JPS6226968B2 - - Google Patents

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JPS6226968B2
JPS6226968B2 JP56142141A JP14214181A JPS6226968B2 JP S6226968 B2 JPS6226968 B2 JP S6226968B2 JP 56142141 A JP56142141 A JP 56142141A JP 14214181 A JP14214181 A JP 14214181A JP S6226968 B2 JPS6226968 B2 JP S6226968B2
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JP
Japan
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decorative paper
folded
holding
suction
socks
Prior art date
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Application number
JP56142141A
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English (en)
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JPS5852026A (ja
Inventor
Yoshinobu Fukuyama
Kazuhisa Sugita
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Takatori Machinery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takatori Machinery Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takatori Machinery Manufacturing Co Ltd filed Critical Takatori Machinery Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14214181A priority Critical patent/JPS5852026A/ja
Publication of JPS5852026A publication Critical patent/JPS5852026A/ja
Publication of JPS6226968B2 publication Critical patent/JPS6226968B2/ja
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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は靴下、特にハイ・ソツクス(ひざ下
ストツキングと称されるもの)、シームレス・ス
トツキング又はパンテイ・ストツキング等、主と
して長靴下類の折り畳み包装方法と装置に関し、
更に詳しくは、第1と第2の折り目線を有する三
つ折り状の化粧紙のみを使用して、この化粧紙の
台紙部に靴下を折り畳み、かつ化粧紙の表紙部と
耳縁部を第1と第2の折り目線に沿つて折り込ん
で上記折り畳んだ靴下を該化粧紙で包んだ後、透
明な合成樹脂製の包装袋に挿入充填するようにし
た靴下の折り畳み包装方法と装置に関するもので
ある。
〔従来の技術と問題点〕
従来より採用されている長靴下の包装形態は、
1枚の厚紙台紙の周りに靴下を巻き付けるように
折り畳み、そしてこの折り畳んだ靴下を更に商品
名や宣伝文句等を印刷したチラシ状の化粧紙で包
んだ後、これを包装袋内に収納するようにしてお
り、このような包装形態を自動的に得るための包
装方法や装置はすでに提案されている。
ところで、近年靴下類の包装においては、その
包装工程の合理化と包装資材の節減を計るため
に、厚紙台紙を廃止して、第1と第2の折り目線
を有する三つ折り状の化粧紙のみを使用した包装
形態がその主流を占めている。
従来、上記三つ折り状化粧紙を使用して靴下を
包装する装置としては、例えば特開昭56−57620
号公報に開示されたものがある。この装置は、化
粧紙が第1と第2の折り目線に沿つて予め三つ折
り状に折り畳まれた状態で貯蔵箱に収納され、こ
れを靴下上に供給する際には、その第1と第2の
折り目を開いて一片状に展開した状態で供給し、
靴下折り畳み後はその展開した化粧紙を三つ折り
状に折り畳んで包装するように構成されている。
従つてこの従来装置は、化粧紙の供給作業に時間
を要し、かつ三つ折り状に折り畳んだ化粧紙を一
片状に展開する機構も複雑となり、結果装置の動
作的信頼度が低く、そのため効率的な靴下の折り
畳み包装作業が実施できず、実用上大きな効果が
得られていないのが実情である。
本発明の目的は、かゝる従来の問題点を解消
し、上述の三つ折り状化粧紙を使用して靴下製品
の折り畳み包装作業を高い効率で殆んど自動的に
行うことにある。
本発明の他の目的は、上記靴下製品の折り畳み
包装作業を行う自動装置であつて動作的信頼度が
高く、しかも構造的に簡単なものを提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 即ち本発明にあつては、靴下を略伸張状態でそ
の脚部中央部を1つの保持吸引組立体上に吸着保
持させると共に、靴下の両側部分を一対のコンベ
ア部材上に載置し、この状態を保つたまま次位作
業ステーシヨンに移し、ここで化粧紙供給機構に
よつて所定形状の一枚の化粧紙を第1の折り目線
に沿つて折り立ててその台紙部を上記吸着保持状
態にある靴下の脚部中央部上に供給した後、該靴
下の両側部分をその供給した化粧紙の台紙部上に
折り返し重合状態に折り畳み、然る後、第1の折
り目線に沿つて折り立てた化粧紙の表紙部及び台
紙部を折り畳まれた靴下上に折り込みつつ次位作
業ステーシヨンに移すとともに、挿入部材によつ
て第2の折り目線に沿つて化粧紙の耳縁部を下方
に折り立て、更にこの耳縁部を折り立てた化粧紙
と折り畳み靴下を保持吸引組立体上から搬送部材
上を搬送しつつ化粧紙耳縁部を折り畳まれた靴下
下面に折り込み、このようにして化粧紙に包まれ
た折り畳み靴下を予め待機状態にある包装袋内に
挿入充填するようにしたものである。
構成及び作用 次に第1図および第6図を参照して、本発明に
係る靴下の折り畳み包装装置の概略を説明する。
図において機台フレーム枠1の長手方向に長円
形の無端状循環経路を構成するキヤリア部材10
が第6図矢印A方向に間欠周行可能に配設されて
おり、このキヤリア部材10には10個の保持吸引
組立体25が等間隔で設けられている。そして第
8A図及び第8B図に示すようにこの保持吸引組
立体25は夫々がその上面に化粧紙の保持具29
と空気吸引孔28aを有しており、キヤリア部材
10によつて上記無端状循環経路に沿つて第6図
矢印A方向に間欠周行して、前記10個の内3個の
組立体25が該無端状循環経路の上位側直線経路
上に配置した3つの作業ステーシヨン〜に順
次位置するように構成されている(第6図参
照)。
勿論組立体25および作業ステーシヨンの数は
上述の数に限るものではなく、実用上の必要に応
じて適宜所望数とし得る。
上記第1、第2作業ステーシヨン,に亘つ
てそこに位置する保持吸引組立体25の両側には
一対のコンベア部材20,20がこの組立体25
と同方向に同期して運行すべく設けられており、
第1の作業ステーシヨンにあつては、作業者の
手動作によつて靴下の脚部中央部が前記保持吸引
組立体25上に、そして該靴下の両側部分が前記
一対のコンベア部材20,20上に載置されると
共に、一時的空気吸引により靴下の脚部中央部が
組立体25上面に吸着保持される如くなつてい
る。
第2作業ステーシヨンに臨んで化粧紙を予め
多数積み重ねて貯蔵しておくための化粧紙貯蔵部
材41と、この化粧紙貯蔵部材41から化粧紙1
枚宛を取り出しその第1の折り目線に沿つて折り
立てるとともに化粧紙の台紙部を第2作業ステー
シヨンに位置する保持吸引組立体25上に吸着
保持された靴下の脚部中央部上に供給する化粧紙
の折り立て供給部材42とからなる化粧紙供給機
構40が設けられており、この化粧紙供給機構4
0によつて供給された化粧紙の台紙部は靴下の脚
部中央部を通して作用する保持吸引組立体25の
空気吸引力によつてこの組立体25上に靴下と共
に吸着保持される。
更に第2作業ステーシヨンに臨んで、第2作
業ステーシヨンにおいて前記一対のコンベア部
材20,20上にある靴下の両側部分を前記化粧
紙の台紙部上に折り返し重合状態に折り畳む靴下
折り畳み機構100が設けられており、また第2
作業ステーシヨン後方から第3作業ステーシヨ
ンに亘つて、前記保持吸引組立体25に設けら
れた保持具29の作動機構110が配設されて、
前記保持吸引組立体25が第2作業ステーシヨン
から第3作業ステーシヨンへ移動する間に前
記第1の折り目線に沿つて折り立てられた化粧紙
の表紙部及び耳縁部は、この保持具作動機構11
0によつて作動する前記保持具29によつて、第
1の折り目線から前記保持吸引組立体25上で折
り畳まれている靴下上に折り込まれて該組立体2
5上に保持される。
第3作業ステーシヨンには、上記折り込まれ
た化粧紙の耳縁部を第2の折り目線に沿つて下方
に折り立て、この耳縁部の折り立てられた化粧紙
とともに折り畳まれた靴下を第3作業ステーシヨ
ンに位置する保持吸引組立体25上から搬送部
材150上を搬送して、予め待機状態にある包装
袋内に挿入充填する挿入部材120が昇降かつ進
退自在に設けられており、上記搬送部材150は
第3作業ステーシヨンにある保持吸引組立体2
5と製袋された1枚の包装袋の待機位置間に配設
され、第3作業ステーシヨンの位置にある保持
吸引組立体25上面と面一に連設された長手状の
水平テーブル151と、この水平テーブル151
上で化粧紙と折り畳み靴下を搬送するに際し、こ
の化粧紙の下方に折り立てられている耳縁部を折
り込みつつ前記水平テーブル151上に送出する
ようにガイドするためのガイド部材152とから
構成されている。
前記挿入部材120によつて第3作業ステーシ
ヨンに位置する保持吸引組立体25上で化粧紙
の耳縁部が下方に折り立てられるとともに、その
状態から前記搬送部材150上を搬送されつつ下
方に折り立てられた化粧紙の耳縁部はガイド部材
152によつてガイドされて徐々に折り曲げら
れ、水平テーブル151上に送出されることによ
つて折り畳まれた靴下下面に折り込まれる。
このようにして化粧紙に包まれた折り畳み靴下
は挿入部材120の連続的な進行によつて予め待
機している包装袋内に挿入充填されるものであ
る。
実施例 次に、上述したこの発明に係る靴下の折り畳み
包装装置の各構成部分についてその詳細を一実施
例として示した図面に従つて説明する。
(イ) キヤリア部材10、一対のコンベア部材2
0,20及び保持吸引組立体25について第1
図及び第6図を参照して説明する。
機台フレーム枠1に水平に2本のシヤフト1
1,12を回転可能に架設し、一方のシヤフト
11にはチエーンスプロケツト13,13を嵌
着するとともにその各外側にはコンベアローラ
ー14,14を嵌着している。他方のシヤフト
12には前記チエーンスプロケツト13,13
に対応するチエーンスプロケツト15,15を
嵌着している。
これら対向するチエーンスプロケツト13,
15には各々チエーン16,16が張架されて
前記キヤリア部材10が構成され、また前記コ
ンベアローラー14,14には機台フレーム枠
1上方の対向する内側面に軸着された2対のテ
ンシヨンローラー17,17及び18,18を
介して一対のコンベアベルト19,19が張架
されて一対のコンベア部材20,20が構成さ
れている。
前記シヤフト11の一側端部にはベルトプー
リー21が嵌着されていると共に第6図に示す
ように機台フレーム枠1下方でその長手方向に
は駆動軸22と、この駆動軸22に連結されて
いるゼネバストツプ機構23が配設されてお
り、このゼネバストツプ機構23の出力軸23
aには前記ベルトプーリー21に対応するベル
トプーリー23bが嵌着されている。
上記の両ベルトプーリー21及び23b間に
は伝動ベルト24が架け渡されている。
従つて適宜駆動源(図示せず)により前記駆
動軸22を所定方向に回転させるとゼネバスト
ツプ機構23を介して前記シヤフト11を時計
廻り方向に間欠回転させるとともに前記チエー
ンスプロケツト13,13に張架されている2
条のチエーン16,16を第6図矢印A方向に
間欠回転させ機台フレーム枠1の長手方向に長
円形の無端状循環経路を形成するように構成さ
れている。
同時に前記コンベアローラー14,14に張
架されているコンベアベルト19,19も間欠
運行し、前記一対のコンベア部材20,20は
前記キヤリア部材10の構成する無端状循環経
路の間欠的な停止位置を第1作業ステーシヨン
乃至第3作業ステーシヨンとして設定した
場合の第1作業ステーシヨンと第2作業ステ
ーシヨンに亘つて前記キヤリア部材10と同
期して同方向に間欠運行する。
前記キヤリア部材10のチエーン16,16
には靴下及び化粧紙を一時的に保持するための
保持吸引組立体25が適宜等間隔に適宜なアタ
ツチツチメント26によつて止着されている。
(第2図及び第8A図参照)。
この保持吸引組立体25は第8A図に示すよ
うに直方体形状の内部中空な箱体27を本体と
し、その上面板27aには箱本体27の中空な
内部と連通する多数の空気吸引孔28aが形成
されており(第8A図参照)、この上面板27
aは機台フレーム枠1の長手方向にその両側が
延長されて突出しており、同様に下面板27b
も適宜幅で延長され突出形成されている。
また第8A図、第8B図に示すように、この
保持吸引組立体25の進行方向の前記箱体27
の上面板延長突出部には化粧紙を折り込んで、
組立体25上に一時的に保持するための保持具
29が設けられている。
この保持具29について第8A図、第8B図
に従つて説明すると、上面板27a突出部下面
に一対のブラケツト30,30によつて回転軸
31を支承し、この回転軸31の中央部には前
記箱体27の上面に臨むアーム32が植設さ
れ、かつこのアーム32先端には適宜長さを有
する保持棒33が前記アーム32に対してT字
状に止着されている。
そして、前記回転軸31の一側端にはレバー
34が嵌着されており、このレバー34の先端
にはガイドローラー35が軸着されている。
尚前記レバー34は前記箱体27に一端を止
着したスプリング36によつて時計廻り方向に
付勢されているとともに、前記回転軸31には
箱体27の側面に当接するストツパー37,3
7が止着されている。
また箱体27の上面板27a突出部の中央位
置には前記アーム32が遊挿されるためのU字
状切欠溝38が形成されている。
この保持具29は前記ストツパー37,37
が箱体27の一側面に当接しているときには、
その保持棒33が第8A図に実線で示すように
箱体27の上面板27aから適宜離間を有する
上方待機位置にあり、前記レバー34のガイド
ローラー35が後に説明する保持具作動機構の
適宜板カムにより押し上げられると第8A図に
2点鎖線で示すように矢印B方向に回転軸31
を中心にして揺動するように構成されている。
上記の如く構成されている保持吸引組立体2
5は前述の如くキヤリア部材10のチエーン1
6,16に適宜等間隔で止着されており、第6
図に示すようにキヤリア部材10によつて構成
される無端状循環経路の上位経路部において隣
接する保持吸引組立体25の各箱体27相互の
下面板27b突出部が連なるように配設されて
いる。
一方第6図に示すように前記キヤリア部材1
0のチエーン16,16間にはその長手方向に
前記第1の作業ステーシヨンの略直下位置か
ら第2の作業ステーシヨンの略直下位置に亘
つてサクシヨン部材38が設けられており、上
面に開口縁を有するサクシヨンボツクス39に
は適宜な吸気源(図示せず)に接続されたサク
シヨンパイプ39aが付設されている。
キヤリア部材10によつて間欠駆動される前
記保持吸引組立体25はその箱体27の下面板
27bを前記サクシヨンボツクス39の上面開
口縁部に摺擦しつつ順次間欠的に移動する。前
記箱体27の下面板27bにはサクシヨンボツ
クス39の開口縁部に対応する位置に通気口2
8bが設けられている(第8A図参照)。
ここでキヤリア部材10、保持吸引組立体2
5、一対のコンベア部材20,20及びサクシ
ヨン部材38の関係を第6図に従いまとめて説
明する。
キヤリア部材10の構成する無端状循環経路
の上位側直線経路部に位置する保持吸引組立体
25の最上面はその両側に位置する一対のコン
ベア部材20,20の上位側直線経路部よりも
下方に位置し、この保持吸引組立体25はキヤ
リア部材10が一対のコンベア部材20,20
と同期して同方向に間欠的に駆動されることに
より、前記第1作業ステーシヨン乃至第3作
業ステーシヨンを順次移動する。
この際第1作業ステーシヨンと第2作業ス
テーシヨンにある保持吸引組立体25は前記
サクシヨン部材38によつて、組立体25上面
に設けられた多数の空気吸引孔28aから空気
吸引が行われるように構成されており、かつ第
1作業ステーシヨンから第2作業ステーシヨ
ンに前記保持吸引組立体25が移行途中にお
いても前記サクシヨン部材38のサクシヨンボ
ツクス39は組立体25の箱体27と連通して
連続的に空気吸引が行われる。
尚、保持吸引組立体25が前記サクシヨンボ
ツクス39上にあるときには、このサクシヨン
ボツクス39の開口縁部のうち保持吸引組立体
25の下面通気口28bと連通する部分以外
は、保持吸引組立体25の箱体下面板27bの
両側延長突出部分により閉塞されて、前記保持
吸引組立体25の上面からの空気吸引が効率的
に行われるように構成されている。
(ロ) 次に化粧紙供給機構40について第1図、第
2図、第4図乃至第6図を参照して説明する。
この化粧紙供給機構40は無端状循環経路上
の第2作業ステーシヨンに臨んで所定形状の
化粧紙を予め多数積み重ねて貯蔵しておくため
の化粧紙貯蔵部材41とこの化粧紙貯蔵部材4
1から化粧紙1枚宛を取り出しその第1の折り
目線に沿つて折り立てるとともに化粧紙の台紙
部を第2作業ステーシヨンに位置する保持吸
引組立体25上に供給する化粧紙の折り立て供
給部材42とから構成されている。
化粧紙貯蔵部材41は第2図及び第4図に示
すように、機台フレーム枠1の前記第2作業ス
テーシヨンに対応する位置に横設されたフレ
ーム枠2の終域部に配設されており、第4図に
示すようにこのフレーム枠2の終域部一側面の
上下方には対向するブラケツト43,44が止
着され、かつこの上下両ブラケツト43,44
に垂直方向に2条のガイドロツド45,46が
固着されているとともに、表面にねじを切つた
回転軸47が回転可能に支持されている。
この化粧紙貯蔵部材41を構成する前記フレ
ーム枠2の終域部内には化粧紙を多数水平に積
み重ねて支持する支持台48が昇降可能に配設
されており、この支持台48の一側には前記2
条のガイドロツド45,46及び回転軸47を
挿通して前記上下の両ブラケツト43,44間
で上下に摺動可能な摺動体49の一側が固着さ
れている。
前記回転軸47の下端にはギヤ50が嵌着さ
れており、他方フレーム枠2の終域部下方に設
けられた駆動モーター51のローター軸には前
記ギヤ50と噛合するギヤ52が嵌着されてい
る。
この化粧紙貯蔵部材41は前記支持台48上
に積み重ねられた化粧紙の最上面の高さ位置を
検知する光電式センサー(図示せず)の指令に
基づいて前記駆動モーター51が所定方向に所
定量回転することにより前記回転軸47を所定
量回転させる。
前記摺動体49は回転軸47に切られている
ねじに噛合しているため、前記回転軸47の回
転分に応じて上昇し同時に支持台48も上昇す
る。
そしてこの支持台48の上昇分だけ積み重ね
られている化粧紙の最上面が上昇して、この化
粧紙の最上面の高さ位置を常に一定に保つよう
に構成されている。
尚第4図において前記摺動体49に横設され
ている手動レバー53は摺動体49の前記回転
軸47と噛合する部分を半開させるためのもの
であつて、これによつて摺動体49と回転軸4
7の噛合状態を解除し、摺動体49及び支持台
48を即座に下降させて化粧紙を支持台48上
に補充し得るようにしている。
次に化粧紙の折り立て供給部材42について
第1図第2図第4図乃至第6図を参照して説明
する。
前記フレーム枠2の上部両側には前記化粧紙
貯蔵部材41の位置から前記キヤリア部材10
の構成する無端状循環経路上に達する長手状の
ブラケツト54a,54bが横設されており、
この両ブラケツト54a,54b間に前記化粧
紙貯蔵部材41の上面に連なり、かつ前記無端
状循環経路上方に達する化粧紙供給板55が水
平に配設されている。
第2図及び第4図に示すように、前記両ブラ
ケツト54a,54bの略中央部両外側には対
向する一対の副ブラケツト56a,56bが立
設されており、この副ブラケツト56a,56
b間には第1図及び第5図に示すように化粧紙
の第1及び第2のミシン目による折り目線に従
つて、折り目をつけるための折り目付ローラー
57が軸着されている。
この折り目付ローラー57には2つの円形の
折り目付用の歯57a,57aが固着されてお
り、前記化粧紙供給板55の折り目付ローラー
57に対応する下方位置は切欠開口されてい
る。
この折り目付ローラー57の下方には前記化
粧紙供給板55の切欠開口部を通し、かつこの
折り目付ローラー57の円形歯57a,57a
と噛合する溝部を有する受けローラー58が前
記ブラケツト54a,54b間において軸着さ
れている(第2図参照)。前記化粧紙供給板5
5には第1図に示すように前記化粧紙貯蔵部材
41からキヤリア部材10の構成する無端状循
環経路に向けてその両側に2条の切欠溝55
a,55bが形成されている。
そしてこの2条の切欠溝55a,55bの下
方には第2図及び第4図に示すようにスプロケ
ツトホイール59a,59a,59b,59b
が配設されて各々前記長手状のブラケツト54
a,54bに同軸にて軸着されており、これら
スプロケツトホイール59a,59b,59
a,59bにそれぞれチエーン60a,60b
が張架されている。
これらチエーン60a,60bには各々等間
隔に送り爪61が立設止着されており、この送
り爪61は前記化粧紙供給板55の切欠溝55
a,55bに遊挿され、かつその先端は化粧紙
供給板55上に突出した状態で切欠溝55a,
55bに沿つて平行に移動し得るように構成さ
れている。
このチエーン60a,60bの駆動手段につ
いて第4図を参照して説明すると、フレーム枠
2の下方に設けられたカム軸62にカム63が
嵌着されており、補助軸64にはカム63に倣
うカムローラー65を横設したカムレバー66
の基部が遊嵌されている。一方前記長手状ブラ
ケツト54bの外側面には副ブラケツト67を
介して一方向にのみ回転するベアリングを内蔵
したギヤ68が軸支されており、かつこのギヤ
68に固定されたレバー69が同軸にて軸支さ
れている。
このレバー69の先端と前記カムレバー66
の先端はコネクテイングロツド70によつて連
結されており、また前記ギヤ68は前記スプロ
ケツトホイール59aを軸支している該軸の長
手状ブラケツト54b外側に突出した先端部に
嵌着された小径のギヤ71と噛合している。
従つて基台フレーム枠1下方の前記した駆動
軸22が回転駆動されることによつて、この駆
動はチエーン72によつて前記カム軸62に伝
動されてカム63を回転させ、依つてカムレバ
ー66を所定量揺動させる。コネクテイングロ
ツド70によつてレバー69が第4図矢印C方
向に揺動するとギヤ68は同方向に所定量回転
し、これによつて前記スプロケツトホイール5
9a,59aを時計廻り方向に回転させ前記チ
エーン60a,60bに止着されている送り爪
61を1ピツチ分だけ無端状循環経路方向に前
進させる。
尚、前記折り目付ローラー57の駆動はこれ
と噛合する前記受けローラー58を軸支してい
る軸のブラケツト54b外側に突出している先
端部に嵌着されているベルトプーリー73と、
前記スプロケツトホイール59bを軸支してい
る軸のブラケツト54b外側に突出している先
端部に嵌着されているベルトプーリー74との
間で伝動用ベルト75を張架することにより行
われる。
次に前記長手状のブラケツト54aの直下位
置には第2図及び第5図に示すように、軸受ブ
ラケツト76が連接固着されており、この軸受
ブラケツト76には下端部にカムローラー77
を有するロツド78とガイドロツド79が挿通
されており、これらロツド78及びガイドロツ
ド79の上端部は支持体80に固着されてい
る。
支持体80の上面には凹形の枠体81が固着
されており、この枠体81間には2条のガイド
ロツド82,82が支承され、かつこのガイド
ロツド82,82には摺動体83が水平方向に
摺動し得るように嵌装されている。
一方フレーム枠2にその基部を軸着した揺動
アーム84の先端部と前記摺動体83の側面は
コネクテイングロツド85で連結されていると
ともに、揺動アーム84の後端部は前記フレー
ム枠2下方のカム軸62に嵌着されているカム
86に倣うカムローラー87を横設したカムレ
バー88の先端部とコネクテイングロツド89
によつて連結されている。カムレバー88の基
部は前記補助軸64に遊嵌されている。
前記摺動体83の前記化粧紙貯蔵部材41に
面する側面には、この化粧紙貯蔵部材41上方
に延在させた化粧紙の供給杆90が横設止着さ
れており、この供給杆90の下面には適宜な空
気吸引源(図示せず)に接続された複数の吸盤
91が垂設されている。
この供給杆90は当初第1図に示すように化
粧紙貯蔵部材41の前記化粧紙供給板55寄り
の上方位置にあり、前記カム86及び前記カム
ローラー77の倣うカム92が一回転すること
によつて、まず枠体81の固着されている支持
体80が下降して化粧紙貯蔵部材41内の最上
面の化粧紙上に前記化粧紙の供給杆90を降下
させ、前記吸盤91の空気吸引を開始して該化
粧紙1枚を吸着する。
更に支持体80を上昇復帰させた後、前記揺
動アーム84を第2図矢印D方向に揺動させる
ことにより、前記摺動体83及び供給杆90を
所定位置まで前進させ、再び前記支持体80を
再び下降させるとともに前記吸盤91の空気吸
引を停止して化粧紙を化粧紙供給板55の所定
位置に上載供給する。
続いて再び支持体80を上昇させ、更に前記
揺動アーム84を原位置に復帰させることによ
り前記摺動体83を後退させて化粧紙貯蔵部材
41上の待機位置に復帰させて一工程の作業を
終了するように構成されている。
次に第1図及び第6図に示されているよう
に、第2作業ステーシヨンにある保持吸引組
立体25上の化粧紙供給板55先方部はこの保
持吸引組立体25に対応する範囲で切欠開口さ
れており、この開口部上には前記長手状のブラ
ケツト54a外側に止着立設された副ブラケツ
ト92が配設されている。
第6図に示すようにこの副ブラケツト92に
は下向きにエアシリンダー93が止着されてい
るとともに、このエアシリンダー93のピスト
ンロツド93a先端には移送されてきた化粧紙
を第1の折り目線から折り立てるための「L」
字形の折り立て板94が止着されており、かつ
この折り立て板94にはガイドロツド95が止
着されている。
この折り立て板94の下面には折り立て板9
4の垂直折曲部先端と略面一となるように適宜
空気吸引源(図示せず)に接続された複数の吸
盤96が下向きに止着されている。
折り立て板94は前記エアシリンダー93の
作動により、前記化粧紙供給板55の切欠開口
部を通して、第2作業ステーシヨンに位置す
る保持吸引組立体25上で上下往復動するよう
に構成されている。
一方第6図に示すように、前記折り立て板9
4の垂直折曲部とすれ違う前記化粧紙供給板5
5の切欠開口部一側端にはこの切欠開口部分の
供給板が下向き垂直に折曲されて折り立て補助
部55cを形成している。
前記折り立て板94の垂直折曲部と化粧紙供
給板55の折り立て補助部55cとの間には、
これらがすれ違う際に化粧紙をその第1の折り
目線から無理なく折り立てることができる程度
の適宜な離間が設けられている。
尚第1図及び第6図に示すように、化粧紙供
給板55の上面には両側の前記長手状ブラケツ
ト54a,54bに沿つて化粧紙のガイド板9
7,97が付設されており、またこの化粧紙供
給板55の無端状循環経路上に達する先端部に
は前記送り爪61によつて移送されてきた化粧
紙の位置決めのためのストツパー98が止着立
設されている。
(ハ) 靴下折り畳み機構100について第1図第2
図乃至第6図を参照して説明する。
この靴下折り畳み機構100は機台フレーム
枠1下方において水平に配設された第1の補助
軸101に、上方先端部を略「L」字形に水平
に折曲しているとともに全体を弓形に湾曲させ
た相対向する一対の折り畳みアーム102a,
102bをその各基部において揺動可能に遊嵌
しており、同じく機台フレーム枠1下方におい
て水平に配設された第2の補助軸103にカム
レバー104をその基部において揺動可能に遊
嵌するとともにこのカムレバー104のカムロ
ーラー105の倣う所定形状のカム106を前
記駆動軸22に嵌着し、前記カムレバー104
の先端部と前記折り畳みアーム102aの下方
一端部をコネクテイングロツド107aによつ
て連結している。同様にまた前記カムレバー1
04の先端部は機台フレーム枠1に軸着されて
いる揺動アーム108の上方端部とコネクテイ
ングロツド107bによつて連結され、この揺
動アーム108の下方端部と前記折り畳みアー
ム102bの下方一端部とがコネクテイングロ
ツド107cによつて連結されている。
そして前記折り畳みアーム102a,102
bの「L」字形の各上方先端部は第2図に示す
ように第2作業ステーシヨンに位置する保持
吸引組立体25の両側方で、かつ前記一対のコ
ンベア部材20,20の上位側直線経路直下位
置にあり、第6図に示すように折り畳みアーム
102aの先方水平折曲部の高さ位置は他方の
折り畳みアーム102bの先方水平折曲部と前
記保持吸引組立体25の中間に位置する高さに
段違い状態に設定されている。
従つてこの靴下折り畳み機構100は前記カ
ム106が回転するに応じて、第2図に示すよ
うに前記カムレバー104が矢印E方向に往復
揺動することにより、前記折り畳みアーム10
2a,102bは各々矢印F及びG方向に往復
揺動して、その上方先端部は第2作業ステーシ
ヨンに位置する保持吸引組立体25の両側位
置からその上面上に進行し、相互に交錯してこ
の組立体25の各反対側縁に達した後待機位置
まで後退復帰するように構成されている。
(ニ) 次に保持吸引組立体25の前記保持具29の
作動機構110について第3図及び第6図を参
照して説明する。尚第1図においては図面の繁
雑を避けるため、この作動機構110の記載は
省略されている。
まず第6図に示すように第2作業ステーシヨ
ン後方から第3作業ステーシヨン全長間に
及ぶ水平な板カム111をキヤリア部材10上
にある保持吸引組立体25の保持具29のガイ
ドローラー35の移行線上であつて、かつこの
ガイドローラー35の下方位置に配設し、この
板カム111の側面略中央部に機台フレーム枠
1に沿つて昇降可能なレバー112の上方先端
部を止着しており、このレバー112の下端部
は機台フレーム枠1下方に配設されている前記
第1の補助軸101に揺動可能に遊嵌されてい
るカムレバー113の先端部とコネクテイング
ロツド114で連結されている。そしてこのカ
ムレバー113の後端部に軸着横設されたカム
ローラー115に摺擦する所定形状のカム11
6が前記駆動軸22に嵌着されている。
従つてカム116が回転するのに応じて前記
カムレバー113が揺動すると、前記レバー1
12が往復昇降し、依つて前記板カム111を
保持吸引組立体25の側方で上下往復動させる
(第8A図参照)。
この板カム111の上下動によつて前記キヤ
リア部材10上で移動する保持吸引組立体25
の保持具29に設けられているガイドローラー
35が該板カム111上を転動しつつ上下動す
るように構成されている。
(ホ) 次に第3作業ステーシヨンに臨んでこの第
3作業ステーシヨンに位置する保持吸引組立
体25上から化粧紙と折り畳み靴下を後に説明
する搬送部材上を搬送し、かつ予め待機してい
る包装袋内に挿入充填するための挿入部材12
0について、第1図、第3図及び第6図を参照
して説明する。
前記機台フレーム枠1と後に説明する包装袋
供給部材のフレーム枠3には対向するブラケツ
ト121aと121bが止着立設され、この両
ブラケツト121a,121b間にはロツド1
22が固着配設されている。
ロツド122の両側部にはレバー123a,
123bが揺動可能に遊嵌されており、このレ
バー123a,123bの先端部間には前記ロ
ツド122の斜め下方位置においてガイドロツ
ド124が固着配設されている。
第1図に示すように前記ロツド122には第
3作業ステーシヨンに位置する保持吸引組立
体25に面して摺動体125が遊嵌されている
とともに同様にこのロツド122には機台フレ
ーム枠2外にもう一つの摺動体126が遊嵌さ
れている。
そしてこれら摺動体125,126には第6
図に示すように「U」字状溝によつて前記ガイ
ドロツド124を遊挿するガイド枠体125
a,126aが各々固着されており、摺動体1
25,126は連結板127によつて連結され
ている。
各摺動体125,126の下端部には第3図
及び第6図に示しているように斜め下方に向け
てブラケツト125b,126bが配設されて
おり、ブラケツト125b先端部には第1図に
示すように平面矩形状の押え板128が止着さ
れている。この押え板128には第1図に示す
ように長手状の切欠開口部128aが形成され
ているとともに、第6図に示すように押え板1
28の後端部と側端部には各々係止片128b
と折り立て片128cが下方に向けて垂設され
ている。
一方前記ブラケツト126b先端部には前記
摺動体126の進行方向側に、後に説明する搬
送部材上を摺動すべき摺動体129が止着され
ており、かつこの摺動体129には第3図に示
すようにその先端を該摺動体129の進行方向
前方で稍々下方に向けた挿入板130が止着さ
れている。
一方第1図に示すように機台フレーム枠1の
側面適宜高さ位置には軸受ブラケツト131が
横設されており、第3図に示すように、この軸
受ブラケツト131には揺動アーム132が軸
着されている。
この揺動アーム132の後端部は機台フレー
ム枠1下方の前記第2の補助軸103にその基
部を遊嵌したカムレバー133の先端部とコネ
クテイングロツド134で連結されている。
一方揺動アーム132の先端部は第1図に示
すように前記一方の摺動体125の側面部とコ
ネクテイングロツド135で連結されている。
前記カムレバー133に横設されているカム
ローラー136は前記駆動軸22に嵌着された
カム137のカム面に倣つて転動することによ
りカムレバー133が第3図実線位置と鎖線位
置間を往復揺動し、前記摺動体125,126
をロツド122に沿つて前後動させる。
また前記ガイドロツド124を固着している
一方のレバー123aの先端部は、第3図及び
第6図に示すように駆動軸22に嵌着されてい
るカム138のカム面を転動するカムローラー
139を横設したカムレバー140の先端部と
コネクテイングロツド141で連結されてお
り、カム138の回転に応じて前記レバー12
3aが第6図矢印H方向に往復揺動するように
構成されている。
このレバー123aの往復揺動により前記ガ
イドロツド124も上下に所定角度で揺動し、
前記摺動体125にブラケツト125bを介し
て取り付けられている押え板128を第3作業
ステーシヨンに位置する保持吸引組立体25
上位置とその上方の待機位置(第6図に実線で
示されている位置)間で上下往復動させる。
同時に前記摺動体126にブラケツト126
bを介して取り付けられている摺動体129及
び挿入板130を後に説明する搬送部材上の位
置とその上方の待機位置(第3図に実線で示さ
れている位置)間で上下往復動させる。
以上説明したところから理解されるように、
この挿入部材120においては前記押え板12
8によつて第3作業ステーシヨンにある保持
吸引組立体25上の化粧紙及び折り畳み靴下を
この組立体25上から後に説明する搬送部材上
へ一旦送り出した後押え板128は原位置に復
帰し、次の化粧紙及び折り畳み靴下を同じ位置
まで送り出す際には搬送部材上に載置されて残
されている化粧紙及び折り畳み靴下を前記摺動
体129及び挿入板130によつて搬送部材上
を搬送して待機している包装袋に挿入するとい
う構成を採用している。
すなわち第3作業ステーシヨンにある保持
吸引組立体25上から搬送部材を介して予め待
機している包装袋に化粧紙及び折り畳み靴下を
挿入する作業を前記押え板128と挿入板13
0による2工程の作業により行つている。
これは前記キヤリア部材10による保持吸引
組立体25の送り速度に合わせて第3作業ステ
ーシヨンにある保持吸引組立体25上の化粧
紙及び折り畳み靴下を素早く搬送するためであ
つて、装置の作動上2工程作業とすることが必
須であるわけではない。
従つて前記キヤリア部材10による保持吸引
組立体25の送りのタイミングを適宜に変更す
ることにより、あるいは後に説明する搬送部材
の全長を短くするとともに第3作業ステーシヨ
ンにある保持吸引組立体25と包装袋の待機
位置間の距離を短くすることにより、前記押え
板128の作業工程を省略することが可能であ
る。
具体的には前記押え板128の部分に前記摺
動体129及び挿入板130を代替付設し、こ
の摺動体129及び挿入板130によつて第3
作業ステーシヨンに位置する保持吸引組立体
25から化粧紙及び折り畳み靴下を搬送部材上
を搬送して待機している包装袋へ直接挿入充填
することができる。
尚この場合第3作業ステーシヨンに位置す
る保持吸引組立体25上で折り込まれた化粧紙
の耳縁部を第2の折り目線に沿つて下方に折り
立てる作業を行うために、第7図に示すよう
に、基台フレーム枠1に逆「L」字形の耳縁部
折り立てレバー142の基部を軸着し、この耳
縁部折り立てレバー142の先方折曲部142
aを第3作業ステーシヨンに位置する保持吸
引組立体25の前記上面板27aの第2作業ス
テーシヨン側の端縁に沿う位置に降下し得る
ように配設する。そして該レバー142の中間
部は機台フレーム枠1下方の駆動軸22に嵌着
されたカム143に倣い揺動するカムレバー1
44の先端部とコネクテイングロツド145で
連結されている。
従つて前記カム143の回転に応じて耳縁部
折り立てレバー142の先方折曲部142aは
第7図に実線で示されている位置と保持吸引組
立体25の上面板27aの側端縁(第7図に鎖
線で示す位置との間で往復昇降することによつ
て化粧紙の耳縁部を第2の折り目線に沿つて下
方に折り立てることができる。
(ヘ) 次に搬送部材150について第1図及び第3
図を参照して説明する。
この搬送部材150は第3作業ステーシヨン
に位置する保持吸引組立体25と後に説明す
る包装袋供給部材によつて製袋供給された包装
袋の待機位置間に配設されている。
まず第3作業ステーシヨンに位置する保持
吸引組立体25の上面と面一な水平テーブル1
51の始端側が該保持吸引組立体25の側端と
適宜な間隙を有して連設されており、この終端
側は待機している包装袋の開口位置に達してい
る。
この水平テーブル151は第3図に示すよう
に面一な第1テーブル151aと第2テーブル
151bとからなつており、第2テーブル15
1bの始端側は第1テーブル151aの終端側
下方に緩やかなガイド面を形成するようにして
固定配設されている。
前記第1テーブル151aの下方には、第3
図に示すように、その終端側から始端側に向つ
て徐々に下方に湾曲したガイド部材152が配
設されており、このガイド部材152の終端は
前記第2テーブル151bの始端側ガイド面に
当接している。
このガイド部材152は第3作業ステーシヨ
ンに位置する保持吸引組立体25において下
方に折り立てられた化粧紙の耳縁部を該化粧紙
が搬送部材150上を搬送されるに従つて徐々
に前記第1テーブル151a下面に折り込むた
めのものであつて、前記ガイド部材152とし
て図面では板状のものが示されているが、同様
の効果は例えば棒状のもの(すなわちガイドバ
ー)を使用しても得られることはもちろんであ
る。
具体的にはガイドバーを前記第1テーブル1
51aの下方位置であつて第2テーブル151
bのガイド面に水平に植設してその先端部を化
粧紙の耳縁部の送られてくる方向の前記第1テ
ーブル151a外方に折曲突出させて該耳縁部
を受け徐々に第1テーブル下方にガイドして折
り込むようにすればよい。
水平テーブル151の上面には第1図に示す
ように、その両外側に沿つてガイド板153
a,153bが配設されており、一方のガイド
板153bの上面には第3図にも示すように折
り畳み靴下を包んだ化粧紙を前記水平テーブル
151との間で一時的に保持し、かつガイド板
153bへの挿入を容易とするための保持板1
54が止着されている。この保持板154は前
記押え板128の切欠開口部128aに合致す
る位置に配設されている。
尚前記挿入部材120の説明の際に明らかに
したように、押え板128と挿入板130によ
る2工程の作業によつて化粧紙及び折り畳み靴
下を包装袋に挿入充填するのではなく挿入板1
30による1工程の作業を行う場合には前記保
持板154を特に設ける必要はない。
(ト) 次に化粧紙に包まれた折り畳み靴下を前記挿
入部材120によつて搬送部材150上で搬送
する方向の延長線上に包装袋を供給する包装袋
の供給部材160について第1図及び第3図を
参照して説明する。
この包装袋供給部材160は、第3図に示す
ように包装袋供給部材のフレーム枠3間に上下
一対の水平な案内ロツド161,162を支持
固定しており、この案内ロツド161,162
には摺動体163が嵌装されているとともに、
摺動体163の上面には製袋された包装袋を一
時的に吸着保持するための吸着体164が止着
されている。
この吸着体164は内部中空な箱体であり、
その上面には包装袋を吸着保持するための多数
の吸引孔164aが形成されており、また先方
傾斜部にはその幅方向に「U」字状の切欠口1
64bが形成されている。
この包装袋供給部材160のフレーム枠3に
は水平にエアシリンダー165が支持固定され
ており、該エアシリンダー165のピストンロ
ツド(図示せず)先端は前記摺動体163の後
端面に止着されており、このエアシリンダー1
65の作動により、前記吸着体164が摺動体
163とともに第1図に2点鎖線で示す位置
(吸着体への包装袋供給位置)と実線で示す位
置(吸着体上に吸着された包装袋の待機位置)
間を往復摺動し得るように構成されている。
また第3図に示すようにこの包装袋供給部材
160のフレーム枠3の内側面にはブラケツト
166が横設されており、このブラケツト16
6によつてエアシリンダー167が支持固定さ
れている。このエアシリンダー167は前記搬
送部材150の第2テーブル151b終端部下
面に向けて配設されており、そのピストンロツ
ドの先端部には耐摩耗性の合成樹脂からなる押
え具167aが止着されている。
この押え具167aは前記吸着体164によ
つて供給される包装袋のふた部を吸着体164
の切欠口164bを通して搬送部材150の第
2テーブル下面に押えつけて一時的に保持する
ためのものである。
一方第1図に示すようにフレーム枠3の外側
に横設止着されている軸受ブラケツト168に
アーム169の基部が軸着されており、このア
ーム169の先端部は前記挿入部材120によ
つて化粧紙に包まれた折り畳み靴下を搬送部材
150上で搬送する方向の延長線上に達してい
るとともに、アーム169先端部には適宜吸引
源(図示せず)に接続された吸盤169aが下
向きに止着されている。
このアーム169の一側部は適宜カム駆動源
(図示せず)とコネクテイングロツド170に
よつて連結されて、アーム169が前記吸着体
164上とその上方待機位置間で上下に往復揺
動し得るように構成している。
尚第3図に示すように、このアーム169の
待機位置は前記挿入部材120の挿入板130
が包装袋供給部材160の前記吸着体164上
で水平に往復動し得るだけの充分な高さ位置に
設定されている。
第1図に示すように、前記包装袋供給部材1
60のフレーム枠3の上面であつて、前記搬送
部材150の両側位置には包装袋の開口部両側
に挿入されてこの包装袋の開口状態を維持しか
つ化粧紙及び折り畳み靴下を包装袋内へガイド
するための一対の開口爪171,171が設け
られている。
この開口爪171,171は各々対向する内
側にガイド溝が形成されているとともに、包装
部の開口部に挿入さるべき各先方部に柔軟性の
ある例えばゴム製の補助爪171a,171a
が連設されている。
この一対の開口爪171,171の駆動は前
記フレーム枠3の上部枠下面に2個の回転シリ
ンダー172,172を上向きに固着支持し、
この回転シリンダー172,172の各ロータ
ー軸172a,172aに止着された対向する
一対のレバー173,173の先端部に前記開
口爪171,171を各々固着することによ
り、回転シリンダー172,172の作動で一
対の開口爪171,171が第1図実線で示す
位置(待機位置)と鎖線で示す位置(作動位
置)との間で往復動し得るように構成してい
る。
尚第1図において174で示されているのは
2つ折り状態で供給されてくるプラスチツクフ
イルム材料を適宜幅で溶着切断するためのヒー
トカツターを示しており、175はこのヒート
カツター174に2つ折り状態のプラスチツク
フイルム材料を送り出すための上下一対の送り
ローラーを示している。176は前記吸着体1
64に吸着されている製袋された包装袋のふた
部をガイドするための案内棒を示している。
(チ) 次に上記包装袋供給部材160位置において
包装袋内に前記挿入部材120によつて化粧紙
に包まれた折り畳み靴下を挿入充填した後、こ
の包装袋を移送コンベア等適宜移送位置に送出
するための送出部材180について第1図を参
照して説明する。
この送出部材180は前記移送装置としての
移送コンベア181の側方位置に軸受ブラケツ
ト182を立設するとともに、この軸受ブラケ
ツト182に鉤型のアーム183の後端部を軸
着し、鉤型アーム183の前記移送コンベア1
81上に達する折曲部には水平にエアシリンダ
ー184が支持固定されている。
このエアシリンダー184のピストンロツド
184a先端には送出板185が止着垂設され
ているとともに、送出板185にガイドロツド
186の一端が止着されて、ガイドロツド18
6は前記鉤型アーム183に挿通されている。
この送出部材180は第3図にも示すように
前記鉤型アーム183に一端を止着し、他端は
適宜カム駆動源(図示せず)に連結されたコネ
クテイングロツド187によつて前記送出板1
85が上下に往復動させられるとともに、前記
エアシリンダー184の作動により前記搬送部
材150方向に往復動し得るように構成されて
いる。
以上の構成からなるこの発明に係る靴下の折り
畳み包装装置についてその全体的作用を以下にま
とめて説明する。
第1図において第1作業ステーシヨンに臨ん
で、作業者は靴下4の長手方向両側を把持して、
上方からこの第1作業ステーシヨンに停止して
いる保持吸引組立体25上に靴下4の脚部中央部
を載置すると共に、該靴下4の両側部分を一対の
コンベア部材20,20の各コンベアベルト1
9,19上に載置する。(第9A図参照) 靴下4はいわゆるハイソツクスであればその全
長がそのまま前記保持吸引組立体25及び一対の
コンベア部材20,20上に亘つて載置され、シ
ームレスストツキングであれば予め適宜長さに2
つ折りされ、パンテイストツキングであれば長手
方向及び幅方向にそれぞれ2つ折りされたものが
前記ハイソツクスと同様に上載されるものであ
る。
このようにして靴下4が上載されると、第1作
業ステーシヨンから第2作業ステーシヨンに
亘つてサクシヨン部材38が設けられており、こ
のサクシヨン部材38のサクシヨンボツクス39
は常時空気吸引を行つているため、第1作業ステ
ーシヨン位置にある保持吸引組立体25はその
上面において前記上載された靴下4の脚部中央部
を伸張状態で吸着保持する。
このようにして吸着保持された靴下4は保持吸
引組立体25及び一対のコンベア部材20,20
が同期して等速にて第1作業ステーシヨン位置
から第2作業ステーシヨン位置まで移動するこ
とにより、第9A図に示す状態のまま第2作業ス
テーシヨンまで送られる。
第2作業ステーシヨンへ靴下4が送られると
化粧紙供給機構40によつて第9B図に示す如く
化粧紙5の台紙部5aが表紙部5b、耳縁部5c
を折り立てた状態で第2作業ステーシヨンにあ
る靴下4の脚部中央部上に供給される。
すなわち、化粧紙5は第10A図に示すように
ミシン目による第1の折り目線5d及び第2の折
り目線5eによつて台紙部5a、表紙部5b、耳
縁部5cに区分されており、この化粧紙5が多数
枚積み重ねられて化粧紙貯蔵部材41に収納され
ている。
第1図に示すように化粧紙5の収納されている
化粧紙貯蔵部材41の側方にある化粧紙の折り立
て供給部材42の摺動体83は凹形の枠体81が
下降することにより下降し、この摺動体83に横
設されている供給杆90が第1図に実線で示す位
置で最上面の化粧紙5上に降下し、この化粧紙5
を吸盤91によつて吸着保持する。
そして前記凹形の枠体81の再上昇によつて一
枚の化粧紙5を化粧紙貯蔵部材41上に持ち上
げ、更に摺動体83にコネクテイングロツド85
で連結されている揺動アーム84を第2図矢印D
方向に揺動させることによつて摺動体83をガイ
ドロツド82,82に沿つて折り目付ローラー5
7側に移動させ、前記供給杆90が第1図2点鎖
線で示す位置まで移動したら前記凹形の枠体81
を降下させて前記供給杆90下面の吸盤91の空
気吸引を停止して化粧紙5を化粧紙供給板55上
に載置する。
その後凹形の枠体81再上昇させるとともに前
記揺動アーム84を復動させて摺動体83及び供
給杆90を第1図実線で示す原位置まで復帰させ
る。
前記化粧紙供給板55上に載置された化粧紙5
の載置位置は前記折り目付ローラー57の手前位
置であり、化粧紙はこの位置から化粧紙供給板5
5の切欠溝55a,55bから突出している送り
爪61,61によつて送られて折り目付ローラー
57及び受けローラー58の間を通過して該化粧
紙供給板55の切欠開口部手前位置まで移送され
る。
この際化粧紙5は化粧紙供給板55の両側ガイ
ド板97によつてガイドされつつ、化粧紙5の第
1の折り目線5d及び第2の折り目線5eのミシ
ン目部分に前記折り目付ローラー57の円形歯5
7aと受けローラー58の溝部によつて折り目が
形成される。
更にこの化粧紙5は前記送り爪61,61によ
つて間欠的に化粧紙供給板55の切欠開口部上ま
で送られる。このとき化粧紙5の台紙部5aは前
記化粧紙供給板55の切欠開口部上に位置する。
この状態から化粧紙の折り立て板94下面の吸
盤96によつて化粧紙5の台紙部5aを吸着保持
するとともに、上方のエアシリンダー93のピス
トンロツド93aを突出作動させることにより、
前記折り立て板94の垂直折曲部と化粧紙供給板
55の折り立て補助部55cは適宜離間を有して
平行状態ですれ違う。
これによつて吸盤96に吸着保持されている化
粧紙の台紙部5aに対して、その表紙部5b及び
耳縁部5cを第1の折り目線5dに沿つて折り立
てるとともにこの化粧紙供給板55の切欠開口部
直下位置は無端状循環経路の第2作業ステーシヨ
ンにあたり、化粧紙の台紙部5aは前記第2作
業ステーシヨンの保持吸引組立体25上に吸着
されている靴下4の脚部中央部上に載置供給され
る。
その後前記吸盤96の空気吸引は停止されると
ともにエアシリンダー93のピストンロツド93
aは上昇復帰する。
尚保持吸引組立体25上に載置された化粧紙の
台紙部5aは靴下4を通して組立体25の空気吸
引力が作用するため該組立体25上に靴下4とと
もに吸着保持されるとともに、該化粧紙5の折り
立てられた表紙部5bは第9B図に示すように保
持吸引組立体25に設けられた保持具29の保持
棒33に当接した状態にある。
続いて第2図に示す状態から駆動軸22に嵌着
されたカム106が回転するとカムレバー104
は同図矢印C方向に往動して、これに連結されて
いるコネクテイングロツド107a,107b,
107c及び揺動アーム108を介して両側の弓
形の折り畳みアーム102a,102bを第2図
に示す矢印F及びG方向に同期して各々往動させ
る。
折り畳みアーム102a,102bの往動によ
つて、この折り畳みアーム102a,102bの
先方水平折曲部は前記保持吸引組立体25上で第
9C図に各々2点鎖線で示す位置まで進出する。
このとき前記折り畳みアーム102aの先方水
平折曲部は他方の折り畳みアーム102bの先方
水平折曲部と保持吸引組立体25上の略中央です
れ違つて相互に組立体25の反対側縁に達する
が、この両折り畳みアーム102a,102bの
先方水平折曲部が上述のようにして供給された化
粧紙5の台紙部5a上に進行してくると、一対の
コンベアベルト19,19上にある靴下4の両側
が保持吸引組立体25の各反対側縁方向に押し出
されつつ徐々に折り畳まれ、更に両折り畳みアー
ム102a,102bの各先方水平折曲部が上述
の如く第9C図で2点鎖線で示す位置まで進行す
ると、前記靴下4の両側は第9D図に示すように
化粧紙5の台紙部5a上に互い違いに重層状態で
折り畳まれる。
その後前記折り畳みアーム102a,102b
の各水平折曲部は折り畳みアーム102a,10
2bの復動により折り畳まれた靴下4を残して元
の待機位置(第2図に示す位置)まで復帰するこ
とにより、靴下4は化粧紙5の台紙部5aを巻く
ようにして第10B図に示すように折り畳まれ
る。
次に保持吸引組立体25が第2作業ステーシヨ
ン位置から第3作業ステーシヨン位置まで移
動する間に、第2作業ステーシヨンで折り立て
状態で供給された化粧紙5の表紙部5b及び耳縁
部5cが前記化粧紙供給機構40の化粧紙供給板
55に垂設された折り立て補助部55cに当接し
て、第9E図矢印で示すように第1の折り目線
5dから徐々に折り畳み靴下側に折り曲げられて
いくとともに該保持吸引組立体25に設けられた
保持具29がその作動機構110によつて前記化
粧紙5を折り畳み靴下上に折り込む。
すなわち、保持吸引組立体25が第2作業ステ
ーシヨンから第3作業ステーシヨンへ移動す
るときに、この保持吸引組立体25に設けられて
いる保持具29のガイドローラー35が待機中の
前記保持具作動機構110の板カム111上方に
達すると、第6図に示すように駆動軸22に嵌着
されているカム116の回転によりカムレバー1
13先端部が上動しレバー112を介して前記板
カム111を所定量押し上げる。
この保持具作動機構110の作動により前記ガ
イドローラー35が第8A図で実線位置から2点
鎖線位置まで上昇すると保持吸引組立体25上面
に臨む保持棒33が同時に実線位置から2点鎖線
位置まで降下して、この保持吸引組立体25上で
第1の折り目線から折り曲げられつつある化粧紙
5の表紙部5b及び耳縁部5cを第10C図に示
すように折り畳まれた靴下4上に折り込む。
そして保持吸引組立体25が第2作業ステーシ
ヨンから第3作業ステーシヨン方向へ移行す
るにつれて、サクシヨン部材38の空気吸引力が
働かなくなるが、折り畳まれた靴下4及び折り込
まれた化粧紙5は前記保持棒33によつて保持吸
引組立体25上に保持されつつ第3作業ステーシ
ヨンに達する。
保持棒33によつて化粧紙5及び折り畳み靴下
4を保持した保持吸引組立体25が第3作業ステ
ーシヨンに達すると、挿入部材120のカム1
38の回転によりコネクテイングロツド141で
連結されたレバー123aが所定量上方に旋回し
摺動体125,126を回転させるとともに、押
え板128を第3作業ステーシヨンにある保持
吸引組立体25上の折り込まれた化粧紙5上に降
下させ、摺動体129及び挿入板130を搬送部
材150の水平テーブル151上に降下させる。
前記押え板128が化粧紙5上に降下すると、
押え板128の係止片128bは保持吸引組立体
25上で折り込まれた化粧紙5及び折り畳み靴下
4の後端に沿つてこれに近接した位置に降下し、
押え板128の折り立て片128cは保持吸引組
立体25上面板27aの第2作業ステーシヨン側
の端縁に沿つてこれに近接した位置に降下する。
押え板128の折り立て片128cの降下によ
つて保持吸引組立体25上で折り畳み靴下4上に
折り込まれた化粧紙5の耳縁部5cをその第2の
折り目線5eに沿つて下方に折り立てる(第10
D図参照)。
この段階で前記保持具29の作動機構110の
復動によつて、その板カム111を元位置に復帰
させることにより、前記保持具29の保持棒33
はスプリング36の付勢によつて元位置に復帰
し、保持吸引組立体25上の化粧紙5及び折り畳
み靴下4の保持を解除する。
そしてこの状態から前記挿入部材120の揺動
アーム132がカム137の回転により第3図実
線位置から鎖線位置へ揺動することによつてロツ
ド126に遊嵌されている前記摺動体125及び
摺動体126を待機している包装袋の方向に前進
させる。
これによつて第3作業ステーシヨンの保持吸
引組立体25上の化粧紙5及び折り畳み靴下4は
前記摺動体129及び挿入板130の搬送部材1
50上の降下位置まで水平テーブル151上を搬
送されてこの水平テーブル151と保持板154
との間で一時的に保持される。
次に前記レバー123aが下方に旋回復帰して
摺動体125,126を所定角度で回転復帰させ
ることにより、前記押え板128は水平テーブル
151上で上昇復帰し、同様に摺動体129及び
挿入板130は前進後の包装袋供給部材160の
吸着体164上で上昇復帰する。その後前記揺動
アーム132を第3図鎖線位置から実線位置へ揺
動復帰させることにより、押え板128及び摺動
体129挿入板130は第1図で実線で示す位置
まで復帰する。
同様に第3作業ステーシヨンへ移動してきた
次の保持吸引組立体25から化粧紙5及び折り畳
み靴下4を押え板128で搬送部材150上を搬
送するとき、先にこの押え板128で搬送部材1
50上を搬送されて保持板154によつて水平テ
ーブル151上に一時的に保持されていた化粧紙
5及び折り畳み靴下4はその後端に近接する位置
の水平テーブル151上に前記摺動体129が降
下し、化粧紙5及び折り畳み靴下4の上面に前記
挿入板130が降下することにより、摺動体12
9の前端で化粧紙5及び折り畳み靴下4の後端を
係止し、挿入板130によつてその上面を押えて
包装袋供給部材160方向に搬送される。
以上挿入部材120の2工程からなる作業によ
つて化粧紙5及び折り畳み靴下4は予め待機して
いる包装袋に挿入充填される。
この化粧紙5及び折り畳み靴下4は搬送部材1
50を搬送されるとき、第3作業ステーシヨン
の保持吸引組立体25位置で化粧紙5の第2の折
り目線5eは沿つて下方に折り立てられた耳縁部
5cは水平テーブル151下方のガイド部材15
2によつて第10E図に示すようにこの水平テー
ブル151下方に徐々に折り込まれ、この折り込
まれた化粧紙5の耳縁部5cは水平テーブル15
1を構成する第1テーブル151aの下方位置か
ら第2テーブル151bの始端側のガイド面に沿
つて上昇し第2テーブル151bの始端側上面上
で折り畳まれた靴下4の下面に折り込まれて該化
粧紙5で折り畳み靴下4を包むことになる(第1
0F図参照)。
この化粧紙5によつて包まれた折り畳み靴下4
が水平テーブル151(具体的には第2テーブ
ル)上で前記保持板154によつて保持されるも
のである。
そしてこの保持板154によつて一時的に保持
されている化粧紙5に包まれた折り畳み靴下4を
前記摺動体129及び挿入板130によつて待機
している包装袋方向に搬送するときにはこの化粧
紙5の両側は水平テーブル151上のガイド板1
53a,153bによつてガイドされつつ搬送さ
れる。
一方この化粧紙5に包まれた折り畳み靴下4の
搬送される方向に予め待機する包装袋6の供給部
材160は一対の送りローラー175から送り出
されてくる2つ折り状態のプラスチツクフイルム
材料をヒートカツター174で幅方向に溶着切断
して第10G図に示す如き包装袋6を製作する。
この包装袋6は吸着体164の上面に吸着保持
された後、エアシリンダー165の作動により前
記送りローラー175及びヒートカツター174
に近接する位置(第1図で吸着体が2点鎖線で示
されている位置)からこの包装袋6の待機位置す
なわち前記搬送部材150の搬送延長線上の所定
位置(第1図で吸着体が実線で示されている位
置)まで搬送される。
この包装袋6は第10G図に示すように袋部6
aとふた部6bとからなり、この包装袋6が前記
吸着体164によつて搬送される途上においてそ
のふた部6bは案内棒176によつてガイドされ
つつその前記待機位置で前記吸着体164の先方
傾斜面と前記搬送部材150の水平テーブル15
1の終端部下面間に挿入される。
包装袋6が上記待機位置まで搬送されると水平
テーブル151終端部下方のエアシリンダー16
7が作動してそのピストンロツドが吸着体164
に形成された「U」字状の切欠口164bを通し
て突出し、その先端に止着されている押え具16
7aで包装袋のふた部6bを前記水平テーブル1
51の終端部下面に押えつける。
そしてコネクテイングロツド170が適宜昇降
することによりアーム169が上下方に揺動し、
このアーム169の先端部に取り付けられている
吸盤169aを待機している包装袋6の袋部6a
を形成する上部片上適宜位置に一旦降下させてこ
れを吸着保持した後、再びアーム169をその待
機位置まで上昇復帰させて包装袋6の袋部6aを
開口する。
包装袋6の袋部6aが開口するとフレーム枠3
の上部枠に設けられている回転シリンダー17
2,172の同時作動により一対の開口爪17
1,171が第9F図に示すようにその実線位置
から鎖線位置へ旋回移動し開口爪171,171
先方の補助爪171a,171aが開口した包装
袋6の両側に挿入されて、該包装袋6の開口状態
を維持するとともに該包装袋6をその待機位置に
保持する。
この開口爪171,171の補助爪171a,
171aが包装袋6の両側に挿入されると前記ア
ーム169の先端部に取り付けられている吸盤1
69aの空気吸引を停止して前記包装袋6の上部
片を解放するとともに前記アーム169はコネク
テイングロツド170の上動により元待機位置ま
で上昇復帰する。また前記水平テーブル151終
端部下面のエアシリンダー167も復動して押え
具167aによる包装袋6のふた部6bの押えつ
け状態を解除する。
その後、前記摺動体129及び挿入板130に
よつて第10F図に示す如く化粧紙5に包まれた
折り畳み靴下4が搬送部材150の水平テーブル
151上を搬送されてきて、上述の如くその袋部
6aが開口されて待機中の包装袋6の袋部6a内
に前記開口爪171,171及びその先方の補助
爪171a,171aによつてガイドされつつ挿
入される。
この摺動体129及び挿入板130による折り
畳み靴下の包装袋への挿入動作により、化粧紙5
に包まれた折り畳み靴下4の挿入充填された包装
袋6は前記包装袋供給部材160の吸着体164
上から移送コンベア181方向に押し出される。
尚、包装袋6への折り畳み靴下挿入時、更に具体
的には前記一対の開口爪171,171の各補助
爪171a,171aが包装袋の袋部6aの両側
に挿入されて該包装袋6を開口保持したときに前
記吸着体164の空気吸引は停止されている。
化粧紙5に包まれた折り畳み靴下4が包装袋6
に挿入されて移送コンベア181方向に押し出さ
れるとき、包装袋6の袋口開口状態を維持してい
た前記一対の開口爪171,171の補助爪17
1a,171aは袋口両側から抜き出されるが、
既に説明したとおり、この補助爪171a,17
1aは柔軟性のあるゴムで形成されているため、
抜き出し時に袋口を損傷することがない。尚抜き
出された開口爪171,171は回転シリンダー
169,169の復動により、即座に原待機位置
(第1図実線で示す位置)まで復帰する。
化粧紙5に包まれた折り畳み靴下4が前記挿入
部材120の挿入板130によつて包装袋6内に
挿入充填されるとともに、前記移送コンベア18
1方向に押し出されると、次に送出部材180に
よつて、充填された包装袋6が前記挿入板130
から移送コンベア181上に引き抜かれ、移送コ
ンベア181によつて装置外に搬送される。
すなわちコネクテイングロツド187の上昇に
よつて鉤型アーム183の先方部が上動するとと
もにエアシリンダー184が突出作動してそのピ
ストンロツド184a先端の送出板185を吸着
体164上の充填された包装袋開口部後端に沿う
上方位置に移動させ、この状態からコネクテイン
グロツド187の下降によつて前記送出板185
を包装袋開口部後端に近接した位置で前記吸着体
164上に降下させるとともに前記エアシリンダ
ー184の復動により送出板185を移送コンベ
ア181方向に移動させる。
これによつて靴下の充填された包装袋は前記挿
入板130から引き抜かれて移送コンベア181
上に送出される。尚前記送出板185は下方に向
けて凹形に形成されており、この中央の切欠部に
前記挿入板130が遊砒されるようにされてい
る。
充填された包装袋が引き抜かれた挿入板130
は挿入部材120のレバー123aがコネクテイ
ングロツド141の下降により下方に旋回するこ
とにより、吸着体164上に上昇復帰し、更に揺
動アーム132の揺動復帰により第1図実線で示
す位置までロツド122に沿つて復帰する。尚前
記吸着体164も次の作業に備えるため第1図鎖
線位置まで復帰する。
発明の効果 以上の通りの作動を所定のタイミングを以つて
繰り返すことにより、靴下を折り畳んで化粧紙で
包み包装袋に挿入するという作業を連続的に行う
ものである。
以上の構成からなるこの発明に係る靴下の折り
畳み包装方法と装置によると三つ折り状の化粧紙
を用いて靴下の折り畳み包装を行うことにより、
折り畳み包装後の靴下の型崩れ防止のために厚紙
台紙を供給する必要がなくなり、包装資材の節約
と包装作業工程の簡略化が可能となる。
また三つ折り状の化粧紙を包装資材として用い
ることにより、該化粧紙をその各折り目線に沿つ
て折り畳む作業工程が必要となるが、この発明に
係る靴下の折り畳み包装方法と装置によると化粧
紙の折り畳み作業の一部が該化粧紙の供給作業及
び包装袋への挿入作業と共に行われるため、靴下
の折り畳み包装作業を効率よく行うことができ
る。
そして装置的にも構造が比較的簡単でしかも動
作的信頼性がすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る靴下の折り畳み包装装
置の全体平面図。第2図は同一部省略正面図。第
3図は第1図の矢視X−X線からみた一部省略正
面図。第4図はこの発明に係る靴下の折り畳み包
装装置の一部省略背面図。第5図は同一部省略右
側面図。第6図は第1図の矢視Y−Y線からみた
側面図。第7図はこの発明に係る靴下の折り畳み
包装装置の他の実施例を説明するための第1図の
矢視Y−Y線からみた一部省略側面図。第8A図
は保持吸引組立体の一部切欠右側面図。第8B図
は保持吸引組立体に設けられている保持具の要部
正面図。第9A図乃至第9F図はこの発明に係る
靴下の折り畳み包装装置の作用を説明するための
図面であつて、第9A図はキヤリア部材上の保持
吸引組立体とコンベア部材の簡略正面図、第9B
図は保持吸引組立体の側面図、第9C図は靴下折
り畳み機構の簡略平面図、第9D図は同簡略正面
図、第9E図は保持吸引組立体の側面図、第9F
図は包装袋供給部材の簡略平面図。第10A図乃
至第10G図はこの発明に係る靴下折り畳み包装
方法と装置において化粧紙及び靴下の折り畳み包
装状態を説明するための図面であつて、第10A
図は化粧紙の平面図、第10B図、第10C図、
第10D図、第10E図、第10F図は折り畳み
靴下を包む化粧紙の斜視図、第10G図は包装袋
の斜視図である。 尚図中1は機台フレーム枠、10はキヤリア部
材、20,20は一対のコンベア部材、25は保
持吸引組立体、29は化粧紙の保持具、38はサ
クシヨン部材、40は化粧紙供給機構、100は
靴下折り畳み機構、110は保持具の作動機構、
120は挿入部材、150は搬送部材、160は
包装袋供給部材、180は送出部材を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 靴下脚部の略中央部を適宜な空気吸引手段を
    以つて伸張状態で吸着保持する第1のステツプ
    と、 所定形状の一枚の化粧紙をその第1の折り目線
    に沿つて折り立てて、その折り立てられた化粧紙
    の台紙部を前記吸着保持されている靴下の脚部中
    央部上の正しい位置に供給して、靴下脚部中央部
    と共にこの供給された化粧紙の台紙部を吸着保持
    する第2のステツプと、 この吸着保持されている化粧紙の台紙部上に前
    記靴下の両側部分を折り返して重合状態に折り畳
    む第3のステツプと、 靴下と共に吸着保持されている化粧紙の折り立
    てられている表紙部及び耳縁部を前記第1の折り
    目線から前記折り畳まれた靴下上に折り込む第4
    のステツプと、 第2の折り目線に沿つて化粧紙の耳縁部を下方
    に折り立てて折り畳み靴下と共に耳縁部の折り立
    てられた化粧紙を搬送し、この搬送時に化粧紙の
    耳縁部を徐々に折り畳まれた靴下下面に重合する
    ように折り込んで該折り畳み靴下を化粧紙で包ん
    だ後、予め待機せしめた包装袋内に挿入充填する
    と共に、この充填された包装袋を適宜移送装置へ
    送出する第5のステツプからなる靴下の折り畳み
    包装方法。 2 長円形のキヤリア部材を機台フレーム枠に横
    設して無端状循環経路を構成し、該無端状循環経
    路に沿つて少なくとも3個の作業ステーシヨン
    ,,を等間隔で設けており、 前記キヤリア部材には、その上面に圧接離間可
    能に支持した化粧紙の保持具と多数の空気吸引孔
    を有した複数個の保持吸引組立体が所定の間隔を
    なして各作業ステーシヨン間を一方向に移動可能
    に設けられており、 前記第1、2作業ステーシヨン,間に亘る
    保持吸引組立体の両側とその直下位置には、該組
    立体と同期して同方向に運行可能に配設された一
    対のコンベア部材と、前記空気吸引孔に吸引力を
    作用せしめるサクシヨン部材が設けられており、 第2作業ステーシヨン位置には、化粧紙の第
    1の折り目線を折り曲げてその台紙部を保持吸引
    組立体上に吸着保持された靴下の脚部中央部上に
    供給する化粧紙供給機構を設け、該供給機構は、
    多数の化粧紙を展開状に積み重ねて貯蔵する化粧
    紙貯蔵部材と、この貯蔵部材と保持吸引組立体と
    の間の上位に延設された化粧紙供給板と、この供
    給板の略中間位置に配置され、該供給板上を展開
    状態で移送される化粧紙に第1と第2の折り目線
    を付加する化粧紙の折り目付ローラーと、保持吸
    引組立体の直上方位置に配置され、前記供給板の
    切欠開口部を通して昇降可能に支持された化粧紙
    の折り立て供給部材とから構成されており、 同じく第2作業ステーシヨンに臨んで、保持
    吸引組立体の両側に配置され、所定のタイミング
    をもつて互いに接近する方向に移動して組立体上
    で交叉するように支持された一対の折り畳みアー
    ムからなる靴下折り畳み機構が設けられており、 第3作業ステーシヨンにあつては、保持吸引
    組立体の直上方位置に昇降かつ組立体の移動方向
    と直交する方向に往復動可能に支持された押え板
    を設けると共に、その一端が前記組立体の一側に
    連設し、他端が製袋された包装袋の待機位置まで
    延設された長手状の水平テーブルの一側に沿つて
    配設された化粧紙の耳縁部を下方に折り返すガイ
    ド板とからなる靴下の搬送部材が設けられてお
    り、 更に上記搬送部材上の適宜位置には、前記押え
    板によつて第3作業ステーシヨンに位置する保
    持吸引組立体上から搬送部材上に移送された化粧
    紙で包まれた折り畳み靴下を予め待機せしめた包
    装袋内に挿入充填する挿入部材が昇降かつ水平テ
    ーブルの長手方向に沿つて往復動可能に設けられ
    ていることを特徴とする靴下の折り畳み包装装
    置。
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JPS62271826A (ja) * 1986-05-16 1987-11-26 株式会社 タカトリハイテツク 靴下の折り畳み包装方法とその装置

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JPS5022477A (ja) * 1973-07-03 1975-03-10
JPS5657620A (en) * 1979-10-11 1981-05-20 Takatori Kikai Seisakusho Kk Feeder for three folding pasteboard in automatic folding packing machine of sock

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