JPS6227663Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は古いサツシの改装に際して、旧窓枠を
其のまま残して、旧窓枠に対して支持基板を介し
て新窓枠を取付ける装置の改良に関する。

以下図面を参照しながら其の詳細を説明する。
第１図に於て矢印は室内側を示し、１は建物躯体
で旧窓枠２は常法により建物に取付けられてい
る。３は本考案による支持基板でウエブ部である
基板３ａの室外側端部には基板３ａと直交するフ
ランジ３ｂが基板３の両側に跨がつて一体に形成
され、其の窓枠開口側の端縁には係止突条４が室
外に向けて垂直に起立している。そして他の室外
面６には突条４と平行にＶ字状凹部を呈した係合
受部５が連続して並設され鋸歯状を形成してい
る。基板３ａには旧窓枠２と固着するためのねじ
孔７が設けられ、又其の室内側端にはフランジ３
ｃが窓開口側へ起立している。そしてフランジ３
ｃには新窓枠１０と結合するためのねじ孔７が開
口している。実施例の支持基板３はピース材で適
宜ピツチにて複数個が旧窓枠２に取付けられてい
る。なお室内側の屈曲片８は額縁９取付用片で美
観保持を目的とする付属片である。１０は新窓枠
の断面で其の室外側には、前記支持基板３のフラ
ンジ３ｂと向き合つてフランジ１０ｂが一体に設
けられ、図で左端には係止突条４が室内側に立設
し、同じく室内側内面には係止突条４と平行に係
合受部５が連続して並設されている。又新窓枠１
０の室内側フランジ１０ｃは支持基板３のフラン
ジ３ｃとねじ止め等にて支持固定される。

第２図は異なる実施例で支持基板３を長手通し
とし、支持基板３の室内側を延長して旧窓枠２を
カバー１１し額縁を省略したものである。

上記実施例に於ては係止突条４及び係合受部５
を互に対向して支持基板３と新窓枠１０の室外側
に設けたが、新窓枠のフランジ１０ｂに係止突条
４を支持基板３のフランジ３ｂに係合受部５を設
けたのみでも良い。

以上の構成による本考案によれば、改装サツシ
工事に於て、支持基板３を旧窓枠２に取付けた後
は、係合受部５に係止突条４の先端を当接し嵌合
せしめることで新窓枠の位置決めが極めて容易と
なつた。其の結果ねじ止め作業は室内側のみとな
り現場取付工数を著しく削減することが出来た。
なお１２はコーキング材で最終工程にて充填され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案により旧窓枠に支持基板を介し
て新窓枠を取付け固定した横断面で、第２図は同
じく異なる実施例である。 ２……旧窓枠、３……支持基板、３ｂ……フラ
ンジ、３ｃ……フランジ、４……係止突条、５…
…係合受部、６……室外面、７……ねじ孔、１０
……新窓枠、１０ｂ……フランジ、１０ｃ……フ
ランジ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 旧窓枠に支持基板を取付け、該支持基板に新
   窓枠を取付けて成る構成に於て、支持基板の室
   外面と、前記外面に対向する新窓枠の室外側内
   面の少くも何れか一方の面には係合受部を連続
   して設け、他方相手方表面には前記受部と互に
   係合する係止突条を形成し、支持基板及び新窓
   枠の室内側は互にねじ止めしてなる改装サツシ
   に於ける新窓枠の取付装置。 (2) 係合受部及び係止突条が、支持基板と新窓枠
   の双方に形成されている実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の新窓枠の取付装置。 (3) 係合受部の連続が、其の断面鋸歯状である実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の新窓枠の取
   付装置。