JPS62260544A

JPS62260544A - 車両用交流発電機

Info

Publication number: JPS62260544A
Application number: JP61081471A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Kitamura; 裕北村; Hiroaki Aso; 阿蘓　博昭
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-04-07
Filing date: 1986-04-07
Publication date: 1987-11-12
Also published as: KR870010667A; JPH0516261B2; KR900002802B1; US4818906A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、自動車など車両の機関に駆動される車両用
交流発電機に関し、特に冷却の改良にかかわる。

〔従来の技術〕

第６図は例えば特開昭５９−８８５５７号公報に示され
た従来の車両用交流発電機を示す断面図である。

図において、１は回転軸で、プーリ２を介して機関に駆
動される。８は回転軸１に固着された回転子で一対の磁
極鉄心４を有している。これら一対の磁極鉄心４間には
励磁コイルが保持されている。５はこの磁極鉄心４と径
方向に微小間隙を介して対向された固定子鉄心で、スロ
ットに固定子コイル６を保持している。７は、この固定
子鉄心５を支持するブラケットで、このブラケット７に
は固定子鉄心５と同心に円周方向の冷却液の流通路８が
形成さｎている。９，１０はブラケット７の前側に１８
０°対称的に設けられた流入管と吐出管で各々、流通路
と連通されている。１１はブラケットに流通路８へ突出
して設けられた放熱フィンである。

第７図、第８図は従来の車両用交流発電機の機関への取
付状態を示す構成図であり、各図において、１２は車両
用交流発電機をプーリ２を介して駆動する機関、１３は
この機関を構成するシリンダブロック、１４はこのシリ
ンダブロック１３の周りに設けられたウォータジャケッ
ト、１５はこのウォータジャケット１４で温まった冷却
液を冷却するラジェター、１６．１７はこのラジェター
１５とウォータジャケット１４とを各々接続するアッパ
ホースとロアホース、１８は冷却液に圧力を加えて強制
的に循環させるウォータポンプ、１９はウォータジャケ
ット１４からブラケット７の流入管９へ冷却液を流通し
得るチューブ、２０はブラケット７の吐出管１０からロ
アホース１７へ冷却液を吐出するチューブである。

このように構成された従来のものにあっては、機関１２
のウォータジャケット１４内の冷却液の一部をチューブ
１９、流入管９を介してブラケット７内の流通路８へ導
き、その流通路８内を流通した冷却液は吐出管１０．チ
ューブ２０を介してロアホース１７へ戻される。

冷却液はウォータポンプ１８により加圧流動されるので
良好１こ循環し、ブラケット７を介し固定子コイル６等
の発熱部を効率よく冷却する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の車両用交流発電機では、ブラケット
７に設けられた流入管９と吐出管１りとが１８０°対向
して設けられており、しかも、それら流入管９、吐出管
１０は比較的スペースに余裕がないフロント側（前側）
に設けられているため、流入管９と吐出管１０並びにこ
れらと連結されるチューブ１９．２０がエンジンルーム
内の他の装置の邪魔になり、かなりのスペースを必要と
する問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、冷却液を流通させる流入口、吐出口並びにそ
れらと連結さｎるチューブ等の装着スペースを極めて少
なくできる車両用交流発電機を得ることを目的としてい
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明にかかる車両用交流発電機は、冷却液の流入口
と吐出口とを各々後ブラケットに隣接して設けるように
したものである。

〔作用〕

冷却液の流入口と吐出口とを近接して設けることができ
、しかもそれらを比較的スペースを広くとれる後ブラケ
ットに設けているので、他の装置の邪魔にもならない。

〔実施例〕

第１図はこの発明による車両用交流発電機の一実施例を
示す縦断面図で、第２図は第１図の一部破断して示す正
面図、第３図は機関に装着した状態を示す構成図、第４
図は冷却液の流通径路を示す概略構成図であり、図にお
いて、２１は回転子で、回転軸１に固着された磁極鉄心
２２には複数の磁極爪部２２ａが円周方向に対し間隔を
あけて設けられている。

２３は磁極鉄心２２にエアギャップを介し配設された固
定の励磁側鉄心で、励磁コイル５０を保持している。２
４は固定子コイル６の両コイル端を囲う両側１対の囲い
体で、良熱伝導のアルミニウムなどの金属材からなり、
コイル端との間に合成樹脂などからなる絶縁光てん材２
５が充てんされ、固定子鉄心５に液密に固着されており
、固定子コイル６を液密に保護している。この囲い体２
４の背面には円周方向の複数の放熱フィン２４ｂが設け
られている。

次に、２６は固定子鉄心５を支持する前ブラケットで、
環状溝２６ａに囲い体２４の端部の円筒状突起２４ａを
はめ込み、粘性状のシリコン系などのガスケット２７に
より液密に封止しており、内壁と囲い体２４の背面との
間に円周方向に冷却液の流通路３２ａが形成されている
。この前ブラケット２６には囲い体２４の背面との間に
仕切部２６ｂが設けられである。３０は前ブラケット２
６にＯリング３１を介し液密に結合された後ブラケット
で、環状溝８０ａに囲い体２４の円筒状突起２４ａをは
め込み、粘性状のガスケット２７により液密に封止して
いる。この後ブラケット３０には冷却液の流入口２８及
び吐出口２９が隣接して設けられている。また（この後
ブラケット３０は励磁側鉄心２３を固着するとともに、
軸受５１を支持しており、冷却液の分岐穴ａｒｃ及び戻
し穴３ｏｄが設けられている。後ブラケット８０の内壁
と後側の囲い体２４の背面との間に、半径方向に冷却液
の流通路３２ｂが形成されており、流入側と流出側を仕
切る仕切部ａｏｂが設けられている。３５は機関１２の
ウォータジャケット１４から流入口２８に連結されたチ
ューブ、３６は吐出口２９に連結されロアホース１７に
戻すチューブである。

３３は良熱伝導金属材からなり、後ブラケット３０の外
端部に液密に取付けられた冷却カバーで、双方間に冷却
液の分岐流通路３２ｃが形成されており、分岐穴８０ｃ
からの冷却液を流通し、戻し六８０ｄから流通路８２ｂ
の途中に戻す。この冷却カバー８３の内面には冷却液の
流れ方向に複数の放熱フィン８８ａが設けられである。

冷却カバー８８の外端面には、整流器５２がヒートシン
ク５２ａを介し固着され、電圧調整器５８がヒートシン
クＬｌａを介し固着されている。３４は後ブラケット８
０に取付けられた保護カバーである。５４は前ブラケッ
ト２６側に設けられた軸受である。

上記一実施例の装置の冷却作用は、次のようになる。車
両の機関の低温の冷却液が一部分流され、流入口２８か
ら流入され、流通路８２ａ、８２ｂを矢印のように流通
し、固定子鉄心５．固定子コイル６を冷却して温度上昇
し、吐出口２９から流出され、機関１２の冷却液循環系
路のロアホース１７に戻される。

また、流入口２８から流通路３２ｂに流入した冷却液の
一部は、分岐穴ａｏｂから分岐流通路８２ｃを矢印のよ
うに流通し、冷却カバー３８を介し整流器５２及び電圧
調整器５８を冷却し、流通路８２ｂの途中に戻される。

さらに、冷却液に効果的に直接冷却された、前ブラケッ
ト２６は軸受５４を吸熱冷却し、後ブラケット８０は軸
受５１を吸熱冷却するとともに、励磁側鉄心２３を介し
励磁コイル５０を吸熱冷却する。

各囲い体２４には放熱フィン２４ｂが設けられ、冷却カ
バー３３には放熱フィン８３ａが設けられており、熱交
換を増大し冷却効果がいっそう向上される。

こうして、発熱の大きい固定子コイル６、整流器５２．
電圧調整器５３及び励磁コイル５０は効果的に冷却され
、温度上昇が大幅に抑制され、また、ファンを要せず、
その通風騒音をなくすることができる。しかも、冷却液
の流入口２８と吐出口２９とを近接して設けることがで
き、かつそれらを比較的スペースを広くとれる後ブラケ
ット８０に設けているので、車両用交流発電機の保守、
点検並びに他の装置の組付け、保守点検の際に、流口口
２８、吐出口２９、各チューブ３５％３６が何ら邪魔に
なることがない。

第５図はこの発明による車両用交流発電機の他の実施例
を示す縦断面図である。回転子４１は回転軸１に固着さ
れた一方及び他方の磁極鉄心４２及び４３と、これらに
保持された励磁コイル５０からなり、磁極鉄心４２から
出された複数の磁極爪部４２ａと、磁極鉄心４８から出
された複数の磁極爪部４８ａとが交互に配さｆである。

４４は励磁コイル５０に通電するスリップリングで、ブ
ラシ装置４５により集電される。後ブラケット３０には
冷却カバー４６が液密に取付けられ、分岐流通路３２ｃ
が形成さｎ、冷却カバー４６には整流器５２及び電圧調
整器５３が取付けらｔでいる。４７は保護カバーである
。

前、後ブラケット２６．３０は冷却液による直接冷却で
内部空気と効果的に熱交換され、したがって、回転子４
１部の回転による内部空気の流動で、励磁コイル５０を
効率よく放熱することができる。

なお、上記実施例では機関の冷却液循環系路から冷却液
を一部分流して発電機に流通させたが、これに限らず、
別系統の冷却液循環手段を設けてもよい。。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、前・後ブラケット内
に冷却液を流入口より流入し、前・後ブラケット内を流
通して吐出口からその冷却液を前・後ブラケ゛ット外へ
吐出させるようにしたものにおいて、流入口と吐出口と
を各々後ブラケットに隣接して設けたので、流入口と吐
出口とを近接することができ、しかも、比較的スペース
を広くとれる後ブラケットに設けているので、エンジン
ルーム内において液冷式の車両用交流発電機を省スペー
スにて設置できる実用的な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実鹿例による車両用交流発電機の
縦断面図、ｆ２２図は第１図の装置の保護カバーを除き
一部破断して示す正面図、第８図は第１図の装置を機関
に装着した状態を示す構成図、第４図は第１図の装置の
冷却液の流通径路を示す概略構成図、第５図はこの発明
の他の実施例を示す車両用交流発電機の縦断面図、第６
図は従来装置を示す正面断面図、第７図は第６図の従来
装置を機関に装着した状態を示す構成図、第８図は第６
図の従来装置の冷却液の流通径路を示す概略構成図であ
る。ｌ・・・回転軸、５０・・・励磁コイル、５・・・固定
子鉄＋Ｇｓ６・・・固定子コイル、５１．５４・・・軸
受、５２・・・整流器、５３・・・電圧調整器、２１・
・・回転子、２２・・・磁極鉄心、２４・・・囲い体、
２４ｂ・・・放熱フィン、２５・・・絶縁充てん材、２
６・・・前ブラケット、２６ａ・・・環状溝、２８・・
・流入口、２９・・・吐出口、８０・・・後ブラケット
、３０ａ・・・環状溝、３２ａ、３２ｂ・・・流通路、
８２ｃ・・・分岐流通路、３３・・・冷却カバー、３３
ａ・・・放熱フィン、ａ５．８６・・・チューブ、４１
・・・回転子、４２．４８・・・磁極鉄心、４６・・・
冷却カバーなお、図中同一符号は同−又は相当部分を示
す。

Claims

【特許請求の範囲】

車両の機関により回転される回転軸に固着され励磁コイ
ルにより励磁される回転子磁極鉄心と、この磁極鉄心を
囲い固定子コイルが装着された固定子鉄心と、この固定
子鉄心を支持するとともにそれぞれ軸受を介し上記回転
軸を支持する前ブラケット及び後ブラケットとを有し、
上記前・後ブラケット内に冷却液を流入口より流入し、
上記前・後ブラケット内を流通して吐出口よりその冷却
液を上記前・後ブラケット外へ吐出させるようにしたも
のにおいて、上記流入口と上記吐出口を各々上記後ブラ
ケットに隣接して設けたことを特徴とする車両用交流発
電機。