JP3280007B2 - 商品自動包装用装置 - Google Patents

商品自動包装用装置

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JP3280007B2
JP3280007B2 JP36357399A JP36357399A JP3280007B2 JP 3280007 B2 JP3280007 B2 JP 3280007B2 JP 36357399 A JP36357399 A JP 36357399A JP 36357399 A JP36357399 A JP 36357399A JP 3280007 B2 JP3280007 B2 JP 3280007B2
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一紀 山形
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株式会社ヤマガタグラビヤ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体に商品を自動的に
包装せしめる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より袋体に商品を包装せしめるため
には、作業者が手作業により商品を袋体に装填している
のが現状である。商品装填後は、袋体をコンベヤにより
搬送せしめシール装置により該袋体の開口を自動シール
することが行われているが、一貫した自動化を行うもの
でないため、作業能率が向上せず、作業時間の短縮化も
困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記作業を
自動化するためには、種々の手段を構成することが考え
得るが、一般的なベルトコンベヤにより袋体を搬送し、
直線上の搬送経路において商品の装填と袋体開口のシー
ルとを行う場合、装置全体が長尺化し設置スペースを大
きくするという問題がある。
【0004】特に、自動化に際して多数の袋体を一枚ず
つ取出して移送せしめることが必要になるが、薄いフィ
ルムから成る袋体の場合、トラブルが発生し易く、現状
の技術では満足な結果を得られない。
【0005】しかも、一枚宛の袋体に商品を装填するに
際し、商品がチューブ状容器に充填された化粧品等の場
合、該商品を袋体に装填せしめるためには、未解決の多
くの問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した商品自動包装用装置を提供するものであり、特
に、構造が可及的簡単であると共に装置全体としてコン
パクトであり、しかも、供給された袋体を二枚一組とし
て保持し待機せしめた状態で、連続供給される商品を二
枚一組の袋体に対してほぼ同時に装填せしめることによ
り、生産性を頗る向上し、更に、薄いフィルムから成る
袋体に対して、チューブ状容器にに充填された化粧品の
商品のような下部にほぼ円柱状部を備えると共に上部に
前記円柱状部の直径方向に偏平とされた偏平部を備えて
成る商品を好適に装填できる装置を提供するものであ
る。
【0007】そこで、本発明が第一の手段として構成し
たところは、下部にほぼ円柱状部を備えると共に上部に
前記円柱状部の直径方向に偏平とされた偏平部を備えて
成る商品を袋体に装填する装置であり、ヘッダー部の下
方に上向き開口部を備えた袋体を二枚一組として左右に
間隔をあけてベッドに保持せしめると共に、前記袋体の
開口部を開放せしめた待機状態で、商品供給装置により
供給された商品群列から前記二枚の袋体のそれぞれに対
してほぼ同時に商品を落下装填せしめる装置であって、
前記商品供給装置は、前記ベッドに保持された二枚一組
の袋体の開口部の直上に位置して開閉自在な一対のシュ
ート路を並設した固定の底板と、該底板の上で間欠的に
移送されると共に移送方向に等間隔をあけて保持孔を列
設したエンドレス状の移送体と、前記円柱状部を保持孔
に回動自在に保持した状態で間欠移送中の商品群列にお
ける偏平部の側方に沿って移送方向に延びるガイド面を
設けた固定のガイド体とを備え、間欠移送される商品群
列のうち所定の一対の商品が一対のシュート路の上に停
止した状態で、該一対のシュート路をほぼ同時に開口せ
しめる開閉手段を設けて成る点にある。
【0008】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、ヘッダー部の下方に上向き開口部を備えた袋
体を二枚一組として左右に間隔をあけてベッドに保持せ
しめると共に、前記袋体の開口部を開放せしめた待機状
態で、商品供給装置により供給された商品群列から前記
二枚の袋体のそれぞれに対してほぼ同時に商品を落下装
填せしめる装置であって、前記商品供給装置は、前記ベ
ッドに保持された二枚一組の袋体の開口部の直上に位置
して開閉自在な一対のシュート路を間隔Dをあけて並設
した固定の底板と、該底板の上で間欠的に移送されると
共に移送方向に間隔1/2Dで等間隔をあけて保持孔を
列設したエンドレス状の移送体と、該移送体を前記間隔
1/2Dを移送ピッチとして間欠移送せしめる駆動手段
とを備え、前記保持孔に保持された商品群列を移送体に
より間欠移送し、隣り合う三個の保持孔のうち中間の保
持孔を前記一対のシュート路の間に臨ましめると共に、
両側の保持孔を一対のシュート路に臨ましめた状態で、
該一対のシュート路を開口せしめる開閉手段を設けて成
る点にある。
【0009】更に、本発明が第三の手段として構成した
ところは、下部にほぼ円柱状部を備えると共に上部に前
記円柱状部の直径方向に偏平とされた偏平部を備えて成
る商品を袋体に装填する装置であり、ヘッダー部の下方
に上向き開口部を備えた袋体を二枚一組として左右に間
隔をあけてベッドに保持せしめると共に、前記袋体の開
口部を開放せしめた待機状態で、商品供給装置により供
給された商品群列から前記二枚の袋体のそれぞれに対し
てほぼ同時に商品を落下装填せしめる装置であって、前
記商品供給装置は、前記ベッドに保持された二枚一組の
袋体の開口部の直上に位置して開閉自在な一対のシュー
ト路を並設した固定の底板と、該底板の上で間欠的に移
送されると共に移送方向に等間隔をあけて保持孔を列設
したエンドレス状の移送体と、前記円柱状部を保持孔に
回動自在に保持した状態で間欠移送中の商品群列の側方
に沿って移送方向に延びるガイド面を設けた固定のガイ
ド体とを備え、間欠移送される商品群列のうち所定の一
対の商品が一対のシュート路の上に停止した位置におい
て、前記ガイド体が該商品に臨み且つ前記待機中の袋体
のヘッダー部とほぼ平行な定規面を形成すると共に、商
品の保持孔内での回動を介して偏平部が該定規面とほぼ
平行になるように定規面に向けて該偏平部を押す進退自
在な姿勢制御手段を設けて成る点にある。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例を詳述する。
【0011】(全体構成)図1に示すように、商品自動
包装用装置は、ヘッダー部の下方に上向き開口部を備え
た多数の袋体Gを移送すると共に一枚宛の袋体を取出す
移送取出ステージAと、前記袋体Gの開口部を開放せし
める開放ステージBと、開口部を開放した状態で保持さ
れた待機中の袋体Gの内部に商品を装填する商品装填ス
テージCと、商品を装填した袋体Gの開口部を封口する
シールステージDと、商品包装後の袋体を排送する袋体
排送ステージEと、前記各ステージに順次袋体を搬送す
る搬送手段Fとから成る。
【0012】図示のように、二枚の袋体G、Gを同時に
供給し、二枚の袋体G、Gのそれぞれに商品H、Hを同
時に装填せしめ、その後、商品を装填した二枚の袋体
G、Gの開口を同時に封口した後、商品を包装した袋体
G、Gを同時に排送せしめる構成としている。このた
め、二枚の袋体G、Gに対応する一対の移送取出ステー
ジAa、Abが並設されると共に、一対の開放ステージ
Ba、Bb及び商品装填ステージCa、Cbが並設され
る一方、二枚の袋体G、Gを一挙に封口する単一のシー
ルステージDと、二枚の袋体G、Gを一挙に排送する単
一の袋体排送ステージEが設けられているが、各ステー
ジにおいて三枚以上の袋体を処理できるように構成して
も良い。
【0013】(商品の形態)本発明が主として目的とす
る商品Hは、図6(A)に示すように、チューブ状容器
に充填された化粧品のような商品であり、チューブ81
の円形開口部を開閉自在に閉鎖するキャップ82から成
るほぼ円柱状部83を下部に備え、チューブ81の上端
をヒートシール84することにより前記円柱状部83の
直径方向に偏平とされた偏平部85を上部に備えた形態
である。然しながら、その他、ボールペンや鉛筆のよう
な細長い商品にも適用可能なことを諒解されたい。
【0014】(袋体の構成)図2ないし図7に示す袋体
Gは、合成樹脂製の表裏フィルム1、2を両側縁に沿っ
て溶断溶着することにより開閉自在又は開閉不能な有底
の袋本体3を形成し、前記表フィルム1の上端により構
成された開口縁4よりも裏フィルム2を上方に延長する
ことによりヘッダー部5を備えている。このヘッダー部
5は、裏フィルム2の延長部を折返すことにより包囲さ
れた厚手の合成樹脂シートから成る芯材6を含み、該裏
フィルム2の折返端を溶着7することにより構成されて
いるが、このように裏フィルム2を折返包囲せしめるこ
となく、単に裏フィルムの延長部に芯材6を添接し溶着
した構成としても良い。尚、ヘッダー部5には、吊下孔
又はフック状切欠等の吊下手段8が設けられている。
【0015】一方、図8に示す袋体Gは、前述したチュ
ーブ状容器に充填された化粧品のような下部にほぼ円柱
状部83を備えると共に上部に前記円柱状部の直径方向
に偏平とされた偏平部85を備えて成る商品Hを好適に
包装できるように構成しており、本発明に適している。
即ち、袋体Gは、厚手の合成紙又は合成樹脂シートから
成るヘッダー芯材70を表裏面から挟むフィルムによ
り、ヘッダー芯材70の裏側から下方に延びる裏フィル
ム71と、袋体の底部で該フィルムをほぼV形に折り込
むことにより形成されたガゼット部72と、該ガゼット
部72から上方に折り返されると共に前記ヘッダー芯材
70の表側の下端部に至り延びる表フィルム73とを備
え、該表フィルム73の内側に重合された厚手の合成紙
又は合成樹脂シートから成る保形芯材74を設けてい
る。表フィルム73の上端近傍部の外側面には、感圧接
着剤等の接着剤層75aを介して封口フィルム75が剥
離自在に接着されており、該封口フィルム75の上端縁
は、ヘッダー芯材70の表側面に臨んでいる。前記ヘッ
ダー芯材70、保形芯材74、封口フィルム75と、表
裏フィルム73、71及びガゼット部72を含むフィル
ムは、サイドシール方式により袋体の両側縁を溶断又は
溶着することにより製袋される。尚、ヘッダー芯材70
を含んで形成されたヘッダー部76には、適宜、孔又は
スリット等から成る吊下げ手段を設けることが好まし
い。
【0016】このような構成の袋体Gによれば、前述の
チューブ状容器に充填された化粧品等のような比較的嵩
張る商品Hを、円柱状部83を下向きにして装填せしめ
る包装袋として好適に用いることができる。即ち、図8
(A)に示すように、袋体Gは、全体として偏平であ
り、ヘッダー部76の下方に上向き開口部77を備えて
いるので、移送取出ステージAにおいてヘッダー部76
を後述するベッド10に対して取付けるに際し好都合で
ある。また、開放ステージBにおいても、ヘッダー部7
6を後述するベッド10の保持爪11により保持した状
態で、開口部77を好適に開放することができる。そし
て、商品装填ステージCにおいては、商品供給装置43
により図8(B)に示すように商品Hを袋体Gに落下挿
入せしめた後、後述する押し込み装置44により商品H
を押し込み、図8(C)に示すようにガゼット部72を
拡張することにより商品Hを好適に包装し、次工程のシ
ールステージDにおいて、封口フィルム75の開口縁7
7をヘッダー芯材70に溶着78することにより、好適
な封口を可能にする。
【0017】前述のようにガゼット部72が拡張するこ
とにより袋体Gの底部を広げるので、商品Hを包装した
袋体Gは、ヘッダー部76を吊下ロッドに吊下げ陳列す
る他に、陳列台等に起立姿勢で載置陳列することが可能
である。そして、商品を購入したユーザが袋体Gを開封
するに際しては、図8(C)に示すように封口フィルム
75を接着剤層75aから引き剥がせば良い。
【0018】(搬送手段の構成)搬送手段Fは、図1及
び図2に示すように、駆動源により間欠的に回転される
ドラム9を構成し、前記各ステージに臨むベッド10を
有すると共に、該ベッド10の側面に対して袋体Gのヘ
ッダー部5を着脱自在に挟持するための保持爪11を備
えている。商品自動包装の作業スピードを考慮して、ベ
ッド10は、少なくとも移送取出ステージAと、開放ス
テージB及び商品装填ステージCと、シールステージD
と、袋体排送ステージEに臨む四個所に設けられるが、
その整数倍に相当して設けても良い。図示実施例では、
ドラム9の周方向に等間隔をおいてベッド10を八個設
けており、従って、回転ドラムFは、間欠的回転に際
し、隣接するベッド10の間隔、即ち、図例の場合、4
5度ずつ回転する。
【0019】図示実施例において、ベッド10は、側面
に二枚の袋体G、Gを平行に添接可能とした平坦なベッ
ド面12を有し、該ベッド10の上部にピン13を介し
て摺動自在なスライダー14を設け、前記ベッド面12
に臨んで二枚の袋体G、Gを挟持せしめるための一対の
保持爪11、11を該スライダー14から延設してい
る。前記ピン13には、コイルスプリング等のスプリン
グ15が外挿されており、常時、スライダー14をベッ
ド面12の後方に付勢し、保持爪11、11をベッド面
12に圧接せしめている。
【0020】図1に示すように、ドラム9の頂部には、
回転しない固定テーブル16が設けられている。即ち、
ドラム9の回転中、固定テーブル16は、ドラム9と共
に回転することなく不動である。この固定テーブル16
には、移送取出ステージAに臨むベッド10のスライダ
ー14に向けて進退する第一の係止解除手段17と、袋
体排送ステージEに臨むベッド10のスライダー14に
向けて進退する第二の係止解除手段18が設けられてい
る。
【0021】各係止解除手段17、18は、図2に示す
ように、固定テーブル16に取付けられたシリンダ等の
往復駆動源19と、これにより往復動せしめられスライ
ダー14をスプリング15に抗して移動せしめる作動体
20とを備える。即ち、作動体20を往動すると、スラ
イダー14がスプリング15に抗して押動され保持爪1
1、11をベッド面12から離反せしめる。一方、作動
体20を復動すると、スライダー14はスプリング15
により復帰し保持爪11、11をベッド面12に圧接す
る。
【0022】(移送取出ステージの構成)並設された一
対の移送取出ステージAa、Abは、同一構成であるか
ら、一方だけを説明する。図3に示すように、移送取出
ステージAは、回転ドラムFのベッド10よりも下位に
配置されたコンベヤ21と、吸着ローラ22と、移転手
段23とから構成されている。
【0023】前記コンベヤ21は、モータ等の駆動源2
4により間欠的に回転駆動される駆動プーリ25と、図
示省略した従動プーリとの間に巻掛されたエンドレス状
のコンベヤベルト26を構成し、移送取出ステージAに
臨む回転ドラムFのベッド10に向けてコンベヤ21の
搬送方向が規定されるように配置している。そこで、コ
ンベヤベルト26には、多数の袋体Gが積載され、進行
方向Jに間欠的に移送される。
【0024】コンベヤベルト26に積載された多数の袋
体Gは、図3に示すように、ヘッダー部5を進行方向の
前方に位置せしめると共に、各開口縁4を上向きにして
配置されており、順次、下側の袋体よりも上側の袋体が
前方に位置ずれするようにオーバラップせしめられてい
る。図3に示す最も好ましい例において、上側の袋体の
ヘッダー部5を下側の袋体のヘッダー部5に重ならない
位置まで前方に位置ずれせしめている。このようなオー
バラップ状態は、多数の袋体Gを積層した状態から作業
者が積層体を均すように崩してやれば、厚肉で重く形成
されたヘッダー部5が下向きに位置ずれしつつ移動せし
められることにより容易に得られる。尚、コンベヤベル
ト26は、前記位置ずれ距離に相当して間欠的に送られ
る。
【0025】前記吸着ローラ22は、コンベヤベルト2
6の停止時に多数の袋体Gのうち最前に位置する袋体を
着脱自在に吸着すると共に、該袋体を下側の袋体とオー
バラップしない前方位置に繰出すことを可能とする。こ
のため、吸着ローラ22は、周面に多数の吸着孔27を
設けたローラ28を構成すると共に、図示省略されたバ
キュームポンプ等の吸引手段に連結され、吸着孔27に
袋体Gを吸着自在としており、モータ等の回転駆動源2
9を介して図示矢印方向に間欠的に回転せしめられる。
図示省略しているが、吸着ローラ22は、シリンダ等の
昇降装置に連結されており、図示鎖線及び矢印に示すよ
うに、コンベヤベルト26の表面に対して進退移動自在
である。
【0026】そこで、コンベヤベルト26の間欠的移送
により、多数の袋体Gのうち最前に位置する袋体がロー
ラ28の下方に送られて停止すると、前記昇降装置を介
してローラ28が図示鎖線に示すように下降せしめら
れ、吸着孔27に最前の袋体を吸着する。それと同時に
又はその後、回転駆動源29によりローラ28が間欠的
に回転され、吸着した一枚宛の袋体Gをコンベヤベルト
26の前方に移動する。吸着孔27による袋体の吸着力
は、袋体をローラ28に巻付けてしまわない程度の微力
の吸着力とされており、袋体Gは、ローラ28の最下点
に位置する吸着孔27にのみ吸着され、ローラ28の回
転により上方に移動する吸着孔27からは袋体Gが自重
により離脱せしめられる。従って、ローラ28を所定回
転せしめることにより、図3に示すように、一枚宛の袋
体Gが下側の袋体とオーバラップしない前方位置に繰出
され、前方のストッパー30に当接されて停止する。こ
の一枚宛の袋体の繰出し作業が終了すると、ローラ28
は、回転を停止すると共に、昇降装置により図示実線に
示すように上昇され、次の繰出し作業のために待機す
る。
【0027】前記移転手段23は、前記繰出された袋体
Gのヘッダー部5を着脱自在に吸着する吸着ヘッド31
と、該吸着ヘッド31を移送取出ステージAに臨んだ回
転ドラムFのベッド10に向けて移動せしめるアーム3
2を構成している。
【0028】前記吸着ヘッド31は、図示省略している
が、下面に設けた吸着孔をバキュームポンプ等の吸引手
段に連結しており、ストッパー30の近傍に位置せしめ
られ状態で袋体Gのヘッダー部5を吸着する。この吸着
ヘッド31は、アーム32の先端に回動軸33を介して
枢着されると共に、図示省略したモータ等の回動駆動源
に連結されており、図示鎖線及び矢印に示すように、前
記回動軸33を介して上下首振り方向に正逆回動自在で
ある。従って、吸着ヘッド31は、図示鎖線に示す上向
きに首振した待機状態から、図示実線に示すように回動
駆動源により下向きに回動され、袋体Gのヘッダー部5
を吸着した後、再度上向きに回動せしめられる。この
際、吸着されたヘッダー部5は、図示鎖線に示すよう
に、袋本体3に対して上向きに折曲げられ、ストッパー
30から離脱する。
【0029】前記アーム32は、モータ等の正逆回動手
段34により回動され、前記吸着ヘッド31をストッパ
ー30の近傍位置と、ベッド10のベッド面12に臨む
位置との間で往復動せしめる。アーム32が回動するに
先立ち、ベッド10上のスライダー14が第一の係止解
除手段17によりスプリング15に抗して押動され、保
持爪11をベッド面12から離反せしめている。そこ
で、袋体Gのヘッダー部5を吸着した吸着ヘッド31を
前述のように上向きに首振り回動せしめた状態で、正逆
回動手段34によりアーム32を回動すると、図示鎖線
に示すように、袋体Gのヘッダー部5がベッド10のベ
ッド面12に沿わしめられ、そこでアーム32は停止さ
れる。従って、その後、第一の係止解除手段17を後退
せしめれば、スライダー14がスプリング15により復
動され、袋体Gのヘッダー部5を保持爪11によりベッ
ド面12に挟持せしめ、これにより移送取出ステージA
における移送取出作業が終了する。その後、アーム32
は、元の位置に回動復帰せしめられ、吸着ヘッド31を
上向きに首振り回動した状態で待機する。
【0030】前記アーム32が正逆回動する1サイクル
の間、コンベヤ21の間欠送りと、吸着ローラ22によ
る袋体Gの一枚宛の取出移送作業の1サイクルが完了す
る。移送取出ステージAに臨むベッド10に対する一枚
宛の袋体Gの取付けが完了するや否や、図1に示すよう
なバーコードセンサーBSにより袋体Gに印刷されたバ
ーコードが読取られ、袋体Gの枚数管理と作業工数管理
が行われる。そして、アーム32がベッド10から離れ
ている間に、回転ドラムFが所定の間欠回転を行い、保
持爪11により袋体Gを保持したままベッド10を次の
ステージに向けて搬送する。
【0031】図3に示すように、コンベヤ21の搬送を
コントロールするために、吸着ローラ22に対応する位
置にセンサー35が設けられている。このセンサー35
は、コンベヤ21の間欠移送時に、袋体Gが欠乏してい
ないかどうかを検知する。上述のように相互にオーバラ
ップして積載された多数の袋体Gが、万一、一部分にお
いて袋体Gと袋体Gの間を全くオーバラップせしめない
ように大きく離間している場合、吸着ローラ22が空回
りして袋体Gを移送し得ない事態を生じる。そこで、こ
のような場合、センサー35が袋体Gの欠乏(離間)を
検知し、駆動源24に異常信号を与えることにより、コ
ンベヤ21の送り動作を継続せしめる。前記離間部分が
通過して、引き続き袋体Gがセンサー35上に来ると、
異常信号を解除して、所期の間欠移送を行わしめる。
【0032】(開放ステージの構成)並設された一対の
開放ステージBa、Bbは、同一構成であるから、一方
だけを説明する。図4に示すように、開放ステージB
は、該ステージに臨む回転ドラム9のベッド10に保持
された袋体Gにおける開口縁4の近傍部を着脱自在に吸
着すると共に、該開口縁4を袋体の開口を開放せしめる
方向に引き寄せる吸着開放手段36を構成している。具
体的には、吸着体37と、該吸着体37を開口縁4に向
けて進退せしめるシリンダ等の往復駆動源38とを備
え、図示省略しているが、吸着体37の先端にはバキュ
ームポンプ等の吸引手段に連結された吸着孔が設けられ
ている。従って、往復駆動源38を往動すると共に吸引
手段を作動することにより、吸着体37に袋体の開口縁
4を吸着せしめた後、往復駆動源38を復動することに
より、吸着体37と共に開口縁4を引き寄せ、袋体Gの
開口を開放せしめる。尚、後述する商品装填ステージC
により袋体Gに商品が装填するまでの間、袋体の開口は
開放状態を保持せしめられており、商品の装填が終了し
た後に、前記吸引手段を停止して開口縁4の吸着を解除
する。
【0033】この開放ステージBには、更に、前記吸引
開放手段36の上方に位置してガイド手段39が設けら
れている。このガイド手段39は、シリンダ等の往復駆
動源40により袋体Gの開口上方部に向けて進退自在と
されたガイド片41を備えている。前記ガイド片41
は、回動軸42を介して回動自在に支持され、図示省略
したモータ等の回動駆動手段により正逆回動可能であ
る。即ち、前記吸着開放手段36により袋体Gの開口を
開放せしめた状態で、往復駆動源40により該開口の上
部に進出せしめられたガイド片41は、先端を下向きと
するように正転され、これにより開口縁4の上縁を開放
状態に保持する。尚、後述する商品装填ステージCによ
り袋体Gに商品を装填した後、前記ガイド片41は、ほ
ぼ水平状態に回動復帰され、開口縁4の上縁から離脱さ
れた後、往復駆動源40により後退せしめられる。
【0034】(商品装填ステージの構成)一対の商品装
填ステージCa、Cbは、前記開放ステージBa、Bb
と概ねオーバラップして設けられ、開放ステージBa、
Bbにおいて開口縁4を開放せしめた状態で待機された
袋体Gの上方から該袋体Gに商品Hを装填するための一
つの商品供給装置43と、一対の押し込み装置44によ
り構成されている。
【0035】商品供給装置43は、図4及び図5に示す
ように、前記開放ステージBa、Bbにおいて、開口部
を開放された状態でベッド10に保持された二枚一組の
袋体G、Gに対して、該袋体G、Gの開放された開口部
の直上に位置して開閉自在な一対のシュート路45、4
5を並設した固定の底板46と、該底板46の上で間欠
的に移送されると共に移送方向に間隔をあけて保持孔4
8を列設したエンドレス状の移送体49とを備えてい
る。
【0036】図5に示すように、移送体49は、直立状
のスリーブ部50の下縁に張り出すフランジ部51を設
けており、中心に設けられた駆動軸52を介してモータ
等の駆動手段により間欠的に駆動回転される。駆動手段
は、搬送手段Fの回転ドラム9の駆動手段を共用するこ
とができ、例えば、駆動軸52をギヤ等の伝動手段53
を介して該回転ドラム9に連動せしめることにより、移
送体49を間欠的に回転せしめることができる。前記保
持孔48は、前記フランジ部51の周方向に等間隔をあ
けて上下方向に貫設されており、従って、移送体49を
該保持孔の間隔ピッチに対応して間欠回転せしめる。
【0037】底板46は、前記移送体49のフランジ部
51の下側に配置される円板又は環状板から成り、適
宜、基台又は基枠に固定される。従って、底板46は移
送体49と共に回転することはなく、前記保持孔48を
下方から閉鎖する。前記シュート路45、45は、開放
ステージBa、Bbにおける袋体G、Gの開放された開
口部の直上に位置して、底板46を切欠状に分割形成す
ることにより設けられ、常時は該分割片により構成され
た進退自在な開閉手段47、47により閉鎖されてお
り、間欠的に回転する移送体49が停止して保持孔4
8、48がシュート路45、45に臨んだとき、シリン
ダ装置等の開閉駆動手段47aにより開閉手段47、4
7を後退移動せしめ、これにより保持孔48、48をシ
ュート路45、45に連通せしめる。尚、前記駆動軸5
2は、底板46の中心部を貫通して下方に延びる。
【0038】移送体49のスリーブ50の上方にはほぼ
円板状のガイド体54が配置されており、移送体49と
共に回転することはなく固定されている。このガイド体
54は、後述するように、商品Hの円柱状部83を保持
孔48に回動自在に保持した状態でフランジ部51によ
り間欠移送中の商品H群列における偏平部85の側方に
沿って移送方向に延びるガイド面54aと、ベッド10
に保持された状態で待機中の袋体G、Gのヘッダー部5
とほぼ平行に形成された定規面54bとを備えている。
即ち、ガイド面54aは、フランジ部51と同心状の円
に沿い且つ各保持孔48の一部に覆いかぶさるような円
弧を描いて形成され、定規面54bは、前記同心状の円
を接線方向に一部切欠いた直線を描いて形成されてい
る。
【0039】図4に示すように、前記定規面54bに対
面する位置には、該定規面54bと平行な直線状の当接
面55aを有する一対の姿勢制御手段55、55が設け
られており、シリンダ装置等の制御駆動手段55bによ
り定規面54bに向けて進退移動せしめられる。
【0040】ところで、図6(B)ないし(E)に示す
ように、矢印方向に間欠的に回転する移送体49に対し
て、作業者は、上流側から順次、保持孔48に商品Hを
挿入する。この際、前記一対のシュート路45、45の
間隔D(この間隔はベッド10に保持された一対の袋体
G、Gの開口部の間隔に等しい)に対して、フランジ部
51に等間隔で列設された保持孔48、48の間隔が1
/2Dに形成されており、移送体49のフランジ部51
は、この間隔1/2Dを移送ピッチとして間欠移送せし
められる。そして、商品Hは、円柱状部83を保持孔4
8に回転自在に挿入保持され、偏平部85をガイド体5
4のガイド面54aに案内されながら移送される。前述
のように、ガイド面54aが保持孔48の一部に覆いか
ぶさるように形成されているので、商品Hは、偏平部8
5の方向姿勢を制御される。即ち、商品Hは、保持孔4
8に対して回転自由であるが、偏平部85の両端近傍部
がガイド面54aに接当した位置からそれ以上更に回動
されることはなく、回動規制された範囲で回動方向の姿
勢を制御されている。
【0041】各保持孔48に商品Hを挿入されながら回
転移動する移送体49は、保持孔48の間隔(即ち、間
隔1/2D)を移送ピッチとして間欠移送され、図6
(C)に示すように、商品Hを挿入保持した先頭の保持
孔から起算して順に隣り合う三個の保持孔48−1、4
8−2、48−3のうち、中間の保持孔48−2を前記
一対のシュート路45、45の間に臨ましめると共に、
両側の保持孔48−1、48−3を一対のシュート路4
5、45に臨ましめられる。
【0042】前記位置に至るまでの間、前述のように商
品Hはガイド面54aにより偏平部85の回動方向の姿
勢を制御されるが、待機中の袋体G、Gのヘッダー部5
に対して、偏平部85が必ずしもこれと正確に平行とな
るように姿勢を保持されているとは限らない。即ち、図
6(B)に示すように、偏平部85が定規面54bに対
して平行でなく、やや偏位した姿勢とされている場合が
ある。このため、このような偏位した姿勢のまま商品H
を落下せしめ、待機中の袋体G、Gに装填しようとする
と、偏平部85が表裏フィルム1、2に好適に沿わず、
袋体G、Gの開口縁に引っ掛かり、好適に装填されず、
後述する押し込み装置44による押し込み時にフィルム
を裂傷する虞れがあり、或いは、偏平部85が表裏フィ
ルム1、2に交差した姿勢で装填され、表裏フィルム
1、2を過度に押し広げてしまい、後の封口作業を不能
ならしめる虞れがある。
【0043】そこで、前述のように三個の保持孔48−
1、48−2、48−3を定規面54bの前方の所定位
置に移送し間欠停止せしめた状態で、図6(C)に示す
ように、制御駆動手段55b、55bにより姿勢制御手
段55、55を前進せしめ、当接面55a、55aを保
持孔48−1、48−3に保持された商品Hの偏平部8
5を押す位置まで前進せしめる。そうすると、少なくと
も偏平部85が定規面54bと当接面55aの間に形成
された幅狭空間内に位置するように、円柱状部83を保
持孔内で回動せしめることにより商品Hの姿勢を回動制
御する。即ち、これにより保持孔48−1、48−3に
保持された商品H、Hは、それぞれの偏平部85が待機
中の袋体G、Gのヘッダー部5と平行か概ね平行な状態
となるように姿勢を制御される。
【0044】次いで、この状態において、図6(D)
(但し姿勢制御手段55、55は図示省略してある)に
示すように、開閉駆動手段47a、47aにより開閉手
段47、47を後退せしめ、シュート路45、45を開
放すると、保持孔48−1、48−3からシュート路4
5、45を介して、商品H、Hが落下され、図4に示す
ように袋体G、Gに装填される。即ち、商品H、Hは、
偏平部85をヘッダー部5に平行となる姿勢で落下さ
れ、該偏平部85を表裏フィルム1、2のフィルム面に
概ね沿わせながら装填される。
【0045】その後は、開閉駆動手段47a、47aに
より開閉手段47、47を後退せしめ、シュート路4
5、45を閉鎖すると共に、制御駆動手段55b、55
bにより姿勢制御手段55、55を前進せしめ、それぞ
れ元の位置に復帰せしめた後、移送体49を前記間隔1
/2Dに相当するピッチで再度間欠移送する。これによ
り、図6(E)に示すように、保持孔48の一個分だけ
移送体49が前進するので、前述のような順位の保持孔
のうち商品Hを落下せしめた空状態の第1順位の保持孔
48−1と第3順位の保持孔48−3は、先頭の第1順
位の保持孔48−1がシュート路45を通り過ぎ、第3
順位の保持孔48−3が一対のシュート路45、45の
間に位置して停止する。一方、商品Hを落下せしめられ
ることなく未だに保持した第2順位の保持孔48−2
と、第3順位に引き続いて商品Hを保持した第4順位の
保持孔48−4は、それぞれ一対のシュート路45、4
5に臨んだ位置で停止する。このとき、搬送手段Fにお
ける次順位のベッド10が新たに二枚一組の袋体G、G
を保持した状態で該袋体G、Gをシュート路45、45
の下方に位置せしめ開口部を開放した状態で待機せしめ
ているので、以後は、前述の姿勢制御手段55、55に
よる姿勢制御作業と、開閉手段47、47、47の開放
作業を繰り返して行えば良い。
【0046】因みに、図示実施例においては、作業時間
を短縮化するため、姿勢制御手段55を前進せしめ、当
接面55aと定規面54bとの間に幅狭空間を形成した
状態で、開閉手段47を開放し、商品H、Hを落下せし
めた後、姿勢制御手段55の後退と開閉手段47の前進
を同時に行わしめる方法を説明したが、これに限らず、
例えば、姿勢制御手段55を前進して当接面55aと定
規面54bとの間に偏平部85を挟持ないし保持せし
め、その後、姿勢制御手段55を後退せしめることによ
り偏平部85の挟持を解除した後、開閉手段47を開放
し、商品H、Hを落下せしめるように構成しても良い。
【0047】ところで、商品H、Hを落下せしめ袋体
G、Gに装填するに際しては、前述のような一対の押し
込み装置44、44による押し込み作業を実施すること
が好ましい。この押し込み装置44、44は、図4に示
すように、各袋体Gの開口部から該袋体の内部に向けて
進退自在なプッシュロッド56と、該プッシュロッド5
6を開放ステージBa、Bbにて待機する袋体Gと前記
シュート孔45との間に向けて側方から進退自在ならし
めるシリンダ等の往復駆動源57とを備えている。プッ
シュロッド56は、図例のようなシリンダ58のピスト
ンロッドにより構成することができるが、特に限定され
ない。
【0048】そこで、前述のように商品Hを落下して袋
体Gに挿入せしめた後、往復駆動源57の往動によりプ
ッシュロッド56が袋体Gの上方に向けて進出され、シ
リンダ58によりプッシュロッド56を下向きに前進せ
しめ、商品Hを袋体Gの底部に向けて押し込む。その
後、プッシュロッド56は、シリンダ58により上向き
に後退して袋体Gの開口部から抜き出され、更に、往復
駆動源57の復動によりプッシュロッド56及びシリン
ダ58を元の位置に後退せしめる。
【0049】上述のような開閉部材47の進退動作と、
押し込み装置44の進退動作は、それぞれ移送体49の
間欠的回動における停止動作を基準として制御すること
により、自動的に行わしめることができる。
【0050】図示実施例においては、ロータ形式の移送
体49を示したが、移送体49は、ガイド孔48をエン
ドレス状に移送せしめるものであれば良く、例えば、チ
ェーンやベルト等により構成しても良い。
【0051】尚、袋体Gに商品Hが装填されると、開放
ステージBにおける吸着体37の吸着が解除されると共
に、ガイド片41による係止が解除され、回転ドラム9
は、所定の間欠的回動を行われる。
【0052】(シールステージの構成)商品Hを装填さ
れた袋体Gは、保持爪11によりベッド10に保持され
たまま回転ドラム9の間欠的回動によりシールステージ
Dに送られると、そこで、袋体Gの開口縁4を封口シー
ルせしめられる。
【0053】このため、シールステージDは、図7に示
すように、押さえ部材66と、熱板67とを設けてい
る。上述のように、ベッド10に一対の袋体G、Gを平
行に吊持せしめた実施例において、押さえ部材66及び
熱板67は、一対の袋体G、Gの開口縁4を同時に押圧
する幅広い寸法のものに形成されている。
【0054】押さえ部材66は、シリンダ等の往復駆動
源68に連結され、該往復駆動源68を往動することに
より袋体Gの開口縁4の近傍部をベッド面12に向けて
押圧する。また、熱板67は、シリンダ等の往復駆動源
69に連結され、前述のように押さえ部材66により袋
体Gの開口縁4の近傍部を保持せしめた後、該往復駆動
源69を往動することにより熱板67を該開口縁4に圧
着し、該開口縁4をベッド面12に支承せしめた状態
で、ヘッダー部5の直下において袋本体3フィルム部に
溶着し、熱シールによる封口を行う。この際、前述のよ
うに袋体Gに装填された商品Hは、偏平部85を表裏フ
ィルム1、2のフィルム面に沿わしめた状態で納まり良
く収納されているので、開口縁4をベッド面12に好適
に沿わしめた状態で熱シールすることができる。
【0055】封口が完了した後、押さえ部材66及び熱
板67は、袋体Gより後退せしめられ、回転ドラム9を
間欠的に回動する。
【0056】(袋体排送ステージの構成)回転ドラム9
を間欠回動することにより、封口を完了した袋体Gは、
保持爪11によりベッド10に保持されたまま袋体排送
ステージEに送られると、そこでシュート70に落下さ
れる。即ち、ベッド10を袋体排送ステージEに臨ませ
た状態で回転ドラム9が停止すると、第二の係止解除手
段18が作動し、スライダー14をスプリング15に抗
して押動することにより、保持爪11をベッド面12か
ら離反せしめ、袋体Gを商品Hの自重によりシュート7
0に向けて落下せしめる。落下された商品装填済の袋体
Gは、シュート70を介して適宜の段ボール箱等の容器
に案内される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の全体を概略にて示す平面図
である。
【図2】回転ドラムに設けたヘッド及び保持爪の実施例
を示しており、(A)は斜視図、(B)は縦断側面図で
ある。
【図3】移送取出ステージの実施例を示す縦断側面図で
ある。
【図4】開放ステージ及び商品装填ステージの実施例を
示す縦断側面図である。
【図5】商品装填ステージにおける商品供給装置の実施
例を示しており、(A)は分解状態を示す斜視図、
(B)は組付状態にて稼働中の状態を示す斜視図であ
る。
【図6】商品供給装置の作用を示しており、(A)は商
品を示す斜視図、(B)は移送体を1/2D間隔のピッ
チで作動させる状態を示す説明平面図、(C)は移送体
を更に1/2D間隔のピッチで作動させた後に停止し、
姿勢制御手段による姿勢制御の作用状態を示す説明平面
図、(D)は移送体の停止状態で開閉手段による商品落
下の作用状態を示す説明平面図、(E)は移送体を更に
1/2D間隔のピッチで作動させた後に停止した状態を
示す説明平面図である。
【図7】シールステージの実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図8】本発明に用いられる袋体の代表例を示してお
り、(A)は袋体の縦断側面図、(B)は開放ステージ
において開口部を開放された袋体に対して商品装填ステ
ージから商品を落下挿入せしめた状態を示す縦断側面
図、(C)は押し込み装置により商品を袋体の底部に押
し込んだ後、シールステージにおいて袋体の開口縁を溶
着封口した状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
A 移送取出ステージ B 開放ステージ C 商品装填ステージ D シールステージ E 袋体搬送ステージ F 搬送手段 G 袋体 H 商品 3 袋本体 4 開口縁 5 ヘッダー部 9 ドラム 10 ベッド 11 保持爪 16 固定テーブル 17 第一の係止解除手段 18 第二の係止解除手段 20 作動体 21 コンベヤ 22 吸着ローラ 36 吸着開放手段 43 商品供給装置 44 押し込み装置 45 シュート路 46 底板 47 開閉手段 48 保持孔 49 移送体 51 フランジ部 54 ガイド体 54a ガイド面 54b 定規面 55 姿勢制御手段 81 チューブ 83 円柱状部 85 偏平部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 5/04,5/08 B65B 35/10 - 35/28 B65B 35/56 - 35/58 B65B 43/30 WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にほぼ円柱状部を備えると共に上部
    に前記円柱状部の直径方向に偏平とされた偏平部を備え
    て成る商品を袋体に装填する装置であり、ヘッダー部の
    下方に上向き開口部を備えた袋体を二枚一組として左右
    に間隔をあけてベッドに保持せしめると共に、前記袋体
    の開口部を開放せしめた待機状態で、商品供給装置によ
    り供給された商品群列から前記二枚の袋体のそれぞれに
    対してほぼ同時に商品を落下装填せしめる装置であっ
    て、 前記商品供給装置は、前記ベッドに保持された二枚一組
    の袋体の開口部の直上に位置して開閉自在な一対のシュ
    ート路を並設した固定の底板と、該底板の上で間欠的に
    移送されると共に移送方向に等間隔をあけて保持孔を列
    設したエンドレス状の移送体と、前記円柱状部を保持孔
    に回動自在に保持した状態で間欠移送中の商品群列にお
    ける偏平部の側方に沿って移送方向に延びるガイド面を
    設けた固定のガイド体とを備え、 間欠移送される商品群列のうち所定の一対の商品が一対
    のシュート路の上に停止した状態で、該一対のシュート
    路をほぼ同時に開口せしめる開閉手段を設けて成ること
    を特徴とする商品自動包装用装置。
  2. 【請求項2】 ヘッダー部の下方に上向き開口部を備え
    た袋体を二枚一組として左右に間隔をあけてベッドに保
    持せしめると共に、前記袋体の開口部を開放せしめた待
    機状態で、商品供給装置により供給された商品群列から
    前記二枚の袋体のそれぞれに対してほぼ同時に商品を落
    下装填せしめる装置であって、 前記商品供給装置は、前記ベッドに保持された二枚一組
    の袋体の開口部の直上に位置して開閉自在な一対のシュ
    ート路を間隔Dをあけて並設した固定の底板と、該底板
    の上で間欠的に移送されると共に移送方向に間隔1/2
    Dで等間隔をあけて保持孔を列設したエンドレス状の移
    送体と、該移送体を前記間隔1/2Dを移送ピッチとし
    て間欠移送せしめる駆動手段とを備え、 前記保持孔に保持された商品群列を移送体により間欠移
    送し、隣り合う三個の保持孔のうち中間の保持孔を前記
    一対のシュート路の間に臨ましめると共に、両側の保持
    孔を一対のシュート路に臨ましめた状態で、該一対のシ
    ュート路を開口せしめる開閉手段を設けて成ることを特
    徴とする商品自動包装用装置。
  3. 【請求項3】 下部にほぼ円柱状部を備えると共に上部
    に前記円柱状部の直径方向に偏平とされた偏平部を備え
    て成る商品を袋体に装填する装置であり、ヘッダー部の
    下方に上向き開口部を備えた袋体を二枚一組として左右
    に間隔をあけてベッドに保持せしめると共に、前記袋体
    の開口部を開放せしめた待機状態で、商品供給装置によ
    り供給された商品群列から前記二枚の袋体のそれぞれに
    対してほぼ同時に商品を落下装填せしめる装置であっ
    て、 前記商品供給装置は、前記ベッドに保持された二枚一組
    の袋体の開口部の直上に位置して開閉自在な一対のシュ
    ート路を並設した固定の底板と、該底板の上で間欠的に
    移送されると共に移送方向に等間隔をあけて保持孔を列
    設したエンドレス状の移送体と、前記円柱状部を保持孔
    に回動自在に保持した状態で間欠移送中の商品群列の側
    方に沿って移送方向に延びるガイド面を設けた固定のガ
    イド体とを備え、 間欠移送される商品群列のうち所定の一対の商品が一対
    のシュート路の上に停止した位置において、前記ガイド
    体が該商品に臨み且つ前記待機中の袋体のヘッダー部と
    ほぼ平行な定規面を形成すると共に、商品の保持孔内で
    の回動を介して偏平部が該定規面とほぼ平行になるよう
    に定規面に向けて該偏平部を押す進退自在な姿勢制御手
    段を設けて成ることを特徴とする商品自動包装用装置。
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