胺衍生物、其制备及应用

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