JPS62244309A - コンバインにおける穀稈継送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は刈取装置で刈取った穀稈を抜法調節を兼ねた穀
稈搬送装置で脱穀装置に搬送供給するコンバインにおい
て、穀稈搬送装置から脱穀装置のフィードチエンに穀稈
を継送する装置に関する。

（ロ）従来例 従来、刈取装置で刈取った穀稈を前部を中心として傾動
することにより抜法調節を行なう穀稈搬送装置で脱穀装
置に供給するようにしたコンバインにおいて、前記穀稈
搬送装置を構成する株元穢送チェンの下面から脱穀装置
のフィードチエンの外側下部に向けて剛性の大なる太い
払い杆を突設して搬送された穀稈の株元部を横側方へ払
うようにしたものは特開昭５２−　ｆ３５０４０号公報
により既に知られている。

また、穀稈搬送装置の後部を中心で傾動することにより
抜法ｍｆｌＪする方式のコンバインにおいて太いガイド
杆を穀稈搬送装置ηの下部に固定し、抜法調節した時、
前記ガイド杆の後端がフィードチエンの始端と抜法調節
時に干渉しないようにフィードチエンの始端から離間さ
せたものも既に知られている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 前記既知のコンバインにおける穀稈搬送装置首を長稈に
対して抜法調節すべく傾動すると、穀稈搬送チエンの保
持枠と一体な払い杆が、フィードチエンの搬送面より下
方で大きく横側方へ突出してフィードチエンの始端から
離間し、それにより倒伏穀稈のような軟弱な穀稈は、中
間部が垂れ下って株元端部が抜は落ちたり、後続の穀稈
と干渉して絡んで詰りを生じた。

また、寒冷地における超短稈株元端部に対して成板３Ａ
ＩＭする時、払い杆がフィードチエンの側面に衝突して
それ以上内方へ移動させることができず扱残しを生じた
。

この方式を穀稈搬送体が後部中心で傾動して抜法調節す
る穀稈搬送装置に適用した場合、短稈に対して成板調節
すると、ガイド杆の終端がフ。−ドチンの始端より下降
すると共に横側方へ１箪間するので穀稈の株元部が外れ
て稈洩れを生じた。

また、前記既知のもののうち後者は短稈に対して成板調
節した時、ガイド杆がフィードチンの始端より下降する
ので稈洩れを生じた。

（ニ）問題点を解決するだめの手段 本発明は刈取装置と脱穀装置との間に刈取穀稈を挟持搬
送して脱穀装置に供給する穀稈搬送装置配設し、該穀稈
搬送装置の株元挟持搬送体の終端を脱穀装置のフィード
チエンの始端に近接して臨ませたコンバインにおいて、
前記株元挟持搬送体を構成する搬送チェ７の枠体の下部
に、側面視で前記フィードチエンの始端と上方の押えガ
イドとの間に臨む穀稈支持ガイド杆を取付け、該穀稈支
持ガイド杆を弾性体で構成することにより、穀稈に対し
て抜法調節を行なった時、又は、機体を回行させるべく
前処理装置を昇降させた時等に、穀稈支持ガイド杆が下
降してその終端が脱穀装置のフィードチエンの始端上面
に重合しても、自在に変形して穀稈搬送チエンの終端か
ら排出された穀稈の株元部を脱落させることなく確実に
支持してフィードチエンに継送するようにして前述の問
題点を解決した。

（ホ）作用 刈取装置で刈取られた穀稈は穀稈搬送装置により挟持搬
送され、その終端で穂側は接部搬送体により脱穀装置の
供給口に挿入され、株元部は株元挟持搬送体からフィー
ドチエンの始端に継送される。

そして、穀稈の稈長に応じて前記穀稈搬送体の少なくと
も株元搬送体を上下傾動して抜法調節を自動又は手動に
より行なう。

その際、長稈に対して成板調節を行なうと、前記穀稈搬
送装置を構成する株元搬送体の後部から延出した穀稈支
持ガイド杆は上昇回動するが、株元搬送装置の終端から
排出された穀稈の株元部は自重により撓みその後端がフ
ィードチエンの始端上に重合するので、穀稈支持ガイド
杆は穀稈の枕元部を支持しながら誘導してフィードチエ
ンのｈ面に直接受渡し、また、短稈に対して成板調節す
ると、前記穀稈支持ガイド杆は下降して２イー１チエン
の上面に圧接されるので、撓み、その状態で前記穀稈を
支持案内し、その終端からフィードチエンにスムーズに
継送し、いずれの場合も稈もれすることがない。

また、作業中に機体を同行させる場合、前処理装置を上
昇させると、前記穀稈支持ガイド杆の終端は下降するが
前述の成板調節時と同様穀稈支持ガイド杆の終端がフィ
ードチエンの上面に重合するので、稈もれを生ずること
がなく、穀稈搬送装置中の穀稈を、前処理装置を上昇さ
せた状態でも穀稈継送を確実に行なうことができる。

また、穀稈が少ない場合、又は別路り時に穀稈が少なく
なった場合にも稈もれを防止することができる。

（へ）実施例 本発明の一実施例を図面について説明すると、１は走行
装置２を有する機台３上の一側寄りに塔載した脱穀装置
であって、その他側には前部から順に操作盤４、運転席
５、穀粒タンク６及びエンジン等が配設してあり、前部
には分草体７、穀稈引起体８・・、刈刃及び掻込装置９
等からなる刈取装置１０と、糖部挟持搬送体１１及び株
元挟持搬送体１２からなる穀稈搬送装置１３とで構成し
た前処理装置１４を後部を中心として上下傾動するよう
に装着してあり、前記穀稈搬送装置１３はその後部を前
処理枠１５に横軸１６で軸支して上下傾動することによ
り抜法調節することができるようになっており、前記脱
穀装置１の扱口の外側下部にフィードチエン１７を張設
し、その上面には挟扼レール１８を対設しである。

また、前記地部挟持搬送体Ｉｔは搬送チエン２０ａに適
当な間隔をおいて多数のタイン２０◆・を装着すると共
にガイド杆２０ｂを対設して構成し、株元挟持搬送体１
２は各チエンプレートに突起を付設してなる搬送チエン
１２ａと保持枠２１に弾持されていて搬送チエン１２ａ
のチエンローラーに近接した挟持杆１２ｂとで構成しで
ある。

そして、前記搬送チエン１２ａを巻き掛けた枠体２２の
後部寄り下面に突設した一対の受板２３．２３には、押
圧力により容易に変形するスプリング杆からなる穀稈支
持ガイド杆２５の折曲した基部を斜め外側後方へ向かう
一定の姿勢を保つように螺着してあり、該穀稈支持ガイ
ド杆２５はその終端が平面視でフィードチエン１７と略
平行でかつそのチエンローラー１７ａ・・上にランプす
るように中間部が；）曲している。

また、１１１■記挟持杆１２ｂの保持枠２１は下向き口
字状に形成されていてその後端部には、上向きでかつ側
面視で前部が狭いテーパー状のコ字状枠２６をピン２７
により支架して巻きスプリング２８により１０部が上昇
し、後部が下降するように付勢してあり、１該コ字状枠
２６の下面には後端部が前記フィードチエン１７と挟扼
レール１８の始端との間に侵入する太い押えガイド４４
３０を固定し、前記コ字状枠２６の後部に、側面視で略
り字状をなし、正面視で下向き口字状をなす取付枠３１
を螺子３２で螺着し、この取付枠３１に、押えスプリン
グ杆３３の基部のコイル状に巻四部を嵌合し、基端部を
二字状枠２６の後部と取付枠３１の前部との間に挿通す
ると共に螺子３２に巻き付け、後部は前記フィードチエ
ン１７の始端側上昇部のチエンローラ１７ａ・・上に重
合圧接しである。

前述のコンバインにおいて、長稈を刈取脱穀する時は、
穀稈搬送装置１３を前記横軸１６を中心として第１図に
実線で示すように上昇傾動させて波板調節し、この状態
で立毛穀稈を掻込装置９により掻込んで刈取ると、刈取
穀稈は穀稈搬送装置１３により、波板調節されながら後
送され、その終端では地部挟持搬送体１１から地部側が
脱穀装置１の供給口の挿入され、株元部は前記フィード
チエン１７と挟扼レール１８の始端に受継がれて挟持搬
送され、その間に脱穀処理される。

そして、穀稈の株元部が穀稈搬送装置１３からフィード
チエン１７に受継される時、前記押えガイド棒３０と押
えスプリング杆３３は株元部の上面を押さえながら案内
するが、一方の剛性の大なる押えガイド棒３０は、稈量
が多くても挟扼レール１８の始端部とフィードチエン１
７の始端傾斜部の上部寄りとの間に確実に押さえながら
挾み込ませ、撓み易い押えスプリング杆３３は稈量が少
ない場合にその枕元部上面を押さえながら前記押えガイ
ド棒３ｏに受継がせ、枠体２２から突出した前記穀稈支
持ガイド杆２５はその基部寄りの弯曲部により株元部を
順次押し出されて搬送チエン１２ａから離脱させると共
に下面を支持されながら前記押えスプリング杆３３と共
働して挟持しながら後方へ案内し、漏れなくフィードチ
エン１７の上面に受渡す。

また、短稈に対して穀稈搬送装置１３を下降傾動させて
波板調節した場合、押えスプリング杆３３及び穀稈支持
ガイド杆２５は第１図に鎖線で示す如く下降するが、該
穀稈支持ガイド杆２５はフィードチエン１７から離間す
ることなく、該フィードチエン１７に圧接される度合に
順応して容易に撓み、そのチェンプレート間のチエンロ
ーラ１７ａ・赤土に重合するので、該穀稈支持ガイド杆
２５の終端がフィードチエン１７の始端から離間して穀
稈が受継部でもれたり、外側方へ離間して突出長さが短
くなった株元部がフィードチエン１７に受継される前に
脱落したりすることがなく、洩れなく確実に継送するこ
とができる。

（へ）発明の効果 本発明は前述のように刈取装置１０と脱穀装置１との間
に刈取穀稈を挟持搬送して脱穀装置１に供給する穀稈搬
送装２１１３を配設し、該穀稈搬送装置ｌ３の株元挟持
搬送体１２の終端を脱穀装置１のフィードチエン１７の
始端に近接して臨ませたコンバインにおいて、前記株元
挟持搬送体１２を構成する搬送チェ７１２＆の枠体の下
部に、側面視で前記フィードチエン１７の始端と上方の
押えガイドとの間に臨む穀稈支持ガイド杆２５を取付け
、該穀稈支持ガイド杆２５を弾性体で構成したので、穀
稈連送装置１３を傾動して吸深調節を行なって株元挟持
搬送体１２の終端部とフィードチエン１７との間隔が広
狭に変化した時、穀稈支持ガイド杆２５は上記間隔の変
化に順応して容易に変形することとなり、それにより穀
稈支持ガイド杆２５はその後部がフィードチエン１７に
対して前後又は外側方へ離間することがなく平面視で常
にフィードチエン１７上にラップした状態で搬送された
穀稈の株元部の下面を支持してフィードチエン１７の始
端部上面に案内誘導゛し、穀稈を洩れなくフィードチエ
ン１７の始端側に継送することができる。４、図面の簡
単な説明図面は本発明の一実施例を示すものであって。

第１図は要部の側面図、第２図は同上平面図、第３図（
ａ）は穀稈支持ガイド杆の支持部の側面図。

（ｂ）は同上正面図、第４図は要部の正面図、第５図は
コンバインの側面図である。

ｌ−・脱穀装置、１２ａ・・搬送チェ７．１７・・フィ
ードチエン、２１・・保持枠、２５・・穀稈支持ガイド
杆、３３・・押えスプリング杆 手続補正書Ｃ″ｊ′ｉ幻 昭和６１年７月　５日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刈取装置１０と脱穀装置１との間に刈取穀稈を挟持搬送
   して脱穀装置１に供給する穀稈搬送装置１３を配設し、
   該穀稈搬送装置１３の株元挟持搬送体１２の終端を脱穀
   装置１のフィードチエン１７の始端に近接して臨ませた
   コンバインにおいて、前記株元挟持搬送体１２を構成す
   る搬送チエン１２ａの枠体の下部に、側面視で前記フィ
   ードチエン１７の始端と上方の押えガイドとの間に臨む
   穀稈支持ガイド杆２５を取付け、該穀稈支持ガイド杆２
   ５を弾性体で構成したことを特徴とするコンバインにお
   ける穀稈継送装置。