JPS6221748A

JPS6221748A - 長尺陶板の連続製造装置

Info

Publication number: JPS6221748A
Application number: JP16224385A
Authority: JP
Inventors: 滝口　英喜
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1985-07-22
Filing date: 1985-07-22
Publication date: 1987-01-30
Anticipated expiration: 2009-08-10
Also published as: JPH0660051B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は粘土を主成分とした原料を連続押し出しによっ
て連続帯を形成し、これを短時間で乾燥、施釉、焼成し
、定尺にカットして所定長さの長尺陶板を連続して製造
する装置に関するものである。

〔従来の技術〕

瓦、タイルは成形機から送出される連続帯を短尺に切断
し、さらにプレス加工等して成形し、これを乾燥、焼成
するか、型に材料を充填し、これをプレスによって成形
し、次に乾燥、焼成するかのいずれかの方法によって製
造していた。しかも焼成には成形された瓦、タイルを台
車に５〜・７段位に積載することによって、しかも数日
を要して行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この種装置においては乾燥、焼成工程に数日を要するた
め、生産性、コスト、場所の関係で連続帯で乾燥、焼成
することができなかった。また、従来装置では未硬化の
瓦、タイルを表面から乾燥する方法のため乾燥、焼成途
中に瓦、タイルが捩じれたり、クランクが入ったりする
不利があった。

さらに、従来装置では長尺体を形成できず、かつ、゛　
　均質な瓦、タイルも大幅な許容誤差の中での生産しか
できなかった。また、施釉は流状に流した釉薬間を通過
させることによって行なっているため、均一に塗布され
ず、しかも裏面等の好ましくない部位にも付着し、焼成
時に台車等に固着される欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、真空成形機の
次に赤外線ヒータを配設して連続成形帯の中心部から乾
燥させ、次に焼成炉からの熱源を利用した乾燥機を設け
、次に施釉機、高周波加熱機、焼成炉の順に配設し、そ
の出口に走行カッタを設け、これらを直線的に配列して
陶板を長尺体で、かつ、連続して従前よりも短時間で、
しかも小型装置で安価に製造するようにした美しいホウ
ロウ化粧面を有する長尺陶板の連続製造装置を提供する
ものである。

〔実施例〕以下に、図面を用いて本発明に係る長尺陶板の連続製造
装置の一実施例について詳細に説明する。

第１図は上記装置の代表的な一例を示す説明図である。

図において、■は粘土で数種の原料とシャモット等を混
練機（図示せず）を介して混合したものであり、ベルト
コンベア２を介して真空成形機３に供給されるものであ
る。真空成形機３は例えば第２図（ａ）、（ｂ）に示す
ような形状で連続して粘土１を押し出し成形するもので
ある。なお、粘土１は天然物であり、各産地により成分
が異なるものであり、これらの特長、弱点を相互に相殺
させて所定の混合粘土を得る。その粘土１の一例として
は陶石、長石、カオリンナイト、ハロサイト、メタハロ
サイト、末節粘土、蛙目粘土、信楽木粘土などを打ち砕
き、水を加えて練り上げるものである。また、この粘土
ｌは必要によりマグネットによって除鉄されることもあ
る。４はヒータで赤外線を熱源とし、連続成形帯Ａの中
心部から表層まで短時間に乾燥するのに有効なものであ
り、粘土１の水分を例えば１８〜２０％のものを１０〜
５％位までに低減し、保形性を強化するためのものであ
る。

工は乾燥機で連続成形帯Ａの水分をより低減、例えば１
％〜零％位までに低減するための装置であり、連続成形
帯Ａを約２００〜４００℃でメツシュベルト等上におい
て移動中に加熱するものである。なお、乾燥機ｊの熱源
は例えば焼成炉用から送給される廃熱を利用した熱風で
あり、熱風は例えば第３図に示すようにバイブロ等から
連続成形帯Ａに噴射し、ファン７で攪拌して乾燥機】の
雰囲気を均一に加熱するものである。主は施釉機でスプ
レーガン、フローコータ等の釉薬塗布機９　（図ではス
プレーガン）と搬送ベル１−１０と釉薬受け１）とから
なり、搬送ベルト１０はＶベルト等を第４図に示すよう
に原、従動輪１２．１３（図示せず）間に掛合したもの
である。また、高周波加熱機１４はマイクロ波を照射す
るものであり、釉薬Ｂ中の長石、石英を加熱して赤外線
も発生させ、より短時間に釉薬Ｂを乾燥させ、次工程に
送出するものである。マイクロ波の周波数としては９１
５ＭＨｚ〜２４５０ＭＨｚ程度である。なお、搬送ロー
ラ１５ば金属以外で耐熱性のある材料を使用するもので
ある。焼成炉用は入口１６ａから出口１６ｂに亘って山
伏の温度分布となり、予熱領域Ｉ７、焼成領域１８、冷
却領域１９の順に一応区分して構成し、予熱領域１７の
温度は１５０〜７００℃、焼成領域１８は８００〜１３
００℃、冷却領域１９は６００〜１００℃位までとした
ものである。勿論、粘土１の種類、組成によっては各領
域間の温度設定が異なるものであり、かつ、各領域間の
温度も明確に区分するものではなく連続焼成の中での一
応の区分である。

さらに焼成炉用について説明すると、焼成炉圧は可燃ガ
ス、例えばＬＰＧガスを燃焼させて連続成形帯Ａを焼成
するものであり、そのためのバーナ（図示せず）の配列
は前記各領域に対応して設けるものである。また、焼成
炉■内の連続成形帯への搬送手段としてはメツシュベル
ト、金属ローラ、セラミックローラ、アルミナローラ等
を使用するが、特に焼成領域１８の範囲は１３００℃位
まで温度が上昇するので例えば第５図に示すように金属
主軸２０．２１間にアルミナローラ２２を載置して熱伝
導を駆動源に伝達しないようにして搬送するものである
。益は搬送機で例えば原動輪２４と従動輪２５間にメン
シュベルト２６を巻回し、゛かつ、原、従動輪２４、２
５間にフリーの補助ローラ２７を多数配列したものであ
り、連続成形帯Ａの水分の蒸発をよくするように、主に
ヒータ４、乾燥機１間に直列に配列するものである。２
８はローラで焼成炉用の予熱領域１７、冷却領域１９に
使用するものであり、鋼製、セラミック製のいずれか、
あるいは鋼材にセラミックコーテングしたものからなる
ものである。２９はカバーでヒータ４、乾燥機５（７）
放熱を防止するトンネル状のものであり、ある程度の耐
熱性と断熱性を具備するものからなる。３０は炉壁で焼
成炉■の保温を図るものであり、耐火レンガ、断熱材等
を組み合わせてトンネル状に形成するものである。

なお、ヒータ４、乾−機工、焼成炉用には排気ダンパー
（図示せず）を設置し、温度曲線をコントロールしうる
ように設定したものである。３１は走行カッタで連続成
形帯Ａを定尺に切断するものである。３２は移送機で、
走行カッタ３１で切断された定尺の長尺陶板Ａ′を焼成
炉■から送出される速度より速い速度で移送し、連続連
続帯Ａとの衝突を防止するものである。

また、図示しないがヒータ４、乾燥８５、焼成炉並間に
はフリーローラ、ベルト等を適宜に配設し、連続成形帯
Ａが垂れ下ったり、搬送に異常を生起しないように構成
したものである。

次に動作について説明する。

まず、信楽木粘土とシャモットと減水剤と水分からなる
粘土１を準備する。なお、その重量％は信楽木粘土６１
．５％、シャモット２０％、減水剤０．５％（商品名セ
ルフロー第一工業製薬社製）、水１８％を土練機（Ｍ　
Ｐ−１００型宮崎鉄工社製）で混練したものである。ま
た真空成形機３は押し出し能力１００〜１５０ｊ！／ｈ
ｒの型名ＭＶ−ＦＭ−Ａ−１型（宮崎鉄工社製）を用い
た。ヒータ４としては波長４μ〜４００μの遠赤外線パ
ネルヒータを１０メートル間に１０個配列し、連続成形
帯Ａ内部の水分を表面に拡散して脱水を迅速化し、水分
を１０％まで低減しうるものである。乾燥機工は約１０
〜３０Ｉ１）の間に２００〜３００℃まで上昇するもの
であり、３００℃、１０メートルに設定した。さらに、
高周波加熱機１４は長さが２メートルの領域内に２４５
０Ｍ）ｌｚのマイクロ波を照射するものである。また、
焼成炉■は予熱領域１７が１５０〜８００℃までを１０
ｍ間で上昇させ、焼成領域１８を８００〜１３００℃ま
で５ｍで上昇させ、冷却領域１９で１３００〜１００℃
まで１０ｍで低下する構成である。

さらに、連続成形帯への押し出し速度を２０１）Ｉ／ｌ
ｌｌ１ｎとし、メンシュベルトをヒータ４、乾燥機上間
に配設し、予熱領域１７と冷却領域１９を鉄ローラ、焼
成領域１８をアルミナローラで形成した。また、釉薬は
スプレーガンでスプレーした。さらに、各機器のパスラ
イン、送り速度は同じく設定した。そこで、粘土１をコ
ンベア２を介して真空成形機３に供給し、その出口から
第２図（ａ）に示すような連続成形帯Ａを連続してメツ
シュベルト２６を介してヒータ４に送給する。ヒータ４
では連続成形帯Ａの水分を１０％まで低減し、乾燥機工
に送給する。

乾燥機工では水分を１ｍ零％にして施釉機主に送給し、
釉薬Ｂを連続成形帯Ａの化粧面に塗布し、次に高周波加
熱機１４を介して焼成炉側に送給し、予熱−焼成−冷却
して出口１６ｂから長尺陶板Ａ′として送出し、これを
走行カッタ３１で定尺、例えば２４２４鰭、３０３０龍
、３６３６ｍ１のように切断して長尺陶板を得るもので
ある。

以上説明したのは、本発明に係る装置の一実施例にすぎ
ず、予熱領域１７、冷却領域１９間をアルミナローラで
連ＭＡ形帯Ａを搬送することもできる。

さらに、高周波加熱機工４はマイクロ波の代りに赤外線
を使用することもできる。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明に係る長尺陶板の連続製造装置
によれば、粘土の押し出し、水分の低減、釉薬塗布、釉
薬の短時間乾燥、焼成、冷却を直線ラインで、かつ、短
時間内に、しかも高速で連続帯として製造しうる大きな
特徴がある。また、粘土の水分の低減には赤外線、廃熱
利用の熱風を用いたため、低コストで、かつ、短時間に
水分をスムーズに低減でき、しかも高能率で大量に製造
できる特徴がある。さらに、胸板の長さは任意長さに切
断できる特徴がある。また、ホウロウは連続製造中に容
易に行ないうる特徴がある。その他、装置は従前よりも
小型で、かつ、安価に製作できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る長尺陶板の連続製造装置の代表的
な一例を示す説明図、第２図（ａ）、（ｂ）は連続成形
帯の一例を示す斜視図、第３図は乾燥機の一部分を示す
斜視図、第４図は施釉工程部分を示す斜視図、第５図は
焼成炉の一部を示す斜視図である。１・・・粘土、３・・・真空成形機、４・・・ヒータ、
圭・・・乾燥機、工・・・施釉機、１４・・・高周波加
熱機、１６−・・焼成炉、３１・・・走行カッタ、Ａ・
・・連続成形帯、Ａ′・・・長尺陶板。易２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）粘土を主材とした原料を連続して押し出す真空成
形機と、該成形機から送出される連続成形帯を乾燥する
赤外線を熱源とするヒータと、該ヒータから送出される
連続成形帯を乾燥する乾燥機と、該乾燥機から送出され
る連続成形帯の表面に釉薬を施釉する施釉機と、該施釉
機を通過した連続成形帯の釉薬を加熱する高周波加熱機
と、該加熱機から送出される連続成形帯を焼成する焼成
炉と、該焼成炉から送出される焼成した連続成形帯を定
尺にカットする走行カッタと、該カッタで定尺に切断さ
れた長尺陶板を搬送する移送機とを直線状に配列したこ
とを特徴とする長尺陶板の連続製造装置。