JPS6225750A - 平凹版用感光性印刷版材 - Google Patents

平凹版用感光性印刷版材

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JPS6225750A
JPS6225750A JP16529385A JP16529385A JPS6225750A JP S6225750 A JPS6225750 A JP S6225750A JP 16529385 A JP16529385 A JP 16529385A JP 16529385 A JP16529385 A JP 16529385A JP S6225750 A JPS6225750 A JP S6225750A
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polyvinyl alcohol
plate material
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Kunihiro Ichimura
市村 国宏
Teruhiko Yonezawa
米澤 輝彦
Hideo Kikuchi
英夫 菊地
Tetsuaki Tochisawa
栃澤 哲明
Keiichi Hayashi
敬一 林
Hitoshi Sugiura
杉浦 等
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Toyo Gosei Co Ltd
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Agency of Industrial Science and Technology
Toyo Gosei Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/038Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
    • G03F7/0388Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable with ethylenic or acetylenic bands in the side chains of the photopolymer

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は平凹版用感光性印刷版材疋関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は感光層として、無公害な
スチルバゾリウムのような置換スチリル残基を感光ユニ
ットとする感光性ポリビニルアルコールを用いて成る、
経時安定性に優れた平凹版用感光性印刷版材に関するも
のである。
従来の技術 従来、平凹版は消去性、耐刷性、調子再現性などに優れ
、かつ見当合せが容易であるなどの多くの特徴を有する
ことから、各種印刷に広く用いられている。
との平凹版においては、これまで感光材として、クロム
感光材が用いられていたが、このものは暗反応が生じや
すく、経時安定性が悪い上に、六価クロムの公害問題が
派生したため、現在は全くすたれてしまい、このクロム
感光材に代るものとして、ジアゾ感光材が主流を占める
ようになった。
しかしながら、このジアゾ感光材は、経時安定性につい
ては前記クロム感光材よりも良好であるとしても、まだ
十分改善されていないため、その利用範囲には制限があ
り、例えばあらかじめ感光材を支持体に塗布し、印刷、
製版業者に提供する、いわゆるP S (presen
sitized )版の感光材料としては用いることが
できなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような事情のもとで、無公害な感
光材料を用い、経時安定性に優れ、かつPS版としても
使用しうる平凹版用感光性印刷版材を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本光明者らは鋭意研究を重ねた結果、感光材料として特
定の置換スチリル残基金感光ユニットとする感光性ポリ
ビニルアルコールを用い、このものを感光層として金属
支持体上に設けたものが、前記目的に適合しうろことを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は、金属支持体上に、一般式(式中の
R1は四級化された芳香族1含窒素複素環残基、R2は
水素原子又は低級アルコキノ基、mはO又は1.nは1
〜6の整数である) で示される構成単位を有する感光性ポリビニルアルコー
ルの感光層を設けて成る平凹版用感光性印刷版材を提供
するものでちる。
本発明印刷版材においては、感光層:′こ前記一般式(
1)で示される感光性ポリビニルアルコールが用いられ
る。この感光性ポリビニルアルコールは、通常水性媒体
中において酸触媒の存在下、ポリビニルアルコール類と
、一般式 (式中のR1、R2、m及びnは前記と同じ意味をもつ
) で示されるスチリル化合物、又は 一般式 (式中のR3及びR4はそれぞれが低級アルキル基であ
るか又は両方でアルキレン基を形成するものであり、R
1、R2、n及びmは前記と同じ意味をもつ) で示されるスチリル化合物とを反応させることにより製
造される(%開昭55−23163号公報、特開昭55
−62905号公報、特開昭56−11906号公報)
前記一般式(It)及び(2)中のR1は、環構成窒素
原子の少なくとも1個が四級化された芳香族性含窒素複
素環残基であって、このようなものとしては、例えばピ
リジニウム基、キノリニウム基、イノキノリニウム基、
ピリミジニウム基、チアゾリウム基、ベンゾチアゾリウ
ム基、ベンゾオキサシリウム基などを挙げることができ
る。これらの環:こ:r!、さらにアルキル基、アルキ
レン基、アミノ基、カルバモイル基などの置換基が存在
していてもよい。またR2は水素原子、又はメトキノ基
、エトキシ基、n−プロポキシ基、イノプ【コポキン基
などの低級アルキレン基でちる。
前記一般式(II)で示される化合物の具体例としては
、l−メチル−2−(p−ホルミルスチリル)ピリジニ
ウム、1−メチル−4−(p−ホルミルスチリル)ピリ
ジニウム、■−エチルー2−(p−ホルミルステリル)
ピリジニウム% l−エチル−4−(p−ホルミルスチ
リル)ピリジニウム、1−アリル−4−(p−ホルミル
スチリル)ビリジニウム、1−(2−ヒドロキシエチル
)−2−(p−ホルミルスチリル)ピリジニウム、1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−(p−ホルミルスチリ
ル)ピリジニウム、1−力ルバモイルメチル−2−(p
−ホルミルスチリル)ピリジニウム、1−力ルバモイル
メチル−4−(p−ホルミルスチリル)ピリジニウム、
1−メチル−2−(m−ホルミルスチリル)ヒリジニウ
ム、1−ベンジル−2−(p−ホルミルスチリル)ピリ
ジニウム、1−ベンジル−4−(p−ホルミルスチリル
)ピリジニウム、1−メチル−4−(p−ホルミルスチ
リル)−5−エチルピリジニウム、1−メチル−2−(
p−ホルミルスチリル)キノリニウム、1−エチル−2
−(p−ホルミルスチリル)キノリニウム、l−エチル
−4−(p−ホルミルスチリル)キノリニウム、l−メ
チル−2−(p−ホルミルスチリル)ベンゾチアゾリウ
ム、1−エチル−2−(p−ホルミルスチリル)ベンゾ
チアゾリウム、1−メチル−2−(p−ホルミルスチリ
ル)ベンゾオキサシリウムなどを挙げることができる。
また、前記一般式面)で示される化合物は、一般式(n
)で示されるホルミル化合物のアセタールであって、こ
のようなものとしては、例えば以下の化学構造を有する
化合物を挙げることができる。
2H5 H3 H3 H3 これらの一般式([1)及び@)で示される化合物はノ
・ロゲン化水素G塩、ホスフェート、サルフェート、メ
トサルフェート、エトサルフェート、p−トルエンスル
ホネート、過塩素酸塩、ホウフッ化水素酸塩などの塩の
形で使用される。
本発明印刷版材に用いる感光性ポリビニルアルコールと
しては、特にけん化率70〜100%の部分けん化又は
完全けん化ポリビニルアルコールに対し、スチリル基を
0.3〜40%モル係の範囲で導入したものが好適であ
る。
また、本発明印刷版材における金属支持体としては、通
常の平凹版に用いられるものの中から任意に選ぶことが
できるが、アルミニウム板が最適である。
次に、本発明印刷版材の好適な製造方法の1例(てつい
て添付図面の第1図(イ)〜((1)に従って説明する
と、まず、水性又は有機溶剤中に、前記一般式(1)で
示される感光性ポリビニルアルコール及び所望に応じバ
インダー、着色剤、焼出し剤、界面活性剤、可塑剤など
を溶解、乳化又は分散して、感光液を調製する。他方、
別に準備した金属支持体1(イ)を例えばポール研摩、
ブラシ研摩、サンドブラスト、液体ホーニング、電解グ
レイニングなどの方法によって砂目立てして表面を粗面
化しく口)、光層を密着させる上において重要であると
同時に、印刷版としての耐刷性や保水性の点からも重要
な処理である。この砂目立て処理に用いる砂目としては
、種々の粗さのものを用いることができるが。
平均粗さくRa)が0.2〜1.0ミクロンの範囲にあ
るものが好適でちる。また、陽極重化処理は、1酎刷性
や調子再現性の上から重要な処理で、電解液としては硫
酸、シュウ酸、リン酸、クロム酸などが用いられるが、
コスト及び耐摩耗性の点から硫駿が最も好適でちる。さ
らに親水化処理は該支持体表面をインキ反抗性にして地
汚れを防止するために施されるが、感光層の密着性向上
にも役立つ。
このような支持体処理方法は、一般に平版印刷版の作成
に用いられている公知の方法であって、本発明の平凹版
用印刷版材の作成にも応用されるが、本発明においては
、前記のようにこれらすべての処理を施してもよいし、
あるいは所望の印刷版の性能に応じ適宜組み合わせて崩
してもよい。
次に、このようにして処理された金属支持体上、・で、
前記感光液をディップコート、スピンコード、ローラコ
ート、エアナイフコート、カーテンコート、グラビアコ
ートなど、通常用いられている方法により塗布して、均
一な膜厚の塗膜5を形成させる (ホ)。この塗膜の厚
さについては、膜の機械的強度や化学的強度、あるいは
後述する剥膜処理などを考慮して、0,5〜2.5ミク
ロンの範囲が望ましい。
次いで、熱風による乾燥、赤外線ヒーターにょる乾燥、
支持体からの熱伝導による乾燥などにより、前記塗膜を
乾燥することによって、金属支持体上に感光層を設けて
成る本発明の平凹版用印刷版材が得られる。この際、塗
膜は100℃以上の温、度で30分間以上加熱放置しな
いことが望捷しい。
このようにして得られた本発明印刷版材は、通常の温度
、湿度の条件下では極めて安定であって、製造後20か
月間経過しても性能の変化は全くみられない。
次に、本発明印イリ、版材を用い、平凹版印刷版を製版
する好適な方法の1例について、添付図面の第2図(イ
)〜(図に従って説明する。
まず、該印刷版材(イ)の感光層5上にポジフィルム6
を密着させたのち、通常の方法に従って露光し、光硬化
感光膜5′を形成させる4口)。この際、光源としては
、例えばアーク灯、ケミカルランプ、水銀灯、メタルハ
ライドランプ、キセノンランプなどを用いることができ
るが、該印刷版材の感光層は、感光ユニットとして用い
られているスチリル基の種類によシ200〜550 n
mの範囲1で分光感度を有しているので、この分光感度
に適した光源を選ぶことが望ましい。
このようにして露光された版材は、現像処理して感光層
の未露光部分を洗い流す(ハ)。現像液としては、通常
のPS版が有機や無機の薬品を含むものを必要とするの
に対し、本発明印刷版材は冷水、温水、あるいは少量の
添加物を含む水溶液を用いることができる。したがって
、本発明印刷版材はこの点からもコストや公害上極めて
有利である。
現像処理は、例えば露光された印刷版材を水中に1〜2
分間浸せきしたシ、加圧水をスプレーする方法などによ
って行われる。この際、版面をスポンジなどで軽くこす
ると効果的である。
次に、現像後の版を検版するために、染料を含む水溶液
で版面を処理して、光硬化感光膜を染色するに)。5′
は染色された光硬化感光膜を示す。
染料を含む水溶液としては、例えばクリスタルバイオレ
ット、エリスロシン、ボルクシュバルッBB extr
a、スミライトバイオレットBBconc。
ニラポンスカイブルー360などを2〜3重量係含む水
溶液が好ましく用いられる。
この検版の際に、フィルムや焼枠ガラス上のゴミ、フィ
ルムの縁、テープはり込み跡などが版上て再現された場
合は、アラビアゴム水溶液をその部分に塗って消去、修
正を行う。
通常のps版における消去は、石棒や消去液を用いる方
法、焼き落し法などによって行われるが、これらの方法
はいずれも面倒であり、また錯そうした画線部の消去が
極めて困難であるのに対し、本発明印刷版材においては
、前記のように消去が極めて簡単で容易である。
このようにして染色検版後、腐食処理を施したのち(ホ
)、化学銅めっき処理を行う(へ)。7は支持体腐食部
、8は銅めっき皮膜を示す。腐食液はできるだけ稀い酸
の濃厚塩水溶液が安定した画像形成上望ましい。腐食液
には塩化第二鉄、塩化カルシウム、塩化アンチモン、塩
化亜鉛、塩酸、乳酸などが含まれており、化学銅めっき
液にはイングロアルコール、塩化第一銅、硫酸銅、シュ
ウ酸銅、塩酸などが含まれている。腐食の深さは1〜3
ミクロン、銅めっき皮膜の厚さは1ミクロン前後が望ま
しい。このような腐食処理及び化学銅めっき処理は、必
ずしも必要ではなく、いずれか一方を又は両方を省略す
ることができる。
次に1版面を水洗し、乾燥したのちラッカー盛シの処理
を行う(ト)。9はラッカ一層を示す。ラッカーとして
は、例えばビニル系や縮合系の合成樹脂又は天然樹脂、
染料、顔料などを有機溶剤に溶解又は分散させたものが
用いられる。このラッカー盛シの処理は、版に耐刷性や
インキ着肉性を付与するための重要な処理であシ、ラッ
カ一層の厚みは通常1ミクロン前後が適当である。
このようにして形成されたラッカ一層を乾燥したのち、
この上だ現像インキを塗布して、画線部の感脂性の保護
、強化を行う(イ)。10は現像イ/キ層を示す。また
、前記ラッカ一層及び現像インキ層は、感光層の溶出跡
に塗ることが必要であるが1通常の塗シ方では溶出跡の
みでなく光硬化感光膜上にも設ける場合がある。
次に、光硬化感光膜及びその上に塗られた2ツカ一層と
現像インキ層を、剥膜液を用いて除去する(男。この剥
膜処理は、版全面を剥膜液で覆いしばらく放置したのち
、ブラシ、スポンジなどで版面をこすることによって行
われる。この処理においては、感光層の溶出跡の支持体
面に設けられたラッカ一層及び現像インキ層はそのまま
残留して。
印刷時のインキ受容要素として働く。
次いで、版全面にアラビアゴム液を薄く塗布することに
よって、目的とする平凹版印刷版が得られる(口)。こ
の図において10はアラビアゴム層を示す。
このようにして、本発明印刷版材を用いて製版された版
は、ただちに印刷版として使用することができるし、あ
るいは長期間保存し、所望時に取り出して印刷に用いる
ことができる。このような場合でも版の保水性、地汚れ
、インキ着肉性、耐刷性などは、全く悪化することがな
い。
発明の効果 本発明の平凹版用感光性印刷版材は、感光層として、無
公害なスチルバゾリウムのような置換スチリル残基を感
光ユニットとする感光性ポリビニルアルコールを用いた
ものであって、経時安定性に極めて優れている。例えば
通常の温度、湿度の条件下では、製造後20か月間経過
しても性能の変化は全くみられない。
1だ、現在市販されているps版における感光層の感光
波長域は300〜450nmの範囲であるが、本発明印
刷版材においては、感光層に用いられている感光性ポリ
ビニルアルコール中の置換スチリル残基の種類に応じて
種々の感光波長を有するものが得られ、それらの感光波
長域は200〜550nmの広範囲におよぶ。特に、置
換スチリル残基としてスチリルキノリニウム基を有する
感光性ポリビニルアルコールは、長波長域に高い感度を
有しているので、このものを用いた印刷版材においては
、イニシャルコスト及びランニングコストの比較的低い
Arイオンレーザ−(4880X)を用いた直描ンステ
ムを適用できる。例えば、該印刷版材では、10WのA
rイオンレーザ−を用いて1分間で1ページの新聞紙面
を書き込むことができるので、編集原稿をオフィスから
地上回線やマイクロウェーブで印刷工場へ送信し、受信
する印刷工場に訃いて、フィルムレスで刷版を作成する
ことが可能であり、まだ一般商業印刷物の印刷において
も、コンピューター・スキャナーシステムのメモリーか
らのダイレクトプレートメーキングが可能である0 本発明版材から製版された印刷版は、シャドウ部から・
・イライト部にかけての優れた調子再現性及び耐刷性を
有している。ところで従来のナフトキノンジアジドを感
光成分の主体として用いて成るポジ型PS版はアルカリ
湿し水に侵されやすく、またジアゾ化合物、アジド化合
物、光重合型感光性樹脂、三量化型感光性樹脂などを感
光成分の主体として用いて成るネガ型PS版には、ダー
ルグレン方式で使用されるイソプロピルアルコールを含
有する湿し水に侵されて耐刷性が低下するものがあり、
さらには版面が直接紙面と接するダイリソ方式印刷機を
用いる印刷においては紙粉による耐刷性の低下が著しい
ものがちる。これに対し、本発明版材から製版された印
刷版は、通常のオフセット印刷機はもちろん、新たに開
発されたダイリン方式、ダールグレン方式、ユニフロ一
方式などの平版印刷機を用いても、また湿し水として酸
性のものやアルカリ性のものを用いても優れた印刷物を
与えることができる。
さらに、ネガ型及びポジ型のPS版においては、画像部
は露光、現像によってプレート上に残存した感光膜から
成っているので、その材料として感光性及び現像性に優
れ、しかも化学的、機械的に安定で強固なものを選定し
なければならないという困難な問題があるのに対し、本
発明版材から得られた印刷版においては、画像部が前記
したように感光層が溶出除去された跡に盛られたラッカ
ーそのものから成っているので、化学的、機械的に安定
で強固なラッカーを選定すればよく、この選定は極めて
容易でちるというメリットがある。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
合成例 次表に示すような重合度及びけん化率を有するポリビニ
ルアルコール202を水200−に溶解してから、該表
に示すような構造を有するアルデヒド化合物を所望1加
えて溶かした。この溶液に85憾リン酸12を加え、3
5℃で24時間攪拌したのち、多量のアセトンに滴下し
た。生じた沈殿を戸取し、メタノールで2回洗浄した。
さらに、得られた樹脂を少量のアンモニアを含むメタノ
ールで洗浄して真空乾燥すると、該表に示すような導入
率の置換スチリル基を有する感光性ポリビニルアルコー
ルが得られた。
実施例1 厚さ0.31111のアルミニウム板(AA 1200
 )に砂目立て処理を施した。砂目立て処理は、300
メツシユのパミスを含むスラリーを研摩材として用い、
ナイロンブラシで回転研摩して行い、得られだ砂目の平
均粗さは0.45ミクロンであった。
次いで、このものを十分水洗して、研摩材やスマット(
研摩の結果生じたカス)を除去したのち、ただちにケイ
酸す) IJウム水溶液中で1分間浸せき処理後、流水
で1分間洗浄し、乾燥した。
一方、合成例で得た煮1の感光性ポリビニルアルコール
52を水952に溶解して感光液を調製した。この感光
液を前記の表面処理されたアルミニウム板にホエラーを
用いて塗布し、次いで100℃の熱風で5分間乾燥して
印刷版材を得た。ホエラーの回転数は70rpmであシ
、乾燥後の感光膜の厚さは1ミクロンであった。
このようにして得られた印刷版材にポジフィルムを重ね
、焼枠を用いて露光し尼。露光は、高圧水銀灯を用い、
光源の出力1 、5 KN 、光源と版材との距離90
crn1露光時間60秒間の条件で行った。
次いで、露光された版材を焼枠から取シ出し、水道水を
版面に1分間流して、未露光部の感光膜を溶出除去した
のち、2重i%のクリスタルバイオレット水溶液を現像
された版面に流し、光硬化感光膜を染色後、水洗してス
キージで版面の水を切シ、乾燥した。
次に、この版上に、塩化第二鉄水溶液(B442°)6
−1塩化カルシウム水溶液(B445°)500d及び
35憾塩酸3mlから成る腐食液を流し、スポンジで版
を軽くこすシながら露呈アルミニウム面を2分間病食し
たのち、このものに、イソプロピルアルコール1000
d、塩化第一銅332及び35チ塩酸6−から成る銅め
っき液を流し、スポンジで版を軽くとすシながら銅めっ
き処理を行った。
次いで水洗し、乾燥後、版上にラッカー(HansKg
gen社製)をたらし、布で全面に広げてラッカーを盛
ったのち、余分のラッカーをふき取シ、さらに同様にし
て現像インキ(Hans Eggen社製)を盛シ、乾
燥した。
続いて、このように処理された版面上に、まず5重i%
の過マンガン酸カリウム水溶液を流したのち、さらに2
重π%の過酸化水素水と2重量釜の硫酸との混合液を流
し、プランで強くこすって、光硬化感光膜を取り除き、
次いでこれにアラビアコム液(B67°)をスポンジで
塗布し、布でパフ・ドライして、平凹版印刷版を得た。
このようにして製版された印刷版をオフセット印刷機に
セットして印刷したところ、調子再現性の良好な印刷物
を上質紙で5万部以上刷ることができた。
実施例2 厚さ0.3絹のアルミニウム板(AA 1200 )を
、研摩時間20分、研摩速度180回/分、給水量20
0 CC/ FF/ 、研摩材200メツシユカーポラ
ンダム、研摩材115(1/m”の条件でボール研摩し
た。得られた砂目の平均粗さくRa)は0.86ミクロ
ンであった。
一方、合成例で得た屋2の感光性ポリビニルアルコール
6?を水94りに溶解して、感光液を調製した。この感
光液を、ホエラーを用いて前記の表面処理されたアルミ
ニウム板上に塗布し、100℃の熱風で5分間乾燥した
。ホエラーの回転速度は70 rpmであシ、乾燥後の
感光膜の厚みは1.2ミクロンであった。
以下、実施例1と同様に処理して、平凹版印刷版を作成
し、このものを25重量憾イソプロピルアルコール湿し
水を用いたダールグレン印刷機にセットして印刷を行っ
たところ、調子再現性の良好な印刷物を8万部以上刷る
ことができた。
実施例3 厚さ0.3龍のアルミニウム板(AA ttoo )を
特公昭46−27481号公報記載の方法に従って、電
解グレン後陽極酸化処理を行った。
すなわち、該アルミニウム板を、1.5%塩酸水溶液か
ら成る電解液中において、IOVの直流電流を用い、温
度約30℃、極間距離100uの条件で10分間電解を
行ったのち、水洗し、次いで、15%硫酸電解液中で、
IOVの直流電流を用い2分間電解を行った。得られた
砂目の平均粗さくRa)は0.69ミクロンであった。
一方、合成例で得られたム3の感光性ポリビニルアルコ
ール4?を水969に溶解して感光液を調製した。この
感光液をローラコートRCP−551(大日本スクリー
ン■製)を用いて、前記表面処理されたアルミニウム板
に塗布し、乾燥した。乾燥後の感光膜の厚さは1.0 
ミクロンであった。
以下、実施例1と同様な方法で露光、現像、染色処理を
順次行ったのち、腐食、化学鋼めっき処理は行わずにラ
ッカー盛り、現像インキ盛り、剥膜及びゴム引き処理を
順次行って平凹版印刷版を作成した。この印刷版を用い
、オフセット印刷機で印刷したところ、15万部以上印
刷することができた。
実施例4 実施例1と同様な方法で表面処理されたアルミニウム板
に、合成例で得た&4の感光性ポリビニルアルコール3
.1?を水96.9rに溶解して成る感光液をローラコ
ートRCP −551を用いて塗布し、乾燥した。乾燥
後の感光膜の厚さは1.0ミクロンであった。
次いで、実施例1と同様な方法で、露光、現像、染色処
理を順次行った。染色処理後、セロハンテープのはり跡
が版上に再現されたので、これをアラビアゴム液(Be
 14’)で塗りつぶした。
次に、版を乾燥後、実施例1と同様な方法でラッカー盛
り、現像インキ盛り、剥膜及びゴム引き処理を順次行っ
て、平凹版印刷版を作成した。
この印刷版を印刷機にセットして印刷したところ、セロ
ハンテープのはり跡は全く印刷物に再現されなかった。
実施例5 実施例1において、感光性ポリビニルアルコールとして
合成例で得た屓5のものを用いた以外は、実施例1と全
く同様にして平凹版印刷版を作成した。
この印刷版を用い、実施例1と同様な印刷テストを行っ
たところ、実施例1と同様な結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の平凹版用感光性印刷版材を作成する
ための製造工程を示す説明図、第2図は、前記印刷版材
を用いて印刷版を製版するための製版工程を示す説明図
である。 図中、符号1ば金属支持体、5は感光層、8は銅めっき
皮膜、9はラッカ一層、10は現像インキ層、11はア
ラビアゴム層である。 特許出願人  工業技術院長 等々力  達(ほか1名
) 復代理人 阿  形    明 第  1  図 [1[二■「 (イ)                      
 (ロ)に)            (ホ) (ト)             QうQつ 第       2 (す) 図 )1頁の続き ■Int、CI、’       識別記号   庁内
整理番号≧・発 明 者  栃 澤   哲 明  船
橋南米ケ崎町56旙地究所内 多発 明 者  林     敬  −船橋南米ケ崎町
56旙地究所内 多発 明 者  杉  浦     等  船橋南米ケ
崎町56旙地究所内 東洋合成工業株式会社感光材研 東洋合成工業株式会社感光材研

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属支持体上に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1は四級化された芳香族性含窒素複素環残
    基、R^2は水素原子又は低級アルコキシ基、mは0又
    は1、nは1〜6の整数である) で示される構成単位を有する感光性ポリビニルアルコー
    ルの感光層を設けて成る平凹版用感光性印刷版材。
JP16529385A 1985-07-26 1985-07-26 平凹版用感光性印刷版材 Granted JPS6225750A (ja)

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