JPH0625786U - 電子時計のリセットスイッチ構造 - Google Patents

電子時計のリセットスイッチ構造

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JPH0625786U
JPH0625786U JP6576992U JP6576992U JPH0625786U JP H0625786 U JPH0625786 U JP H0625786U JP 6576992 U JP6576992 U JP 6576992U JP 6576992 U JP6576992 U JP 6576992U JP H0625786 U JPH0625786 U JP H0625786U
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JP
Japan
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battery
reset
pressing spring
terminal
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP6576992U
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English (en)
Inventor
隼雄 梅本
照徹 石森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で確実にマイクロコンピュータを
初期化することができる電子時計のICのリセットスイ
ッチ構造を提供する。 【構成】 電池4の保持固定と電極端子を兼ねる電池押
さえバネ3に延出部3aを設ける。IC5のリセット端
子2aは、電池押さえバネ3を止めネジ6を中心にして
回転させた時に延出部3aと接触する位置に配置する。 【効果】 電池の組み込み作業において、電池の保持固
定に伴って電池押さえバネ3が移動すると、ICの電源
端子2bに接続された延出部3aとリセット端子2aが
接触し、ICのリセットが行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子時計のマイクロコンピュータを含むICのリセットスイッチ構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から腕時計に付加される機能としては、本来の時刻表示の他にカレンダー 機能やストップウォッチ機能等が知られている。近年、ユーザーの嗜好の多様化 、特に若年層を中心としたレジャーやスポーツ指向の強い生活様式の変化に対応 した機能が要求されてきている。従って、デジタルウォッチだけでなくアナログ ウォッチにも多モータで多機能を持つものが増えてきている。一方各種センサー 技術の発達が腕時計に多種多様な機能を組み込むことを可能にしてきている。例 えば、圧力センサーを用い潜水深度や高度を表示できる機能を持つ腕時計も実現 している。
【0003】 このような多機能化に対しては、マイクロコンピュータが必要となり、殆どの 場合1チップ化したICを腕時計に組み込んでいる。腕時計の組立においては、 電池を組み込み後各機能の動作をチエックして完成とするが、一般にマイクロコ ンピュータに電池を接続した時点では、マイクロコンピュータは暴走しているこ とが多い。これを放置していると電池の消耗が激しくなる。従って、実際の組立 工程では電池組み込みの後、上記マイクロコンピュータを初期化するためのIC のリセット工程が必要となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記ICのリセット工程は、リセット作業が確実でない欠点があ った。すなわち、実際のリセット作業ではICの電源端子とリセット端子とをピ ンセット等の金属材料や導電ゴム等で短絡したり、あるいは腕時計の複数の外部 ボタンを同時に押すことを行っていたが、いずれも手作業なので作業ミスを完全 になくすことはできなかった。しかも上記リセット作業に続いてリセットの確認 を行うが、リセットされていなくても表示が一見正常動作と同じ場合があり、作 業ミスを見逃すという問題もあった。更に、検査工程において表示の不良が発生 した場合、単なるリセットミスかその他の不良なのかを区別するための工程も必 要になっていた。以上は製造時における問題であるが、市場に出てからも電池交 換、保守点検、修理時等には同様な問題の生じる可能性が大きかった。
【0005】 本考案の目的は上記問題点を解決し、簡単な操作で確実にマイクロコンピュー タを初期化することができる電子時計のICのリセットスイッチ構造を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案のリセットスイッチ構造は、マイクロコンピ ュータを含むICを有する電子時計において、電池の保持固定と電極端子を兼ね る電池押さえバネと前記ICのリセット端子から構成され、電池の組み込み作業 で、前記電池押さえバネを電池の保持固定のために移動させると前記電池押さえ バネが前記リセット端子に接触して、必ず前記ICがリセットされることを特徴 とする。
【0007】
【作用】
本考案のリセットスイッチ構造は、電池押さえバネがマイクロコンピュータを 含むICの電源回路に接続された状態で、電池とICのリセット端子の両方に同 時に接触する位置をもっている。すなわち、電子時計に電池を組み込みその保持 固定のために電池押さえバネを移動させると、上記特定位置において電池押さえ バネがICのリセット端子に接触してから、電池の保持固定が行われる。電池押 さえバネがICのリセット端子に接触した時、ICの電源端子とリセット端子と が短絡されてICがリセットされる。このように本考案によれば通常の電池組み 込み作業を行うだけで自動的にかつ確実にマイクロコンピュータを初期化するこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下図面により本考案の実施例を詳述する。図1及び図2は、いずれも本考案 の第1実施例におけるリセットスイッチ構造を示し、図1は電子時計の裏蓋を外 した状態を示す平面図、図2は図1のA−Aにおける断面図である。また、図3 はリセット動作を示す説明図である。
【0009】 図1に示すように本考案のリセットスイッチは、時計基板1と、電池押さえバ ネ3が接続されIC5が搭載されている回路基板2と、電池4とから構成されて いる。そして、電池押さえバネ3は延出部3aを有しており、止めネジ6、7に よって電池4を固定している。また回路基板2上でリセット端子2aと電源端子 2b、2cがIC5に接続されている。
【0010】 上記構成を図1のA−Aにおける断面図である図2も用いて更に詳しく説明す る。電源端子2b、2cは、回路基板2上においてIC5のプラス側電源端子で あるVDD5aに接続されている。電池押さえバネ3は止めネジ6、7により電 源端子2b、2cに接続されると共に電池4のプラス極に接触し、かつその押圧 によって電池4のマイナス極を電池受けバネ8に接触させている。電池受けバネ 8は、プラスチック等の絶縁物からなる回路支持台9によって止めネジ6とは絶 縁されており、回路基板2の裏面上でIC5の図示しないマイナス側電源端子V SSに接続されている。そして電池受けバネ8は、電池4と電気的接触をとるた めに電池4を下から押圧するように形成してある。電池押さえバネ3は止めネジ 6、7を緩めることにより止めネジ6を中心として回転させることができる。リ セット端子2aは、電池押さえバネ3の延出部3aの先端が描く円周上(2点鎖 線Cで示す線上)に配置してあり、電池押さえバネ3を止めネジ6を中心として 回転させると、延出部3aがリセット端子2a上を摺動し接触する。
【0011】 次に本考案のリセットスイッチの動作について図3に基づいて説明する。まず 図3(a)に示すように、電池4を挿入後、電池押さえバネ3を止めネジ6で電 源端子2bに接続する。この時止めネジ6は、電池押さえバネ3が止めネジ6を 中心に回転移動できる程度に締めておく。同時に電源端子2cに止めネジ7を仮 止めしておく。続いて電池受けバネ8の押圧に抗して電池押さえバネ3で電池4 を下に押しつけながら、電池押さえバネ3を2点鎖線Cに沿って電源端子2cの 方向へ回転させる。その回転の途中で図3(b)に示す如く電池押さえバネ3の 延出部3aをリセット端子2aに接触させる。その結果、電池押さえバネ3を通 じてIC5のVDD5aとリセット端子2aが短絡され、IC5のリセットすな わちマイクロコンピュータの初期化が行われる。更に電池押さえバネ3の回転を 続けて延出部3aがリセット端子2aから離れたら、図3(c)に示すように電 池押さえバネ3を止めネジ7で電源端子2cに接続する。そして止めネジ6、7 を十分に締めて、電池の保持固定と電源回路の電気的接触を確実にする。
【0012】 図4は本考案の第2実施例を示す平面図であり、第1実施例の図1と同一要素 には同一番号を付して説明を省略する。本実施例では電池押さえバネ3の延出部 3aの幅を電池押さえバネ3の幅と略同一程度に広くしてある。またリセット端 子2aの形状も、延出部3aが描く円周上(2点鎖線C)に沿って帯状に長くし てある。そして、リセット端子2aと、止めネジ6、7で固定した後の電池押さ えバネ3の延出部3aとの隙間は、接触しない範囲でできるだけ小さくする。
【0013】 上記構成によれば、第1実施例の図3で説明したリセットスイッチの動作にお いて、延出部3aの全体の移動距離の中で延出部3aがリセット端子2aと接触 できる距離の割合を増やすことができる。従って、電池押さえバネ3の回転移動 において延出部3aがリセット端子2aと接触する機会が増加するから、電池組 み込み作業に伴うICのリセットがより確実にできる。
【0014】 更に言えば、電池押さえバネ3が固定される直前、電池押さえバネ3が電源端 子2cに仮止めしてある止めネジ7に多少入り込んだ状態でも、延出部3aはリ セット端子2aと接触するためリセット動作がより確実にできる。
【0015】 次に本考案の第3実施例について図面を用いて詳述する。図5は電子時計の裏 蓋を外した状態を示す平面図、図6は図5のB−Bにおける断面図である。また 、図7はリセット動作を示す説明図である。
【0016】 図5に示すように本実施例のリセットスイッチは、延出部13aと電池押さえ 部13bを有する電池押さえバネ13と、リセット端子12aを有する回路基板 12と、電池受け延出部15aを有する電池受け15から構成されている。
【0017】 上記構成を図5のB−Bにおける断面図である図6を用いて更に詳しく説明す る。電池受け15は電池受け延出部15aにより電池の保持固定と電極端子を兼 ねており、図示しないがICのプラス側電源端子であるVDDに接続されている 。電池押さえバネ13は止めネジ16で時計基板11に固定され、ピン17によ りその位置が決められている。電池押さえバネ13は自身のバネ性によって電池 14の中心方向に付勢されており、電池押さえ部13bにより電池の保持固定と 電極端子を兼ねているので、図示しないICのプラス側電源端子VDDに接続さ れている。電池受けバネ18は、図示しないICのマイナス側電源端子VSSに 接続されており、電池14と電気的接触をとるために電池14を下から押圧する ように形成してある。リセット端子12aは回路基板12上においてICの該当 端子に接続されている。リセット端子12aは、電池押さえバネ13が図5で右 方向にスライドした時、延出部13aと接触するように配置してある。
【0018】 次に本実施例のリセットスイッチの動作について図7に基づいて説明する。図 7(a)は電池組み込み前の状態を示し、電池押さえバネ13は自身のバネ力が 解放されて、図5の電池組み込み状態よりも左側に振れている。ここで電池14 を電池収納部19に挿入し、電池受けバネ18の押圧に抗して押し下げていくと 、図7(b)のように電池14の側面部が電池押さえバネ13の電池押さえ部1 3bに押接し、電池押さえバネ13は右方向にスライドする。この時、電池押さ えバネ13の延出部13aがリセット端子12aに接触し、その結果、ICのV DDとリセット端子12aが短絡されマイクロコンピュータの初期化が行われる 。更に電池14を押し下げていくと、図5に示すように電池14は電池受け延出 部15aと電池押さえ部13bによって保持固定される。そして電池押さえバネ 13がバネ性により電池組み込み状態に復帰すると、延出部13aはリセット端 子12aから離れる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案では電池の保持固定と電極端子を兼ねる電池押さ えバネに延出部を設け、この延出部と接触できるようにICのリセット端子を配 置している。そのため、電池の組み込み作業において、電池の保持固定に伴って 電池押さえバネが移動すると、ICの電源端子に接続された延出部とリセット端 子が接触し、ICのリセットが行われる。このように本考案によれば、通常の電 池組み込み作業を行うだけで自動的にかつ確実にマイクロコンピュータを初期化 すことができる。
【0020】 更に本考案のリセットスイッチ構造は、通常用いている電池押さえバネに延出 部を設け、回路基板上にICのリセット端子を設けただけであり、部品点数が増 加することがない。しかも延出部の形状もごく単純なので、本考案のリセットス イッチ構造によるコストアップは殆ど問題にならない。
【0021】 また本考案によれば、通常の電池組み込み工程の後に必要なICのリセット工 程が不要となり、組立工程の合理化にも寄与できる。更に市場に出てからも電池 交換、保守点検、修理時等にICが暴走してもICのリセットが簡単かつ確実に 行われるようになる。以上のように、本考案は簡単な構成で確実にICのリセッ トができ、しかも組立工程の削減も実現できる電子時計のICのリセットスイッ チ構造を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すリセットスイッチ構
造の平面図である。
【図2】図1のA−Aにおける断面図である。
【図3】本考案の第1実施例のリセット動作を示す説明
図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すリセットスイッチ構
造の平面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示すリセットスイッチ構
造の平面図である。
【図6】図5のB−Bにおける断面図である。
【図7】本考案の第3実施例のリセット動作を示す説明
図である。
【符号の説明】
1、11 時計基板 2、12 回路基板 2a、12a リセット端子 2b,2c 電源端子 3、13 電池押さえバネ 3a、13a 延出部 4、14 電池 5 IC 6、7、16 止めネジ 8、18 電池受けバネ 9 回路支持台 15 電池受け

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータを含むICを有す
    る電子時計において、電池の保持固定と電極端子を兼ね
    る電池押さえバネと、前記ICのリセット端子とから構
    成され、前記ICの電源回路に接続された前記電池押さ
    えバネが電池と前記ICのリセット端子に同時に接触す
    る位置を有するように、前記ICのリセット端子を配置
    することを特徴とする電子時計のリセットスイッチ構
    造。
JP6576992U 1992-08-28 1992-08-28 電子時計のリセットスイッチ構造 Pending JPH0625786U (ja)

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JP (1) JPH0625786U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06127695A (ja) * 1991-07-15 1994-05-10 Kanebo Ltd カップ切出し装置
JP2016168294A (ja) * 2015-03-16 2016-09-23 株式会社セオリー 爪装飾シート
US11215368B2 (en) 2017-12-19 2022-01-04 Gree Electric Appliances (Wuhan) Co., Ltd Range hood

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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