JPS62223258A - 硬化性組成物の施工方法 - Google Patents

硬化性組成物の施工方法

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JPS62223258A
JPS62223258A JP6606186A JP6606186A JPS62223258A JP S62223258 A JPS62223258 A JP S62223258A JP 6606186 A JP6606186 A JP 6606186A JP 6606186 A JP6606186 A JP 6606186A JP S62223258 A JPS62223258 A JP S62223258A
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栄一郎 滝山
Michiaki Arai
新井 道明
Takao Arai
新井 崇夫
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、水で濡れた基材表面や湿潤状態下の基材表面
への密着性および接着性にすぐれた塗料および接着剤、
特に水中の大面積施工の容易なライニング、パテ、シー
リング等に有用な硬化性組酸物に関する。 〔従来の技術〕 現在、ライニング、パテ、シーリング等に利用されてい
る樹脂としては、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂お
よびポリウレタン樹脂等があり、これらの樹脂はそれぞ
れに特長を生かして広く活用されている。 しかし、これら既存の樹脂は、濡れた基材(例えばコン
クリート)面に塗装して良く密着させるとか、または海
岸で塗装置後に海水に浸されるといった場合などでは基
材との密着性や接着性等の性能が満足すべきものでなく
、改良を求められているのが実情である。 水中硬化型の樹脂としては、例えばキシリレンジアミン
とダイマー酸との縮合によって得られるポリアミド樹脂
を硬化剤に用いたエポキシ樹脂も知られているが、しか
し、この樹脂は実際には水面接着はバラツキが甚しく、
信頼性に乏しい難点を有する。その上速硬化性としなけ
ればならずポットライフが20〜30分と短かく大面積
の施工には向いていない。 一般に作業現場で鉄鋼製構築物に保護ライニングする場
合などは、完全に錆を落して塗装することが困難な場合
が少なくない。従って、浮いた錆を落す程度で塗装しな
ければならない場合も多く、かような悪条件でも十分な
接着性と防錆性とが求められるケースがある。 合成樹脂エマルジョンとセメントを混合して使用する方
法は従来から知られているが、この方法は硬化に長時間
を要すること、塗装後皮膜が未硬化の状態で水に接触し
たり、または高湿度の環境下に置かれると、皮膜が流出
または著しい硬化の遅れを生ずること、コンクリート面
のようないわば多孔質で、ある程度吸水性のある表面は
良いが、金属面のように全く吸水しない面では、硬化性
が遅く、接着性が必ずしも十分でないこと、皮膜の厚み
によってはへアークラックが発生し、皮膜の役割を果さ
なくなること9等の欠点を有する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、上述した実情に鑑みて、水で濡れた基材
表面や湿潤状態下の基材表面への密着性゛および接着性
にすぐれた塗料および接着剤、特にライニング、パテ、
シーリング等に有用な硬化性組成物について1種々研究
した結果、側鎖二重結合型アクリルゴムを用いる本発明
の硬化性組成物が、上記のごとき悪条件下でも塗装可能
であり、かつ水で濡れた基材表面や湿潤状態下の基材表
面への密着性および接着性にすぐれ且つ水中の大面積施
工にも優れていることを見出し先に提案したが、更に使
用時に特定の樹脂成分とセメントとを混合することによ
り、操作が容易で然も適度の硬化速度が得られること発
見し本発明を完成するに至った。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明の硬化性組成物は。 (A)(1)  アクリル酸エステル、アクリロニトリ
ルおよびヒドロキシル基含有モノマーを共重合して得ら
れる側鎖にヒドロキシル基を有するアクリルゴムの側鎖
ヒドロキシル基と、分子中にそれぞれ少くとも1個のイ
ソシアナート基及びアクリロイル基またはメタクリロイ
ル基(以下、両者を(メタ)アクリロイル基という)を
有する不飽和イソシアナートのイソシアナート基とを反
応させて得られる、側鎖にウレタン結合を介して(メタ
)アクリロイル基を有する側鎖二重結合型アクリルゴム
。 (2)硬化剤 (3)重合性QL量体および (4)安定剤からなる嫌気硬化性樹脂と、(B) (1
)  エポキシ樹脂のエポキシ基とフェノール類のフェ
ノール基とを反応して得られるフェノール変性エポキシ
樹脂又は多価フェノール化合物とモノエポキシドとの反
応生成物から成る多価アルコール成分と、α−β不飽和
多塩基酸またはその無水物とを一成分として含み、任意
の多塩基酸を併用するか或はせずにエステル化して得ら
れる不飽和アルキッド・ (2)促進剤、 (3)重合性重量体および (4)安定剤からなる硬化性樹脂と、 (C)セメント からなり、各別容器に貯蔵され、施工直前に混合され使
用される硬化性組成物である。 〔作 用〕 本発明の硬化性組成物は、施工直前までの貯蔵時のゲル
化防止並びに施工時における硬化速度の見地から(A)
 、 (B)及び(C)成分に分けられている。 即ち、(A)成分として比較的不飽和基の少ないアクリ
ルゴムに硬化剤を配合してもアクリルゴムが嫌気硬化性
のため空気中ではゲル化が進行しないが、それを施工直
前に(B)成分に配合されている促進剤と混合すると硬
化が速やかに進行するという知見に基づくものである。 本発明の硬化性組成物の(A)成分として用いられる側
鎖二重結合型アクリルゴムは、アクリル酸エステル、ア
クリロニトリルおよびヒドロキシル基含有モノマーを共
重合して得られる側鎖にヒドロキシル基を有するアクリ
ルゴムの側鎖ヒドロキシル基と、分子中にそれぞれ少く
とも1個のイソシアナート基及び(メタ)アクリロイル
基を有する不飽和イソシアナートのイソシアナート基と
を反応させて得られるものである。 側鎖にヒドロキシル基を有するアクリルゴムのモノマー
成分として使用されるアクリル酸ニス、テルトしては、
アクリル酸のメチル、エチル、ブチル、2−エチルヘキ
シルなどのエステル類が挙げられるが、その中でアクリ
ル酸エチルエステル。 アクリル酸ブチルエステルが好適である。また、ヒドロ
キシル基含有モノマーとしては、ヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、メチロールアクリルアミド等が挙げられ、その
中でヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートが好ましい例である。 アクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびヒドロキ
シル基含有モノマーの共重合は、70〜90:5〜25
:1〜15の重量比で、好適には75〜85 : 10
〜20:5〜10の重量比で実施される。 共重合反応は、アクリルゴムの製造法に従って実施可能
である。例えば前記組成範囲内の三成分の混合モノマー
をアニオン系活性剤を用いて乳化重合するか、又は有機
溶媒溶液中で共重合して、側鎖にヒドロキシル基を有す
るアクリルゴムが得られる。 本発明で用いられる不飽和イソシアナートは、分子中に
それぞれ少くとも1個のイソシアナート基と(メタ)ア
クリロイル基を有するものであり、大別して次の2種類
が挙げられる。 (イ)米国ダウ・ケミカル社から市販されているイソシ
アナートエチルメタクリレート(以下IBMという)。 (ロ) ジイソシアナートと(メタ)アクリロイル基含
有の不飽和モノアルコールとの付加生成物ジイソシアナ
ートとして2.4−トリレンジイソシアナート、(メタ
)アクリロイル基含有の不飽和モノアルコール(以下単
に不飽和モノアルコールという)として2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートを用いて製造した不飽和イソシア
ナートを示す。 側鎖ヒドロキシル基を有するアクリルゴムと反応する場
合、ジイソシアナートの残存量は0.1(重量%)以下
でなければならない。 遊離のジイソシアナートを除くためには、不飽和モ−ノ
アルコールの成分を規定のモル数よりも多くするか、或
は反応終了後減圧留去してジイソシアナートを除くこと
が必要である。 実際上容易な不飽和イソシアナートの製造方法はジイソ
シアナート1モルに対して、不飽和モノアルコールを1
モル以上用いることであり、最も適当なモル比は1.2
モル以上1.5モル以下である。 不飽和イソシアナートを形成するためのジイソシアナー
トは、例えば次の種類があげられる。 2.4− トリレンジイソシアナート、2.4− トリ
レンジイソシアナートと2.6−トリレンジイソシアナ
ートとの混合物、パラフェニレンジイソシアナート、ジ
フェニルメタンジイソシアナート、1,5−ナフチレン
ジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート、水素
化キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソ
シアナート、イソホロンジイソシアナート。 望ましいタイプは2.4−トリレンジイソシアナート、
インホロンジイソシアナートのように2個のイソシアナ
ート基の反応性に差のあるものである。 更に、ジイソシアナートとの反応に用いられる不飽和モ
ノアルコールとしては、アクリル酸、メタクリル酸にア
ルキレンモノエポキシドを反応させて得られる1分子中
に(メタ)アクリロイル基とヒドロキシル基とを有する
種類のものがあげられる。好適には、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレートが使用される。 側鎖にヒドロキシル基を有するアクリルゴムと不飽和イ
ソシアナートとの反応割合は、ヒドロキシル基1当量に
対して、イソシアナート基(即ち不飽和イソシアナート
) 0.01当量以上であるが、望ましくは0.1当量
以上1当量以下である。 イソシアナート基が0.01当量以下では、硬化性組成
物の物性1例えば接着性、硬度が十分に発揮されない。 また1当量以上のイソシアナート基の使用は反応するヒ
ドロキシル基は消失しており、生成したウレタン結合に
更にイソシアナート基が反応してアロハネート結合を形
成する結果、粘度が増大し、強いチキソトロピー性を示
すようになる。 最も望ましい範囲は、ヒドロキシル基1当量に対してイ
ソシアナート基0.1当量以上1当量以下である。 反応の際、ゲル化を防止するために、重合防止剤を用い
ることは必要であり、3級アミン、有機錫化合物のよう
な反応促進剤を用いることは時間短縮に有利である。 本発明の硬化性組成物の(A)成分に配合される硬化剤
には過酸化物が好適に使用される。過酸化物が欠ける場
合には最終硬度の発現に長時間を要し、実用性がかなり
損なわれる。 過酸化物としては、メチルエチルケトンパーオキシド、
シクロヘキサノンパーオキシド、アセチルアセトンパー
オキシド、アセト酢酸エチルパーオキシド等のケトンパ
ーオキシド類、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパ
ーオキシド等のアシルパーオキシド類、クメンハイドロ
パーオキシド。 t−ブチルハイドロパーオキシド等のハイドロパーオキ
シド類、t−ブチルパーオキシベンゾエートのようなパ
ーオキシエステル類のごとき有機過酸化物があげられる
。 過酸化物の配合量は、前記ゴム、不飽和アルキッド及び
重合性単量体の合計量の100重量部に対して0.5〜
lO重量部、好ましくは1〜5重量部である。過酸化物
の配合量が0.5重量部未満では、常温での硬化性が不
十分となり、一方、過酸化物の配合量が10重量部より
多い場合には、増量による効果が認められないばかりで
なく、コスト高と逆に硬化物の物性低下を招くという難
点を有する。 本発明の硬化性組成物の(B)成分として用いられる不
飽和アルキッドは、エポキシ樹脂のエポキシ基とフェノ
ール類のフェノール基とを反応して得られるフェノール
変性エポキシ樹脂又は多価フェノール化合物とモノエポ
キシドとの反応生成物から成る多価アルコール成分と、
α−β不飽和多塩基酸またはその無水物とを一成分とし
て含み、任意の多塩基酸を併用するか或はせずにエステ
ル化して得られるものである。 不飽和アルキッドは前記側鎖二重結合型アクリルゴムに
粘着性を付与すると同時に、それ自身も重合性m量体と
共重合して架橋樹脂成分となる作用を有している。 フェノール変性エポキシ樹脂の製造に用いられるエポキ
シ樹脂としては、ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル型、ノボラックポリグリシジルエーテル型、分子内二
重結合を酸化した所謂過酢酸型などがあげられ、いずれ
も相当する市販品があり、好適に使用される。その中で
、コスト、物性の点で最も望ましいものは、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル型の比較的低分子量のタイ
プのものである。 フェノール類は1価のフェノール系化合物、例えばフェ
ノール、クレゾール類、キシレノール類、パラ置換アル
キルフェノール類、パラフェニルフェノール、パラクミ
ルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトールなどが
あげられる。 エポキシ基とフェノール性水酸基との反応比率は、実質
的にエポキシ基1当量に対して水酸基0.5以上1当量
以下である。 エポキシ樹脂とフェノール類の反応の際は、3級アミン
、第4級アンモニウム塩などの反応触媒の存在下150
℃付近の温度で行われる。 多価フェノール化合物とモノエポキシドとの反応も上記
と同様にして実施される。 多価フェノール化合物としてはビスフェノールAが、モ
ノエポキシドとしてはエチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、ブチレンオキシド、フェニルグリシジルエーテ
ルが最も有用である。 以上の多価アルコール成分とエステル化するのに使用さ
れるα−β不飽和多塩基酸又はその酸無水物としては、
無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸が
あげられ、本発明の目的には十分である。 エステル化は不活性気流中200〜210℃の高温下で
実施される。 不飽和アルキッドの使用割合は、側鎖二重結合型アクリ
ルゴムの100重量部に対して10〜500重量部、望
ましくは50〜300重量部である。 本発明の(B)成分として用いられる促進剤としては、
例えばコバルトの有機酸塩、バナジウムのアセチルアセ
トネート、ジメチルアニリン等があげられる。 硬化促進剤の配合量は、(A)及び(B)成分の合計量
100重量部に対して0.01〜lO重量部、好ましく
は0.1〜5重量部の範囲内が適当である。 本発明において用いられる重合性単量体はアクリルゴム
成分及び不飽和アルキッド成分の溶剤及び架橋剤として
の作用を兼備するものであり、例えば次の種類が挙げら
れる。 (イ) メタクリル酸エステル類、例えばメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル
、メタクリル酸ターシャリブチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、
メタクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸ベ
ンジル、メタクリル酸トリメチロールプロパン。 (ロ) アクリル酸エステル類、例えばアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ブタンジオ
ールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート
。 (ハ) 酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル。 (ニ)単独では側鎖二重結合型アクリルゴムを溶解する
力はないが、他の溶剤例えばメチルエチルケトンに溶解
した後重合性単量体を希釈剤として添加し、不飽和イソ
シアナートを反応させて、溶剤、モノマーに対する溶解
性を増大させた後、必要に応じてメチルエチルケトンを
情夫して七ツマー溶液とする方法もある。 これに適する七ツマー類としては、例えばスチレン、ビ
ニルトルエン、ジビニルベンゼン、メタクリレートリル
などを加えることが出来る。 以上の諸モノマーは、何れも混合使用できることは勿論
である。本発明の重合性単量体は、前記ゴム及び不飽和
アルキッドに配合して使用されるが、前記ゴム又は不飽
和アルキッドの製造の際に溶媒として使用して配合する
のが好ましい。最も好ましい曝量体としては、メチルメ
タクリレートである。 重合性単量体の使用量としては、前記ゴム又は不飽和ア
ルキッドを溶解する量以上が必要であり、個々のモノマ
ーの種類によってその量は相違するが、通常は前記ゴム
又は不飽和アルキッドの各成分に対し0.5〜5倍その
合計量に対し0.3〜3倍の範囲で好適に使用される。 本発明の(A)及び(B)成分に用いられる安定剤は、
両成分を容器内で保管、貯蔵する際に発生するゲル化を
防止する目的で、各成分全量に対し0.001〜0.1
%の範囲で使用される。使用される安定剤としては、多
価フェノール類、ベンゾキノン類が代表的であり、例え
ば、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、ピロガ
ロール、並びにこれらのアルキル核置換体、ベンゾキノ
ン、ナフトキノン、メチルベンゾキノン等が挙げられる
。 本発明において(C)成分として使用されるセメントは
、水中または湿潤状態下、特に水中での硬化促進、硬化
物の硬度発現に必要なものである。 セメントとしては、一般にポルトランドセメントと呼ば
れる普通に市販されている種類のもの、またはアルミナ
セメントで十分であるが、白セメントも使用することが
できる。 セメントの使用量は、前記ゴム、不飽和アルキッド及び
重合性単量体の合計量100重量部に対し50〜250
重量部、好適には100〜160重量部である。 上記(A) (B) (C)を使用した実施例を挙げる
と次の如くである。これ等は(A) 、 (B) (C
) 3つの容器成分からなるセット製品となっているが
、(C)は現場に準備しであるものを使用し、 (A)
、(B) 2つの容器製品ともなしうるものである6 実施例1 側鎖二重結合型アクリルゴム
〔0〕の合成アクリル酸エ
チル80モル(%)、アクリロニトリル15モル(%)
、2−ヒドロキシエチルアクリレート5モル(%)なる
組成の混合モノマーをアニオン系活性剤を用い乳化重合
し、塩析、水洗、乾燥して得られた側鎖にヒドロキシル
基を有するアクリルゴム200部を、メチルメタクリレ
ート300部に溶解した粘稠な溶液に、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート1モルとインホロンジイソシアナート
1.2モルとの付加物である不飽和イソシアナート35
g、ヒドロキノン0.02g、ジブチル錫ジラウレート
0.3部加え、約70℃にて5時間、空気気流中で加熱
攪拌すると、赤外分析の結果、遊離のイソシアナート基
はほとんど消失し、側鎖二重結合型アクリルゴム
〔0〕
のメチルメタクリレート溶液が得られた。 不飽和アルキッド(P)の合成 攪拌機、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を備え
たIQのセパラブルフラスコに、エポキシ樹脂として旭
ダウ社のDIER−330を350g、3,5−キシレ
ノール232g (エポキシ基1当量に対して水酸基0
.95当量)、ベンジルジメチルアミン1.8gを仕込
み加熱すると、110℃を越えたころより急速に発熱を
開始するので、冷却して160℃以上にならないように
する。 次いで150〜160℃で5時間反応すると、赤外線分
光分析の結果遊離のエポキシ基は完全に消滅したことが
確認された。 次いでフマル酸110gを加え200〜210℃、窒素
ガス気流中でエステル化すると、酸価は14.1となっ
たので、ヒドロキノン0.12gを加え、金属バット中
に注入、固化させた。 融点約110〜115℃、暗褐色の不飽和アルキッドC
P)が得られた。 平均分子量は4600であった。 (A)  容器成分: 側鎖二重結合型アクリルゴム(0)     25部(
硬化剤)クメンハイドロパーオキサイド 3部メチルメ
タクリレート         75部安定剤バラベン
ゾキノン      0.01部容器は通気性のあるポ
リエチレン製 粘度100〜120ポイズ(25℃) (8)  容器成分 不飽和アルキッドCP)          65部(
促進剤)ナフテン酸コバルト      1部メチルメ
タクリレート35部 安定剤バラベンゾキノン      o、ot部赤紫色
を帯びている。容器は普通の石油缶が良い。     
   粘度15〜20ポイズ(25℃)混合割合 (A) : (B) =60 : 40(重量)(A)
、(B)混合樹脂100部に対してセメント120部混
合し混錬し、パテ状の水中硬化型接着剤を得た。 接着剤は水中で1夜後には硬化した。これを水中で研磨
鋼板同志の引張りせん断による接着強さ、戒はエルコメ
−ターによる塗膜の引張り強さを水中硬化3日後に測定
した所、次の結果が得られた。 引張りせん断による接着強さ80〜107kg/c+J
エルコメ−ターによる塗膜の引張り強さ30〜0kg 実用的には十分なものと判断された。 実施例2 側鎖二重結合型アクリルゴム(R)の合成攪拌機、還流
コンデンサー、ガス導入管、温度計を付したIQセパラ
ブルフラスコに、アクリル酸ブチル75(モル%)、ア
クリロニトリル15モル(%)、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート10モル(%)の混合モノマーを30
0g、メチルエチルケトン300g、アゾビスイソブチ
ロニトリル2.5gを仕込み、窒素ガス気流中、60℃
で10時間重合すると、重合率は98.2%に達したの
で、ハイドロキノン0.1g加え中止した。 次いでイソシアナートエチルメタクリレ−)−30g、
ジブチル錫ジラウレート3g、バラベンゾキノン0.3
gを加え、更に60℃で5時間反応すると、赤外分析の
結果遊離のイソシアナート基は完全に消失したことが確
認された。 還流コンデンサーを分溜コンデンサーに変え、当初メチ
ルエチルケトン約120ccを溜、出させた後、メタク
リル酸イソブチル300g、メタクリル酸ジエチレング
リコールエステルsogを加え、約200mmHHの減
圧下に残存メチルエチルケトンを溜置する。 ガスクロマトグラフ分析で、残ったメチルエチルケトン
が0.5(%)以下となった時点で、メタクリル酸メチ
ル150gを追加し、側鎖二重結合型アクリルゴム(n
)がモノマー溶液として得られた。 不飽和アルキッド[5)の合成 攪拌機、分溜コンデンサー、ガス導入管、温度計を付し
たIQセパラブルフラスコに、ビスフェノールAプロピ
レンオキシド付加物380g、フマル酸116gを仕込
み、180〜210℃窒素気流中でエステル化して酸価
37.1の段階で中止、ハイドロキノン0.1gを加え
金属製バットに注入、固化させた。 得られた不飽和アルキッドは融点約80℃、黄褐色の樹
脂であった。 (A)  容器成分 側鎖二重結合型アクリルゴム(8120部硬化剤   
            5部メチルメタアクリレート
       75部安定剤ハイドロキノン     
  0.02部(B)  容器成分 不飽和アルキッド(5)          60部促
進剤                1部メチルメタ
クリレート40部 安定剤ハイドロキノン       0.02部混合割
合(A)60部(B)40部(C)120部こ 妖の配合物を水中にてコンクリート対コンクリートの突
合せ接着を行った。 試験片の寸法は50mm X 50mm X 750m
mで、1週間水中浸漬したものを用いた。 混線物は水中で約30分でゲル化し、1夜後には硬化し
ていた。 コンクリート対コンクリートの接着物を3日後に水中よ
り引揚げ、曲げテストを行った所、接着箇所ではなく、
コンクリート面の破断が起った。 〔発明の効果〕 本発明の硬化性組成物は、水中で硬化し、しかも水中ま
たは湿潤状態下であっても、所望の基材表面への密着性
および接着性にすぐれ、かつ耐水性および耐薬品性等に
すぐれているので、塗料、接着剤として有用である。特
に水中の広い面積のライニング、注型に好適であるので
海洋構築物の水面下の保護ライニングや排水ピッドの補
修などに有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)成分 (1)アクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびヒ
    ドロキシル基含有モノマーを共重合して得られる側鎖に
    ヒドロキシル基を有するアクリルゴムの側鎖ヒドロキシ
    ル基と、分子中にそれぞれ少くとも1個のイソシアナー
    ト基及びアクリロイル基またはメタクリロイル基を有す
    る不飽和イソシアナートのイソシアナート基とを反応さ
    せて得られる、側鎖にウレタン結合を介してアクリロイ
    ル基またはメタクリロイル基を有する側鎖二重結合型ア
    クリルゴム。 (2)硬化剤、 (3)重合性単量体および (4)安定剤からなる嫌気硬化性樹脂と、 (B)成分 (1)エポキシ樹脂のエポキシ基とフェノール類のフェ
    ノール基とを反応して得られるフェノール変性エポキシ
    樹脂又は多価フェノール化合物とモノエポキシドとの反
    応生成物から成る多価アルコール成分と、α−β不飽和
    多塩基酸またはその無水物とを一成分として含み、任意
    の多塩基酸を併用するか或はせずにエステル化して得ら
    れる不飽和アルキッド、 (2)促進剤、 (3)重合性単量体および (4)安定剤からなる硬化性樹脂と、 (C)成分 セメントと、 よりなり、各別容器に貯蔵され、施工直前に混合されて
    使用される硬化性組成物。
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