JPS62239056A - トランスフエリンの定量方法 - Google Patents

トランスフエリンの定量方法

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JPS62239056A
JPS62239056A JP61083404A JP8340486A JPS62239056A JP S62239056 A JPS62239056 A JP S62239056A JP 61083404 A JP61083404 A JP 61083404A JP 8340486 A JP8340486 A JP 8340486A JP S62239056 A JPS62239056 A JP S62239056A
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transferrin
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JP61083404A
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English (en)
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Yoshitsugu Sakata
佐方 由嗣
Kazuyuki Tsubaki
椿 和行
Shinzo Obata
伸三 小畠
Yoshihiro Ushio
善博 牛尾
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、単クローン性抗ヒトトランスフェリン抗体を
用いるヒトトランスフェリンの光学的測定方法に関する
〔発明の背景〕
トランスフェリンは主として肝臓で生成され、血清のみ
ならず細胞外液にも広く分布する鉄結合蛋白で、鉄イオ
ンの担体として鉄代謝に関連した諸臓器間の鉄輸送に重
要々役割を果たしている。
体液中のトランスフェリン量を測定する事は、各種疾患
の診断、予防、予後の経過を調べる上で重要々手段であ
る。
体液中のトランスフェリンを測定する方法に関しては、
近年その進歩にめざ捷しいものがあり、測定方法も免疫
学的な5RTD法、レーザー比朧法、比濁法や鉄結合能
、フェリチン量を測定する方法等多くの方法が開発され
てきている。特に最近では、トランスフェリン測定を、
レーザーネフェロメーターや、多項目の生化学的測定を
対象に開発された自動分析装置で短時間に行なう方法が
、開発され普及しつつある。
しかし々からこれらの測定に使用する抗体は通常動物に
免疫をして得たポリクローナル抗体である為、抗原抗体
反応による凝集度が高く、濁シの度合が強すぎるので、
測定時に検体血清を希釈して用いなければならず、操作
が煩雑と々り又、希釈による誤差なども生じ易いという
欠点があった。
更に、自動分析装置に於ては、通常、試料の希釈は行な
わずに測定する事が前提となっているので、同一試料に
ついて、糖、脂質、酵素等の生化学的検査と一緒にトラ
ンスフェリンの測定を行うことは実際上不可能であった
また、トランスフェリンは血清中の含有量が高く、通常
血清中に150〜400 m9/d7!存在し、動物に
免疫をして得たポリクローナル抗体を用いた比濁法ある
いは比朧法の如き光学的測定法においては、血清を希釈
せずに測定する場合は多量の抗体が必要と々す、又、そ
の結果極めて強い濁りが生じてしまう為、血清を希釈し
万いで測定することは到底不可能と考えられていた。従
って測定に際しては血清をあらかじめ10〜30倍、又
場合によっては100倍程度(比朧法)に希釈したもの
を抗原抗体反応に使用して、光学的に測定することが必
要であった。
一方、抗原抗体反応を利用した臨床化学分析に於て単ク
ローン性抗体を用いている例としては、放射線免疫測定
法(RIA)、酵素免疫測定法(EIA)、螢光免疫測
定法(FIA)等がある。これらは抗原抗体反応後、抗
原又は抗体に標識した同位元素、酵素、螢光物質等を測
定することによシ間接的に試料中の測定対象抗原又は抗
体の量を求めるものであり、より精度の高い測定を行う
目的でこれが用いられている。
しかしながら抗原抗体反応による凝集の程度を直接光学
的に測定する方法に於て、これを効果的に利用している
例はこれまでに後に述べる免疫グロブリンの場合を除い
て皆無である。
その理由は、一般に、単クローン性抗体を用いた場合に
は、例えば抗原が本発明に係るトランスフェリンの場合
について言えば、トランスフェリン1分子当シ抗体と反
応する抗原決定基は1個しか存在せず、従って単クロー
ン性抗体とは1個所でしか結合でき々いので、動物由来
のポリクローナル抗体を用いた場合のようにトランスフ
ェリン1分子に対し不特定多数の抗体が結合してポリマ
ー化が進行し抗原抗体複合物の粒子が粗大化して濁度が
高く力るというようなことはないからである。従って、
これまで単クローン性抗体ではポリマー化が起らず、濁
りは形成されないと考えられていた。
このよう力状況下に於て、本発明者らは免疫グロブリン
の場合には単クローン性抗体を単独又は2種以上組み合
せて用いて、その抗原抗体反応による凝集の程度を直接
光学的に測定し得ることを見出し先に特許出願している
(特開昭60−237363号)。これは、免疫グロブ
リンの場合には抗原上に抗体との結合部位が2ケ所ある
ので単クローン性抗体を単独で用いても、濁りの度合は
小さいけれども測定し得る程度の濁りは生じているので
はないかとの考えに基いてなされたものであり、事実、
免疫グロブリンの場合には単クローン性抗体を単独で用
いても測定可能々濁りが認められたのであった。これに
対し、本発明に係るトランスフェリンに於ては1分子当
シ抗体と反応する抗原決定基は1個しか存在せず、従っ
て、単クローン性抗体とは1個所でしか結合できないの
で、単クローン性抗体を単独で用いた場合には全く濁り
を生じず、これを2乃至数種用いたとしても測定し得る
程度に濁りを生じるとは到底考えられなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、血清等生体試料を希釈することなくそ
のまま用いて、比朧法或は比濁法等光学的測定法により
トランスフェリンの定量を容易に且つ効率的に行い得る
方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、生体試料を希釈せずにそのまま使用し、単ク
ローン性抗ヒトトランスフェリン抗体を2種類又はそれ
以上組み合せて用いてこれと抗原抗体反応を行わせ、生
成する抗原抗体複合物に光を照射して光学的変化量を測
定することを特徴とするトランスフェリンの定量方法で
ある。
即ち、本発明者らは、トランスフェリンの光学的測定法
に於ける上記した如き問題点を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、単クローン性抗体を2種類又はそれ以上組み
合せて用いることにより、血清等生体試料の希釈を行な
わずに、適度な且つ充分測定可能々濁度が得られ、容易
に且つ効率的にトランスフェリンの比朧法或いは比濁法
による測定を行うことができることを見出し本発明を完
成するに到った。
本発明者らは、トランスフェリンに対する単クローン性
抗体と濁度との関係について研究を進めているうちに単
クローン性抗体を1種類用いた場合には全く濁りが認め
られ々いが、これを2種類又はそれ以上組み合せて用い
ると意外にも濁りが認められ、濁りの度合は単クローン
性抗体を適宜組み合わせて用いることにより調節でき、
それにより極めて適切な感度が得られることを見い出し
本発明に到達したのである。
即ち、単クローン性抗体を2種乃至数種用いた場合には
ポリクローナル抗体を用いた場合と測定濃度域が異々す
、ポリクローナル抗体の場合と比べるとか々り低濃度域
での測定と力るが、血清等の生体試料を希釈せずにその
一!ま用いた場合にはトランスフェリンにとってそれが
極めて適切な濃度域になっており、従って充分測定可能
な濁度(感度)が得られるということを本発明者らは見
出したのである。
本発明の方法によれば、血清等の生体試料を希釈するこ
となくそのまま測定することが可能であり、その結果、
希釈操作に伴う煩雑さ及び誤差を排除でき、正確性が向
上すると共に、同一試料について糖、脂質、酵素等多項
目の生化学的検査を一緒に行う自動分析装置への適用が
極めて容易となり、応用範囲が飛躍的に拡大される。
本発明の目的を達成するための第1段階は、抗体を産生
ずる単りローンノ・イブリドーマを作製することである
が、このノ・イブリドーマの作製方法は簡単には次の3
工程から成る。
1、免疫 2、細胞融合 3、 ハイプリドーマの選択と単クローン化以下、これ
について順を追って説明する。
免疫抗原はヒト血清より精製分離したトランスフェリン
を使用する。
トランスフェリンは生理食塩水、或いは緩衝液力とに溶
解し、マウス又はラット1匹あたり1回に1μIから3
00μgを投与するのが好ましい。免疫は数回に分けて
おこなうが、初回免疫はアジ−パントと共におこなうこ
とが一般的である。アジ−パントとしてはフロインドア
ジュバント、ミョウバンなどが使用される。免疫は2〜
4週間の間隔でおこない、最終免疫はアジ−パントを使
用せず、生理食塩水などに溶解し、腹腔内或いは静脈内
に投与する。免疫動物としては、一般にはラット、マウ
スが汎用される。これは細胞融合に使用する腫瘍細胞株
によって決められる為で、マウスの中でも免疫グロブリ
ンを産生じない腫瘍細胞株の確立されているBALB/
cがよく用いられる。最終免疫後2〜4日後に、リンパ
節、或いは肺臓を摘出し、得られるリンパ球を細胞融合
に供する。
一方細胞融合に使用される腫瘍細胞株としては、免疫グ
ロブリンを産生しないP3−X63−8AZ−UlやP
3−NSI−1などが使用される。細胞融合時にはリン
パ球を腫瘍細胞の5〜20倍量多く用いる。MEM培地
、McCoy培地、RPMI 1640培地或いは等張
緩新液等で洗浄後、リンパ球と腫瘍細胞を遠心操作でペ
レット状態にする。ペレットをほぐした後、HvJ(セ
ンダイビールス)或いはPEG (ポリエチレングリコ
ール)を加え細胞融合をおこなうが、通常は、取扱いの
容易々PEGの平均分子量1,000〜8,000の4
0〜60%溶液を05〜2ml使用する。融合促進剤と
して、PEG添加時にジメチルスルホキシドなどを少量
加えることもあるが必須では々い。PF、G溶液を細胞
に添加し、融合反応を1〜10分間程度おこ々っだ後、
MEM培地或いはRPMI 1640培地などを10〜
50m1徐々に加え反応を停止する。融合反応停止後、
直ちに遠心し上清を除去する。牛胎児血清(Fe2)を
5〜20%含むMEM培地或いはRPMI 1640培
地に細胞を懸濁し、24穴培養プレートにリンパ球が1
穴あたり1×105〜5 X 106個となるようi 
rnlずつ分注する。何れに於いても、フィーダー細胞
は添加する方が好ましい。フィーダー細胞としては、同
系のラットる。次にヒポキサンチンI X 10−4M
、アミノプテリン4. X 10−7M ’1チミジン
]、、6X10” Mを含むRPM丁1640培地(或
いはMgM培地)即ちHAT培地に換えていく。HAT
培地交換の方法は一般には翌日培養プレートに融合後分
注した容量と等容量別え、更に翌日その半量をHA’l
’培地と交換する。その後2〜3日毎I−IAT培地で
半量づつ交換する。融合後]0〜14日目にアミノプテ
リンを除いたHT培地で半量交換し、更にその1〜3日
毎に培地の半量e HAT e含捷ない通常の培地に交
換する。融合細胞()・イブリドーマ)の増殖の盛んな
穴の培養上清を種々の分析法、例えばR丁AXELIS
A等で目的の抗体産生ノ・イブリドーマを選択する。ノ
・イブリドーマを得たガらクローニングを行うが、その
方法としてはFAC8(Fluorescent Ac
tivated Ce1lSorter) を用いる方
法、5oft Agarよりコロニーを拾いあげる方法
、一般によく用いられる限界希釈法などがある。どの方
法を用いてもクローニングは2回以上繰返し、完全に単
一クローンとする。
クローンを確立したならば、その細胞を1nvitr。
法またはin vivo法で培養することによって各種
単りローン性抗ヒトトランスフェリン抗体が得られる。
1nvitro法、in vivo法のいずれでもよい
が、1nvivo法の方が抗体価がはるかに高いので望
ましい。
単クローン性抗体を用いたトランスフェリンの測定法と
しては比濁法、比朧法等がある。比濁法で測定する場合
は、既存の自動分析装置や分光光度計が使用でき、波長
としては好寸しくは340〜800 nmの範囲である
が特に限定されるものではない。又、比朧法で測定する
場合は、現在普及しているレーザー光源を使用したもの
等が利用できるが、光源及び検出方法は特に本発明を限
定するものではない。
測定に使用する緩衝液としては、トリス緩衝液、リン酸
緩衝液、ベロナール緩衝液等通常用いられている緩衝液
は全て使用でき、PHは好ましくは、60〜9.0の範
囲であるが特に限定されるものでは力い。
また、測定に使用する単クローン性抗体の種類及び数は
特に限定されるものではなく、必要な感度に合せて2種
類若しくはそれ以上適宜組み合わせて用いればよい。
単クローン性抗体の使用量については特に限定されるも
のでは六いが、通常抗体溶液1 ml中当り単クローン
性抗体0.02m9〜2m9の濃度範囲で用いられる。
以下に参考例及び実施例をあげて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら参考例、実施ン抗体及びこれ
を産生するノ・イブリドーマの作製(1)  免疫 ヒトトランスフェリン100μIを溶解した0、15M
1m化ナトリウム0.1 m、lとフロイントコンブリ
ートアジュバン) 0.1. mlを混合し、エマルジ
ョン抗原液とし、その0.2 rILlを、BALB/
c マウス(雌、6週齢)の腹腔内に投与した。4週後
、ヒトトランスフェリン100μIを0.15M塩化ナ
トリウム02m1に溶解し、尾静脈に注射した。
(2)細胞融合 最終免疫より3日後、免疫マウスの肺臓を摘出し、LO
mlのRPMI 1640培地を入れたプラスチックシ
ャーレ中で、牌リンパ球をほぐした。。牌リンパ球を遠
心操作(1000回転、10分)を繰返しRPM116
40培地で3回洗浄した。牌リンパ球1×10個とマウ
ス骨髄腫細胞P3−NSI−11XI07個を試験管中
で混合し、遠心操作で沈殿とした。上清を吸引除去した
後沈殿をかるくほぐし、50チポリエチレングリコール
(平均分子量6,000)1mlをほぐした沈殿に加え
、試験管をまわしながら室温で1分間融合反応をおこな
った。その後30秒ごと、RPMI 1640培地1 
mlを5分間加え反応を停止した。
血清)を20%含むRPMI 1640培地50mA!
中に細胞を懸濁した。24穴プレ一ト2枚に細胞懸濁液
を1穴あたり1 m1分注しCO2インキ−ベーター内
で培養した。、 24時間後、HAT培地(ヒポキサンチン1×10−4
M、アミノプテリン4X10−’M、チミジン1、、6
 X IF”M ヲ含む20%FC8添加RPMI 1
640培地)を1穴あたり、1mlずつカロえts、2
日目、3日目さらに2日毎に培地の半量をHAT培地に
交換した。
100日目培地の半量を上記のHAT培地よりアミノプ
テリンを除いたHT培地で交換した。翌日から2日毎に
通常の培地即ち、10 % FC8添加RPM1164
0培地に半量ずつ交換し、188日目培養上清を抗ヒト
トランスフェリン抗体産生の検定に供した。
(3)  ハイプリドーマの選択 抗ヒトトランスフェリン抗体産生ハイプリドーマ選択の
ために48穴の各細胞培養上清をELISAにて分析し
た。まずELISA用96穴プレートにヒトトランスフ
ェリンを10μ97m1の濃度でQ、 l mlずつ分
注し、4℃16時間静置してヒトトランスフェリンをプ
レートに固定化した。Tween 20 (ノニオン系
界面活性剤、アトラス社商品名)を0,05係含む] 
OmM IJン酸緩衝液pH7,4(洗浄液)で3回洗
浄した後、培養上清中の蛋白質の非特異的吸着を避ける
ために、1チ牛血清アルブミン溶液を0、2 mlずつ
分注し、37℃2時間静置した。次に洗浄液で3回洗浄
後細胞培養上清を0.1 mA!分注し、37℃2時間
静置した。陰性対照として20%FC8添加RPMI 
1640培地を0.1 +++1分注した。更に洗浄液
で3回洗浄後、ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロ
ブリン抗体溶液0.1 rrLlを分注し37℃2時間
静置した。洗浄液で3回洗浄後0.4%オルトフェニレ
ンジアミン溶液0.1 ml1分注し、室温で2分反応
後6N硫酸0.05 ml、を加え反応を停止させ、O
−0,490nmを測定した。陰性対照の2倍以上の0
.D、 l示す培養上清中で増殖しているハイプリドー
マを抗ヒトトランスフェリン抗体産生ハイプリドーマと
して選択した。48大中3穴に抗ヒトトランスフェリン
抗体産生を認めた。
(4)  単クローン化 BALB/cマウス(雌、6週齢)の胸腺を摘出し、1
0rnlのRPMI 1640培地をいれたプラスチッ
クシャーレ中で胸腺リンパ球をほぐした胸腺リンパ球を
遠心操作(1000回転、10分)を繰返しRPM11
640培地で3回洗浄した。胸腺リンパ球を20%FC
8添加、RPMI 1640培地50m1に浮遊させた
この浮遊液に抗ヒトトランスフェリン抗体産生ハイプリ
ドーマ500個/rnlの溶液0.1 mlを加え、よ
く混合後、96穴培養プレートに1穴あたり0.2ml
ずつ分注し10日間、CO2インキ−ベーター内で培養
した。細胞増殖の認められる培養上清をELISAにて
分析の結果、抗ヒトトランスフェリン抗体産生ハイプリ
ドーマ6クローンを得た。このウチの1クローンを更に
同上操作をおこ々い抗ヒトトランスフェリン抗体産生ハ
イプリドーマ4クローンを得、単クローン化を完全なも
のとした。
(5)単クローン性抗体の作製 (4)までの操作で得られたクローンTF−22刈06
個をRPMI 1640培地0.2 mAに浮遊させ、
BALB/cマウス(雄、6週齢)の腹腔内に投与し、
腹水を回収した。腹水4 rnlに飽和硫安溶液を徐々
に加え、最終硫安飽和濃度を50係とし、室温で2時間
攪拌した後、遠心操作(3,000回転、10分)で沈
殿を回収し、生理食塩水5rnlを加え溶解した。これ
を生理食塩水で10倍ずつ段階希釈してゆきELIsA
にて分析し、抗体活性の認められる希釈倍数を求めたと
ころ、106であった。なおマウスIgG含量(抗体の
力価の目安)を抗マウスIgGのウサギ血清を含有する
アガロースプレートにより測定(5RID法)したとこ
ろ15■/mlであった。
(6)  (4) tでの操作で得られたクローンTF
−5について(5)と同様の操作を行ない単クローン性
抗体5m1.を得た。又、(5)と同様の方法で抗体活
性及びマウスIgG含量を求めたところ、抗体活性は1
06、マウスIgG含量は20 m97m1であった。
(7)  (4)までの操作で得られたクローンTF−
14について(5)と同様の操作を行ない単クローン性
抗体5 mlを得た。又、(5)と同様の方法で抗体活
性及びマウスIgG含量を求めたところ、抗体活性は1
o5、マウスIgG含量は17■/mlであった。
実施例1 単クローン性抗体を用いたヒト血清トランス
フェリンの定量 試薬二次の各試薬を調製した。
1、緩衝液 ポリエチレングリコール 6000    M塩化ナト
リウム           0.1’0.1M トリ
ス塩酸緩衝液、pH7,2100mA2、抗体溶液 参考例1で得た単クローン性抗体TF−21wLl参考
例1で得た単クローン性抗体TF−51ml緩衝液  
    100m1 3、標準血清 トラフ スフ xリン含量 150 、300 、45
0m9/dlの標準血清 試料:ヒト血清 操作法:試験管に標準血清及びヒト血清をそのま110
μlとり、これに抗体溶液3 mlを添加して37℃、
10分間反応させた後、分光光度計で505 nmの吸
光度を測定した。別に、標準血清及びヒト血清10μl
に抗体を含まない緩衝液3mlを添加して37℃10分
間加温後、分光光度計(日立624形)で層長10箇、
波長505 nmの吸光度を同様に測定した。
計算法: ×250 標準血清による検量線を第1図に示す。
また、上記計算式により求めたヒト血清トランスフミリ
ン量と本実施例で用いたヒト血清試料を5RID法によ
り求めたトランスフェリン量を表1に対比して示す。
表   1 γ=0.992 y= 1.02x−2,6 表1より、本測定方法は5RID法によるそれとよい相
関を示していることが判る。
実施例2 単クローン性抗体を用いたヒト血清トランス
フェリンの定量 試料二次の各試薬を調製した。
1 緩衝液 ポリエチレングリコール 6000   4F塩化ナト
リウム           0.9g001Mベロナ
ール緩衝液、pH7,5100mA2、抗体溶液 参考例1で得た単クローン性抗体TF−23,5ml参
考例1で得た単クローン性抗体TF−50,5ml参考
例1で得た単クローン性抗体TF−140,5rnl緩
衝液      100m1 3、標準血清 トランスフェリン含量 100 、200 、300゜
500■/dlの標準血清 試料:ヒト血清 操作法:キーペットに標準血清及びヒト血清をそのまま
10μlをとシ、抗体溶液500μノを添加しく22) て室温で15分間反応させた後、レーザーネフエロメー
ター(ZD−801)で波長633 nmに於ける散乱
光量を測定した。別に抗体溶液の代りに緩衝液を用いて
同様の測定を行った。
ヒトトランスフェリンと抗体の反応による散乱光量(D
s)は次の式により算出される。
Ds  =Ds−A  −Ds−B 標準血清による検量線を第2図に示す。また第2図より
求めた本実施例に於けるヒト血清試料のトランスフェリ
ン量と5RID法によシ求めた本実施例に於けるヒト血
清試料のトランスフェリン量を表2に対比して示す。
上人下、−うミ、白 、でパ ;・・、啄きj ・ 守 \定− 表   2 γ=0.998 ’l = 0.999x十0.5 (9A) (Z5) 表2より、本測定方法は5RID法によるそれとよい相
関を示していることが判る。
〔発明の効果〕
以上述べた如く本発明は、単クローン性抗体を用いて抗
原抗体反応による凝集の程度を光学的に測定することに
より体液中のトランスフェリンを効率的に測定する方法
を提供するものであり、血清等の生体試料を希釈せずに
そのまま測定に供することを可能としたことにより、希
釈操作に伴う煩雑さ及び誤差を排除でき、正確性が向上
すると共に、同一試料について多項目の測定を行う自動
分析装置への適用を極めて容易力らしめた点に甚だ顕著
な効果を奏するものであシ斯業に貢献するところ極めて
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1に於ける標準血清によるトランスフ
ェリン量の検量線を表わし、横軸の各トランスフェリン
量(■/di )について得られた吸光度(OD)を縦
軸に沿ってプロットした点を結んだものである。 (6任) 第2図は、実施例2に於ける標準血清によるトランスフ
ェリン量の検量線を表わし、横軸の各トランスフェリン
量(my/cte)について得られた光散乱強度(mv
)を縦軸に沿ってプロットした点を結んだものである。 特許出願人  和光純薬工業株式会社 トランスフ午リン量(ワ/dり トランス7手リン量(rn矛/ly )手続補正書 昭和62年7月9日 1、事件の表示 昭和61年 特許願 第083404号2、発明の名称 トランスフェリンの定量方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 〒 541 住 所 大阪府大阪市東区道峰町3丁目10番地連絡先
 特許法(東京)置03−270−8571名 称 和
光純薬工業株式会社 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。 6、補正の内容 (1)明細書11頁7行目に記載の「於いても、」を「
於戴ても、」と補正する。 (2)明細書15頁15行目に記載のrHT培地で」を
rHT培地に」と補正する。 (3)明細書18頁4行目に記載の「投与し、」の後に
「約2週間後、」を挿入する。 (4)明細書18頁12行目から13行目にかけて記載
の、「抗マウス18Gのウサギ血清」を「抗マウス+3
Gウサギ血清」と補正する。 以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生体試料を希釈せずにそのまま使用し、単クロー
    ン性抗ヒトトランスフェリン抗体を2種類又はそれ以上
    組み合せて用いてこれと抗原抗体反応を行わせ、生成す
    る抗原抗体複合物に光を照射して光学的変化量を測定す
    ることを特徴とするトランスフェリンの定量方法。
  2. (2)単クローン性抗ヒトトランスフェリン抗体が、マ
    ウスの腫瘍ラインからの細胞とヒトトランスフェリンで
    予め免疫されたマウスの脾細胞との融合により形成され
    たハイブリドーマより産生される単クローン性抗ヒトト
    ランスフェリン抗体である、特許請求の範囲第1項に記
    載のトランスフェリンの定量方法。
  3. (3)光学的変化量が光散乱強度の変化量である、特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載のトランスフェリン
    の定量方法。
  4. (4)光学的変化量が透過光量の変化量である、特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載のトランスフェリンの
    定量方法。
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