JPS62234062A - ビス環状イミド類の製造法 - Google Patents

ビス環状イミド類の製造法

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JPS62234062A
JPS62234062A JP7427986A JP7427986A JPS62234062A JP S62234062 A JPS62234062 A JP S62234062A JP 7427986 A JP7427986 A JP 7427986A JP 7427986 A JP7427986 A JP 7427986A JP S62234062 A JPS62234062 A JP S62234062A
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exchange resin
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Shunichi Doi
土肥 俊一
Yasuyuki Takayanagi
高柳 恭之
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビス環状イミド類の製造法に関する。
さらに、具体的には、本発明はジカルボン酸無水物と芳
香族又は脂肪族ジアミン類、あるいはそれから得られる
ビスジカルボン酸モノアミド類を触媒の存在下、を機溶
媒中で加熱してビス環状イミド類を製造する方法に関す
る。
ビス環状イミド類は、医薬、農薬、染料、高分子原料あ
るいはそれらの中間体としてその利用範囲は極めて広い
化合物である。
〔従来技術〕
ビス環状イミド類の製造法としては従来から種種の方法
が知られている。
例えば、ジカルボン酸無水物とアミン類を200℃以上
に加熱し、脱水環化させる方法がある(葬。
H,Gray et al、 J、 Che+n、 S
ac、 194242 ) @しかし、この方法ではポ
リイミド構造のポリマーなどの副生物が多く低収率なた
め実用となり得ない。
また、実験室的製法としてよく知られている方法に、無
水酢酸などの脱水剤を用いる方法がある(S、L、Ha
rtford  eL  al、  J、  Poly
mer  Sci、  Po1)+s+erChe+*
、 Ed、 16137 (1978) ) 、この方
法は、脱水剤として無水酢酸を化学量論的に使うため副
原料費が加わり製造コストが高価になるという欠点を有
し工業的製法としては不適当である。
一方、工業的製法として有利と考えられる方法は、脱水
剤を用いることなく、効率的な脱水触媒あるいは脱水溶
媒を用い、より緩和な条件下でビスジカルボン酸モノア
ミド類の脱水環化を行う方法である。
この方法も種々試みられており、溶媒として、ピリジン
などの塩基性溶媒を用いる方法(W、I(。
Gray et al、 J、 Cheap、 Sco
、  1942 42 ) 、酢酸などの酸性溶媒を用
いる方法(H,M、 Re1les etal、J、P
olymer Sci、 Polymer Chew、
旦Ed 561(1973) )などが提案されている
しかし、これらの溶媒を用いる方法は、未だポリマー生
成物の副生が起り、副反応の抑制の点で必ずしも十分で
ない、しかも反応生成物からの副生物の除去に繁雑な工
程を必要とするので、工業的な製法として有利な方法と
は言い難い。
このように、従来のビスジカルボン酸モノアミド類の脱
水環化反応では、目的生成物のほかポリマー状副生物等
の副反応生成物が比較的多量に副生ずるため、収率、製
品純度などのほか、操作上の点で問題があり、ポリマー
生成等の副反応の抑制が重要な課題となっている。
〔本発明の目的〕
本発明は従来法における問題点を解消すべくなされたも
ので、その目的は工業的に有利に実施することのできる
ビス環状イミド類の製造法を提供することにあり、さら
に具体的にはポリマー生成等の副反応を、抑制すると共
にビス環状イミド類を高収率で得ることのできるビス環
状イミド類の製造法を提供するものである。
本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究の結果、イ
オン交換樹脂を触媒として用い、を機熔媒中でジカルボ
ン酸無水物とジアミン類とを、あるいはそれらから得ら
れるビスジカルボン酸モノアミド類を加熱し、脱水環化
を行なわせた場合、ポリマー状副生物を生成することな
く、高収率でビス環状イミド類が得られること及び反応
生成物からの触媒の分離操作が極めて容易であることを
見い出し、また、溶媒として芳香族炭化水素溶剤および
非プロトン制極性溶剤を使用し、この反応を行うと反応
成績がさらに向上することを見出した6本発明はこれら
の知見に基いてなされたものである。
〔発明の構成〕
本発明の要旨とするところを述べると、第1の発明は (式中人はC8よ−またはX、−C)I−で表されるエ
チレンcH,−X2−CH− 基、X、−C−で表されるビニレン基、CHt=C−X
、−C−CH,− で表わされる基、またはフェニレン基を示し、xlは水
素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜4のアルキル
基を示し、×2はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、フェニル基、またはクロロフェニル基を示す)で
表わされるジカルボン酸無水物と芳香族または脂肪族の
ジアミン類とをイオン交換樹脂の存在下、有機溶媒中で
50℃〜160℃の温度範囲で加熱し、脱水環化反応さ
せることを特徴とするビス環状イミド類の製造法である
第2の発明は、 一般式  〇 \C/ (Aは前記と同様)で表わされるジカルボン酸無水物と
芳香族または脂肪族のジアミン類とを反応させ生成する
ビスジカルボン酸モノアミド類を、イオン交換樹脂の存
在下、有機溶媒中で50℃〜160℃の温度範囲で加熱
し脱水環化反応させることを特徴とするビス環状イミド
類の製造法である。
以下に本発明の実施態様について説明する。
本発明の出発原料であるジカルボン酸無水物としては、
例えば、コハク酸無水物、2−メチルコノ1り酸無水物
、2−エチルコハク酸無水物、2−フェニルコハク酸無
水物、2−クロロコノ\り酸無水物、2−ブロモコハク
酸無水物、2,3−ジメチルコノλり酸無水物、2.3
−ジクロルコノ1り酸無水物、2−メチルマレイン酸無
水物(シトラコン酸無水物)、2−フェニルマレイン酸
無水物、2−クロルマレイン酸無水物、2,3−ジメチ
ルマレイン酸無水物、2.3−ジフェニルマレイン酸無
水物、2.3−ジクロルマレイン酸無水物、フタル酸無
水物及びイタコン酸無水物などを挙げることができる。
もう一方の原料である芳香族ジアミン類としては、例え
ば、P−フェニレンジアミン、0−フェニレンジアミン
、トフエニレンジアミン、2−クロロ−P−フェニレン
ジアミン、2.4−ジアミノトルエン、2.3,5.6
−チトラメチルーP−フェニレンジアミン、2.3,5
.6−チトラクロルフエニレンジアミン、4,4°−ジ
アミノジフエニルメタン、3−メチル−4,4゛−ジア
ミノジフェニルメタン、3,3゛−ジエチル−4,4’
−ジアミノジフェニルメタン、3.3゛−ジクロル−4
,4°−ジアミノジフェニルメタン、2,2°、5.5
″−テトラクロル−4,4°〜ジアミノジフエニルメタ
ン、2.2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2
.2〜ビス(3−メチル−4−アミノフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(2,3−シクロルー4−アミ、ジフ
ェニル)プロパン、ビス(4−アミノフェニル)フェニ
ルメタン、4,4゛−ジアミノジフェニルエーテル、4
.4゛−ジアミノジフェニルジスルフィド、3.3’−
ジメチル−4,4゜−ジアミノジフェニルジスルフィド
、2.2°−ジクロロ−4,4”−ジアミノジフェニル
ジスルフィド、4.4゛−ジアミノジフェニルスルホン
、3,3°−ジメチル−4,4°−ジアミノフェニルス
ルホン、3.3’ −ジクロル−4,4′−ジアミノジ
フェニルスルホン、2.2°、3.3’−テトラクロロ
−4,4°−ジアミノジフェニルスルホンなど、また脂
肪族ジアミン類としてはエチレンジアミン、ジアミノプ
ロパン、ジアミノブタン、ジエチレントリアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、などをそれぞれ挙げることができ
る。
芳香族または脂肪族のジアミン類はジカルボン酸無水物
1モルに対し0.4〜0.6モルの範囲で用いるのがよ
い。
本発明における脱水環化反応は、有機溶媒中で、触媒と
してイオン交換樹脂の存在下に行なう。
本発明による第1の発明は、ジカルボン酸無水物と前述
した芳香族または脂肪族のジアミン類とを有機溶媒中で
、イオン交換樹脂の存在下に50℃〜160℃の温度範
囲で加熱することからなる。この反応は種々の方法に従
って実施することができるが、反応器中に所定量のジカ
ルボン酸無水物、ジアミン類、有機溶媒およびイオン交
換樹脂を仕込み、所定温度まで加熱して反応を行なう方
法、または反応器中に所定量のジカルボン酸無水物、を
機溶媒およびイオン交換樹脂を仕込み、所定温度まで加
熱し、次いでジアミン類を徐々に加える方法、が操作法
、その他を考えると好ましい。
本発明において用いる有機溶媒としてはジカルボン酸無
水物、芳香族または脂肪族のジアミン類およびビスジカ
ルボン酸モノアミド類を溶解し、かつイオン交換樹脂と
反応しないものであれば何んでもよいが、好ましくはベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレ
ン、およびクメンなどの芳香族炭化水素溶剤が挙げられ
る。特に好ましくは、ベンゼン、トルエン、キシレンで
ある。
有機溶媒の使用量に特に制限はないが、操作性、経済性
を勘案すると生成物濃度が10〜50%程度になるよう
に用いるのが好ましく、特に好ましくは15〜35%程
度である。また、有機溶媒として、上記の芳香族炭化水
素溶剤に非プロトン性極性溶剤を混合したものを用いる
と反応を一層促進することができる。この場合用いられ
る非プロトン性極性溶剤としてはホルムアミド、N−メ
チルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルスルホキシド、スルホランおよび
ヘキサメチルホスホトリアミドなどが挙げられる。好ま
しくは、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、ジメチルスルホキシドである。
非プロトン性極性触媒の使用量は任意であるが、通常、
全溶媒量の50%以下、好ましくは5〜40%程度がよ
い。
本発明において触媒として用いるイオン交換樹脂は制限
されるものでなく、強酸性、弱酸性、強塩基性、弱塩基
性のイオン交換樹脂が用いられる。
イオン交換樹脂の活性および熱安定性の点を考慮すると
強酸性イオン交換樹脂、弱酸性イオン交換樹脂および弱
塩基性イオン交換樹脂が特に好ましい0強酸性イオン交
換樹脂としてはスルホン酸基を有する重合体からなるも
の、カルボン酸基を有するフルオロカーボン重合体から
なるものなどが好ましい0通常は、スチレンとジビニル
ベンゼンなどの架橋性モノマーを共重合して得られる樹
脂をスルホン化したもの、およびフェノールスルホン酸
をホルムア゛ルデヒドで縮合した樹脂のゲル状もしくは
多孔質のマクロポーラス状のものなどの市販の強酸性イ
オン交換樹脂を用いるのがよい。
市販品の例としては、アンバーライトTR−120B 
アンバーライト200G 、アンバーリスト15、ダウ
エックス50WX 8 、ダウエックスMSC−1、ダ
イヤイオン5KIB、ダイヤイオンRCP−150H,
ダイヤイオンHPに−55、ダイヤイオンPK216 
、レバチット5100゜レバチット5P120 、デュ
オライトC20、デュオライトC26、などを挙げるこ
とができる。
弱酸性イオン交換樹脂としては、カルボキシル基あるい
はホスホンaXを有する重合体からなるものを用いるの
が好ましい、この樹脂はメタアクリル酸エステルまたは
アクリル酸エステルとジビニルベンゼンの共重合体を加
水分解することによって通常製造されている。市販のも
のとしては、アンバーライトI!1c50 、ダウエッ
クスCCR−2などが挙げられる。
強塩基性イオン交換樹脂としては、第4級アンモニウム
基を有する重合体からなるものを用いるツカ好ましい。
この樹脂はスチレンとジビニルベンゼンの共重合体をク
ロルメチル化したのち、第3級アミンで4級化すること
によって通常製造されている。市販のものとしては、ア
ンバーリスト八−26、アンバーライトIRA−400
などが挙げられる。
弱塩基性イオン交換樹脂としては、第3級以下のアミノ
基を有する重合体からなるものを用いるのが好ましい。
この樹脂はスチレンとジビニルベンゼンの共重合体をク
ロルメチル化したのち、第2級アミンでアミノ化するこ
とによって、あるいは(メタ)アクリル酸エステルとジ
ビニルベンゼンの共重合体をN、N−ジメチルアミノプ
ロピルアミンのようなポリアミンと反応させることによ
って通常製造されている。市販のものとしては、アンバ
ーリストA−21、アンバーライトIR−45、ダウエ
ックスM−へ−1などが挙げられる。
イオン交換樹脂の使用量は、特に制限はされないが、通
常、反応液に対して1重量%〜40重量%の範囲、好ま
しくは2重量%〜25重量%の範囲で用いるのがよい。
反応温度は、触媒としてのイオン交換樹脂の活性および
熱安定性を考慮すれば、50℃〜160℃の範囲、特に
70℃〜140℃の範囲が好ましい。
反応圧力は、特に制限されるものではなく、常圧、加圧
、減圧に亘って広く採用される。
反応時間は、原料の濃度、触媒量、溶剤、反応温度など
の条件により異なるが、通常、0.5時間から24時間
程度が適当である。
このようにして生成したビス環状イミドは反応混合物か
らイオン交換樹脂を決別分離後、溶剤を留去することに
よって容易に分離取得することができる。更に精製が必
要な場合には公知の方法に従って再結晶などを行なうこ
とができる。
本発明方法において触媒として使用したイオン交換樹脂
は、反復再使用することが可能であり、触媒活性の持続
または再生するための処理をすることもできる。その処
理としては酸性型のイオン交換樹脂の場合は、希酸、有
機溶剤による洗浄処理、塩基性型のイオン交換樹脂の場
合は、希アルカリ、有機溶剤による洗浄処理を行なうの
が好ましい。
本発明による第2の発明においては、前述のジカルボン
酸無水物と芳香族または脂肪族のジアミン類とを反応さ
せ、生成するビスジカルボン酸モノアミド類について脱
水環化処理を行なうものであり、その脱水環化反応工程
は第1の発明の場合と同様に実施される。この場合、生
成するビスジカルボン酸モノアミド類は反応生成物から
単離することなく脱水環化処理することができる。
このビスジカルボン酸モノアミド類の合成反応はf機溶
媒中で行なうのが好ましい。有機溶媒としては前述の芳
香族炭化水素溶剤あるいはこれに非プロトン性掻性溶剤
を混合したものが用いられる。この反応は特に触媒を用
いることなく、約150℃以下の反応温度で容易に進行
する0反応層度としては室温から100℃までが適当で
ある0反応時間は反応温度、溶媒などにより異なるが0
.5時間から24時間までが適当である。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、ポリマー状副生物を生成するこ
となくビス環状イミド類が高収率で得られる。また、本
発明は次のような利点も有するものである。
■)ポリマー状副反応生成物の副生がないため、製造工
程の操作性が著しく向上する。
■)副生物が少ないため精製が容易である。
■)目的生成物の収率が高い。
■)生成物からの触媒の分離が極めて容易である。
■)触媒の再使用が可能である。
■)有機溶媒として非プロトン生極性溶媒を混合使用し
た場合、反応温度の低下、反応時間の短縮がはかれる。
このように、本発明の方法は単に従来文献に未記載の新
製法であるばかりでなく、従来法の主要問題点をほとん
ど解決する工業上きわめて有用なビス環状イミドの製法
である。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の構成および効果をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定さ
れるものでない。
11亘上 水分離器を付した還流冷却器、温度計、攪I!!!機お
よび滴下ロートを付した11の反応器にフタル酸無水物
59.3 g (0,42モル)、キシレン350m1
及び強酸性イオン交換樹脂アンバリスト15を50g仕
込み、加熱還流させる0次いで、滴下ロートより4,4
°−ジアミノフェニルメタン37.7 g (0,2モ
ル)とジメチルホルムアミド50m1の混合液を30分
間で滴下し、滴下終了後、更に8時間、加熱還流下で反
応させた。反応終了後、触媒のイオン交換樹脂を炉別し
、次いで減圧下で溶媒を留去した所83.1gの淡黄色
結晶が得られた。このものは、TRスペクトル、NMR
スペクトル、マススペクトルにより4.4”−シフタル
イミド−ジフェニルメタンと確認された。融点305〜
308℃、収率は、90.6%であった。
プ」虹」LL 水分離器を付した還流冷却器、温度計、攪拌機および滴
下ロートを付した11の反応器にフタル酸無水物59.
3 g (0,42モル)とトルエン400ea 1を
仕込みWi拌する。次いで、滴下ロートからP−フェニ
レンジアミン21.6 g (0,2モル)とD M 
F Loom 1の混合物を約1時間かけて滴下する。
滴下終了後、40℃で1時間熟成反応を行なった0次い
で、弱塩基性イオン交換樹脂アンバーリス)A21を7
5g加え、加熱還流下で24時間反応させた0反応終了
後、触媒のイオン交換樹脂をが別し、次いで減圧下で溶
媒を留去した所、62.9 gの白色結晶が得られた。
このものはTRスペクトル、NMRスペクトル、マスス
ペクトルにより、N、N’−P−フェニレンジフタルイ
ミドと確認された。融点345〜350℃、収率は85
.4%であった。
実施例3〜8 実施例2と同様の方法で各種のジカルボン酸無水物の0
.42モルと各種ジアミン0.2モルとを各種の有機溶
媒中で反応させ、次いでイオン交換樹脂触媒の共存下脱
水閉環反応させ、対応するビス環状イミドを得た。各実
施例によって得られたビス環状イミドの収率及び融点を
それぞれの原料及び反応条件と共にまとめて表1に示し
た。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは▲数式、化学式、表等があります▼または▲
    数式、化学式、表等があります▼で表されるエチレン基
    、▲数式、化学式、表等があります▼で表されるビニレ
    ン基、▲数式、化学式、表等があります▼で表わされる
    基、またはフェニレン基を示し、X_1は水素原子、ハ
    ロゲン原子、または炭素数1〜4のアルキル基を示し、
    X_2はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、フ
    ェニル基、またはクロロフェニル基を示す。) で表わされるジカルボン酸無水物と芳香族または脂肪族
    のジアミン類とをイオン交換樹脂の存在下、有機溶媒中
    で50〜160℃の温度範囲で加熱し、脱水環化させる
    ことを特徴とするビス環状イミド類の製造法。
  2. (2)イオン交換樹脂が強酸性イオン交換樹脂、弱酸性
    イオン交換樹脂または弱塩基性イオン交換樹脂である特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)有機溶媒が、芳香族炭化水素溶剤である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の製造法。
  4. (4)有機溶媒が、芳香族炭化水素溶剤と非プロトン性
    極性溶剤を混合したものである特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の製造法。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは▲数式、化学式、表等があります▼または▲
    数式、化学式、表等があります▼で表されるエチレン基
    、▲数式、化学式、表等があります▼で表されるビニレ
    ン基、▲数式、化学式、表等があります▼で表わされる
    基、またはフェニレン基を示し、X_1は水素原子、ハ
    ロゲン原子、または炭素数1〜4のアルキル基を示し、
    X_2はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、フ
    ェニル基、またはクロロフェニル基を示す。) で表わされるジカルボン酸無水物と芳香族または脂肪族
    のジアミン類とを反応させ生成するビスジカルボン酸モ
    ノアミド類を、イオン交換樹脂の存在下、有機溶媒中で
    50〜160℃の温度範囲で加熱し脱水環化反応させる
    ことを特徴とするビス環状イミド類の製造法。
  6. (6)イオン交換樹脂が強酸性イオン交換樹脂、弱酸性
    イオン交換樹脂、または弱塩基性イオン交換樹脂である
    特許請求の範囲第5項記載の製造法。
  7. (7)有機溶媒が芳香族炭化水素溶剤である特許請求の
    範囲第5項又は第6項記載の製造法。
  8. (8)有機溶媒が、芳香族炭化水素溶剤と非プロトン性
    極性溶剤を混合したものである特許請求の範囲第5項又
    は第6項記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02223552A (ja) * 1989-02-27 1990-09-05 Mitsui Toatsu Chem Inc N―フェニルマレイミド化合物の製造方法
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