JPH0446977A - アクリル系接着剤組成物 - Google Patents

アクリル系接着剤組成物

Info

Publication number
JPH0446977A
JPH0446977A JP15447990A JP15447990A JPH0446977A JP H0446977 A JPH0446977 A JP H0446977A JP 15447990 A JP15447990 A JP 15447990A JP 15447990 A JP15447990 A JP 15447990A JP H0446977 A JPH0446977 A JP H0446977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
meth
acrylic
liq
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15447990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2769232B2 (ja
Inventor
Koichi Taguchi
広一 田口
Hiroshi Sudo
洋 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP15447990A priority Critical patent/JP2769232B2/ja
Publication of JPH0446977A publication Critical patent/JPH0446977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2769232B2 publication Critical patent/JP2769232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二液型アクリル系接着剤組成物に関するもので
ある。
[従来の技術] 常温で短時間で硬化するアクリル系接着剤の要求は省力
化、省資源、省エネルギーの観点より、年々増大する傾
向にある。従来、常温速硬化型アクリル系接着剤として
よく知られているものに、瞬間接着剤、嫌気性接着剤、
二液型アクリル系接着剤等がある。
瞬間接着剤は優れた作業性を有しているが、−般に剥離
強度、衝撃強度が低く、耐熱性、耐湿性に劣るため、使
用範囲が著しく限定される。
嫌気性接着剤は接着する材料間で接着剤を圧着して空気
を遮断することにより硬化する接着剤であるため、ハミ
出し部分など空気に接触する部分は硬化しない、したが
って、ハミ出し部分は光照射により硬化させることがで
きたとしても光照射ができない多孔質な被着体内部や被
着体間のクリアランスが大きい場合、十分に硬化せず、
接着不良を生じる。
二液型アクリル系接着剤は一般に第二世代のアクリル接
着剤(SGA)と呼ばれ、二液性であるが、各液の正確
な計量を必要とせず、極めてラフな計量、混合(時には
二液の接触のみ)で常温で数分ないし数十分で硬化する
という優れた作業性を有し、しかも高い剥離強度、衝撃
強度を有し、ノ1ミ出し部分の硬化も良好であるため広
く用いられるようになってきた。しかしながら、省力化
、省資源、省エネルギーの観点より、このようなアクリ
ル系接着剤の常温で数分ないし数十分の硬化時間を、更
に短縮する要求が増えている。
このような要求に対応して硬化の速い接着剤が開発され
ている。たとえば、米国特許第4348503号明細書
に開示された接着剤はウレタンアクリレート、アクリル
酸エステルモノマー、芳香族パーエステル、有機酸、遷
移金属からなり、45秒のセットタイムで硬化している
。また、特開昭60−199085号公報に開示された
接着剤は特定のウレタンアクリレート、(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー、パーオキシエステル、パーオキ
シエステルとレドックス系を形成する化合物からなる促
進剤からなり、やはり1分以内の速いセットタイムで硬
化している。また、特開昭55−65277号公報に開
示された接着剤組成物はクロロスルホン化ポリエチレン
と特定のアクリル系モノマーを特定比率で配合し、クメ
ンハイドロパーオキシド、アルデヒド−アミン縮合物、
遷移金属の酸化性有機化合物からなり、5〜10秒の硬
化時間で硬化することが開示されている。しかしながら
、これら接着剤はいずれも速硬化性を有しているものの
、被着体がアルミニウム、ステンレス、クロメートメツ
キ等の場合には密着性が充分とはいい難く、使用できる
範囲は限られている。
また、アクリル系接着剤のアルミニウム、ステンレス、
クロメートメツキ等への密着性を上げるには酸性リン酸
化合物を使用することが知られている(特開昭58−1
47477号公報、米国特許第4731146号明細書
)。しかしながら、酸性リン酸化合物はアクリル系接着
剤に配合すると硬化速度を遅延させることが知られてお
り(米国特許第4731146号明細書)、特開昭62
−177006号公報には約30秒程度で固着する光硬
化性二液型組成物が開示され、使用できるアクリル系化
合物として酸性リン酸エステル単量体が記載されている
もののその単量体を用いた組成物の性能は明示されてい
ない。
サッカリンは嫌気性接着剤に硬化促進剤として使用され
ることが知られており、特開昭51−132234号公
報、特開昭61−101579号公報には嫌気性接着剤
に酸性リン酸化合物を使用して界面の密着性を向上させ
ている例も見られるが、嫌気性接着剤には前述の欠点が
ある。
特開昭61−233073号公報には特定の構造のモノ
マーを使用した二液型アクリル系接着剤にサッカリンを
使用した例が示されており、接着改善剤として重合可能
なリン酸エステル類が記載されているが、サッカリンと
重合可能なリン酸エステル類を含む組成物の性能は示さ
れていない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は速硬化で金属密着性良好な二液型アクリル系接
着剤組成物を提供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 本発明者は鋭意検討の結果、(メタ)アクリル酸および
そのエステルから選ばれるアクリル系化合物および特定
の化合物を含有する組成物が接着剤として優れた速硬化
性、金属密着性を有することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
すなわち本発明は a) (メタ)アクリル酸およびそのエステルから選ば
れるアクリル系化合物 b)パーオキシエステルから選ばれる重合開始剤 C)サッカリン を含有する第一液と、 d) アミンとアルデヒドの反応縮合物e)銅の塩 を含有する第二液よりなり、少なくとも第一液に下記一
般式(I) (RO)−P (OH)3−−   (1)〔ここでR
はアルキル基、アルコキシアルキル基またはCHz=C
R+ −C0(OR1)、−(コ、:テRIはHまたは
CHt−5R2は−CZH4C3H&−1CHz CH
C4H8C6H1!−またはCH,+ CzHa  0CCsH+o−を表し、■は1〜1oの
整数である。)を表し、nは1または2である。]で示
される酸性リン酸化合物を含むことを特徴とするアクリ
ル系接着剤組成物である。
本発明のアクリル系接着剤組成物の第一液で使用するa
成分の(メタ)アクリル酸およびそのエステルから選ば
れるアクリル系化合物はラジカル重合可能であればいか
なるものでも良く、その例を示せばつぎの通りである。
■ 一般式 %式%([) で表される単量体。
ここで、Aは(メタ)アクリロイル基、CH,=CHC
00CHz  CH(OH)CHz−またはCH2=C
(CH3)COOCH2CH(OR)CHz−を表し、
R8はH−または炭素数1〜20のアルキル基、シクロ
アルキル基、ベンジル基、フェニル基、テトラヒドロフ
ルフリル基、グリシジル基、ジシクロペンタニル基、ジ
シクロペンテニル基、(メタ)アクリロイル基を表す。
このような単量体は具体的には(メタ)アクリル酸、(
メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリ
ル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸ジシ
クロペンタニル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニ
ル、グリセロール(メタ)アクリレート、グリシジル基
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
■ 一般式 %式%() で表される単量体。
式中、AおよびR3は各々前記一般式(II)のAおよ
びR3と同しである。R4は−CzHa−2C3H6C
Hz CHC4HII    C6H1□−を表し、P
はCH3 1〜25の整数を表す。
このような単量体としては、具体的には、2ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.6−
ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。
■ 一般式 で表される単量体。
式中、Aは前記一般式(If)の八と、またR4は前記
一般式(I[l)のR4と各々同しである。R1はHま
たは炭素数1〜4のアルキル基を表し、qは0〜8の整
数を表す。
このような単量体としては、具体的には、2.2ビス(
4−メタクリロキシフェニル)プロパン、2.2−ヒス
(4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2
.2−ビス(4−メタクリ口キシジエトキシフェニル)
プロパン、2.2−ビス(4−メタクリロキシプロポキ
シフェニル)プロパン、2.2−ビス(4メタクリロキ
シテトラエトキシフエニル)プロパンなどが挙げられる
■ 前記■、■および■で述べた単量体に含まれない多
価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル 二のような単量体としては、具体的には、トリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
■ (メタ)アクリロイルオキシ基を有するウレタンプ
レポリマー。
このような単量体としては、具体的には、水酸基を有す
る(メタ)アクリル酸エステルと有機ポリイソシアネー
トおよび多価アルコールを反応することにより得られる
。ここで水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルの
具体例としては、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル
、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシブチルなどが挙げられる。また、有
機ポリイソシアネートの具体例としは、トルエンジイソ
シアネート、4.4−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネートなどが挙げられる。
多価アルコールの具体例としては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール、ポリエステルポリオールなどが挙げられる
以上■、■、■、■および■で述べた単量体は1種また
は2種以上を組合せて使用することができるが、好まし
いものとしてC成分を構成する単量体の少なくとも1種
が■で述べた(メタ)アクリロイルオキシ基を有するウ
レタンプレポリマーであることが望ましい。
本発明で用いるb成分であるパーオキシエステルから選
ばれる重合開始剤の具体例としては、ターシャリ−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ターシャリ−ブチルパーオ
キシアセテート、ターシャリ−ブチルパーオキシイソブ
チレート、ターシャリ−ブチルパーオキシフタレートな
どが挙げられるが、それらの中でもターシャリ−ブチル
パーオキシベンゾエートが最も好ましい。
第一液に含有されるa、b成分の好ましい配合割合はC
成分100重量部に対して、b成分は0.1〜10重量
部、特に好ましくは1〜7重量部である。
本発明でC成分として用いるサッカリンは0−スルホ安
息香酸イミド、その塩またはこれらの両方を含むもので
あって、サッカリンの量は0−スルホ安息香酸イミドと
して表わす。
C成分のサッカリンの添加量は第一液中のC成分100
重量部に対して0.05〜2重量部、好ましくは0.1
〜2重量部が望ましい。サッカリンの量が0.05重量
部未満では硬化促進の効果が少なく、2重量部を超える
と接着強度の低下が見られる。
第一液には更に光重合開始剤を添加することができる。
使用される光重合開始剤には特に制限はなく、通常使用
されているものを用いることがでキ、何重ば、ベンジル
、ベンゾフェノン、ベンゾインエチルエーテル、ベンジ
ルジメチルケタールおよびこれらの誘導体などが挙げら
れ、これらの2種以上を組合せて用いることも可能であ
る。
光重合開始剤の添加量は、第一液中のC成分100重量
部に対して0.05〜7重量部、特に0.5〜5重量部
が好ましい。
次に第二液に含有されるC成分およびC成分について説
明する。
本発明で用いるC成分のアミンとアルデヒドの反応縮合
物は、例えば、酢酸、プロピオン酸のようなカルボン酸
あるいはリン酸、硫酸のような無機酸の共存下にアミン
1モルに対して、少なくとも1モル、好ましくは1.5
〜3モルのアルデヒドを40〜70°Cで反応させるこ
とにより得られるものが挙げられる。該縮合物を得るの
に用いられるアミンとしてはエチルアミン、プロピルア
ミン、ブチルアミン等の第1級脂肪族アミン類、アニリ
ン、ナフチルアミン等の第1級芳香族アミン類等が、ま
たアルデヒドとしてはホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド等の脂
肪族アルデヒド類が各々例示される。
e成分の銅の塩は有機または無機の塩であり、例えば、
酢酸銅、ナフテン酸銅、オクテン酸銅、アセチルアセト
ン銅錯体、塩化第二銅などが挙げられる。
d成分およびe成分を含有する第二液を得るにはこれら
を揮発性有機溶剤に溶解または希釈して使用する方法が
d成分、e成分を均一に混合することができ、使用する
際の作業性にも優れている。
上記の揮発性有機溶剤としては、例えば、塩化メチレン
、トリクロロエタン、アセトン、メチルエチルケトン、
酢酸エチル、トルエン、メタノール、エタノールなどが
挙げられ、揮発性有機溶剤は1種または2種以上を組み
合わせて使用することができる。
d成分の第二液における濃度は1重量%以上、特に10
重量%以上であることが望ましい。
e成分の配合量は、第二液における銅分換算濃度で10
〜110000pp、特に50〜1000pp−である
ことが望ましい。
本発明のアクリル系接着剤組成物は第一液と第二液から
なる二液型のアクリル系接着剤組成物であり、少なくと
も第一液に下記一般式(I)〔ここでRはアルキル基、
アルコキシアルキル基またはCHz=CR+   C0
(Olh)−(ここでR,はH−またはCH3−1Rz
は−CJa    C5Hb−CHz CHC4H1l
    CbHlz−またはCI。
CzH40CCsH+o−を表し、■は1〜10の整数
である。)を表し、nは1または2である。〕で示され
る酸性リン酸化合物を含有させる。該化合物の具体例と
しては、ブチルアシッドフォスフェート、2−エチルへ
キシルアシッドフォスフェート、ブトキシエチルアシッ
ドフォスフェート、アシッドホスホオキシエチル(メタ
)アクリレート、アシッドホスホオキシプロピル(メタ
)アクリレート、ビス(2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチル)フォスフェートなどが挙げられる。これら酸
性リン酸化合物は1種または2種以上を組み合わせて使
用することもできる。
酸性リン酸化合物は必らず第一液に含をさせることが必
要である。但し、第一液に含有させた場合第二液にも含
有させてもよい。
酸性リン酸化合物の配合量は第一液のみに配合する場合
、第一液中のa成分100重量部に対して0.05〜1
0重量部、特に0.5〜7重量部が好ましい。
また、該化合物を第一液と第二液の両方に配合する場合
、第一液については第一液中のa成分100重量部に対
して0.05〜10重量部、特に0.5〜7重量部配合
することが好ましく、また第二液については第二液中の
該化合物の濃度が0.05〜10重量%、特に0.5〜
7重量%となるように配合することが好ましい。
本発明の接着剤組成物には各種添加剤を必要に応じて含
有させることができる。粘度および流動特性調整のため
に、増粘剤やチキソ性付与剤を添加することができる。
増粘剤としてはニトリルブタジェンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンなどの各種合成ゴム、メタクリル酸メ
チル−ブタジェン−スチレン共重合体(MBS)、線状
ポリウレタンなどの各種熱可塑性高分子が挙げられる。
また、チキソ性付与剤としては微粉末シリカ、微粉末疎
水性シリカなどが挙げられる。
また、本発明のアクリル系接着剤組成物は先に述べたよ
うに第一液に光重合開始剤を添加してはみだし部に紫外
線を当てて光硬化させることが可能であり、紫外線を当
てられないはみ出し部分を硬化させるためにパラフィン
なども添加することができる。
更に、貯蔵安定性を改良する目的で各種重合禁止剤、酸
化防止剤などの既に知られている添加剤を添加すること
も可能である。また、目的によっては可塑側、充填剤、
着色剤等も添加することが可能である。
本発明のアクリル系接着剤組成物は第一液と第二液を接
触させることにより、速やかに短時間で硬化する。
本発明のアクリル系接着剤組成物を使用する場合、硬化
速度が速いため、第一液を一方の被着体に塗布し、第二
液を他方の被着体に塗布し、第二液が揮発性溶剤を含有
する場合はこれを揮発させた後、各被着体の塗布面同士
を合せて接着する方法が望ましい、この方法で第一液と
第二液の接触が行われなかったはみだし部などが生じる
場合、第一液に光重合開始剤を添加してはみだし部に紫
外線照射して硬化させることもできる。
[実施例コ 以下、本発明のアクリル系接着剤組成物を実施例により
更に説明する。
実施例1〜2および比較例1〜2 C成分、b成分、C成分および各種酸性リン酸化合物を
第1表に示す割合で混合し、更に増粘のためにMBSを
加え、第一液とした。
一方、C成分としてツクセラー8(商品名:入内新興化
学工業(株)製;n−ブチルアルデヒドアニリン)、C
成分としてナフテン酸銅(銅濃度5%)および溶剤を第
1表に示す割合で混合し、第二液とした。
実施例、比較例の接着剤組成物の固着時間を下記の方法
で測定し、結果を第1表に示した。
固着時間の測定 2枚の剪断強度測定用の鉄試験片(ss−41、サンデ
ィング処理、100 X 25 X 1.6m)のうち
1枚の片面に第一液を塗布し、第二液を他の1枚の試験
片の片面に塗布し、第二液の揮発性溶剤を揮散させた後
、各被着体の塗布面同士を合せて接着し、4kgの荷重
をかけても取れなくなるまでの時間を固着時間とした。
実施例3および比較例3 C成分、b成分、C成分、酸性リン化合物および1ll
BSを第2表に示す割合で混合し、第一液とした。また
、C成分、C成分および溶剤を第2表の割合で混合し、
第二液とした。実施例、比較例の接着剤組成物の特性を
次の方法で測定し、結果を第2表に示した。
引張剪断強度 ASTM D−1002に準じて被着体として2III
l厚のアルミニウム試験片(A−5052、サンディン
グ処理)を接着し、インストロン1123形引張り試験
機(引張り速度10■/分)で測定した。
T型剥離強度 ASTM D−1876に準じて被着体として0.3I
II11厚の鉄試験片(spcc、サンディング処理)
を接着し、インストロン1123形引張り試験機(引張
り速度50閣/分)で測定した。
衝撃強度 ASTM D−950に準じて鉄製被着体(サンディン
グ処理、44X25X19閣および25X25X9■)
を接着し、アイゾツト衝撃試験機を用いて測定した。
実施例4および比較例4 実施例1で得た第一液100重量部に光重合開始剤とし
てベンジルジメチルケタールを1重量部添加し、溶解し
て第一液を調製した。2枚の引張り剪断強度測定用の鉄
試験片のうち1枚の片面に実施例1で得た第二液をはみ
出さないように塗布し、もう1枚の試験片の片面に上記
の光重合開始剤を加えた第一液を塗布し、各試験片の塗
布面同士を合わせ、第一液がはみ出すように接着した。
このはみ出し部分に紫外線(■東芝製トスキュアー・4
00、ランプ出力80W/cs+、照射距離15C11
)を10秒間照射するとはみ出し部分は硬化し、硬化物
の表面は指で触れてみてもタンクは完全になくなってい
た。
上記と同様な方法で得た試料で、はみ出し部分に紫外線
を照射しなかった場合、はみ出し部分は1日後も表面に
タックが残るか、または未硬化の状態であった。
第 表 (*2)  第1表の(本2)に同じ (本3) 第1表の(本3)に同じ (本4)  根上工業像呻製:芳香族ポリエステル変性
型ウレタンプレポリマー[発明の効果] 本発明の接着剤組成物は常温の硬化反応が極めて速(、
かつ金属類、クロメート処理面をはじめとする広範囲の
被着体に対する接着性に優れるため、生産ラインの短縮
、合理化が可能となり、その産業上の有益性は極めて大
きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)(メタ)アクリル酸およびそのエステルから
    選ばれるアクリル系化合物 b)パーオキシエステルから選ばれる重合開始剤 c)サッカリン を含有する第一液と、 d)アミンとアルデヒドの反応縮合物 e)銅の塩 を含有する第二液よりなり、少なくとも第一液に下記一
    般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔ここでRはアルキル基、アルコキシアルキル基または
    CH_2=CR_1−CO(OR_2)_m−(ここで
    R_1はH−またはCH_3−、R_2は−C_2H_
    4−、−C_3H_6−、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、−C_4H_5−、−C_6H_1_2−また
    は▲数式、化学式、表等があります▼を表し、mは1〜
    10の整数 である。)を表し、nは1または2である。〕で示され
    る酸性リン酸化合物を含むことを特徴とするアクリル系
    接着剤組成物。
  2. (2)第一液に光重合開始剤を含むことを特徴とする請
    求項1記載のアクリル系接着剤組成物。
JP15447990A 1990-06-13 1990-06-13 アクリル系接着剤組成物 Expired - Fee Related JP2769232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15447990A JP2769232B2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 アクリル系接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15447990A JP2769232B2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 アクリル系接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446977A true JPH0446977A (ja) 1992-02-17
JP2769232B2 JP2769232B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=15585151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15447990A Expired - Fee Related JP2769232B2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 アクリル系接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2769232B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041248A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 接着剤組成物及び接合方法
JP2011515528A (ja) * 2008-03-21 2011-05-19 ジャクレ 構造用接着剤組成物
WO2013084753A1 (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 株式会社スリーボンド 二液型硬化性樹脂組成物
JP2013227426A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kaneka Corp 二液型光硬化性組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041248A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 接着剤組成物及び接合方法
US8323448B2 (en) 2007-09-26 2012-12-04 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adhesive composition and bonding method
JP5498791B2 (ja) * 2007-09-26 2014-05-21 電気化学工業株式会社 接着剤組成物及び接合方法
JP2011515528A (ja) * 2008-03-21 2011-05-19 ジャクレ 構造用接着剤組成物
WO2013084753A1 (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 株式会社スリーボンド 二液型硬化性樹脂組成物
JPWO2013084753A1 (ja) * 2011-12-05 2015-04-27 スリーボンドファインケミカル株式会社 二液型硬化性樹脂組成物
JP2013227426A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kaneka Corp 二液型光硬化性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2769232B2 (ja) 1998-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2642554B2 (ja) 接着剤組成物
GB2110705A (en) Polymerizable epoxy/acrylic adhesive compositions
JP4212761B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法
EP0450081B1 (en) Adhesive composition
CA1128234A (en) Adhesive compositions
JPH01168777A (ja) 接着剤組成物
JPH0446977A (ja) アクリル系接着剤組成物
JP3305613B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
JPS5925855A (ja) 接着剤組成物
JP2757217B2 (ja) 接着剤組成物
JP2839348B2 (ja) アクリル系接着剤組成物
JP2757216B2 (ja) 接着剤組成物
JP4578625B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法
JP4578626B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法
JP6955411B2 (ja) 組成物
JP2757218B2 (ja) 接着剤組成物
EP0081972B1 (en) Two-part, two-tier cure adhesive composition
JP2769747B2 (ja) 接着剤組成物
JP2726446B2 (ja) 接着剤組成物
JPS5818960B2 (ja) 光硬化性を有する接着剤組成物ならびにそれを使用して接着あるいは密封する方法
JPS6134082A (ja) 接着性に優れた低臭気性の二液型アクリル系接着剤
JP4578627B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法
JPH0987590A (ja) 接着剤組成物
JPH04345677A (ja) 接着剤組成物
PL238080B1 (pl) Sposób wytwarzania samoprzylepnych taśm konstrukcyjnych z syropów poliakrylanowych

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080410

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees