JPS62244242A - 車両用交流発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 この発明は、自動車など車両の機関により駆動される車
両用交流発電機の冷却手段の改良に関する。

〔従来の技術〕

第４図及び第５図は、例えば特開昭５９−８８５５７号
公報に示された従来の車両用交流発電機を示す縦断面図
及び正面断面図である。図において、１は回転軸で、プ
ーリｚが固着されている。

８は回転１咄ｌに固着された回転子で、次のように構成
されている。４ｆ′ｉ一方の磁極鉄心で、複数の磁極爪
部４ａが円周方向に対し間隔をあけて出されている。５
は他方の磁極鉄心で、複数の磁極爪部５ａが円周方向に
対し、上記磁極爪部４ａとは交互に出されている。６は
双方の磁極鉄心４．５間に保持された励磁コイルである
。

７及び８は磁極鉄心番及び５に取付けられたファン、ｌ
Ｏは固定子鉄心で、スロットに固定子コイルｌｌ’ｌｉ
保持している。１２は軸受１４を介し回転軸ｌを支持て
、かつ、固定子鉄心９を支持する前ブラケットで、冷却
風の入口穴１２ａ及び出口穴 ””’　１２ｍ）が設けられている。１３は０リング２
０ヲ介し前ブラケット１２に液密に結合された後ブラケ
ットで、軸受１５を介し回転軸ｌを支持し、かつ、固定
子鉄心１０を支持しており、冷却風の入口穴１８ａ及び
出口穴１８ｍ）が設けられている。前ブラケットＩｇと
後ブラケット１８によ＃）双方の壁部内には、固定子鉄
心１Ｇと同心に円周方向の冷却液の流通路１６が形成さ
れており、前ブラケット１２に設けられた流入管１？及
び流出管１８に連通している。１９は前ブラケットｌ！
＋に流通路１６に突出して設けられた放熱フィンである
。

２１は励磁コイル６に直流通電するためのスリップリン
グで、ブラシ装置（図示は略す）により集電される。２
２は固定子コイル１１による交流電力を直流に整流する
整流器である。２８及び２４は車両の機関の冷却液循環
系路の往路から分流され流入管１７を連結するチューブ
及び復路と流出管を連結するチューブである。

上記従来装置において、機関の回転によりベルト及びプ
ーリ２を介し回転軸ｌが回転され、固定子コイル１１に
交流電圧が発生し、整流器２ｓによシ直流に整流され、
電圧調整器（図示は略す）によシ交流電圧が所定値にさ
れ、直流電力が励磁コイル６及び蓄電池など負荷に供給
される。

これらの各電気部品の発熱は、ファン７．８による冷却
風の流通によシ冷却される。さらに、流通路１６を流通
する冷却液により、前、後ブラケット１２．１８　’ｉ
介し固定子鉄心１０ｉ冷却し、スロット内の固定子コイ
ル１１部が間接に冷却される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の車両用交流発電機では、ファン７．
８による冷却風による冷却と液冷とを併用しているが、
最も発熱の大きい固定子コイル１．　ｌは固定子鉄心ｌ
Ｏの熱伝達により冷却されるが、スロット内壁とは絶縁
物及びすき間があり、熱伝達が十分ではなく、折角の液
冷が十分に活用されないという問題点があった。そのう
え、前、後プラタン）１２．１８の壁内に流通路１６が
形成されているため、外径が大きくなり小形化を阻害す
る問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、固定子コイル端が背部側から効果的に冷却さ
れ、ブラケットの外径が大きくならず、小形軽量化され
る車両用交流発電機を得ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明にかかる車両用交流発電機は、固定子フィルの
コイル端部を絶縁光てん材を介し金縞囲い体で囲い、前
ブラケット及び後ブラケットの内壁との間に円周方向の
流通路を形成し、冷却液を流通し、磁極鉄心の後端部に
のみファンを取付け、冷却風を後ブラケット内に流通す
るようにしたものである。

〔作用〕

流通路を流通する冷却液により、固定子コイルは背面か
ら良熱伝達の囲い体を介し効果的に冷却され、さらに、
内部ファンによる冷却風の流通により、回転子部及び固
定子部が冷却される。

〔実施例〕

第１図はこの発明による車両用交流発電機の一実施例を
示す縦断面図で、第２図は第１図の装置を示す正面断面
図であり、１〜’８．１Ｇ、１１．１４，１５．１？、
１８．２１．！ｌｆ９　は上記従来装置と同一のもので
ある。８１は固定子コイル１１の両コイル端を囲う１対
の囲い体で、良熱伝導のアルミニクムなどの金属材から
なり、コイル端との間に合成樹脂などからなる絶縁光て
ん材３２が充てんされ、固定子鉄心１０に液密に固着さ
れており、固定子コイル１１を液密に保護している。ａ
ｌｌ）は囲い体８１の背面に円周方向に設けられた複数
の放熱フィンである。又、この囲い体８１の前側部８１
ｃはコイル端から回転軸ｌ側に延長されて端部１１１ａ
が後述するブラケットに装着されている。

次に、８８は固定子鉄心１Ｇを支持する前ブラケットで
、環状溝８８ａに囲い体８１の端部の円筒状突起１１１
ａをはめ込み粘性状のシリコン系などのガスケット８７
によシ液密に封止している。

前ブラケット８８の内壁と囲い体８１の背面との間に円
周方向の流通路８５が形成され、流入管１７及び流出管
１８に連通しており、これら流入管１７と流出管１８と
開位置に両囲い体８１の背面との間に仕切部ｓａｂが設
けられている。

３４は前ブラケット３８に０リング８８を介し液密に結
合された後ブラケットで、環状溝８４ａに囲い体８１の
円筒状突起８１ｄ　’ｉはめ込み、粘性状のガスケット
８７により液密に封止している。

後ブラケット８４には冷却風の入口穴８４ａ及び出口穴
８４ｄが設けられである。後ブラケット８４の内壁と囲
い体８１の背面との間に円周方向の流通路８６が形成さ
れ、流入管１７及び流出管１８に連通しており、これら
流入管１７と流出管１８との開位置に囲い体２４の背面
との間に仕切部３４ｂが設けられている。

８９は後プラテン）３４ｉＣ取付けられ軸受１５ｆｔ支
持する軸受支え、４０は後ブラケット８４に取付けられ
たブラシ装置で、電圧調整器４１が取付けられている。

４２は後ブラケット８４に取付けられた保護カバーで冷
却風の入口穴４２ａが設けられている。双方の流入管１
７には、機関の冷却液循環系路の往路からのチューブ４
１が連結され、双方の流出管１Ｂには機関の冷却液循環
系路の復路へのチューブ４２が連結されている。

上記一実施例の装置による冷却作用は、次のようになる
。ファン８による後ブラケット８４内を流通する冷却風
により、回転子８及び固定子コイル１１が冷却される。

流入管１７から流入された冷却液は流通路！９５，３８
１−矢印のように流通し、固定子コイル１１端部を背面
から冷却すると共に前ブラケット８８と軸受１４も冷却
し、流出管１８から流出される。

上記第１図の実施例では前、後ブラケット８３及び８４
には流通路８５及び３６ヲ形成し、それぞれ流入管１７
と流出管１８を別個に設けたが、第３図に示す他の実施
例のように、前ブラケット８８と後ブラケット８４の流
通路３５と８６との流入部を外方に膨らませ、軸方向に
連通ずる１個所の共通の流入管（図示は略す）を設け、
流出部を外方に膨らませ、軸方向に連通ずる１個所の共
通の流出管１８ヲ設けてもよい。筐た、これらの流入管
又は流出管１８のうち、いづれか一方は前ブラケット３
３と後ブラケット３４に別個に設けてもよい。

なお、上記実施例では励磁コイル６は回転子磁極鉄心に
保持され、スリップリング２１ヲ介し通電される場合を
示したが、ブラケットに固定した固定励磁側鉄心に励磁
コイルを保持し、スリップリング２１及びブラシ装置４
０ｉ省いた場合にも適用できるものである。

また、上記実施例では機関の冷却液循環系路から冷却液
を一部分流して発電機に流通させたが、これに限らず、
別系統の冷却液循環手段を設けてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、固定子コイルの両コ
イル端を絶縁光てん材を介し金属囲い体で囲い、前、後
ブラケットの内壁と、両囲い体との間にそれぞれ形成し
た円周方向の流通路に冷却液を流通し、回転子の磁極鉄
心の後端部にファンを取付け、冷却風を後ブラケット内
に流通させ九ので、発熱量の大きい固定子コイルが効果
的に冷却され、液冷であってもブラケットの外径が大き
くならず、小形軽量化される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による車両用交流発電機の一実施例を
示す縦断面図、第２図は第１図の装置の正面断面図、第
８図はこの発明の他の実施例を示す縦断面図、第４図は
従来の車両用交流発電機金示す上半部を断面した側面図
、第５図は第４図の装置の正面断面図である。 ｌ・・・回転軸、３・・・回転子、番、ト・・磁極鉄心
、６・・・励磁コイル、８・・・ファン、ｌＯ・・・固
定子鉄心、１１・・・固定子コイル、８１・・・囲い体
、３３・−〇絶縁光てん材、３８・・・前グラケラ）、
８１１ａ・・環状溝、３番・・・後ブラケット、８４ａ
”・・環状溝、８ＬＨ・・・流通路 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の機関により回転される回転軸に固着され励
   磁コイルにより励磁される回転子磁極鉄心と、この磁極
   鉄心を囲い固定子コイルが装着された固定子鉄心と、こ
   の固定子鉄心を支持するとともにそれぞれ軸受を介し上
   記回転軸を支持する前ブラケット及び後ブラケットとを
   備えた車両用交流発電機の冷却装置において、上記磁極
   鉄心の後端部に取付けられ、上記後ブラケット内に冷却
   風を流通させるファン、上記固定子コイルの両コイル端
   を液密に絶縁して囲う両側１対の囲い体、内側部でこの
   一方の囲い体の外端部に液密に結合され、内壁とこの囲
   い体との間に円周方向に冷却液の流通路が形成された前
   ブラケット、及び内側部で上記他方の囲い体の外端部に
   液密に結合され、内壁とこの囲い体との間に円周方向の
   冷却液の流通路が形成された後ブラケットを備えた車両
   用交流発電機。
2. （２）冷却液を機関の冷却液循環系路から一部を分流し
   流通路に流通するようにした特許請求の範囲第１項記載
   の車両用交流発電機。
3. （３）囲い体の背面に放熱フィンを設けた特許請求の範
   囲第１項又は第３項記載の車両用交流発電機。