JPS6224036A - 車両用油圧式変速機のクラツチ装置 - Google Patents
車両用油圧式変速機のクラツチ装置Info
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- JPS6224036A JPS6224036A JP16474885A JP16474885A JPS6224036A JP S6224036 A JPS6224036 A JP S6224036A JP 16474885 A JP16474885 A JP 16474885A JP 16474885 A JP16474885 A JP 16474885A JP S6224036 A JPS6224036 A JP S6224036A
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- Japan
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- clutch
- hydraulic
- oil
- spool
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A3発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、入力軸に連なる油圧ポンプと出力軸に連なる
油圧モータとの間に形成された油圧閉回路に前記油圧ポ
ンプの吐出口および吸入口間の短絡路が接続され、該短
絡路にはそれを開閉するためのクラッチ弁が設けられ、
該クラッチ弁にはサーボシリンダおよびパイロット弁か
ら成るサーボ機構が連結される車両用油圧式変速機のク
ラッチ装置に関する。
油圧モータとの間に形成された油圧閉回路に前記油圧ポ
ンプの吐出口および吸入口間の短絡路が接続され、該短
絡路にはそれを開閉するためのクラッチ弁が設けられ、
該クラッチ弁にはサーボシリンダおよびパイロット弁か
ら成るサーボ機構が連結される車両用油圧式変速機のク
ラッチ装置に関する。
(2)従来の技術
従来、かかる装置は、たえば特開昭55−76242号
公報によって既に知られている。
公報によって既に知られている。
(3)発明が解決しようとする問題点
前記従来装置では、エンジン回転数に比例した制御力と
、スロットル開度に比例した制御力とでパイロット弁を
作動せしめ、そのパイロット弁の作動位置に応じてサー
ボシリンダを駆動してクラッチ弁の開閉作動を行ってい
る。
、スロットル開度に比例した制御力とでパイロット弁を
作動せしめ、そのパイロット弁の作動位置に応じてサー
ボシリンダを駆動してクラッチ弁の開閉作動を行ってい
る。
ところが、前記2つの制御力とは無関係に変速機を中立
状態すなわちクラッチ弁を全開状態にすることができず
、エンジン始動と同時にそのスロットル開度とエンジン
回転数に応じてパイロット弁が作動し、場合によっては
クラッチ弁がほぼ閉じた状態となり、ブレーキをかけて
いる場合にはセルモータに大きな負荷がかかりエンジン
の円滑な始動が困難となることが考えられる。このよう
な事態が生じるのは好ましくなく、エンジン始動時には
、変速機を確実に中立位置とすべきである。
状態すなわちクラッチ弁を全開状態にすることができず
、エンジン始動と同時にそのスロットル開度とエンジン
回転数に応じてパイロット弁が作動し、場合によっては
クラッチ弁がほぼ閉じた状態となり、ブレーキをかけて
いる場合にはセルモータに大きな負荷がかかりエンジン
の円滑な始動が困難となることが考えられる。このよう
な事態が生じるのは好ましくなく、エンジン始動時には
、変速機を確実に中立位置とすべきである。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エ
ンジン始動時にクラッチ弁を全開状態にするようにした
車両用油圧式変速機のクラッチ装置を提供することを目
的とする。
ンジン始動時にクラッチ弁を全開状態にするようにした
車両用油圧式変速機のクラッチ装置を提供することを目
的とする。
B1発明の構成
(1)問題点を解決するための手段
本発明装置は、クラッチ弁を全開状態とする位置にパイ
ロット弁を保持する全開保持手段を備える。
ロット弁を保持する全開保持手段を備える。
(2)作 用
全開保持手段の働きによりクラッチ弁を全開状態とする
ことにより、動力の伝達を遮断して油圧式変速機を中立
状態とすることができる。
ことにより、動力の伝達を遮断して油圧式変速機を中立
状態とすることができる。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図において、自動車の油圧式無段変速機Tは
、エンジンEにより駆動される入力軸1を有する定吐出
量型油圧ポンプ2と、駆動軸3を有して該油圧ポンプ2
と同一軸線上に配設される可変容量型油圧モータ4とが
、油圧閉回路5を構成すべく相互に接続されて成る。す
なわち、前記油圧ポンプ2の吐出口および前記油圧モー
タ4の入口間は、高圧油路5hにより相互に接続され、
前記油圧モータ4の出口および前記油圧ポンプ2の吸入
口間は低圧油路5eにより相互に接続される。
、先ず第1図において、自動車の油圧式無段変速機Tは
、エンジンEにより駆動される入力軸1を有する定吐出
量型油圧ポンプ2と、駆動軸3を有して該油圧ポンプ2
と同一軸線上に配設される可変容量型油圧モータ4とが
、油圧閉回路5を構成すべく相互に接続されて成る。す
なわち、前記油圧ポンプ2の吐出口および前記油圧モー
タ4の入口間は、高圧油路5hにより相互に接続され、
前記油圧モータ4の出口および前記油圧ポンプ2の吸入
口間は低圧油路5eにより相互に接続される。
前記油圧ポンプ2の吐出口および吸入口間、すなわち高
圧および低圧油路5h、5x間には短絡路6が接続され
ており、この短絡路6の途中に短絡制御手段としてのク
ラッチ弁7が設けられる。
圧および低圧油路5h、5x間には短絡路6が接続され
ており、この短絡路6の途中に短絡制御手段としてのク
ラッチ弁7が設けられる。
また入力軸1により駆動される補給ポンプ8の吐出口が
逆止弁9,10.11を介して高圧および低圧油路5h
、5εに接続され、油タンク12から汲み上げられる作
動油が、不足分を補充すべく油圧閉回路5に供給される
。さらに補給ポンプ8の吸入および吐出口間にはリリー
フ弁13が設けられる。
逆止弁9,10.11を介して高圧および低圧油路5h
、5εに接続され、油タンク12から汲み上げられる作
動油が、不足分を補充すべく油圧閉回路5に供給される
。さらに補給ポンプ8の吸入および吐出口間にはリリー
フ弁13が設けられる。
車輪Wに連結された出力軸14は、前記油圧モータ4の
駆動軸3と平行に配置されており、駆動軸3および出力
軸14間に前後進切換装置15が設けられる。この前後
進切換装置15は、軸方向に間隔をあけて駆動軸3に固
設される第1および第2駆動歯車16.17と、出力軸
14に回転自在に支承されるとともに第1駆動歯車16
に噛合する第1被動歯車18と、中間歯車19を介して
第2駆動歯車17に連結されるとともに出力軸14に回
転自在に支承される第2被動歯車20と、第1および第
2被動歯車18.20間で出力軸14に固設される被動
クラッチ歯輪21と、該被動クラッチ歯輪21および前
記両被動歯車18,20間を選択的に連結するクラッチ
部材22とを備える。第1および第2被動歯車18.2
0の被動クラッチ歯輪21側端部には、駆動クラッチ歯
輪18a、20aが設けられており、前記クラッチ部材
22は、駆動クラッチ歯輪18aおよび被動クラッチ歯
輪21間を連結する位置と、被動クラ・スチ歯輸21お
よび駆動クラッチ歯輪20a間を連結する位置との間で
移動可能である。
駆動軸3と平行に配置されており、駆動軸3および出力
軸14間に前後進切換装置15が設けられる。この前後
進切換装置15は、軸方向に間隔をあけて駆動軸3に固
設される第1および第2駆動歯車16.17と、出力軸
14に回転自在に支承されるとともに第1駆動歯車16
に噛合する第1被動歯車18と、中間歯車19を介して
第2駆動歯車17に連結されるとともに出力軸14に回
転自在に支承される第2被動歯車20と、第1および第
2被動歯車18.20間で出力軸14に固設される被動
クラッチ歯輪21と、該被動クラッチ歯輪21および前
記両被動歯車18,20間を選択的に連結するクラッチ
部材22とを備える。第1および第2被動歯車18.2
0の被動クラッチ歯輪21側端部には、駆動クラッチ歯
輪18a、20aが設けられており、前記クラッチ部材
22は、駆動クラッチ歯輪18aおよび被動クラッチ歯
輪21間を連結する位置と、被動クラ・スチ歯輸21お
よび駆動クラッチ歯輪20a間を連結する位置との間で
移動可能である。
かかる前後進切換装置15では、第1図に示すように駆
動クラッチ歯輪18aが被動クラッチ歯輪21に連結さ
れている状態では、出力軸14が駆動軸3の回転方向と
逆方向に回転され、車輪Wが前進方向に回転可能である
。また被動クラッチ歯輪21および駆動クラッチ歯輪2
0aが連結されると、出力軸14は駆動軸3と同一方向
に回転され、車輪Wは後進方向に回転可能である。
動クラッチ歯輪18aが被動クラッチ歯輪21に連結さ
れている状態では、出力軸14が駆動軸3の回転方向と
逆方向に回転され、車輪Wが前進方向に回転可能である
。また被動クラッチ歯輪21および駆動クラッチ歯輪2
0aが連結されると、出力軸14は駆動軸3と同一方向
に回転され、車輪Wは後進方向に回転可能である。
前記クラッチ弁7はサーボシリンダ23によって駆動さ
れ、前後進切換装置15は油圧シリンダ75によって駆
動される。これらのシリンダ23゜75の作動は制御装
置24によって制御される。
れ、前後進切換装置15は油圧シリンダ75によって駆
動される。これらのシリンダ23゜75の作動は制御装
置24によって制御される。
この制御装置24には、エンジン回転数を検出する第1
検出手段S1と、スロットル開度を検出する第2検出手
段S2とが接続されており、制御装置24はそれらの検
出手段31.32からの入力信号に基づいてサーボシリ
ンダ23を制御するとともに、手動切換手段としての手
動切換レバー100の操作に基づいて油圧シリンダ75
を制御する。
検出手段S1と、スロットル開度を検出する第2検出手
段S2とが接続されており、制御装置24はそれらの検
出手段31.32からの入力信号に基づいてサーボシリ
ンダ23を制御するとともに、手動切換手段としての手
動切換レバー100の操作に基づいて油圧シリンダ75
を制御する。
第2図および第3図において、クラッチ弁7は円筒状の
固定部材25と、該固定部材25内に回動可能に嵌合さ
れる有底円筒状回動部材26とから成る。回動部材26
内には弁室27が画成されており、この弁室27は高圧
油路5hに常時連通される。回動部材26の側壁には、
その−直径線上で一対の弁孔28が穿設されており、固
定部材25の側壁にはそれらの弁孔28に対応する一対
の短絡孔29が一直径線上に穿設されており、各短絡孔
29は低圧油路5!!に常時連通される。
固定部材25と、該固定部材25内に回動可能に嵌合さ
れる有底円筒状回動部材26とから成る。回動部材26
内には弁室27が画成されており、この弁室27は高圧
油路5hに常時連通される。回動部材26の側壁には、
その−直径線上で一対の弁孔28が穿設されており、固
定部材25の側壁にはそれらの弁孔28に対応する一対
の短絡孔29が一直径線上に穿設されており、各短絡孔
29は低圧油路5!!に常時連通される。
両弁孔28および両短絡孔29は回動部材26が所定の
回動位置にあるときに完全に合致するように形成されて
おり、その状態で高圧油路5hおよび低圧油路51間が
短絡する。
回動位置にあるときに完全に合致するように形成されて
おり、その状態で高圧油路5hおよび低圧油路51間が
短絡する。
回動部材26には、アーl、30が一体的に突設されて
おり、該アーム30は、リンク31を介してサーボシリ
ンダ23に連結される。すなわちリンク31の一端は、
回動部材26の軸線と平行なピン32を介してアーム3
0に連結され、リンク31の他端は前記ピン32と平行
なピン33を介してサーボシリンダ23に連結される。
おり、該アーム30は、リンク31を介してサーボシリ
ンダ23に連結される。すなわちリンク31の一端は、
回動部材26の軸線と平行なピン32を介してアーム3
0に連結され、リンク31の他端は前記ピン32と平行
なピン33を介してサーボシリンダ23に連結される。
サーボシリンダ23の作動に応じて、リンク31により
回動部材26がほぼ90度の範囲で回動駆動され、これ
により短絡路6の開度が全開状態から全閉状態まで無段
階に制御される。
回動部材26がほぼ90度の範囲で回動駆動され、これ
により短絡路6の開度が全開状態から全閉状態まで無段
階に制御される。
サーボシリンダ23は、シリンダ34と、該シリンダ3
4内に摺合されてシリンダ34内を゛ヘッド室35およ
びロッド室36に区画するピストン37と、該ピストン
37に一体化されシリンダ34のロッド室36側の端壁
を油密にかつ移動自在に貫通するピストンロッド38と
、ロッド室36に収容されるとともにピストン37をヘ
ッド室35側に向けて付勢する°ばね39とから成る。
4内に摺合されてシリンダ34内を゛ヘッド室35およ
びロッド室36に区画するピストン37と、該ピストン
37に一体化されシリンダ34のロッド室36側の端壁
を油密にかつ移動自在に貫通するピストンロッド38と
、ロッド室36に収容されるとともにピストン37をヘ
ッド室35側に向けて付勢する°ばね39とから成る。
ピストンロッド37の先端にピン33を介して前記リン
ク31が連結されており、ピストン37がばね39によ
り最大限右動すると、第3図(alで示すようにクラッ
チ弁7は全開状態となる。またピストン37がばね39
のばね力に抗して左動すると、第3図(blで示すよう
に、弁孔28および短絡孔29の位置がわずかにずれて
開度が小となり、無段変速機Tは半クラツチ状態となる
。さらにばね39のばね力に抗してピストン37が最大
限左動すると、第3図(C)で示すように弁孔28およ
び短絡孔29の位置が完全にずれ、クラッチ弁7が閉弁
する。
ク31が連結されており、ピストン37がばね39によ
り最大限右動すると、第3図(alで示すようにクラッ
チ弁7は全開状態となる。またピストン37がばね39
のばね力に抗して左動すると、第3図(blで示すよう
に、弁孔28および短絡孔29の位置がわずかにずれて
開度が小となり、無段変速機Tは半クラツチ状態となる
。さらにばね39のばね力に抗してピストン37が最大
限左動すると、第3図(C)で示すように弁孔28およ
び短絡孔29の位置が完全にずれ、クラッチ弁7が閉弁
する。
再び第1図において、第1検出手段S1は、たとえば入
力軸1の回転に応動する油圧ガバナであり、その人カポ
−)40は、補給ポンプ8の吐出油圧Pβを導き得る油
路41に接続される。この第1検出手段S1の出力ポー
ト42からは、エンジンEの回転数に比例したガバナ油
圧Pgが出力され、このガバナ油圧Pgは補給ポンプ8
の吐出油圧Plよりも小(Pg<P/)となるように設
定される。
力軸1の回転に応動する油圧ガバナであり、その人カポ
−)40は、補給ポンプ8の吐出油圧Pβを導き得る油
路41に接続される。この第1検出手段S1の出力ポー
ト42からは、エンジンEの回転数に比例したガバナ油
圧Pgが出力され、このガバナ油圧Pgは補給ポンプ8
の吐出油圧Plよりも小(Pg<P/)となるように設
定される。
第2検出手段S2は、たとえばスロ・7トル開度−油圧
変換器であり、スロットル弁開閉装置43の動作に対応
したスロットル油圧ptを出力ポート44から出力する
ものである。一方、第2検出手段S2の入力ボート45
は前記油路41に接続されており、スロットル油圧pt
は前記吐出油圧Plよりも小(Pt<pε)となるよう
に定められる。
変換器であり、スロットル弁開閉装置43の動作に対応
したスロットル油圧ptを出力ポート44から出力する
ものである。一方、第2検出手段S2の入力ボート45
は前記油路41に接続されており、スロットル油圧pt
は前記吐出油圧Plよりも小(Pt<pε)となるよう
に定められる。
油圧シリンダ75は、シリンダ83と、該シリンダ83
内に摺合されてシリンダ83内をヘッド室84およびロ
ッド室85に区画するピストン86と、該ピストン86
に一体化されシリンダ83のロッド室85側端壁を油密
にかつ移動自在に貫通するピストンロッド87と、ロッ
ド室85に収容されるとともにピストン86をヘッド室
84側に付勢するばね88とから成る。
内に摺合されてシリンダ83内をヘッド室84およびロ
ッド室85に区画するピストン86と、該ピストン86
に一体化されシリンダ83のロッド室85側端壁を油密
にかつ移動自在に貫通するピストンロッド87と、ロッ
ド室85に収容されるとともにピストン86をヘッド室
84側に付勢するばね88とから成る。
ピストンロッド87の先端には連結部材89が固着され
ており、この連結部材89に前記タラソチ部材22が固
着される。したがってピストン86およびピストンロッ
ド87の作動に応じてクラッチ部材22が移動して、前
後進切換装置15の切換作動が行なわれる。すなわち、
ピストン86およびピストンロフト87が左限位置まで
移動したときに前後進切換装置15では前進用歯車列が
確立し、ピストン86およびピストンロッド87が右限
位置まで確立したときに、前後進切換装置15では後進
用歯車列が確立する。
ており、この連結部材89に前記タラソチ部材22が固
着される。したがってピストン86およびピストンロッ
ド87の作動に応じてクラッチ部材22が移動して、前
後進切換装置15の切換作動が行なわれる。すなわち、
ピストン86およびピストンロフト87が左限位置まで
移動したときに前後進切換装置15では前進用歯車列が
確立し、ピストン86およびピストンロッド87が右限
位置まで確立したときに、前後進切換装置15では後進
用歯車列が確立する。
ヘッド室84には油路90が接続され、ロッド室85に
は油路91が接続される。
は油路91が接続される。
制御装置24は、サーボシリンダ23とともにサーボ機
構49を構成するパイロット弁47と、全開保持手段と
しての切換弁48と、マニュアル弁78とで構成される
。
構49を構成するパイロット弁47と、全開保持手段と
しての切換弁48と、マニュアル弁78とで構成される
。
パイロット弁47は、サーボシリンダ23のヘッド室3
5およびロッド室36にそれぞれ個別に連通する油路5
1,52と、補給ポンプ8の吐出口に連なる供給油路5
3および油タンク12に連通ずる解放油路54との間に
介装され、スリーブ55と、該スリーブ55内で相対移
動可能なスプール56とを備える。
5およびロッド室36にそれぞれ個別に連通する油路5
1,52と、補給ポンプ8の吐出口に連なる供給油路5
3および油タンク12に連通ずる解放油路54との間に
介装され、スリーブ55と、該スリーブ55内で相対移
動可能なスプール56とを備える。
スリーブ55には前記油路51,52に連通ずるボー1
−57.58と、供給油路53および解放油路54にそ
れぞれ連通するボート59.60とが設けられる。また
スリーブ55には、サーボシリンダ23におけるピスト
ンロッド38がリンク61を介して連結されており、サ
ーボシリンダ23の働きがパイロット弁47にフィード
バックされる。
−57.58と、供給油路53および解放油路54にそ
れぞれ連通するボート59.60とが設けられる。また
スリーブ55には、サーボシリンダ23におけるピスト
ンロッド38がリンク61を介して連結されており、サ
ーボシリンダ23の働きがパイロット弁47にフィード
バックされる。
スプール56は、ボート58.59およびボート57.
60を連通ずる左位置、ボー)57.58およびボート
59.60間を遮断する中立位置、ならびにボート57
.59およびボート58.60を連通ずる右位置の3つ
の切換位置の間でスリーブ55に対して相対移動するも
のである。このスプール56を右方向に付勢するために
ばね62がスプール56の左端に当接され、スプール5
6を左方向に付勢するためのばね63がスプール56の
右端に当接される。またスプール56の左端に油圧を作
用させるための切換用ボート64と、スプール56の右
端に油圧を作用させるための切換用ボート65とがパイ
ロット弁47に設けられる。
60を連通ずる左位置、ボー)57.58およびボート
59.60間を遮断する中立位置、ならびにボート57
.59およびボート58.60を連通ずる右位置の3つ
の切換位置の間でスリーブ55に対して相対移動するも
のである。このスプール56を右方向に付勢するために
ばね62がスプール56の左端に当接され、スプール5
6を左方向に付勢するためのばね63がスプール56の
右端に当接される。またスプール56の左端に油圧を作
用させるための切換用ボート64と、スプール56の右
端に油圧を作用させるための切換用ボート65とがパイ
ロット弁47に設けられる。
このようなパイロット弁47において、スプール56の
左端に働く力F1は、ばね62の荷重F11と、スプー
ル56の左端に作用する油圧力F12との和(F1=F
11+F12)であり、スプール56の右端に働く力F
2は、ばね63の荷重F21と、スプール56の右端に
作用する油圧力F22との和(F2=F21+F22)
であり、これらの力Fi F2の釣合いの変化により
スプール56が作動する。
左端に働く力F1は、ばね62の荷重F11と、スプー
ル56の左端に作用する油圧力F12との和(F1=F
11+F12)であり、スプール56の右端に働く力F
2は、ばね63の荷重F21と、スプール56の右端に
作用する油圧力F22との和(F2=F21+F22)
であり、これらの力Fi F2の釣合いの変化により
スプール56が作動する。
たとえば、Fl<F2になると、スプール56は左動し
て右位置となり、サーボシリンダ23のヘッド室35に
は補給ポンプ8の吐出油圧Pβが導入され、またロッド
室36は油タンク12に解放される。これによりピスト
ン37およびピストンロッド38が左動し、クラッチ弁
7が閉じ方向に作動する。
て右位置となり、サーボシリンダ23のヘッド室35に
は補給ポンプ8の吐出油圧Pβが導入され、またロッド
室36は油タンク12に解放される。これによりピスト
ン37およびピストンロッド38が左動し、クラッチ弁
7が閉じ方向に作動する。
スプール56の左動によりばね62の荷重F11が増加
し、それとは逆にばね63の荷重F21が減少して、F
1=F2となると、スプール56が停止する。しかもス
リーブ55はピストンロッド38の左動によりリンク6
1を介して左動される。このために、スリーブ55およ
びスプール56の位置関係が中立位置となると、ボート
57゜59;58.60間の作動油の流通が停止して、
ピストンロッド38の左動が停止しクラッチ弁7の作動
も停止する。またスリーブ55もピストンロッド38の
働きに合わせて停止する。
し、それとは逆にばね63の荷重F21が減少して、F
1=F2となると、スプール56が停止する。しかもス
リーブ55はピストンロッド38の左動によりリンク6
1を介して左動される。このために、スリーブ55およ
びスプール56の位置関係が中立位置となると、ボート
57゜59;58.60間の作動油の流通が停止して、
ピストンロッド38の左動が停止しクラッチ弁7の作動
も停止する。またスリーブ55もピストンロッド38の
働きに合わせて停止する。
Fl>F2になると、スプール56は右動し、スプール
56のスリーブ55に対する相対位置は左位置となる。
56のスリーブ55に対する相対位置は左位置となる。
これにより、サーボシリンダ23のロッド室36に補給
ポンプ8の吐出油圧PRが導入され、ヘッド室35は油
タンク12に解放されるので、ピストン37およびピス
トンロッド38が右動する。これにより、クラッチ弁7
は開弁方向に作動する。
ポンプ8の吐出油圧PRが導入され、ヘッド室35は油
タンク12に解放されるので、ピストン37およびピス
トンロッド38が右動する。これにより、クラッチ弁7
は開弁方向に作動する。
スプール56の右動により、ばね63の荷重F21が増
加するとともにばね62の荷重Filが減少し、F1=
F2になるとスプール56の右動が停止する。このとき
、ピストンロッド38の右動に応じてスリーブ55も右
動し、スプール56との位置関係が中立位置になると、
ロンド室36への油圧の供給が停止して、ピストン口・
ノド38の右動が停止し、クラッチ弁7の作動も停止す
る。
加するとともにばね62の荷重Filが減少し、F1=
F2になるとスプール56の右動が停止する。このとき
、ピストンロッド38の右動に応じてスリーブ55も右
動し、スプール56との位置関係が中立位置になると、
ロンド室36への油圧の供給が停止して、ピストン口・
ノド38の右動が停止し、クラッチ弁7の作動も停止す
る。
また、スリーブ55の右動もピストンロフト38の働き
に合わせて停止する。
に合わせて停止する。
このような機構は、一般的なサーボ機構であり、スプー
ル56の移動量に応じてピストン37を移動させること
によりクラッチ弁7の開度すなわち短絡路6の開度を調
整することができる。
ル56の移動量に応じてピストン37を移動させること
によりクラッチ弁7の開度すなわち短絡路6の開度を調
整することができる。
切換弁48は、3ポ一ト2位置切換弁であり、補給ポン
プ8の吐出口に連なる油路66および第2検出手段S2
の出力ボート44に連なる油路67と、パイロット弁4
7の切換用ボート64に連なるパイロット油路68との
間に介装される。この切換弁48は、油路66をパイロ
ット油路68に連通させる右位置と、油路67をパイロ
ット油路68に連通させる左位置とを切換可能であり、
油路41から分岐したパイロット油路69に補給ポンプ
8の吐出油路Pρが導かれたときに左位置となる。
プ8の吐出口に連なる油路66および第2検出手段S2
の出力ボート44に連なる油路67と、パイロット弁4
7の切換用ボート64に連なるパイロット油路68との
間に介装される。この切換弁48は、油路66をパイロ
ット油路68に連通させる右位置と、油路67をパイロ
ット油路68に連通させる左位置とを切換可能であり、
油路41から分岐したパイロット油路69に補給ポンプ
8の吐出油路Pρが導かれたときに左位置となる。
一方、パイロット弁47の切換用ボート65には、第1
検出手段S1の出力ボート42がパイロット油路70を
介して連通される。
検出手段S1の出力ボート42がパイロット油路70を
介して連通される。
油路41に補給ポンプ8の吐出油圧■)7!が供給され
ているときには、パイロット油路69にも吐出油圧P2
が導入され、これに応して切換弁48は左位置となり、
パイロット弁47の切換用ボート64にはスロットル油
圧ptが供給される。また他方の切換用ボート65には
第1検出手段S1からのガバナ油圧Pgが供給されてお
り、それらの油圧力F12.F22を含む力Fl、F2
のバランスによりパイロット弁47が作動して、クラッ
チ弁7が開閉作動する。
ているときには、パイロット油路69にも吐出油圧P2
が導入され、これに応して切換弁48は左位置となり、
パイロット弁47の切換用ボート64にはスロットル油
圧ptが供給される。また他方の切換用ボート65には
第1検出手段S1からのガバナ油圧Pgが供給されてお
り、それらの油圧力F12.F22を含む力Fl、F2
のバランスによりパイロット弁47が作動して、クラッ
チ弁7が開閉作動する。
一方、油路41に吐出油圧Piが供給されていないとき
、すなわち油路41の油圧が「0」のときには、切換弁
48は右位置となり、パイロット弁47の切換用ボート
64には吐出油圧P4が供給される。これに対して、第
1検出手段S1からのガバナ油圧Pgは、入力ボート4
0の油圧が「O」であることがらrOJであり、スプー
ル56の右端には油圧が作用しない。このようなとき、
スプール56を右動させる力F1が、左動さ廿る力F2
°よりも大(Fl>F2)となるように、パイロット弁
47が定められており、スプール56が右限に達するま
で移動して、クラッチ弁7の全開状態が確実に得られる
。
、すなわち油路41の油圧が「0」のときには、切換弁
48は右位置となり、パイロット弁47の切換用ボート
64には吐出油圧P4が供給される。これに対して、第
1検出手段S1からのガバナ油圧Pgは、入力ボート4
0の油圧が「O」であることがらrOJであり、スプー
ル56の右端には油圧が作用しない。このようなとき、
スプール56を右動させる力F1が、左動さ廿る力F2
°よりも大(Fl>F2)となるように、パイロット弁
47が定められており、スプール56が右限に達するま
で移動して、クラッチ弁7の全開状態が確実に得られる
。
マニュアル弁78は、前記油路41.90.91と、供
給油路53に連通ずる一対の油路92゜93および油タ
ンク12に連なる解放油路94との間に介装される6ポ
一ト3位置切換弁であり、手動操作によって前進、中立
および後進の3つの位置を切換可能である。すなわち、
マニュアル弁78には、手動切換レバー100が連結さ
れており、この手動切換レバー100の操作に応じて、
前進位置F(左位置)、中立位置Nおよび後進位置Rの
3つの位置を切換えることができる。
給油路53に連通ずる一対の油路92゜93および油タ
ンク12に連なる解放油路94との間に介装される6ポ
一ト3位置切換弁であり、手動操作によって前進、中立
および後進の3つの位置を切換可能である。すなわち、
マニュアル弁78には、手動切換レバー100が連結さ
れており、この手動切換レバー100の操作に応じて、
前進位置F(左位置)、中立位置Nおよび後進位置Rの
3つの位置を切換えることができる。
前進位置Fでは、油路92.41間、油路93゜91間
、油路90および解放油路94間がそれぞれ連通し、中
立位置Nでは、油路41,90.91が全て解放油路9
4に連通し、後進位置Rでは、油路92,41間、油路
93,90間、油路91および解放油路94間がそれぞ
れ連通ずる。
、油路90および解放油路94間がそれぞれ連通し、中
立位置Nでは、油路41,90.91が全て解放油路9
4に連通し、後進位置Rでは、油路92,41間、油路
93,90間、油路91および解放油路94間がそれぞ
れ連通ずる。
次にこの実施例の作用について説明すると、先ずエンジ
ンEの始動前においては、補給ポンプ8は停止したまま
であり、吐出油圧P4=0である。
ンEの始動前においては、補給ポンプ8は停止したまま
であり、吐出油圧P4=0である。
したがってガバナ油圧Pgおよびスロットル油圧Ptも
0である。この際、パイロット弁47におけるスプール
56の位置はばね62.63のセット荷重で定まるが、
スプール56がクラッチ弁7の開方向すなわち右動して
左位置となるように、ばね62.63のセット荷重が定
められる。゛またサーボシリンダ23では、ばね39に
よりピストン37およびピストンロッド38が右動して
、第3図(a)で示すように、クラッチ弁7を開弁する
位置にあり、パイロット弁47のスリーブ55もリンク
61を介して右動している。
0である。この際、パイロット弁47におけるスプール
56の位置はばね62.63のセット荷重で定まるが、
スプール56がクラッチ弁7の開方向すなわち右動して
左位置となるように、ばね62.63のセット荷重が定
められる。゛またサーボシリンダ23では、ばね39に
よりピストン37およびピストンロッド38が右動して
、第3図(a)で示すように、クラッチ弁7を開弁する
位置にあり、パイロット弁47のスリーブ55もリンク
61を介して右動している。
次にマユ1アル弁78が中立位置Nにある場合を想定す
る。この状態で、油路41,90.91は油タンク12
に連通されており、油圧シリンダ75におけるヘッド室
84およびロッド室85の油圧は解放されている。した
がって、油圧シリンダ75のピストン86はばね88の
ばね力により左限位置に押圧されており、このピストン
86の位置に応じてクラッチ部材22も左限に位置して
おり、前後進切換装置15は前進位置になる。また油路
41の油圧は「0」であり、切換弁48は右位置となる
。
る。この状態で、油路41,90.91は油タンク12
に連通されており、油圧シリンダ75におけるヘッド室
84およびロッド室85の油圧は解放されている。した
がって、油圧シリンダ75のピストン86はばね88の
ばね力により左限位置に押圧されており、このピストン
86の位置に応じてクラッチ部材22も左限に位置して
おり、前後進切換装置15は前進位置になる。また油路
41の油圧は「0」であり、切換弁48は右位置となる
。
したがって、パイロット弁47では、油圧力F12は油
圧Pβに対応した値、油圧力F22はPg−0であるの
で0となり、常にFl>F2であるので、スプール56
は右限位置となる。これに応じてサーボシリンダ23の
ピストン37も右限位置で停止しており、クラッチ弁7
は、第3図(alで示すように全開状態となる。
圧Pβに対応した値、油圧力F22はPg−0であるの
で0となり、常にFl>F2であるので、スプール56
は右限位置となる。これに応じてサーボシリンダ23の
ピストン37も右限位置で停止しており、クラッチ弁7
は、第3図(alで示すように全開状態となる。
かかる状態では、油圧ポンプ2からエンジン回転数に応
じて吐出される作動油が短絡路6を流通するので、油圧
モータ4ば駆動されず、したがって出力軸14に動力が
伝達されることはなく、車輪Wも静止したままである。
じて吐出される作動油が短絡路6を流通するので、油圧
モータ4ば駆動されず、したがって出力軸14に動力が
伝達されることはなく、車輪Wも静止したままである。
この際、スロットル弁開閉装置43におけるアクセルペ
ダルの踏込み操作によってエンジン回転数が増加しても
、F22 = O(P g = 0)が常に成立してい
るので、パイロット弁47のスプール56が左動するこ
とはなく、スロットル油圧ptおよびガバナ油圧Pgの
大小に拘らず、クラッチ弁7の開度は全開状態に確実に
維持される。
ダルの踏込み操作によってエンジン回転数が増加しても
、F22 = O(P g = 0)が常に成立してい
るので、パイロット弁47のスプール56が左動するこ
とはなく、スロットル油圧ptおよびガバナ油圧Pgの
大小に拘らず、クラッチ弁7の開度は全開状態に確実に
維持される。
次に手動切換レバー100を操作してマニュアル弁78
を中立位置Nから前進位置Fに切換えると、油路92,
41間、油路93,91間、油路90および解放油路9
4間が連通ずる6したがって、油圧シリンダ75のロッ
ド室85に吐出油圧Pでか供給され、ヘッド室84は解
放されたままであり、ピストン86は左限位置に押圧さ
れたままである。これにより前後進切換装置15も前進
位置に設定されたままである。また油路41にも油圧P
Rが供給される。
を中立位置Nから前進位置Fに切換えると、油路92,
41間、油路93,91間、油路90および解放油路9
4間が連通ずる6したがって、油圧シリンダ75のロッ
ド室85に吐出油圧Pでか供給され、ヘッド室84は解
放されたままであり、ピストン86は左限位置に押圧さ
れたままである。これにより前後進切換装置15も前進
位置に設定されたままである。また油路41にも油圧P
Rが供給される。
これにより、切換弁48はパイロット油路69に油圧P
Aが供給されるのに応じて左位置となり、パイロット弁
47の切換用ボート64に第2検出手段S2からのスロ
ットル油圧ptが供給される。
Aが供給されるのに応じて左位置となり、パイロット弁
47の切換用ボート64に第2検出手段S2からのスロ
ットル油圧ptが供給される。
一方、第1検出手段S1からのガバナ油圧Pgはパイロ
ット油路70からパイロット弁47の切換用ボー1−6
5に供給される。したがって、パイロット弁47は、ス
ロットル油圧ptおよびガバナ油圧Pgの釣合いに応じ
て作動し、クラッチ弁7もそれに応じて開閉作動する。
ット油路70からパイロット弁47の切換用ボー1−6
5に供給される。したがって、パイロット弁47は、ス
ロットル油圧ptおよびガバナ油圧Pgの釣合いに応じ
て作動し、クラッチ弁7もそれに応じて開閉作動する。
かかる操作を、車両が停止しがっスロットル弁開閉装置
43も操作していないエンジンアイドリング状態で行な
うと、第1検出手段s1はエンジンEのアイドリング回
転に相当するガバナ油圧Pgを出力し、第2検出手段s
2ではスロットル開度「0」に対応したスロットル油圧
ptを発生ずる。このとき、パイロット弁47のスプー
ル5Gが右限位置から所定量だけ左動した位置において
、F1=F2となるように予め設定しておくことにより
、サーボシリンダ23のピストンロッド38も所定量左
動した位置に停止する。これにより、第3図(blで示
すようにクラッチ弁7を半クラツチ状態とすることがで
きる。この半クラツチ量、すなわち弁孔28および短絡
孔29による有効通路断面積を、エンジンEに対する適
切な初1υ1負荷が得られるように、設定することによ
り、発進時のエンジンEの吹き上がりを防止することが
できる。
43も操作していないエンジンアイドリング状態で行な
うと、第1検出手段s1はエンジンEのアイドリング回
転に相当するガバナ油圧Pgを出力し、第2検出手段s
2ではスロットル開度「0」に対応したスロットル油圧
ptを発生ずる。このとき、パイロット弁47のスプー
ル5Gが右限位置から所定量だけ左動した位置において
、F1=F2となるように予め設定しておくことにより
、サーボシリンダ23のピストンロッド38も所定量左
動した位置に停止する。これにより、第3図(blで示
すようにクラッチ弁7を半クラツチ状態とすることがで
きる。この半クラツチ量、すなわち弁孔28および短絡
孔29による有効通路断面積を、エンジンEに対する適
切な初1υ1負荷が得られるように、設定することによ
り、発進時のエンジンEの吹き上がりを防止することが
できる。
またエンジンア・イドリング状態から、発進するために
アクセルペダルを踏み込むと、スロットル弁が開き、ス
ロットル油圧ptが」二昇するので、パイロット弁47
でばF12が増大゛し、その結果F1が上昇する。一方
、エンジンEの回転数が」−昇するので、第1検出手段
S1の出力すなわちガバナ油圧Pgも−L昇し、その結
果、パイロ・/1・弁47ではF2が上昇する。ここで
F2>Fl’となると、スプール56が左動して、ヘッ
ト室35に吐出油圧P7!が導入され、ロッド室36が
大気に解放される。これにより、サーボシリンダ23の
ピストン37#よびピストンロッド38は左+)Jl、
、1、クラッチ弁7が徐々に閉弁方向に作動し1.油圧
ポンブ2による油圧モータ4の駆動が開始される。
アクセルペダルを踏み込むと、スロットル弁が開き、ス
ロットル油圧ptが」二昇するので、パイロット弁47
でばF12が増大゛し、その結果F1が上昇する。一方
、エンジンEの回転数が」−昇するので、第1検出手段
S1の出力すなわちガバナ油圧Pgも−L昇し、その結
果、パイロ・/1・弁47ではF2が上昇する。ここで
F2>Fl’となると、スプール56が左動して、ヘッ
ト室35に吐出油圧P7!が導入され、ロッド室36が
大気に解放される。これにより、サーボシリンダ23の
ピストン37#よびピストンロッド38は左+)Jl、
、1、クラッチ弁7が徐々に閉弁方向に作動し1.油圧
ポンブ2による油圧モータ4の駆動が開始される。
前記Fl、F2の釣合いに応じてスプール56はさらに
左動し、最終的にスプール56は左限位置で停止する。
左動し、最終的にスプール56は左限位置で停止する。
これによりクラッチ弁7は第3図(C)で示すような全
閉状態となり、油圧モータ4が油圧ポンプ2によって駆
動されることになる。しかも、このとき前後進切換装置
15は前進位置となっているので、油圧モータ4の回転
に応じて車両が前進方向に発進する。
閉状態となり、油圧モータ4が油圧ポンプ2によって駆
動されることになる。しかも、このとき前後進切換装置
15は前進位置となっているので、油圧モータ4の回転
に応じて車両が前進方向に発進する。
車両停止後に手動切換レバー100を前進位置Fから中
立位置Nに切換えると、油圧シリンダ75の両油室84
,85の油圧はともに解放され、ビス1−ン86はばね
88により左限位置に押付けられたままである。したが
って前後進切換装置15は引続き前進位置に保持され、
油路41の油圧は「°0」となるので、クラッチ弁7は
全開状態となる。
立位置Nに切換えると、油圧シリンダ75の両油室84
,85の油圧はともに解放され、ビス1−ン86はばね
88により左限位置に押付けられたままである。したが
って前後進切換装置15は引続き前進位置に保持され、
油路41の油圧は「°0」となるので、クラッチ弁7は
全開状態となる。
車両停止時に、手動切換レバー100を中立位置Nから
後進位置Rに切換えると、マニュアル弁78を介して、
油路92,41間、油路93.90間、油路91および
解放油路94間がそれぞれ連通ずるので、油圧シリンダ
75においてはヘッド室84に吐出油圧Pβが供給され
、ロッド室85の油圧が解放される。したがって、ピス
トン86が右動し、前後進切換装置15では、クラ、チ
部材22が駆動クラッチ歯輪18aとの連結を解除して
右動し、駆動クラッチ歯輪20aと連結する。
後進位置Rに切換えると、マニュアル弁78を介して、
油路92,41間、油路93.90間、油路91および
解放油路94間がそれぞれ連通ずるので、油圧シリンダ
75においてはヘッド室84に吐出油圧Pβが供給され
、ロッド室85の油圧が解放される。したがって、ピス
トン86が右動し、前後進切換装置15では、クラ、チ
部材22が駆動クラッチ歯輪18aとの連結を解除して
右動し、駆動クラッチ歯輪20aと連結する。
また、油路41には吐出油圧P!!が供給されるので、
クラッチ弁7はスロットル油圧1)tとガバナ油圧Pg
との釣合いに応じて作動し、特にエンジンアイドリング
状態では、第3図(blに示すようにクラッチ弁7は半
クラツチ状態となる。
クラッチ弁7はスロットル油圧1)tとガバナ油圧Pg
との釣合いに応じて作動し、特にエンジンアイドリング
状態では、第3図(blに示すようにクラッチ弁7は半
クラツチ状態となる。
ここで、後方に向けて発進するために、スロットル弁開
閉装置43を操作してスロットル弁′を開(と、前述の
前進時の場合と同様に、クラッチ弁7が徐々に閉弁し、
油圧モータ4の駆動が開始され、車両が後方へと発信す
る。
閉装置43を操作してスロットル弁′を開(と、前述の
前進時の場合と同様に、クラッチ弁7が徐々に閉弁し、
油圧モータ4の駆動が開始され、車両が後方へと発信す
る。
車両停止後に手動切換レバー100を後進位置Rから中
立位iNに切換えると、油圧シリンダ75の両油室84
.85はともに油タンク12に連通されるので、ビス1
−ン86は右限位置から左限位置へと移動し、前後進切
換装置15でも後進位置の設定が解除される。このとき
、油路41の油圧は「0」であり、クラッチ弁7は全開
状態にあるので、駆動クラッチ歯輪20aとクラッチ部
材22との連結解除はスムーズに行なわれる。
立位iNに切換えると、油圧シリンダ75の両油室84
.85はともに油タンク12に連通されるので、ビス1
−ン86は右限位置から左限位置へと移動し、前後進切
換装置15でも後進位置の設定が解除される。このとき
、油路41の油圧は「0」であり、クラッチ弁7は全開
状態にあるので、駆動クラッチ歯輪20aとクラッチ部
材22との連結解除はスムーズに行なわれる。
以上の実施例では、定吐出量型油圧ポンプ2と可変容量
型油圧モータ4との組合せから成る車両用油圧式変速機
について説明したが、本発明はそのような変速機に限定
されるものではなく、たとえば可変容量型油圧ポンプと
定吐出量型油圧モータとの組合せから成る車両用油圧式
変速機に関連して実施することもできる。
型油圧モータ4との組合せから成る車両用油圧式変速機
について説明したが、本発明はそのような変速機に限定
されるものではなく、たとえば可変容量型油圧ポンプと
定吐出量型油圧モータとの組合せから成る車両用油圧式
変速機に関連して実施することもできる。
またクラッチ弁は、ロークリ方弐のクラッチ弁7に限定
されるものではなく、ピストン方式の絞り弁や中間位置
を有する絞り切換弁であってもよい。さらにサーボシリ
ンダ23およびパイロット弁47は、前記実施例のよう
に分Fiitしたものでなく、たとえば特開昭56−9
5722号公頼で開示されているように、パイロット弁
47をサーボシリンダ23のピストンロッド38に内蔵
したものであってもよい。
されるものではなく、ピストン方式の絞り弁や中間位置
を有する絞り切換弁であってもよい。さらにサーボシリ
ンダ23およびパイロット弁47は、前記実施例のよう
に分Fiitしたものでなく、たとえば特開昭56−9
5722号公頼で開示されているように、パイロット弁
47をサーボシリンダ23のピストンロッド38に内蔵
したものであってもよい。
前後進切換装置I5は、上記実施例ではトグクイプのも
のであったが、プラネタリギヤと湿式クラッチとを組合
せたものであってもよい。
のであったが、プラネタリギヤと湿式クラッチとを組合
せたものであってもよい。
C0発明の効果
以上のように本発明装置は、クラッチ弁を全開状態にす
る位置にパイロット弁を保持する全開保持手段を備える
ので、変速機の中)γ状態を簡単乙J得ることができ、
エンジン始動時に動力伝達を常に遮断することができる
。
る位置にパイロット弁を保持する全開保持手段を備える
ので、変速機の中)γ状態を簡単乙J得ることができ、
エンジン始動時に動力伝達を常に遮断することができる
。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は全
体油圧制御回路図、第2図はクラッチ弁の簡略化した縦
断面図、第3図は第2図のm−m線断面図でありクラッ
チ弁の作vJ状態を順次示す横断面図である。 1・・・人力軸、2・・・油圧ポンプ、4・・・油圧モ
ータ、5・・・油圧閉回路、6・・・短絡路、7・・・
クラッチ弁、14・・・出力軸、23・・・サーボシリ
ンダ、47・・・パイロ、ト弁、48・・・全開保持手
段としての切換弁、49・・・サーボ機構、T・・・油
圧式無段変速機時 許 出 願 人 本田技研工業株式
会社第2図 −!E 手続補正書(6発) 昭和 60年90−4 日 特許庁長官殿 個“阜 1、事件の表示 昭和60年特肝 願第16−1718号3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 名 称 (532)本田枝研工業株式会社4、代
理 人 〒105 住 所 東京都港区新橋四丁目4番5号 第に/ムラ
ビル5、補正の対象 一\、′− 6、補正の内容 図面の第1図を別 紙 の 通 リ 訂正ずろ。 、Tス上
体油圧制御回路図、第2図はクラッチ弁の簡略化した縦
断面図、第3図は第2図のm−m線断面図でありクラッ
チ弁の作vJ状態を順次示す横断面図である。 1・・・人力軸、2・・・油圧ポンプ、4・・・油圧モ
ータ、5・・・油圧閉回路、6・・・短絡路、7・・・
クラッチ弁、14・・・出力軸、23・・・サーボシリ
ンダ、47・・・パイロ、ト弁、48・・・全開保持手
段としての切換弁、49・・・サーボ機構、T・・・油
圧式無段変速機時 許 出 願 人 本田技研工業株式
会社第2図 −!E 手続補正書(6発) 昭和 60年90−4 日 特許庁長官殿 個“阜 1、事件の表示 昭和60年特肝 願第16−1718号3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 名 称 (532)本田枝研工業株式会社4、代
理 人 〒105 住 所 東京都港区新橋四丁目4番5号 第に/ムラ
ビル5、補正の対象 一\、′− 6、補正の内容 図面の第1図を別 紙 の 通 リ 訂正ずろ。 、Tス上
Claims (1)
- 入力軸に連なる油圧ポンプと出力軸に連なる油圧モータ
との間に形成された油圧閉回路に前記油圧ポンプの吐出
口および吸入口間の短絡路が接続され、該短絡路にはそ
れを開閉するためのクラッチ弁が設けられ、該クラッチ
弁にはサーボシリンダおよびパイロット弁から成るサー
ボ機構が連結される車両用油圧式変速機のクラッチ装置
において、前記クラッチ弁を全開状態とする位置に前記
パイロット弁を保持する全開保持手段を備えることを特
徴とする車両用油圧式変速機のクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16474885A JPS6224036A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 車両用油圧式変速機のクラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16474885A JPS6224036A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 車両用油圧式変速機のクラツチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6224036A true JPS6224036A (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=15799165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16474885A Pending JPS6224036A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 車両用油圧式変速機のクラツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6224036A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034619A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-22 | Toa Nenryo Kogyo Kk | 炭素繊維及び黒鉛繊維の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54134253A (en) * | 1978-11-20 | 1979-10-18 | Honda Motor Co Ltd | Controller for hydraulic stepless transmission |
JPS5944535A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-13 | Toshiba Corp | 換気扇 |
-
1985
- 1985-07-25 JP JP16474885A patent/JPS6224036A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54134253A (en) * | 1978-11-20 | 1979-10-18 | Honda Motor Co Ltd | Controller for hydraulic stepless transmission |
JPS5944535A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-13 | Toshiba Corp | 換気扇 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034619A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-22 | Toa Nenryo Kogyo Kk | 炭素繊維及び黒鉛繊維の製造方法 |
JPH0444017B2 (ja) * | 1983-07-29 | 1992-07-20 | Tonen Corp |
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