JP2564125Y2 - 電子時計のスイッチ装置 - Google Patents

電子時計のスイッチ装置

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JP2564125Y2
JP2564125Y2 JP7291491U JP7291491U JP2564125Y2 JP 2564125 Y2 JP2564125 Y2 JP 2564125Y2 JP 7291491 U JP7291491 U JP 7291491U JP 7291491 U JP7291491 U JP 7291491U JP 2564125 Y2 JP2564125 Y2 JP 2564125Y2
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case
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則久 碓氷
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子時計のスイッチ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子腕時計においては、機能を切替るた
めのスイッチを備えている。このようなスイッチ装置
は、従来、腕時計ケース内に設けられたハウジングに回
路基板を設けるとともに、この回路基板の接点電極と対
応する個所のハウジングにボスを形成し、このボスの外
周に回路基板の接点電極に弾接して導通するコイルばね
を圧入などにより固定し、このコイルばねの側方に板ば
ね状のスイッチ用の可動接点片を接離可能に配置すると
ともに、この可動接点片を腕時計ケースに設けられた押
釦で押圧操作する構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電子腕時計のスイッチ装置では、コイルばねをハウジ
ングのボスに圧入により固定した状態で回路基板の接点
電極に弾接させなければならないため、回路基板の接点
電極に対するボスおよびコイルばねの寸法精度が要求さ
れ、その製作が面倒であり、また寸法のバラ付きにより
コイルばねが確実に固定されないことがあり、組立作業
性が悪いなどの問題がある。この考案は上記事情に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、寸法精度
が要求されず、組立作業性が良く、かつ確実にスイッチ
ングを行うことのできる電子時計のスイッチ装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために、上面にガラスが取り付けられるととも
に側面に操作子が移動可能に設けられたケースと、この
ケースの内面に取り付けられ、かつ延出形成された接点
部の上面に固定接点電極が形成されたフィルム基板と、
このフィルム基板の下側に取り付けられ、前記操作子が
操作された際に弾性変形してフィルム基板の固定接点電
極に接触されるスイッチ用可動接片が一体に形成された
補強板とを有し、ケースにはフィルム基板の接点部が上
に向けて凸に折れ曲げられた状態で収納される収納凹部
が形成され、補強板にはフィルム基板の固定接点電極の
裏面から押圧して前記接点部を収納凹部に押え付け、固
定接点電極を可動接点片に対面させる押圧片が形成され
ていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の一実施例
を説明する。図1は電子腕時計の要部断面図である。こ
の図において、1は合成樹脂製の腕時計ケースである。
この腕時計ケース1の上面のほぼ全域には凹部2が形成
されており、この凹部2内には時計ガラス3が溶着など
により固定されている。時計ガラス3の下側における腕
時計ケース1の凹部2のほぼ中央には図2に示すような
矩形状のパネル収納孔4が形成されており、このパネル
収納孔4内には図1および図3に示すように液晶表示パ
ネル5が収納されている。液晶表示パネル5は電気光学
的に情報を表示するものであり、右端下部(図3では下
側)がインターコネクタ6により支持され、左端(図3
では上側)の下部中央が電極板7により支持されてい
る。インターコネクタ6は液晶表示パネル5と後述する
フィルム基板8とを電気的に接続するためのものであ
り、スペーサ9とパネル収納孔4の内壁との間に挾持さ
れている。電極板7はフィルム基板8と後述する電池1
0とを電気的に接続するためのものであり、パネル収納
孔4の左端近傍に形成された取付凹部11内に配置さ
れ、かつこの取付凹部11内に設けられたボス12によ
り図4に示すように位置決めされている。この電極板7
はその右側の一端部7aが図1に示すように液晶表示パ
ネル5の下側に突出し、この一端部7aの基端側が押え
部材13により取付凹部11内に押え付けられている。
また、電極板7の一端部7aは液晶表示パネル5の下面
に当接して液晶表示パネル5の右端部を支持するととも
に、その先端側は斜め下方に向けて折り曲げられて電池
10に接触するようになっている。なお、電極板7の左
側の他端部7bはその先端側が下側に折り曲げられてフ
ィルム基板8の所定電極に接触するようになっている。
【0006】また、腕時計ケース1の下面にはフィルム
基板8が位置決めボス14によって位置決めされて配置
されている。このフィルム基板8は、図5に示すよう
に、合成樹脂製のシートよりなり、その上面に配線リー
ドがパターン形成されおり、その所定個所にICチップ
15および水晶振動子16などが設けられている。ま
た、フィルム基板8には電極板7の一端部7aの先端が
挿通する切欠き部17が形成されているとともに、左端
側の上下部にはスイッチ用の接点部18がそれぞれ延出
形成されている。接点部18はその基端部が位置決めボ
ス14によって位置決めされており、その上面にはそれ
ぞれ固定接点電極19が形成されている。また、接点部
18と対応する個所の腕時計ケース1には、接点部18
を折り曲げた状態で収納する接点収納凹部20がそれぞ
れ設けられている。なお、フィルム基板8には接続電極
21がインターコネクタ6と対応して設けられていると
ともに、電源電極22が電極板7の他端部7bと対応し
て設けられている。
【0007】フィルム基板8の下には電池10が地板
(補強板)23により取り付けられている。電池10は
フィルム基板8の下面に配置され、その上面に電極板7
の一端部7aの先端がフィルム基板8の切欠き部17を
通して接触している。地板23はステンレスなどの薄い
金属板よりなり、電池10の下面に配置されており、そ
の外周縁には図1および図6に示すように係止フック2
4が上方へ折曲形成されている。係止フック24は、そ
れぞれフィルム基板8の外周近傍で、かつ時計ガラス3
の領域内における腕時計ケース1に設けられた係止孔2
5内に挿入されて、係止孔25の内壁に設けられた係止
突起26に係止されることにより、電池10をフィルム
基板8に押し付けた状態で地板23を腕時計ケース1に
取り付ける構造となっている。また、地板23の左端側
の上下部には、図7に示すように、腕時計ケース1の接
点収納凹部20内に挿入する押圧片27が上方へほぼ垂
直に折曲形成されているとともに、腕時計ケース1のボ
ス14が挿入する位置決め孔28が形成されている。押
圧片27は、腕時計ケース1の収納凹部20内にフィル
ム基板8の固定接点電極19の裏面から押圧し、接点部
18を上に向けて凸となるように折り曲げて押え付ける
構造となっている。この場合、接点収納凹部20にはそ
の左側に形成されたばね収納凹部29に連通する切欠き
部30が形成されており、この切欠き部30を介してフ
ィルム基板8の固定接点電極19がばね収納凹部29内
に露呈するようになっている。さらに、地板23の左端
の中間には図6および図7に示すように板ばね状の可動
接点片31がそれぞれ接点収納凹部20の近傍に延出形
成されている。可動接点片31は、それぞればね収納凹
部29内に配置され、その各先端が接点収納凹部20の
切欠き部30を介してフィルム基板8の固定接点電極1
9に接離可能に対面している。また、可動接点片31
は、腕時計ケース1に設けられた押釦(操作子)32に
より押圧されて固定接点電極19に接触するように構成
されている。
【0008】なお、フィルム基板8には図8に示すテス
ト端子33が接点部18の近傍に設けられている。テス
ト端子33は腕時計ケース1内に組み込まれたフィルム
基板8の電子回路をテストするためのものであり、テス
ト端子33が下側に露呈するように、フィルム基板8に
は円孔34がテスト端子33と対応して形成されてお
り、地板23には切欠き部35が円孔34と対応して形
成されている。
【0009】この実施例では、図7(A)に示すよう
に、腕時計ケース1の下面にフィルム基板8を配置し、
このフィルム基板8の下側から電池10を介して地板2
3を腕時計ケース1に取り付ける際には、図7(B)に
示すように、地板23の押圧片27が接点部18を押圧
し、腕時計ケース1の接点収納凹部20内に固定接点電
極19を上に向けて折り曲げながら押し込み、図7
(C)に示すように、押圧片27が接点部18を折り曲
げて接点収納凹部20内に押え付けて収納する。このよ
うにフィルム基板8の接点部18が折り曲げられながら
接点収納凹部20内に押え付けられるときには、フィル
ム基板8の接点部18が腕時計ケース1に設けられたボ
ス14により位置決めされているので、フィルム基板8
が位置ずれすることなく、接点部18のみを良好に折り
曲げて接点収納凹部20に収納することができる。ま
た、地板23は、腕時計ケース1のボス14が地板23
の位置決め孔28に挿入して位置決めされるため、フィ
ルム基板8の接点部18が接点収納凹部20内に押し込
まれるときに、位置ずれすることがない。しかも、押圧
片27と可動接点片31とは互いに対応して地板23に
一体に形成されているので、接点部18の固定接点電極
19と可動接点片31の先端とを確実に対面させること
ができる。この後、図1に示すように、地板23の各係
止フック24を腕時計ケース1の各係止孔25内に挿入
して係止孔25の各係止突起26に係止させることによ
り、電池10を押え付けて地板23を腕時計ケース1に
取り付けることができる。したがって、この電子腕時計
のスイッチ装置によれば、従来のように寸法精度が要求
されず、組立作業も容易にでき、かつ確実にスイッチン
グを行うことができる。
【0010】また、この実施例では、フィルム基板8の
テスト端子33がフィルム基板8の円孔34および地板
23の切欠き部35を通して下側に露呈しているので、
組立後においても容易にフィルム基板8の電子回路をテ
ストすることができる。
【0011】なお、上述した実施例では、地板23の押
圧片27でフィルム基板8の接点部18を接点収納凹部
20内にほぼ垂直に折り曲げて収納したが、これに限ら
ず、例えば、図9(A)および(B)に示すように、山
形状に折り曲げて収納するようにしてもよい。この場合
には、地板23の押圧片40を山形状に屈曲形成し、接
点収納凹部41を逆「V]字状に形成するとともに、こ
の接点収納凹部41の外側の傾斜面にばね収納凹部29
と連通する開口部42を形成し、地板23に形成された
可動接点片43をその先端部が押圧片40の外側の傾斜
面40aとほぼ平行となるように折り曲げた構成にすれ
ばよい。このようなスイッッチ装置においても、上述し
た実施例と同様の作用効果がある。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ケースにフィルム基板を配置して補強板を取り付け
るときに、補強板の押圧片がフィルム基板の固定接点電
極の裏面から押圧して接点部をケースの収納凹部に押え
付け、固定接点電極を可動接点片に対面させるので、寸
法精度が要求されず、組立作業性が良く、かつ確実にス
イッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電子腕時計の要部断面図。
【図2】腕時計ケースの底面図。
【図3】腕時計ケースに液晶表示パネルを組付けた状態
の底面図。
【図4】図3の腕時計ケースにインターコネクタ、スペ
ーサ、および電極板を取り付けた状態の底面図。
【図5】図4の腕時計ケースにフィルム基板を配置した
状態の底面図。
【図6】図5の腕時計ケースに電池を介して地板を取り
付けた状態の底面図。
【図7】(A)は腕時計ケースに地板を取り付ける前の
状態を示す要部断面図、(B)は腕時計ケースに地板を
取り付ける途中の要部断面図、(C)は腕時計ケースに
地板を取り付けた状態を示す要部断面図。
【図8】テスト端子の構造を示す要部拡大断面図。
【図9】(A)はスイッチ装置の他の実施例を示す要部
断面図、(B)はその地板を取り付けるときの要部断面
図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 3 時計ガラス 8 フィルム基板 18 接点部 19 固定接点電極 20、41 接点収納凹部 23 地板 27、40 押圧片 32 押釦 31、43 可動接点片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にガラスが取り付けられるとともに
    側面に操作子が移動可能に設けられたケースと、このケ
    ースの内面に取り付けられ、かつ延出形成された接点部
    の上面に固定接点電極が形成されたフィルム基板と、こ
    のフィルム基板の下側に取り付けられ、前記操作子が操
    作された際に弾性変形して前記フィルム基板の固定接点
    電極に接触されるスイッチ用可動接片が一体に形成され
    た補強板とを有し、 前記ケースには前記フィルム基板の接点部が上に向けて
    凸に折れ曲げられた状態で収納される収納凹部が形成さ
    れ、 前記補強板には前記フィルム基板の固定接点電極の裏面
    から押圧して前記接点部を前記収納凹部に押え付け、前
    記固定接点電極を前記可動接点片に対面させる押圧片が
    形成されていることを特徴とする電子時計のスイッチ装
    置。
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JPH0540899U JPH0540899U (ja) 1993-06-01
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