JPS6045385B2 - 電子時計の配置構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子時計のスイッチの配置構造に関するものて
ある。

液晶、発光ダイオード等の表示セルで時刻等の表示をす
る時計、いわゆるデジタル式電子時計は、表示の修正、
表示切替等のスイッチ操作が複雑化しており、りユーズ
等の一つのスイッチ部材で前述の操作を行なうことは実
用上困難である。

従つて多数のスイッチを設けてスイッチ操作を行なうこ
とが一般的になつてきた。しかし、多くの、■■一、ｒ
ｔ龜−り−Ｆ−３、、”↓ユ響 −１−１ロココ ↓奎
に、ル １複雑となり、組立作業性も悪くなる。又、前
記スイッチの大半は押しボタンであるため、スイッチ操
作が確実に行なわれたかどうかを考慮した場合、押しボ
タンを押し込んだ際、一定の位置で止まる構造が必要と
なる。更に、時計基板にセラミック等の脆い材料の時計
部品を使用する場合には、スイッチ部材よりスイッチ操
作の際の力が加わらないようにしなければならない等の
問題点があつた。本発明は上記の問題点を解決したスイ
ッチの配置構造で、組立作業性が良く、スイッチ操作が
確実に行なわれ、スイッチ操作により時計部品の破損を
防止する電子時計を提供するものてある。

以下、本発明を図面にもとづいて説明する。第１図はセ
ラミックから成る時計基板の平面図で、１が時計基板、
２が水晶振動子、３がトリマーコンデンサ、４が温度補
償用コンデンサ、５が昇圧コンデンサ、６は照明用ラン
プであり、これら２〜６等の電気エレメントは時計基板
１に半田゜付けされ、時計基板１上の配線パターン（図
示せす）と電気的導通をとるとともに固定されている。
なお、時計基板１の裏面には回路チップ（図示せず）が
取り付けてある。第２図イはジユラコン等の樹脂から成
るカバー部材の平面図、第２図申よりバー部材の裏面図
、第２図ハはＩ−１断面図、第２図二は■一■断面図、
第２図ホは■一■断面図である。

７はカバー部材、８，９，１０，１１はスイッチバネで
、表示切替スイッチバネ８、修正スイッチバネ９、ラン
プスイッチバネ１０、帰零スイッチバネ１１は、デバイ
スカバー７のダボに係合し、ダボの先端に熱と圧力を加
えることによリカバー部材７に固定される。

なお、先端８ａ，９ａ，１０ａ，１１ａは第２図二に示
す如くケース（図示せず）に設けた外部操作部材１８を
押したとき外部操作部材１８と接触し、他端８ｂ，９ｂ
，１０ｂ，１１ｂは、時計基板１と後述の表示セル支持
枠とを組み込んだ時、時計基板１の配線パターンと接続
する。１２は時計基板１と外部操作部材１８との電気的
接続をとるためのバネ部材であり、２叉の先端１２ａが
、外部操作部材１８を貫通して配置するためケースに設
けられた第２図ホに示す如くバイブ１９の両サイドを挾
むよう接触して外部操作部材１８と接続をとる構造にな
つている。

他端１２ｂは他のスイッチバネ８〜１１と同様時計基板
１の配線パターンと接続する。時計基板１とカバー部材
７の組立構造をとるカバー部材７には電池（図示せす）
、水晶振動子２をにげる穴７ａ，７ｂが設けられ、更に
、カバー部材７により、他のトリマーコンデンサ３、温
度補償用コンデンサ牡昇圧コンデンサ５の時計構成部品
を覆うようになつている。

１３はチューブで２本設けられ、突出部１３ａ１と座１
４でカバー部材７に固定されている。

１５は水晶押えで、座１４によりチューブ１３に固定さ
れ、バネ部１５ａて電池の側面を挟み、突出部１５ｂが
水晶振動子２を押え付ける。

なお、バネ部１５ｃはカバー部材７の穴７ｃを貫通し時
計基板１の配線パターンと接続する。第３図は表示セル
支持枠１６の平面図で、穴１６ａはカバー部材７のチュ
ーブ１３に貫通し、カバー部材７と表示セル支持枠１６
との間に時計基板１を挟んでチューブ１３の上下よりネ
ジ止メして組立てるようになつている。

表示セル支持枠１６には液晶セル偏光板、反射板、導光
板等の表示構成部品（図示せず）の位置決メを行なう突
出部１６ｂ，１６ｃ回路チップからの配線パターンと液
晶セルの外部電極とのコネクタである導電ゴム（図示せ
ず）が挿入される２つの穴６ｄ１表示構成部品を押える
液晶セル押工の位置決めを行なう４つのダボ１６ｅが設
けてあり、表示部を構成する部材を支持する。

なお、スイッチバネ８〜１１に対応した外周には４つの
切欠きを設けスイッチバネのストッパー部１６ｆがある
。

第４図イは、時計基板１をカバー部材７と表示セル支持
枠１６の間に挾み液晶セル１７等の表示・構成部品を設
けて組立てた状態の平面図で、カバー部材７に設けられ
た各スイッチバネ８〜１１の先端８ａ〜１１ａは表示セ
ル支持枠１６のストッパー部１６ｆに位置している。

断面図■−■である第４図口において、修正スイッチバ
ネ９の先端９ａは押しボタン式の外部操作部材１８に押
されて表示セル支持枠１６のストッパー部材１６ｆにぶ
つかる。このことにより、使用者はスイッチの節度を感
じ、スイッチ操作が完了したことを知るとともに、スイ
ッチ操作の外力を他の部品より堅牢な表示セル支持枠１
６で受けるので、他の時計基板の破損がない。以上説明
したように、本発明の電子時計のスイッチはカバー部材
に全て取付けられるので、単純な構造で組立作業性が非
常に良い。

又、スイッチ操作の際の外力を表示セル支持枠という堅
牢な時計部品で受けるので、他の時計部品の破損もなく
、一方、スイッチ部材が一定位置で止まるので、使用者
に節度感を与え、正しい操作が行なわれる。更に、スイ
ッチバネと同様にカバー部材に設けた２叉の修正スイッ
チ接続バネを押しボタンを構成する外装に設けたバイブ
に接続させることにより、前記バネをスイッチ動作電圧
にしておけば、スイッチは、接続バネ→バイブ→押ボタ
ン→スイッチバネを経由して作動する。

従つて、通常裏プタからスイッチ動作電圧をとつている
ものに比べ、裏プタが非導電材料の場合には非常に有効
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は電子時計の時計基板の平面図、第２図イは本発
明に係るデバイスカバーの平面図、第２図口デバイスカ
バーの裏面図、第２図ハは第２図口のＩ−１断面図、第
２図二は第２図イの■−■断面図、第２図ホは第２図イ
の■一■断面図、第３図は液晶セル支持枠の平面図、第
４図イは本発明に係る時計ムーブメントの平面図、第４
図叫ま第４図イの■−■断面図である。 １・・・・・時計基板、２・・・・・・水晶振動子、３
・・・・・・トリマーコンデンサ、４・・・・・温度補
償用コンデンサ、５・・・・・昇圧コンデンサ、７・・
・・・・カバー部材、８・・・・・・表示切替スイッチ
バネ、９・・・・・・修正スイッチバネ、１０・・・・
・・ランプスイッチバネ、１１・・・帰零スイッチバネ
、１２・・・・・・バネ部材、１６・・・表示セル支持
枠、１６ｆ・・・・ストッパー部、１７・・・・液晶セ
ル、１８・・・・・・外部操作部材、１９・・・バイブ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 表示セルを支持する表示セル支持部材、電気エレメ
   ントを搭載した時計基板、該時計基板を覆う樹脂製のカ
   バー部材、及び外部操作部材に連動するスイッチから構
   成される電子時計において、前記スイッチを構成するス
   イッチバネを前記樹脂製のカバー部材に熱カシメによつ
   て一体化するとともに、前記表示セル支持部材と時計基
   板とカバー部材との組み込状態に於いて、前記カバー部
   材に一体化されたスイッチバネの一端が時計基板上の配
   線パターンに圧接されるとともに前記スイッチバネの他
   端は前記外部操作部材と操作状態に於いて接触するよう
   構成したことを特徴とする電子時計の配置構造。