JPH0625884Y2 - 電池時計の電池保持構造 - Google Patents

電池時計の電池保持構造

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JPH0625884Y2
JPH0625884Y2 JP1987023500U JP2350087U JPH0625884Y2 JP H0625884 Y2 JPH0625884 Y2 JP H0625884Y2 JP 1987023500 U JP1987023500 U JP 1987023500U JP 2350087 U JP2350087 U JP 2350087U JP H0625884 Y2 JPH0625884 Y2 JP H0625884Y2
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battery
flat
wheel train
train
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昭彦 丸山
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Seiko Epson Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、偏平型電池の導通及び、保持構造に関する。
[考案の概要] 本考案は、偏平型電池を電源として、輪列車を保持する
輪列受の上部に、前記偏平型電池を載置する電池時計に
おいて、偏平型電池の外周部の少なくとも2ケ所以上
に、偏平型電池の径方向の押圧力による電池固定部を有
することにより、薄型で、安価なムーブメントを提供す
るものである。
[従来の技術] 従来、特開昭56−140278号公報に記載され第3
図に示すように、偏平型電池(例えば、リチウム電池)
2を、電池支持バネ13の、電池保持用折り曲げ部13
bにより、電池を支持し、さらに、電池支持バネ13自
信も、地板1などのムーブメント構成部品に、穴1aな
どを設け、前記電池支持バネ13に、設けられた係止部
13aを、引掛けることにより、前記偏平型電池を保持
する電池時計が知られていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、従来の偏平型電池の保持構造では、電池支持バ
ネ13の電池保持用折り曲げ部13bにより、偏平型電
池2を保持し、その後、電池支持バネ13を、ムーブメ
ント構成部品である、地板1などに係止するため、ムー
ブメント組立上で、2度の工程を用することになり、組
立工数のアップになってしまう。また、電池支持バネ1
3の加工も、電池保持折り曲げ部13bと地板などへの
係止部13aなど、複数の曲げ部をプレス加工しなくて
は、ならないため、電池支持バネのコストアップの要因
となる。また、それぞれの曲げ部における加工精度、特
に曲げ角度などは、厳しいものが要求されるため、さら
にコストアップとなってしまう。また、電池支持バネ1
3を固定するため、地板1などに穴1aを設けてあるた
め、それぞれの部品コストも、電池支持バネ同様、アッ
プしてしまう。さらに、組立時の位置決めも、係止部1
3aが複数あるため、各々の位置と地板1などの穴1a
との対応の判別が困難になってしまうという欠点も有し
ている。
また、アフターサービス上の電池交換は、小売店におい
てなされるのが常識となっているが、従来の構造では、
わざわざ電池バネ13を、地板1等よりはずし、さら
に、電池保持用折り曲げ部13bより、偏平型電池2を
脱してやる必要があるため、非常に電池交換がわずらわ
しいという欠点も有している。
偏平型電池の輪列受上部に、載置する構造では、ムーブ
メントの厚みが、確実に厚くなってしまう。そこで電池
支持バネ13のような部品を、電池上部に重ねる従来の
構造では、さらにムーブメント厚みを増加してしまい、
時計体としてのデザイン展開も不利にしてしまうという
決定的な問題点を有している。
そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決するた
め、輪列受及び、回路受の上部の偏平型電池を載置して
も薄型で、しかも、部品点数も少なくローコストで実現
できる、電池保持構造を有する電池時計を得ることを目
的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案の電池時計の電池保持構造は、輪列機構を構成す
る輪列車、前記輪列車を保持する輪列受、前記輪列車を
駆動するための基準信号を発するための回路ブロック、
前記輪列車を保持する地板、電源となる偏平型電池、前
記回路ブロック上部より嵌合し、かつ、前記偏平型電池
の電気的導通手段もかねる回路受により構成され、前記
輪列受上部に該偏平型電池を載置した電池時計におい
て、前記偏平型電池外周部位置の、少なくとも2ヶ所以
上に該偏平型電池の径方向への押圧力による電池固定部
を有することを特徴とする。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1図
は、偏平型電池を載置した本実施例の平面図を示す。ま
た、第2図は、本実施例の断面図を示す。
ムーブメント構成部品を支持する機枠であるところの地
板1のほぼ中央部に輪列車8が配置されており、前記輪
列車8の上部を、輪列受4が支持している。また、輪列
受4は、ねじピン12とねじ9により、地板1に固定さ
れている。輪列受4の平面的な外周部には、基準信号を
発するところの電気素子(MOS−IC10と水晶振動
子11)と回路基板7から成る回路部が配置されてお
り、前記回路基板7のマイナス導通はパターンには、偏
平型電池2の陰極から導通をとるためのマイナスリード
板5の一端が接触している。前記マイナスリード板5の
先端は、前記偏平型電池2の陰極に弾性的に接触して、
マイナス導通をとっているものである。前記回路基板7
の直上には、偏平型電池2のプラス導通手段を兼ね、金
属板から成る回路受3が載置されており、輪列受同様、
地板1に固定されたねじピン12にねじ9で固定されて
いる。前記回路受3は、電池保持部3aと、裏ブタへの
導通部3bをも有している。
また、前記地板1及び、輪列受4は、エンジニアリング
プラスチック材より成るものである。
輪列受4及び、回路受3を固定しているそれぞれのねじ
9の直上には、前記回路受3と、偏平型電池2の陰極と
のショートを防止するため、絶縁材から成る電池絶縁板
6が載置されている。電池絶縁板6には、前記マイナス
リード板5と偏平型電池2の陰極との導通がとれるよう
部分的に穴6aが設けられている。また、前記電池絶縁
板6の上面には、前記偏平型電池2が搭載されている。
回路受3の電池保持部3aは、偏平型電池2の外周径付
近に3ヶ所設けられており、それぞれの力のバランスが
とれるようほぼ120°の間隔に設定されている。ま
た、それぞれの電池保持部3aは、偏平リチウム電池2
側にプレス曲げされており、ほぼ80°〜89°の曲げ
角度になっている。曲げ形状は、曲げ元部が曲率3eを
有しており、応力集中による破壊がないよう考慮されて
いる。また、曲げ先端高さは、ほぼ偏平型電池2の上面
高さとほぼ同じであり、形状は、前記偏平型電池2の陽
極缶上部アール部2aを押圧する力が、偏平型電池2の
径方向及び輪列受4側(鉛直方向)の力に分散されるよ
うな斜面押圧部3cを形成されているとともに、さら
に、最先端部には、電池組込み時の案内として、面部3
dをも形成している。
偏平型電池2を、ムーブメントに組込む際、前記偏平型
電池2の陽極缶下部アール部2bが、前記回路受3の電
池保持部3a先端面部3dに案内され、上面からの押し
込み力により3ヶ所の電池保持部3aが、バランスよく
押し広ろげられ、偏平型電池2が、スムーズに載置され
る。斜面押圧部3c先端3ヶ所の電池組み込み前の内接
円が、偏平型電池2外径より、小なる径に設定されてい
るため、組み込み後の電池飛び出しはまったく起こらな
い。
また、偏平型電池2の外周の、3ヶ所の電池保持部以外
を、外装部品である中枠14が案内しており、より電池
組み込み性を向上している。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように、回路受の一部に電池保
持部を設け、その電池保持部の先端部に斜面押圧部を設
けたことにより電池への押圧力が偏平型電池の径方向と
地板側鉛直方向に分散されるため、組み込み後の電池飛
び出しを防ぐことができるものである。
更に、偏平型電池の案内面を設けたことにより、電池組
み込み時に電池が案内されるため、電池の装着が容易に
できるという効果を有するものである。
更には、電池の保持部を回路受で兼ねているため、特別
に電池固定のための部材を設ける必要がなくなり部品点
数も削減できる。
又、本考案は、電池保持部の先端部に形成された案内面
のみならず中枠の内周部によて電池組込み時の案内がな
される構成であるため、組立機などによる正確な位置決
めが要求される場合でも、受け部材を兼ねた電池保持部
の曲げ角度に多少のバラつきがあっても、電池外周側壁
部が中枠の内周部に案内され、偏平型電池の平面的な位
置決めが行えるため、電池保持部に案内面を形成した効
果を十分に活かし、より円滑な電池組込みが行えるもの
である。したがって、受け部材は必要以上に高い加工精
度を要求されず、部品製造のコストアップを防止できる
ものであり、また、強い衝撃が時計体に加わった場合で
も、中枠は通常樹脂で形成されるため、電池の平面的な
移動をおさえることができ、他の部材の損傷を防ぎ、ま
た電池保持部の変形を防ぐことができ、電気的導通の信
頼性の高い電池保持構造を提供することができるもので
ある。
したがって、本考案は、部品製造のコストアップを抑
え、電池の組み込みを円滑に行うことができ、しかも外
れにくく衝撃にも強く極めて信頼性の高い、薄型の電池
時計の電池保持構造を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる電池時計の平面図、第2図
は、本考案にかかる要部断面部を示す図。また、第3図
は、従来の電池保持構造にかかる断面図である。 1……地板 2……偏平型電池 3……回路受 4……輪列受 5……マイナスリード板 6……電池絶縁板 7……回路基板 8……輪列車 9……ねじ 10……MOS−IC 11……水晶振動子 12……ねじピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】輪列機構を構成する輪列車、前記輪列車を
    保持する輪列受、前記輪列車を駆動するための基準信号
    を発生する回路ブロック、前記輪列車を保持する地板、
    電源となる偏平型電池、前記回路ブロック上部より嵌合
    し、かつ、前記偏平型電池の電気的導通手段もかねる回
    路受、外装部品である中枠より構成され、前記輪列受上
    部に前記偏平型電池を載置した電池時計において、 前記回路受は前記偏平型電池側に曲げられ、かつ前記偏
    平型電池の側面部を押圧する少なくとも2ヶ所以上の電
    池保持部を設け、 前記電池保持部の先端部は前記偏平型電池の径方向に傾
    斜させた斜面押圧部と電池組込み時の案内をする案内面
    が形成されており、 前記偏平型電池は前記電池保持部とともに前記中枠の内
    周部に案内保持されることを特徴とする電池時計の電池
    保持構造。
JP1987023500U 1987-02-19 1987-02-19 電池時計の電池保持構造 Expired - Lifetime JPH0625884Y2 (ja)

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JPS63131066U JPS63131066U (ja) 1988-08-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56105884U (ja) * 1980-01-17 1981-08-18
CH660109GA3 (ja) * 1985-06-25 1987-03-31

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JPS63131066U (ja) 1988-08-26

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