JPH0137717B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子腕時計に関し、更に特定すれば腕
時計のムーブメント内に配され時計側の裏ブタ方
向に開いているバツテリーを収容する円筒状の凹
所と半径方向の圧力により凹所内に前記バツテリ
ーを装備安座させる掴持手段とを有する型式の、
前記時計用バツテリー保持具に関する。

従来、電子腕時計内に単数又は複数個のバツテ
リーを装備安座させる問題を満足に解決する方法
がなかつた。数多くの従来技術の器具はバツテリ
ーを保持し、かつ弾性要素によりのみ接触させて
いた。ネジにより時計ムーブメントに固定したク
リツプを利用する他の設計と比較して、前記器具
はムーブメントの装着及び収納時に自動的に遂行
するのが困難であるある種の作業を排除できると
いう利点を有する。

弾性部材のみを利用する従来技術の器具は二つ
の範囲に分離され、時計ムーブメントの背後に、
即ち単数又は複数のバツテリーと時計側の裏ブタ
間に、そしてムーブメントの枠に弾性的に固定し
たた弾性導電板を使用する。前記弾性導電板は軸
方向にバツテリーを保持し、時計の回路に極の一
本を接続する。この設計の欠点は前記導電板はム
ーブメントとバツテリー両方に取り付けなければ
ならない。このように、比較的厚い長寿命バツテ
リー又は薄いバツテリーを非常に平らで薄型腕時
計生産のためにある種の口径（caliber）のもの
を納入するのが一般的であるので、所定の口径の
ものに使用できるような異なる型式のバツテリー
のために、各口径の限度内にて意図された異なる
口径の異なる要素の生産プログラムをたてる必要
がある。これら従来技術器具は従つて生産を複雑
にする。更に、薄型腕時計を生産する場合には、
前記器具の存在が所望の結果を得るために障害と
なる。

第二の範囲の従来型器具において、作動弾性要
素は横方向にバツテリーを押圧する。この種の設
計により、各種厚みのバツテリーをいかなるムー
ブメント内にも収納することができる。しかしな
がら、軸方向に衝撃を受けると、バツテリーは転
位するので、バツテリーの頂面にある極との接点
がこわれるか、少なくとも不完全になる。

同種の他の器具において、衝撃を受けた場合に
バツテリーの軸方向転位を防ぐために更に別の手
段を設けた。例えばバツテリーと回路の接続を一
本がバツテリーの頂面上に延び、他方がバツテリ
ーの側壁の上端上に休止しているスプリング接点
により作ると、バツテリーは時計側の裏ブタ内の
合せ孔内に挿入され、裏ブタに対し固定した脱着
自在のハツチカバー（hatch cover）により所定
位置に保持される。この場合に、バツテリーの軸
方向の厚みを変えるいかなる可能性もなくなる。
更にこの設計は流体密を実現することが実際上困
難になる。

他の従来技術は電気髭剃として器具自身公知の
方法を使用して軸方向にバツテリーを所定位置に
保持し、発泡ゴムの円板をバツテリーと時計の裏
ブタ間に挿入する。しかしながらこの解決策は、
第一に所定要素を正確に装着する事が困難であ
り、第二にその吸湿性特性と共に特定の材質の経
年（ageing）に関して欠点があり、最後に長寿
命バツテリーを薄型バツテリー間の差異に対応す
る0.5mm厚のバツテリーの厚みの製造公差又は差
異を補償する必要によりこの公知の手段の信頼性
のある使用が妨げられているので、高性能腕時計
には使用されない。

本発明の目的は最小部品数にて在庫、サービス
用スペアパーツの供給、製造制御管理を単純にす
る単純で改善されたバツテリー保持具を提供する
ことである。

このために、本発明のバツテリー保持具におい
て、該保持具はバツテリーと時計側の裏ブタ間に
配されて該裏ブタを弾性的に押圧し、かつバツテ
リーに固定された軸方向に押圧したブラケツトか
ら成る。

こうして本発明は特定の製造条件により使用さ
れ消費される別の要素を加えてバツテリー上に半
径方向に働き、バツテリー自身に合う位置決め固
定手段を補充するものを提案している。前述の軸
方向に挿圧したブラケツトの要素は使用されるバ
ツテリーの型式にのみ合わせて大量生産すること
ができる。ムーブメントと接触しない限り異なる
腕時計の寸法にも単一の要素を使用することがで
きる。

本発明の望ましい実施例と数例の可能な変形例
を添付図面を参照して下記に詳述する。

第１図はバツテリー１がアナログ表示水晶発振
式腕時計内の電子ムーブメント２内に配設の態様
を示す。電子ムーブメント２は結合型の胴ガラス
縁３から成り、螺合形の裏ブタ８により閉鎖して
ある時計側内に収納してある。電子ムーブメント
（第２図）の裏にムーブメント板４内の孔の端部
と、該ムーブメント板４に固定した絶縁板５内の
刻み目端により横方向に境界づけされたバツテリ
ー用の凹所４ａがある。

絶縁板５は、例えば、電子回路の重要部作動要
素を含む集積回路に腕時計の各要素を接続するプ
リント回路基板である。こうして絶縁板又はプリ
ント回路基板５はバツテリーの正と負極に接続さ
れるリード線を有する。一方の電極を構成する外
部ケーシングと他方の電極がその表面の一面上に
バツテリーを閉鎖するより小さな表面を有するカ
バーにより構成されたものから成る従来型のバツ
テリーは公知である。ケーシングとカバーの間に
は絶縁材のガスケツトがあり、全体のアセンブリ
ーは略円筒状の形状をしている。カバーは時々正
極になることもあるが、ほとんどの場合負極であ
る。第２図に示した実施例において、バツテリー
１のカバー１ｂは絶縁板５に接続され、薄い絶縁
シート１０によりムーブメント板４から絶縁され
たスプリング接点６を押圧し、かつムーブメント
板４のフランジ４ｂに押圧されている。バツテリ
ー１のケーシング１ａの円筒状部は絶縁板５の凹
弧状端と他の接点部１２により、後述するように
中心にある。最後に単一の金属部品から構成され
る押圧型のブラケツト７は時計側の裏ブタ８とバ
ツテリーケーシング１ａ間に配設されている。押
圧型のブラケツト７はバツテリー保持具の要部を
構成し、第２，３図により詳細に図示してある。

接点６は接点６と絶縁板５が担持するプリント
配線導体９間に接続するリベツト５ａにより絶縁
板５に固定してある。絶縁シート１０はムーブメ
ント板４のフランジ４ｂの下に保持されているの
で、バツテリー１は事実上電子ムーブメント２の
厚み全体を占めている。

第３図は又電子ムーブメント２の回路とバツテ
リーのケーシング１ａ間にプリント配線導体４１
と接続部分１２により創成される接続又は接点の
態様を示している。接続部分１２（第２，３図）
はムーブメント板４内の合せ孔内に挿入される部
分的にスタンピング打抜きされムーブメント板に
接続部分１２を位置決めするために働くスタツド
形状の部分１２ａと共に、ムーブメント板４内の
孔に入る固定ネジのための切出部を含む打抜き折
り曲げ板から形成される。接続部１２の部分１２
ｂはケーシング１ａの側壁に対して休止している
二本の腕を形成するように折り曲げてある。こう
してバツテリー用の凹所４ａはムーブメント板４
内の孔の端部、バツテリー１のカバー１ｂに接続
を創成するスプリング接点６、バツテリー１の側
壁を抱きかつ横方向に所定位置に保持する接続部
分１２の腕１２ｂにより境界づけられている。圧
力ブラケツトを構成する別のブラケツト部分７は
バツテリー１を軸方向位置に保持しかつ軸方向衝
撃を受けた場合に時計側の裏ブタ８の方に前記軸
方向位置から落下しないように働く。バツテリー
１の僅かな転位はスプリング接点６の弾力性のた
めに通常は緩和される。しかしながら部分７はバ
ツテリー１と時計側の裏ブタ８間の空間が比較的
広い場合には、バツテリー１が転位すると接点は
破壊されやすいので、有用である。接点部分１２
と同様にブラケツト部分７は金属板、例えば鋼又
はベリリウムブロンズ板から打抜き折曲げ形成さ
れる。

第３図に示した実施例において、ブラケツト部
分７は略円形状であり、かつその周縁に沿つてバ
ツテリーのケーシング１ａの底部に休止する円形
部分１５から成る。該円形部分１５から延伸して
いるのは互いに120度の位置にあり、かつ時計側
の裏ブタ８の方に折り下つている三個の半径方向
の舌１３である。更にブラケツト部７は直角に折
り上つている三本の外部腕１４と共に打抜いてあ
る。二本の外部腕１４は第２図にも示してありか
つケーシング１ａの側壁のほとんどの高さに沿つ
て延伸しているのが判る。

本発明の望ましい実施例において、これら三本
の側部の外部腕１４は同間隔で配設してないが互
いに異なる角度を形成し、従つて単一のブラケツ
ト７を絶縁板５に関して異なつた態様に配設し
て、異なる時計ムーブメントに前記ブラケツトを
より容易に採用することができる。第３図に示し
た実施例において、二本の外部腕１４は100度の
角度を形成し、これら各腕は第三の外部腕１４に
対し130度の角度を形成する。他の角度分布の組
み合せも同等に選択しうる。

第２，３図に示した実施例において、ブラケツ
ト７はバツテリー１を所定位置に配設した後にケ
ーシング１ａ内に配設される。前記ブラケツトは
裏ブタ８をつけた場合、即ち時計側を閉鎖した場
合にバツテリー１を軸方向位置にのみ保持するた
めに働く。電気接続は部分６，１２により創成さ
れるので、電子ムーブメント２はテストのために
特別な配線をせずに、時計側内に収納する前にテ
ストできる。舌１３は第２図に示してあるように
折り下げてあるので、該舌１３はバツテリーと裏
ブタ間の公差に関してある時計側から他の時計側
においておこるいかなる変化をも考慮して裏ブタ
８により圧縮されている。裏ブタと電子ムーブメ
ント間にて維持されている間隔は同一のブラケツ
ト７を使用しても、必要に応じて厚型又は薄型バ
ツテリーの何れであつても共にムーブメントを備
えることができる。こうして、在庫保持とスペア
パーツの供給は前記大きな効率により非常に単純
化される。

既述のように、部分１２は板４と直接触してい
て、バツテリーのケーシング１ａと電子ムーブメ
ントの枠間に接続を創成する。従つてブラケツト
７がケーシング１ａと時計側間に２電気接続を創
成することは、時計側も同様に接地されるので重
要ではない。

第２，３図に示した実施例において、バツテリ
ー４ａは電子ムーブメント２の内側に向う面、即
ち文字板側に向う面へバツテリーのカバー１ｂの
ために設計してある。しかし、これのみがありう
る唯一の設計ではない。ある種の時計ムーブメン
トはバツテリーのケーシングが内側に面し、カバ
ーが時計側の裏ブタに面するように設計してあ
る。その態様は例えば第４，５図に示してある。
第４図は下方に面した、即ち時計側の裏ブタ方向
に面したカバー１ｂと時計ムーブメントの内側に
向つて面したケーシング１ａを備えたバツテリー
１を示す。ここで使用するブラケツト１６は金属
板から同様に打抜き折り曲が形成したものである
が、僅かに異なる形状にしなければならない。バ
ツテリーの両位置に採用可能な形状のブラケツト
１６は円形部分から成り、そこから詳述した第一
実施例の外部腕１４と同じ機能を遂行する三本の
外部半径方向の腕１８が突出している。ブラケツ
ト１６は更に舌１３と同様な内方向に向いた三本
の弾性半径方向の舌１９から成る。舌１９の間に
て、円形部１７は平らな突出部２０を含む。更
に、円形部１７の内端の半径はバツテリーのカバ
ー１ｂの半径よりも大きいことが望ましい。

この位置にバツテリーを収容するように設計さ
れた時計ムーブメントはアースとしての枠から成
る。ムーブメント内にバツテリー１を挿入したと
きの内側に向つて面するケーシング１ａは枠に接
続された板と接触してある。従つてムーブメント
の回路に絶縁接続部により接続しなければならな
いのはバツテリーのカバー１ｂである。そのため
に、接点細片２１はカバー１ｂと接触して収納さ
れ、かつムーブメントの板と接触せずにプリント
回路に取り付けられるようにして配設される。

第４図にて判るように、ブラケツト１６は接点
細片２１下方に配設されるので、両要素は互いに
絶縁されていなければならない。第４図は、例え
ば接点細片２１とブラケツト１６の円形部１７間
に介在させたプラスチツクの薄板である絶縁板２
２を示す。該絶縁板２２は接点細片２１から突出
部２０を分離する。絶縁板２２を使用する代り
に、打抜形成する前又は後にブラケツト１６上に
接着絶縁被覆を施す。これは槽内にブラケツトを
浸漬してされるので、全体が絶縁される。突出部
２０は折り曲げた舌１９を押圧する時計側の地板
から接点細片２１によりバツテリー１に伝達され
るべき軸方向圧力を与える。軸方向に折り曲げて
あつてバツテリーのケーシング１ａと接触してい
る腕１８は明らかに舌１９と時計側の地板に電気
的に接続されているが、既述のように、この接続
はこれら全ての要素は接地されているので悪影響
を有さない。

本実施例においても又、バツテリーを掴むか又
は単に保持するように軸方向に折り曲げた腕１８
は120度以外の角度にて互いに有角隔設される。

第４，５図に示したブラケツト１６のようなブ
ラケツトから成るバツテリー保持具は、バツテリ
ーのケーシング１ａが自身の底面を経て接地して
あるので、第２図に示す接点部分１２を必ずしも
含む必要はない。更に、カバー１ｂと接触してい
る接点細片２１はムーブメント内にバツテリーを
装着した後にネジにてムーブメントに固定する
か、又はバツテリーがバツテリー用凹所内の横方
向に滑動できるように斜めに配設される。この場
合に、ムーブメント内のバツテリーを中心に寄せ
る要素は第２図に示すように出つ張る必要はな
い。

圧力型のブラケツトを生産する形態は非常に多
い。第６〜１０図はブラケツトの五つの変形例を
示す。第６図は円形周縁２６から互いに平行延伸
する二つの弾性舌２４，２５から成るブラケツト
２３を示す。第７図において、ブラケツト２７の
底部は単に均一幅の円形部２８と直径方向に延伸
する折曲弾性舌２９とから成る。第８図におい
て、ブラケツト３０は二個の直径方向に対向した
舌３１，３２から成り、第９図においてはブラケ
ツト３３は同様に二個の直径方向に対向した舌３
４，３５であるが互いに隣接したものから成る。
バツテリーの直径の関数としてのみ標準化された
ユニバーサルブラケツトを生産するために、第５
図に示す突出部２０のような内側突起要素を第６
〜９図に示した設計に設けるだけで充分である。
最後に第１０図は時計側の裏ブタに対面するカバ
ーを有するバツテリー又は文字板に対面する裏ブ
タに対面するカバーを有するバツテリーの何れに
も使用しうるブラケツト３６の更に他の変形例を
示す。

ブラケツト３６は円形の剛体中心部３７から成
り、そこから三本の舌３８，３９，４０が螺旋状
に突出し、時計側の裏ブタを押圧するように折り
曲げてある。バツテリーを掴むラジアル腕は舌３
８−４０の基部に配してある。第５図の腕１８の
ような軸方向に折り曲げた前記半径方向腕は第６
−１０図に示した各変形例にも明らかに設けるこ
とができる。もし必要ならば、圧力型のブラケツ
トはプラスチツク材で製造してよい。ブラケツト
に電気的接点を創成する事は下可欠要素ではない
ので、この方法でブラケツトを生産しても何らの
困難はない。バツテリーのカバーが裏ブタに面
し、かつブラケツトを絶縁しなければならない場
合には、プラスチツク材の使用はこの絶縁問題を
解決するの非常に簡単な方法である。しかしなが
ら舌はより弾力性の少ないものであろうし、ブラ
ケツトはより空間を必要としよう。

第２，４図のような断面図において、時計側の
裏ブタを押圧するための折曲弾性舌は矩形に示し
てあるが、該舌の端部は裏ブタに対し正接に休止
するように角を丸くしてあり、螺合式裏ブタを使
用する場合には利点がある。

既述のように、上述のバツテリー保持具、更に
特定すればバツテリーと裏ブタ間に配設した圧力
型のブラケツトの使用は同型式のブラケツトを異
なる寸法のバツテリーを有する単一の口径
（caliber）の異なるモデル又は異なるキヤリバー
のものにさえも使用できる。同一のブラケツトを
時計側の裏ブタとバツテリーの間の空間の異なる
深さにも採用できる。この採用の可能性は各種厚
みのバツテリーを単一の時計側内に収容された単
一のキヤリバー内に収納するばかりか、時計側の
生産のバラつきから発生するムーブメントと裏ブ
タ間のクリアランス（clearance）のありうる変
化を補償することができる。

更に、第２，３図に示したようないづれの実施
例においても圧力型のブラケツトの使用によりバ
ツテリーを交換できる。裏ブタを除去した後に、
圧力型のブラケツトを持ち上げる事ができて、バ
ツテリーを直に処理できる。所定位置にバツテリ
ーを保持するためにはバツテリー上に軸方向圧力
をかけるために弾性要素を使用する従来型器具に
おいて、前記弾性要素を除去するためにネジを取
り外すことから始めることが必要であり、この作
業が余分な複雑さを発生させる。

最後に、金属圧力型のブラケツトがあつても時
計の総圧には何ら実際的な差異はない。反対に、
本発明のバツテリー保持具の使用により詳述した
ブラケツトを構成する板は0.12mm台であるので、
時計の全体の厚みをしばしば薄くすることができ
る。舌は裏ブタの寸法の公差を補償すると共に厚
み異なるバツテリーを挿入できるようにブラケツ
トの基礎平切面より外に１mm折り上げてある。

結論として、詳述したバツテリー保持具は非常
に単純な設計により当初に述べた全ての欠点を克
服する事ができる。詳述したブラケツトは時計側
の裏ブタがバツテリーと面一にある開口を被う脱
着自在のフラツプ（flap）を備えている場合には
押圧スプリングと交換する事もできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例のバツテリー保持
具を備えた電子腕時計の軸方向断面図。第２図は
バツテリー保持具の詳細部を示す拡大尺の軸方向
断面図。第３図は第２図に示す時計ムーブメント
の部分を示す倒立平面図。第４図と第５図は各々
本発明の第二実施例の部分を示す軸方向圧力型の
ブラケツトの、軸方向断面図と倒立平面図であ
る。第６〜１０図は第３図又は第５図に示したブ
ラケツトの五つの他の変形例の倒立平面図であ
る。 ２……電子ムーブメント、８……裏ブタ、４…
…ムーブメント板、５，２２……絶縁板、４ａ…
…凹所、５……プリント回路基板、３……胴一ガ
ラス縁、１……バツテリー、１ｂ……カバー、１
０……絶縁シート、４６……フランジ、１２……
接点部、７，１６……ブラケツト、１ａ……ケー
シング、６……接点、１７……円形部、２０……
突出部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ケース本体と、該ケース本体に着脱自在に取
   付けられる裏ブタと、前記ケース本体内に取付け
   られ、かつバツテリー（ボタン電池）を収容する
   凹部が形成された腕時計ムーブメント枠体と、該
   ムーブメント枠体の一面に取付けられたプリント
   基板である絶縁板と、該絶縁板のプリント配線導
   体に一端がリベツト等の手段により固定され、他
   端が前記ムーブメント枠体における凹部の一端開
   口部に臨みバツテリーの１つの電極であるカバー
   と接触する弾性を有する接点と、前記絶縁板の前
   記プリント配線導体とは異なる配線導体に一端が
   電気的に接続され、他端が前記ムーブメント枠体
   における凹部の周壁部に臨みバツテリーの他の電
   極であるケーシングの周縁と接触する腕を有する
   弾性材による接続部分とを具備した電子腕時計に
   おいて、この電子腕時計の前記凹部に収納された
   前記バツテリーケーシング底面外径と略一致した
   大きさに形成された略リング状の円形部分を有
   し、この円形部分から直角に折曲されバツテリー
   ケーシングの周縁を包持する複数本の外部腕、お
   よび前記円形部分の内周縁側から前記外部腕とは
   反対側に突出され、前記裏ブタを押圧する弾性舌
   とを有するブラケツトを含む電気的に何等の機能
   も有しない電子腕時計用バツテリー保持具。