JPS62275154A - 繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS62275154A
JPS62275154A JP11810086A JP11810086A JPS62275154A JP S62275154 A JPS62275154 A JP S62275154A JP 11810086 A JP11810086 A JP 11810086A JP 11810086 A JP11810086 A JP 11810086A JP S62275154 A JPS62275154 A JP S62275154A
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JP
Japan
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unsaturated polyester
fiber
styrene
polyester resin
resin composition
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Application number
JP11810086A
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English (en)
Inventor
Norihiko Shibata
憲彦 柴田
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Yoshitaka Abe
義孝 阿部
Toru Kimura
徹 木村
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物に関し
、表面平滑性および機械的特性に優れた成形品を得るこ
とができる繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物に関
する。
(従来の技術) 不飽和ポリエステルをエチレン型不飽和単量体に溶解し
て得られる不飽和ポリエステル樹脂は、さらに硬化剤、
充填剤、離型剤等を含有させた樹脂組成物とした後、こ
れをさらにガラス繊維等の繊維強化材に含浸させてバル
クモールディングコンパウンド(BMC) 、シートモ
ールディングコンパウンド(SMC)等の繊維強化不飽
和ポリエステル樹脂組成物として用いられる。この繊維
強化不飽和ポリエステル樹脂組成物は一般に120〜1
70℃に加熱された金型を用いて、高圧で圧縮成形また
は射出成形されるため、金型面を写し取った成形外観が
得られるという特長がある。
しかしながら、不飽和ポリエステル樹脂は一般に5〜1
0%の硬化体積収縮率を有するため、これを用いた繊維
強化不飽和ポリエステル樹脂組成物の成形品は成形品の
そりやゆがみ、成形品表面の波うち等が発生し、十分な
平滑外観を得ることができない。
これを改良するため従来、不飽和ポリエステル樹脂また
はその樹脂組成物に、低収縮剤として熱可塑性樹脂を混
入し、主にその熱膨張性を利用して見かけ上げ化収縮を
減少させる方法が知られている(特公昭46−1454
1号)。
この際低収縮剤として用いられる熱可塑性樹脂としては
、例えばスチレン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂
、飽和ポリエステル樹脂、カプロラクトン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、エチレン樹脂等が知られている。しかしなが
ら、これらの低収縮剤を用いた樹脂組成物をガラス繊維
等の繊維強化材に含浸させて得られた繊維強化不飽和ポ
リエステル樹脂組成物は、その成形品のそりや変形に伴
う成形品表面の比較的大きなピンチの波うちは減少する
ものの、小さなピンチの波うちが残り、平滑外観には限
度があり、しかも機械的特性の低下も著しいことから、
自動車外板等の平滑外観のほかに機械的特性をも必要と
する部品への利用には不十分とされている。
これらの欠点を考慮した低収縮剤として、共役。
ジエンポリマやスチレン・ブタジエンブロック共重合体
を低収縮剤として用いることが提案されている(特開昭
52−148588号、特開昭58−206616号)
このような共役ジエンポリマ、特にスチレン・ブタジエ
ンブロック共重合体を低収縮剤として用いた樹脂組成物
を、ガラス繊維等の繊維強化材に含浸させて得られた繊
維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物は、低収縮の主に
ゴム的な性質によって、その成形品の機械的特性の低下
がほとんどないか、または向」ユし、さらに成形品表面
の比較的小さなピンチの波うちが少ないという長所を有
する。しかしながら、これらの低収縮剤を用いる場合に
は、前記の従来の低収縮剤用熱可塑性樹脂を用いる場合
とは異なり、大きなピッチの波うちが残り、自動車外板
等として使用するには不十分であるという欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は前記従来技術の欠点を除去して大きなピ
ンチ〇波うちおよび小さなピ・ノチの波うちのいずれも
が少なく、極めて良好な平滑外観を有し、かつ機械的特
性にも優れた成形品が得られる繊維強化不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは低収縮剤として、スチレン・ブタジエンブ
ロック共重合体と酢酸ビニル樹脂とを併用することによ
り、前記目的が達成されることを見出して本発明に到達
した。
本発明はエチレン型不飽和単量体(a)、不飽和ポリエ
ステル(b)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体
(c)、硬化弁1 (d) 、充填剤(e)、離型剤(
[)および繊維強化材(g)を含有し、かつ型で成形さ
れる繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物において、
さらに酢酸ビニル樹脂(h)を含有し、かつ(b)、(
c)および(h)の重量比((c)+ (h)l / 
(b)を0,25〜0.6とした繊維強化不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物に関する。
前記のようにスチレン・ブタジエンブロソク共重合体を
低収縮剤として単独で用いた樹脂組成物をガラス繊維等
の繊維強化材に含浸させて得られた繊維強化不飽和ポリ
エステル樹脂組成物は、その成形品表面に大きなピッチ
の波うちが残り、一方酢酸ビニル樹脂を低収縮剤として
単独で用いた場合には小さなピンチの波うちが残り、し
かも機械的特性も低下してしまうのに対し、本発明の繊
維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物から得られる成形
品は、優れた平滑外観と機械的特性を示す。
本発明に用いられるエチレン型不飽和単量体(a)とし
ては、例えばスチレン、クロルスチレン、ジビニルヘン
ゼン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリル酸アルキ
ルエステル、メタクリル酸アルキルエステルおよびこれ
らの混合物等が挙げられる。エチレン型不飽和単量体の
全量中少なくとも70重量%以上がスチレンであること
が好ましい。
本発明に用いられる不飽和ポリエステル(b)は、例え
ば無水マレイン酸、フマル酸、ハロゲン化無水マレイン
酸等のα、β−不飽和二塩基酸を、必要に応じて例えば
フタル酸、無水フタル酸、ノーロゲン化無水フタル酸、
イソフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、
アジピン酸等の飽和二塩基酸と共に、例えばエチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ンプロピレングリコール、1.3−ブチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、水添ビスフェノールA
、1.6−ヘキサンジオール、■、4−ブチレングリコ
ール、ビスフェノールAとプロピレンオキシドまたはエ
チレンオキシドの付加物等のグリコールと反応させるこ
とにより得られる。
この不飽和ポリエステル(b)の量については、優れた
平滑外観と機械的特性とを達成させるためには(b)、
(c)および(h)のM量比((c)+ (h)l /
 (b)が0.25〜0.6であることが要求される。
不飽和ポリエステルは前記の酸とグリコールとの反応に
より得られるが、酸とグリコールとの組合わせを二重結
合1個当たりの分子量(MW/C=C)が300以下と
なるようにすることが、スチレン・ブタジエンブロソク
共重合体(c)および酢酸ビニル樹脂(h)の低収縮効
果を高め、表面平滑性が一段と優れるので好ましく、こ
れが200以下の場合には特に好ましい。
ここで本発明における二重結合1個当たりの分子量(M
W/C=C)とは、不飽和ポリエステルの合成において
用いられる酸およびグリコールの合成仕込みモル組成か
ら計算される計算値で、仕込んだ酸とグリコールとの全
ff1ffiから、酸とグリコールとが1対1のモル比
で完全に反応し、それに相当する水が脱離するとして減
じた値を、二重結合の総数で除して得られる。すなわち
通常行なわれているような過剰に仕込んだ酸またはグリ
コールに関する脱水反応を無視したモデル計算値である
。例えばマレイン酸0.7モル、イソフタル酸0.3モ
ルおよびプロピレングリコール1.1モルのグリコール
0.1モル過剰の不飽和ポリエステルのM W / C
= Cは、(98,I X 0.7モル+166×0.
3モル+76. I X 1.1モル−18,0X(f
),7モル+0.3モル×2))÷0.7モルー255
.4として計算される。
本発明に用いられるスチレン・ブタジエンブロソク共重
合体(c)は、ff1ffl平均分子量が50゜000
〜300,000のものが好ましい。50゜000以上
で機械的特性を十分に発揮でき、30o、ooo以下で
得られる樹脂組成物の粘度が低くなり、含浸状態の良好
な繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物となる。また
スチレン・ブタジエンブロソク共重合体が、変性されて
10重量%以上のスチレン・イソプレンブロック共重合
体および/またはスチレン・水添イソプレンブロック共
重合体を含む場合には、不飽和ポリエステルおよびエチ
レン型不飽和小量体との相溶性が向」ニし、成形品表面
の平滑外観の均−感が増すため好ましい。なおスチレン
・イソプレンブロック共重合体および/またはスチレン
・水添イソプレンブロック共重合体は、スチレン・ブタ
ジエンブロノク共重合体に予め混合してスチレン・ブタ
ジエンブロソク共重合体の変性剤として用いても、また
は本発明の繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物を製
造する場合に、スチレン・ブタジエンブロック共重合体
とは別に添加してもよく、本組成物中に均一に分散され
ていれば有効である。
本発明において低収縮剤の1つとして用いられる酢酸ビ
ニル樹脂(h)は、スチレンに可溶であり、不飽和ポリ
エステルおよびスチレン・ブタジエンブロック共重合体
と均一に分散し合うことができると同時に、低収縮剤と
しての機能が大きいため、表面平壱性において優れた効
果を発揮する。
本発明に用いられる酢酸ビニル樹脂としては、酢酸ビニ
ル樹脂のほかに例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、
メタクリル酸、メタクリル酸メチル等のアクリル系単量
体またはスチレン系単量体等で付加重合、共重合、ブロ
ック共重合等で変性された酢酸ビニル樹脂や、他の熱可
塑性樹脂のブレンドで変性された酢酸ビニル樹脂でもよ
いが、酢酸ビニル残基が全酢酸ビニル樹脂中の90モル
%以上または90重量%であることが好ましい。
本発明では前記のように、前記スチレン・ブタジエンブ
ロック共重合体(c)と、前記酢酸ビニル樹脂(h)と
を併用することにより、平滑外観および機械的特性のい
ずれにも優れた成形品を得ることができる。(c)と(
h)とのl比(c)/ (h)が1.5〜8,0の場合
は、成形品表面の波うちの中で、大きなピッチの波うち
と小さなビ・7チの波うちがともにさらに小さくなるた
め好ましい。
また本発明では不飽和単量体の量については、(a)、
(b)、(c)および(h)の重量比(a) / ((
b) + (c) + (h) )が0.8〜1.3で
あることが成形品の表面光沢も増加し、平滑外観がさら
に良好となるため好ましい。
金型温度が120〜170°Cで圧縮成形される場合に
は、((c)  + (h) l / (b) 〜0.
25〜0.6、(c) / (h) 〜1.5〜8.0
、(a)/{(b)+ (c)+ (h))〜0.8〜
1.3で、かつ不飽和ポリエステル(b)のM W /
 C= Cが300以下の条件を組合わせることにより
、より広範な成形条件下でも良好な平滑性溝ることがで
きる。
本発明に用いられる硬化剤(d)としては、例えば1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3゜3.5−トリメ
チルシクロヘキサン、1.1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)シクロヘキサン、を−ブチルパーオキシ3.5.
5−トリメチルヘキサノエート、し−ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネート、2.5−ジメチル−2,5
−ジ(ヘンシイルバーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、2.
5−ジメチル−2,5−ジ(L−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエ
ート)、ジむ一ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルパーオクトエート、ペンヅイルバーオキサイド等の
有機過酸化物などが挙げられる。通常の成形時間で良好
な機械的特性と平滑外観とを得るためにはL−ブチルパ
ーオキシベンゾエートを単独で、または他の化合物と併
用して用いることが好ましい。
本発明に用いられる充慮剤(e)としては、例えば炭酸
カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム、タルク、硫
酸カルシウム等が挙げられるが、価格、機械的特性およ
び多量充填性等の点から炭酸カルシウムを用いることが
好ましい。充裟剤(e)として炭酸カルシウムを用いて
、(a)、(b)、(c)、(e)および(h)の重量
比(e) / ((a) +(b) + (c) + 
(h) lを1.5〜2.2の範囲とすることが好まし
い。1.5以上とすることで平滑外観の向上を補助する
ことができ、また2、2以下とすることで得られる樹脂
組成物の粘度が低くなり、含浸状態の良好な繊維強化不
飽和ポリエステル樹脂組成物となる。
本発明に用いられる離型剤(f)としては、ステアリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸等の脂肪酸、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、
リン酸エステル等の界面活性剤などがあげられる。
本発明に用いられる繊維強化材(g)としては、例えば
ガラス繊維、カーボン繊維、ボロン繊維等の無機繊維、
ビニロン繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維等の有機繊
維、これらのチョップ状繊維などが挙げられる。
本発明の繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物を製造
するは、まず前記(a)〜(h)成分(ただしくg)成
分を除く)を混合して不飽和ポリエステル樹脂組成物を
得る。この際使用するエチレン型不飽和単量体(a)の
一部または全部は、(b)、(c)および(h)にそれ
ぞれ分配し、不飽和ポリエステル(b)をそのスチレン
溶液である不飽和ポリエステル樹脂とし、スチレン・ブ
タジエンブロック共重合体(c)をそのスチレン溶液と
し、酢酸ビニル樹脂(h)をそのスチレン溶液として使
用してもよい。
次いでこのようにして得られた不飽和ポリエステル樹脂
組成物をさらに前記繊維強化材(g)に含浸させて本発
明の繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物が得られる
。硬化剤(d)、離型剤(f)および繊維強化剤(g)
の使用量については特に制限はなく、これらは通常用い
られる量で使用される。
本発明の樹脂組成物をSMC,BMC等にする場合には
、さらに増粘剤、顔料、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添
加することができる。
本発明になる繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物は
、好ましくは120〜170℃の温度範囲で、好ましく
は金型を用いて成形される。
(発明の効果) 本発明になる繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物に
より大きなピッチの波うちおよび小さなピッチの波うち
のいずれもが少ない平滑外観の、しかも優れた機械的特
性を有する成形品を得ることができる。
本発明になる繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物は
、自動車外板、自動車外装部品、住宅機器部品等の、特
に平滑で美しい外観が要求される部品の製造に用いるこ
とができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を詳説する。
製造例(不飽和ポリエステル樹脂の製造)攪拌機、コン
デンサ、N2ガス導入管および温度計付き2ff4つロ
フラスコに、無水マレイン酸589g、イソフタル酸3
32g、アジピン酸292g、プロピレングリコール5
33g、ジエチレングリコール424gおよびハイドロ
キノン0゜33gを添加した後、N2ガスを徐々に流し
ながら、80℃に加熱した。次いで攪拌しながら2時間
かけて160℃に、4時間かけて190℃に徐々に加熱
した。さらに加熱および攪拌を続け、210°Cになっ
たらそのまま保温して反応を進めた。
定期的に酸価を測定し、酸価26の時点で急冷し、不飽
和ポリエステルを得た。この不飽和ポリエステルをスチ
レン100重量部に対して0.01重量部のハイドロキ
ノンを加えたハイドロキノンを含むスチレンに溶解して
不揮発分80重量%の不飽和ポリエステル樹脂(UP−
1)を得た。別に第1表に示す量の化合物を用いて前記
と同様にして酸およびグリコールを仕込み、不飽和ポリ
エステルを合成した後、同様にしてそれぞれ不1屯発分
80重量%の不飽和ポリエステル樹脂(UP−2および
UP−3)を得た。
第   1   表 ()内はモル比 実施例1〜3および比較例1〜5 第2表に示す配合フ11成で化合物を混合して不飽和ポ
リエステル軸1脂組成物を得た。ここでは低収縮剤とし
てクレイ1−ンDX1300  (スチレン・ブタジエ
ンブロック重合体、シェル(株)型面品名)、ゴーセニ
ルNZ−5(酢酸ビニル1Δ1脂、日本合成(株)製油
品名)、スタイロン679 (スチレン樹脂、旭ダウ(
株)製油品名)またはルコプレソクス200 (飽和ポ
リエステル樹脂、ルコプレックスポリマ社製商品名)を
用い、また充項剤としてSm1te  1200  (
炭酸カルシウム、(株)日東粉化工業製商品名)を用い
た。これらの低収縮剤は樹脂組成物に配合されるべきス
チレンモノマに予め熔解または少なくとも膨潤させて用
いた。
また樹脂組成物の特性は全て下記方法でSMCとし、1
40°Cに加熱された金型を用いて圧縮成形して得られ
た平板成形品について評価した。すなわち樹脂組成物に
さらに増粘剤として不飽和ポリエステル100部に対し
て1.2部に相当する量の酸化マグネシウムを配合攪拌
し、これをSMC製造機に供給してガラス繊維含有量2
5M量%のSMCとした。
平滑性の評価のうち大きなピッチの波うちは、米国パッ
ド(13udd)社製サーフェスアナライザを用い、供
試平板成形品の定めた位置を6インチの長さについて測
定し、指標(6インチSN値)を得た。また小さなピッ
チ〇波うちは東京精密(株)製サーフコンを用い、供試
平板成形品の定めた位置を2鳳曹の長さについて測定し
、粗さの最大高さを求めた。さらに目視により供試平板
成形品の平板成形品の平滑性およびその成形品全体の表
面の均−感を総合的に判断し、目視均−感として5段階
評価した。6インチSN値は小さいほど良好であり、目
標を80以下とした。また粗さも数値が小さいほど良好
であり、目標を2μ/2關以下とした。さらに目視均−
感は値が大きいほど良好であり、目標を4以上とした。
機械的特性については80℃曲げ弾性率およびアイゾツ
ト衝撃値について表記した。いずれも値が大きいほど良
好であり、80℃曲げ弾性率の目標を550 kg f
 / m m以上、アイゾツト衝撃値の目標を7 Q 
kg f crn / am以上とした。
以下余白 第2表から明らかなように、本発明の実施例1は平滑外
観および機械的特性とも目標以上で良好な特性バランス
を示す。これに対し、酢酸ビニル樹脂を用いず、スチレ
ン・ブタジエンブロンク共重合体のみを低収縮剤として
用いた比較例1は平滑外観の粗さ、目視均−感および機
械的特性には優れるものの、6インチSN値が低く、大
きなピッチの波うちが悪い。また酢酸ビニル樹脂に変え
てスチレン樹脂(スタイロン679)または飽和ポリエ
ステル樹脂(ルコプレノクス200)を低収縮剤として
用いた比較例2および比較例3は平滑外観のみならず機
械的特性も悪い。さらに重量比((c)+ (h))/
 (b)が0.7で本発明の範囲を上限からはずれる比
較例4は粗さおよび目視均−感が非常に劣るばかでなく
、機械的特性も著しく低い。同様に下限からはずれる比
較例5は平滑外観の低下が著しい。また実施例1.2お
よび3の比較から分るように、(c)/{h)が1゜5
〜8.0の範囲である実施例2は6インチSN値および
粗さとも低く良好である。
実施例4〜10 第3表に示す配合組成で化合物を混合して不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物を得た。ここでは酢酸ビニル樹脂とし
てLP−4OA固形分(酸変性酢酸ビニル樹脂、UCC
社製LP−40Aの固形分)を用い、また充填剤として
サンライト5L−300(炭酸カルシウム、竹原製粉(
株)製油品名)を用いた。
以下余白 第3表から明らかなように、実施例4は実施例2のゴー
セニルNZ−5の代わりにLP−40A固形分を用いた
例であるが、実施例2と同様に良好な特性を示す。実施
例4.5および6の比較から分るように、 (a)/ 
((b)+ (c)+ (h))が0.8〜1.30の
範囲である実施例5は特Gこ平滑外観が優れる。また実
施例5〜10の比較から分るように、すいれも良好な平
滑外観と機械的特性を示すが、不飽和ポリエステル樹脂
がUP−1よりUP−2のほうが、またUP−2よりU
P−3のほうがさらに平滑外観が優れる。
実施例11〜14および比較例6〜7 第4表に示す配合組成で化合物を混合して不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物を得た。
以下余白 第4表から明らかなように、実施例11はクレイトンD
X1300の代わりにクレイトンGX1855 (スチ
レン・水添イソプレンブロック共重合体のブレンド変性
スチレン・ブタジエンブロック共重合体、平均分子量1
00,000〜200゜000、シェル(株)製油品名
)を用いた例であるが、平滑外観のうちの目視向−惑が
良好である。
特に(c)/ (h)が5.5、(a)/ ((b)+
(c)+ (h))が1.0となるように配合組成を行
なった実施例12およびさらに炭酸カルシウム5ffi
te  1200を用い、(e)/ ((a)+ (b
)+ (c)+ (h)lが2.0となるようにした実
施例13は機械的特性を維持したまま、6インチSN値
および粗さも低く、優れていることが分る。しかしなが
ら、同様のスチレン・ブタジエンブロック共重合体を用
いても酢酸ビニル樹脂を併用しない比較例6および7は
大きなピッチの波うちが存在する。また実施例14に示
すように、充項剤として炭酸カルシウムを用いる場合で
、(e) / ((a) + (b) + (c) +
 (h) lが2゜2を超える場合には、繊維強化材へ
の含浸状態が悪くなり、外観および機械的特性とも低下
傾向となる。
代理人 弁理士 若 林 邦 彦   。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチレン型不飽和単量体(a)、不飽和ポリエステ
    ル(b)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(c
    )、硬化剤(d)、充填剤(e)、離型剤(f)および
    繊維強化材(g)を含有し、かつ型で成形される繊維強
    化不飽和ポリエステル樹脂組成物において、さらに酢酸
    ビニル樹脂(h)を含有し、かつ(b)、(c)および
    (h)の重量比{(c)+(h)}/(b)を0.25
    〜0.6とした繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物
    。 2、(c)と(h)との重量比(c)/(h)を1.5
    〜8.0とした特許請求の範囲第1項記載の繊維強化不
    飽和ポリエステル樹脂組成物。 3、(a)、(b)、(c)および(h)の重量比(a
    )/{(b)+(c)+(h)}を0.8〜1.3とし
    た特許請求の範囲第1項または第2項記載の繊維強化不
    飽和ポリエステル樹脂組成物。 4、不飽和ポリエステル(b)を、2重結合1個当たり
    の分子量300以下の不飽和ポリエステルとした特許請
    求の範囲第1項、第2項または第3項記載の繊維強化不
    飽和ポリエステル樹脂組成物。 5、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(c)が、
    重量平均分子量50,000〜300,000で、かつ
    変性されて10重量%以上のスチレン・イソプレンブロ
    ック共重合体および/またはスチレン・水添イソプレン
    ブロック共重合体を含むスチレン、ブタジエンブロック
    共重合体である特許請求の範囲第1項または第4項記載
    の繊維強化不飽和ポリエステル樹脂組成物。 6、充填剤(e)が炭酸カルシウムであり、かつ(a)
    、(b)、(c)、(e)および(h)の重量比(e)
    /{(a)+(b)+(c)+(h)}を1.5〜2.
    2とした特許請求の範囲第5項記載の繊維強化不飽和ポ
    リエステル樹脂組成物。
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