JPS6224423A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPS6224423A
JPS6224423A JP16335885A JP16335885A JPS6224423A JP S6224423 A JPS6224423 A JP S6224423A JP 16335885 A JP16335885 A JP 16335885A JP 16335885 A JP16335885 A JP 16335885A JP S6224423 A JPS6224423 A JP S6224423A
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protective film
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magnetic recording
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JP16335885A
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Susumu Ito
伊東 進
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フロッピーディスク媒体、磁気テープ媒体等
に代表される磁気記録媒体用の磁気記録媒体、しかもそ
の磁性膜が薄膜から成る磁気記録媒体とその製造方法に
関するものである。
(従来技術) フロッピーディスク媒体、磁気テープ媒体等に代表され
る磁気記録媒体には、それぞれ特徴ある磁気記録媒体が
使われている。その構造は、基本的に、それぞれの媒体
に適した形状の可撓性基体と、その上に形成された保磁
力(He)が300〜15000e程度の磁性膜と、化
学的安定性を保証する為に必要に応じ設けられた保護膜
と、磁気ヘッドとの接触摩耗について長期信頼性を保証
する為に必要に応じ設けられた潤滑剤とから成る。
(従来技術の問題) 磁気記録媒体には多くの要請事項があるがその中でも特
に重要な高信頼度の保証に関し、現在は潤滑剤が不可欠
とされるようになりてきている。
潤滑剤の中でも固体のものは、磁気ヘッドとの摩耗によ
り散逸してしまうため、長期信頼性保証は内錐であり、
比較的散逸量の少ない液体潤滑剤を多用する傾向にある
。しかし、液体潤滑剤の塗布量を多くすると磁気ヘッド
の摺動面(スライダー面)にも密着し、いわゆる“吸着
現象”を生じ動摩擦係数も増大するため媒体走行乱れを
発生するという欠点があった。一方液体潤滑剤の塗布量
を少くすると潤滑剤としての作用を為さなくなり、摩擦
のため劣化を生じるという問題があり、結局潤滑剤の塗
布厚には例えば100人±20にといった極めて厳しい
条件が課せられていた。また可撓性基体の表面粗さがx
ooA以下になると特に磁気テープではテープ同志の吸
着を生じ媒体走行乱れを生じるという欠点もあった。
(発明の目的) 本発明の目的は磁気記録媒体に昧せられた長期信頼性の
保証に対する上述の様な現実的難点を克服するための、
磁気記録媒体及びその製造方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は可撓性基体と、その表面に設けられた磁性膜と
、その磁性膜の表面に設けら−れた保護膜とを含みしか
も前記保護膜がその膜厚を越えない範囲でその表面に凹
凸を有し、前記保護膜の表面に前記保護膜の母材の化成
処理膜もしくは、潤滑剤を有する構造を持ち、又、前記
磁性膜、前記保護膜、前記保護膜表面の凹凸加工、前記
保護膜の化成処理膜及び前記潤滑剤の形成工程を有する
製造方法より成る。さらに可撓性基体の片方の面には前
記磁性膜、前記凹凸付き保護膜、前記化成処理膜を設け
もう一方の面には、前記可撓性基体の機械的強度を大き
く変えないで凹凸を設けることを特徴とする。
(構成の詳細な説明) 本発明は可撓性磁気記録媒体の表面に形成された微細な
凹凸が摩耗特性を改良し、かつ潤滑剤を塗布する場合で
も液体潤滑剤の塗布膜厚のマージンを大巾に広げ得る、
即ち、前記微細な凹凸程度のマージンを優るこことが出
来るという新しい知見をもとてなされたもので、この知
見をさらに実用的観点から磁気記録媒体としての適切な
構成に適用したものである。
以下、図面を用いて詳細に説明する。第1図は本発明の
構成を示す図で、同図(a)は可撓性基体1の表面に磁
性膜2を設け、その上に自らの膜厚を越えない範囲で微
小凹凸を有する保護膜3を設けた磁気記録媒体を、同図
fb)は、同図(a)で示した構成の表面に潤滑剤4を
設けた磁気記録媒体を、同図(c)は同図(a)で示し
た(A成の深物膜3の表面に保護膜3を母材としで化成
処理した化成処理@5を設けた磁気記録媒体を、同図(
d)は同図(c)で示した構成の化成処理膜5の表面に
I′17j滑剤4を設けた磁気記録媒体をそれぞれ示す
。同図(e)は可撓性基体1の片方の而(以下A面と称
す)に磁性膜2を設け、その上に自らの膜厚を越えない
範囲で微小凹凸を有する保護膜3を設け、一方、0〕撓
性基体1のもう一方の而(以下3面と称す)には、この
可撓性基体1の機械的強度を大きく変えない範囲(望ま
しくは基体1の膜厚の10%以下)で凹凸を設けた磁気
記録体を、同図(f)は同図(e)で示した構成の表面
に潤滑剤4を設けた磁気記録体を、同図(g)は同図(
elで示した構成の保護膜3の表面に保護膜3を母材と
して化成処理した化成処理膜5を設けた磁気記録体を、
同図(h7は同(W (g’)で示した構成の化成処理
膜5の表面に潤滑剤4を設けた磁気記録体をそれぞれ示
す。フロッピーディスクとしては、同図・at乃至(d
)に示した構成が、磁気テープとしては同図(e)乃至
(h)に示した構成が適する。
第2図は第1図で示した本発明による磁気記録媒体を製
造するための方法を示す図で、可撓性基体20の表面を
清浄にするための表面処理を施す工程21と1次いで母
性膜を形成する工程22と、その上に沫−膜を形成する
工程23と1次いで。
この保護膜の表面に凹凸を形成する工程24と、この段
階で第1図(a)の磁気記録媒体が完成し、さらに潤滑
剤を塗布する工程25を経るとg1図(b)の磁気記録
媒体が完成し、また前記凹凸形成工程24に続いて、そ
の保護膜自身を化成処理する工程26.を経ると第1図
(e)磁気記録媒体が完成し、引続き潤滑剤塗布工程2
7を経ると第1図(d)の磁気記録媒体が完成する。以
上はフロッピーディスクに適した工程であるが磁気テー
プに適した工程としては、可撓性基体20のB面に、こ
の基体の機械的強ばを大きく変えない範囲で凹凸を形成
する工程28を最初に行い、次いでA面に対し、フロッ
ピーディスク用と同様の工程で、即ち、A面の表面処理
を行う工程21′、A面′の磁性膜形成工程2i、h面
の保護膜形成工程2ざ、A面の保護膜に凹凸を形成する
工程2イを経て第1図(e)の磁気記録媒体が完成し、
さらに潤滑剤をA面又はB匣又はA面B面両方に塗布す
る工程を経ると第1図(f)の磁気記録媒体が完成し、
また前記A面の保護膜に凹凸を形成する工程24′に経
いて、この保護膜自身を化成処理する工程26′を経る
と第1図(g)の磁気記録媒体が完成し引続きA面又は
B面又はA面Il1画方に塗布する工程を経ると第11
11(h)の磁気記録媒体が完成する。なお前記工程2
8は最初に行う必要はなく前記工程21′乃至27′の
間のいずれかの後に行っても良い。
第3図は従来の磁気記録媒体の構成の一例で。
可撓性基体31上に磁性膜32を形成し、その上に保護
膜33を形成したもの、さらに潤滑剤34を塗布したも
のを示したもので1両面に磁性膜32を有する同図(a
)及び(b)はフロッピーディスク用の。
片面にのみ磁性膜32を有する同図(e)及び(d)は
磁気テープ用の構成である。
本発明に使用できる材料の一例を以下に示す。
まず可撓性基体1としては、ポリエステル、ポリイミド
、ポリアミド、酢酸セルロース、ニトロセルロース、ポ
リメチルメタクリレート、ポリテトラフルオルエチレン
、ポリトリフルオルエチレン。
エチレン又はプロピレン等の重合体又は共重合体。
塩化ビニルの重合体又は共重合体、ポリ塩化ビニリデン
、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート等の有
機高分子フィルムが通し、またこのフィルムの表面に5
iO1、AJ103 、5ilN4 、Cr、 Ti 
Mo、’W等のいずれかを主成分とする非磁性層を有す
る有機高分子フィルムも適し1通常このフィルムの膜厚
としては、フロッピーディスク用には10〜150μm
位が、磁気テープ用には5〜50μm位が適する。
磁性膜2としては、保磁力が2000s以上の磁性層を
少くとも一層は組み込まれていることが必要で、そのよ
うな磁性層を形成する材料としては、r−Fezogを
主成分とする金属(Co、Cu、Si等)の酸化物との
混合体、 Ba−フェライト。
Co−P、Co−N1−P、Co−Ni−Mn−P、C
o−N1−Re−P。
Co −Ni−Mn−Re−P、Co−Cr 、Co−
Ni 、Co−Pt 、Co−Re 。
Co−8m、Fe−Nd、Fe−B、Co−V、Fe−
Cr−Co、NiFe等の合金或いは、これらの合金の
いずれかを主成分とする合金もしくは酸化物又は窒化物
との混合体。
CoとCooの混合体等が適する。
保護膜3としてはSin、 、AIO□5ilN、 、
AA’N。
BN、Si tctcr 、Mo *W、Rh*Ti 
e又はこれらのいずれかを主成分とする混合体もしくは
合金、非磁性NiP。
Co0−P、0B混合体、 Co0−B、0B混合体、
 CrO等が適する。
潤滑剤4としては、脂肪酸、金属石鹸等の炭化水素、シ
リコーンオイル6.フロロシリコンオイル。
パーフロロアルキルポリエーテル、テトロ70ロ工チレ
ン低重合体、カーボン、2硫化モリブデン等の固体潤滑
剤、もしくはこれらの混合物を直接又は適当な溶媒に溶
かしたり分散したものが適す ゛る。
次に本発明の一部である製造方法について述べる。可撓
性基体のB面に凹凸を設ける工程には、可撓性基体のB
面に#200〜#1000の研磨シートを軽く押し尚て
ながら可撓性基体又は研磨シート又はその双方を移動(
回転動作も含む)する方法や、後述の保獲膜表面に凹凸
を設ける工程に使われる方法(従ってB面にも凹凸を持
った保護膜が形成されることになる)が適する。可撓性
基体のA面もしくは、フロッピーディスクならば入面B
面の両方の表面処理工程には前記プラスチックフィルム
の表面を有機溶剤で洗浄又は軽くエツチングする工程或
いは、前記プラスチックフィルム又は前記非磁性層を有
するプラスチックフィルムの表面を逆スパツタ法により
軽くエツチングする工程が含まれる〇 磁性膜を形成する工程としては、基体上に前記合金を蒸
着する方法もしくは、r −F140sを主成分とする
場合は10’Torr以下の酸素分圧下でFeを主成分
とする合金を蒸着しその後水素中で還元後大気中で徐々
に酸化する方法(蒸着法)、前記磁性材料のターゲット
を作製し前記基体上にスパッタ法で前記磁性材料の薄膜
を形成する方法もしくはr −Fe20Bを主成分とす
る場合はFe 、Fe、04er−Fe20Bのターゲ
ットより10−’ Torr以下の酸素分圧下でスパッ
タされて形成された酸化鉄を水素中で還元し次いで大気
中で徐々に酸化する方法(スパッタ法)、前記磁性材料
の合金系、主としてCo−P、C’oNi−P、Co−
N1−W−P、Co−Ni−Mn−P。
Co −Ni −Mn −Re −P 、 Co −N
i −Re−P等を電解メッキもしくは無電解メッキに
より形成する方法(メッキ法)等のいずれかが用いられ
る。
保護膜を形成する工程としては、Si、A1等を含む有
機金属を溶媒で分散し、基体表面に塗布後焼成を行うこ
とによりSiやAノの酸化膜乃至窒化膜を形成する方法
(塗布法)、前記保護膜材のうちSL 、Cr 、Mo
 、W、Rh 、Tt等の金属又はこれらを主成分とす
る合金を蒸着する方法(蒸着法)、前記保護膜材からな
るターゲットをスパッタする方法(スパッタ法)、非磁
性NiP合金を無電解メッキする方法(メッキ法)等の
いずれかが用いられる。
本発明の第一の特徴である保護膜の表面に凹凸を設ける
工程には、保護膜の形成された可撓性基体を直線運動又
は回転運動もしく11両運動を併用した運動をさせつつ
、保護膜表面に所定の軽荷重で研磨シートを押しつける
方法(研磨法)、エツチング溶液中に超音波を加えなが
ら短時間浸す方法(ウェットエッチ法)、逆スパツタ法
により短時間スパッタエッチする方法(ドライエッチ法
)。
さらには保護膜形成時に凹凸を設ける方法として保護膜
材の蒸着時に基体表面に対する蒸着物質の入射角を80
°以下の斜め入射にする方法(斜め蒸着法)或いは非磁
性NiP膜を無電解メッキ法で形成する際に超音波を加
える方法(超音波メッキ法)等のいずれかが用いられる
本発明の第二の特徴である保護膜の表面を化成処理する
工程には、主としてSt 、Cr 、Mo 、W、Rh
 、Tiもしくはこれらを主成分とする合金、又は非磁
性NiPを保護膜材とする場合に適し、前記保護膜を有
する基体を弱酸に短時間浸漬する方法(酸処理法)、ク
ロム酸溶液に短時間浸漬する方法(クロメート法)、酸
化性雰囲気で焼成する方法(酸化法)、酸化性雰囲気で
加熱しながら紫外線を照射する方法C紫外線照射法)、
或いはこれらの方法の併用法のいずれかが用いられる。
潤滑剤を塗布する工程には、潤滑剤を膜厚調整のため必
要に応じ溶剤で稀釈後ローラーコート法、スピンコード
法、スプレー法又は浸漬法等で塗布する工程と、密層力
を強化するための焼成工程と。
必要に応じて余剰分を溶剤等で除去する工程とが含まれ
る。
以下本発明について、さらに具体的にするため本発明の
特徴とする保護膜表面の凹凸形成法と化成処理法を中心
にスパッタ法によるフロッピーディスクと蒸着法による
磁気テープに関し実施例を用いて説明する。
(実施例1) 厚さ50μmのポリイミドフィルム(表面粗さ0.01
μm以内)を可撓性基体1とし、以下入面B面共にその
表面を10’Torr以下の酸素分圧プラズマ下で表面
クリーニング(表面処理工8)を行い、次いで磁性膜2
として最初にNiFe合金を0.5μm次いで、CoC
r合金を0.2μmスパッタ法により形成した。磁性膜
2中のCoCr合金の膜面に垂直な方向の保磁力は40
00eであった。磁性膜2の保護膜3としてCrをスパ
ッタ法により500Å形成し、次いて逆スパツタを行っ
て平均200人を除去したところ、表面粗さが最大20
0大の微細凹凸が形成された。このポリイミドフィルム
を5.25インチ径のディスク状に打ち抜き、パーフロ
ロアルキルポリエーテル(デュポン社製商品名タライト
ツクス)をスピンコード法で塗布後、エーテルを含んだ
ガーゼで44<拭き取って磁気記録媒体とした。このと
きの濶滑膜の厚さは200士50人であった。
(実施例2) 実施例1と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
、保護膜としてのCr膜の逆スパツタシチングに代り、
稀硫酸に5秒浸漬後直ちに水洗乾燥する方法を採用した
。この時の保wk膜の表面に形成された凹凸は最大30
0大であった。
(実施例3)− 実■例1と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
保神膜としてのCr1ll’の逆スパツタエツチングに
代り、Cr原子が可撓性基体面に約10″の角度で入射
するように蒸着する方法(膜厚500人)採用した。こ
の時1呆護膜の表面に形成された凹凸は最大150人で
あった。
(実施例4) 実施例1と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
保護膜としてのCrスパッタ膜に代り、市販の無電解N
iP lツキ浴中に超音波撮動子で超音波を加えながら
10秒浸漬し非磁性NLP膜を500人形成する方法を
採用した。この時、保護膜の表面に形成された凹凸は最
大150人であった。
(実施例5) 実施例1乃至4のフロッピーディスクに対し。
潤滑剤を塗布する前に椰硝酸溶液に30秒浸漬しその後
200℃で10分大気中で焼成し化成処理膜5を形成し
、その後で実施例1と同様の手順で潤滑剤を塗布し磁気
記録媒体とした。
(実施例6) 実施例5と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
化成処理膜5の形成に除し稀硝酸浸漬をクロム酸&&に
代えた。
(実施例7) 実施例5と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
、化成処理膜5の形成に除し朽硝酸浸漬に代り大気中で
200℃に加熱しながら紫外線を照射する方法を採用し
た。
(比較例1) 厚さ50μmのポリイミドフィルム(表面粗さ0、01
 μm以内)を基体31とし、以下A面、B面共にその
表面を10= Torr以下の酸素分圧プラズマ下で表
面クリーニングを行い1次いで磁性膜32として最初に
NiFe合金を0.5μm次いで、CoCr合金を0.
2μmスパッタ法により形成した。
この後保藤膜33としてCrをスパッタ法により500
人形成し5.25インチ径のディスク状に打ち抜き、こ
の上にパーフロロアルキルポリエーテルをスピンコード
法で塗布後エーテルを含んだガーゼで軽く拭き取り磁気
記録媒体とした。このときの潤滑剤の厚さは200±5
0人であった。
(比較例2) 比較例1と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但し
保護膜としてのCr膜形成工程は除外した。
実施例1乃至7と、比較例1及び2とを市販の5.25
インチフレキシブルディスク媒体に装着してパスウェア
テスト及び媒体走行テストを行ったところ、比較例1及
び2ではいずれもパスウェアテストで60万1包程度媒
体走行テストでは時々“吸着現象”らしきものが見られ
回転ムラを生じたのに対し、実施列1乃至7はいずれも
パスウェアは300万回以上、回転ムラ無しという好結
果を得た。
(実施例8) 厚さ15μmのポリイミドフィルム(表面粗さ0.01
μm以内)を可撓性基体1としB面側を#400の研磨
シートを転く押し当てて移動させ表面に平均2000人
の凹凸を形成した。次いでA面をフレオンで洗浄後蒸着
媒体内にセットし、磁性膜2としてCoNi合金を酸素
分圧10’Torr以下で蒸着(膜厚1000人)11
次いで保護膜3としてCrを1000人蒸着した。この
時の保磁力!16000eであった。次いで保護膜3の
表面に凹凸を形成するため、$6000の研磨シートを
軽くA面に押し当て移動させることにより表面に最大5
00人の凹凸Rテープとして使い得る磁気記録媒体とし
た。
(実施例9) 実施例8と同様に磁気記録媒体を作成した。但し、B面
の凹凸形成法として、Tiの蒸着法を採用した。即ち、
このB面にTi原子が約10°の角度で入射するように
10=Torr以下の酸素分圧のもとで蒸着を行い10
00λの膜厚まで堆積させたところ表面の凹凸が最大2
00又となった。
(実施例io) 実施例8及び9と同様の工程で磁気記録媒体を作成した
。但し保護膜3の凹凸形成法として逆スパツタ法を採用
した。この時の表面粗さは最大250にであった。
(実施例11) 実施例8乃至10と同様の工程で磁気記録媒体を作成し
た。但し、保護膜3の凹凸形成、fモ、クロム酸溶液に
浸漬しその終大気中で200’C10分焼成し化成処理
膜5を形成した。
(実施例12) 実施例11と同様の工程で磁気記録媒体を作成した。但
し、化成処理膜5の形成法として、大気中で200℃に
加熱しながら紫外線を照射する方法を採用した。
(実施例13) 実施例8′PJ至12と同様の工程で磁気テープを作成
後さらに各A面にパーフロロアルキルポリエーテルをス
プレー法で塗布し、エーテルを含んだガーゼで軽く拭き
取って磁気記録媒体とした。この時の潤滑剤の膜厚は2
00±50人であった、(比較例3) 厚さ15μmのポリイミドフィルム(表面粗さ0.01
μm以内)を可撓性基体31とし、A面をフレオンで洗
浄後蒸着媒体内にセットし、磁性膜32としてCoNi
合金を酸素分圧10−’Torr以下で蒸着(膜厚10
00人)し次いで保護膜3としてCrを1000人蒸着
入出気記録媒体とした。
(比較例4) 比較例3と同様の工程で磁気テープを作成後。
さらにパーフロロアルキルポリエーテルをスプレー法で
塗布しエーテルを含んだガーゼで軽く拭き取って磁気記
録媒体とした。この時の潤滑剤の膜厚は200±50人
であった。
実施例8乃至13と比較例3及び4とを市販のVTR媒
体に媒体してスチルモード再生テストスタート・ストッ
プテストを行りたところ、潤滑剤の無い実施例8乃至1
2のいずれも30分前後のスチル再生が可能であったが
、比較例3では約10分しかもたなかった。この中でも
特に実施例11及び12の化成処理をしたものは長時間
の耐久力を示した。また潤滑剤を塗布したものでは、実
施例13では45分以上特に化成処理をしたものは。
1時間近くの耐久力を示したのに対し、比較例4では約
30分根度であった。またスタートストップテストでも
実施例13はすべてスムースな動きをしたのに対し、比
較例4では、吸着現象が生じ媒体走行乱れを生じた。
また、特に化成処理を有する磁気記録媒体は。
60℃85%相対湿度の環境下での腐蝕テストに対し、
殆んど腐蝕点の発生を見なかったが、このような化成処
理膜の無いものは、徐々に腐蝕点が発生しその数も増え
て行くことが分った。
(発明の効果) 以上のように本発明は、従来の磁気記録媒体に比し、耐
久性、媒体走行安定性、対吸着現象に関する潤滑剤膜厚
の許容厚が大きく、しかも化成処理を施したものは化学
的安定性にも優れていることが明らかであろう。このよ
うな特徴は先に述べた実施例に限られるものでなく、特
許請求の範囲に記載された構成と、製造方法を採用する
限りいずれにも備わる長所であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) 、 (c) 、 (d) 
、 (e) 、 (f) 、 (g)及びfll)は本
発明の具体的構成を示したものであり、第2国はもので
、1及び31は可撓性基体、2及び32は磁性膜、3及
び33は保護膜、4及び34は潤滑剤、5は化成処理膜
である。 \−,ノ 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、可撓性基体と、その表面に設けられた磁性膜と、そ
    の磁性膜の表面に設けられた保護膜とを含む磁気記録媒
    体であって、しかも前記保護膜がその膜厚を越えない範
    囲でその表面に凹凸を有することを特徴とする磁気記録
    媒体。 2、保護膜の表面に潤滑剤を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3、可撓性基体と、その表面に設けられた磁性膜と、そ
    の磁性膜の表面に設けられた保護膜とを含む磁気記録媒
    体であって、しかも前記保護膜がその膜厚を越えない範
    囲でその表面に凹凸を有し、さらにその凹凸の形成され
    た前記保護膜の表面に前記保護膜の母材の化成処理膜と
    を有することを特徴とする磁気記録媒体。 4、化成処理膜の表面に潤滑剤を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の磁気記録媒体。 5、可撓性基体の片方の面に磁性膜と、その磁性膜の表
    面に設けられた保護膜とを有し、しかも前記保護膜には
    、自らの膜厚を越えない範囲で表面に凹凸を有し、前記
    可撓性基体のもう一方の面には前記可撓性基体の機械的
    強度を大きく変えない範囲で凹凸を設けたことを特徴と
    する磁気記録媒体。 6、保護膜の表面に潤滑剤を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の磁気記録媒体。 7、可撓性基体のもう一方の面の表面に潤滑剤を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の磁気記録
    媒体。 8、可撓性基体の片方の面に磁性膜と、その磁性膜の表
    面に設けられた保護膜とを有し、しかも前記保護膜には
    自らの膜厚を越えない範囲で表面に凹凸を有し、さらに
    その凹凸の形成された前記保護膜の表面に前記保護膜の
    母材の化成処理膜とを有し、前記可撓性基体のもう一方
    の面には、前記可撓性基体の機械的強度を大きく変えな
    い範囲で凹凸を設けたことを特徴とする磁気記録媒体。 9、保護膜の表面に潤滑剤を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の磁気記録媒体。 10、可撓性基体のもう一方の面の表面に潤滑剤を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の磁気記
    録媒体。 11、可撓性基体表面に、磁性膜を形成する工程と、前
    記磁性膜表面に保護膜を形成する工程と、前記保護膜の
    表面に凹凸を設ける工程とを含むことを特徴とする磁気
    記録媒体の製造方法。 12、可撓性基体表面に磁性膜を形成する工程と、前記
    磁性膜表面に保護膜を形成する工程と、前記保護膜の表
    面に凹凸を設ける工程と、次いで前記保護膜の表面を化
    成処理する工程とを含むことを特徴とする磁気記録媒体
    の製造方法。 13、可撓性基体の片方の面に磁性膜を形成する工程と
    、前記磁性膜表面に保護膜を形成する工程と、前記保護
    膜の表面に凹凸を設ける工程と、前記可撓性基体のもう
    一方の面に凹凸を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。 14、可撓性基体の片方の面に磁性膜を形成する工程と
    、前記磁性膜表面に保護膜を形成する工程と、前記保護
    膜の表面に凹凸を設ける工程と、前記保護膜の表面を化
    成処理する工程と、前記可撓性基体のもう一方の面に凹
    凸を形成する工程とを含むことを特徴とする磁気記録媒
    体の製造方法。 15、保護膜の表面に凹凸を設ける工程後に潤滑剤を塗
    布する工程とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    11項及び第13項記載の磁気記録媒体の製造方法。 16、保護膜の表面を化成処理する工程後に潤滑剤を塗
    布する工程とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    12項及び第14項記載の磁気記録媒体の製造方法。 17、可撓性基体のもう一方の面に凹凸を形成後潤滑剤
    を塗布する工程とを含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第13項及び第14項記載の磁気記録媒体の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0194518A (ja) * 1987-10-06 1989-04-13 Hitachi Ltd 磁気記録媒体

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