JPS62239888A - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御装置

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JPS62239888A
JPS62239888A JP61080007A JP8000786A JPS62239888A JP S62239888 A JPS62239888 A JP S62239888A JP 61080007 A JP61080007 A JP 61080007A JP 8000786 A JP8000786 A JP 8000786A JP S62239888 A JPS62239888 A JP S62239888A
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voltage
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Takeaki Asaeda
健明 朝枝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサイリスタ電力変換器により駆動される交流
電動機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第7図は特公昭59−1077号公報に記載された従来
の同期電動機を駆動するサイリスタモータの一例を示す
構成図である。
第7図において、1は商用交流電源からの交流を直流に
変換する第1の変換器、2はその直流を可変周波の交流
に変換する第2の変換器、3は同期電動機で、Fはその
界磁巻線、4は同期電動機3の回転軸の回転角位置に応
じた位相の位置信号を出力する位置検出器、5は位置検
出器4の位置信号を電動機電機子電流の大きさに応じて
移相し、第2の変換器2の制御進み角γを制御するγ制
御回路、6はγ制御回路5の出力信号により第2の変換
器2のゲート信号を出力するゲート出力回路、7は速度
発電機、8は速度指令回路、9は速度指令回路8の速度
指令信号と速度発電機7の出力信号である速度帰環信号
を突き合わせ増幅する速度偏差増幅器、10は第1の変
換器1の交流入力電流を検出する電流検出器、11は速
度偏差増幅器9の出力信号と電流検出器10の電流帰環
信号を突き合わせ増幅する電流偏差増幅器、12は電流
偏差増幅器11の出力信号に基き第1の変換器1の点弧
位相を制御するゲートパルス位相器、13は界磁電流I
fの大きさを指令する指令信号Ifρを出力する界磁指
令回路、14はサイリスタ回路17の交流入力電流の大
きさを検出する電流検出器、15は界磁指令信号Ifp
と電流検出器14の出力信号を突き合わせ増幅する電流
偏差増幅器、16はサイリスタ回路17の点弧位相を制
御するゲートパルス位相器、17は界磁巻線Fに界磁電
流Ifを供給するサイリスタ回路である。
次にその動作を説明するに、部品番号7〜12は、速度
偏差に応じて第1の変換器1の入力電流、すなわちこれ
と比例関係にある電動機3の電機子電流の大きさを制御
する速度制御回路、部品番号4〜6は電流検出器10の
出力信号、すなわち電機子電流に応じて第2の変換器2
の制御角γを制御する回路、部品番号13〜17は界磁
電流Ifが界磁指令信号IfPに比例して流、れるよう
にする界磁制御回路を構成する。これらの動作は既に周
知のいわゆるサイリスタモータ装置と同様であるから詳
細説明を省略する。
第8図は第7図における電動機の電圧と電流の関係を示
すベクトル図である。同図aは無負荷時、同図すは界磁
電流Ifを一定に保ち、力率が一定となるように制御角
γを制御した場合の負荷時、また同図Cは別途界磁電流
Ifを電機子電流Iaに比例するように制御し、γは一
定にして運転した時のベクトル図である。
第8図すから明らかなように、たとえ力率を所定の値に
保てたとしても端子電圧Vは電機子電流Iaの増加(I
a、からIa2)に伴ない低下(V。
から■2)する。この電圧低下により、第2の変換器2
における転流可能な最大電流値が低下する。
その結果、電動機3から十分な出力を得ることができな
い。
また、同図Cの場合は、電機子電流Iaの増加(I a
lからI a、)に伴なって端子電圧Vが上昇(V、か
らv2)するので同図すのような不都合はない。
しかし、過負荷時においては端子電圧Vが定格時より高
くなるため、第2の変換器2のサイリスタに高耐圧のも
のが必要になる。また電動機自体が磁気飽和を起すため
、期待されるほど大きな出力が得られなくなることがあ
る。さらに、軽負荷時では端子電圧Vが低下する結果、
それに伴ない第1の変換器1の力率(電源力率)が低下
してしまうという不都合を有する。
なお、上記問題点の解決手段として、特公昭59−10
77号公報には、端子電圧と同期リアクタンス降下分を
ベクトル的に加算して得られる無負荷誘起電圧h 11
の大きさと、この無負荷誘起電圧Eoと電機子電流Ia
の位相差を制御することにより、端子電圧を電機子電流
に対して無関係に一定に制御する方式が詳細に述べられ
ている。
第9図はこの動作原理を示すベクトル図であるが、ここ
では簡単にこの動作を説明する。端子な圧■9を一定に
するために電機子電流Iaの大きさに応じて、無負荷誘
起電圧E。の大きさ及び該E、と端子電圧の位相差0(
相差角)を制御するとともに電機子電流Iaと端子電圧
の位相差γが一定となるように、γ十〇の関係を保持し
つつ第2の変換器の位相(γ十〇)を制御している。
しかしながら、この方式では端子電圧が一定に制御され
るために、電機子電流の大きさに応じて第2の変換器の
転流重なり角Uが変化し、第2の変換器のアーム素子で
あるサイリスタへの逆電圧の印加期間(γ−U)が変化
する。
このとき、第2の変換器を多相化(例えば12相)して
1−ルク脈動を低減し、大容量サイリスタモータを駆動
する場合には、30°毎に転流を行うだめに、他相の転
流の影響により第10図に示すようにアーム素子である
サイリスタの逆電圧期間はγ〉30°であっても30°
−Uになり、第2の変換器の安定な転流を行なわせるた
めにはこの転流重なり角を電機子電流の増加に対して非
常に大きくならないような端子電圧の設定が必要になる
また、この電圧を精度よ(制御するためには、交流電動
機3の磁気飽和特性を考慮しなければならず、特公昭5
9−1077号公報に示すものは精度の点で問題がある
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の交流電流機の制御装置は以上のように構成されて
いるので、負荷変動により端子電圧や力率が大幅に変動
し、第2の変換器の転流が不安定になったり、十分な出
力が得られないなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、負荷変動による端子電圧と力率の変動を防止
して、安定に転流を行なわせ十分な出力を得ることので
きる交流電動機の制御装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る交流電動機の制御装置は、電機子電流に
応じて端子電圧と無負荷誘起電圧の位相差0(相差角)
と界磁電流を制御するとともに。
端子電圧の大きさを所定の転流余裕角を確保できるよう
に制御するベクトル演算器と、第2の変換器の直流電圧
制御回路と、電動機の端子電圧制御回路を具備したもの
である。
〔作用〕
この発明における交流電動機の制御装置は、端子電圧の
軌跡を界磁電流の軸(d軸)と並行するようにベクトル
演算器により制御し、また、界磁電流は端子電圧を生じ
るための磁化電流のd軸成分と界磁電流の軸と直交する
軸(q軸)に生じる電機子反作用起電力成分を補償する
ための界磁電流成分との和により制御し、また、直流電
圧制御回路により第2の変換器の点弧位相を補正制御し
、端子電圧制御回路で界磁電流の補正制御をする。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、18は電動機3の端子電圧に対する電機子
電流の進み角φ (力率角)を指令する力率角指令回路
、19は電動機3の無負荷時の端子電圧を指令する無負
荷端子電圧指令回路、20はベクトル演算器であって、
上記の力率角指令回路18及び無負荷端子電圧指令回路
19の指令と電機子電流検出信号Iaが入力され、界磁
電流指令Ifp及び第2の変換器2の位相指令βを出力
する。21は位相制御回路であって、位置検出器4及び
このベクトル演算器20の指令にもとづき、第2の電力
変換器2の導通位相角を制御する。
第2図はベクトル演算器20の詳細構成図を示す。第2
図において、201はvoとIaとφにより信号O(相
差角)を出力するθ関数テーブル。
202はこのO関数テーブル201の出力とvoにより
端子電圧Vを演算するV演算回路、203はこのV演算
回路202の出力信号から磁化電流1μを演算する電動
機3の無負荷飽和曲線テーブル、204はこの無負荷飽
和曲線テーブル203の出力信号及び0よりiμdを出
力するiμd演算回路、205はIaとφよりq@’c
機子反作用電圧成分Eaqを演算するEaq演算回路、
206はこのEaq演算回路205の出力信号より電機
子反作用の補償界磁電流成分ifaを演算するifa演
算回路、207はこのifa演算回路206及び上記i
μd演算回路204の出力信号を加算する界磁電流指令
発生回路としての加算器、208はV及びφにより転流
重なり角Uを演算するU演算回路、209はU演算回路
208の出力信号−とφを加算する加算器、210はこ
の加算器209の出力信号γとθを加算する加算器であ
り、この加算器209,210で位相指令発生回路をな
す。
21は直流電圧指令回路であって、電機子電流信号Ia
と、′社流機3の端子電圧を検出するPT32及び電圧
検出回路33の出力信号である端子電圧信号Vfbと、
ベクトル演算器2oの点弧位相角信号γが入力され直流
電圧指令Erefと出力する。
22は直流電圧偏差増幅器であって、第2の変換器2の
直流電圧検出器31の出力信号である直流電圧信号Ef
bと前記直流電圧指令Erefとの偏差を増幅する。
23は第1のスイッチであって、速度及び電機子電流の
レベルを判別する第1のレベル判別器24によって開閉
が制御され、前記直流電圧偏差増幅器22の出力信号を
入切する。
25は第1の加算器であって、前記第1のスイッチ23
の出力信号とベクトル演算器2oの出方信号βを加算し
、その出力を位相制御回路34に位相指令として与える
26は端子電圧指令回路であって、ベクトル演算器20
の端子電圧信号Vと電機子電流信号Iaが入力され、端
子電圧指令V r e fを出力する。
27は端子電圧偏差増幅器であって、端子電圧検出器3
3の出力信号である端子電圧信号Vfbと前記端子電圧
指令回路26の端子電圧指令Vrefとの偏差を増幅す
る。
28は第2のスイッチであって、速度のレベルを判別す
る第2のレベル判別器29によって開閉が制御され、前
記端子電圧偏差増幅器27の出力信号を入切する。
30は第2の加算器であって、前記第2のスイッチ28
の出力信号とベクトル演算器20の出力信号Ifpを加
算し、その出力を電流偏差増幅15に界磁電流指令とし
て与える。
次に、上記実施例の動作を原理を第3図に示すベクトル
図を参照して説明する。基市軸として、界磁電流の方向
をd軸とし、これと直交する軸方向をq軸とすれば、q
軸方向に電動機3の無負荷誘起電圧が発生する。
この発明における制御手段の基本をなすものは、q軸上
の無負荷端子電圧vnに対して、電機子電流Iaに応じ
て端子電圧Vのベクトル軌跡が、d軸方向と並行に推移
するように制御することである。端子電圧Vとq軸との
位相差(相差角)を0、電機子電流Iaと端子電圧Vの
位相差(力率角)をφとすれば、端子電圧Vは無負荷端
子電圧v0とd軸方向に生じる電機子反作用電圧成分E
ad=X a q I acos (φ+0)のベクト
ル和として求められ、次式の関係が成立する。
v、tanθ= Xaq I acos (φ+0 ’
) ・−・−(1)(1)式を変形して(2)式を得る
V、   cos(φ十〇) ここで(2)式の左辺は、無負荷端子電圧V。
に対するd@電機子反作用電圧成分のパーユニット(p
erunit)値を示している。0関数テーブルにより
、所定のφに対するθを求めることができる。
第4図はこの0関数テーブルの一例をグラフにして示し
たものである。
端子電圧Vはθの関数として次式より求められる。
cos O ■演算回路202は(3)式に従い端子電圧Vを演算す
る6次に、この端子電圧信Vに対して直交する方向に生
じる磁化電流1μを無負荷飽和曲線テーブル203によ
り求める。この無負荷飽和曲線テーブルはその一例を曲
線1として第5図にグラフにして示すように電動機3の
磁気飽和を考慮した所定の速度における誘起電圧と界磁
電流の関係を示すものであり、またこの磁化電流iμは
電動Ja3の合成起磁力に相当する。
この磁化電流iμのd軸成分iμdは次式の関係式に従
い演算され、iμd演算回路204は(4)式の演算を
実行する。
iμd=iμcosθ      ・・・・・・(4)
一方、q軸方向の電機子反作用電圧成分Eaqは次式の
関係式で与えられ、Eaq演算回路205において演算
される。
Ea q=Xad I asin (φ十〇)・−(5
)このq@電機子反作用電圧成分Eaqはd軸方向の界
磁電流成分ifaによって補償するように制御される。
この場合のEaqからifaの変換はifa演算回路2
06によって実行され、次式に示すように、第5図に示
す無負荷飽和曲線の接線特性Kfaを係数にして変換さ
れる。
i f a==Kf a−E a q     −−(
6)上記(4)式及び(6)式に従って得られたd軸の
界磁電流成分iμd、ifaを加算器207により加算
して1次式のように界磁電流指令IfPを得ている。
I f p=i μd+i f a     ・−・・
(7)第2の変換器2の点弧位相指令βは、q@力方向
対して次式の関係式によって相差角θと力率角φ及び転
流重なり角Uの和で与えられる。
β=0+φ+−・・・・・・(8) このとき、端子電圧Vに対する第2の変換器2の点弧位
相角γは次のようになる。
γ=φ十−・・・ (9) ここで転流重なり角Uは次式に示される。
なお、(10)式は cos(γ−u)−cos’l=”””■ 及び(9)式よりγを消去することにより得られる。ま
た、(10)式は第2の変換器2の直流電流Idの関数
になっているため、このIdを電機子電流の基本波実効
値Iaに変換する必要がある。
電機子電流は転流重なり角Uを考慮すれば、第6図に示
すように台形波状になり、このときの電機子電流の基本
波実効値Iaは次のようにUの関数になる。
π 旦 しかしながら、12相以上の大容歇サイリスタモータで
は、転流重なり角Uは一般にuく20゜〜25°に制御
しないとサイリスタのターンオフのための逆電圧期間を
確保できなくなる。この場合、(11)式の5inH/
2は1−0.992になり、実用上I a x −’−
”−I dとしても差し支えない。
従って、(10)式を変形すれば、 となり、この(12)式に従ってU演算回路208は演
算を実行する。
以上のように本発明のものは(1)〜(3)式のベクト
ル関係式に従い制御されるため、サイリスタの転流余裕
角(逆電圧印加期間)30°−Uを確保するためには、
上記力率角φ及び無負荷端子電圧vnを適当な値に選定
すればよい。
位相制御回路21はq軸方向と同一位相に設定された位
置検出器4の出力信号に対して位相指令β分だけ進める
ような位相動作を行えばよく、この位相制御方式は種々
のものが実用化されており、公知の技術であるためここ
では説明を省略する。
しかしながら、ベクトル演算器20の演算精度及び演算
時間の影響により、実際の端子電圧Vの大きさと位相が
ベクトル演算器20の演算信号と異なる場合が生じる。
この演算誤差と応答の遅れを補正する手段として直流電
圧偏差増幅器22と端子電圧偏差増幅器27を設けてい
る。直流電圧指令Erefは次の式により直流電圧指令
回路21で演算される。
XcId Eref = 1.35Vfb cos Y +−2r
aId  ・= (13)ここで、Idは第2の変換器
2の直流電流信号であり、(11)式の近似値である換
算式Id中π 下成分を示し、第3項は電機子抵抗raの降下分を示し
ている。
なお、右辺の第1項のVfbは端子電圧検出器33の出
力信号であり、電動機3の端子電圧の実際値に比例して
おり、第1項は転流電圧及び抵抗降下分を無視したとき
の第2の電力変換器2の直流電圧の平均値である。
直流電圧偏差増幅器22は直流電圧指令E refに対
して直流電圧検出信号Efbが等しくなるようにその偏
差を増幅し、その出方は第1のスイッチ23を介して第
1の加算器25でベクトル演算器20の位相指令信号β
と加算されて位相制御回路31に与えられる。
この直流電圧偏差増幅器22の出力信号は第2の変換器
2の位相制御角の補正信号として働き。
第2の変換器2の直流電圧が直流電圧指令E refに
追従するようになる。このようにして、(13)式で示
されるように第2の変換器2のγ角が所定値に制御され
るため、転流失敗が防止できる。
なお、第1のスイッチ23は電動機3の速度が所定の速
度以上あるいは電機子電流が所定の値以上のときに閉路
される。極低速領域では端子電圧のレベルが非常に低く
なり、端子電圧検出器33としてPT32の出力をダイ
オードブリッジ回路で整流して検出する場合にはそのダ
イオードの降下分により端子電圧の検出精度が悪くなる
また、電機子電流が極端に小さい場合にはその脈動成分
により電流の断続現象が生じて、第1及び第2の変換器
1,2のアームサイリスタがオフしてしまい、第2の変
換器2の直流電圧が電流断続のタイミング毎に零になっ
て、(13)式の関係式が成立しなくなる。これらの現
象を防止するために第1のレベル判別器24によって、
速度および電機子電流のレベルを判別して開閉される第
1のスイッチ23を設けており、低速あるいは電機子電
流が小さいときには直流電圧偏差増幅器22の出力信号
をオフするようにしている。
端子電圧指令Vrefは次の式により端子電圧指令回路
26で演算される。
Vref=V+raIa   −・・・(14)ここで
、右辺の第1項はベクトル演算器20の端子電圧の演算
値であり、第2項は電動機3の電機子抵抗raの降下分
を示している。端子電圧偏差増幅器27はこの端子電圧
指令vrefと端子電圧検出信号Vrefの偏差を増幅
し、その出力は第2のスイッチ28を介して第2の加算
器30でベクトル演算器20の界磁電流指令演算値If
ρと加算されて界磁電流偏差増幅器15に与えられる。
この端子電圧偏差増幅器27の出力信号は界磁電流指令
の補正信号として働き、電動機3の端子電圧が端子電圧
指令V r e fに追従するようになる。このように
して、界磁電流指令演算値Ifpの誤差による電動機3
の端子電圧の変動が防止でき、電動機3の出力の変動を
抑制できる。
なお、第2のスイッチ28は電動機3の速度が所定の速
度以上のときにのみ、第2のレベル判別器29によって
閉路される。これは前述のように速度が低い場合には端
子電圧検出信号Vfbの検出精度が悪くなるためである
なお、上記実施例で、定数Kad、Ka q、Kcは各
々d@ffi機子反作用リアクタンス、qIlII電機
子反作りアクタンス、転流リアクタンスを意味するもの
であり、これらの定数は電動機3の周波数に比例して変
化するため、説明の都合上、省略したが、速度発電機7
の出力信号に応じてテーブル等によって変化させるよう
にしたものであってもよい。また、同様に、無負荷飽和
曲線テーブル203により、磁化電流iμを演算する場
合、その人力信号である端子電圧信号Vを電動機3の速
度に反比例した信号に変換して与えるようにしたもので
あってもよい。
また、上記実施例ではベクトル演算器20の入カイΔ号
として゛市機子屯流Iaの検出信号を用いたものを示し
たが、速度偏差増幅器9の出力信号を用いたものであっ
てもよく、この場合には′社機子電流Iaの検出(6号
と速度偏差増幅器9の出力信号である電機子電流の基準
信号との偏差が小さくなるように電流偏差増幅器の応答
特性を高めれば。
上記実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例においてベクトル演算器20の演算は
マイクロコンピュータ等でディジタル処理されるもので
あってよく、この場合にはアナログのものに比べて演算
精度が向上する。また、上記実施例では第1図において
第2の変換器2として6相整流回路のものを示したが、
この第2の変換器を複数台並列あるいは直列構成にして
、12相以上の整流回路に構成したものであっても、上
記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、端子電圧のベクトル
軌跡が無負荷端子電圧に対してd軸方向を並行に変化す
るような相差角θのデープルを用い電機子電流の基本成
分に応じてベクトル演算を行い、また、磁化電流の演算
に無負荷飽和曲線を用いるとともに、直流電圧制御によ
り第2の変換器の位相角を補正し、かつ端子電圧制御に
より界磁電流を補正するようにしたので、装置の精度を
向上でき、また安定な転流動作を行えるものが得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による交流電動機の制御′
IA置を示す構成図、第2図は第1図におけるベクトル
演算器の詳細構成図、第3図はこの発明の動作原理を説
明するためのベクトル図、第4図は0演算回路の特性図
、第5図は無負荷飽和曲線を示す特性図、第6図は電機
子電流の波形図。 第7図は従来装置の構成図、第8図は電動機の電圧と電
流の関係を示すベクトル図、第9図は第1図に示した装
置の動作を説明するためのベクトル図、第10図はサイ
リスタの電圧波形図である。 1は第1の電力変換器、2は第2の電力変換器、3は交
流電動機(同期電動機)、4は位置検出器、18は力率
角指令回路、19は無負荷端子電圧指令回路、20はベ
クトル演算器、21は直流電圧指令回路、22は直流電
圧制御回路(直流電圧偏差増幅器)、26は端子電圧指
令回路、27は端子′、1f圧制御回路(端子電圧偏差
増幅器)、201は相差角演算テーブル、202は端子
電圧演算器、203は無負荷飽和曲線テーブル、204
はd軸成分磁化電流演算器、205はq輔電機子反作用
電圧演算器、206は界磁電流演算器、207は界磁電
流指令発生回路(加算器)、208は転流重なり角波算
器、209は位相指令発生回路(加算器)。 なお、図中、同−符妙は同一、又は相当部分を示す。 第8図 第9図 第10図 (a)             (b)手続補正書(
自発)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流の周波数交換を行う電力変換器と、前記電力
    変換器の出力により駆動される交流電動機と、前記交流
    電動機の回転位置に応じた位置信号を出力する位置検出
    器と、前記電力変換器の直流電圧を検出する直流電圧検
    出手段と、前記交流電動機の端子電圧を検出する端子電
    圧検出手段と、前記電力変換器の直流電圧を制御する直
    流電圧指令回路及び直流電圧制御回路と、前記交流電動
    機の端子電圧を制御する端子電圧指令回路及び端子電圧
    制御回路と、前記交流電動機の界磁電流を制御する界磁
    電流制御回路と、前記交流電動機の無負荷端子電圧の大
    きさを設定する無負荷端子電圧指令回路と、前記交流電
    動機の力率角を指令する力率角指令回路と、無負荷端子
    電圧指令信号及び力率角指令信号にもとづき前記交流電
    動機の電機子電流の大きさに応じて該交流電動機の界磁
    電流指令と前記電力変換器の位相指令を出力するベクト
    ル演算器を備え、前記ベクトル演算器は、前記電機子電
    流の大きさに応じて前記交流電動機の端子電圧のベクト
    ル軌跡が前記無負荷端子電圧に対して垂直方向に推移す
    るようなベクトル演算を行うためにd軸電機子反作用電
    圧のパーユニット値を入力して相差角を求める相差角演
    算テーブルと、前記相差角と前記無負荷端子電圧信号に
    より端子電圧を求める端子電圧演算器と、前記端子電圧
    信号から磁化電流を求める前記交流電動機の無負荷飽和
    曲線テーブルと、前記相差角により前記磁化電流のd軸
    成分を求めるd軸成分磁化電流演算器と、前記相差角、
    力率角及び電機子電流によりq軸電機子反作用電圧を求
    めるq軸電機子反作用電圧演算器と、前記q軸電機子反
    作用電圧成分を補償して打消す界磁電流成分を求める電
    機子反作用補償の界磁電流演算器と、電機子反作用補償
    界磁電流信号とd軸成分磁化電流を加算して前記界磁電
    流指令を発生する界磁電流指令発生回路と、前記端子電
    圧信号と電機子電流信号と力率角により転流重なり角を
    求める転流重なり角演算器と、転流重なり角信号と力率
    角と相差角を加算して前記電力変換器の位相指令を発生
    する位相指令発生回路を備え、前記直流電圧指令回路は
    、電機子電流信号と前記端子電圧手段の出力信号と前記
    ベクトル演算器の転流重なり角及び力率角の和の信号と
    により直流電圧の演算を行い、前記直流電圧制御回路は
    前記直流電圧指令回路の出力信号と前記直流電圧検出手
    段の出力信号との偏差を増幅した信号を前記ベクトル演
    算器の位相指令に加算して前記電力変換器の位相を制御
    し、前記端子電圧指令回路は前記ベクトル演算器の端子
    電圧信号と電機子電流信号により端子電圧の演算を行い
    、前記端子電圧制御回路は前記端子電圧電圧指令回路の
    出力信号と前記端子電圧検出手段の出力信号との偏差を
    増幅した信号を前記ベクトル演算器の界磁電流信号に加
    算して前記界磁電流制御回路に界磁電流指令として与え
    るようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  2. (2)前記直流電圧制御回路を電動機の速度が低いとき
    あるいは電機子電流が小さいときにはその動作を停止さ
    せ、また、前記端子電圧制御回路を電動機の速度が低い
    ときにはその動作を停止させるようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の交流電動機の制御装置
JP61080007A 1986-04-09 1986-04-09 交流電動機の制御装置 Granted JPS62239888A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007159353A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Mitsubishi Electric Corp 界磁巻線式同期発電電動機

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