JPS6221827A - 異繊度混繊糸 - Google Patents

異繊度混繊糸

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JPS6221827A
JPS6221827A JP15628385A JP15628385A JPS6221827A JP S6221827 A JPS6221827 A JP S6221827A JP 15628385 A JP15628385 A JP 15628385A JP 15628385 A JP15628385 A JP 15628385A JP S6221827 A JPS6221827 A JP S6221827A
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市橋 瑛司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、¥Ii編物に優れたドライ感とふくらみ惑を
与える異繊度混繊糸に関するものである。
(従来の技術) 従来から合成繊維の欠点であるヌメリ惑、ヘタリ惑、更
にはイラツキなどを除去して織編物にドライ感やふくら
み感を付与するために単糸の断面形状を異形断面にした
り、あるいはドライ感や軽さを付与するために単糸間の
繊度を異ならしめる試みが種々行なわれてきた。
例えば、これら単糸の断面形状を三角断面や星状突起を
有する断面とした異形断面糸は、従来の合成繊維では得
られなかった光沢やヌメリ感のない風合を付与するもの
として実用化された。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これら異形断面糸は単糸の周方向にほぼ
同形状の凸部と凹部を交互に有しているので、織編物の
工程あるいは前工程において糸条に旋回や衝撃を加えた
りすると、繊維の四部に他の繊維の凸部が入り込んで繊
維と繊維が密着する。
いわゆる充填作用が発生する。
従って織編物中での空隙率の低下、あるいは単糸の収縮
などによる移動が制限されるので、ふくらみ感に欠ける
という欠点は依然解消されておらず、またヌメリ感につ
いてもある程度除去できるものの2 ドライ感までは有
していない。
また、織編物にドライ感を付与すべく単糸の断面形状を
極めてシャープにした異形断面糸が提案されているが、
この繊維では断面形状がシャープなために単糸間におけ
る空隙率は向上するものの金属的な光沢になったり、お
よそドライ感とはいえないペーパライクなガサツキのあ
る風合となる欠点を有している。更には、このような糸
条に1メ一トル当たり2,000〜5,000回の実撚
あるいは仮撚を施すと、断面がシャープなために凸部が
旋回力に対して弱く、変形してしまい単糸同志が旋回方
向に極めて堅固に充填され、かえって空隙率が低下して
しまい、ヘタリ感のある風合となったりガサツギのある
風合となったりする。
また、単糸間の繊度を異ならしめて織編物にハリ、コシ
、およびソフト惑を持たせた異繊度混繊糸、あるいは単
糸間の熱収縮率を異ならしめた異収縮混繊糸も提案され
ている。
これら異繊度混繊糸あるいは、異収縮混繊糸を用いた織
編物のふくらみ感はいくぶん向上するもののやはり織編
物になるまでの工程において、糸条への旋回や織編時で
の衝撃などによって同形同志が集合して充填作用が働い
たり、精練などの後加工時において収縮差による糸条の
移動が制限されたりしてふくらみの効果が阻害され、繊
度差や収縮差をつけたにもかかわらず、ふくらみ感が不
十分な織編物しか得られなかった。
このような原因について調べた結果、従来の三角断面形
状や星状の断面形状では1円形の断面形状を大なり小な
り変形したものであるので、単糸の重心はほぼ断面の中
心にあり、繊維の横断面形状方向に対して力が掛かった
時に転がりが発生して各単糸同志が充填し合い、ふくら
み恣の欠けた織編物になっているものと推定される。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところはドライ感およびふくらみ感に優
れた織編物を得ることのできる異繊度混繊糸を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、ドライ感およびふくらみ感に優れた織編
物を得んとして単糸の断面形状に注目して検討した結果
、単糸断面形状の構成が偏平を主として一部に突起部を
設けた糸条をHJi 編物にして表面を観察すると、各
単糸の持つ偏平部の存在によって各単糸が横の力に対し
て安定となり、転がりが制限されるので充填作用が抑制
されて織編物に極めて豊かな空隙と、織編物表面に露出
している突起部によって豊かなドライ感をかもし出して
いることを見出し本発明に至った。
すなわち2本発明は単糸繊度が3デニール以上の大繊度
糸を20重量%以上、単糸繊度が1デニール以下の細繊
度糸を5重量%以上含む異繊度混繊糸において、前記大
繊度糸が偏平な幹部と突起部とを持つ非回転対称形状を
呈した断面形状で、かつ下式(1) 、 (II)を満
足する偏平度と突起度を有する特殊異形断面糸であるこ
とを特徴とする熱可塑性ポリマーからなる異繊度混繊糸
を要旨とするものである。
偏平度(F);  L/W≧4.5− (1)突起度(
T)io、15≦H/L≦0.4− (II)ここで り、大繊度糸の横断面における@長距離。
W;太繊度糸の横断面における最大内接円の半径。
H、大繊度糸の最長距離りの両端部A、およびA2点を
結ぶ直線に対する突起部の先端Bからの垂直距離。
本発明における太繊度糸条の中−系断面形状の規定であ
るが、偏平度(F)は2本発明のドライ感ふくらみ怒の
向上した織編物を得るに極めて重要な役割を果たすので
ある。
従って7偏平度(F)を大きくすることによって該断面
糸の単糸にかかる横方向の力9曲げ、あるいはねじりに
対して偏平状の幹部があるために安定となり、単糸の移
動や転がりが制限されるので、織編の工程あるいは、前
工程において糸条に旋回や衝撃などを加えた場合、単糸
間の凸部と凹部同志が結合されにくくなり、先に述べた
充填作用が発生しないので空隙率は保持され2本発明の
目的とするふくらみ感のある織編物が得られる。
このように単糸同志の充填作用を防止して空隙率を保持
するためには、偏平度(F)は4.5以上必要で、4.
5未満の場合、幹部の幅(W)が大きいものとなるか幹
部の長さくL)が短いものとなり、単糸の断面形状は円
形断面の変形に近い形状となるので単糸の移動や転がり
の現象が発生し。
織編物の工程あるいは、前工程で糸条に旋回や衝撃を加
えたりすると充填作用が生じ、ふくらみ惑のないヘタリ
のあるVa編物となってしまう。
しかしながら、偏平度(F)を無制限に大きくすること
は、必然的に幹部の幅(W)が小さいものとなるか、幹
部の長さくL)が長いものとなり糸条に実撚あるいは仮
撚を施した時、断面に変形が生じて堅固な充填作用によ
って、コシ、ハリのないヘタリのある織編物となること
があるので。
偏平度(F)は5.5以上とし、10を限度とすること
が好ましい。
次に、大繊度糸の突起度(T)は1本発明の糸条を用い
た織編物の表面を指で滑らせた時、引っ掛かかりによっ
て指先に伝わるドライ感の付与。
あるいは織編物内の空隙率の向上に効果を示す。
突起度(T)は、幹部の長さくI7)に対する突起部の
高さくH)の比であるが、その値は0.15〜0.4の
範囲にすることが必要で、幹部の長さくL)に対して0
.4を超えると必然的に突起部の高さくH)が高いもの
となり、単糸にかかる横方向の力、あるいは曲げ、ねじ
りに対して幹部が不安定となり、転がりによる充填作用
で空隙率が低(なり、ヘタリが発生したり、光沢のきつ
いギラツキのある織編物となる。
また、その値が0.15に満たない場合は、幹部に対し
て突起部が低いのでm編物表面の凹凸感が減少してヘタ
リやヌメリ感のある織編物となる。
なお1本発明で大繊度糸の断面形状が非回転対称形であ
ることを規定しているが、従来の異形断面糸は等角ある
いはそれに近い角度で凹凸部が構成されているので、光
沢や指先で触れた時の感触が単調となったり、凹凸部の
形状がほぼ同じであるために充填した場合密となり、外
れにくくなる。
本発明のように大繊度糸の断面形状を非回転対称にする
と複数の光沢あるいは感触が得られ9面白味のある風合
となり、更には凹凸部の形状が不規則なのでたとえ充填
しても外れ易い。
目的とするドライ感、ふくらみ感に冨み、更にはコシの
ある織編物を得るためには、前記非回転対称の断面形状
を有する太繊度糸の単糸繊度は3デニール以上が必要で
、好ましくは5〜7デニールの範囲にすると上記に挙げ
た優れた風合の織編物が得られる。3デニール未満では
、単糸の断面積が小さいため、幹部と突起部の効果によ
る空隙率の確保および単糸にかかる横方向の力、あるい
は曲げ、ねじりに対して反発力が期待できにくくなり、
ふくらみ感やコシ、ハリが減少する。
なお、該断面糸は先に述べたように、幹部と突起部によ
るドライ感、ふくらみ惑、更にはコシ。
ハリの効果を十分引き出すにはその単糸繊度を3デニー
ル以上、好ましくは5〜7デニールの範囲にする必要が
あるが、逆に該断面糸のみで構成した糸条を織編物にし
た場合、大繊度からなるためにソフト感が若干欠けて剛
直な風合になるので好ましくない。
そこで1本発明における異繊度混繊糸の単糸繊度構成は
、該断面形状の繊維を少なくとも20重景%以上とし、
同時にソフト感を付与するために単糸繊度が1デニール
以下の細繊度糸を5重量%以上混合する必要がある。一
方1本発明において。
前記大繊度糸の構成比率を20重量%未満にするとドラ
イ感、ふくらみ惑が欠けてしまい2本発明の目的に合わ
ない#を編物となる。
また、単糸繊度が1デニール以下の細繊度糸が5重量%
未満になると、前記大繊度糸の影古が強くなりソフト感
が欠け、剛直窓が若干ある織編物となる。
本発明において、前記大繊度糸と単糸繊度が1デニール
以下の細繊度糸の混合割合は、上記の範囲内であれば特
に限定することなく1口的とする風合に応じて適宜変更
が可能である。
なお、単糸繊度が1デニール以下の細繊度糸の断面形状
については特に限定するのものでないが本発明の目的を
最も効果的に達成するには、細繊度糸も大繊度糸と同様
な断面形状とするのが好ましい。
また、光沢があるシルク風合の編物を得んとするならば
三角断面形状とし、ウールあるいはコツトン風合の編物
を得んとするならば丸断面形状としてもよい 。
次に1本発明の大繊度糸の断面形状をを説明するに際し
て使用している用語、幹部の長さくL)突起部の高さく
H)、幹部の幅(W)について第1図に基づいて説明す
る。
第1図は3本発明に供する太繊度糸の単糸の一例を示す
断面の模式図である。
まず、実質的に直線状にある2つの突起部間を結ぶ最大
長さA、、A、を求め2点A+、Ax間の距離を幹部の
長さくL)とする。
次に、幹部の端部A1およびA、点を結ぶ直線に対する
他の突起部の先端Bから垂直線を下だし交点Pを求め、
B、P間の距離を突起部の高さくH)とする。
次に、幹部分の系内において少なくとも3点に接する内
接円を描き、これらの中より最大内接円Sの半径を幹部
の幅(W)とする。
なお9本発明でいう偏平部は、第2図に示すように幹部
の端部A1とA2を結ぶ直線が幹部の系内より出ている
断面形状も含むが、この場合の幹部の長さくL)、突起
部の高さくH)、幹部の幅(W)は先に述べた定義をそ
のまま適用することができる。ただしA1とA2を結ぶ
直線に対して幹部辺部の最大湾口部Xから垂直線を下し
た交点Yまでの距#Zは幹部の長さくL)に対して30
%を超えないものとする。
本発明で規定する偏平度(F)、突起部(T)を算出す
るに使用する各種距離は、単糸の横断面の顕微鏡写真を
測定して求める。
なお1本発明における熱可塑性ポリマーとは。
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンなど繊維形
成能を有するポリマーであれば特に限定することなく採
用される。更には、制電、難燃剤など機能性の向上を目
的とした薬剤を添加したポリマーを用いても何ら差しつ
かえない。
本発明の異繊度混繊糸を得る方法としては1例えば大繊
度糸紡出用として第3図イー3やイー4で示した形状の
オリフィスを有する紡糸口金を用い、該混繊糸を構成す
る各糸条を1枚の紡糸口金より吐出させて、紡糸工程で
異繊度混繊糸となす紡糸混繊方法や、各糸条を別々に紡
糸し、延伸やカード、線条など後工程で混繊する方法が
可能であるが、混繊度合の向上や工程の繁雑さを考慮に
入れると、前者の方法を採用することが好ましい。
なお、1枚の紡糸口金より吐出する場合、繊度の異なる
3種あるいはそれ以上の異繊度混繊糸とすることも容易
であり、この場合ドライ感、ふくらみ感が一層優れた織
編物となすことができる。
このようにして得られた異繊度混繊糸を用いた織編物は
、従来の合成繊維に見られない爽やかなドライ感、豊か
なふくらみによる軽さを持つので盛夏時においても快適
な着用感があり、極めて有用なものである。
(実施例 ) 次に9本発明を実施例を用いて更に具体的に説明する。
参考例−1 (太繊度糸条の断面形状の効果) 酸化チタンを0.2重量%含有し、固有粘度〔η〕が0
.65であるポリエチレンテレフタレートを用い、第3
図のイー1.イー2.イー3.イー4に示すオリフィス
をそれぞれ12孔有する紡糸口金を用いて。
紡糸速度1,400m /min 、紡糸温度290℃
、吐出量20.1 g/min 、糸条冷却風速0.7
5m /minの条件下で紡糸を行ない、第3図に示す
回転対称形であるロー1.ロー2.非回転対称形である
ロー3.ロー4の各種形状の異なる異形断面糸を得た。
こうして得られた未延伸糸を供給系となし、フィラメン
ト用の延撚機にて、延伸温度78℃、延伸倍率2.65
.熱処理温度165℃で延伸を行ない、繊度50デニー
ル、単糸繊維数12フイラメントからなるポリエステル
延伸糸を得た。これら断面形状の異なるフィラメント糸
を0.2g /デニールの荷重下で300 T/Mの施
撚と解撚を4回繰り返した後500T/Mの実撚を施し
た糸条をパラフィンで固定し1次いでミクロトームで切
断して顕微鏡にて各単糸間の空隙の度合について観察し
た結果を第1表に示した。なお、これら測定の評価基準
としては第3図のロー1に示す三角断面形状の糸条を用
いた。
なお2表中の評価として ◎ ;測定の評価基準として用いた三角断面形に比較し
て著しく良好なもの。
○ ;測定の評価基準として用いた三角断面形に比較し
てやや良好なもの。
× ;測定の評価基準として用いた三角断面形に比較し
てほぼ同等なもの。
注;()内は単糸の断面形状。
第1表から明らかなように、空隙の度合を高くするには
断面形状が非回転対称の特殊異形断面糸の存在が必要で
あることがわかる。
なお、試験No、−3および試験患−4の偏平度(F)
は、それぞれ6.2 、5.9.また、突起度(T)は
それぞれ0.29 、0.32であった。
参考例−2 (大繊度糸の断面形状の偏平度(F)および突起度(T
)の効果) 参考例−1と同様のポリエチレンテレフタレートを用い
、第3図のイー4に示すオリフィスを12孔有する紡糸
口金で、オリフィスの寸法Laを一定にしてl L b
 + L c + の寸法を変更した紡糸口金を用いて
、紡糸速度1,400m /min、紡糸温度290℃
、吐出量20.1  g/min 、糸条冷却風速0.
75m/minの条件下で紡糸を行ない、第3図ロー4
のような形状で各種の偏平度(F)と突起度(T)の異
なる異形断面糸を得た。こうして得られた未延伸糸を供
給系となし、フィラメント用の延撚機にて、延伸温度7
8℃、延伸倍率2.65.熱処理温度165℃で延伸を
行・ない、繊度50デニール、単糸数12フイラメント
からなるポリエステル延伸糸を得た。
これら偏平度(F)と突起度(T)の異なるフィラメン
ト糸を参考例−1と同様に各単糸間の空隙の度合につい
て観察した結果を第2−1および2−2表に示した。
(以下余白) なお、第2−2表については参考例−1と同じ評価を行
なった後、経糸および緯糸ともに同じ延伸糸で手織の組
織にて製織を行ない、¥6物の曲げ特性表面摩擦3表面
の凹凸性などについて評価を行なった。
なお、評価基準としては参考例−1と同様に三角断面形
状糸を用いた。
実施例−1 参考例−1で用いたポリエチレンテレフタレートを用い
て、第3図のイー4の形状をしたオリフィスの寸法が 
La : 0.08mm、 Lb : 0.5 mm+
 Lc : 1.1mmで構成され15孔からなる紡糸
口金と、孔径が0.2 mmで72孔からなる丸断面の
紡糸口金をそれぞれ別々の紡糸錘に取りつけ、前者の異
形断面糸の紡糸温度を285℃とし、吐出量が30.7
 g/lll1nの条件で、また、後者の丸断面形状糸
については。
紡糸温度を295℃とし、吐出量が27.6 g/wi
nの条件で同時に紡出した。更に糸条を冷却後、それぞ
れ15および72フイラメントの中からその一部のみを
取り出して合糸を行ない、紡糸速度1,400In/+
ninで捲き取り、フィラメントおよび単糸の繊度構成
の異なる未延伸糸を採取した。なお、異形断面糸の偏平
度(F)は6.Olまた突起度(T)は0.33であっ
た。
このようにして得た未延伸糸を、延伸温度ニア3℃1延
伸倍率、  2.65.  熱処理温度;165℃の条
件で延伸を行ない、繊度が75〜76デニールで各単糸
の繊度は異形断面糸が5デニール、丸断面糸が0.9デ
ニールで混合比率の異なる異繊度混繊糸を得た。単糸の
繊度が5デニールと0.9デニールで各種混合比率の異
なる異繊度混繊糸を経糸および緯糸として平織の組織に
て製織し1次いでリラックス精練、25%の減量加工、
プレセント、染色。
ファイナルセットした。
得られた各混合比率の異なる異繊度混繊糸からなる織物
の評価結果を第3表に示す。
(以下余白) 注;混合比率の上段は異形断面糸の混合比率。
下段は丸断面糸の混合比率。
;糸条繊度(下段の数値)の単位はデニール実施例−2 実施例−1で用いたポリエチレンテレフタレートを用い
て、実施例−1と同様の形状をした異形断面オリフィス
で構成された12孔からなる紡糸口金と、孔径が0.2
抛mで21孔からなる丸断面の紡糸口金をそれぞれ別々
の紡糸錘に取りつけ、前者の異形断面糸の紡糸温度を2
80°Cとし、吐出量が24.6g/minの条件で、
また、後者の丸断面形状糸については、紡糸温度を29
5℃とし、吐出量が6.2〜17.3 g/minの条
件で同時に紡出した。更に糸条を冷却後、異形断面糸は
全フィラメント丸断面糸は全フィラメントまたは一部の
フィラメントを合糸し、紡糸速度1,400m /mi
nで捲き取り、フィラメント構成の異なる未延伸糸を採
取した。なお、異形断面糸の偏平度(F)は5.9.ま
た突起度(T)は0.32であった。
このようにして得た未延伸糸を1延伸部度;78℃、延
伸倍率; 2.65.熱処理温度;165℃の条件で延
伸を行ない、繊度が75デニールで各単糸の繊度は異形
断面糸が5デニール、丸断面糸が0.7゜0.9.1.
5.2.0デニールで、異形断面糸が80重里%丸断面
糸が20重量%の混合比率からなる異繊度混繊糸を得た
異形断面糸の単糸の繊度を5デニ・−ルと一定とし、丸
断面糸の単糸の繊度を0.7〜2.0デニールまで変更
した異繊度混繊糸を実施例−1と同様に製織し、評価し
た結果を第4表に示す。
注;糸条繊度および単糸繊度の単位はデニール。
実施例−3 実施例−1で用いたポリエチレンテレフタレートを用い
て2実施例−2と類似の形状で紡出糸条の偏平度、突起
度をほぼあわせるためにオリフィスの寸法La、Lb、
Lcを各種変更し、10〜40孔からなるなる紡糸口金
と、孔径が0.2On+Inで16孔からなる丸断面の
紡糸口金をそれぞれ別々の紡糸錘に取りつけ、前者の異
形断面糸の紡糸温度を280℃とし吐出量が24.7 
g/mXnの条件で、また、後者の丸断面形状糸につい
ては、紡糸温度を295℃とし。
吐出量が5.9 g/minの条件で同時に紡出し、更
に糸条を冷却後、紡糸速度1.40011+ /min
で捲き取り、フィラメント構成の異なる未延伸糸を採取
した。このようにして得た未延伸糸を1延伸温度;78
℃、延伸倍率; 2.65.熱処理温度;165℃の条
件で延伸を行ない、繊度が75デニールで各単糸の繊度
は異形断面糸が1.5,2.5,4.0,6.0デニー
ルで、丸断面糸が0.9デニール、異形断面糸が80重
量%、丸断面糸が20重型置の混合比率からなる異繊度
混繊糸を得た。このように、異形断面糸の単糸の繊度を
1.5〜6.0デニールまで変更し、丸断面糸の単糸の
繊度を0.9デニールと一定にした異繊度混繊糸を実施
例−1と同様に製織し、評価した結果を第5表に示す。
注;糸条繊度および単糸繊度の単位はデニール。
実施例−4 実施例−1で用いたポリエチレンテレフタレートを用い
て、第3図イー4の形状をしたオリフィスの寸法がLa
 : 0.08mm 、 Lb  : 0.50mm、
 Lc : 1.1mmからなるオリフィス11孔と、
オリフィスの幅が0.07mm、長さが0.22mm、
角度120 ’の等角度からなる三角断面のオリフィス
37孔1合計48孔からなる紡糸口金を用い、紡糸温度
:285℃、紡糸速度: I、400m/min、吐出
N : 30.8 g/minの条件で吐出し、糸条を
冷却後捲き取り、偏平度(F)は5.8で突起度(T)
は0.34である特殊異形断面糸と三角断面糸の混繊糸
で単糸の繊度構成の異なる未延伸糸を採取した。
このようにして得た未延伸糸を、延伸温度;78°C1
延伸倍率; 2.86.熱処理温度;165℃の条件で
延伸を行ない、繊度が75デニールで各噴糸の繊度は、
特殊異形断面糸が5デニールで混繊比率73%、三角断
面糸が0.9デニールで混繊比率27%の異繊度混繊糸
を得た。
この異繊度混繊糸を経糸および緯糸として平織の組織に
て製織し5次いでリラックス精練、25%減量加工、プ
レセット染色ファイナルセットした。このようにして得
た織物について評価した結果、ドライ感、ふくらみ感や
光沢に優れたシルク風合の織物であった。
実施例−5 相対粘度が2.6であるナイロン6を用い、実施例=4
と同様の紡糸口金を用いて紡糸温度:275℃、紡糸速
度: 1,400m/min、吐出量: 32.1 g
/minの条件で吐出し、糸条を冷却後捲き取り、偏平
度(F)は5.5で突起部(T)は0.32である特殊
異形断面糸と三角断面糸の混繊糸で単糸の繊度構成の異
なる未延伸糸を採取した。
このようにして得た未延伸糸を、延伸温度;74℃、延
伸倍率、 2.75.熱処理温度;165℃の条件で延
伸を行ない、繊度が75デニールで各単糸の繊度は、異
形断面糸が5デニールで混繊比率73%三角断面糸が0
.9デニールで混繊比率27%の異繊度混繊糸を得た。
この異繊度混繊糸を経糸および緯糸として平織の組織に
て製織し1次いでリラックス精練、25%の減■加工、
プレセント、染色、ファイナルセソ1− した。このよ
うにして得た織物について評価した結果、ドライ感、ふ
くらみ感や光沢に優れたシルク風合の織物であった。
(発明の効果) 本発明の異繊度混繊糸は前述したような構成を有するの
で、該糸条を使用して得られる布帛は太繊度糸の突起部
によってドライ感を有し、また偏平な幹部と突起部の効
果による空隙率の確保および単糸にかかる横方向の力1
曲げ、あるいはねじりに対して安定化するためにふくら
み惑、コシ。
ハリが優れ、更に細繊度糸の存在によってソフト惑をも
併せて有することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の異繊度混繊糸を構成する
大繊度糸断面の模式図を示す。 第3図は参考例および実施例に用いたオリフィスの平面
図と該オリフィスより吐出した単糸の断面の模式図を示
す。 代 理 人   見   土   壓   二余烟

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸繊度が3デニール以上の大繊度糸を20重量
    %以上、単糸繊度が1デニール以下の細繊度糸を5重量
    %以上含む異繊度混繊糸において、前記大繊度糸が偏平
    な幹部と突起部とを持つ非回転対称形状を呈した断面形
    状で、かつ下式( I )、(II)を満足する偏平度と突
    起度を有する特殊異形断面糸であることを特徴とする熱
    可塑性ポリマーからなる異繊度混繊糸。 偏平度(F);L/W≧4.5――――――( I )突
    起度(T):0.15≦H/L≦0.4―(II)ここで L;太繊度糸の横断面における最長距離。 W:太繊度糸の横断面における最大内接円の半径。 H;太繊度糸の最長距離Lの両端部A_1およびA_2
    点を結ぶ直線に対する突起部の先 端Bからの垂直距離。
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Cited By (7)

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