JPS62267323A - サ−モトロピツク液晶性ポリエステルの製造法 - Google Patents

サ−モトロピツク液晶性ポリエステルの製造法

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JPS62267323A
JPS62267323A JP11200086A JP11200086A JPS62267323A JP S62267323 A JPS62267323 A JP S62267323A JP 11200086 A JP11200086 A JP 11200086A JP 11200086 A JP11200086 A JP 11200086A JP S62267323 A JPS62267323 A JP S62267323A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サーモトロピック液晶性ポリエステルの製造
法に関し、さらに詳しくは、短時間に高い極限粘度を有
し、しかも色調に優れたサーモトロピック液晶性ポリエ
ステルを製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、繊維、フィルム又は成形品の何れかを問わず、剛
性、耐熱性及び耐薬品性の優れた素材に対する要望が高
まっている。ポリエステルは、一般成形品の用途を広く
認められるに到っているが。
多くのポリエステルは9曲げ弾性率のような機械的物性
が劣るため、高強度が要求される用途には適していなか
った。
そこで、高強度を要求される用途に適しているポリエス
テルとして、W、J、ジャクノンがジャーナル・オブ・
ポリマー・サイエンス・ポリマーケミストリー・エディ
ジョン、14巻(1976年)2043真に、ポリエチ
レンテレフタレートと4−ヒドロキシ安息香酸とからな
るサーモトロピック液晶性ポリエステルを発表して以来
、サーモトロピック液晶性ポリエステルは注目を集める
ようになった。この文献で、ジャクノンは、このサーモ
トロピック液晶性ポリエステルがポリエチレンテレフタ
レートの5倍以上の剛性、4倍以上の強度。
25倍以上の衝撃強度を有することを報告し、高機能性
高分子への新しい可能性を示した。
しかしながら、このサーモトロピック液晶性ポリエステ
ルの製造法には次の様な難点のあることが見出された。
すなわち、製造の第1工程で、ポリアルキレンテレフタ
レートとアセトキシ芳香族カルボン酸とを接触させるこ
とによりポリエステルフラグメントを調製し、第2工程
でこのポリエステルフラグメントの極限粘度を上昇させ
るが。
その際の反応速度が極めて緩慢であるため生産性]、 
      ピック液晶性ポリエステルを製造すること
も困難が低く、同時に高い極限粘度を有するサーモトロ
であった。
□、:       この問題点を解決するための方策
については。
現在も盛んに研究されており、特許にも種々の提″  
    案がなされている。例えむら特開昭6.071
86526号公報には、アシルオキシ芳季族カルボン酸
とポリアルキレンテレフタレートとを触媒の存在下に接
触させる方法が開示されているが、この方法も反応速度
促進効果は十分ではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) このように、前記したような従来技術においては、生産
性をある程度まで改良することはできても、依然低生産
性であることに変わりはな(、か−1つ、高い極限粘度
を有するサーモトロピック液晶性ポリエステルを製造で
きたとしても、その製造には極めて長時間を要するだけ
でなく、同時に。
得られたサーモトロピック液晶性ポリエステルは色調が
劣るという欠点が残されていた。
したがって1本発明の主たる目的は、高強度が要求され
る成形品に特に適する高い極子粘度を有し、かつ2色調
に優れたサーモトロピック液晶性ポリエステルを短時間
に製造する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記のごとき問題点のないサーモトロピ
ック液晶性ポリエステルの製造法について税率研究の結
果、特定のアシルオキシ芳香族カルボン酸と炭素数2〜
5の低級脂肪酸の酸無水物をアルキレンテレフタレート
を主たる構成成分とし、特定の極限粘度を有するポリエ
ステルと混合した後1重縮合反応を完結させることが5
反応時間の短縮に著しい効果をもたらすこと及び得られ
たサーモトロピック液晶性ポリエステルの色調も良好で
あることを見出し1本発明に到達した。
すなわち2本発明は1式(1)で表されるアシルオキシ
芳香族カルボン酸と、これに対し0.01〜0.50倍
当量の炭素数2〜5の低級脂肪酸の酸無水物と、アルキ
レンテレフタレートを主たる構成成分とする0、 24
i/ gを越える桶型粘度を有するポリエステルとを混
合し2次いで重縮合反応を完結させることを特徴とする
少なくとも0.5dl/gの極限粘度を有するサーモト
ロピック液晶性ポリエステルの製造法を要旨とするもの
である。
(式においては、Arは2価の芳香族基を示し。
Rは炭素数2〜5の低級アシル基を示す。ただし。
芳香環は置換基で置換されていてもよい。)本発明のサ
ーモトロピック液晶性ポリエステルの製造に用いられる
アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリ
エステルの例としては。
ポリエチレンテレフクレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、あるいはこれらの各種の共重合体等が挙げられる
。これらのうち、特にポリエチレンテレフタレートが好
適である。ポリエステルとしては、極限粘度が0.2 
dl/ gを越えるもの、好ましくは1.4d//g以
下のもの、さらに好ましくは0.4〜1.2/J/gの
もの2特に好ましくは0.5〜1.0tll/gのもの
が使用される。
本発明に用いられるアシルオキシ芳香族カルボン酸は、
弐(1)で表されるものである。アシルオキシ芳香族カ
ルボン酸は、基本的には生成するサーモトロピック液晶
性ポリエステルの剛直i貞部分を担うため、略パラ配向
性の化合物が選ばれることが多い。好ましい具体例とし
ては、4−ヒドロキシ安息香酸、1−ヒドロキシ−4−
ナフトエ酸、4−ヒドロキシ−3−メチル安息香酸、4
−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸あるいは2−ヒドロ
キシ−6−ナフトエ酸の酢酸エステル、プロピオン酸エ
ステル、酪酸エステル、イソプロピオン酸エステルある
いはα、α−ジメチルプロピオン酸エステル等の低級脂
肪酸エステルが挙げられるが、特に4−アセトキシ安息
香酸、2−アセトキシ−6−ナフトエ酸が好ましい。ア
シルオキシ芳香族カルボン酸は、必要に応じてこれらの
混合物を用いてもよい。ただし5生成するポリエステル
の液晶性が損なわれない限り、メタ又はオルト配向性の
アシルオキシ芳香族カルボン酸を用いることもできる。
     一 本発明に用いる炭素数2〜5の低級脂肪酸の酸無水物と
しては2例えば無水酢酸、無水プロピオン酸、無水@酸
、無水吉草酸、無水イソ酪酸、無水ピハル酸、無水モノ
クロロ酢酸、無水ジクロロ酢酸、無水トリクロロ酢酸、
無水モノブロモ酢酸。
無水ジブロモ酢酸、無水トリブロモ酢酸、無水モノフル
オロ酢酸、無水ジフルオロ酢酸、無水トリフルオロ酢酸
などが挙げられるが、なかでも無水酢酸、無水プロピオ
ン酸、無水トリクロロ酢酸が好ましい。
本発明においてアシルオキシ芳香族カルボン酸の使用量
は、アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とする
ポリエステルの単位モル数に対し。
好ましくは5〜95モル%、特に好ましくは30〜70
モル%であり、いわゆるサーモトロピック:夜具性を有
するポリエステルが得られるよう適宜選択すればよい。
本発明において低級脂肪酸の酸無水物の使用量は、アシ
ルオキシ芳香族カルボン酸に対し0.01〜0.50倍
当量、好ましくは0.01〜0.2倍当量である。
本発明の製造法においては、アシルオキシ芳香族カルボ
ン酸を低級脂肪酸の酸無水物と不活性雰囲気下、混合し
た後、アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とす
るポリエステルと混合するのが好ましいが、アシルオキ
シ芳香族カルボン酸。
低級脂肪酸の酸無水物及びアルキレンテレフタレートを
主たる構成成分とするポリエステルを同時にン昆合して
も−よい。その際、アルキレンテレフタレートを主たる
構成成分とするポリエステルと。
了シルオキシ芳香族カルボン酸あるいは7シルオキシ芳
香族カルボン酸と低級脂肪酸の酸無水物の混合物は、固
体、液体あるいはスラリーのいずれの状態でもよい。本
発明においては2次いで不活性雰囲気下、混合物が均一
な状態になるまで加熱ン容解する。加熱)容解は1通常
210〜300°Cで数分〜数時間、好ましく1よ25
0〜300°Cで5〜120分、最適には250〜28
0°Cで30〜60分間行われる。210℃より低い温
度で王者を混合した場合に1よ、250〜280 ’C
まで時間をかけて昇温し、均一な状態になるまで加熱溶
解するのが好ましい。この場合、250〜280℃にな
るまでの昇温時間が5時間を越えると、オキシ芳香族カ
ルボン酸のホモポリマーの生成が優先して行われ、ポリ
マー中に異物として残るという問題が生じることがある
ので好ましくない。
重縮合反応は9通常200〜300℃、好ましくは25
0〜300℃の温度下、徐々に減圧し4.最終的には1
Qtorr未満、好ましくはl、 Q torr未溝の
減圧下に数十分〜数時間行えばよい。また2重縮合反応
に際して適当な触媒を用いることにより反応を効率よく
行わせることができる。触媒としては。
例えば各種金属化合物あるいは有機スルホン酸化合物な
どの1種又は2種以上の化合物が用いられる。金属化合
物としては、アンチモン、チタン。
ゲルマニウム、スズ、亜鉛、アルミ、ニウム、マグネシ
ウム、カルシウム、マンガン、ナトリウムあるいはコバ
ルトなどの化合物が用いられ、一方。
有機スルホン酸化合物としては、スルホサリチル酸、0
−スルホ無水安息香酸(QSB)などの化合物が用いら
れるが、三酸化アンチモン(、CA)やQSBが特に好
適に用いられる。触媒の添加量としては、ポリエステル
の構成単位1モルに対し。
通常0.lX10−’〜100XIO−’モル、好まし
くはo、5x1o−’〜50X10−’モル、最適には
lXl0−’〜l0XIO−’モル用いられる。
(作 用) 本発明の製造法が重縮合時間の短縮及び得られるポリマ
ーの色調に対して優れた効果を示す理由については未だ
不明確であるが、以下のような作用によるものと予測さ
れる。
■ 低級脂肪酸の酸無水物が、原料に含まれている水分
と反応して低級脂肪酸となり、系外に留去される。した
がって、アルキレンテレフタレートを主たる構成成分と
するポリエステルの加水分解による重合度の低下及びア
シルオキシカルボン酸の加水分解による反応不活性なフ
ェノール性−〇H基の生成が起きない。
■ アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とする
ポリエステル中のグリコール性末端基が、低級脂肪酸の
酸無水物によってエステル化されるので、グリコール性
、末端基とアシルオキシカルボン酸の反応による反応不
活性なフェノール性−〇H基の生成が起きない。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
なお2例中のポリマーの極限粘度は、フェノール/四塩
化エタン等重量混合溶媒を用い、20°9で測定した溶
液粘度から求めた。また、サーモトロピック液晶性は、
ホントステージ付LQ i tz偏光顕微鏡で確認した
。また、ポリマーの組成は、メタツリシス後、ガスクロ
マトグラフ法により定量し、確認した。また、ポリマー
の色調については。
L値70程度以上、b値15程度以下のものは良好と判
断した。
実施例1 テレフタル酸とエチレングリコールとを常法によってエ
ステル化し、エステル化反応率95%のエステル化物を
得た。このエステル化物を重縮合反応器に仕込み、酸成
分1モルに対して三酸化アンチモンを2 X 10−’
モル添加し、減圧下270℃で攪拌下に3時間重縮合反
応を行った。生成ポリエステルの一部をサンプリングし
極限粘度〔η〕を測定したところ、0.63d!/gで
あった。
このポリエステルと、ポリエステルに対し等モルの4−
アセトキシ安息香酸と、4−アセトキシ安息香酸に対し
て0.2倍当量の無水酢酸とを混合し、窒素雰囲気下2
70°Cで1時間攪拌したところ1反応器合物は均一な
溶液状態になった。次いで徐々に減圧し、最終的には1
. Q torrで5時間重縮合反応を行った。
得られたポリマーの極限粘度は0.71dl/g+色調
はL値74.3.a値−1,2,b値13.1であり、
サーモトロピック液晶性を示した。また、得られたポリ
マーの客且成は、ポリエチレンテレフタレート成分が5
0モル%、パラオキシ安息香酸成分が50モル%で、仕
込みの組成と一敗していた。
また、粘度測定用溶液は完全シこ透明であり、不溶分の
存在は認められなかった。
実施例2〜11 ポリエチレンテレフタレートの極限粘度、4−アセトキ
シ安息香酸と無水酢酸とのモル比、ポリエチレンテレフ
タレートと4−アセトキシ安息香酸及び無水酢酸との混
合温度を第1表に示すように変えた以外は実施例1と同
様に実験し、サーモトロピック液晶性ポリエステルを得
た。
実施例1〜11の結果を第1表に記載した。
実施例12 反応槽に4−アセトキシ安息香酸及び4−アセトキシ安
息香酸に対して0.2倍当量の無水酢酸を仕込み、15
分加熱し、溶融させた(混合物A)。
実施例1で得られたポリエチレンテレフタレートと混合
物Aとを1モル比で50 / 50の割合で混合した後
、窒素雰囲気下270°Cで1時間攪拌した。次いで徐
々に減圧し、最終的には1.Q torrで5時間重縮
合反応を行った。
得られたポリマーの極限粘度は0.74J/g。
色調はL値75.1.a値−0,9,b値11.9であ
り、サーモトロピック液晶性を示した。また、得られた
ポリマーの組成は、ポリエチレンテレフタレート成分が
50モル%、パラオキシ安息香酸成分が50モル%で、
仕込みの組成と一敗していた。
また、粘度測定用溶液は完全に透明であり、不溶分の存
在は認められなかった。
実施例13〜22 4−アセトキシ安息香酸と無水酢酸とのモル比。
ボ゛Jエチレンテレフタレートと4−アセトキシ安息香
酸及び無水酢酸との混合温度、270°Cまでの昇温時
間を第2表に示すように変えた以外は実施例12と同様
に実験し、サーモトロピック液晶性ポリエステルを得た
実施例23 テレフタル酸とエチレングリコールとを常法によってエ
ステル化し、エステル化反応率95%のエステル化物を
得た。このエステル化物を重縮合反応器に仕込み、酸成
分1モルに対して三酸化アンチモンを2X10−’モル
添加し、減圧下270℃で撹拌下に3時間重縮合反応を
行った。これを常法によってチップ状に払い出した。得
られたポリエステルの極限粘度〔η]を測定したところ
0.64d1/gであった。
別の重縮合反応器にこのポリエステルチップ1ポリエス
テルに対して等モルの4−アセトキシ安息香酸及び4−
アセトキシ安息香酸に対して0.2倍当量の無水酢酸を
150 ’Cで仕込み、窒素雰囲気下、攪拌しながら3
時間かけて270°Cに昇温したところ1反応混合物は
均一な溶液状態になった。次いで徐々に減圧し、R柊的
には1. Otorrで5時間重縮合反応を行った。
得られたポリマーの極限粘度は0.71a/g。
色調はL値75.0.a値−1,2,b値14.2であ
り、サーモトロピック液晶性を示した。また、得られた
ポリマーの組成は、ポリエチレンテレフタレート成分が
50モル%、パラオキシ安息香酸成分が50モル%で、
仕込みの組成と一致していた。
また、粘度測定用溶液は完全に透明であり、不溶分の存
在は認められなかった。
実施例12〜23の結果を第2表に記載した。
実施例24 4−アセトキシ安息香酸を単独で用いる代わりに、3−
アセトキシ安息香酸と4−アセトキシ安息香酸を20/
80のモル比で用いた以外は実施例1と同様に実験し、
サーモトロピック液晶性ポリエステルを得た。
実施例25 4−アセトキシ安息香酸の代わりに、2−アセトキシ−
6−ナフトエ酸を用いた以外は実施例1と同様に実験し
、サーモトロピック液晶性ポリエステルを得た。
実施例26 エステル交換反応装置にTPAのジメチルエステルと1
,4−ブタンジオールを仕込み、220℃の温度でエス
テル交換反応させてメタノールを留出させた後、この反
応物をパンチ弐の重合反応装置に仕込み、触媒としてT
BT (テトラブチルチタネート)をポリエステルの構
成単位1モルに対し5XIO−’モル加え、 l、 Q
 torrの減圧下、240℃で3時間反応させた。生
成ポリエステルの一部をサンプリングし、極限粘度を測
定したところ。
0.82j/gであった。
このポリエステルと、ポリエステルに2対し等モルの4
−アセトキシ安息香酸及び4−アセトキシ安息香酸に対
して0.2倍当量の無水酢酸とを混合し、窒素雲囲気下
270℃で1時間攪拌したところ9反応混合物は均一な
溶液状態になった。次いで徐々に減圧し、最終的にはL
 Otorrで5時間重縮合反応を行つた。
得られたポリマーの極限粘度はO’、79dl/g。
色調はL値?5.1.a値−1,0,b値12.7であ
り、サーモトロピック液晶性を示した。また、得られた
ポリマーの組成は、ポリブチレンテレフタレート成分が
50モル%、バラオキシ安息香酸成分が50モル%で、
仕込みの組成と一敗していた。
また、粘度測定用溶液は完全に透明であり、不溶分の存
在は認められなかった。
比較例1 無水酢酸を用いなかったこと以外は実施例1と同様に実
験し、液晶ポリエステルを得た。得られたポリマーの極
限粘度は0.41dl/g、色調はL値71.0.  
a値−1,9,b値19.1であった。
比較例2 、 無水酢酸を用いなかったこと以外は実施例12と同様に
実験し、液晶ポリエステルを得た。得られたポリマーの
極限粘度は0.39dl/g、色調はL値69.8.a
値−2,1,b値19.3であった。
実施例24〜26及び比較例1〜2の結果を第3表に記
載した。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、短時間に色調の優れたサーモト
ロピック液晶性ポリエステルを製造することが可能とな
った。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I )で表されるアシルオキシ芳香族カルボ
    ン酸と、これに対し0.01〜0.50倍当量の炭素数
    2〜5の低級脂肪酸の酸無水物と、アルキレンテレフタ
    レートを主たる構成成分とする0.2dl/gを越える
    極限粘度を有するポリエステルとを混合し、次いで重縮
    合反応を完結させることを特徴とする少なくとも0.5
    dl/gの極限粘度を有するサーモトロピック液晶性ポ
    リエステルの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式において、Arは2価の芳香族基を示し、Rは炭素
    数2〜5の低級アシル基を示す。ただし、芳香環は置換
    基で置換されていてもよい。)
  2. (2)アシルオキシ芳香族カルボン酸と、低級脂肪酸の
    酸無水物と、アルキレンテレフタレートを主たる構成成
    分とするポリエステルとを混合後、遅くとも5時間以内
    に混合物を均一に加熱溶解し、次いで重合反応を完結さ
    せる特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とす
    るポリエステルが極限粘度が0.5dl/g以上のポリ
    エステルである特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  4. (4)アシルオキシ芳香族カルボン酸が4−アセトキシ
    安息香酸であり、低級脂肪酸の酸無水物が無水酢酸であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  5. (5)アシルオキシ芳香族カルボン酸と低級脂肪酸の酸
    無水物の混合物を、アルキレンテレフタレートを主たる
    構成成分とするポリエステルと混合する特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。
  6. (6)4−アセトキシ安息香酸と無水酢酸の混合物を、
    アルキレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリ
    エステルと150〜300℃で混合する特許請求の範囲
    第5項記載の製造法。
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