JPS62228008A - 外用医薬製剤 - Google Patents

外用医薬製剤

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JPS62228008A
JPS62228008A JP7200286A JP7200286A JPS62228008A JP S62228008 A JPS62228008 A JP S62228008A JP 7200286 A JP7200286 A JP 7200286A JP 7200286 A JP7200286 A JP 7200286A JP S62228008 A JPS62228008 A JP S62228008A
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保坂 美文
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大塚 三郎
Takashi Kinoshita
隆士 木之下
Yusuke Ito
祐輔 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は身体皮膚上に貼付して薬物を経皮的に生体内へ
投与する外用医薬製剤に関するものである。
(1〕)従来の技術 従来、皮膚面から薬物を経皮投与して局所性又は全身性
の疾患を治療又は予防を行うための医薬製剤として、サ
リチル酸メチル含有粘着剤やメントール含有粘着剤など
の薬物含有粘着剤をテープ状又はシート状としたものが
提案されている。
このように、身体皮膚上に貼付して薬物を経皮的に生体
内に投与することを目的とした医薬製剤では皮膚接着性
、内部凝集性、薬物の分解反応に対する経日安定性等の
観点からアクリル系感圧性接着剤が用いられている。
(c)発明が解決しようとする問題点 薬物を経皮投与する場合、該薬物の拡散性、皮膚への移
行性などの観点よりこの薬物が感圧性接着剤(粘着剤)
中で溶解状態にあることが望ましく1゜しかしながら、
アクリル系の感圧性接着剤の多くは一般に親水性の乏し
いものが多く、親、水性の薬物を使用した場合、薬効が
期待できる程度まで含有させると感圧性接着剤層中で薬
物の結晶化が生じ、接着性、拡散性、更に生体への放出
+′1に問題が生じる場合があった。
(d)問題点を解決するための手段 本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、分子中にアミノ基を有する(メタ)アクリルアミ
ドを共重合させた感圧性接着剤は優れた皮膚接着性を有
し、又、この種のアクリルアミドを用いることで感圧性
接着剤そのものの極性が者しく高くなって、当該感圧性
接着剤層内に高含量の薬物を溶解状態で存在させること
が可能となり、しかも薬物の経皮投与を目的として使用
した場合、薬物の放出性、皮膚透過性が向」ニすること
を見い出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は柔軟な担持体上に、薬物を含有する感圧
性接着剤の層を設けてなる医薬製剤であって、該感圧性
接着剤には共重合成分としてアミ/基を有する(メタ)
アクリルアミドが含有されていることを特徴とするもの
である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる相持体は、薬物を含有する感圧性接
着剤の層を保持するものであり、皮膚面に貼イ・jした
際にその動きに追従でき、屈曲面に貼イ・jした際にも
異和感がなく適用しうるようにするために適度な柔軟性
を有するものが選択される。
これらの担持体としてはポリエチレン等のポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
ウレタン等の如き各種プラスチックのフィルムやシート
、ゴム及び/又は合成tJ7脂製発泡シート・フィルム
、不織布、繊布、紙、金属箔、或いはこれらの各材料を
積層して形成した各種の積層フィルムなどが挙げられる
本発明において薬物を含有させるための感圧性接着剤は
皮膚面に長時間に百り貼(1できる皮膚接着性を有する
ものであり、共重合成分としてアミノ基を有する(メタ
)アクリルアミドを含有する点に最も大きな特徴を有す
るものである。
また、感圧性接着剤は皮膚接着性、内部凝集性、薬物の
分解反応に対する安定性や薬物の保持性などの点を考慮
すると、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アク
リル酸アルキルエステルを少なくなくとも50重量%含
有しているアクリル系感圧性接着剤が好ましい。
具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸ブチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ペンチルエステル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸ヘプチ
ルエステル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(
メタ)アクリル酸/ニルエステル、(メタ)アクリル酸
デシルエステル、(メタ)アクリル酸ウンデシルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ドデシルエステル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシルエステルの如ト(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルの1種以上と、後述するアミ
ノ基を有する(メタ)アクリルアミドとの共重合体が挙
げられる。
また、上記単量体からなる感圧性接着剤に凝集性を付加
させる目的で、アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、
アクリル酸ヒドロキシプロピルエステル、(メタ)アク
リルアミド、ン゛メチルアクリルアミドの如き官能性単
量体や、アクリロニトリル、i[f2ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム
の如きビニル系単量体を共重合させることかで外、薬物
の溶解性を一層向−ヒさせる目的として、アクリル酸メ
トキシエチルエステル、アクリル酸エトキシエチルエス
テル、アクリル酸ブトキシエチルエステルの如外観水性
のアクリル酸アルコキシアルキルエステル単量体を共重
合させることも可能である。
アミノ基を有する(メタ)アクリルアミド単量体は次式
で示されるものであり、薬物の溶解性、放出性を考慮し
た場合、R2、R:l、R,、の炭素数の和が3〜15
のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドが
好ましい。
CH2= C 「 C−N−R2−N−R。
0HR。
(R1は水素原子又はメチル基、R2はアルキレン基、
R2、R2は水素原子、アルキル基又はフェニル基) 具体的には、例えば、N、N−ツメチルアミ/エチル(
メタ)アクリルアミド、N、N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、N、N−ツメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド、N。
N−ジエチルアミ/プロピル(メタ)アクリルアミド、
N、N−ジプロピルアミノプロビル(メタ)アクリルア
ミド、N、N−ジn−ブチルアミノエチル(メタ)アク
リルアミドなどが挙げられ、これらは1種以上を用いて
」二記の重合性単量体、特に(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルと共重合させ、感圧性接着剤を得る。
これら単量体は分子内にアミド基、アミノ基を有するた
め塩基性を呈し、共重合成分として用いることで、感圧
性接着剤の極性が者しく高められ、良好な薬物溶解性を
示すものと考えられる。
」二記共重合体中において、アミノ基を有する(メタ)
アクリルアミドの割合は5〜40重量%の範囲が望まし
く、特に10〜30重量%の範囲が好ましい。
アミノ基を有する(メタ)アクリルアミドの含有量が、
5重量%未満では共重合体の極性を充分に高めることが
できなくなる結果、極性の高い薬物の溶解性が不充分で
感圧性接着剤層中で結晶を生じ易くなり、したがって薬
物の放出性や移動性に支障をきたすのであり、一方、4
0重量%を超えると凝集力が高くなりすぎ皮膚接着性が
劣る場合があるから望ましくない。
本発明に用いられる薬物は、外用医薬製剤を皮膚に貼着
して適用した際、経皮的に体内に吸収されるものであれ
ば特に限定されるものではない。
かかる薬物としては以下のものを例示することができる
イ)フルチフステロイド類:例えばハイドロコーチシン
、プレドニゾロン、ベクロメタゾンプロビオネート、フ
ルメタシン、トリアムシメロン、トリアムシノロンアセ
トニド、フルオシモロン、フルオシノロンアセトニド、
フルオシノロンアセトニドアセテート、プロピオン酸ク
ロベタゾールなど、 口)鎮痛消炎剤:例えばアセトアミ/7エン、メフェナ
ム酸、フルフェナム酸、インドメタシン、ジクロ7エナ
ック、ジクロ7エナツクナトリウム、アルクロ7エナツ
ク、オキシ7エンプタゾン、フェニルフタジン、イブプ
ロフェン、フルルビプロ7エン、サリチル酸、サリチル
酸メチル、1−メントール、カン7アー、スリンダック
、Fリメチンナトリウム、ナプロキセン、7エンブ7エ
ンなど、ハ)催眠鎮静剤:例えば7エ7バルビタール、
アモバルビタール、シフロバルビタール、ロラゼパム、
ハロペリドールなど、 二)精神安定剤:例えばフル7エナジン、チオリグジン
、ジアゼパム、フルニトラゼパム、クロルプロマシンな
ど、 ホ)抗高血圧剤 :例えばクロニジン、塩酸クロニジン
、ピンドロール、プロプラフ0−ル、塩酸プロプラノロ
ール、ブクモロール、インデノロール、ブクモロール、
ニアニジビン、塩酸ジルチアゼムなど、 へ)降圧利尿剤 :例えばノ1イドロサイアザイド、ボ
ンドロフルナサイアザイド、シクロペンチアザイドなど
、 ト)抗生物質 :ゝ例えばペニシリン、テトラサイクリ
ン、オキシテトラサイクリン、硫酸フルジオマイシン、
エリスロマイシン、クロラムフェニフールなど、 チ)麻酔剤 :例えばリドカイン、ペンシカイン、アミ
ノ安息香酸エチルなど、 す)抗菌性物質 :例えば塩化ペンザルフニウム、ニト
ロ7ラゾン、ナイスクチン、アセトスルファミン、タロ
トリマゾールなど、 メ)抗真菌性物質;例えばペンタマイシン、アムホテリ
シンB1ビロールニトロン、クロトリマゾ−ルなど、 ル)ビタミン剤 :例えばビタミンA、エルコ゛カフ)
フェノール、コレカシ7エ/−ル、オクトチアジン、リ
ボフラビン酪酸エステルなど、 プ)抗てんかん剤 :例えばニトラゼパム、メプロバメ
ート、クロナゼパムなど、 ワ)冠血管拡張剤 :例えば二10グリセリン、ニトロ
グリコロール、イソソルビドジナイトレー)、エリスリ
トールテトラナイトレート、ペンタエリスリトールテト
ラナイトレート、プロパチルナイトレートなど、 力)抗ヒスタミン剤 :例えば塩酸ジフェンヒドラミン
、クロルフェニラミン、ジフェニルイミグゾールなど、 ヨ)鎮咳剤 :例えばデキストロメトルファン、チルブ
タミン、エフェドリン、塩酸エフェドリンなど、 夕)性ホルモン :例えばプロプステロン、エストラジ
オールなど、 し)抗剤 :例えばドキセビンなど、 ソ)その他:例えば5−フルオロウラシル、ンヒドロエ
ルゴタミン、フェンタニール、デスモプレシン、ジゴキ
シン、メトクロプラシド、ドンペリド、スコポラミン、
臭化水素酸スコポラミンなど、が挙げられ、これらの薬
物は必要に応じて2種類以−に併用することができる。
上記感圧性接着剤(A)に対する」−配薬物(B)の配
合比は、」−記(A)と(B)との合計重量に月して0
.1〜30重量%、好ましくは0.2〜20重量%の範
囲内に調整するのが良く、0.1重量%未満では治療効
果が乏しく、一方30重量%を超えると治療効果に限界
が生じると共に経済的に不利である。
そして、本発明においては、上記薬物のうち酸・塩構造
を有する親水性の強い薬物が、−1−述のアクリル系感
圧性接着剤に溶解し易く、しかも薬物の拡散性や皮膚へ
の移動性が優れるから好ましい。
酸・塩構造を有する親水性薬物は薬物分子中に1つ以」
二の酸性基(例えばカルボキシル基等)や塩基性基(例
えばアミノ基等)を有し、高い極性を有するものが多い
このため皮膚接着性などの観点から通常感圧性接着剤と
して使用されるアクリル系接着剤では極性が低過ぎてほ
とんどの場合親水性薬物を溶解することかで外なかった
本発明の外用医薬製剤はアクリル系の感圧性接着剤にお
いてその共重合成分にアミド結合により極性が高められ
たアミノ基を有するメタアクリルアミド単量体を用いて
いるために感圧性接着剤の親水性が高められ、これによ
って親水性薬物を感圧性接着剤層中で結晶化することな
く高濃度で溶解せしめることが可能である。
又、本発明においては、上記担持体−にに、上述の薬物
含有感圧性接着剤が、ロールコータ−1流延等の方法で
塗布されて薬物を含有する感圧性接着剤の層が設けられ
るのである。この場合の層の厚さは皮膚接着性、薬物の
種類や投与量を考慮して適宜決定される。
(e)作用 本発明は、上記構成を有し、アミノ基を有する=12− (メタ)アクリルアミVを共重合成分として含有する感
圧性接着剤を用いているから感圧性接着剤全体の極性が
至極高くなって親水性の薬物の溶解性が至極向−卜する
のであり、又薬物の溶解性が向」ニするから感圧性接着
剤層の表面に薬物が析出することがなく(いわゆるブル
ーミング)、このため皮膚接着性の低下を防止する作用
を有するのである又、アミノ基を有する(メタ)アクリ
ルアミドの高い極性により、感圧性接着剤の親水性が高
められ、この結果、皮膚との密着性及び親和性が良好と
なって薬物の放出性、皮膚浸透性を向−ヒさせたり、或
いは発汗による水分と馴染みやす< ODT効果を向」
ニさせる作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例において部又は%は重量部又は
重量%のことをいう。
実施例1 攪拌枠、温度計、還流冷却器、不活性ガス導入管及び滴
下ロートを取すイ・jけた5つロフラスコ中でアクリル
酸2−エチルヘキシルエステル70部、メタクリル酸メ
チルエステル20部、N、N−ジメチルアミ/プロピル
アクリルアミド10部からなる単量体混合物を攪拌しな
がら充分に不活性〃ス置換を行った後、重合開始剤とし
てアゾビスイソブチルニトリル0.2部を添加し、攪拌
速度、外浴の冷却、希釈液としての酢酸エチルの滴下な
どによって反応速度を60〜65℃に制御し、8時間反
応した後、更に75〜80℃に昇温しで10時間熟成し
感圧性接着剤溶R(固形分濃度40%)を得た。
得られた感圧性接着剤溶液に抗高血圧剤であるクロニジ
ンを添加混合し、ポリエステルフィルム上に乾燥後の厚
みが40μI11となるように塗布、乾燥させて本発明
の外用医薬製剤を得た。
なお、本実施例で使用したクロニジンの添加量は400
μ[+70m2(クロニジン含有量10%)となるよう
に設定した。
実施例2 実施例1において使用した感圧性接着剤溶液に自律神経
用剤である臭化水素酸スコポラミンのメタノール溶液を
添加混合し、ポリエステルフィルム−にに乾燥後の厚み
が50μ【1となるように塗布、乾燥させて本発明の外
用医薬製剤を得た。
なお、本実施例で使用した臭化水素酸スコポラミンの添
加量は1000μs/Cm2(臭化水素酸スコポラミン
含有量20%)となるように設定した。
実施例3 攪拌棒、温度計、還流冷却器、不活性ガス導入管及び滴
下ロートを取り付けた5つ目フラスコ中において水15
0部にポリオキシエチレンラウリルエーテル3部を分散
さぜ、これにアクリル酸is。
−7ニル工ステル70部、メタクリル酸メチルエステル
20部、N、N−ジプロピルアミノブチルメタクリルア
ミド10部を添加し、不活性ガスで置換しながら50℃
まで昇温させ、ベルオキソニ硫酸カリウム0.1部、亜
硫酸ナトリウム0.1部を添加し3時間重合を行った後
、約80℃まで昇温し、2時間熟成を行い感圧性接着剤
エマルジョン(固形分濃度40%)を得た。
得られた感圧性接着剤エマルジョンを硫酸ナトリウム水
溶液で塩析後、水洗、乾燥させた後、酢酸エチルに溶解
し、感圧性接着剤溶液(固形分濃度30%)を得た。
得られた感圧性接着剤溶液に抗高血圧剤である塩酸プロ
プラノロールのメタノール溶液を添加混合し、ポリエス
テルフィルム上に乾燥後の厚みが40μ【0となるよう
に塗布、乾燥させて本発明の外用医薬製剤を得た。
なお、本実施例で使用した塩酸プロプラノロールの添加
量は400μs/ca+2(塩酸プロプラフ0−ル含有
量10%)となるように設定した。
実施例4 攪拌棒、温度計、還流冷却器、不活性〃ス導入管及び滴
下ロートを取すイ」けた5つロフラスコ中でアクリル酸
2−エチルヘキシルエステル60部、メタクリル酸し一
ブチルエステル20部、アクリル酸メトキシエチルエス
テル108IS、N、N−ツメチルアミノプロピルアク
リルアミド10部からなる単量体混合物を攪拌しながら
充分に不活性ガスで置換した後、重合開始剤としてアゾ
ビスインブチルニトリル0.2部を添加し、攪拌速度、
外温の冷却、希釈液としての酢酸エチルの滴下などによ
って反応温度を60〜65℃に制御し、8時間反応した
後、更に75〜80°Cに昇温しで10時間熟成し感圧
性接着剤溶液(固形分濃度40%)を得た。
得られた感圧性接着剤溶液に抗高血圧剤である塩酸クロ
ニジンのメタノール溶液を添加混合し、ポリエステルフ
ィルム上に乾燥後の厚みが40μ【nとなるように塗布
、乾燥させて本発明の外用医薬製剤を得た。
なお、本実施例で使用した抗高血圧剤である塩酸クロニ
ジンの添加量は600μg / Cm 2(塩酸クロニ
ジン含有量15%)となるように設定した。
比較例1 実施例1においてN、N−ツメチルアミノプロピルアク
リルアミドを除いた以外は実施例1と同様の条件で重合
を行い、得られた感圧性接着剤溶液(固形分濃度40%
)に抗高血圧剤であるクロニジンを添加混合し、ポリエ
ステルフィルム」二に乾燥後の厚みが40μωとなるよ
うに塗布、乾燥させて医薬製剤を得た。
なお、本比較例で使用した抗高血圧剤であるクロニジン
の添加量は400μg/C1o2(クロニジ゛ンの含有
量10%)となるように設定した。
比較例2 攪拌棒、温度計、還流冷却器、不活性ガス導入管及び滴
下ロートを取り付けた5つ目フラスコ中でアクリル酸2
−エチルヘキシルエステル90部、アクリル酸10部か
らなる単量体混合物を攪拌しながら充分に不活性ガスで
置換を行った後、重合開始剤として過酸化ベンゾイル0
.2部を添加し、攪拌速度、外俗の冷却、希釈液として
の酢酸エチルの滴下などによって反応温度を60〜65
℃に制御し、8時間反応した後、更に75〜80°Cに
昇温しで10時間熟成し感圧性接着剤溶液(固形分濃度
30%)を得た。
得られた感圧性接着剤溶液に自律神経用剤である臭化水
素酸スコポラミンのメタノール溶液を添加混合し、ポリ
エステルフィルム上に乾燥後の厚みが5011 mとな
るように塗布、乾燥させて医薬製剤を得た。
なお、本比較例で使用した臭化水素酸スコポラミンの添
加量は1000μg/cm2(臭化水素酸スコポラミン
含有量20%)となるように設定した。
比較例3 実施例3においてN、N−ツメチルアミ/プロピルアク
リルアミドを除いた以外は実施例3と同様の条件で重合
を11い、得られた感圧性接着剤溶液(固形分濃度30
%)に抗高血圧剤である塩酸プロプラフ0−ルのメタノ
ール溶液を添加混合し、ポリエステルフィルム」ユに乾
燥後の厚みが40μInとなるように塗布、乾燥させて
医薬製剤を得た。
なお、本比較例で使用した塩酸プロプラノロールの添加
量は400μg/C1n2(塩酸プロプラノロール含有
量10%)となるように設定した。
比較例4 実施例4においてN、N−ノブロビルアミノブチルアク
リルアミドを除いた以外は実施例3と同様の条件で重合
を行い、得られた感圧性接着剤溶液(固形分濃度40%
)に抗高血圧剤である塩酸クロニジンのメタノール溶液
を添加量1合し、ポリエステルフィルム」二に乾燥後の
厚みが40μ(0となるように塗布、乾燥させて医薬製
剤を得た。
なお、本比較例で使用した塩酸クロニジンの添加量は6
00μg/cm2(塩酸クロニノン含有量15%)とな
るように設定した。
各実施例及び各比較例の医薬製剤について、薬物の溶解
性、薬物の経日安定性、薬物の放出性、皮膚接着性、適
用皮膚面のカブレの試験を行った結果を第1表示す。
(以下余白) 第1表の各特性の測定方法は以下の通りである。
〈薬物溶解性〉 3cIIIφに裁断した各試料片を25°Cの温度下に
24時間放置し、各製剤中における薬物の結晶の有無に
ついて調べた。
○:溶解 × :全面に結晶析出 〈薬物の経口安定性〉 3cmφに裁断した各試料片をアルミニウム包装材中に
収納して密封し、温度が25°Cと50°Cにて1ケ月
間保存した後、メタノール抽出を行い、高速液体クロマ
トグラフィーにて定量した。
〈薬物放出性〉 3cmφに裁断した各試料片をラット皮膚に貼付し、皮
膚を介した蒸留水中への薬物の放出性を測定した。定量
は高速クロマトグラフィーを使用し、24時間における
全薬物放出量を求め、対応する比較例の値を1.0とし
て相対比にて示した。
〈皮膚接着性〉 各試料片(3cmφ)をヒト上腕部内側に貼付し、24
時間後に皮膚への接着状態を11視にて判別した。
○:接接着面積90以以二 × :接着面積50%以上90%未満 〈皮膚面のカブレ〉 各試料片(3c111φ)をヒト背中に24時間貼付し
、剥離1時間後の皮膚状態を目視にて判別し下記の如く
点数を伺け、10人の平均値にて判定した。
○::均1.0点未満 △ :平均1.0点以上 ×:平均2.0点以上 0点・・・無反応 0.5点・・・わずかな紅斑 1.0点・・・明らかな紅斑 2.0.α・・・紅斑と丘疹或いは浮腫3.0点・・・
紅斑と浮腫と丘疹或いは小水痘4.0点・・・大水痘 第1表より本発明の外用医薬製剤は比較例に比べて、薬
物溶解性、薬物放出性及び皮膚接着性のいずれも優れた
特性を有し、しかも薬物の安定性や皮膚面のカブレの点
でも、比較例に比べて、何等遜色がないことが認められ
る。
(g)発明の効果 本発明の外用医薬製剤は、上記構成を有し、特にアミノ
基を有する(メタ)アクリルアミドを共重合成分として
含有する感圧性接着剤を用いているから、感圧性接着剤
の極性が至極高くなって親水性薬物の溶解性が向上する
のであり、又感圧性接着剤の親水性が高いから皮膚との
密着性(接着性)及び親和性が良好となると共に発汗に
よる水分と馴染み易< ODT効果も向上し、結局薬物
の放出性、皮膚浸透性が至極優れる効果を有するのであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柔軟な担持体上に、薬物を含有する感圧性接着剤
    の層を設けてなる医薬製剤であって、該感圧性接着剤に
    は共重合成分としてアミノ基を有する(メタ)アクリル
    アミドが含有されていることを特徴とする外用医薬製剤
  2. (2)アミノ基を有する(メタ)アクリルアミドがジア
    ルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドであり、
    アルキル基の炭素数の和が3〜15である特許請求の範
    囲第1項記載の外用医薬製剤。
  3. (3)薬物が親水性薬物でる特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の外用医薬製剤。
  4. (4)感圧性接着剤がアルキル基の炭素数4〜12の(
    メタ)アクリル酸アルキルエステルを少なくとも50重
    量%含有してなる共重合体である特許請求の範囲第1項
    記載の外用医薬製剤。
JP61072002A 1986-03-29 1986-03-29 外用医薬製剤 Expired - Lifetime JPH0745400B2 (ja)

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