JPS62261416A - 射出成形における成形品はく離方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、射出成形における成形品はく離方法に関する
ものである。

（ロ）従来の技術 イＶ　　、ｖｒｒｓ　　＾Ｌ　　ＩＩＪ　　＋Ｊ４　　
ＩＣシ　１ｗ　　−１＋　　Ｉ４　７−　　ｒ讃　ｒＥ
’、　　＋１−　１−）　　／　　ｄａ　＋　−Ｉｈ　
　し　１て、例えば実開昭６０−１８７０２２号公報に
示されるものがある。これに示される成形品はく離方法
は、薄い円盤状の成形品を成形した後、＋；＋２開きと
同時に成形品に空気圧を作用させることにより成形品を
金型からはく踵させるようにしである。はく雌用の空気
圧吹出し［１は、成形品の内周側位置に環状に設けられ
ている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、このような゛従来の成形品はく離方法には、空
気圧によって成形品をはく雛させる際、成形品の変形が
発生し、所望の乎面度を得ることができないという問題
点がある。すなわち、型締力が作用していない状態で成
形品の一方の而の内周部に、空気圧の吹ｎ）シ圧力が作
用し、外周側は金型に付着した状態で内周側にのみ空気
圧による押し力を作用させる状態となるため、成形品が
皿状に変形する。このため、光学的又は磁気的な記憶媒
体」、（板として成形品を用いる場合に必要とされる・
ト面度を得ることかできない。本発明は、このような間
ソｒ＋　ｓ、ｒを解決することを１−」的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は、型締力が作用している状態であらかじめはく
履用の圧力気体を成形品に対して作用させておくことに
より上記問題点を解決する。すなわち、本発明による成
形品はく離方法は、成形後、型開きか開始される！ｉη
に、板状の成形品の両面に対して例゛えば空気圧のよう
な圧力気体を作用させ、次いで型開きを行うことを特徴
としている。

（ホ）作用 Ｑ、ｆ出成Ｈｐ　？＆、型開きが開始されるＩＦｆに、
はく履用の圧力気体が成形品の両面に供給される。圧力
気体の吹出し口か成形品の内周部にあっても、型締力が
作用しているため、成形品が変形することはない。圧力
気体は成形品と金型表面との間の小さいすきまに作用し
、成形品全面に圧力を作用させる。この状態で型開きを
行うと、成形品が保持された側の金型側から成形品の全
面に対して圧力気体か作用するため、成形品が片寄った
力を受けることなく金型からはく離される。はく離され
た成形品は成形品取出装置によって取出される。なお、
成形品の両面に作用させる圧力気体の圧力値を互いに相
違させると、アンダーカットなどを設けなくても、型開
き時に成形品を確実に一方の金型に保持させることがで
きる。

（へ）実施例 第１図に本発明方法を実施する装置を示す。上部の固定
盤側型取付板１０に固定型１２が取り付けられ、また下
部の可動盤側型取付板１４に可動型１６が取り付けられ
ている。固定型１２と可動型１６との合せ面に薄い円盤
状のキャビティ１８が形成される。固定型１２の中央部
に設けた段付きの穴２０内にスプルー２１を備えたシャ
フト２２がはめ合わせである。段付きの穴２０の大径側
とシャフト２２との間に０．０２ｍｍ以下のすきまの環
状の空気通路２４が形成される。

空気通路２４は通路穴２６によって外部の空気圧管路２
８と接続される。同様に可動型１６の中央部の段付きの
穴３０にシャフト３２がはめ合わされ、穴二〇の大径部
とシャフト３２との間に０．０２ｍｍ以下のすきまの環
状の空気通路３４か形成され、こ、の環状空気通路３４
は通路穴３６を介して空気圧管路３８と接続される。空
気通路２４及び空気通路３４は、それぞれキャビティ１
８に対して環状の空気吹出口４０及び空気吹出口４２に
おいて接続されることになる。前述の空気圧管路２８は
電磁切換：＃４４と接続されており、この電磁切換弁４
４は空気圧管路２８と空気圧管路４６とを連通させる状
態と遮断させる状態との間を切換ねり可能である。空気
圧管路４６には、空気圧源４８の圧力を減圧弁５０によ
って所定の圧力、例えば７ｋｇ／ｃｍ２に調整した空気
圧か供給される。また、＋ｉｉｆ述の空気圧管路３８は
電磁切換弁５２と接続されており、この電電切換弁５２
は空気圧管路３８と空気圧管路５４とを連通させる状態
と遮断させる状態との間を切換ねり可能である。空気圧
管路５４には空気圧源４８の空気圧を減圧弁５６によっ
て所定の圧力、例えば３．５ｋｇ／ｃｍ２に調整した空
気圧が供給される。電磁切換弁４４及び５２の作動は制
御装置６０からの信号により後述のように制御される。

次にこの実施例の作用について説明する。固定型１２と
可動型１６との間に型締力を作用させた状態でキャビデ
ィ１８内にスプルー２１を通して溶！樹脂が射出される
。なお、このときには電磁切換弁４４及び５２は閉状態
となっており、空気通路２４及び環状空気通路３４には
空気圧は供給されていない。なお、空気通路２４及び空
気通路３４を構成するすきまは前述のように０．０２ｍ
ｍ以下としてあり、ここに溶融樹脂が侵入することはな
い。射出後、所定時間ずつ保圧工程及び冷却工程が行わ
れる。冷却工程が完了する直前１例えば２秒時に一制御
装置６０からの信号により電磁切換弁４４及び５２が開
とされる。この電磁切換弁４４及び５２を開とする信号
は、例えば保圧工程の開始と同時に計時を開始する制御
装置６０内のタイマーを用いて出力することができる。

電磁切換弁４４が開となると、空気圧管路２８、通路穴
２６及び空気通路２４を通って空気吹出口４０に空気が
供給される。同様に電磁切換弁５２が開となると、空気
圧管路３８、通路穴３６及び空気通路３４を通って空気
吹出口４２に空気圧が供給される。空気吹出口４０から
作用する空気圧はキャビティ１８内の成形品の上面側全
面に作用し、また空気吹出口４２から作用する空気圧は
成形品の上゛面側全面に作用する。この時点ではまだ冷
却工程中であり、固定型１２と可動型１６との間には型
締力が作用しているため、キャビティ１８内の成形品か
移動したり変形したりすることはない。このように空気
圧が作用してから２秒後に型開きが開始される。すなわ
ち、可動型１６が下降を開始する。空気吹出［１４０側
から作用する空気圧は航速のように７ｋｇ／ｃｍ２であ
り、空気吹出口４２側から作用する空気圧は３　、５　
ｋ　ｇ／　ｃ　ｍ２であるので、成形品には上から下向
きの力か作用する。従って、成形品は可動型１６側に保
持された状態でこれと共に移動する。成形品か固定型１
２側のキャビティ形成用凹部から抜は出すと同時に上側
からの空気圧が作用しなくなり、成形品は空気吹田［１
４２側から供給される空気圧により１ニ向きの力を受け
ることになる。このとき、空気圧はすでに成形品の下面
全面に作用しているため空気吹出［］４２の周辺部にの
み力が作用することはなく、成形品全面に均一な力が作
用する。これにより成形品は可動型１６からはく離され
る。はく離された成形品は例えば図示してないロボット
などの成形品取出装置によって取り出される。なお、本
実施例では圧力気体として空気圧の例を示したが、必要
に応じ、チッソ、炭酸ガス等も用いることができる。

上述のように、成形品の全面に空気圧が作用した状態で
型開きが行われ成形品の金型からのはく離が行われるた
め、成形品の全面に均一な力か作用し成形品の変形が防
止される。従来のように型開き後又は型開きと同時に空
気圧を作用させていた場合には直径５・１７４インチの
円盤で平面度が５０ミクロン程度であったが、本発明に
よると平面度が２０ミクロン程度となり約３０ミクロン
乎面度が向上した。また供給する空気によって冷却効果
か増大するので、冷却時間を短縮することができる。

（ト）発明の効果 以−ヒ説明してきたように、本発明によると、型締力か
作用した状態ではく雌用の圧力気体を成形品に作用させ
るようにしたので、成形品全面に対して均一に圧力気体
が作用することになり、成形品の平面度が大幅に向上す
るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による成形品はく離方法を実施する装置
を示す図である。 １２・・・固定型、１６・・・可動型、４０・・・空気
吹出口、４２・・・空気吹出口。 特許出願人　株式会社日木製鋼所

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、薄い板状の成形品を成形した後、圧力気体を用いて
   金型から成形品をはく離させる射出成形における成形品
   はく離方法において、 成形後型開きが開始される前に、板状の成形品の両面に
   対して圧力気体を作用させ、次いで型開きを行うことを
   特徴とする射出成形における成形品はく離方法。 ２、成形品の両面に作用させる圧力気体の圧力値が互い
   に異なる特許請求の範囲第１項記載の射出成形における
   成形品はく離方法。