JPS62271826A

JPS62271826A - 靴下の折り畳み包装方法とその装置

Info

Publication number: JPS62271826A
Application number: JP61113100A
Authority: JP
Inventors: 雁野　良博; 国樹　豊美
Original assignee: Takatori Corp
Current assignee: Takatori Corp
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1987-11-26
Also published as: IT1198459B; US4720090A; IT8648636A0; DE3636474A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〈産業上の利用分野〉この発明は靴下、特にハイソックス（ひざ下ストッキン
グと称されるもの）、シームレスストッキング又はパン
ティストッキング等、主として長靴下類の折り畳み包装
方法とその装冒に関するものである。

〈従来の技術とその問題点〉靴下製品の包装は、靴下生地が極めて軟弱であるだめに
包装済の製品が型開れしないように、包装用芯材として
使用される厚紙台紙の回りに靴下を巻付けるようにして
折り畳み、そしてこの折り畳んだ靴下を更に商品名や宣
伝文句等を印刷したチラシ状の化粧紙で包むか、或いは
上記厚紙台紙を廃止して、第１と第２の折り目線を有す
る三つ折り状の化粧紙のみを使用して、この化粧紙上に
靴下を折り畳み、かつ化粧紙を第１と第２の折り目線に
沿って折り込んで上記折り豐んだ靴下を該化粧紙で包ん
だ後、透明な合成樹脂製の包装袋に挿入充填し、然る後
、包装袋の袋口を折り返して粘着テープ等で封緘するこ
とによって１個の靴下の包８製品が完成されている。そ
して現在では靴下包装作業工程の金属化と包Ｖ４′Ｒ材
の節減を計るために後者の三つ折り状化粧紙のみを使用
した包装形態がその主流を占めている。従ってこの三つ
折り状化粧紙を使用して靴下を折り畳み包装する場合は
、従前の厚紙台紙と該台紙の供給作業工程を省略するこ
とが出来る。

しかし上記の三つ折り状化粧紙を使用して靴下を折り畳
み包装する作業においても、該化粧紙の台紙部に靴下を
折り畳み、そして第１と第２の折り目線に沿ってその化
粧紙の表紙部と耳縁部とをそれぞれ折り込んで前記台紙
部に折り畳んだ靴下を包み包装袋に挿入充填するために
、該作業が複雑でその作業工程数も多い。

従来、このような包ＩＡＲ材を用いて靴下の折り畳み包
装を自動的に行なう方式がいくつか提案されているが、
上記したように靴下製品の折り畳み包装は、靴下生地が
軟弱であるために作業的に極めて複雑かつ困難であり、
又、その移送も台紙の後部を押して搬送するので搬送時
に定位置のずれが発生し、更にその作業工程数も多く必
要とするところから動作的に信頼度が低いとか構造的に
極度に複雑になるとかの理由から、いずれも実用上大き
な効果が得られていないのが実情である。

〈発明の目的〉この発明の目的は、かかる従来の問題点を解８うじ、上
述の三つ折り状化粧紙を使用して靴下製品の折り畳み包
装作業を高い効率で殆んど自動的に行なうことにある。

本発明の他の目的は、上記靴下製品の折り畳み包装作業
を行なう白ｔｌｌｔｉＷｌであって動作的信頼度が高く
、しかもＩＩ造的に簡単なものを提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉上記のような問題点を解決するため、この発明の方法は
台紙部の両側に折込部と表紙部を折り目線を介して設け
た三つ折り式の化粧紙を間歇的に吸持移送する化粧紙搬
送ライン上に化粧紙を展開状態で供給する化粧紙供給工
程と、化粧紙搬送ラインで送られる化粧紙の移動途中で
折込部を起こす第１押上工程と、第１押上工程の移送方
向前方位置で停止する化粧紙の台紙部上に靴下をその長
手方向が移送方向に沿うよう載置する靴下供給工程と、
靴下供給後に化粧紙の折込部を靴下上に重なるよう伏倒
させる第１折り畳み工程と、折込部を折り畳んだ後、化
粧紙から突出する靴下の両端部を折込部上へ互に重なり
合うよう折り畳む靴下折り畳み工程と、靴下が折り畳ま
れた化粧紙の移動途中で表紙部を起こす第２押上工程と
、第２押上工程の移送方向前方位置で停止する化粧紙の
表紙部を靴下の上に重なるように伏倒させ、三つ折り状
の化粧紙で靴下を包んだ状態にする第２折り畳み工程と
、搬送ライン上で第２折り畳み工程の移送方向前方に予
め待機させた包装袋内に靴下を包んだ化粧紙を挿入充填
すると共に、この充填された包装袋を搬送ライン外に送
出する包装袋給排工程とからなる構成としたものである
。

また、上記問題点を解決するため、この発明の装置は、
多数の吸引口が並ぶエンドレスベル゛トの上部走行部分
の直下に吸引ボックスを設け、基板の両側に折込部と表
紙部を連成した化粧紙を吸持して間歇的に移送する化粧
紙搬送ラインと、三つ折り状態の化粧紙を積重ね状態に
ストックし、ストックした最上部化粧紙を搬送ラインの
基端測定位置に展開した状態で供給する化粧紙供給ｎ＠
と、搬送ラインの途中に設けられ、通過する化粧紙の折
込部を起こす第１押上部材と、搬送ライン上で、第１押
上部材よりも移送方向の前方位ばで停止する化粧紙の台
紙部上に、搬送ライン外から送られてきた靴下をその長
手方向が移送方向に沿うよう載置する靴下供給機構と、
靴下供給位置に停止する化粧紙に対して進退動自在に配
置され、予め起こされた折込部を押圧伏倒させて靴下上
に重ねる第１折り畳み機構と、靴下供給位置に停止する
化粧紙の移送方向に位置し、化粧紙上に供給された靴下
の一方端部を支持して折込部上に重ねる反転台と、同じ
く化粧紙の移送方向前方に直下を化粧紙が通過し得るよ
うに配ｖａされ、化粧紙上に供給された靴下の他方端部
を支持する固定台と、靴下供給位置に停止する化粧紙に
対する進退動と上下動及び化粧紙の移送方向に沿う往復
運動が自在となり、折込部上に折り畳まれた靴下の一方
端部を上から押圧し、化粧紙と共に固定台の下を通過す
ることにより固定台上の他方端部を一方端部上に折り畳
む押え板とで形成された靴下折り畳み機構と、搬送ライ
ン上で靴下折り畳みｎＭ４の移送方向前方に位置し、通
過する化粧紙の表紙部を起こす第２押上部材と、搬送ラ
イン上で第２押上部材の移送方向前方の化粧紙停止位置
に、化粧紙に対して進退動自在に配置され、予め起こさ
れた表紙部を押圧伏倒させて靴下上に重ねる第２折り畳
み機構と、搬送ライン上で第２折り畳み機構の移送方向
前方に位置し、搬送ライン上の定位置に対して包装袋の
供給と取出しが自在となり、搬送ライン上の定位置に待
機させた包装袋内に靴下を包んだ化粧紙を挿入充填する
包装袋給排工程とで構成した構造としたものである。

く作用〉搬送ラインの基端受取部に展開状態で供給された化粧紙
は、搬送ラインにより吸持されたまま一定のピッチで間
歇的に移送され、先ず化粧紙は折込部が押上げられて起
き、靴下供給位置に停止すると、台紙部上に靴下が載置
され、次に折込部が靴下上に折り畳まれ、続いて靴下の
移送方向後方に位置する一方の端部が折込部上に折り畳
まれ、押え板がその上から抑圧保持すると、その押え板
は僅かに移行方向に移動して折り畳まれた靴下を引き伸
してたるみをなくし、次に化粧紙と押え板とは同時に前
方へ移動し、固定台上に戟っていた靴下の他方端部が固
定台の下に引込まれることにより折込部上において一方
端部上に重なり合う折り畳みとなる。

化粧紙が前方に移動する途中で押え板が後退勤して靴下
の重なり部分から抜け、表紙部が押上げられて起き、次
の停止位置で表紙部は靴下上に折り贋まれるため化粧紙
は靴下を包んだ状態になり、これが前方に開口状態で待
機する包装袋内に挿入される。

〈実施例〉以下、この発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

先ず、靴下Ｈの包装に用いる化粧紙１は第１４図の如く
、台紙部２の一側に折込部３と他側に表紙部４を折目紙
５．６を介して連成した三つ折り式になっており、この
化粧紙１は第１５図の如く、台紙部２上に重ねた靴下Ｈ
上に折込部３を折り畳み、この折込部３上に靴下Ｈの両
端部Ｈ１と８２を互に重なり合うように折り畳み、更に
表紙部４を靴下Ｈ上に折り畳むことによって該靴下１」
を包むようになっており、靴下Ｈを包んだ化粧紙１は包
装袋７内に収納された包装形態になる。

次にこの発明に係る靴下の折り畳み包装装置は、第１図
と第２図の配置図に示すように、大別すると、化粧紙１
を強持して第１ポジシヨンエから第６ポジシヨン■へ一
定のピッチで間歇移送する搬送ライン１１と、この搬送
ライン１１の基端受取部となる第１ポジシヨンエに化粧
紙１を一枚づつ展間状態で供給するように設けた化粧紙
供給機構３１と、搬送ライン１１上の第３のポジション
■と第４ポジシヨン■間を送られる化粧紙１の折込部３
を所定の角度に起こすよう設けた第１押上部材６１と第
４ポジシヨン■上の化粧紙１の台紙部２上に靴下Ｈを載
置する靴下供給１構７１と、靴下Ｈ上に折込部３を押圧
伏倒させる第１折り畳み機構８１と、台紙部２から突出
する靴下Ｈの両端ｔＭＨＩ　、Ｈｚを折込部３上に重ね
る靴下折り畳み別欄９１と、表紙部４を所定角度に起こ
す第２押上部材１００と、表紙部４を靴下Ｈ１上に伏倒
させる第２折り畳み機構１１１と、靴下Ｈを包んだ化粧
紙１を包装袋７内に挿入する包装袋給排ｆｉＭ４１３１
とで構成されている。

前記搬送ライン１１は、水平テーブル１２の両端にプー
リ１３と１４にわたって４本のエンドレスベルト１５．
１６．１７．１８を平行状に張架し、各ベルトの上部走
行部分をテーブル１２によって！２ｉｖＪ支持すると共
に、各ベルトをモー９１９により、一定のピッチで間歇
走行するように駆動している。

内側に位置する２本のエンドレスベルト１６．１７は第
１図の如く、化粧紙１の折目線５．６の部分を支持する
間隔で配置され、外側に位置する２本のエンドレスベル
ト１５．１８は折込部３及び表紙部４の各中間部分を支
持する配置になっている。

各エンドレスベルト１５．１６．１７．１８には長手方
向に一定の間隔で多数間の吸引口２０が穿設されている
と共に、第３図の如くテーブル１２の直下に吸引源と連
なる吸引ボックス２１が設けられ、テーブル１２のベル
ト摺動位置にスリット２２を設け、このスリット２２上
を通過するベルト１５．１６．１７．１８の吸引口２０
がスリット２２と連通ずることにより、エンドレスベル
ト１５．１６．１７．１８の上面に化粧紙１の吸引力が
生じるようになっている。

従って、搬送ライン１１上に供給された化粧紙１は、エ
ンドレスベルト上に吸着固定化され、位置ずれを生じる
ことなく間歇的に移送されることになる。

化粧紙供給機１１３０よ第３図と第４図に示すように、
三つ折り状態の化粧紙１を積重ね状態で収納するストッ
カー３２と、ストッカー３２の最上部に位置する化粧紙
１の折込部３を強持して展開させる吸持部材３３と、上
記展開した折込部３を強持して化粧＠１を搬送ライン１
１上に送り込む引出部材３４と、引出されて行く化粧紙
１の表紙部４を展開させるバー３５と、搬送ライン１１
上に送り込まれた化粧紙１を一時的に定位置保持する挟
持部３６とによって形成される。

ストッカー３２は、ｇｔ層化粧紙１を支持する昇降テー
ブル３７をモータ３８によって回転駆動されるねじ軸３
９によって上下動させると共に、昇降テーブル３７の直
上に配置したリミットスイッチによって最上部化粧紙を
検出し、化粧紙１が一枚引出されるごとにこれを検出し
、モータ３８を起動してテーブル３７を上昇させ化粧紙
１の最上部レベルを常時一定に保つようになっている。

なお、化粧紙１は、折込部３が表紙部４の上に重なるよ
うに三つ折り状態とし、折込部３の展開方向が搬送ライ
ン１１に向くような配置でストッカー３２の昇降テーブ
ル上に積重ねられている。

吸持部材３３は、ストッカー３２の側面に枢止した軸４
０にＬ形アーム４１を固定し、Ｌ形アーム４１上に複数
の吸＠盤４２を取付けると共に、軸４０とシリンダ４３
を扇形歯車４４と歯車４５によって連動し、シリンダ４
３の伸縮により、し形アーム４１を第３図実線の位置と
ストッカー３２の化粧紙１上の間を１８０゜回動するよ
うになっている。

この吸持部材３３は、反転時に吸着盤４２がストッカー
３２上の化粧１１１における折込部３上に重なってこれ
を吸着し、搬送ライン１１側への復帰回動により折込部
３を水平テーブル１２上に反転させることになる。

又、第９図（Ａ＞（Ｂ）に示すように引出部材３４は、
搬送ライン１１の直上に交差するよう架設したロッドレ
スシリンダ４６の下部にシリンダ４６の長手方向に移動
する上板４７を取付け、この上板４７の下部にシリンダ
４８で上下動するよう取付けた下板４９の下面に＠　Ｗ
　ｌ　５０を取付け、更に下板４９のストッカー３２側
に向く端部に、下板４９上のシリンダ５１により揺動す
ると共に、下端にローラ５２を枢止した揺動アーム５３
を取付けた構造になっている。

上記引出部材３４は、吸着盤５０が上昇位置にありロー
ラ５２が下降位ばにある状態でストッカー３２側に後退
し、水平テーブル１２の端縁上に展開した折込部３の直
上で吸着盤５０が上下動し、前記吸着盤４２から解放さ
れた折込部３を吸収保持して持上げ、前方への移動によ
り折込部３を介して化粧紙１全体を搬送ライン１１上に
引出して行く。

一方引出部材３４の後退時にシリンダ５１が作動してロ
ーラ５２が下降し、先に供給された化粧紙１を水平テー
ブル１２上に押圧しながら移動し、各エンドレスベルト
１５．１６．１７．１８の吸引口２Ｇで確実に化粧紙１
を吸着させるようになっている。引出部４ｉ１３４がス
トッカー３２に至る直前にローラ５２は上昇復帰する。

挟持部３６は、水平テーブル１２上でストッカー３２と
反対側に位置し、シリンダー５４によって上下に揺動す
る爪５５により形成され、引出部材３４で水平テーブル
１２上に引出された化粧紙１の折込部３を水平テーブル
１２上に押圧し、引出部材３４から解放された化粧紙１
を一時的に保持し、前記ローラー５２による化粧紙の押
圧移動時に該化粧紙の位置ずれが生じるのを防いでいる
。

表紙部２を展開させるバー３５はストッカー３２の吸持
部材３３と反対側の側面に軸５６を中心としてシリンダ
５７で起伏動するよう枢止され、化粧紙１が引出されて
行くときその上に重なるよう伏則し、表紙部４と台紙部
２の折目６をこのバー３５に引掛けることにより、該表
紙部４を引起こして展開させるものである。前記搬送ラ
イン１１における第２及び第３ポジシヨン■、■は化粧
紙１を単に停止保持するだけの部分であり、この第２ポ
ジシヨン■と第３ポジシヨン■の間において、第１図の
如く、折込部３を吸持するためのスリット２２は終り、
以後の工程における折込部３の折曲げを可能にしている
。

前記第１押上部材６１は、水平テーブル１２上において
、第３ポジシヨン■と第４ポジシヨン■間で折込部３の
通過する直下位置に固定した三角板によって形成され、
第４ポジシヨン■に向けて移動する化粧紙１の折込部３
が三角板上に収り上げることにより折目線５の部分から
上方に所定の角度で引起こされることになる。

前記靴下供給掘構７１と第１折り畳み機構８１は、第４
ポジシヨン■に停止する化粧紙１に対応するよう搬送ラ
イン１１の側方に配置され、靴下折り畳み機＠９１は、
この第４ポジシヨン■の化粧紙１にのぞむよう搬送ライ
ン１１上に位置しでいる。

上記靴下供給機構７１は第１図と第２図及び第５図に示
すように、例えば靴下処理傭構に設置された靴下抜取り
装置に連結され、その抜取り装置から抜取られた靴下Ｈ
を一方向へ搬送するコンベヤ７２と、このコンベヤ７２
の先端部直下に水平配置され、コンベヤ７２から靴下を
受取ってその移送面上の所定位置に移送する移送コンベ
ヤ７３を、水平テーブル１２の側方に移送コンベヤ７３
の移送面が水平テーブル１２よりも少し高くなるように
配置し、移送コンベヤ７３上の靴下Ｈがセンサーによる
位置検出により、第１図の如く、第４ポジシヨン■上の
化粧紙１と中心部が搬送ライン１１の直角方向に一致す
るように位置決め停止するようになっている。

移送コンベヤ７３の上部走行部分の直下に、水平テーブ
ル１２における第４ポジシヨン■の化粧紙１上に対して
シリンダ（図示せず）で進退動が付与された水平の受板
７４が設けられ、更に移送コンベヤ７３上には同じくシ
リンダ（図示せず）により該移送コンベヤ７３の移送路
上を横切って転送板７５とシリンダ（図示せず）による
反転台９２と固定台９３上への上下起伏動が自在となる
転送板７５と、押え具７６とが配置されている。

転送板７５は退勤位置から一定ストロークを前進ａｙる
ことにより移送コンベヤ７３上の靴下Ｈを前方へ押出し
て受板７４上に移載させる、受板７４上に靴下が移載さ
れると次に、受板７４が前進して、そこに移載された靴
下を反転台９２と固定台９３上の配置まで移送する。

次に押え具７６が第５図実線の上昇位置から同図鎖線の
位置に下降して受板７４上の靴下を押圧し、この後退勤
する受板７４に対して靴下の両端部を反転台９２と固定
台９３上に押え付け、該靴下を移動しないように保持す
る。

この状態で押え具７６が上昇復帰すると靴下の中央部は
化粧紙１の台紙部上に降下供給される。

第１折り畳み機構８１は、受板７４の直下に位置し、第
１図と第５図の如く、水平テーブル１２の側面に固定し
た支持ブラケット８２にシリンダ８３を水平に取付け、
このシリンダ８３のピストン杆の先端に固定した支持ブ
ラケット８４にシリンダ８５を取付け、支持ブラケット
８４に枢止した櫛状押え板８６をシリンダ８５により上
下′４ｒ！１！ｊＪさせるようにして形成され、押え板
８６は第５図鎖線で示す退勤位置で同図実線の如く上昇
回動じ、このまま前進動することにより、予め起こされ
ている折込部３を押圧して靴下上に伏倒させ、前進位置
で水平に下降して折込部３を靴下１−１上に折り畳み、
この後水平状態のまま退勤位置に戻る運動を行なう。

前記靴下折り畳み機構９１は、搬送ライン１１の直上で
、第４ポジシヨン■にある化粧紙１の移送方向後方に配
置した反転台９２と、同上化粧紙１の移送方向前方に配
置した固定台９３と、化粧紙１に対する進退動と化粧１
の第４ポジシヨン■から第５ポジシヨンＶへの追従移動
とが自在となる櫛状の押え板９４とで構成されている。

上記反転台９２は、水平テーブル１２上に支持され、モ
ータ９５によって正逆回転が付与される回転軸９６の先
端に取付【プられ、第３ポジシヨン■上に位置する待機
位置から第４ポジシヨン■にある化粧紙１の台紙部２上
へ略１８０°を往復旋回するようになっている。

固定台９３は第５ポジシヨンＶの上部に位置し、その下
部と水平テーブル１２の間に化粧紙１と靴下Ｈの中なり
体が通過する狭い隙間９７を形成している。

従って第４ポジシヨン■の台紙部１に供給された靴下Ｈ
はその両端部Ｈ１とＨ２が反転台９２と固定台９３上に
戟って支持されることになる。

第２図、第５図、第６図、第７図に示す如く、水平テー
ブル１２の側面に搬送ライン１１と平行するよう設けた
ガイド軸９８に、移動ブラケット９９を軸方向に移動自
在となるように取付け、このブラケット９９上に固定し
たシリンダ１００のピストン杆に支持ブラケット１０１
を固定し、支持ブラケットに櫛状の押え板９４を上下に
揺動自在となるよう枢止し、支持ブラケット１０１に押
え板９４を上下に揺動させるシリンダ１０２が取付けら
れている。

上記ガイド軸９８に平行して配置したエンドレスベルト
１０３が第２図の如く、搬送ライン１１のエンドレスベ
ル、ト１５〜１８と連動していると共に、８ｖＪブラケ
ツト９９にはエンドレスベルト１０３のっかみ具１０４
が取付けられ、つかみ具１０４がベルト１０３を固持す
ると押え板９４を第４ポジシヨン■の位置から第５ポジ
シヨンＶに移動させることになる。

上記移動ブラケット９９は水平テーブル１２の側面に固
定した固定板１０５とばね１０６で連結し押え板９４が
第５ポジシヨンＶにのぞむ位置でつかみ具１０４がエン
ドレスベルト９を放すとばね１０６の収縮で押え板９４
は第４ボジシミン■へ自動的に戻る運動を行ない退勤し
た移動ブラケット９９は固定板１０５に取付けたエアシ
リンダ１０７により衝撃が吸収されると共に位置決めが
なされる。

押え板９４は第４ポジシヨン■と対応する退勤位置で第
７図実線の如く上昇回動し、反転台９２による靴下端部
Ｈの折り畳み後にこの状態で前進動じて化粧紙１におけ
る台紙部２の直上にのぞみ、前進位置で下方に回動して
靴下Ｈから化粧紙１を水平テーブル１２上に押圧し、こ
の抑圧状態でシリンダー１０７の作動で移動ブラケット
９９を僅かに第５ポジシヨンＶ方向へ移動させることに
より台紙部上に折り畳まれた靴下の一端部を引伸してた
るみをなくす。

その後この状態でつかみ具１０４が作動し、化粧紙１の
第５ポジシヨンＶへの移動に押え板９４が同調移動し、
化粧紙１と靴下Ｈを一体に移動させる。

第４ポジシヨン１ｖから第５ポジシヨンＶに移動すると
き、靴下Ｈの端部Ｈ２が固定台９３の下に引込まれ端部
Ｈ２が先に折り畳まれた端部Ｈ１上へ自動的に折り畳ま
れることになる。

第４ポジシヨン■と第５ポジシヨンＶの間において、表
紙部４を強持するスリット２２が第１図の如く終ってい
ると共に、水平テーブル１２上で第５ポジシヨンＶと第
６ポジシヨン■の間には、表紙部４の移動通過する直下
に三角板状の第２押上部材１１０が設けられ、第６ポジ
シヨン■に移送される化粧紙１は、表紙部４を所定角度
だけ起こすことになる。

第６ポジシヨン■と対応するように配置された第２折り
畳み礪構１１１は、第８図に示すように、水平テーブル
１２の側面に取付けたシリンダ１１２で支持ブラケット
１１３を上下動自在に支持し、支持ブラケット１１３の
上端に水平状態で固定したシリンダ１１４ピストン杆に
水平の押え板１１５を取付けて形成され、第８図実線の
如く、上昇位置で前進して表紙部４を靴下Ｈ上に倒し、
曲進位置で下降して上から押圧し、靴下Ｈを包んだ三つ
折り状態の化粧紙１を形付けする。

第６ポジシヨン■で三つ折りされた化粧紙１は、押え板
１１５の上昇退勤後にエンドレスベルト１６．１７で第
７のポジション■に向けて送られ上記化粧紙１の移動途
中は押えガイド板１２１によって表紙部４が立上がらな
いように誘導されると共に、第７ポジシヨン■上にはこ
のポジション上の化粧紙１を前方に配置した包装袋給排
機構１３１の包装袋７に向けて送り込む挿入板１２３が
配置されている。

上記挿入板１２３は、第１図と第８図の如く搬送ライン
１１に平行して配置したロットレスシリンダ１２４のア
ーム１２５に取付けられ第８図のようにＯブトレスシリ
ンダ１２４に取付けたリンク１２６と水平テーブル１２
の側面に枢着したシリンダ１２７とを連結し、シリンダ
１２７の伸縮によりアーム１２６を介して挿入板１２３
を上下に揺動させる。

挿入板１２３は第８図実線の如＜　３１　！ＩＩＪ位置
で下降し、第７ポジシヨン■上に停止する化粧紙１を押
圧してこれを第１図鎖線の前方位置に移送し、前方に待
機する包装袋７内に挿入した後退勤する運動を行なう。

前記包装袋給排［４１１１３１は、第１図のように搬送
ライン１１の前方に位置し、搬送ライン１１の延長線上
に包装袋７を送り込んで待機させ、この待機位置におい
て袋口を吸着盤１３３で上部を引上げることにより袋口
を間き、一対の開口爪１３２．１３２によって袋口の開
口を保持した後、挿入板１２３によって押出されてきた
化粧紙１をその内部に収納すると共に、収納後に挿入板
１２３及び開口爪１３２．１３２が抜出ると前方に取出
されるようになっている。

なお包装袋給排機Ｍ４１３１の具体的なＩＩ４造と作用
は、本出願人が特開昭５７−７７４１３号によってすで
に提案しているので、ここではその詳細を省略する。

次に、以上のような構成を有している靴下の折り畳み包
装装置の作用について、第１０図Ａ〜Ｃと第１１図Ａ−
Ｃ及び第１２図Ａ−Ｃ，第１３図Ａ、Ｂを主に用いて説
明する。

ストッカー３２にｖ４層された三つ折り状態の化粧紙１
が化粧紙供給機構３１によって搬送ライン１１の第１ポ
ジシヨンエ上に展開状態で供給されると、搬送ライン１
１は、エンドレスベルト１５．１６．１７．１８上に化
粧紙１を吸着保持し、モータ１９の起動によりエンドレ
スベルト群がピッチ分だけ間歇的に移動し、この間歇送
り毎にタイミングを合せて第１ポジシヨンＩに化粧紙１
が一枚づつ供給されることになる。

化粧紙１は、前方のポジションへと順次移動し、第３ポ
ジシヨン■から第４ポジシヨン■間を通過するとき折込
部３が起こされ、第４ポジシヨン■に停止すると、靴下
供給機構７１から台紙部２上に靴下目が供給され、靴下
Ｈの両端は反転台９２と固定台９３上に牡って支持され
る。（第１０図Ａ及び第１０図Ｃ）靴下目が化粧紙１上に載ると、先ず第１折り畳み機構８
１の押え板８６が第１１図Ａと第１１図Ｂの如く上昇回
動じた姿勢で前進し、前進位置で水平伏倒することによ
り折込部３を靴下Ｈ上に折り畳む。

次に、反転台９２が退動位置から化粧紙１上に向けて反
転し、その上面で支持した靴下の端部Ｈ１を折込部３上
に折り畳んで重ねる。（第１１図Ｂ、第１１図Ｃ）反転台９２が待機位置に退勤すると、押え板９４が上昇
姿勢で前進し、第１２図Ｂの実線の如く下降して靴下の
端部Ｈ１を押圧し、第１折り畳み機構８１の押え板８６
が退勤し、折込部３と端部８１間から抜は出る。

押え板９４は靴下Ｈの端部Ｈ１を押圧すると、該押え板
は僅かに移動して押圧した端部Ｈ１を引伸してたるみを
なくす。

次に化粧紙１は第４ポジシヨン■から第５ポジシヨンＶ
に向けて移動し、押え板９４も共に移ｖＪするため、第
１２図Ｃの如く固定台９３の下を進み、固定台９３上に
重なる端部Ｈ２が引込まれて端部Ｈ１上に重なり、靴下
ト１は折込部３を巻込むように折り畳まれると共に、端
部Ｈ２の引込みによる折り畳みにより、全体にたるみな
く折り畳まれる。

化粧紙１が第５ポジシヨンＶに停止すると、押え板９４
は退勤し、端部Ｈ１、Ｈ２間から抜は出て第５ポジシヨ
ンＶに対応する位置に復帰する。

（第１２図Ａ）化粧紙１が第５ポジシヨンＶから第６ポジシヨン■に移
動すると、第２押上部材１１０で表紙部４が起こされ、
第６ポジシヨン■に停止すると第２折り畳み機構１１１
の押え板１１５が前進し、第１３図Ａ及び第１３図Ｂの
如く、表紙部４を靴下Ｈの端部Ｈ２上に折り畳み、三つ
折り状態の化粧紙１が靴下Ｈを包み込んだ状態となる。

押え板１１５の退ｌｌＪ＠に化粧紙１は第６ポジシヨン
■から第７ポジシヨン■に送られ、挿入板１２３により
前方に待機する包装袋７内に挿入され、靴下Ｈの入った
包装袋７は所定位置に排出されることになる。

以上の通りの作動を所定のタイミングを以って繰返すこ
とにより、靴下を折り畳んで化粧紙で包み包装袋に挿入
するという作業を比較的に行なうものである。

〈効果〉以上の構成からなるこの発明に係る靴下の折り畳み包装
方法と装置によると、三つ折り状の化粧紙を用いて靴下
の折り畳み包装を行なうことにより、折り畳み包装後の
靴下の型崩れ防止のために厚紙台紙を供給する必要がな
くなり、包装′Ｒ材の節約と包装作業工程の簡略化が可
能となる。

特に、化粧紙を吸着搬送の搬送ラインによって移送する
ので位置ずれを生じることがない。

また三つ折り状の化粧紙を包装資材として用いることに
より、該化粧紙をその各折り目線に沿って折り畳む作業
工程が必要となるが、この発明に係る靴下の折り畳み包
装方法と８＠によると化粧紙の折り畳み作業の一部が該
化粧紙の供給作業及び包装袋への挿入作業と共に行なわ
れるた、め、靴下の折り畳み包装作業を効率よく行なう
ことができる。

そして装置的にも構造が比較的簡単でしかも動作的信頼
性がすぐれている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る靴下の折り畳み包装装置の全体
平面図、第２図は同上の一部省略正面図、第３図は第１
図の矢印Ａ−Ａに沿う縦断側面図、第４図は第１図の矢
印Ｂより見た正面図、第５図は第１図の矢印Ｃ−Ｃに沿
う！Ｉ断面図、第６図は第２図の矢印Ｄ−Ｄに沿う断面
図、第７図は第２図の矢印Ｅ−Ｅに沿う断面図、第８図
は第１図の矢印Ｆ−Ｆに沿う断面図、第９図Ａと第９図
Ｂは化粧紙供給ＩＦ１４１１Ｉ！の作動を示す説明図、
第１０図Ａないし第１０図Ｃの各々は化粧紙上に靴下を
重ねた状態を示す説明図、第１１図Ａないし第１１図Ｃ
の各々は、靴下の一方端部を折り畳んだ状態を示す説明
図、第１２図Ａないし第１２図Ｃの各々は靴下の他方端
部を折り畳む状態を示す説明図、第１３図Ａと第１３図
Ｂは表紙部の折り畳み状態を示す説明図、第１４図は化
粧紙の展開図、第１５図は靴下を包んだ化粧紙と包装袋
を示す斜視図である。１・・・化粧紙　　　　　　　２・・・台紙部３・・・
折込部　　　　　　　４・・・表紙部５．６・・・折目
＠　　　　　７・・・包装紙１１・・・搬送ライン　　
　　　３１・・・化粧紙供給別欄６１・・・第１押上部
材　　　　７１・・・靴下供給□構８１・・・第１折り
畳み１３＠　　　９１・・・靴下折り畳み闘構１１０・
・・第２押上部材　　１１１・・・第２折り畳み曙構１
３１・・・包装袋給排Ｉｇ１＠Ｈ・・・靴下出願人代理
人　　弁理士　　和　１）昭第３図第４図第１０図（Ａ）第１１図（Ａ）（Ａ）第１０図（Ｃ）第１１図（Ｃ）第１２図（Ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）台紙部の両側に折込部と表紙部を折り目線を介し
て設けた三つ折り式の化粧紙を間歇的に吸持移送する化
粧紙搬送ライン上に化粧紙を展開状態で供給する化粧紙
供給工程と、化粧紙搬送ラインで送られる化粧紙の移動
途中で折込部を起こす第１押上工程と、第１押上工程の
移送方向前方位置で停止する化粧紙の台紙部上に靴下を
その長手方向が移送方向に沿うよう載置する靴下供給工
程と、靴下供給後に化粧紙の折込部を靴下上に重なるよ
う伏倒させる第１折り畳み工程と、折込部を折り畳んだ
後、化粧紙から突出する靴下の両端部を折込部上へ互に
重なり合うよう折り畳む靴下折り畳み工程と、靴下が折
り畳まれた化粧紙の移動途中で表紙部を起こす第２押上
工程と、第２押上工程の移送方向前方位置で停止する化
粧紙の表紙部を靴下の上に重なるように伏倒させ、三つ
折り状の化粧紙で靴下を包んだ状態にする第２折り畳み
工程と、搬送ライン上で第２折り畳み工程の移送方向前
方に予め待機させた包装袋内に靴下を包んだ化粧紙を挿
入充填すると共に、この充填された包装袋を搬送ライン
外に送出する包装袋給排工程とからなる靴下の折り畳み
包装方法。
（２）多数の吸引口が並ぶエンドレスベルトの上部走行
部分の直下に吸引ボックスを設け、台紙部の両側に折込
部と表紙部を連成した化粧紙を吸持して間歇的に移送す
る化粧紙搬送ラインと、三つ折り状態の化粧紙を積重ね
状態にストックし、ストックした最上部化粧紙を搬送ラ
インの基端測定位置に展開した状態で供給する化粧紙供
給機構と、搬送ラインの途中に設けられ、通過する化粧
紙の折込部を起こす第１押上部材と、搬送ライン上で、
第１押上部材よりも移送方向の前方位置で停止する化粧
紙の台紙部上に、搬送ライン外から送られてきた靴下を
その長手方向が移送方向に沿うよう載置する靴下供給機
構と、靴下供給位置に停止する化粧紙に対して進退動自
在に配置され、予め起された折込部を押圧伏倒させて靴
下上に重ねる第１折り畳み機構と、靴下供給位置に停止
する化粧紙の移送方向に位置し、化粧紙上に供給された
靴下の一方端部を支持して折込部上に重ねる反転台と、
同じく化粧紙の移送方向前方に直下を化粧紙が通過し得
るように配置され、化粧紙上に供給された靴下の他方端
部を支持する固定台と、靴下供給位置に停止する化粧紙
に対する進退動と上下動及び化粧紙の移送方向に沿う往
復運動が自在となり、折込部上に折り畳まれた靴下の一
方端部を上から押圧し、化粧紙と共に固定台の下を通過
することにより固定台上の他方端部を一方端部上に折り
畳む押え板とで形成された靴下折り畳み機構と、搬送ラ
イン上で靴下折り畳み機構の移送方向前方に位置し、通
過する化粧紙の表紙部を起こす第２押上部材と、搬送ラ
イン上で第２押上部材の移送方向前方の化粧紙停止位置
に、化粧紙に対して進退動自在に配置され、予め起され
た表紙部を押圧伏倒させて靴下上に重ねる第２折り畳み
機構と、搬送ライン上で第２折り畳み機構の移送方向前
方に位置し、搬送ライン上の定位置に対して包装袋の供
給と取出しが自在となり、搬送ライン上の定位置に待機
させた包装袋内に靴下を包んだ化粧紙を挿入充填する包
装袋給排機構とで構成した靴下の折り畳み包装装置。