JPS62215072A - タイヤ補強用デイツプコ−ドの製造法 - Google Patents
タイヤ補強用デイツプコ−ドの製造法Info
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- JPS62215072A JPS62215072A JP61050543A JP5054386A JPS62215072A JP S62215072 A JPS62215072 A JP S62215072A JP 61050543 A JP61050543 A JP 61050543A JP 5054386 A JP5054386 A JP 5054386A JP S62215072 A JPS62215072 A JP S62215072A
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Landscapes
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- Tyre Moulding (AREA)
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- Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、タイヤ補強用ディップコードに関する。更に
詳しくは、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミド系ポ
リマーからなる繊維(以下PPTA系繊維と略称する)
で構成された耐疲労性に優れたタイヤ補強用ディツデコ
ーーの製造法に関する。
詳しくは、ポリ−パラフェニレンテレフタルアミド系ポ
リマーからなる繊維(以下PPTA系繊維と略称する)
で構成された耐疲労性に優れたタイヤ補強用ディツデコ
ーーの製造法に関する。
一般に、タイヤ補強材料は、スダレ織物の形態で用いら
れる。ディップコードというのは、かかるスダレ織物の
経糸を構成するものであって1通常複数本の糸を、下撚
及び上撚してなる糸条に。
れる。ディップコードというのは、かかるスダレ織物の
経糸を構成するものであって1通常複数本の糸を、下撚
及び上撚してなる糸条に。
接着剤1例えば多価フェノールとホルマリンの縮合物に
、ゴムラテックスを添加した水分散液(以下RF/Lと
いう)が付与され、熱硬化さまたものである。
、ゴムラテックスを添加した水分散液(以下RF/Lと
いう)が付与され、熱硬化さまたものである。
タイヤ補強材料の中でも、 PPTA系繊維は、ポリマ
ーの分子構造からも期待される通シ、剛直で。
ーの分子構造からも期待される通シ、剛直で。
寸法安定性、耐熱性などに優れ、高い強度、モジ瓢ラス
を有することから、負荷重量が大きく、使用条件の苛酷
な分野、即ちトラック、パス、建設車輌用あるいは航空
機用などの大型タイヤに適用されようとしている。
を有することから、負荷重量が大きく、使用条件の苛酷
な分野、即ちトラック、パス、建設車輌用あるいは航空
機用などの大型タイヤに適用されようとしている。
しかしながら、lAかにPPTA系繊維が高い強度ある
いはモジ−ラスを持つとはいうても、これら大型のタイ
ヤには、多量の補強材料が必要であシ。
いはモジ−ラスを持つとはいうても、これら大型のタイ
ヤには、多量の補強材料が必要であシ。
多大のエネルギー、燃費を必要とするものである。
一方、最近の原燃料価格の高騰を反映して、省エネルギ
ー、省燃費への指向は益々強まっており。
ー、省燃費への指向は益々強まっており。
タイヤにおいても積層枚数の削減や、補強材料の打込み
本数の低減によるタイヤの軽量化が強く要望さnている
。また、このような軽量化に伴い。
本数の低減によるタイヤの軽量化が強く要望さnている
。また、このような軽量化に伴い。
タイヤ走行中の発熱量低減による耐熱性の向上。
タイヤ成型工程における生産性向上なども大いに期待さ
れるものである。
れるものである。
そのためには、現在使用さ1ているPPTA系繊維ある
いはディップコードよシも更に強度の高いPPTA系繊
維あるいはディップコードが開発されなければならない
。
いはディップコードよシも更に強度の高いPPTA系繊
維あるいはディップコードが開発されなければならない
。
一般に、高強度のPPTA系繊維を得るには、高め重合
度のポリマーを、濃硫酸等の溶媒に高濃度に溶解し、紡
糸することによって得られることが知られている。しか
しながら、PPTA系ポリマーは難溶性であるため、高
い重合度のポリマーを高濃度で溶解するには限界があシ
、得られる繊維の強度を飛躍的に向上させることは極め
て困難である。
度のポリマーを、濃硫酸等の溶媒に高濃度に溶解し、紡
糸することによって得られることが知られている。しか
しながら、PPTA系ポリマーは難溶性であるため、高
い重合度のポリマーを高濃度で溶解するには限界があシ
、得られる繊維の強度を飛躍的に向上させることは極め
て困難である。
更に、かかる繊維が、従来タイヤ補強用材料として多用
されてきたナイロンあるいはエステル繊維等に比較して
、優nた耐熱性を有するとは言え。
されてきたナイロンあるいはエステル繊維等に比較して
、優nた耐熱性を有するとは言え。
ディップコードをつくるディラグ工程や、ゴムとの複合
化を行う加硫工程で1強力あるいは伸度が低下するのは
否めず、結局、耐久性、耐衝撃性などのタイヤ性能に影
響するタフネスが減少し、充分な性能を発揮できないも
のとなる。
化を行う加硫工程で1強力あるいは伸度が低下するのは
否めず、結局、耐久性、耐衝撃性などのタイヤ性能に影
響するタフネスが減少し、充分な性能を発揮できないも
のとなる。
本発明者は、上述の欠点に鑑み、 PPTAPPA系繊
維高強度化を種々試みた。しかしながら、たとえ高強度
のPPTA系繊維が得られ、かかる繊維を用いてタイヤ
補強用ディップコードを作成しても、ディラグ工程ある
いに加硫1膓におrて1強度、伸度等の低下が大きけれ
ば、タイヤの軽量化をはかるほどの性能向上は得られな
贋。
維高強度化を種々試みた。しかしながら、たとえ高強度
のPPTA系繊維が得られ、かかる繊維を用いてタイヤ
補強用ディップコードを作成しても、ディラグ工程ある
いに加硫1膓におrて1強度、伸度等の低下が大きけれ
ば、タイヤの軽量化をはかるほどの性能向上は得られな
贋。
従って1本発明者は、タイヤ性能、特に耐疲労性とタイ
ヤ補強用ディップコードの特性との相関に着目しつつ、
その特性を発揮、向上させる処理法につき鋭意検討を進
めてきた。その結果、特定の手段及び条件を採用するこ
とによって、即ち。
ヤ補強用ディップコードの特性との相関に着目しつつ、
その特性を発揮、向上させる処理法につき鋭意検討を進
めてきた。その結果、特定の手段及び条件を採用するこ
とによって、即ち。
ディップコードとするための接着剤処理に先立って、特
定の条件下に弛緩熱処理することによシ。
定の条件下に弛緩熱処理することによシ。
予めコードの熱的な歪みを緩和し、更に、従来は良好な
接着性を保持することを目的として、弛緩状態もしくは
極めて低い張力下で行われてきた接着剤処理を、特定の
張力付与下に行うことによって1強度、伸度の低下の小
さい、耐疲労性に優nたディップコードが得ら几ること
、及び、張力付与下に処理することによって、接着剤の
付与が均一化し、工程の安定性も向上することを見い出
し。
接着性を保持することを目的として、弛緩状態もしくは
極めて低い張力下で行われてきた接着剤処理を、特定の
張力付与下に行うことによって1強度、伸度の低下の小
さい、耐疲労性に優nたディップコードが得ら几ること
、及び、張力付与下に処理することによって、接着剤の
付与が均一化し、工程の安定性も向上することを見い出
し。
更に検討を重ねて本発明を完成したものである。
かくして本発明はディップコードの状態においても優れ
た強伸度を有し、耐疲労性にも優れて。
た強伸度を有し、耐疲労性にも優れて。
タイヤの軽量化、耐久性、耐衝撃性などを向上させるこ
とができるタイヤ補強用ディップコート9の製造法を提
供することを目的とする。
とができるタイヤ補強用ディップコート9の製造法を提
供することを目的とする。
以下余白
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るタイヤ補強用ディップコードの製造法は、
ポリ−パラフェニレンテレ7タルアミド系ポリマーから
なる繊維で構成されたタイヤ補強用コードを接着剤処理
するに轟υ、接着剤処理に先立って、予め250℃以上
で1分以上の弛緩熱処理を行い、かつ、第1段の接着剤
付与を0.8,9/d以上、1.519/d以下(但し
デニールは接着剤付与前のコードを基準とする。)の張
力下に、ついで第2段の接着剤付与を、0.3g/d以
上0.8.f/d以下の張力下に行うことを特徴とする
。
なる繊維で構成されたタイヤ補強用コードを接着剤処理
するに轟υ、接着剤処理に先立って、予め250℃以上
で1分以上の弛緩熱処理を行い、かつ、第1段の接着剤
付与を0.8,9/d以上、1.519/d以下(但し
デニールは接着剤付与前のコードを基準とする。)の張
力下に、ついで第2段の接着剤付与を、0.3g/d以
上0.8.f/d以下の張力下に行うことを特徴とする
。
ポリーAラフェニレンテレフタルアミド系ポリぞれ他の
芳香族ジアミノ残基又は/及び他の芳香族ジカルボキシ
ル残基と置換したコポリアミド又総称するものであって
、これら及びこれらPPTA系ポリマーの混合物であっ
てもよい。かかるPPTA系ポリマーの重合度は、繊維
を形成したときの破断強度、伸度等の機械的物性への影
響は大きく。
芳香族ジアミノ残基又は/及び他の芳香族ジカルボキシ
ル残基と置換したコポリアミド又総称するものであって
、これら及びこれらPPTA系ポリマーの混合物であっ
てもよい。かかるPPTA系ポリマーの重合度は、繊維
を形成したときの破断強度、伸度等の機械的物性への影
響は大きく。
通常は、少くとも固有粘度(η1nh)で3.5以上、
特に4.5以上であることが好ましい。
特に4.5以上であることが好ましい。
本発明のディップコードの製造法においては上述のPP
TA系ポリマーからなる繊維(PPTA系繊維)が原糸
として用いられる。その際、PPTA系繊維は、一般に
は15jI/d以上の破断強度及び、3%以上の破断伸
度、好ましくは、18fI/d以上の破断強度及び4%
以上の破断伸度を有するものが用いられるが特にこれに
限定されるものではない。
TA系ポリマーからなる繊維(PPTA系繊維)が原糸
として用いられる。その際、PPTA系繊維は、一般に
は15jI/d以上の破断強度及び、3%以上の破断伸
度、好ましくは、18fI/d以上の破断強度及び4%
以上の破断伸度を有するものが用いられるが特にこれに
限定されるものではない。
PPTA系繊維原糸の形態は、通常マルチフィラメント
ヤーンからなり、原糸を構成する単繊維の繊度(デニー
ル)及びぶ糸の総デニールは、特に限定されるものでは
ないが1通常単繊維として1〜10デニール、好ましく
は1〜5デニールであり、原糸として500〜1000
0デニール、特に1000〜60007”エールのマル
チフィラメントヤーンが好ましく用いられる。
ヤーンからなり、原糸を構成する単繊維の繊度(デニー
ル)及びぶ糸の総デニールは、特に限定されるものでは
ないが1通常単繊維として1〜10デニール、好ましく
は1〜5デニールであり、原糸として500〜1000
0デニール、特に1000〜60007”エールのマル
チフィラメントヤーンが好ましく用いられる。
本発明において、上述のPPTA系繊維原糸は、コード
とする為に、下撚及び上撚されて撚コードとなる。その
際の撚方法は、特に限定されるものではなく1通常商業
者によって常套的に用いられる方法によればよい。撚数
は、使用されるタイヤの種類、形状、原糸の構成デニー
ル等で多少異なる場合があるが、通常は、10crn当
シの撚数をT、コードを構成する原糸の総デニールをD
としたとき、K = T X y’■で求められる撚係
数Kが、1500≦に≦2200となるように選ばれる
のがよい。
とする為に、下撚及び上撚されて撚コードとなる。その
際の撚方法は、特に限定されるものではなく1通常商業
者によって常套的に用いられる方法によればよい。撚数
は、使用されるタイヤの種類、形状、原糸の構成デニー
ル等で多少異なる場合があるが、通常は、10crn当
シの撚数をT、コードを構成する原糸の総デニールをD
としたとき、K = T X y’■で求められる撚係
数Kが、1500≦に≦2200となるように選ばれる
のがよい。
該撚コードが接着剤処理されてタイヤ補強用ディップコ
ードとなるが、本発明においては、接着剤処理に先立っ
て、予め250℃で1分以上の弛緩熱処理を行うことが
必要である。温度が250℃以下では、ついで行われる
接着剤の付与硬化過程での熱履歴における応力を緩和し
、高い伸度を有するディップコードを得ることは出来な
い。よシ高い温度での処理は、繊維を構成するPPTA
系?リマーの分解・着色等のない限り、特に本発明にお
いて支障をきたすものではない。通常の場合は、上述の
ポリマーの分解、着色等を勘案しつつ、約500℃以下
の範囲で行われることが多い。処理時間は、場合によっ
ては1分以下の短時間でも効果を発揮することもあるが
充分にその効果を発揮する為には1分以上の処理が必要
である。特に。
ードとなるが、本発明においては、接着剤処理に先立っ
て、予め250℃で1分以上の弛緩熱処理を行うことが
必要である。温度が250℃以下では、ついで行われる
接着剤の付与硬化過程での熱履歴における応力を緩和し
、高い伸度を有するディップコードを得ることは出来な
い。よシ高い温度での処理は、繊維を構成するPPTA
系?リマーの分解・着色等のない限り、特に本発明にお
いて支障をきたすものではない。通常の場合は、上述の
ポリマーの分解、着色等を勘案しつつ、約500℃以下
の範囲で行われることが多い。処理時間は、場合によっ
ては1分以下の短時間でも効果を発揮することもあるが
充分にその効果を発揮する為には1分以上の処理が必要
である。特に。
処理を例えば総状、あるいは堆積して回分式に行う場合
には、内部の温度が充分に上昇するまでに相当の時間を
要することに注意をはらうことが必要である。処理時間
が1分以下の場合には充分な効果が得られず、高い耐疲
労性を有するディップコードは得られない。
には、内部の温度が充分に上昇するまでに相当の時間を
要することに注意をはらうことが必要である。処理時間
が1分以下の場合には充分な効果が得られず、高い耐疲
労性を有するディップコードは得られない。
本発明にいう弛緩熱処理とは、処理すべき繊維又は撚コ
ードの糸長方向に、実質的に応力をかけない処理をいい
、通常0.0!M’/dの応力以下の処理を言う。応力
の高い状態、即ち糸長方向に緊張力の発現する状態の処
理では、伸度の低下、モジュラスの上昇を招き、所期の
目的を達し得ないものとなる。
ードの糸長方向に、実質的に応力をかけない処理をいい
、通常0.0!M’/dの応力以下の処理を言う。応力
の高い状態、即ち糸長方向に緊張力の発現する状態の処
理では、伸度の低下、モジュラスの上昇を招き、所期の
目的を達し得ないものとなる。
本発明において弛緩熱処理は、通常、撚コードで行われ
ることが好ましいが、撚コードを作成する以前に、即ち
原糸で行われることも許される。
ることが好ましいが、撚コードを作成する以前に、即ち
原糸で行われることも許される。
又、原糸あるいは撚コードの各段階で繰返し行うことも
可能である。
可能である。
具体的に弛緩熱処理を行うには、例えば、繊維又は撚コ
ードを総状、あるいは糸山状に堆積して熱炉等で処理す
る回分式方法、エンドレスベルト等の上に順次糸状を堆
積させ、熱風炉咎を通す連続処理法、あるいは複数本の
ロールを相互の軸線が傾斜する様に組み合わせたネルソ
ンロール上を順次前進させながら、250℃以上の雰囲
気を通す方法等々、いずれの方法であってもよく、要は
、250℃以上1分以上の弛緩熱処理が行わればよい。
ードを総状、あるいは糸山状に堆積して熱炉等で処理す
る回分式方法、エンドレスベルト等の上に順次糸状を堆
積させ、熱風炉咎を通す連続処理法、あるいは複数本の
ロールを相互の軸線が傾斜する様に組み合わせたネルソ
ンロール上を順次前進させながら、250℃以上の雰囲
気を通す方法等々、いずれの方法であってもよく、要は
、250℃以上1分以上の弛緩熱処理が行わればよい。
弛緩熱処理に供される繊維又は撚コードには、通常、タ
イヤ補強用コードの製造において付与される添加物、例
えは、繊維製造時の紡糸油剤、撚工程での油剤、又は制
電剤等々が付与されること等も轟然許されることであシ
、又、弛緩熱処理の工程中においてかかる油剤等の付与
も任意に行われてよい。
イヤ補強用コードの製造において付与される添加物、例
えは、繊維製造時の紡糸油剤、撚工程での油剤、又は制
電剤等々が付与されること等も轟然許されることであシ
、又、弛緩熱処理の工程中においてかかる油剤等の付与
も任意に行われてよい。
本発明においては、かかる弛緩熱処理の行われた撚コー
ドに、接着剤が2段階で付与されるが、その際、第1段
の接着剤付与をO,8976以上1.5II/d以下(
但しデニールdは接着剤付与前の;−ドを基準とする)
の張力下に行う盛装がある。
ドに、接着剤が2段階で付与されるが、その際、第1段
の接着剤付与をO,8976以上1.5II/d以下(
但しデニールdは接着剤付与前の;−ドを基準とする)
の張力下に行う盛装がある。
張力が0.8g/d以下で接着剤が付与される場合には
、コ0ムとの接着に有効なコードの表面層以外に、;−
ド内部に過剰な接着剤を吸収して硬化する結果、ディッ
プコードが硬化し耐疲労性の低下を招く。一方、張力が
1.5.9/d以上の場合には、接着剤のコード内部へ
の過剰浸透はさけられるものの、過剰な張力と後述説明
される接着剤の硬化の為に加えられる温度によって、得
られるディップコードの伸度を大巾に低下させる結果、
高い耐疲労性を得ることが困難となる。通常好ましくは
0.81i/d〜1.4,9/dの範囲で行われるのが
よい。
、コ0ムとの接着に有効なコードの表面層以外に、;−
ド内部に過剰な接着剤を吸収して硬化する結果、ディッ
プコードが硬化し耐疲労性の低下を招く。一方、張力が
1.5.9/d以上の場合には、接着剤のコード内部へ
の過剰浸透はさけられるものの、過剰な張力と後述説明
される接着剤の硬化の為に加えられる温度によって、得
られるディップコードの伸度を大巾に低下させる結果、
高い耐疲労性を得ることが困難となる。通常好ましくは
0.81i/d〜1.4,9/dの範囲で行われるのが
よい。
本発明においては、第1段の接着剤付与について、第2
段の接着剤付与が行われるが、その際の張力を、0.3
.9/d以上0.8II/d以下とすることが肝要であ
る。
段の接着剤付与が行われるが、その際の張力を、0.3
.9/d以上0.8II/d以下とすることが肝要であ
る。
0.3g/d以下の張力下では、接着剤の付与がコード
断面に対して不均一な歪みを増大して接着剤が付与され
て硬化する為、強伸度物性を低下させる。又0.811
/d以上の張力下では、第1段の接着剤付与によって加
えられた張力によるコードの歪を緩和することが出来ず
、特に伸度の低下を招き耐疲労性に優れたディップコー
ドを得ることが困難となる。従って、0.3.9/d以
上0.8 lI/d以下で行われるのが良いが、よシ好
ましくは0.4.9’/d〜0.717aの張力下に行
われるのがよい。
断面に対して不均一な歪みを増大して接着剤が付与され
て硬化する為、強伸度物性を低下させる。又0.811
/d以上の張力下では、第1段の接着剤付与によって加
えられた張力によるコードの歪を緩和することが出来ず
、特に伸度の低下を招き耐疲労性に優れたディップコー
ドを得ることが困難となる。従って、0.3.9/d以
上0.8 lI/d以下で行われるのが良いが、よシ好
ましくは0.4.9’/d〜0.717aの張力下に行
われるのがよい。
接着剤の付与に当っては、付与された接着剤の硬化の為
に、通常、加熱することが常套的に適用され1本発明に
おいても適用される。かかる加熱の温度は、ディップコ
ードの製造において常用される温度範囲であれば良く、
本発明においては特に限定されるものではないが、通常
は150〜300℃の範囲で適宜選定される。かかる加
熱は本発明において、第1段又は第2段の接着剤付与段
階のいずれでも行われてよく、又、第1段と第2段の加
熱温度を変えることも行われてよい。
に、通常、加熱することが常套的に適用され1本発明に
おいても適用される。かかる加熱の温度は、ディップコ
ードの製造において常用される温度範囲であれば良く、
本発明においては特に限定されるものではないが、通常
は150〜300℃の範囲で適宜選定される。かかる加
熱は本発明において、第1段又は第2段の接着剤付与段
階のいずれでも行われてよく、又、第1段と第2段の加
熱温度を変えることも行われてよい。
本発明において使用される接着剤としては、例えば、多
価フェノールとホルマリン縮金物にゴムラテックスを添
加した。いわゆるrRF/l、Jがあるが、特にこれに
限定されるものではなく、ディップコードの調製に従来
から常用されるものの中から適宜選定したものを用いれ
ばよい。
価フェノールとホルマリン縮金物にゴムラテックスを添
加した。いわゆるrRF/l、Jがあるが、特にこれに
限定されるものではなく、ディップコードの調製に従来
から常用されるものの中から適宜選定したものを用いれ
ばよい。
具体的に接着剤を付与する方法は1通常多用される浸漬
法があるが、特にこれに限定されるものではなく、コー
ティング法、スプレー法など、ディップコードの調製に
従来から常用される他の方法を用いることもできる。以
下に第1図に示される浸漬法の処理装置を具体例として
説明する。
法があるが、特にこれに限定されるものではなく、コー
ティング法、スプレー法など、ディップコードの調製に
従来から常用される他の方法を用いることもできる。以
下に第1図に示される浸漬法の処理装置を具体例として
説明する。
第1図中、lは撚シを施したコードの送シ出し装置、2
,3は接着剤の浸漬装置、21.3/は深絞装置兼張力
制御装置、4 、5 、は張力制御装置、8はディップ
コードの捲取シ装置を示す。9及び9′は第1段、10
は第2段の接着剤を硬化させる為の加熱ゾーンである。
,3は接着剤の浸漬装置、21.3/は深絞装置兼張力
制御装置、4 、5 、は張力制御装置、8はディップ
コードの捲取シ装置を示す。9及び9′は第1段、10
は第2段の接着剤を硬化させる為の加熱ゾーンである。
本発明法においては、第1図中、第1段の張力は、2′
と4との間で、第2段の張力は3′と5の間でそれぞれ
加えられる。
と4との間で、第2段の張力は3′と5の間でそれぞれ
加えられる。
以下余白
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって更に詳細かつ具体的に説
明するが、実施例中で用いられる種々の特性値は以下の
方法によりて測定されたものである。尚、実施例中特に
ことわシのない限り、チは重量係を示すものである。
明するが、実施例中で用いられる種々の特性値は以下の
方法によりて測定されたものである。尚、実施例中特に
ことわシのない限り、チは重量係を示すものである。
く固有粘度の測定法〉
ポリマー及び繊維の固有粘度(η1nh)は、98.5
重量係の濃硫酸に濃度(C)=0.211/dtでポリ
マーまたは繊維を溶かした溶液を30℃にて常法により
測定する。
重量係の濃硫酸に濃度(C)=0.211/dtでポリ
マーまたは繊維を溶かした溶液を30℃にて常法により
測定する。
く原糸の強伸度特性〉
原糸の強度及び伸度は、JIS規格に準じ、測定に先立
って10cm当り8回の撚シを加えた糸条について、定
速伸長型強伸度試験機にょシ、把握長203、引張多速
度501/分にて荷重−伸長曲線を描き、それよシ破断
点の強度(b勺)、伸度(@を読みとったものであり、
測定数10個の平均値である。
って10cm当り8回の撚シを加えた糸条について、定
速伸長型強伸度試験機にょシ、把握長203、引張多速
度501/分にて荷重−伸長曲線を描き、それよシ破断
点の強度(b勺)、伸度(@を読みとったものであり、
測定数10個の平均値である。
くディラグコードの強伸度特性〉
ディッグ;−ドを上述と同じ試験機を用いて荷重−伸長
曲線を描き上述の方法にて算出した。
曲線を描き上述の方法にて算出した。
く耐疲労性〉
耐疲労性とはJIS L−1017に準じて行ったチュ
ーブ疲労試験におけるチューブ(n=4)の破壊時間で
ある。チューブの曲げ角度は100°、チーブ内のコー
ド本数は1500 D/2の場合は65本、2000
D/2の場合には45本である。チューブ内圧は3.5
に97m2.回転数は850 rpmである。
ーブ疲労試験におけるチューブ(n=4)の破壊時間で
ある。チューブの曲げ角度は100°、チーブ内のコー
ド本数は1500 D/2の場合は65本、2000
D/2の場合には45本である。チューブ内圧は3.5
に97m2.回転数は850 rpmである。
実施例1
固有粘度(ηrnh)が7.05のポリーノ4ラフェニ
レンテレフタルアミドを、ポリマー濃度が18.7チと
なるように、温度を80℃に保ちながら99.7チの濃
硫酸に加えて攪拌溶屏し、紡糸用のドーグを調整した。
レンテレフタルアミドを、ポリマー濃度が18.7チと
なるように、温度を80℃に保ちながら99.7チの濃
硫酸に加えて攪拌溶屏し、紡糸用のドーグを調整した。
このドープは光学的異方性を示すことが、直交ニコル下
の偏光顕微鏡観察で確認された。また80℃におけるド
ープの粘度は575oポイズであった。
の偏光顕微鏡観察で確認された。また80℃におけるド
ープの粘度は575oポイズであった。
このドープを真空下(0,5Torr )、2時間の静
置を行って脱泡後、紡糸に用いた。ドーグをギアボング
を通して300メツシユのステンレス製金網を8重に巻
いたキャンドルフィルターに導き、ついで孔径0.07
■φ、孔数1000の紡糸口金から吐出した。この際の
吐出線速は44.2m/分であった。
置を行って脱泡後、紡糸に用いた。ドーグをギアボング
を通して300メツシユのステンレス製金網を8重に巻
いたキャンドルフィルターに導き、ついで孔径0.07
■φ、孔数1000の紡糸口金から吐出した。この際の
吐出線速は44.2m/分であった。
紡糸口金から押出されたドーグを、8■の空気層を通し
て凝固浴中に導いた。凝固液は、1.5℃に冷却された
10%濃度の硫酸水溶液を用いた。
て凝固浴中に導いた。凝固液は、1.5℃に冷却された
10%濃度の硫酸水溶液を用いた。
凝固浴中で凝固された糸条は、ついで、凝固浴底部と一
体となって、凝固浴液表面から30−の深さに設置され
た細孔を通して凝固液と共に引き出した。
体となって、凝固浴液表面から30−の深さに設置され
た細孔を通して凝固液と共に引き出した。
引き出された糸条は、ついで、該細孔の下方400mの
位置に設置された変向ロールにて変向後、ネルソンロー
ルにて300m/分の速度で引きとシ、ついで特公昭5
4−36698号公報に示される装置によシ、即ち糸条
を一対のギヤ一二ツブロール(歯車状のロールが浅く噛
み合い、その間で糸条を送り出す)により反転ネット上
に振り込み、次いで処理コンベアー上に反転させて乗せ
た。処理コンベアー上に乗せられた先山は、シャワ一方
式による水洗水により洗浄されたのち、乳化剤によシボ
中に分散させた鉱物油を1%含有する油剤液を給付され
、ついで200℃の熱風乾燥を行ったのち、コンベアー
上から取り上げられ、ワインダーにより?ビン上に捲き
とられた。
位置に設置された変向ロールにて変向後、ネルソンロー
ルにて300m/分の速度で引きとシ、ついで特公昭5
4−36698号公報に示される装置によシ、即ち糸条
を一対のギヤ一二ツブロール(歯車状のロールが浅く噛
み合い、その間で糸条を送り出す)により反転ネット上
に振り込み、次いで処理コンベアー上に反転させて乗せ
た。処理コンベアー上に乗せられた先山は、シャワ一方
式による水洗水により洗浄されたのち、乳化剤によシボ
中に分散させた鉱物油を1%含有する油剤液を給付され
、ついで200℃の熱風乾燥を行ったのち、コンベアー
上から取り上げられ、ワインダーにより?ビン上に捲き
とられた。
得られたPPTA繊維は、1505デニールCD)、破
断強度及び伸度は23.5,9/D、5.2チであった
。
断強度及び伸度は23.5,9/D、5.2チであった
。
この原糸2本に、別々に下撚D(Z方向)を38回/1
0譚加え、2本を引き揃えて更に上撚の糸条(撚コード
)を作成した。
0譚加え、2本を引き揃えて更に上撚の糸条(撚コード
)を作成した。
得られた撚コードを、円周1mの総捲機に捲きとり、つ
いで枠をはずしてコードに張力が加わらない様にして、
機内温度280℃の熱風乾燥機中に1分間放置し弛慈熱
処理を行った。
いで枠をはずしてコードに張力が加わらない様にして、
機内温度280℃の熱風乾燥機中に1分間放置し弛慈熱
処理を行った。
ついで、第1図のディラグコード製造装置により接着剤
付与゛を行った。RF/Lは第1図中2及び3の浸漬装
置によシ付着させ、2′と4の間で張力が1i10とな
る様に3.0kg/コードに調整した。
付与゛を行った。RF/Lは第1図中2及び3の浸漬装
置によシ付着させ、2′と4の間で張力が1i10とな
る様に3.0kg/コードに調整した。
又、第2段の接着剤付与の張力は1.0′に!g/コー
ド(0,33#/D )に調整した。9,9′の第1段
の加熱ゾーンは、250℃、処理時間が72秒、同様に
10の第2段の加熱ゾーンは230℃、処理時間50秒
となる様に20m/分の速度でコードを作成し、8の捲
取シ装置によシ捲き取った。
ド(0,33#/D )に調整した。9,9′の第1段
の加熱ゾーンは、250℃、処理時間が72秒、同様に
10の第2段の加熱ゾーンは230℃、処理時間50秒
となる様に20m/分の速度でコードを作成し、8の捲
取シ装置によシ捲き取った。
得られたディップコードの強伸度特性及び耐疲労性評価
(チューブ疲労テスト)の結果を、比較例1で示される
従来法の結果と共に第1表に示した。本発明法によるデ
ィップコードは強度、伸度共に従来の方法のものに比較
して優れておシ、その結果、耐疲労性の値も従来法の3
倍を有することが認められた。
(チューブ疲労テスト)の結果を、比較例1で示される
従来法の結果と共に第1表に示した。本発明法によるデ
ィップコードは強度、伸度共に従来の方法のものに比較
して優れておシ、その結果、耐疲労性の値も従来法の3
倍を有することが認められた。
比較例1
撚コードの弛緩熱処理を行われなかったこと以外は、全
て実施例1と同様の処理を行ってディップコードを得た
。、その評価結果を第1表に示したが、強伸度特性、耐
疲労性共に本発明法によるディップコードより劣るもの
であった。
て実施例1と同様の処理を行ってディップコードを得た
。、その評価結果を第1表に示したが、強伸度特性、耐
疲労性共に本発明法によるディップコードより劣るもの
であった。
第1表
実施例2
実施例1で得られた撚コードを、同じ方法、装置で弛緩
熱処理条件、及び接着剤付与時の張力を変えてディップ
コードを作成した。得られた種々のディップコードの特
性及び耐疲労性を第2表に示した。
熱処理条件、及び接着剤付与時の張力を変えてディップ
コードを作成した。得られた種々のディップコードの特
性及び耐疲労性を第2表に示した。
弛緩熱処理の温度9時間、及び接着剤付与の張力が本発
明の範囲のものは、いずれも高い強度と伸度を合わせ持
ち、耐疲労性に優れたディップコードであることが認め
られる。一方、本発明外の条件範囲をはずれた処理にお
いては、比較例1との対比で明らか々様に、従来の方法
に比較すると高いディップコード特性、耐疲労性を有す
るが、本発明範囲のものには、いずれも及ばず、本発明
法が如何に優れた製造法であるかが証明された。
明の範囲のものは、いずれも高い強度と伸度を合わせ持
ち、耐疲労性に優れたディップコードであることが認め
られる。一方、本発明外の条件範囲をはずれた処理にお
いては、比較例1との対比で明らか々様に、従来の方法
に比較すると高いディップコード特性、耐疲労性を有す
るが、本発明範囲のものには、いずれも及ばず、本発明
法が如何に優れた製造法であるかが証明された。
以下余白
実施例3
実施例1と同じ紡糸、水洗、乾燥方法によシ20000
/1000fのPPTA繊維を製造した。
/1000fのPPTA繊維を製造した。
この際、コンベアー上で乾燥された繊維は、その!まコ
ンベアー上に乗せたtま、300℃の熱風処理炉に導き
1.5分の滞留時間の弛緩熱処理が施された後、引き出
され、ワインダーにより?ビン上に捲きとった。
ンベアー上に乗せたtま、300℃の熱風処理炉に導き
1.5分の滞留時間の弛緩熱処理が施された後、引き出
され、ワインダーにより?ビン上に捲きとった。
この原糸2本に別々に下撚1)(z方向)を32回/1
0薗加え、更に2本を引き揃えてよ撚シ(S方向)を3
2回/10cIrL加え、20100/2の撚コードと
した。ついで、第1図のディラグコード製造装置にてデ
ィップ処理を行った。RF/Lは第1図中の2の浸漬装
置によシ付与し、τと4の間の張力が1.2.!il/
Dとなる様に4.8klF/コードに保った。尚9及び
9′で表わされる第1ゾーンの温度は260℃、処理時
間は第1ゾーン全体で96秒、処理速度は25m/分で
ある。ついで、同じ速度で処理温度230℃処理時間4
0秒の第2ゾーン10に導き、3′と5の間の張力が、
0.51/Dとなる様に2.0ゆ/コードに調整しなが
ら巻き取シ装置8で巻き取った。
0薗加え、更に2本を引き揃えてよ撚シ(S方向)を3
2回/10cIrL加え、20100/2の撚コードと
した。ついで、第1図のディラグコード製造装置にてデ
ィップ処理を行った。RF/Lは第1図中の2の浸漬装
置によシ付与し、τと4の間の張力が1.2.!il/
Dとなる様に4.8klF/コードに保った。尚9及び
9′で表わされる第1ゾーンの温度は260℃、処理時
間は第1ゾーン全体で96秒、処理速度は25m/分で
ある。ついで、同じ速度で処理温度230℃処理時間4
0秒の第2ゾーン10に導き、3′と5の間の張力が、
0.51/Dとなる様に2.0ゆ/コードに調整しなが
ら巻き取シ装置8で巻き取った。
得られたディップコードは、引張強度15.411/d
、引張伸度6.4%、耐疲労性725分の極めて優れた
コードであっ之。
、引張伸度6.4%、耐疲労性725分の極めて優れた
コードであっ之。
実施例4
実施例1と同様にして、固有粘度7.68のポリ−ハラ
フェニレンテレフタルアミPI、、xリマー濃度が19
チとなる様に99.81硫酸に溶解して脱泡した後、孔
数1000.孔径0.06mφの紡糸口金から吐出(吐
出線速30.8m/分)した。
フェニレンテレフタルアミPI、、xリマー濃度が19
チとなる様に99.81硫酸に溶解して脱泡した後、孔
数1000.孔径0.06mφの紡糸口金から吐出(吐
出線速30.8m/分)した。
ついで10翼震の空気層を通して、3〜4℃の水凝固浴
に導き、実施例1で用いたものと同じ紡浴装置から引き
出し、同様にネットコンベアー上に糸山として振シ落し
、ついで水洗を行った。水洗の終了した糸山に、乳化剤
により水に分散させた鉱物油を1%含有する油剤を給付
後、ネットコンベアー上から糸条を取りあげ、径が30
0mφ、長さが1000+++mの1対のネルソン加熱
ロール(ロール内にスチームをふき込むことにより表面
温度が125℃になるようにしであるロール)によシ引
きとシ、90ラッグ巻きつけて乾燥させたのちワイング
ー上に200m/分の速度で巻きとった。
に導き、実施例1で用いたものと同じ紡浴装置から引き
出し、同様にネットコンベアー上に糸山として振シ落し
、ついで水洗を行った。水洗の終了した糸山に、乳化剤
により水に分散させた鉱物油を1%含有する油剤を給付
後、ネットコンベアー上から糸条を取りあげ、径が30
0mφ、長さが1000+++mの1対のネルソン加熱
ロール(ロール内にスチームをふき込むことにより表面
温度が125℃になるようにしであるロール)によシ引
きとシ、90ラッグ巻きつけて乾燥させたのちワイング
ー上に200m/分の速度で巻きとった。
得られたPPTA繊維は1520D 、破断強度24.
3N/D、破断伸度は4.1%であった。この原糸を実
施例1と全く同じ方法、条件にて1525D/2の撚コ
ードを得喪。この撚コードを、径300龍φ、長さが1
500mの1対のネルソンロール(ロール間距離im)
が機内にセットされた連続熱処理装置を用い、機内温度
を260℃に保って送シ込み150ラップ巻きつけて熱
処理装置から取り出した。その際のコードに張力がかか
らない様に、送シ込み速度を300m/分として引き取
シ速度を調整した結果、各ラップの撚コードにかかつて
いる張力は0.04.9/D以下であることを確認した
。この際の撚コードの滞留時間は約1分30秒であつ念
。ついで、実施例1と同じ方法1条件にて接着剤付与を
行ってディップコードを得た。このディップコードの強
伸度特性及び耐疲労性は、第3表に示す通りであシ1.
優れた耐疲労性を有するものであることが認められた。
3N/D、破断伸度は4.1%であった。この原糸を実
施例1と全く同じ方法、条件にて1525D/2の撚コ
ードを得喪。この撚コードを、径300龍φ、長さが1
500mの1対のネルソンロール(ロール間距離im)
が機内にセットされた連続熱処理装置を用い、機内温度
を260℃に保って送シ込み150ラップ巻きつけて熱
処理装置から取り出した。その際のコードに張力がかか
らない様に、送シ込み速度を300m/分として引き取
シ速度を調整した結果、各ラップの撚コードにかかつて
いる張力は0.04.9/D以下であることを確認した
。この際の撚コードの滞留時間は約1分30秒であつ念
。ついで、実施例1と同じ方法1条件にて接着剤付与を
行ってディップコードを得た。このディップコードの強
伸度特性及び耐疲労性は、第3表に示す通りであシ1.
優れた耐疲労性を有するものであることが認められた。
比較例2
実施例4で得られたPPTA繊維からなる撚コードを弛
緩熱処理を行わなかった以外は、実施例4と同じ処理に
よりディップコードを得た。該コードの耐疲労性は著し
く低いものであシ、本発明のディップコードが如何に優
れたものであるかが証明された。
緩熱処理を行わなかった以外は、実施例4と同じ処理に
よりディップコードを得た。該コードの耐疲労性は著し
く低いものであシ、本発明のディップコードが如何に優
れたものであるかが証明された。
第3表
〔発明の効果〕
本発明によるタイヤ補強用ディップコードの製造法は前
述のように構成されているので、この製造法を用いるこ
とによシ、PPTA系繊維からなる強伸度特性の改善さ
れた、耐疲労性に優れたタイヤ補強用ディップコードが
得られ、タイヤの軽量化、耐久性、耐衝撃性なども向上
せしめることが出来る。
述のように構成されているので、この製造法を用いるこ
とによシ、PPTA系繊維からなる強伸度特性の改善さ
れた、耐疲労性に優れたタイヤ補強用ディップコードが
得られ、タイヤの軽量化、耐久性、耐衝撃性なども向上
せしめることが出来る。
第1図は、本発明法の実施に好適に用いられるディップ
コード処理装置である。 第1図中、1は撚シを施したコードの送シ出し装置、2
,3は接着剤の浸漬装置、τ、3′は深絞装置兼張力制
御装置、4,5は張力制御装置、8はディップコードの
捲取シ装置を示す。9及び9′は第1段、10は第2段
の接着剤を硬化させる為の加熱ゾーンである。 第1コ
コード処理装置である。 第1図中、1は撚シを施したコードの送シ出し装置、2
,3は接着剤の浸漬装置、τ、3′は深絞装置兼張力制
御装置、4,5は張力制御装置、8はディップコードの
捲取シ装置を示す。9及び9′は第1段、10は第2段
の接着剤を硬化させる為の加熱ゾーンである。 第1コ
Claims (2)
- (1)ポリ−パラフェニレンテレフタルアミド系ポリマ
ーからなる繊維で構成されたタイヤ補強用コードを接着
剤処理するに当り、接着剤処理に先立つて、予め250
℃以上で1分以上の弛緩熱処理を行い、かつ、第1段の
接着剤付与を0.8g/d以上1.5g/d以下(但し
デニールは接着剤付与前のコードを基準とする。)の張
力下に、ついで第2段の接着剤付与を、0.3g/d以
上0.8g/d以下の張力下に行うことを特徴とするタ
イヤ補強用ディップコードの製造法。 - (2)ポリマーが、ポリ−パラフェニレンテレフタルア
ミド又はポリマーを構成する繰返し単位の90モル%以
上がパラフェニレンテレフタルアミド単位のポリマーで
ある特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050543A JPS62215072A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | タイヤ補強用デイツプコ−ドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050543A JPS62215072A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | タイヤ補強用デイツプコ−ドの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62215072A true JPS62215072A (ja) | 1987-09-21 |
Family
ID=12861927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61050543A Pending JPS62215072A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | タイヤ補強用デイツプコ−ドの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62215072A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103842567A (zh) * | 2011-09-30 | 2014-06-04 | 可隆工业株式会社 | 芳纶纤维帘线及其制造方法 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP61050543A patent/JPS62215072A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103842567A (zh) * | 2011-09-30 | 2014-06-04 | 可隆工业株式会社 | 芳纶纤维帘线及其制造方法 |
JP2014530302A (ja) * | 2011-09-30 | 2014-11-17 | コーロン インダストリーズインク | アラミド繊維コード及びその製造方法 |
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