JPS62248125A - 長尺状磁気記録媒体 - Google Patents

長尺状磁気記録媒体

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JPS62248125A
JPS62248125A JP9060986A JP9060986A JPS62248125A JP S62248125 A JPS62248125 A JP S62248125A JP 9060986 A JP9060986 A JP 9060986A JP 9060986 A JP9060986 A JP 9060986A JP S62248125 A JPS62248125 A JP S62248125A
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JP
Japan
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polyurethane resin
recording medium
magnetic recording
magnetic
back layer
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Pending
Application number
JP9060986A
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English (en)
Inventor
Takahito Miyoshi
孝仁 三好
Yutaka Tsunoishi
裕 角石
Masatoshi Takahashi
昌敏 高橋
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、バック層を有する長尺状の磁気記録媒体に関
する。
[発明の背景] 磁気記録媒体は、電磁信−)の記録用として広く使用さ
れており、使用の態様にあわせてテープ状、ディスク状
、あるいはカード状などの種々の形態のものか利用され
ている。このような磁気記録媒体の中でテープ状のもの
は、オーディオ用、ビデオ用およびコンピュータ川など
の磁気記録媒体として使用されている(以下、本発明に
おいてはこのような長尺状(テープ状)の磁気記録媒体
を巾に「磁気テープ」と記載することもある)。
磁気テープの内、オーディオ用およびビデオ用のものは
、カセットに収容されて用いられることが多くなってき
ている。近時、カセットに収容された磁気テープにおい
ては長時間記録化の要求が強くなってきており、従って
、規格化されたカセット内部にできるたけ長い磁気テー
プを収容できるように次第に薄い磁気テープか使用され
るようになってきている。
このような薄い磁気テープに強度を付与し、さらに磁気
テープ裏面と走行系との接触性を改善して走行性能を確
保するために、非磁性支持体の磁性層が備えられていな
い而にバック層(バックコート層)が備えられた磁気テ
ープが既に開発され、利用されている。
一般に、バック層は、非磁性粉末が結合剤中に分散され
てなる。バック層の表面には、磁気テープの走行性能を
向上させるために適当な凹凸か必要となる。すなわち、
バック層の表面が過度にモ滑であると、走行系との接触
面積が増加して摩擦係数か高くなり、磁気テープの走行
性能が低下する。一方、バック層表面の凹凸の程度が過
度になると、磁気テープの製造時、特に磁気テープを巻
いた状態での熱処理工程などにおいてバック層表面の凹
凸が、その表面に接触している磁性層に転写され(すな
わち、磁性層の表面にWJPiな凹凸が形成され)、こ
のため磁気テープの’;tt磁変換性変換特性する。従
って、バック層の製造に際しては非磁性粉末の粒径分布
を調整するのみならず、非磁性粉末の結合剤中の分散を
向上させる必要がある。
本発明者等は、上記のようなバック層を形成するために
用いられる樹脂成分として、ポリウレタン樹脂と、ニト
ロセルロースのようなセルロース誘導体とを組み合わせ
、さらにポリイソシアネート化合物を用いて結合剤とし
たバック層を有する磁気記録媒体を既に発明しており、
この発明は特許出願され、既に出願公開されている(特
開昭56−98719号公報参照)。
すなわち、基本成分としてポリウレタン樹脂とセルロー
ス誘導体とを併用することによりバック層の層厚の薄い
家庭用ビデオテープあるいはオーディオテープとしては
比較的良好な特性を示すバック層とすることかできるこ
とは既に知られている。
このように、樹脂成分としてポリウレタン樹脂およびセ
ルロース誘導を用いて調製されたバック層を有する磁気
記録媒体は、必要な諸特性において実用上使用しftl
るレベルにある。
しかしながら、本発明者が更に詳細に検討したところ、
電磁変換特性が予定している値よりも低くなる傾向があ
ることが判明した。そして、この問題は、更に検討を行
なった結果、用いた樹脂成分の内、セルロース誘導体は
、バック層に含まれる非磁性粉末に対して比較的良好な
分散性能を示すが、ポリウレタン樹脂は、これと比較す
ると分散性能が劣るためであることが判明した。すなわ
ち、このポリウレタン樹脂の分散性能に起因して、分散
不充分の非磁性粉末がバック層表面の凸部を形成し、熱
処理工程において巻き取られた磁気テープ原反の磁性層
とバック層とが接触することにより、この凸部が磁性層
表面に転写されるためであることが判明した。
[発IJIの1的] 本発明の目的は、バック層を有する磁気記録媒体であっ
て、走行耐久性と電磁変換特性とか共に優れた長尺状の
磁気記録媒体を提供することにある。
[9,明の要旨] 本発明は、非磁性支持体の一面に磁性層か備えられ、他
面にポリウレタン系樹脂、セルロース誘導体およびポリ
イソシアネート化合物から形成された結合剤に非磁性粉
末か分散されているバック層が備えられてなる長尺状磁
気記録媒体において、該ポリウレタン系樹脂か、−CO
OM。
−3o、M、−0SO,M及び−PO(OM“)2より
なる群から選ばれた少なくとも一種の極性基を有する繰
り返し中位を含むことを特徴とするり尺状磁気記録媒体
にある。
ただし、Mは水素原子あるいはアルカリ金属原Y−を表
わし、またM′は水素原子、アルカリ金属原子あるいは
低級炭化水素基を表わす。
[発明の効果] 本発明の長尺状磁気記録媒体(磁気テープ)では、その
バック層の構I&成分であるポリウレタン系樹脂に極性
基を導入したことにより、バック層に含有されている非
磁性粉末の分散状態か改善されるので、バック層内の非
磁性粉末の分散状態が不良であるために生ずるパック層
表面の凹凸が極めて少なく、従って、磁気テープ原反な
巻き取った状態での硬化反応の際の原反の収縮により。
バック層の表面状態が磁性層表面に写ることが少なく、
磁性層の表面の平滑な状態が!Ik持される。
従って、磁性層表面の平滑な状態が保持されるので磁性
層表面と磁気ヘットとのスペーシングロスなどによる電
磁変換特性の低下が少ない。
そして、極性基を有するポリウレタン系樹脂を使用して
も、基本的にポリウレタン系樹脂およびセルロース誘導
体を使用することにより享受される走行性および走行耐
久性などの優れた特性は損なわれることがない。
[発11の詳細な記述] 非磁性支持体の一方の側の表面に磁性層を備えてなる長
尺状磁気記録媒体、すなわち磁気テープは既に公知であ
り、それぞれの材料、形状等は本発明の長尺状磁気記録
媒体の製造に利用することができる。たとえば、非磁性
支持体としては一般にプラスチック製支持体が利用され
る。磁性層は強磁性粉末が結合剤に分散されてなる層で
ある。
強磁性粉末としては、γ−酸化鉄系強磁性粉末、コバル
ト含有γ−酸化鉄系強磁性粉末、強磁性金属微粉末、バ
リウムフェライト、ストロンチウムフェライトなどが用
いられる。また、磁性層には任意に各種の添加材および
添加剤が含有される。
本発明の長尺状磁気記録媒体の特徴的構成はバック層の
構成にあるため、以下においてはバック層の構成を中心
にして説明する。
バック層は、非磁性粉末が結合剤に分散されてなる。
非磁性粉末としては、バック層用に粒状充填材として通
常用いられているものを利用することができる。
このような非磁性粉末の例としては、カーボンブラック
、グラファイトおよび無a質充填材粒してもよく、ある
いは二種具」二混合して用いてもよい、無機質充填材粒
子の素材の具体的な例としては、TiO2,Tie、Z
nO,CaO1Sn02  、  a−Fe203  
、  a  −A  l   2 0  x  、Cr
2O3,5i02、ZnS、MoS、、B a S O
a 、 Ca S Oa 、 M g C03、BNお
よびSiCを挙げることができる。これらの無機質充填
材粒子は単独で使用してもよく、あるいは二種以上混合
して用いてもよい、これらの非磁性粉末のなかでも、カ
ーボンブラック、グラファイト、TiO2、ZnO,B
aSO4およびCaSO4を単独で、あるいは二種以上
を組み合わせて使用することが好ましい。
非磁性粉末の粒子径、粒子の形状などについても特にU
@はなく、通常用いられている粒子径および形状のもの
を用いることができる。
カーボンブラックを用いる場合、通常は、平均粒子径が
10〜600 m 延の範囲内にあるものを用いる。
市 た   11騰りツ #嬉111 t& 梁を f
f1% ス Jム^C・l土   −6常は平均粒子径
がO,l〜lOルmの範囲内にあるものを用いる。また
、非磁性粉末の形状も、球状、針状、板状、サイコロ状
などの種々の形状のものを用いることができる。
このような非磁性粉末は、バック層の結合剤100重I
&1部に対して通常25〜500重14部(好ましくは
50〜300重鼠部)の範囲内で用いる。非磁性粉末と
結合剤の比率で固体粒子が多すぎると固体粒子の脱落(
いわゆる粉落ち)か発生しやすくなり、逆に非磁性粉末
が少なすぎるとバック層の摩擦係数が増大する傾向があ
り、それが過度になるとバック層付設の意味がなくなる
上記の非磁性粉末は結合剤に分散されてバック層を形成
する。
磁気テープのバック層用の樹脂成分としては前述のよう
にポリウレタン樹脂とセルロース誘導体(例、ニトロセ
ルロース)か主に用いられていた。これは、家庭用ビデ
オテープおよびオーディオテープは、放送局用などの特
殊用途のものとは異なり、バック層が非常に薄いので強
靭性と成程度の弾性とを必要とするからである。すなわ
ち、強靭性と成程度の弾性とを有するバック層を形成す
るためには、を記のポリウレタン樹脂とセルロース誘導
体の組み合わせか好適とされていた。
しかしながら、このポリウレタン樹脂およびセルロース
誘導体と、非磁性粉末との親和性について詳細に検討す
ると、バック層の構成成分である非磁性粉末に対するポ
リウレタン樹脂の親和性か必ずしも良好ではなく、これ
に起因して非磁性粉末の分散状態が不良になることかあ
ることが判明した。
本発明で用いるセルロース誘導体は、通常使用されてい
るものから選択される。
セルロース誘導体の例としては、ニトロセルロース、ア
セチルセルロース、プロピオン酸セルロース、I’ll
l$酸セルロース、硫酸セルロース、燐酸セルロースお
よび硝酸酢酸セルロースを挙げることができる0本発明
においては特にニトロセルロースを用いることが望まし
い。ニトロセルロースは通常のものを使用することがで
きるが、特に硝化度11.5〜12.2%のものの使用
が好ましい。
本発明で使用するポリウレタン系樹脂は、J4i性基を
有する繰り返し単位を有している。ポリウレタン系樹脂
に導入されている極性基を有する繰り返し単位は、−5
o、M、−0SO,M。
−COOM及び−PO(OM’)2を有するものであり
、これらは単独であっても二以上が組み合わされていて
もよい。
ここで、M及びMoは前記と同し意味である。
これらのなかでも−3O3Naを有する繰り返し単位3
よび/または−COOHを有する繰り返し単位を有する
ポリウレタン系樹脂の使用が好ましい。
ポリウレタン系樹脂中における極性基を有する綴り返し
単位の含有率は1通常o、oot〜5.0モル%(好ま
しくは、0.01〜2.0モル%)の範囲内にある。特
定の極性基を有する繰り返し単位の含有率が0.001
モル%より少ないと罪W+l+−粉↓の分り件が不充ろ
)となることかあり、5.0モル%より多いとポリウレ
タン系樹脂が吸湿性を有するようになり耐候性が低下す
ることがある。
このようなポリウレタン系樹脂は、たとえば次にように
して製造することかできる。
一般にポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート化合物
とポリオール成分との反応により製造される。そして、
一般にはポリオール成分としてポリオールと多塩基酸と
の反応により得られるポリエステルポリオールが使用さ
れている。
本発明におけるポリウレタン系樹脂は、この公知のポリ
ウレタン樹脂の製造方法を利用して、多塩基酸の一部も
しくはポリオールの一部として極性基を有する多塩、J
Ji酸もしくは極性基を有するポリオールを使用してポ
リエステルポリオールに極性基を導入し、このポリエス
テルポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応さ
せることにより得ることができる。
極性基を有する多塩基酸および極性基を有するポリウー
ルの例としては、5−スルホイソフタル酸、2−スルホ
イソフタル酸、4−スルホフタル酸、3−スルホフタル
酸、5−スルホイソフタル酸ジアルキル、2−スルホイ
ソフタル酸ジアルキル、4−スルホフタル酸アルキル、
3−スルホフタル酸アルキル、およびこれらのナトリウ
ム11!およびカリウム塩並びにジメチロールプロピオ
ン酸およびこのナトリウムあるいはカリウム塩を挙げる
ことかできる。
この反応自体は既に公知であり、本発明においても公知
の方法に従って行なうことができる。
なお、ポリエステルポリオールの調製の際に用いる極性
基を有しないポリオール成分の例としては、トリメチロ
ールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリ
メチロールエタン、ネオペンチルグリコール、ペンタエ
リスリトール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコールおよびジエチレングリコール
を挙げることができる。極性基を有しない多塩基酸の例
としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ア
ジピン酸、三量化リルイン酸、セパチン酸およびマレイ
ン酸を挙げることかできる。
このようにして得られる特定の極性基を有するポリエス
テルポリオールの数モ均分子量は、通常500〜800
0の範囲内に調整される。
ポリイソシアネート化合物の例としては、ジフェニルメ
タン−4,4°−ジイソシアネート。
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
トなどのジイソシアネート3モルとトリメチロールプロ
パン1モルの反応子I&物、ヘキサメチレンジイソシア
ネート3モルのビューレットアダクト化合物、トリレジ
ンイソシアネート5モルのイソシアヌレートアダクト化
合物、トリレンジイソシアネート3モルとへキサメチレ
ンジイソシアネート2モルのイソシアヌレートアダクト
化合物、ジフェニルメタンジイソシアネートのポリマー
を挙げることができる。
ポリウレタン系樹脂の数平均分子量が、通常10.00
0〜200,000  (好ましくは!5,000〜6
0,000)の範囲内となるように反応条件を設定する
なお、上記の製造法の他に、予め水酸基をするポリウレ
タン樹脂を調製し、この水酸基と、極性基および塩素原
子を含有する化合物(例、モノクロル酢酸)との脱塩酸
反応により極性基を導入する方法を利用することもでき
る。
なお、ポリウレタン樹脂への極性基の導入に関しては、
前述のように特公昭54−157603号、同5B−4
1565号、特開昭57−92422号、同57−92
423号などの公報に記載があり1本発明においてもこ
れらを利用することができる。
本発明のバック層の結合剤は上記のセルロース誘導体と
ポリウレタン系樹脂とを組み合わせて使用する0通常ポ
リウレタン系樹脂とセルロース誘導体とは重量比で、9
0:10〜10:90(好ましくは30 : 70〜6
0 : 40.特に好ましくは60 : 40〜so 
: so)の範囲内にて使用する。
このようにセルロース誘導体と特定の極性基が導入され
ているポリウレタン系樹脂とを使用することにより、セ
ルロース誘導体およびポリウレタン系樹脂と非磁性粉末
との親和性を向上させるように作用し、非磁性粉末のバ
ック層における分散状態が良好になり、分散不充分な非
磁性粉末に起因するバック層表面の凹凸が非常に少なく
なる。
さらに、バック層に塊状の非磁性粉末が少なく1個々の
粒子が結合剤より確実に固定されているので、走行中に
非磁性粉末が脱離し、これが磁性層表面に付着して信号
が欠落する現象(たとえばドロップアウト)を起すこと
も少なくなる。
また、ポリウレタン系樹脂が側鎖に極性基を有している
ので、これらの樹脂の硬化体は、バルキーになりバック
層が良好な弾性を有するようになる。
なお、結合剤は、上記のセルロース誘導体およびポリウ
レタン系樹脂の他に、通常バック層の結合剤として用い
られている樹脂を、結合剤全量に対して20重縫%以下
で混合して使用することもできる。
さらに1本発明の磁気テープのバック層を調製する際に
ポリイソシアネート化合物を用いる。ボリイソシアネー
ト化合物は、ポリウレタン系樹脂を製造する際に用いた
ポリイソシアネート化合物を使用することができる。
ポリイソシアネート化合物は、通常の範囲内て使用する
ことができるか、ポリウレタン系樹脂およびセルロース
誘導体の合計重量とポリイソシアネート化合物との重量
比が95=5〜60 : 40の範囲内にあることか好
ましく、その比か80=20〜70 : 30の範囲内
にあることか特に好ましい。
このようにポリウレタン系樹脂、セルロース誘導体およ
びポリイソシアネート化合物を用いることにより、ポリ
イソシアネート化合物がポリウレタン系樹脂とセルロー
ス誘導体との間に三次元的な架橋を形成し強靭な結合剤
とすることができる。特にポリウレタン系樹脂に導入さ
れている上記特定の極性基は、ポリイソシアネート化合
物と反応しやすく、ポリイソシアネート化合物がポリウ
レタン系樹脂とセルロース誘導体とを相互に連結するよ
うに架橋して、より強靭な結合剤を形成する。
支持体表面へのバック層の形成方法は既に知られており
、本発明のバック層も基本的には同様な操作により支持
体表面に形成することがてきる。
すなわち、たとえば、カーボンブラックおよび無a?j
充填材粒子などの非磁性粉末、結合剤、そして所望によ
り添加する他の添加剤か有機溶媒に分散あるいは溶解さ
れた塗布液を調製し、この塗布液を支持体表面に塗布し
たのち、乾燥して溶媒を蒸発させることによりバック層
か形成される。・また、バック層の厚さは、得られた磁
気テープにおけるバック層の厚さが通常3pm以下とな
るようにする。特に1本発明の結合剤を用いたバック層
は、・上記厚さを1.5μm以下(好ましくは0.2〜
1.2gm)として、家庭用ビデオテープあるいはオー
ディオテープに利用すると好適である。特に家庭用ビデ
オテープあるいはオーディオテープの場合、上記厚さを
1.5μmより厚くするとテープがカールすることがあ
る。
なお、磁性層およびバック層のいずれを先に付設しても
よく、また同時に付設してもよい。特に本発明の長尺状
磁気記録媒体は、支持体のそれぞれの面に磁性層および
バック層を同時に付設する方法が主に採られている家庭
用ビデオテープあるいはオーディオテープとして好適で
ある。
本発明の長尺状磁気記録媒体のバック層の表面には、潤
滑剤(例、高級詣助酸、金属石鍮、高級脂肪酸アミド、
高級脂肪酸エステル、鉱油、油脂系の有機化合物、シリ
コンオイル、常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素、フル
オロカーボン類)が存在していてもよい。潤滑剤をバッ
ク層の表面に存在させる方法としては、バック層の塗布
液に潤滑剤を溶解もしくは分散させる方法、 fil滑
剤の有機溶剤溶液を薄膜上に塗布し乾燥する方法および
fll滑剤の有機溶剤溶液を磁性層表面に塗布したのち
、その磁性層と前記バック層とを重ね合せる方法などが
挙げられる。
次に本発明の実施例および比較例並びに参考例を示す。
6例において1部」は「重t1″L部」を示す。
[実施例1] 厚さ147Lmのポリエチレンテレフタレートベース(
非磁性支1.ν体)の表面に以下に記載する組成の磁性
塗料を乾燥後の厚さが厚さ5.0JLmとなるように塗
布して磁性層を設け、それと同時にその反対側の面に乾
燥後の厚さが0.6g、mになるように以下に記載する
組成のバック層塗布液を塗布した。
塗布後、乾燥工程および表面平滑化処理を行ない、ただ
ちに巻き取りを行なった。
巻き1反られた原反な巻き取った状態で40°Cの温度
で48時間加熱処理を行ない、次いで原反な1部2イン
チ幅にスリットし、VHS型ビデオテープを得た。
得られたビデオテープのカラーS/N比を第1表に示す
磁性塗料組成 Co含有γ Fe2O,ioo部 (比表面請:35rn’/g Hc  二 6500e) 塩化ビニル/酢酸ビニル/無水 マレイン酸共重合体        15部(MPI−
TM、 I+信化学■製) ポリウレタン樹脂             6部(ク
リスボン6119、 大1−1本インキ化学工業■S1) ポリイソシアネート化合物       10部(コロ
ネー)−L−75、日本ポリウレタン■製)カーボンブ
ラック            3部(f均粒子すイズ
=20m用) Cr  2 0 3                
                  3 ?a整オレ
イン酸                 2部ステア
リン酸ブチル           1部ステアリン酸
            0.5部脂肪酸変性シリコー
ン          2部オレイン酸アミド    
       0.5部酢酸ブチル         
     240部メチルエチルケトン       
   120部バック層塗布液組成 カーボンブラック           80部(′+
−均粒子径: 20mJL) ニトロセルロース(硝化度+ 11.8%)    5
0部ポリウレタン系樹脂(ml)         5
0部ポリイソシアネート化合物       20部(
コロネートし−75,11本ポリウレタン■Sりシクロ
へキサノン            20部メチルエチ
ルケトン         SOO部上記のポリウレタ
ン系樹脂(”I)は以下に記載する方法により調製した
ちのである。
ポリウレタン系樹脂(本1) 温度計、攪拌機および部分還流式冷却装置を備えた反応
容器にジメチルテレフタレート582g、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸ジメチル157g、エチレングリ
コール434g、ネオペンチルグリコール728g、酢
酸亜鉛0.66g、酢酸ナトリウム0.08gを加え1
40〜220℃て2時間反応させ、次にセハチン酸12
12gを加え2時間反応させた後、反応系を30分間か
けて20 m m l gまて減圧し、さらに5〜20
 m m Hg、250℃で50分間重合反応を行って
ポリエステルポリオールを製造した。
得られたポリエステルポリオールは、テレフタル酸、5
−ナトリウムスルホイフタル酸ジメチル、セバシン酸、
エチレングリコール、ネオペンチルグリコールか、15
.3:2.9:30.7:22.5:2B、6のモル比
で結合しているポリエステルポリオールであった。
温度計、攪拌機、還流式冷却器を備えた反応容器中に1
−記ポリエステルボリオール1000Fffi、トルエ
ン1280g、メチルイソブチルケトン850g、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート71g、ジブチル錫ジラ
ウレート1.2gを加え、70〜90°Cで8時間反応
させた。得られたポリウレタン系樹脂中には5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸ジメチルか0.25モル%か重
合していた。
なお、本発明において諸物性の測定は次のようにして行
なった。
立う二二互lコ(几 測定は、市販のビデオテープレコーダ(NV−8300
、松下電器産業■製)を用いてビデオテープに記録した
カラー信号を11生し、バイパスフィルタ1OkHzお
よびローパスフィルタ500k)IzAMをかけたカラ
ー信号のS / N itをノイズメータ(925C、
シバツク−製)を用いて測定した。なお、カラーS/N
比は比較例1で得られたビデオテープのカラーS/N比
をOdBとしたときの相対値で表わした。
[実施例2] 実施例1において、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
ジメチル157gの代わりに無水メリット酸50gを使
用してポリウレタン系樹脂を製造し、これを用いた以外
は同様にしてVHS型ビデオテープを製造した。
得られたビデオテープのカラーS/N比を第1表に示す
[実施例3〜5] 実施例2において、カーボンブラックの代わりに、 実施例3;モ均粒子径0.2μmのT i 02実施例
4:平均粒:J′−径0.2pmのBaSO4実施例5
:モ均粒子径0.2終mのZnOをそれぞれ80部使用
した以外は同様にしてVH3型ビデオテープを製造した
得られたビデオテープのカラーS/N比を第1表に示す
[実施例6] 実施例1において、カーボンブラックの代わりに、f均
粒子径0.2pmのZnOを80部使用した以外は同様
にしてVH3型ビデオテープを製造した。
得られたビデオテープのカラーS/N比を第1表に示す
[比較例1] 実施例6において、ポリウレタン系樹脂(零1)の代わ
りに、極性基を有しないポリウレタン樹脂(日本ポリウ
レタン樹脂、N−2:104)を同量用いた以外は同様
にしてVHS型ビデオテープを製造した。
得られたビデオテープのカラーS/N比を第1表に示す
第1表 カラーS/N比 (dB) 実施例1       +2.7 同  2           +2. 5同  3 
          +2. 0同  4      
     +2. 0同  5           
+2. 0回  6           +2. 0
比較例10 手続7市正書 昭和61年11月14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体の一面に磁性層が備えられ、他面にポ
    リウレタン系樹脂、セルロース誘導体およびポリイソシ
    アネート化合物から形成された結合剤に非磁性粉末が分
    散されているバック層が備えられてなる長尺状磁気記録
    媒体において、該ポリウレタン系樹脂が、−COOM、
    −SO_3M、−OSO_3M及び−PO(OM′)_
    2よりなる群から選ばれた少なくとも一種の極性基を有
    する繰り返し単位を含むことを特徴とする長尺状磁気記
    録媒体: (ただし、Mは水素原子あるいはアルカリ金属原子を表
    わし、またM′は水素原子、アルカリ金属原子あるいは
    低級炭化水素基を表わす)。 2、ポリウレタン系樹脂における上記極性基を有する繰
    り返し単位の含有率が0.001〜5モル%の範囲内に
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の長尺
    状磁気記録媒体。 3、ポリウレタン系樹脂とセルロース誘導体との重量比
    が10:90〜90:10の範囲内にあることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の長尺状磁気記録媒体。 4、セルロース誘導体とポリウレタン系樹脂との合計重
    量とポリイソシアネート化合物の重量比が95:5〜6
    0:40の範囲内にあることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の長尺状磁気記録媒体。 5、ポリウレタン系樹脂が−COOHおよび/または−
    SO_3Naを有する繰り返し単位を含むものであり、
    かつセルロース誘導体がニトロセルロースであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の長尺状磁気記録
    媒体。 6、ニトロセルロースの硝化度が11.5〜12.2%
    の範囲内にあることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    記載の長尺状磁気記録媒体。 7、バック層の厚さが0.3〜1.2μmの範囲内にあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の長尺状
    磁気記録媒体。
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