JPH0753232Y2 - 時計等の導電ゴム式スイッチ装置 - Google Patents

時計等の導電ゴム式スイッチ装置

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JPH0753232Y2
JPH0753232Y2 JP1989129372U JP12937289U JPH0753232Y2 JP H0753232 Y2 JPH0753232 Y2 JP H0753232Y2 JP 1989129372 U JP1989129372 U JP 1989129372U JP 12937289 U JP12937289 U JP 12937289U JP H0753232 Y2 JPH0753232 Y2 JP H0753232Y2
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JP
Japan
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substrate
conductive rubber
hole
printed wiring
switch device
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JP1989129372U
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JPH0368328U (ja
Inventor
▲りん▼太郎 仁科
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株式会社創成電子
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、普通の時計だけでなく、タイマー、ストップ
ウオッチ等に用いられる導電ゴム式スイッチ装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、時計、タイマー、ストップウオッチ等に使用され
るスイッチ装置としては、組み込み可能なスイッチメー
カーの完成品から選択されたもの、あるいは基板上に電
極を設け、電極間を導通するための金属端子や導電ゴム
付きのラバースイッチ等が採用され、それによって基板
に設けた回路の開閉を行うようにしたものがある。
[発明の解決しようとする課題] このような従来のスイッチ装置においては、スイッチメ
ーカーの完成品の場合、メーカーごとに形状が異なると
ともに、決まった形状のものしかなく、設計上の自由度
が制約されることになり、容易に所望の製品とすること
ができず、また価格の点でも高価なものとなってしま
う。
また、基板上に電極を設けて金属端子や導電ゴム付きの
ラバースイッチを使用する構造とした場合には、経費が
かからない点はあるものの、基板面上の本来の目的に使
用される面積を狭くすることになるという問題点があっ
た。
本考案は、従来の上記のような問題点に鑑みてなされた
ものであり、時計等のスイッチ装置としてそれが設けら
れる基板の設計上の自由度を大きくすると共に、安価な
ものとすることができる時計等の導電ゴム式スイッチ装
置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の時計等の導電ゴム
式スイッチ装置は、少なくとも1個のスルーホールを端
部面に形成した基板において、この基板の両面またはい
ずれかの一方の面のスルーホール縁部に、基板に配置さ
れている回路に接続されたプリント配線部を延長して形
成すると共に、スルーホールにはプリント配線部に接触
摺動可能な導電ゴムを、基板に支持されかつ直接操作可
能にプリント配線部に対向して配置し、導電ゴムの接触
摺動により基板の回路と基板外の他の回路、またはスル
ーホールにおける基板の両面間のプリント配線部を導電
ゴムを介して導通するように構成したことを特徴とする
ものである。
また、上記スルーホールの基板面縁部に、一方の基板面
側にプリント配線部、そしてスルーホールを電極とし
て、これらを導電ゴムにより導通して基板上の回路を開
閉するようにしてもよい。
また、上記スルーホールが2個以上設けられ、これらの
スルーホールにまたがって設けられた導電ゴムによって
プリント配線部を導通させ、基板上の回路を開閉するよ
うにしてもよい。
さらに、上記スイッチ装置を操作するために、導電ゴム
のスルーホールでのプリント配線部との接触摺動がスイ
ッチ装置を収容したケーシングの穴を通る操作ボタンの
シャフトまたは導電ゴムと一体の操作部によって行われ
てもよい。
[作用] 上記のような時計等の導電ゴム式スイッチ装置は、少な
くとも1個のスルーホール端面部に形成した基板におい
て、この基板の面の前記スルーホール縁部に、回路に接
続されたプリント配線部が延長して形成されているの
で、スルーホールに配置されたプリント配線部に接触可
能な導電ゴムが押圧により摺動されると、基板外の他の
回路またはスルーホール間のプリント配線部が導通し、
基板に設けられた回路を閉じることができる。そして、
導電性ゴムを用いているので、導電ゴムへの圧力を取り
除くことにより回路は開かれる。
そして、スルーホールのそのものがスイッチ装置の接点
として、用いられるので、基板上に占める面積が少なく
てすみ、特別なスイッチを取り付ける必要もないので、
その取り付け作業がなくなり組立費が削減されると共
に、部品も導電ゴム一個ですむので経費がかからない。
また、基板端面にスイッチ装置が設置されるので、設計
上の制約が減少される。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
以下の実施例では、基板1に形成されたスルーホール5
が断面半円のものとして示されているが、これは基板1
にスルーホール5が形成された後、このスルーホール5
を境に分割されたことによるものである。基板1のサイ
ズが許されるならば、完全なスルーホールであってもよ
いことは述べるまでもない。第1図を参照すると、水平
に配置された基板1が示されているが、その寸法は、基
板1がこの状態で通常の時計、タイマー、ストップウオ
ッチ等に収納可能な大きさである。基板1の端部に形成
された半分のスルーホール5には、基板1の一方面側の
縁部に回路のプリント配線部6が延長して設けられ、そ
の他面側の縁部またはスルーホール5そのものが電極と
して設けられている。このスルーホール5には、基板外
の他の回路または電源等に接続された棒状の導電ゴムが
嵌合するように、上面側のプリント配線部6の近くに保
持され、押し下げた時に摺動して他面側またはスルーホ
ール5そのものである電極に接触する長さを有してい
る。この導電ゴムは、それ自体非常に簡単に、安価に製
作することができるものである。例えば、ダイスを用い
た押し出し成形により棒状の材料とし、これを単に輪切
りするだけで得られるものである。
上記構成のスイッチ装置においては、基板1のスルーホ
ール5における上面側の縁部のプリント配線部6近くに
位置している導電ゴムがスルーホール5を摺動して押し
下げられると、電極となるスルーホール5あるいは基板
1の他面側のスルーホール5の縁部に先端部が接触して
導通状態にし、回路を閉じることができる。その際、ス
ルーホール5は、断面が半円であるので、完全な円の場
合よりさらにスイッチ装置が基板1に占める面積が少な
くてすむ。そして、上記電極は、他面側のプリント配線
部であってもよい。
他の実施例として、第2図乃至第4図を参照すると、こ
の場合、基板1は、スルーホール5が半円のもの5と、
長円のもの5′とが基板1の上端部に形成されており、
上記実施例と同様に、図示されたものの倍の基板をその
中央部に形成されたスルーホール5,5′を境に分割され
たものであり、その断面形状は半円のものである。これ
らのスルーホール5,5′の一方の基板面側縁部には、回
路7に接続されたプリント配線部6が延長されている。
これらのスルーホール5,5′には、第3図に断面で示さ
れるように、横方向下向きE字型の形状をしていて、そ
の厚さは基板1よりわずかに厚くされている導電ゴム2
が配置されている。そして、第3図に示すように、時計
等のケーシング8に形成された凹部10に基板1と導電ゴ
ム2が一緒に収容されている。その際、導電ゴム2の両
側の突出部は、小さなスルーホール5に係合しており、
中央部は長円のスルーホール5′から通常離れた状態に
ある。そして、導電ゴム2の中央部に対向してケーシン
グ9には貫通口11が形成され、この貫通口11を通して端
部にスイッチボタン3を有するシャフト4が設けられ、
導電ゴム2の中央部がスイッチボタン3の押し下げによ
り基板1のスルーホール5′のプリント配線部6に接触
摺動するように設置されている。
上記のような時計等のケーシング9に配置された基板1
および導電ゴム2からなるスイッチ装置は、ケーシング
9の外部に位置するスイッチボタン3を押し下げること
により、回路7に接続されたプリント配線部6を導電ゴ
ム2を介して導通させ、回路7を閉じることができる。
そして、スイッチボタン3にかけた押し下げ力を除け
ば、導電ゴム2がプリント配線部6から離脱して回路7
を開くことができる。そして、スイッチ装置が基板1に
占める面積は、少なくてすむので、設計上の自由度が増
し、安価にすることができる。
この場合、基板1が垂直状態にあることを前提にして説
明したが、水平に位置されても同様な作動をなすことは
明らかである。
他の実施例として、第4図に示すように、第3図に示す
スイッチボタン3を有するシャフト4の代わりに、導電
ゴム2と一体に操作部2′を形成し、ケーシング8に設
けた貫通口11を通してケーシング9の外側に突出するよ
うにしてもよい。その際、強度の点から第3図の場合よ
り導電ゴム2の操作性の上から操作部2′の直径を大に
するのがよい。
さらに、他の実施例として、第5図乃至第7図に示すよ
うに、基板1において上記各実施例のものと異なって横
下向きのE字型の導電ゴム2の支持部をスルーホールと
せずに、基板1は長孔2′のみとし、導電ゴム2の厚さ
を基板1以上の厚さにして導電ゴム2の両端部を基板1
の厚さだけ削り取り、基板1に載せると共に残りの部分
をケーシング9とそれにねじ11により固定された基板1
との間に形成された間隙に挟むことにより支持するよう
にしてもよい。この場合、導電ゴム2の特別な固定手段
が不要になり、より簡単な構造とすることができる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、以下のよ
うな効果を奏する。
上記構成の時計等の導電ゴム式スイッチ装置において
は、少なくとも1個のスルーホールを端部面に形成した
基板において、この基板の両面またはいずれか一方の面
のスルーホール縁部に、基板に配置されている回路に接
続されたプリント配線部を延長して形成すると共に、ス
ルーホールには、プリント配線部に接触摺動可能な導電
ゴムを、基板に支持されかつ直接操作可能にプリント配
線部に対向して配置し、導電ゴムの接触摺動により基板
の回路と基板外の他の回路、またはスルーホールにおけ
る基板の両面間のプリント配線部を導電ゴムを介して導
通するように構成したので、従来のように完成品のスイ
ッチユニットに必要としていた半田付け、ねじ止めなど
の取付け作業がなくなり、組立費を削減することがで
き、スイッチ装置の部品としては基盤に対して、導電ゴ
ムたけでよいので、安価なものとすることができる。ま
た、スルーホールが基板の端部面に形成されているの
で、導電ゴムを基板外に配置することができ、基板上の
設計的な自由度を格段に向上させることができる。さら
に、導電ゴムは直接操作可能に配置されているので、押
しボタンスイッチにおける押しボタンの部分まで、一体
に形成することができるだけでなく、導電ゴム自体が非
常に簡単に安価に製作することができるので、さらにコ
ストの削減に寄与するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である時計等の導電ゴム式ス
イッチ装置における基板の斜視図、第2図は第1図と同
様な基板の他の実施例の斜視図、第3図は第2図に示す
基板を時計等のケーシングに配置した状態を示す断面
図、および第4図は本考案によるスイッチ装置のさらに
他の実施例の断面図、第5図は本考案のさらに他の実施
例の基板の斜視図、第6図は第5図の基板に導電ゴムを
配置した状態を示す平面図、および第7図は第6図の導
電ゴムおよび基板をケーシングに取り付けた状態を示す
断面図である。 1……基板、2……導電ゴム、3……スイッチボタン、
4……シャフト、5,5′……スルーホール、6……プリ
ント配線部、7……回路、9……ケーシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1個のスルーホールを端部面に
    形成した基板において、該基板の両面またはいずれか一
    方の面の前記スルーホール縁部に、前記基板に配置され
    ている回路に接続されたプリント配線部を延長して形成
    すると共に、前記スルーホールには前記プリント配線部
    に接触摺動可能な導電ゴムを、前記基板に支持されかつ
    直接操作可能に前記プリント配線部に対向して配置し、
    前記導電ゴムの接触摺動により前記基板の回路と基板外
    の他の回路、または前記スルーホールにおける前記基板
    の両面間のプリント配線部を前記導電ゴムを介して導通
    するように構成したことを特徴とする時計等のスイッチ
    装置。
JP1989129372U 1989-11-06 1989-11-06 時計等の導電ゴム式スイッチ装置 Expired - Lifetime JPH0753232Y2 (ja)

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JPH0368328U JPH0368328U (ja) 1991-07-04
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