JPS62243727A - プリント基板用圧延銅箔 - Google Patents

プリント基板用圧延銅箔

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JPS62243727A
JPS62243727A JP8772686A JP8772686A JPS62243727A JP S62243727 A JPS62243727 A JP S62243727A JP 8772686 A JP8772686 A JP 8772686A JP 8772686 A JP8772686 A JP 8772686A JP S62243727 A JPS62243727 A JP S62243727A
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copper foil
printed circuit
copper
rolled copper
oxygen
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Hajime Abe
元 阿部
Tomiyasu Kuriyagawa
厨川 富保
Noboru Hagiwara
登 萩原
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリント基板用として使用され、とくにその軟
化温度を低くせしめ得た無酸素銅圧延銅部に関するもの
である。
[従来の技術と問題点] 今日一般に市販されているプリント基板用圧延銅箔は、
タフピッチ銅よりなる銅箔であることは知られる通りで
ある。このタフピッチ銅は、酸素を200〜500pp
m程度含有し、組織内に、Cuz Oの形で析出してい
る。このため、タフピッチ銅箔は、酸素含有量の少ない
無酸素銅箔に較べ、可撓性や電気的特性に劣るきらいが
ある。しかし、酸素を含有するところから組織内の不純
物を酸化析出せしめる効果を有し、前記無酸素銅に比較
して軟化温度が低いという特徴がある。すなわち、12
0″CX24時間の熱処理で軟化せしめることができ、
プリント基板製造工程中に銅箔と基板を接着する接着剤
のキュア温度で軟化せしめることが可能であって、プリ
ント基板の可撓性の向上を図ることができる。
以上のようなわけであるが、もし無酸素銅を上記タフピ
ッチ銅同様に軟化温度を低下させることができれば、よ
りすぐれた可撓性をもち電気的特性においてもよりすぐ
れたプリント基板用圧延銅箔を入手することが可能とな
る。
[発明の目的] 本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あり、無酸素銅に特定の元素を微量添加することにより
、無酸素銅を用いてタフピッチ銅に匹敵する軟化特性を
有するプリント基板用圧延銅箔を提供しようとするもの
である。
[発明の概要] すなわち、本発明の要旨とするところは、酸素含有量に
おいて110C1以下の無酸素銅にカルシウムまたはジ
ルコニウムまたはミツシュメタルのいずれか1種または
2種以上の合計で10〜300ppm添加したことにあ
り、それによって無酸素銅圧延箔の軟化温度を効果的に
低下せしめ得たものである。
[実施例] 以下に実施例に基いて説明する。
本発明において、カルシウムまたはジルコニウムまたは
ミツシュメタルの1種または2種以上の合訓で10〜3
00ppm(重量比による)に限定したが、これは各種
の実験の結果、10ppm未満では添加による軟化温度
の低下が不十分であるからであり、また300ppm以
下としたのは、300ppm以上になると軟化温度が添
加しない純銅と余り差がないかむしろそれよりも高くな
ってしまうからである。
また、酸素の含有量を10ppm以下に限定したが、こ
れも各種実験の結果、10ppmを超えると、前記各元
素の添加による軟化温度の低下効果が減少してくるから
である。
しかして、これら本発明に係る無酸素銅合金の最終圧延
加工度は、50%以上であることがのぞまれる。何故な
ら、加工度は材料の軟化特性に影響を与える因子であっ
て、本発明に係る合金も、加工度が50%より小では所
望の軟化特性を得ることが困難だからである。
実施例1 、!!酸素銅に第1表に示すようなカルシウムを銅−1
0%カルシウム母合金を用いて添加し、真空溶解による
真空度を母材の酸素含有量が1101)E)以下となる
ように調整しつつ溶解し、これを金型に鋳造して厚さ2
0m、巾5011111、長さ100mの鋳塊とした。
この鋳塊を片側1#lIlづつ開削した侵、850℃で
熱間圧延し厚さ8allllとした。その後さらにこの
熱間圧延材を片側1#IlIづつ開削し、冷間圧延と焼
鈍とを繰返しつつ圧延し、最終板厚において 0゜03
5771111であるそれぞれ第1表記載の最終加工度
を有する銅箔を得た。
上記のようにして製造した銅箔の等時軟化試験を行ない
、それぞれの半軟化温度を調査した。第1表にその結果
を示す。
実施例2 前記実施例1と同様の工程により、銅−30%ジルコニ
ウム母合金を用いて第1表に示す組成のジルコニウムを
含有し、それぞれに第1表に示す加工度を有する最終板
厚0.035allHの圧延鋼箔を製造して、実施例1
同様の方法で半軟化温度を調査した。
第1表に同じくその結果を示した。
実施例3 これも前記実施例1同様にしてミツシュメタルを添加し
、前記同様の工程により板厚0.035履の前記同様の
加工度を有する圧延銅箔を得、前記同様の半軟化温度を
調査して、第1表にその活用   1   表 果を示した。
上記の実験によって明らかな通り、本発明に係る元素の
添加のない無酸素銅(第1表中添加ナシ)に比べ、本発
明が規定する10〜300ppmの添加元素を有する試
料の半軟化温度が5〜40℃低下し、タフピッチ銅に匹
敵するかむしろそれよりも良好な結果を示すことがわか
る。
上記は添加元素が単独添加の場合のみを例示したが、こ
れら元素の2種以上を合計で本発明の規定範囲となるよ
うに添加しても同様な結果となることも判明した。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る圧延銅箔をもってすれば、酸
素含有量の少い無酸素鋼箔をプリント基板に使用しても
、そのプリント基板の製造工程での接着キュア温度にお
いてこれを軟化せしめることができ、無酸素鋼の有する
すぐれた電気的特性をプリント基板用圧延銅箔に応用す
ることが可能となるものであって、しかも、添加元素の
量は微量であるために、無酸素銅が有する前記本来の特
性を劣化せしめることもないのであり、特性のすぐれた
プリント基板を入手することを可能とした本発明の意義
は、大きなものがある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシウムまたはジルコニウムまたはミッシュメ
    タルのいずれか1種または2種以上の合計で10〜30
    0ppm含み、酸素の含有量が10ppm以下であって
    、残部が銅および不可避なる不純物よりなるプリント基
    板用圧延銅箔。
  2. (2)圧延の最終加工度が50%以上である特許請求の
    範囲第1項記載のプリント基板用圧延銅箔。
JP8772686A 1986-04-16 1986-04-16 プリント基板用圧延銅箔 Granted JPS62243727A (ja)

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