JP2555859Y2 - 電子時計の電池保持構造 - Google Patents

電子時計の電池保持構造

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JP2555859Y2
JP2555859Y2 JP14408489U JP14408489U JP2555859Y2 JP 2555859 Y2 JP2555859 Y2 JP 2555859Y2 JP 14408489 U JP14408489 U JP 14408489U JP 14408489 U JP14408489 U JP 14408489U JP 2555859 Y2 JP2555859 Y2 JP 2555859Y2
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克彦 小見山
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  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエネルギー源に電池を用いて時刻表示を行な
う腕時計の電池の保持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、電池を用いた腕時計の電池の保持構造は電池押
さえばねを用いるのが通例であった。この電池押さえば
ねを固定する方法として地板等に植えられたチューブに
ねじで固定するのが一般的であった。この構造の欠点は
電池を交換するときにねじをはずし電池を交換した後
に、再びねじを固定しなければならない。このため電池
交換に時間がかかったり、あるいはねじを無くしてしま
う等の欠点があった。この欠点を改良する方法としてね
じを用いない構造、電池押さえばねの一端を回転自在に
他の部材に固定し、電池を押さえた後にもう一方の端を
時計モジュールを構成している部品の一部に入り込ませ
る固定法も数多く採用されている。電池押さえばねを使
用する構造は電池を押さえるためにそれだけ部品点数が
多くなり時計の製造コストが高くなってしまう。部品点
数を少なくするため最近は電池の外周の一部分を時計の
モジュール部品で押さえ、反対側の外周部を電池の陽極
と回路の電気的導通を取るための電池側圧ばねの一部で
固定する方法も採用されつつある。その上に近頃は腕時
計にアラーム機能を付加したアナログ式、あるいはデジ
タル式の時計が数多く出現している。これらの鳴り機構
は裏蓋に固着された圧電素子に電気的信号を与えて鳴ら
すの通例である。この構造の場合に問題となる点は電池
の裏蓋側にある電極と圧電素子との電気的絶縁方法であ
る。もし電池を押さえている部材が圧電素子に接触した
りすると鳴り機能が不良になってしまう。この解決方法
に絶縁部材を用いたりすると部品費及び組立費が高くな
る。あるいはその絶縁を確実にするために圧電素子との
隙間を多く取るとそれだけ時計の厚さが厚くなる等の欠
点を有する。
以下図面に基づいて従来の電池保持構造の一例を説明
する。第3図は平面図であり、第4図は部分断面図を示
す。第3図、第4図において、30は電池、31は電池を固
定する固定部材である。固定部材31の一部に電池の断面
方向を支持する支持部31aが設けられている。また、固
定部材31の一部には弾性部31bが設けられている。この
弾性部31bは電池30の陽極との電気的導通を取るためで
ある。同時に弾性部31bの先端部で電池30の断面方向の
支持する電池押さえ部31cが設けられている。32は電池
受けばねであり電池30の陰極部と回路(図示せず)の電
気的導通を取るためである。33は時計ケースの裏蓋の一
部であり圧電素子34が固着されている。圧電素子34には
裏蓋33を振動させるための素子であり電池固定部材31と
は電気的に確実に絶縁されていることが要求される。35
は電池の平面方向の位置を決める部材である。
〔考案が解決しようとする課題〕
電池受けばね32の反力により電池押さえ部31cは圧電
素子34に近接するのでその距離を十分に取らねばならな
い。この為時計が厚くなってしまう欠点を持つ。この欠
点を補うために固定部材31と圧電素子34との間に絶縁シ
ートを設けることも考えられる。しかしこの場合は部品
点数が増えるのと同時にその位置決めと固定方法が問題
となる。固定部材と圧電素子との絶縁構造としては 圧
電素子との距離をできるだけ少なく、且つ、部品点数を
増すことなしに確実に電池を保持する構造が望ましい。
本考案は上記問題点に鑑み、電池の断面方向の支持に
プラスチック材料からなる時計モジュール部品の一部に
電池支持を設けることによって確実な絶縁構造を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の要旨は、断面方向
の電池を固定する部材の一部は従来と同じように金属材
料からなる固定部材で支持するとともに、電池との電気
的導通を取る弾性部と断面方向との支持部は別に設け
る。即ち、電池を支持するもう一方の側は圧電素子と接
触しても問題が発生しないようなプラスチック材料で固
定する。そのプラスチックの固定部の近傍を金属材料で
支持する構造としたことを特徴としている。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
尚、本考案と直接関係ない部分については図面の簡略化
の為公知技術を用いるとして説明を省略してある。第1
図は本考案の一実施例の部分平面図、第2図は第1図の
部分断面図を示す。第1図、第2図において、1は電
池、2は金属材料から成るモジュール部品を固定するた
めのモジュール固定板である。尚、図示していないがこ
のモジュール固定板は地板等にねじで固定されたり、あ
るいは外周部をフック構造で固定される公知の構造であ
る。モジュール固定板2の電池支持部2aは電池1上面の
外周付近の一部を支持する構造となっており、電池1の
断面方向の位置を規制している。又、モジュール固定板
2の一部から弾性部2bが形成され電池1の外周部と弾性
接触している。これはモジュール固定板2を介して電池
1の陽極と回路の陽極の電気的導通を取るためである
(図示せず)。3は電池1を支持する地板で、前記電池
1を収納するための収納部を設けてあり、時計において
この地板3が回路基板を支持したり、時計部品を固定し
たりする。7は地板3の収納部の底部に設けた電池1を
上方へ付勢する電池受けばねである。4は地板3とモジ
ュール固定板2との間に配設されているスペーサーであ
り、プラスチック材料で作られる。スペーサー4の一部
には弾性部4bと該弾性部4bの先端4cに電池1の外周部上
面の一部を支持するための庇形状をした電池押さえ部4a
が設けられている。また、電池押さえ部4aが電池1の外
径より外側へ逃げる位置まで移動できるように、電池押
さえ部4aとその移動範囲は少なくとも除いて弾性部4bと
先端4cとを覆う形状がモジュール固定板2に設けられて
おり、これによって弾性部4bと先端4cの断面方向の位置
が規制されている。以上のようにして、電池1を電池受
けばね7のばね力に坑して常時支持している。尚、この
庇形状をした電池押さえ部4aとモジュール固定板2は同
一断面に配設されており、この電池押さえ部4aの上面の
高さはモジュール固定板2の上面の高さと同じか少し高
く形成するのが望ましい。第1図の状態から電池1を取
り出すには電池押さえ部4aを電池1の外周から離れる方
向へ押しつけると弾性部4bがたわんで電池押さえ部4aは
電池の径より外側に逃げる。すると電池受けばね7のば
ね力により電池が少し飛び出して取り外しが容易とな
る。5はケースの裏蓋であり、圧電素子6が接着固定さ
れている。圧電素子6とスペーサー4の電池押さえ部4a
との距離は接触しない最小寸法で良い。最悪接触したと
しても電気的絶縁は保たれるし、又圧電素子に若干の力
が加わっても鳴り不良とはならない。尚、電池支持部2a
は圧電素子6と断面的に重ならない位置、即ちモジュー
ル外周部の近傍に配置されるのが望ましい。というのは
モジュール固定板2の電池支持部2aは電池の反力によっ
て裏蓋側の隙が少なくなる方向にあり、もし圧電素子6
と接触すると鳴り不良となるからである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本考案の電池を支持する構造なら
ば圧電素子との絶縁部材も不用であるし、圧電素子との
距離も少なくできるので時計ケースの厚みを薄くでき、
しかも電池の取り外しも容易となる等、実用上多大の効
果を有する固定構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の部分平面図、第2図は裏蓋
を含む第1図のA−A断面図であり、第3図は従来の電
池保持構造を示す平面図、第4図は第3図の部分断面図
である。 1……電池、2……モジュール固定板、2a……電池支持
部、2b……弾性部、4……スペーサー、4a……電池押さ
え部、4b……弾性部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地板とプラスチック材料から形成されたス
    ペーサーと金属材料から形成されたモジュール固定板と
    の積層構造を持ち、かつ電池を上方へ付勢する電池受け
    ばねが底部に設けられた前記地板の電池収納部に前記電
    池を保持した電子時計において、前記スペーサーの一部
    には、前記電池上面の一部を支持する庇形状の電池押さ
    え部を先端に持つ弾性部を形成し、前記モジュール固定
    板には、前記電池上面の他の一部を支持する電池支持部
    と、前記電池の外径より外側へ逃げる位置までの移動範
    囲を含む前記電池押さえ部を少なくとも除いて前記弾性
    部の先端を覆う形状を設けることによって、前記電池を
    前記電池受けばねのばね力に坑して常時支持している
    が、前記電池押さえ部を前記電池の外周を離れる方向へ
    押しつけるときには前記弾性部がたわんで、前記電池押
    さえ部が前記電池外径の外側まで逃げるように構成した
    ことを特徴とする電子時計の電池保持構造。
JP14408489U 1989-12-15 1989-12-15 電子時計の電池保持構造 Expired - Fee Related JP2555859Y2 (ja)

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