JPS6225755Y2 - - Google Patents

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JPS6225755Y2
JPS6225755Y2 JP8969681U JP8969681U JPS6225755Y2 JP S6225755 Y2 JPS6225755 Y2 JP S6225755Y2 JP 8969681 U JP8969681 U JP 8969681U JP 8969681 U JP8969681 U JP 8969681U JP S6225755 Y2 JPS6225755 Y2 JP S6225755Y2
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JP
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coil spring
coil
holding member
circuit board
holding
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JP8969681U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主に、電子時計における回路基板とア
ラーム用の圧電素子との電気導通経路として使用
されるコイルばねの保持構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、電子時計の導通経路としては液晶パネル
導通用の導電ゴムを除き、多くは板ばねによる接
触導通構造がとられてきたが、近年、ムーブメン
トの小型化や構成部品のプラスチツク化による金
属板部品の減少に伴ない、必然的にスペース効
率、ばね特性に優れたコイルばねによる導通構造
が多くなりつつある。しかし、従来のコイルばね
を使う導通構造においては、コイルばねのムーブ
メント状態での抜けを防止する手段等で部品の組
立順序が規制されコイルばねを自由に使いこなす
ことが困難であつた。
以下、図に従つて従来の例を説明する。
第1図はコイルばねを裏ぶたに貼付けたアラー
ム用の圧電素子との導通に使用した場合の構造例
を示す。1はコイルばね、2は回路基板、3はプ
ラスチツク製のコイルばね保持部材、4は裏ぶた
5に貼付けられたアラーム用の圧電素子で、回路
のアラーム信号はコイルばね1を経て圧電素子4
に入力される。回路基板2、コイルばね保持部材
3はムーブメントの構成部品として他の部品とね
じ・かしめ等の手段で固定されている。コイルば
ね1はムーブメント状態での抜けを防止するた
め、ばねの端末にコイルばね保持部材3の穴径よ
りも大きな突出部1aを設けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記の様な構造が従来の一般的な構造であつた
が、この場合の組立順序はコイルばね保持部材3
にコイルばね1を組み、さらに回路基板2を組む
というように組立順序が決定されてしまい、ムー
ブメントの他の構造に大きな影響を与えることも
多い。また時計用のコイルばねは極めて小さなも
のが多く、しかも全体がばね性を持つているた
め、コイルばね単体では扱いづらく、紛失しやす
い。従つて第1図の様な構造では市場で分解され
た場合に、コイルばね単体になることがあり、分
解や修理する者に不安感を与え、アフターサービ
ス用部品としてコイルばねを多く用意する必要も
ある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は以上の様な欠点を除去し、電気
導通用コイルばねが取り扱いやすく、コイルばね
を含めて部品の組立順序が制約されない電子時計
の導通部材の保持構造を提供するものである。
〔目的を解決するための手段〕
本考案における電子時計の導通部材保持構造
は、導通部材であるコイルばね11と、該コイル
ばね11を保持するプラスチツク製のコイルばね
保持部材13と、該コイルばね保持部材13に接
続する回路基板2と、前記コイルばね11に接触
して前記回路基板2のパターン2aと接続する圧
電素子4と、該圧電素子4が貼付された裏ぶた5
とを有してなる電子時計の導通部材保持構造にお
いて、前記コイルばね11は、コイル巻部11b
と、両端末部分に前記コイル巻部11bの外径か
ら突出する突出部11aを有し、前記コイルばね
保持部材13は、前記コイル巻部11bと前記突
出部11aとを含む平面形状をにげる形状の保持
用穴13aと、前記保持用穴13aのほぼ中間部
分に設けられ前記コイル巻部11bのみが貫通す
る穴を残して突出させて形成されかつ弾性変形に
より前記突出部11aを通過させる薄肉部13b
とを有してなり、前記回路基板2と前記薄肉部1
3bとの間で前記突出部11aの一方を抜け止め
して前記コイルばね11を前記コイルばね保持部
材13に保持させたことを特徴とする。
〔作用〕
以下に本考案を詳細に説明する。
第2−a図は本考案を示す断面図で第2−b図
は第2−a図の平面図である。コイルばね11は
両端末部分にコイル巻部11bの外径から突出す
る突出部11aを有し、コイルばね保持部材13
はコイル巻部11bと突出部11aとを含む平面
形状をにげる保持用穴13aと、ほぼ中間部分に
コイルばね11のコイル巻部11bよりもわずか
に大きい薄肉部13bからなつている。また、突
出部11aの突出量は第2−a図のl1がl2よりも
大きくなる突出量で、時計用の場合、端末切断位
置13aの穴径公差を考慮すると、0.15mm以上必
要になる。本考案におけるコイルばねの保持構造
では、コイルばね11をコイルばね保持部材13
に組み込む際、まず突出部11aと薄肉部13b
があたるがさらに強い力で押し込むことにより、
突出部11aが薄肉部13bを変形又は破壊して
通過し、コイルばね保持部材13の保持用穴13
aの一方の図の位置に組み込むことができる。薄
肉部13bは材料にじん性に優れたプラスチツク
材料を使うことにより、永久変形を少なくし、亀
裂程度の破壊におさえることも容易にできるた
め、コイルばね11をコイルばね保持部材13に
組み込んだ後は、ムーブメントの状態又は市場で
分解された状態でも抜けを防止することができ
る。第2−b図の13cはコイルばね11の組立
時に、コイルばね保持部材13に生じた亀裂を示
し、コイルばね11を抜くためにはある程度の力
が必要である。従つて、市場におけるコイルばね
の扱いにくさや、紛失しやすさも考慮する必要は
なく、また図により明確であるが本考案のコイル
ばね11は断面的にほぼ対称な形状であるため、
コイルばね11はコイルばね保持部材13の裏ぶ
た5側あるいは回路基板2側のどちらからでも組
込みが可能であるため、ムーブメントの他の構造
に影響することなく、どの様な組立順序のムーブ
メントにも本考案を適用できる。尚、本考案によ
ればコイルばね11の端末部分の形状は上下側と
も同じ形状にすることが可能なためコイルばね組
立時に部品の上下判別をする必要もなく組立の工
数低減にもなる。
〔実施例〕
第3図は本考案の実施例で第2−a図と比較し
てコイルばねの両端末部分の突出部の形状を変え
たものである。本実施例では突出部21aをコイ
ルばね21の軸方向内側に曲げることにより、コ
イルばね21の組立時の押込力を小さくするとと
もに、薄肉部13bの変形を少なくし、さらに組
立後に突出部21aが、コイルばね保持部材13
の保持用穴13aの壁にあたることにより確実に
平面的な回転止めをすることができ、コイルばね
保持部材13と回路基板2のわずかなすきまに突
出部21aがもぐり込み、回路基板2上の他のパ
ターンや素子類とのあたり等による不具合を防止
する手段となる。また裏ぶた5側の突出部21a
は内側に曲げてあることにより圧電素子4との接
点部分をなだらかな曲面にすることができ、振動
や、裏ぶた5の組立時における接点部分の摺動に
よる圧電素子4の電極削れを防止する効果もあ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の電子時計の導通部材保
持構造によれば、導通部材を導通部材保持部材に
組み込んだ後は導通部材は保持用穴に保持されて
抜け防止がはかられ、導通部材の扱いにくさや紛
失しやすさが解消される。また、導通部材が保持
部材のどちらの面からも抜けない構造であるので
導通部材保持部材のどちらからでも組み込みがで
きどの様な組立順序のムーブメントにも他の部分
の構造を変えることなく組立ができるので組立工
数も低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の実施例を示す断面図である。
第2−a図は、本考案を示す断面図である。第2
−b図は、第2−a図の平面図である。第3図
は、本考案の実施例を示す断面図である。 1,11,21……コイルばね、2……回路基
板、3,13……コイルばね保持部材、4……圧
電素子、5……裏ぶた、2a……回路基板のパタ
ーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導通部材であるコイルばね11と、該コイルば
    ね11を保持するプラスチツク製のコイルばね保
    持部材13と、該コイルばね保持部材13に接続
    する回路基板2と、前記コイルばね11に接触し
    て前記回路基板2のパターン2aと接続する圧電
    素子4と、該圧電素子4が貼付された裏ぶた5と
    を有してなる電子時計の導通部材保持構造におい
    て、前記コイルばね11は、コイル巻部11b
    と、両端末部分に前記コイル巻部11bの外径か
    ら突出する突出部11aを有し、前記コイルばね
    保持部材13は、前記コイル巻部11bと前記突
    出部11aとを含む平面形状をにげる形状の保持
    用穴13aと、前記保持用穴13aのほぼ中間部
    分に設けられ前記コイル巻部11bのみが貫通す
    る穴を残して突出させて形成されかつ弾性変形に
    より前記突出部11aを通過させる薄肉部13b
    とを有してなり、前記回路基板2と前記薄肉部1
    3bとの間で前記突出部11aの一方を抜け止め
    して前記コイルばね11を前記コイルばね保持部
    材13に保持させたことを特徴とする電子時計の
    導通部材保持構造。
JP8969681U 1981-06-18 1981-06-18 Expired JPS6225755Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8969681U JPS6225755Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JP8969681U JPS6225755Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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Publication Number Publication Date
JPS57201991U JPS57201991U (ja) 1982-12-22
JPS6225755Y2 true JPS6225755Y2 (ja) 1987-07-01

Family

ID=29884835

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JP8969681U Expired JPS6225755Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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