JPS62127562A - 車両用伝動装置 - Google Patents

車両用伝動装置

Info

Publication number
JPS62127562A
JPS62127562A JP26683785A JP26683785A JPS62127562A JP S62127562 A JPS62127562 A JP S62127562A JP 26683785 A JP26683785 A JP 26683785A JP 26683785 A JP26683785 A JP 26683785A JP S62127562 A JPS62127562 A JP S62127562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
hydraulic
oil passage
valve
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26683785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0481070B2 (ja
Inventor
Eiichirou Kawahara
河原 ▲*▼一郎
Akihito Okuda
昭仁 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP26683785A priority Critical patent/JPS62127562A/ja
Publication of JPS62127562A publication Critical patent/JPS62127562A/ja
Publication of JPH0481070B2 publication Critical patent/JPH0481070B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 fil  産業上の利用分野 本発明は、エンジンおよび車輪間に、油圧ポンプと油圧
モータとが油圧閉回路をなして連結されて成る油圧式変
速機が介装される車両伝動装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる車両用伝動装置は、たとえば特開昭55−
152622号公報によって既に知られている。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところで、かかる伝動装置において、油圧式変速機の油
圧ポンプおよび油圧モータの少な(とも一方は可変容量
となっており、通常の高速走行時には、速度比(出力回
転数/入力回転数)が比較的大きい状態、すなわち低速
時に比べるとポンプ容量が大きいか、あるいはモータ容
量が小さい状態となっている。また低速走行時には、速
度比が比較的小さい状態、すなわち高速時に比べるとポ
ンプ容量が小さいか、あるいはモータ容量が大きい状態
となっている。
このため、低速走行時に減速しようとして運転者がアク
セルペダルから足を外すと、速度比が小さいために、油
圧モータが負荷側慣性により逆駆動されて大容量の油圧
ポンプとして機能するようになる。これにより大きなエ
ンジンブレーキが車両に働き、加速度の方向が急激に変
化する。この減速状態で再び加速するためにアクセルペ
ダルを踏込むと、上記減速状態に対して加速度の方向が
急激に変化する。
したがって、たとえば混雑した道路などで、低速時に加
減速操作を繰返すと、加速度の方向がその度に大きく変
化し、運転者に不快感を与えることがあり、好ましくな
い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、設
定車速未満での加減速操作により加速度の方向が大きく
変ることを回避し、乗心地を向上した車両用伝動装置を
提供することを目的とする。
B1発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明によれば、油圧閉回路には、設定車速未満で油圧
モータの出口および入口間を短絡して出口から入口に向
けての流通のみを許容する短絡手段が設けられる。
(2)作 用 設定車速未満では、油圧モータの出口および入口間が短
絡するので、減速操作により油圧モータが負荷側慣性に
より逆駆動されても、油圧ポンプへの作動油供給量が大
となることはなく、したがって大きなエンジンブレーキ
が作用することも回避される。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の一実施例を示す第1図において、自動車の
油圧式無段変速機Tは、エンジンEにより駆動される入
力軸lを有する定吐出量型油圧ポンプ2と、駆動軸3を
有して該油圧ポンプ2と同一軸線上に配設される可変容
量型油圧モータ4とが、油圧閉回路5を構成すべく相互
に接続されて成る。すなわち、前記油圧ポンプ2の吐出
口および前記油圧モータ4の入口間は、高圧油路5hに
より相互に接続され、前記油圧モータ4の出口および前
記油圧ポンプ2の吸入口間は低圧油路5eにより相互に
接続される。
前記油圧ポンプ2の吐出口および吸入口間、すなわち高
圧および低圧油路5h、56間には短絡路6が接続され
ており、この短絡路6の途中にクラッチ弁7が設けられ
る。
また入力軸1により駆動される補給ポンプ8の吐出口が
逆止弁9.10.11を介して高圧および低圧油路5h
、5Nに接続され、油タンク12から汲み上げられる作
動油が、不足分を補充すべく油圧閉回路5に供給される
。さらに補給ポンプ8の吸入および吐出口間にはリリー
フ弁13が設けられる。
車輪Wに連結された出力軸14は、前記油圧モータ4の
駆動軸3と平行に配置されており、駆動軸3および出力
軸14間に前後進切換装置15が設けられる。この前後
進切換装置15は、軸方向に間隔をあけて駆動軸3に固
設される第1および第2駆動歯車16.17と、出力軸
14に回転自在に支承されるとともに第1駆動歯車16
に噛合する第1被動歯車18と、中間歯車19を介して
第2駆動歯車17に連結されるとともに出力軸14に回
転自在に支承される第2被動歯車20と、第1および第
2被動歯車18.20間で出力軸14に固設される被動
クラッチ歯輪21と、該被動クラッチ歯輪21および前
記両被動歯車18.20間を選択的に連結するクラッチ
部材22とを備える。第1および第2被動歯車18.2
0の被動クラッチ歯輪21側端部には、駆動クラッチ歯
輪18a、20aが設けられており、前記クラッチ部材
22は、駆動クラッチ歯輪18aおよび被動クラッチ歯
輪21間を連結する位置と、被動クラッチ歯輪21およ
び駆動クラッチ歯輪2Oa間を連結する位置との間で移
動可能である。
かかる前後進切換装置15では、第1図に示すように駆
動クラッチ歯輪18aが被動クラッチ歯輪21に連結さ
れている状態では、出力軸14が駆動軸3の回転方向と
逆方向に回転され、車輪Wが前進力、向に回転可能であ
る。また被動クラッチ歯輪21および駆動クラッチ歯輪
20aが連結されると、出力軸14は駆動軸3と同一方
向に回転され、車輪Wは後進方向に回転可能である。
前記クラッチ弁7は駆動装置23によって駆動されるも
のであり、この駆動装置23の作動および前後進切換装
置15の切換作動は制御装置24によって制御される。
この制御装置24には、エンジン回転数を検出する第1
検出手段S1と、スロットル開度を検出する第2検出手
段S2とが接続されており、制御装置24はそれらの検
出手段31、S2からの入力信号に基づいて、駆動装置
23および前後進切換装置15を制御する。
クラッチ弁7はリンク31を介して駆動装置23に連結
されており、駆動装置23の作動に応じてクラッチ弁7
が全開状態から全開状態まで無段階に制御される。
駆動装置23は、たとえばサーボシリンダであり、シリ
ンダ34と、g亥シリンダ34内に摺合されてシリンダ
34内をヘッド室35およびロッド室36に区画するピ
ストン37と、該ピストン37に一体化されるとともに
シリンダ34のロッド室36側の端壁を油密にかつ移動
自在に貫通するピストンロッド38と、ロッド室36に
収容されるとともに、ピストン37をヘッド室35側に
向けて付勢するばね39とから成る。
ピストンロッド38の先端に前記リンク31が連結され
ており、ピストン37がばね39により最大限右動する
と、クラッチ弁7は全開状態となる。またピストン37
がばね39のばね力に抗して左動すると、クラッチ弁7
の開度が小となり、無段変速機Tは半クラツチ状態とな
る。さらに、ばね39のばね力、に抗してピストン37
が最大限左動すると、クラッチ弁7が全閉となる。
第1検出手段S1は、たとえば入力軸1の回転に応動す
る油圧ガバナであり、その入力ポート40は、補給ポン
プ8の吐出油圧を導き得る油路41に接続される。この
第1検出手段S1の出力ポート42からは、エンジンE
の回転数に比例したガバナ油圧Pgが出力され、このガ
バナ油圧Pgは補給ポンプ8の吐出油圧PIlよりも小
(Pg<P/)となるように設定される。
第2検出手段S2は、たとえばスロットル開度−油圧変
換器であり、スロットル弁開閉装置43の動作に対応し
たスロットル油圧ptを出力ポート44から出力するも
のである。一方、第2検出手段S2の入力ポート45は
前記油路41に接続されており、スロットル油圧ptは
前記吐出油圧PI!よりも小(Pt<PR)となるよう
に定められる。
制御装置24は、パイロット弁47と、切換弁48と、
サーボ弁75と、マニュアル弁78とで構成される。
パイロット弁47は、駆動装置23のヘッド室35およ
びロッド室36にそれぞれ個別に連通する油路51,5
2と、補給ポンプ8の吐出口に連なる供給油路53およ
び油タンク12に連通ずる解放油路54との間に介装さ
れ、スリーブ55と、該スリーブ55内で相対移動可能
なスプール56とを備える。
パイロット弁47には前記油路51,52に連通ずるポ
ー)57.58と、供給油路53および解放油路54に
それぞれ連通ずるポー1−59.60とが設けられる。
またスリーブ55には、駆動装置23におけるピストン
ロッド38がリンク61を介して連結されており、駆動
装置23の働きがパイロット弁47にフィードバックさ
れる。
スプール56は、ポート58.59およびポート57.
60を連通ずる左位置、ポート57.58およびポート
59.60間を遮断する中立位置、ならびにポート57
.59およびポート58.60を連通ずる右位置の3つ
の切換位置の間でスリーブ55に対して相対移動するも
のである。このスプール56を右方向に付勢するために
ばね62がスプール56の左端に当接され、スプール5
6を左方向に付勢するためのばね63がスプール56の
右端に当接される。またスプール56の左端に油圧を作
用させるための切換用ポート64と、スプール56の右
端に油圧を作用させるための切換用ポート65とがパイ
ロット弁47に設けられる。
このようなパイロット弁47において、スプール56の
左端に働く力F1は、ばね62の荷重F11と、スプー
ル56の左端に作用する油圧力F12との和(F1=F
11+F12)であり、スプール56の右端に働く力F
2は、ばね63の荷重F21と、スプール56の右端に
作用する油圧力F22との和(F2=F21+F22)
であり、これらの力F1.F2の釣合いの変化によりス
プール56が作動する。
たとえば、Fl<F2になると、スプール56は左動し
て右位置となり、駆動装置23のヘッド室35には補給
ポンプ8の吐出油圧PJが導入され、またロンド室36
は油タンク12に解放される。これによりピストン37
およびピストンロッド38が左動し、クラッチ弁7が閉
じ方向に作動する。
スプール56の左動によりばね62の荷重F11が増加
し、それとは逆にばね63の荷重F21が減少して、F
l=F2となると、スプール56が停止する。しかもス
リーブ55はピストンロッド38の左動によりリンク6
1を介して左動される。このために、スリーブ55およ
びスプール56の位置関係が中立位置となると、ポート
57゜59;58,60間の作動油の流通が停止して、
ピストンロッド38の左動が停止しクラッチ弁7の作動
も停止する。またスリーブ55もピストンロッド38の
動きに合わせて停止する。
Fl>F2になると、スプール56は右動し、スプール
56のスリーブ55に対する相対位置は左位置となる。
これにより、駆動装置23のロンド室36に補給ポンプ
8の吐出油圧Plが導入され、ヘッド室35は油タンク
12に解放されるので、ピストン37およびピストンロ
ッド38が右動する。これにより、クラッチ弁7は開弁
方向に作動する6 スプール56の右動により、ばね63の荷重F21が増
加するとともにばね62の荷重Filが減少し、F1=
F2になるとスプール56の右動が停止する。このとき
、ピストンロッド38の右動に応じてスリーブ55も右
動し、スプール56との位置関係が中立位置になると、
ロンド室36への油圧の供給が停止して、ピストンロン
ド38の右動が停止し、クラッチ弁7の作動も停止する
また、スリーブ55の右動もピストンロンド38の動き
に合わせて停止する。
このような機構は、一般的なサーボ機構であり、スプー
ル56の移動量に応じてピストン37を移動させること
によりクラッチ弁7の開度すなわち短絡路60開度を調
整することができる。
切換弁48は、3ボ一ト2位置切換弁であり、補給ポン
プ8の吐出口に連なる油路66および第2検出手段S2
の出力ポート44に連なる油路67と、パイロット弁4
7の切換用ボート64に連なるパイロット油路68との
間に介装される。この切換弁48は、油路6Gをパイロ
ット油路68に連通させる右位置と、油路67をパイロ
ット油路68に連通させる左位置とを切換可能であり、
油路41から分岐したパイロット油路69に補給ポンプ
8の吐出油路P7!が導がれたときに左位置となる。
一方、パイロット弁47の切換用ポート65には、第1
検出手段S1の出力ポート42がパイロット油路70を
介して連通される。
油路41に補給ポンプ8の吐出油圧PI!が供給されて
いるときには、パイロット油路69にも吐出油圧PJが
導入され、これに応じて切換弁48は左位置となり、パ
イロット弁47の切換用ポート64にはスロットル油圧
ptが供給される。また他方の切換用ポート65には第
1検出手段s1からのガバナ油圧Pgが供給されており
、それらの油圧力F12.F22を含む力Fl、F2の
バランスによりパイロット弁47が作動して、クラッチ
弁7が開閉作動する。
一方、油路41に吐出油圧PRが供給されていないとき
、すなわち油路41の油圧が「O」のときには、切換弁
48は右位置となり、パイロット弁47の切換用ポート
64には吐出油圧Pi!が供給される。これに対して、
第1検出手段S1からのガバナ油圧Pgは、入力ポート
40の油圧がrOJであることからrOJであり、スプ
ール56の右端には油圧が作用しない。このようなとき
、スプール5Gを右動させる力Flが、左動させる力F
2よりも大(Fl>F2)となるように、パイロット弁
47が定められており、スプール56が右限に達するま
で移動して、クラッチ弁7の全開状態が確実に得られる
サーボ弁75は、前後進切換装置15のアクチュエータ
としての機能と、油圧制御機能とを有するものであり、
前記油路41に接続される2つの油路79.80と、油
路81,82との間に介装される。
このサーボ弁75は、軸方向に比較的厚い端壁83aを
一端に有するシリンダ83と、該シリンダ83内を一端
側の前進用油室84および他端側の後進用油室85に区
画してシリンダ83内に摺合されるピストン86と、該
ピストン86に一体に設けられ前記端壁83aに穿設し
た孔87に移動自在に挿通されるピストンロン18日と
、前進用油室84に収容されるとともにピストン86を
後進用油室85側に付勢するばね89とを備える。
ピストンロンド88の先端には、操作部材9゜が固着さ
れており、この操作部材9oに前記クラッチ部材22が
固着される。したがって、ピストン86およびピストン
ロンド88の作動に応じてクラッチ部材22が移動して
、前後進切換装置15の切換作動が行なわれるものであ
り、ピストン86およびピストンロンド88が左限位置
まで移動したときに前後進切換装置15では前進用歯車
列が確立し、ピストン86およびピストンロッド88が
右限位置まで移動したときに前後進切換装置15では後
進用歯車列力身奮立する。
シリンダ83の端壁83aには、孔87の内面に環状に
開口して油路79に連通ずるボート91と、そのボート
91よりも一端寄りで孔87の内面に環状に開口して油
路80に連通ずるボート92とが設けられる。またシリ
ンダ83には、前進用油室84に連通ずるとともに前記
油路81に接続されるボート93と、後進用油室85に
連通ずるとともに前記油路82に接続されるボート94
とが設けられる。
またピストン86およびピストンロッド88には、後進
用油室85に連通する油路95が穿設されており、この
油路95の端部に連通する環状油路96がピストンロッ
ド88の外面に設けられる。
この環状油路96は、ピストン口、ド88が右限位置に
達したときにボート92に対応するように、その軸方向
位置を定められる。
さらに、ピストン86およびピストンロッド88が左限
位置にあるときに、前進用油室84およヒホート91間
を連通させるように、ピストンロッド88の外面に環状
溝97が設けられており、この環状溝97はピストン8
6およびピストンロッド88が左限位置から右限位置に
移動する途中で前進用油室84およびポート91間が遮
断されるように、その位置を設定して形成される。
このようなサーボ弁75の動作を節単にまとめると、次
のようになる。すなわちピストン86が左限位置のとき
には、油路81からボート93、前進用油室84、環状
溝97、ボート91を経て油路79に至る油圧経路が形
成され、ピストン86が右限値1のときには、油路82
からボート94、後進用油室85、油路95、環状油路
96、ボート92を経て油路80に至る油圧経路が形成
される。しかも、ピストン86の右動および左動時に、
前記両油圧経路が同時に形成されることはない。
このようにサーボ弁75は、前後進切換装置15のアク
チュエータとしての機能と、前後進切換装置15の切換
位置を検出する検出手段としての機能を発揮する。すな
わち、ピストン86の移動によりクラッチ部材22を作
動せしめるとともに、前後進切換装置15の前進および
後進位置の切換に応じて前記2つの油圧経路を切換えて
切換位置を検出する。
マニュアル弁78は、前記油路81,82と、補給ポン
プ8に連なる前記供給油路53および油タンク12に連
なる解放油路99との間に介装される4ポ一ト3位置切
換弁であり、手動操作によって前進、中立、後進の3つ
の切換油圧信号を出力する。すなわち、マニュアル弁7
8は、手動切換レバー100を有しており、この手動切
換レバー100の操作に応じて前進位置F(左位置)、
中立位置Nおよび後進位置R(右位置)の3つの位置を
切換えることができる。
前進位置Fでは、油路53.81が連通ずるとともに油
路82が解放油路99に連通し、中立位置Nでは油路5
3の油路81,82への連通が遮断されるとともに両油
路81,82が解放油路99に連通し、後進位置Rでは
油路53.82が連通ずるとともに油路81が解放油路
99に連通ずる。
油圧閉回路5において、油圧ポンプ4の出口および入口
間、すなわち低圧油路5βおよび高圧油路5h間にわた
っては、短絡手段101が設けられる。この短絡手段1
01は、クラッチ弁7を設けた短絡路6と並列な短絡路
102と、該短絡路102の途中に設けられる切換弁1
03と、切換弁103および高圧油路5h間で短絡路1
02に設けられる逆止弁104とを備える。
切換弁103は、2ポ一ト2位置切換弁であり、短絡路
102を開く左位置と、短絡路102を閉じる右位置と
を切換可能であり、左位置側に付勢するばね105と、
該ばね105のばね力に抗して右位置とすべく油圧を作
用させるための切換用ボート106とを備える。また逆
止弁104は、切換弁103により短絡路102が開い
たときに、低圧油路51から高圧油路5hに向けての作
動油の流通のみを許容する。
車輪Wに連なる駆動軸3には第3検出手段S3が連結さ
れる。この第3検出手段S3は、駆動軸3の回転に応動
する油圧ガバナであり、その出力ボート107はパイロ
ット油路108を介して切換弁103の切換用ボート1
06に接続される。
また入力ポート109は、補給ポンプ8の吐出油圧Pρ
を導く供給油路53から分岐した油路110に接続され
る。
したがって、第3検出手段S3からは、車速に比例した
ガバナ油圧pvが出力され、このガバナ油圧Pvは吐出
油圧PRよりも小(Pv<pβ)となるように定められ
る。
切換弁103では、ばね105による右動力と、ガバナ
油圧pvによる左動力とで切換位置が定まり、車速か一
定値未満のときのガバナ油圧pvによる左動力がばね1
05による右動力よりも小さくなるように設定される。
したがって、設定車速未満では、切換弁103が左位置
となり、短絡路102が開く。
次にこの実施例の作用について説明すると、車両の前進
走行時には、第3検出手段S3からは車速に応じたガバ
ナ油圧pvが出力されており、設定車速以上では、その
ガバナ油圧pvによる左動力かばね105による右動力
を上回り、切換弁103は右位置となる。これにより、
短絡路102は閉じられており、加速時、減速時共に、
油路5N、5h間での作動油のバイパスは生じない。し
たがって、通常の加速、エンジンブレーキ効果が得られ
る。
車速か設定値未満になると、切換弁103は左位置へと
切り替わり、短絡路102が開く。この際加速時には、
油路5h側が高圧となるが、逆止弁104の働きにより
、作動油のバイパスが阻止され、通常の加速操作を行な
うことができる。また減速時には、油圧モータ4が車輪
W側の慣性により逆駆動されて、低圧油路51が高圧と
なり、開かれた短絡路102を介して高圧油路5h側に
作動油がバイパスする。したがって、加、減速操作を繰
返しても、加速度の方向が太き(変ることはなく、乗心
地が向上する。
ここで、作動油のバイパス量および設定車両は、速度比
および負荷側慣性等を考慮して、それぞれの車両に応じ
て設定すれば良い。
また後進時にも、駆動軸3の回転により車速に比例した
ガバナ油圧Pvが第3検出手段S3から出力され、また
油圧閉口路5も前進時と同様な作動をするので、前進時
と同様な効果が得られる。
さらに、車両走行中にマニュアル弁78を中立位置Nに
すると、その車速に応じて切換弁103が作動するもの
の、クラッチ弁7が全開状態となるので、切換弁103
の切換位置に拘らず、車両は惰行する。したがって負荷
側慣性により、ポンプ2やエンジンEが駆動されること
はない。
第2図は本発明の他の実施例を示すものであり、第1図
の実施例に対応する部分には同一の符号を付す。この実
施例では、前述の実施例の切換弁103に代えて、中間
位置を有する2ボート絞り切換弁111を有する短絡手
段112が油圧閉回路5に設けられる。
この実施例によれば、ガバナ油圧Pvに応じて切換弁1
11の開度が変化する。すなわちガバナ油圧pvが高(
なれば、切換弁111の開度が小さくなり、ガバナ油圧
Pvが低くなれば開度が大きくなる。したがって車速に
応じて作動油のバイパス量を無段階に調節することがで
き、設定車速未満での減速時に、車速か低速になるにつ
れてバイパス量を徐々に増加することができるので、ス
ムーズな減速が得られる。また切換弁111をクラッチ
弁7のような絞り弁にして、車速に応じて制御しても同
様な効果が得られる。
第3図は本発明のさらに他の実施例を示すものであり、
前述の各実施例に対応する部分には同一の参照符号を付
す。油圧閉回路5には、切換弁113と、シャトル弁1
14と、リリーフ弁115とを備える短絡手段116が
設けられる。
切換弁113は、低圧油路5eに通じる油路117と、
リリーフ弁115を介して油タンク12に接続される油
路118との間に介装される。この切換弁113は、第
1図の実施例の切換弁103に類似するものであり、油
路117,118間を連通ずる左位置と両油路117,
118間を遮断する右位置とを切換可能なものであるが
、注目すべきは、左位置側に付勢するばね105のばね
力に抗して右位置に切換えるべく油圧を作用させるため
に、2つの切換用ボート119,120を備えることで
ある。
一方の切換用ボート119は、パイロット油路108を
介して第3検出手段S3の出力ボート107に接続され
、他方の切換用ボート120にはパイロット油路121
が接続される。
パイロット油路121と、吐出油圧Pβを導く供給油路
53および油タンク12に通じる解放油路122との間
には、手動切換弁123が介装される。この手動切換弁
123は、レバー124によって切換えられるものであ
り、パイロット油路121に供給油路53を連通させる
左位置と、パイロット油路121を解放油路122に連
通させる右位置とを切換可能である。
シャトル弁114は、低圧油路51に連なる油路125
および高圧油路5hに連なる油路126と、油路118
に連なる油路127との間に介装される3ポ一ト3位置
切換弁であり、油路125゜126および油路127間
を遮断する中立位置と、油路126を油路127に連通
させる上位置と、油路125を油路127に連通させる
下位置とを切換可能である。
このシャトル弁114は、下位置側に付勢するためのば
ね128および切換用ボート129と、上位置側に付勢
するためのばね130および切換用ボート131とを備
える。切換用ボート129      。
はパイロット油路132を介して高圧油路5hに接続さ
れ、切換用ボート131はパイロット油路133を介し
て低圧油路51に接続される。
この実施例によれば、設定車速以上の車両の減速時にシ
ャトル弁114は上位置となり、油路126は油路12
7に連通している。この際、手動切換弁123を右位置
にすると、切換弁113は右位置となり、油路117,
118間を遮断している。したがって、油圧モータ4に
より吐出された高圧油が油圧ポンプ2に供給され、大き
なエンジンブレーキ効果が得られる。また手動切換弁1
23を左位置にすると、切換弁113が左位置となり、
油圧モータ4から吐出された高圧油の一部が、切換弁1
13およびシャトル弁114を介して高圧油路5hにバ
イパスされるか、リリーフ弁115を介して油タンク1
2に戻されるので、エンジンブレーキ効果が小さくなる
さらに設定車速未満では、手動切換弁123の位置に拘
らず、切換弁113が左位置となり、油圧ポンプ4から
吐出される高圧油の一部がバイパスされ、設定圧以上と
なると油タンク12に解放されるので、加減速を繰返し
ても、加速度の方向が大きく変化することはない。
本発明の他の実施例として、第3実施例の手動切換弁1
23を省略し、マニュアル弁78に切換弁123の機能
を持たせるようにしてもよい。また、油圧モータ4およ
び油圧ポンプ2をともに可変容量型としてもよく、油圧
ポンプ2のみを可変容量型としてもよい。
車速の検出は、ピトー管等で行なうようにしてもよく、
またクラッチ弁7に切換弁103,111.113の機
能を持たせることも可能である。
さらに、短絡手段の制御をマイクロコンピュータや電気
回路で行なうようにすることも可能である。たとえば、
車速を電気的に検出し、前記各実施例と同様な処理機能
を有するプログラムが設定されたマイクロコンピュータ
に入力し、その演算結果により短絡手段の作動を制御す
るようにしてもよい。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、油圧閉回路には、設定車
速未満で油圧モータの出口および入口間を短絡して出口
から人口に向けての流通のみを許容する短絡手段が設け
られるので、設定車速未満で加減速操作を繰返しても、
加速度の方向が大きく変化することはなく、乗心地が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体油圧制御回路図、第2
図および第3図は本発明の他の実施例をそれぞれ示す全
体油圧制御回路図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンおよび車輪間に、油圧ポンプと油圧モータとが
    油圧閉回路をなして連結されて成る油圧式変速機が介装
    される車両用伝動装置において、前記油圧閉回路には、
    設定車速未満で油圧モータの出口および入口間を短絡し
    て出口から入口に向けての流通のみを許容する短絡手段
    が設けられることを特徴とする車両用伝動装置。
JP26683785A 1985-11-27 1985-11-27 車両用伝動装置 Granted JPS62127562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26683785A JPS62127562A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 車両用伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26683785A JPS62127562A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 車両用伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62127562A true JPS62127562A (ja) 1987-06-09
JPH0481070B2 JPH0481070B2 (ja) 1992-12-22

Family

ID=17436346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26683785A Granted JPS62127562A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 車両用伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62127562A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0312351A1 (en) * 1987-10-14 1989-04-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Controller for continuously variable speed transmission
JPH02159472A (ja) * 1988-12-14 1990-06-19 Honda Motor Co Ltd 油圧式動力伝達装置
US4939981A (en) * 1987-10-22 1990-07-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic servo cylinder device for controlling continuously variable speed transmission
US4944201A (en) * 1987-12-23 1990-07-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling continuously variable automotive transmission
US4958492A (en) * 1987-09-21 1990-09-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of controlling clutch operation for a vehicle and method of determining clutch engagement completion
US4967555A (en) * 1987-10-14 1990-11-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic continuously variable speed transmission with relief valve to prevent engine stall
US4970862A (en) * 1987-10-13 1990-11-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic continuously variable speed transmission
US5060476A (en) * 1987-10-19 1991-10-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Differential area motor circuit for hydrostatic transmission control
US5072587A (en) * 1986-12-09 1991-12-17 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulically operated continuously variable transmission
WO2016078512A1 (zh) * 2014-11-18 2016-05-26 广州汽车集团股份有限公司 自动变速器的换挡控制系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476818U (ja) * 1971-02-16 1972-09-25
JPS50149016A (ja) * 1974-05-22 1975-11-28
JPS5737789A (en) * 1980-08-15 1982-03-02 Hitachi Ltd Readout system for index of magnetic recording medium

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476818U (ja) * 1971-02-16 1972-09-25
JPS50149016A (ja) * 1974-05-22 1975-11-28
JPS5737789A (en) * 1980-08-15 1982-03-02 Hitachi Ltd Readout system for index of magnetic recording medium

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5072587A (en) * 1986-12-09 1991-12-17 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulically operated continuously variable transmission
US4958492A (en) * 1987-09-21 1990-09-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of controlling clutch operation for a vehicle and method of determining clutch engagement completion
US4970862A (en) * 1987-10-13 1990-11-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic continuously variable speed transmission
EP0312351A1 (en) * 1987-10-14 1989-04-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Controller for continuously variable speed transmission
US4958494A (en) * 1987-10-14 1990-09-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Controller for continuously variable speed transmission
US4967555A (en) * 1987-10-14 1990-11-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic continuously variable speed transmission with relief valve to prevent engine stall
US5060476A (en) * 1987-10-19 1991-10-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Differential area motor circuit for hydrostatic transmission control
US4939981A (en) * 1987-10-22 1990-07-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic servo cylinder device for controlling continuously variable speed transmission
US4944201A (en) * 1987-12-23 1990-07-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling continuously variable automotive transmission
JPH02159472A (ja) * 1988-12-14 1990-06-19 Honda Motor Co Ltd 油圧式動力伝達装置
WO2016078512A1 (zh) * 2014-11-18 2016-05-26 广州汽车集团股份有限公司 自动变速器的换挡控制系统
US10571017B2 (en) 2014-11-18 2020-02-25 Guangzhou Automobile Group Co., Ltd. Gear-shifting control system of automatic transmission

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0481070B2 (ja) 1992-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS609092Y2 (ja) 油圧駆動車両のインチングブレ−キ制御回路
JPS62237164A (ja) 車両用無段変速機の変速制御方法
US4484655A (en) Gearless hydraulic transmission and vehicle drive system
EP0231614B1 (en) Clutch control system for hydraulically operated automotive transmission
US4899542A (en) Control device for a continuously variable transmission for motor vehicles
JPS62127562A (ja) 車両用伝動装置
JP2000213644A (ja) Hst車両のエンスト防止装置
JPH01105062A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
JPS62204052A (ja) 車両用無段変速機の変速制御方法
US4373605A (en) Gearless hydraulic transmission and vehicle drive system
JPS62127563A (ja) 車両用伝動装置
JPS6229420A (ja) 車両用伝動装置
JPH0658411A (ja) Hst油圧走行駆動装置
JPS62127561A (ja) 車両用伝動装置
JP2882998B2 (ja) 油圧モータの駆動回路
JPS6220961A (ja) 車両用伝動装置
JP2570035B2 (ja) 無段変速機の変速比制御装置
JPH05180336A (ja) Hst油圧走行駆動装置
JPH0355798Y2 (ja)
JPH05248511A (ja) 油圧走行車両
JPS62127560A (ja) 車両用油圧式変速機のクラツチ装置
JPH05306768A (ja) Hst油圧走行駆動装置
JPS61207228A (ja) 車両用油圧式変速機のクラツチ装置
JP2580017Y2 (ja) 作業車の走行用油圧装置
JPS6363832A (ja) 油圧駆動車両の走行油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees