JPS6040853A - 自動変速機付車両のクリ−プ防止装置 - Google Patents

自動変速機付車両のクリ−プ防止装置

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JPS6040853A
JPS6040853A JP14725783A JP14725783A JPS6040853A JP S6040853 A JPS6040853 A JP S6040853A JP 14725783 A JP14725783 A JP 14725783A JP 14725783 A JP14725783 A JP 14725783A JP S6040853 A JPS6040853 A JP S6040853A
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pressure
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oil passage
hydraulic
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Masao Nishikawa
正雄 西川
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動変速機料車両のクリープ防止装置に関す
る。
自動変速機を備えた車両は、停車中に変速レバーをドラ
イブ位置(前進位置)にセットしておくと、トルクコン
バータの引摺りトルクのために、運転者の意志に反して
車両が前に出ようとする、いわゆるクリープ現象を示す
。このクリープ力はアイドル運転時のエンジンにブレー
キ力をかげようとするので、燃料経済性の観点から好ま
しくな(、かかるアイドル運転時には、トランスミッシ
ョンを中立状態において、エンジンおよびタイヤ間の動
力伝達を遮断し、エンジンのスロットル弁をその分だけ
絞って経済性を確保することが望ましい。
そこで本出願人は、車両のアイドル運転時を検知して発
進用クラッチの圧力を係合作用圧以下に保持してエンジ
ンの出力がタイヤに伝わるのを防止し、発進用クラッチ
の再係合に際してはスロットルペダルの踏込みストロー
クに比例して前記クラッチの作動力を制御することを先
に提案している。ところが、一般的な自動変速機にあっ
ては、走行中に発進用クラッチは絶えず係合状態におか
れており、本出願人による先の提案では、スロットルペ
ダルがアイドル位置に戻る毎に、発進用クラッチへの供
給圧がクリープ防止弁を介して油タンクに捨てられるの
で、たとえ適切な絞りがクリープ防止弁の上流に設けら
れているにせよ、システム全体の圧力が低下する方向に
ある。これは、たとえば長い下り坂を惰行して下る場合
において非常な高温時には、要部潤滑に必要な油が不足
する等の不具合を生じる原因となる。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり
、作動中においても作動油の洩れが生じな(てすむクリ
ープ防止弁を備える自動変速機付車両のクリープ防止装
置を提供することを目的とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず前進3段、後進1段の自動車用自動変速機の概要
を示す第1図において、エンジンEの出力は、そのクラ
ンク軸1からトルクコンバータT、補助変速機AI、差
動装置J)fを順次繰て駆動車輪LV 、 W/に伝達
され、これらを駆動する。
トルクコンバータTは、クランク軸1に連結したポンプ
翼車2と、補助変速機Mの入力軸5に連結したタービン
翼車3と、入力軸5上に相対回転自在に支承されたステ
ータ軸4αに一方向クラッチ7を介して連結したステー
タ翼車4とより構成される。クランク@1からポンプ翼
車2に伝達されるトルクは流体力学的にタービン翼車3
に伝達され、この間にトルクの増幅作用が行われると、
公知のように、ステータ翼車4がその反力を負担する。
ポンプ翼車2の右端には、第2図の油圧ポンプPを駆動
するポンプ駆動歯車8が設けられ、またステータ軸4α
の右端には第2図のレギュレータ弁Vrを制御するステ
ータアーム4bが固設される。
補助変速機Mの互いに平行する人、出力軸5゜6間には
発進用低速段歯車列G1、中速段歯車列G2、高速段歯
車列G3、及び後進1弱車列Grが並列に設けられる。
低速段歯車列G1は、入力軸5に発進用摩擦係合要素と
しての低速段クラッチC1を介して連結される駆動歯車
17と、出力軸6に固設され上記歯車17と噛合する被
動歯車18とより構成され、また中速段歯車列G2は、
入力軸5に中速段クラッチC2を介して連結される駆動
歯車19と、出力軸6に切換クラッチCsを介して連結
され上記歯車19と噛合する被動歯車20とより構成さ
れ、また高速段歯車列G3は、入力l141I5に固定
した駆動歯車21と、出力軸6に高速段クラッチC3を
介して連結される被動歯車22とより構成され、また後
進歯車列Grは、中速段歯車列G2の駆動歯車19と一
体に形成した駆動歯車23と、出力軸6に前記切換クラ
ッチCsを介して連結される被動歯車24と、上記両歯
車23゜24に噛合するアイドル歯車25とより構成さ
れる。前記切換クラッチCsは前記被動歯車20゜24
の中間に設けられ、該クラッチCsのセレクタスリーブ
26を図で左方の前進位置または右方の後進位置にシフ
トすることにより被動歯車20゜24を出力軸6に選択
的に連結することができる。
而して、セレクタスリーブ26が図示のように前進位置
に保持されているとき、低速段クラッチC1のみを接続
すれば、駆動歯車17が入力軸5に連結されて低速段歯
車例G、が確立し、この歯車列G1を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達される。次に、低速段クラッ
チC1の遮断状態のままで、中速段クラッチC2を接続
すれば、駆動歯車19が入力軸5に連結されて中速段歯
車列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達される。また、低速段クラッ
チC1および中速段クラッチC2を遮断すると共に高速
段クラッチC3を接続すれば、被動歯車22が出力軸6
に連結されて高速段歯車列G3が確立し、この歯車列G
3を介して入力軸5から出力@6にトルクが伝達される
。次に、セレクタスリーブ26を右方の後進位置に切換
え、中速段クラッチC2のみを接続すれば、駆動歯車2
3が入力軸5に、被動歯車24が出力軸6にそれぞれ連
結されて後進歯車列Grが確立し、この歯車列Grを介
して入力軸5から出力軸6にトルクが伝達される。
出力軸6に伝達されたトルクは、該軸6の端部に設けた
出力歯車27から差動装置Dfの大径歯車28に伝達さ
れる。
第2図において油圧ポンプPは、油タンクRから油を吸
い上げて作動油路29に圧送する。この圧油はレギュレ
ータ弁Vrにより所定圧力に調圧された後、手動切換手
段としてのマニュアル弁Vmへ送られる。この油圧をラ
イン圧ptという。
レギュレータ弁Vγは、調圧ばね30と、その外端を支
承するばね受筒31とを有し、このばね受筒31は調圧
ばね30のセット荷重を加減すべく左右に移動すること
ができる。このばね受筒31の外側面には、これに前記
ステータ翼車4に作用する反力、即ちステータ反力を加
えるように前記ステータアーム4bが当接し、さらにば
ね受筒31にはステータ反力を支承するステータばね3
2が接続される。したがって、ステータ反力が増大すれ
ばステータばね32が圧縮されるので、これに伴いばね
受筒31は左動して調圧ばね30のセット荷重を増大さ
せ、その結果作動油路29のライン圧PLは増圧される
レギュレータ弁rγにより調圧された圧油の一部は絞り
33を有する入口油路34を経てトルクコンバータT内
に導かれて、キャビテーションを防止するようにその内
部を加圧するが、この内子は、上記絞り33の太きさや
、トルクコンバータTの出口油路35に設けたチェック
弁36のばね37の強さ等で決められる。
チェック弁36を通湯した油は万イルクーラ56を経て
油タンクHに戻る。
油圧ポンプPより吐出される圧油の余剰分はレギュレー
タ弁Vrより潤滑油路38へ導かれ、各部潤滑部へ送ら
れるが、この際の必要最小限の油圧を確保するために調
圧弁39が潤滑油路38に接続される。
マニュアル弁Vmに送られた圧油は、絞弁Vmが図示の
中立位置にあるときは前記クラッチC1゜c’2 、c
3その他各種油圧作動部のいずれにも送られることがな
い。したがって、3つのクラッチC,,C2、C3は全
て非係合状態におかれ、エンジンEのトルクは車輪f 
、 Flに伝達されない。
マニュアル弁Vmが図示の位置かち1膜圧に移動してド
ライブ位置りにシフトされると、油圧ポンプPからの作
動油路29が油路43,118と連通し、かつ発進用油
路111が低速段クラッチC゛1の油圧シリンダ40a
に通じる作動油路41aに連通ずる。また油路112は
中速段クラッチC2の油圧シリンダ40bに通じる作動
油・路41bと遮断され、油路113aも排出ボート1
14から遮断される。油路115は引き続き排出ポート
116に連通している。作動油路43ば、セレクタスリ
ーブ26をシフトするための油圧サーボモータsmのば
ね室42に連通しており、したがってサーボモータSm
のピストン44は図示の左動位置に留まり、シフトフォ
ーク45を介して前記セレクタスリーブ26を第1図の
状態の前進位置に保持する。したがって、後進歯車列G
rは不作動状態におかれる。
作動油路29からはガバナ弁77gの入力ボートに連な
る入力油路46が分岐し、絞弁Vgの出力ポートからは
第1信号油路4γが延出する。
ガバナ弁V、は公知のもので、差動装置Dfの大径歯車
28と噛合する歯車48により自身の回転軸49回りに
回転される。したがって、その回転速度は車速に比例す
るので、ガバナ弁77gは、そのスプール弁体50のウ
ェイト51に働(遠心力の作用により車速に比例した油
圧、すなわちガバナ圧pgを第1信号油路47に出力す
ることができる。
また、前記作動油路43からは、油路53が分岐し、こ
の油路53はモジ丘レータ弁54を介して第1スロット
ル弁fl t、に接続される。モジュレータ弁54ばば
ね力で閉じ側に付勢されかつ出力ボート54aのモジュ
レータ圧で閉じ側に構成された減圧弁であり、第1スロ
ットル弁Vt、の入口圧力の上限値を規定する。
81スロットル弁Vt、は公知のもので、スプール弁体
55、該弁体55を左方へ押圧する制御ばね58、該弁
体55を右方へ押圧する戻しばね57、制御ばね58の
外端を支承する制御ピストン59、前記エンジンEの絞
弁の開度増加に連動して回転し制御ピストン59を左動
させる制御カム60、戻しばね570セット荷重を調節
し体る調節ボルト61等を有する。制御ピストン59が
左動すると、その変位が制御ばね58を介してスプール
弁体55に伝わり、これを左へ押すが、この左動に伴い
第2信号l由路52に出力される油圧がスプール弁体5
5を右へ押し戻すようにスプール弁体55の左肩部55
αに働くので、結局、第1スロツトル弁Vt1はエンジ
ンEの絞弁開度に比例した油圧、即ち第1スロツトル圧
Pt1を第2信号油路52に出力することになる1、な
お、制御カム600反時計方向の回動は油路117と油
タンクRとの連通を連続的に絞ることになる。
上記第1及び第2信号油路47,52は低−中速シフト
弁V1及び中−高速シフト弁l/′2の各両端パイロッ
ト油圧室62a、62!l;63a、631!1にそれ
ぞれ接続される。これに」二り、これらシフト弁V1 
+ V2の各スプール弁体64.65は両端面に前記ガ
バナ圧Pg及び第1スロツトル圧Ptlを受けて次のよ
うに作動される。
即ち、低−中速シフト弁V、のスプール弁体64ば、当
初ばね66の力で図示の右動位置に留まっており、した
がって油路118は一方向絞り75を備える発進用油路
111を介して作動油路41αに連通し、低速段クラッ
チC1が加圧係合される。
次いで車速か上昇してガバナ圧Pgが増加し、このガバ
ナ圧P!Iによるスプール弁体64の左動力が第1スロ
ツトル圧Pt1及びばね66による該弁体64の右動力
に打勝つと、該弁体64の右端部に設けたクリックモー
ション機構67において弁体64と共に移動するクリッ
クボール68が固定の位置決め突起69を乗り越えて、
該弁体64は左動位置に急速に切換わる。これにより、
発進用油路111がドレン油路119に連通し、油路1
18が油路70に連通する。また油路70はドレン油路
120と遮断される。この状態で中−高速シフト弁V2
が図示の位置にあれば、油路70は一方向絞り121を
備える油路113に連通し、さらにマニュアル弁Vmを
介して作動油路4i&に連通ずる。したがって油圧シリ
ンダ40bに作動油が供給されて、中速段クラッチC2
が加圧係合される。その結果、中速段歯車列G2が確立
する。
更に車速か上昇してくると、中−高速シフト弁V2でも
同様な作用が生じ、絞弁r2のスプール弁体65は増加
するガバナ圧Pgのために左動して、油路113をドレ
ン油路122に連通ずるとともに、油路70を高速段ク
ラッチC3の油圧シリンダ40Cに通じる作動油路41
Cに連通し、さらに作動油路41Cをドレン油路123
から隔絶する。したかつて、中速段クラッチC2はその
係合状態を解除され、高速段クラッチC゛3が加圧係合
して高速段の歯車列G3が確立する。
変速時のショックを和らげるために、各クラッチC1、
C2、C3には油圧的に並列にアキュムレータ72.7
3.74が接続される。またドレン油路119には1−
2オリフイス制御弁124が設けられ、ドレン油路12
2には2−3 F l)フイス制御弁125が設けられ
る。
各アキュムレータ72,73.74の背圧室7778.
79にはエンジン出力検出器としての第2スロツトル弁
Vt2からの第2スロツトル圧Pt2が油路106を介
して導かれる。この第2スロツトル弁Vt2は、油路5
3から分岐した油路105と、前記油路106との間に
介挿され、スプール弁体107と、該弁体107を左方
に押圧する制御ばね108と、制御ばね108の外端を
支承する制御ピストン109と、エンジンEのスロット
ル開度の増加に連動して回転して制御ピストン109を
左動させる制イfilカム110とを有する。
制御ピストン109が左動すると、その変位が制御ばね
108を介してスプール弁体107に伝わり、スプール
弁体107が左動する。この左動に伴なって油路106
に出力される油圧がスプール弁体101を右に押し戻す
ようにスプール弁体101の左肩部107αに働く。こ
のような動作によって、第2スロツトル弁Vt2は、エ
ンジンEのスロットル開度に比例した第2スロツトル圧
Pt2を、油路106を介して各アキュムレータ72〜
74の背圧室77〜79に与えることになる。なお、制
御カム110の反時計方向の回動はドレン油路120と
油タンクRとの連通を連続的に絞る。
減速時には、中−高速シフト弁V2の弁体65が先ず右
動して高速段の変速比から中速段の速度比となり、さら
に速度が低下すると、低−中速シフト弁V1の弁体64
が右動して低速段の速度比となる。
発進用油路111の途中にはクリープ防止弁VCが介挿
される。このクリープ防止弁Vcは、スプール弁体81
を有し、スプール弁体81は、発進用油路111を上流
側の部分111aと、下流側の部分111hとに分ける
ように、その中間部に形成したシリンダ状の弁室82に
収容される。これにより、スプール弁体81の右方には
第1パイロツト油圧室83が画成され、スプール弁体8
1の左方には第2パイロツト油圧室84が画成される。
第1パイロツト油圧室83にはスプール弁体81を左方
に押圧するばね85が収容されるとともに第2スロツト
ル弁Vt2からの第2スロツトル圧Pt2を導く油路1
06から分岐した油路86が接続される。また第2パイ
ロツト油圧室84には、発進用油路111の下流側の部
分111hが絞り87を介して接続される。
スプール弁体81の外周には環状溝88が形成されてお
り、さらにその環状溝88よりも右方側には左方側に臨
む肩部89が設けられ、この肩部89は油タンクRに通
じる排出油路9oに臨む。
マニュアル弁Vmをドライブ位置り以外のシフト位置た
とえば第1速のエンジンブレーキ位置すなわち第1速保
持位置■にシフトしたときには、弁体80の移動に応じ
て作動油路41aが発進用油路111と遮断され、発進
用油路111と並列なエンジンブレーキ用油路126を
介して油路43に連通し、さらに油圧ポンプPに連なる
作動油路29に連通ずる。したがって、油圧ポンプPと
低速段クラッチC1の油圧シリンダ40.7とは1発進
用油路111における一方向絞り15を介することなく
直接連通することになり、低速段クラッチC1の係合に
より低速段歯車列G、が確立してエンジンブレーキがか
けられる。
次にマニュアル弁Vmが中速段保持位置1■または後進
位置Reにシフトしたときには中速段クラッチC2のみ
が係合して中速段歯車列G2または後進歯車列Grが確
立する。特に後進位置Reにシフトしたときには、サー
ボモータSmのピストン44がその左端面に圧油を受け
、ばね室42が油タンクRに接続されるので、ピストン
44が右動して後進歯車列Grが確立する。なお、マニ
ュアル弁Vmのシフト位置中、Pkはパーキング位置を
示すものである。
次にこの実施例の作用について説明すると、マニュアル
弁Vmをドライブ位置りにシフトして運転中に車両速度
を減速して停止しようとすると、中−高速シフト弁V2
および低−中速シフト弁V。
の各弁体65,64が右動して油路118が発進用油路
111に連通し、作動油路41aには絞り75の絞り効
果によってたとえば1 kg/cutl程度の油圧が供
給され、低速段クラッチC1が係合する。
マニュアル弁Vmをドライブ位置りにしたままで交叉点
などで車両を停止させ、スロットルペダルを踏まずにい
ると、第2スロットル弁II t 2 からの第2スロ
ツトル圧Pt2が低下するので、クリープ防止弁Vcの
スプール弁体81は74(2パイロツト油圧室84に作
用している低速段クラッチC1の圧力のために右動する
。これにより、発進用油路111の上流側の部分111
αおよび下流側の部分111bが遮断され、低速段クラ
ッチC1の圧力はばね85で定まる設定圧に保たれる。
この設定圧は、低速段クラッチCI内の戻しばね121
のばね力によって低速段クラッチC゛、の実質的係合が
生じない範囲で可能な限り高(設定される方が、次の発
進の際の応答性の上から望ましい。もしも、低速段クラ
ッチC8内の圧力が何らかの理由により前記設定値より
も高(なったとしたら、スプール弁体81はさらに右動
して下流側の部分111bを排出油路90に連通ずるの
で、低速段クラッチCIの圧力は設定値通りに制御され
る。
このようにクリープ防止弁VCが作動することにより、
低速段クラッチC1の停台状態が解除され、クリープ現
象が発生することが防止される。
しかも、発進用油路111の上流側の部分111aはス
プール弁体81で閉じられているので、作動油が油タン
クRに洩れてしまうことはなく、余剰油があれば、それ
は潤滑油路38を介して各部側滑部に供給される。
次にスロットルペダルを踏込んでいくと、第1ハイロツ
B[l[83へはスロットルペダルのストロークに比例
した第2スロツトル圧Pt2 が作用するので、クリー
プ防止弁Vcのスプール弁体81は左動し、発進用油路
111の上流側の部分111αが開かれようとする。と
ころが、薦2パイロット油圧室84には、その出力圧が
フィードバックされているので、結局低速段クラッチC
1の係合圧はスロットルペダルのストロークに比例した
値に制御され、滑かな発進が可能となる。しかもスプー
ル弁体81は、左側に臨む肩部89を介して右方側の部
分の断面積が左方側の部分の断面積よりも大きくなるよ
うに形成されているので、第2スロットル圧Pt、がペ
ダルストロークに対し増大する割合よりも低速段クラッ
チC1への供給油圧の増大割合が大きくなる。その結果
、低速段クラッチC1の係合圧が急速に高められ、発進
時の再係合に際して低速段クラッチC1の滑りを低減す
ることができ、したがって低速段クラッチC1の寿命を
延ばすことができる。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、クリープ防
止弁Vc’ の第1パイロツト油圧室83には、第1パ
イロツト油圧室83への流通のみを許容する一方向弁9
1と、該一方向弁91と並列な電磁弁92とを介して、
第2スロツトル圧Pt2を導(油路86が接続される。
また環状溝88は絞り93を介して第2パイロツト油圧
室84に連通し、さらに絞り94および一方向弁95を
介して第1パイロツト油圧室83に連通ずる。また電磁
弁92は、ソレノイド96が励磁されたときに開弁する
ものであり、このソレノイド96は、手動スイッチ97
およびその手動スイッチ97と直列なトランジスタ98
を介して接地される。またトランジスタ98のベースに
は抵抗99を介してANDゲート100の出力端が接続
され、ANDゲート10002つの入力端には、車速セ
ンサ101およびブレーキセンサ102がそれぞれ接続
される。車速センサ101は、基準車速以下でハイレベ
ル信号を出力し、それ以上ではローレベル信号を出力す
る。またブレーキセンサ102はブレーキランプが点灯
中はハイレベル信号を出力し、消灯するとローレベル信
号を出力する。したがって、ブレーキペダルを踏んで車
速が基準車速以下になったときには、ANDゲー1−1
00の出力がハイレベルとなり、トランジスタ98が導
通する。そのため手動スイッチ97が導通している状態
では、ソレノイド96が励磁され、電磁弁92が開弁さ
れる。
この実施例によれば、低速段クラッチC1の圧力は、絞
り94および一方向弁95を介して第1パイロツト油圧
室83に導かれる。また第2スロツトル圧Pt2は一方
向弁91および電磁弁92を介して第1パイロツト油圧
室83にシかれる。
そのため、ソレノイド96の励磁および消磁とは無関係
に、スロットルペダルの操作で低速段クラッチC0を再
係合し得る。また基準車速以下では電磁弁92が閉じら
れ、絞り94と一方向弁95とを介して低速段クラッチ
C1の圧が弁体81′の右端に作用し、弁体81′の両
端の面積差およびばね85のばね力により弁体81′は
左動して発進用油路111の上流側の部分111aが下
流側の部分111zに連通し、低速段クラッチC1は常
に係合状態に保たれる。
以上の各実施例ではエンジン出力に比例した流体圧とし
て第2スロツトル圧Pt2を用いているが、第1スロツ
トル圧Pt2 であってもよく、さらにエンジンEのマ
ニホールド負圧を用いても前記各クリープ防止弁Vc、
Vc’と同様の作用を行なうクリープ防止弁を構成する
ことができるであろう。
以上のように本発明によれば、発進用の摩擦係合要素と
、油圧源とを結ぶ油路の途中に、エンジン出力に比例し
た流体圧が低いときに閉弁動作するクリープ防止弁が介
挿されるので、車両のアイドル運転時にクリープ防止弁
が作動しても作動油が油タンクに洩れることはなく、し
たがってシステム全体の油圧が低下することもなく、要
部潤滑に必要な油が不足することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される前進3段、後進1段の自動
車用自動変速機の概要図、第2図は本発明の一実施例の
油圧回路図、第3図は本発明の他の実施例の要部油圧回
路図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体式トルクコンバータト;該トルクコンバータ
    に連結され発進用歯車列を確立するだめの摩擦係合要素
    を有する補助変速機と;前記摩擦係合要素に作動油を供
    給するための油圧源と;エンジン出力に比例した流体圧
    を出力するエンジン出力検出器と;を備える自動変速機
    付車両において、前記摩擦係合要素と油圧源とを結ぶ油
    路の途中に、前記流体圧が低いときに閉弁動作するクリ
    ープ防止弁が介挿されることを特徴とする自動変速機付
    車両のクリープ防止装置。
  2. (2)前記クリープ防止弁は、前記摩擦係合要素に接続
    され弁体を閉じ側に伺勢するだめのパイロット油圧室を
    備え、該弁体はばね力により開き側に付勢されることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の自動変速機
    付車両のクリープ防止装置。
  3. (3)前記流体圧は、エンジン出力に比例した信号油圧
    であり、前記クリープ防止弁は、該信号油圧が導入され
    弁体を開き側に付勢するだめの第1パイロツト油圧室と
    、前記摩擦係合要素に接続され弁体を閉じ側に付勢する
    ための第2パイロツト油圧室とを備えることを特徴とす
    る特Zl、請求の範囲第(1)項記載の自動変速機付車
    両のクリープ防止装置。
  4. (4)前記クリープ防止弁はスプール弁であり、弁室内
    を摺動するスプール弁体の前記第1パイロツト油圧室に
    臨む受圧面積は、前記第2パイロット油圧室に臨む受圧
    面績よりも太き(設定されることを特徴とする特許請求
    の範囲第(3)ffi記載の自動変速機付車両のクリー
    プ防止装置。
JP14725783A 1983-08-11 1983-08-11 自動変速機付車両のクリ−プ防止装置 Granted JPS6040853A (ja)

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