JPH044262B2 - - Google Patents

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JPH044262B2
JPH044262B2 JP16355885A JP16355885A JPH044262B2 JP H044262 B2 JPH044262 B2 JP H044262B2 JP 16355885 A JP16355885 A JP 16355885A JP 16355885 A JP16355885 A JP 16355885A JP H044262 B2 JPH044262 B2 JP H044262B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粘土を主成分とする原料を連続押し出
しによつて中空状の連続帯を形成し、これを短時
間で乾燥、施釉、焼成し、定尺にカツトして所定
長さの長尺陶板を連続して製造する装置に関する
ものである。 〔従来の技術〕 瓦、タイルは成形機から送出される連続成形帯
を短尺に切断し、さらにプレス加工等して成形
し、これを乾燥、焼成するか、型に材料を充填
し、これをプレスによつて成形し、次に乾燥、焼
成するかのいずれかの方法によつて製造してい
た。しかも焼成には成形された瓦、タイルを台車
に5〜7段位に積載することによつて、しかも数
日を要して行なつていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この種装置においては乾燥、焼成工程に数日を
要するため、生産性、コスト、場所の関係で連続
帯で乾燥、焼成することができなかつた。また、
従来装置では未硬化の瓦、タイルを表面から乾燥
する方法のため乾燥、焼成途中に瓦、タイルが捩
じれたり、クラツクが入つたりする不利があつ
た。さらに、従来装置では長尺体を形成できず、
かつ、均質な瓦、タイルも大幅な許容誤差の中で
の生産しかできなかつた。また、施釉は滝状に流
した釉薬間を通過させることによつて行なつてい
るため、均一に塗布されず、しかも裏面等の好ま
しくない部位にも付着し、焼成時に台車等に固着
される欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明はこのような欠点を除去するため、真空
成形機の次に連続成形帯の適宜個所に換気孔を穿
設する穿孔機を配し、その後に赤外線のヒータを
配設して連続成形帯の中心部から乾燥させ、次に
焼成炉からの熱源を利用した乾燥機を設け、次に
施釉機、焼成炉の順に配設し、その出口に走行カ
ツタを設け、これらを直線的に配列して陶板を長
尺体で、かつ、連続して従前よりもきわめて短時
間で、しかも小型に、その上安価に製造するよう
にした美しいホウロウ化粧面を有する長尺陶板の
連続製造装置を提供するものである。 〔実施例〕 以下に、図面を用いて本発明に係る長尺陶板の
連続製造装置の一実施例について詳細に説明す
る。第1図は上記装置の代表的な一例を示す説明
図である。図において、1は粘土で数種の原料と
シヤモツト等を混練機(図示せず)を介して混合
したものであり、ベルトコンベア2を介して真空
成形機3に供給されるものである。真空成形機3
は例えば第2図a,bに示すような形状で連続し
て粘土1を押し出し成形するものである。なお、
粘土1は天然物であり、各産地により成分が異な
るものであり、これらの特長、弱点を相互に相殺
させて所定の混合粘土を得る。その粘土1の一例
としては陶石、長石、カオリンナイト、ハロサイ
ト、メタハロサイト、木節粘土、蛙目粘土、信楽
木粘土などを打ち砕き、水を加えて練り上げるも
のである。また、この粘土1は必要によりマグネ
ツトによつて除鉄されることもある。4はダイス
で第3図に抽出して示すように長尺陶板A′の断
面に合致した形状に形成し、その中央に中空形成
用の邪魔棒5を着脱可能な状態に装着したもので
ある。は穿孔機で第4図に示すようにローラ7
の外周面に釘8を適宜間隔で植設し、押し出され
る連続成形帯(以下、短に成形帯という)Aの裏
面にのみ第2図aに示すように換気孔aを押し出
し速度に同調して穿設するものである。なお、換
気孔aは成形帯Aの中空部のエアサイクルを行な
うことによつて乾燥時間を短縮するのに有効なも
のである。9はヒータで赤外線を熱源とし、成形
帯Aの中心部から表層まで短時間に乾燥するのに
有効なものであり、粘土1の水分を例えば18〜20
%のものを10〜5%位までに低減し、保形性を強
化するためのものである。10は乾燥機で成形帯
Aの水分をより低減、例えば1%〜零%位までに
低減するための装置であり、成形帯Aを約200〜
400℃でメツシユベルト等上において移動中に加
熱するものである。なお、乾燥機10の熱源は例
えば焼成炉19から送給される廃熱を利用した熱
風であり、熱風は例えば第5図に示すようにパイ
プ11等から成形帯Aに噴射し、フアン12で撹
拌して乾燥機10の雰囲気を均一に加熱するもの
である。13は施釉機でスプレーガン、フローコ
ータ等の釉薬塗布機14(図ではスプレーガン)
と搬送ベルト15と釉薬受け16とからなり、搬
送ベルト15はVベルト等を第6図に示すように
原、従動輪17,18(図示せず)間に掛合した
ものである。また、焼成炉19は入口19aから
出口19bに亘つて山状の温度分布となり、予熱
領域20、焼成領域21、冷却領域22の順に一
応区分して構成し、予熱領域20の温度は150〜
700℃、焼成領域21は800〜1300℃、冷却領域2
2は600〜100℃位までとしたものである。勿論、
粘土1の種類、組成によつては各領域間の温度設
定が異なるものであり、かつ、各領域間の温度も
明確に区分するものではなく連続焼成の中での一
応の区分である。さらに焼成炉19について説明
すると、焼成炉19は可燃ガス、例えばLPGガ
スを燃焼させて成形帯Aを焼成するものであり、
そのためのバーナ(図示せず)の配列は前記各領
域に対応して設けるものである。また、焼成炉
9内の成形帯Aの搬送手段としてはメツシユベル
ト、金属ローラ、セラミツクローラ、アルミナロ
ーラ等を使用するが、特に焼成領域21の範囲は
1300℃位まで温度が上昇するので例えば第7図に
示すように金属主軸23,24間にアルミナロー
ラ25を載置して熱伝導を駆動源に伝達しないよ
うにして搬送するものである。26は搬送機で例
えば原動輪27と従動輪28間にメツシユベルト
29を巻回し、かつ、原、従動輪27,28間に
フリーの補助ローラ30を多数配列したものであ
り、成形帯Aの水分の蒸発をよくするように、主
にヒータ9、乾燥機10間に直列に配列するもの
である。31はローラで焼成炉19の予熱領域2
0、冷却領域22に使用するものであり、鋼製、
セラミツク製のいずれか、あるいは鋼材にセラミ
ツクコーテングしたものからなるものである。3
2はカバーでヒータ9、乾燥機10の放熱を防止
するトンネル状のものであり、ある程度の耐熱性
と断熱性を具備するものからなる。33は炉壁で
焼成炉19の保温を図るものであり、耐火レン
ガ、断熱材等を組み合わせてトンネル状に形成す
るものである。なお、ヒータ9、乾燥機10、焼
成炉19には排気ダンパー(図示せず)を設置
し、温度曲線をコントロールしうるように設定し
たものである。34は走行カツタで成形帯Aを定
尺に切断するものである。35は移送機で切断さ
れた定尺の長尺陶板A′を焼成炉19から送出さ
れる速度より速い速度で移送し、成形帯Aと長尺
陶板A′との衝突を防止するものである。 また、図示しないがヒータ9、乾燥機10、焼
成炉19間にはフリーローラ、ベルト等を適宜に
配設し、成形帯Aが垂れ下つたり、搬送に異常を
生起しないように構成したものである。 次に動作について説明する。 まず、信楽木粘土とシヤモツトと減水剤と水分
からなる粘土1を準備する。なお、その重量%は
信楽木粘土61.5%、シヤモツト20%、減水剤0.5
%(商品名セルフロー第一工業製薬社製)、水18
%を土練機(MP−100型宮崎鉄工社製)で混練
したものである。また真空成形機3は押し出し能
力100〜150/hrの型名MV−FM−A−1型
(宮崎鉄工社製)を用いた。穿孔機は釘8の径
を2φmm、高さ5mmとし、ヒータ9としては波長
4μ〜400μの遠赤外線パネルヒータを10メートル
間に10個配列し、成形帯A内部の水分を表面に拡
散して脱水を迅速化し、水分を10%まで低減しう
るものである。乾燥機10は約10〜20mの間に
200〜300℃まで上昇するものであり、300℃、15
mに設定した。また、焼成炉19は予熱領域20
が150〜800℃までを10m間で上昇させ、焼成領域
21を800〜1300℃まで5mで上昇させ、冷却領
域22で1300〜100℃まで10mで低下する構成で
ある。さらに、成形帯Aの押し出し速度を20m/
minとし、メツシユベルト29をヒータ9、乾燥
10間に配設し、予熱領域20と冷却領域22
を鉄ローラ、焼成領域21をアルミナローラで形
成した。また、釉薬Bはスプレーガンでスプレー
した。さらに、各機器のパスライン、送り速度は
同じく設定した。そこで、粘土1をコンベア2を
介して真空成形機3に供給し、そのダイス4の口
金から第2図aに示すような成形帯Aを連続して
メツシユベルト29を介してヒータ9に送給す
る。ヒータ9では成形帯Aの水分を7%まで低減
し、乾燥機10に送給する。乾燥機10では水分
を1〜零%にして施釉機13に送給し、釉薬Bを
成形帯Aの化粧面に塗布し、次に焼成炉19に送
給し、予熱→焼成→冷却して出口19bから長尺
陶板A′として送出し、これを走行カツタ34で
定尺、例えば2424mm、3030mm、3636mmのように切
断して長尺陶板A′を得るものである。 以上説明したのは、本発明に係る装置の一実施
例にすぎず、予熱領域20、冷却領域22間をア
ルミナローラで成形帯Aを搬送することもでき
る。 〔発明の効果〕 上述したように、本発明に係る長尺陶板の連続
製造装置によれば、粘土の押し出し、中空、換気
孔を利用した水分の低減、釉薬塗布、乾燥、焼
成、冷却を直線ラインで、かつ、短時間内に、し
かも高速で連続帯として製造しうる大きな特徴が
ある。また、粘土の水分の低減には中空構造と換
気孔、赤外線、廃熱利用の熱風を用いたため、低
コストで、かつ、短時間に水分をスムーズに低減
でき、しかも高能率で大量に製造できる特徴があ
る。さらに、陶板の長さは任意長さに切断できる
特徴がある。また、ホウロウは連続製造中に容易
に行ないうる特徴がある。その垂、装置は従前よ
りも小型で、かつ、安価で製作できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る長尺陶板の連続製造装置
の代表的な一例を示す説明図、第2図a,bは連
続成形帯の一例を示す斜視図、第3図はダイス部
と穿孔機を示す説明図、第4図は穿孔機の一例を
示す斜視図、第5図は乾燥機の一部分を示す斜視
図、第6図は施釉工程部分を示す斜視図、第7図
は焼成炉の一部を示す斜視図である。 1……粘土、3……真空成形機、……穿孔
機、9……ヒータ、10……乾燥機、13……施
釉機、19……焼成炉、34……走行カツタ、A
……連続成形帯、A′……長尺陶板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粘土を主材とした原料を連続して中空断面で
    押し出す真空成形機と、該成形機から送出された
    直後の連続成形帯の裏面にのみ適宜間隔で換気孔
    を穿設する穿孔機と穿孔された連続成形帯を乾燥
    する赤外線を熱源とするヒータと、該ヒータから
    送出される連続成形帯を乾燥する乾燥機と、該乾
    燥機から送出される連続成形帯の表面に釉薬を施
    釉する施釉機と、該施釉機から送出される連続成
    形帯を焼成する焼成炉と、該焼成炉から送出され
    る焼成した連続成形帯を定尺にカツトする走行カ
    ツタと、該カツタで定尺に切断された長尺陶板を
    搬送する移送機とを直線状に配列したことを特徴
    とする長尺陶板の連続製造装置。
JP16355885A 1985-07-23 1985-07-23 長尺陶板の連続製造装置 Granted JPS6227367A (ja)

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