JPS6221024Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221024Y2 JPS6221024Y2 JP13067579U JP13067579U JPS6221024Y2 JP S6221024 Y2 JPS6221024 Y2 JP S6221024Y2 JP 13067579 U JP13067579 U JP 13067579U JP 13067579 U JP13067579 U JP 13067579U JP S6221024 Y2 JPS6221024 Y2 JP S6221024Y2
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- JP
- Japan
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- metal foil
- kraft paper
- mixed
- linter pulp
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、片面金属箔張紙基材合成樹脂層板の
改良に関する。
改良に関する。
印刷回路用金属箔張積層板は、その回路板製造
工程に於ける繰返し加湿及び加熱処理によつて基
板に反りまたはねじれを発生し、基板製造作業ま
たは部品組立作業の際しばしば支障をきたす。特
に、基板の大型化、回路の高密度化、加工工程の
自動化、加熱工程のサイクルアツプに伴い基板の
反り、ねじれ防止に対する要求がますます厳しく
なつている。
工程に於ける繰返し加湿及び加熱処理によつて基
板に反りまたはねじれを発生し、基板製造作業ま
たは部品組立作業の際しばしば支障をきたす。特
に、基板の大型化、回路の高密度化、加工工程の
自動化、加熱工程のサイクルアツプに伴い基板の
反り、ねじれ防止に対する要求がますます厳しく
なつている。
従来、片面金属箔張積層板は、一方の面は金属
箔、他方の面は合成樹脂含浸積層基材からなる非
対称構成のため、成形時及び印刷回路製造工程時
には金属箔と合成樹脂含浸基材との膨張、収縮差
により複雑な反り、ねじれを生じる。即ち、加湿
時及び加熱時には、積層基材が膨張し金属箔面側
が凹状の反りとなり、また逆に脱湿時及び加熱後
は、積層板基材が収縮し金属箔面側が凸状の反り
となる。
箔、他方の面は合成樹脂含浸積層基材からなる非
対称構成のため、成形時及び印刷回路製造工程時
には金属箔と合成樹脂含浸基材との膨張、収縮差
により複雑な反り、ねじれを生じる。即ち、加湿
時及び加熱時には、積層基材が膨張し金属箔面側
が凹状の反りとなり、また逆に脱湿時及び加熱後
は、積層板基材が収縮し金属箔面側が凸状の反り
となる。
従来の片面金属箔張紙基材積層板は、前述の如
き厳しい反り、ねじれ防止の要求に対応し難い欠
点があり、本考案は前記の欠点を解消し加湿加熱
処理の厳しい条件下での印刷回路基板製造工程に
於ても反り、ねじれが少ない片面金属箔張紙基材
合成樹脂積層板を提供することを目的とする。
き厳しい反り、ねじれ防止の要求に対応し難い欠
点があり、本考案は前記の欠点を解消し加湿加熱
処理の厳しい条件下での印刷回路基板製造工程に
於ても反り、ねじれが少ない片面金属箔張紙基材
合成樹脂積層板を提供することを目的とする。
本考案を図面により説明すると、第１図におい
て１は合成樹脂を含浸した主層のクラフト紙層、
２は金属箔、３は前記合成樹脂と同種もしくは接
着可能な樹脂を含浸したコツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙層で、該コツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙層３を前記クラフト紙層１と金属
箔２との間に介在させる。クラフト紙は木材パル
プを原料とし、表面が平滑で扁平な繊維構造を有
する高密度の紙であるのに対し、コツトンリンタ
ーパルプ混抄クラフト紙は、表面に多数の毛羽を
密生した複雑な管状構造を有する低密度繊維構造
のコツトンリンターパルプをクラフトパルプに混
抄した紙である。従つて、コツトンリンターパル
プ混抄クラフト紙は、クラフト紙に比べて伸縮性
が大きく、樹脂の含浸性も優れている。一方、ク
ラフト紙は、コツトンリンターパルプ混抄クラフ
ト紙に比べて積層成形時の収縮は少なく、かつ、
クラフト紙を主基材とすることにより成形後の吸
湿や加熱による膨張収縮が少ない積層板が得られ
る。
て１は合成樹脂を含浸した主層のクラフト紙層、
２は金属箔、３は前記合成樹脂と同種もしくは接
着可能な樹脂を含浸したコツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙層で、該コツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙層３を前記クラフト紙層１と金属
箔２との間に介在させる。クラフト紙は木材パル
プを原料とし、表面が平滑で扁平な繊維構造を有
する高密度の紙であるのに対し、コツトンリンタ
ーパルプ混抄クラフト紙は、表面に多数の毛羽を
密生した複雑な管状構造を有する低密度繊維構造
のコツトンリンターパルプをクラフトパルプに混
抄した紙である。従つて、コツトンリンターパル
プ混抄クラフト紙は、クラフト紙に比べて伸縮性
が大きく、樹脂の含浸性も優れている。一方、ク
ラフト紙は、コツトンリンターパルプ混抄クラフ
ト紙に比べて積層成形時の収縮は少なく、かつ、
クラフト紙を主基材とすることにより成形後の吸
湿や加熱による膨張収縮が少ない積層板が得られ
る。
本考案は、クラフト紙層１と非伸縮性の金属箔
２との間に前記クラフト紙層１よりも寸法伸縮が
大なるコツトンリンターパルプ混抄クラフト紙層
３を介在させ、金属箔側表面の伸縮度を補正して
積層基材側表面の伸縮度に近づけ得るので、反
り、ねじれを防止する機能を有する。
２との間に前記クラフト紙層１よりも寸法伸縮が
大なるコツトンリンターパルプ混抄クラフト紙層
３を介在させ、金属箔側表面の伸縮度を補正して
積層基材側表面の伸縮度に近づけ得るので、反
り、ねじれを防止する機能を有する。
コツトンリンターパルプ混抄クラフト紙層３の
コツトンリンターパルプ混抄率および厚さ、使用
枚数等は、金属箔厚さ、積層板厚さ、印刷回路板
としたときの金属箔部の残存率により適宜決定す
る。また、本考案は、コツトンリンターパルプ混
抄クラフト紙層３を金属箔２に接して配置してい
るので、耐湿性及び電気性能が向上すると同時
に、金属箔引きはがし時の基材はがれを防止する
効果を有する。これは、コツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙がクラフト紙に比べて樹脂の含侵
性が良好なためである。
コツトンリンターパルプ混抄率および厚さ、使用
枚数等は、金属箔厚さ、積層板厚さ、印刷回路板
としたときの金属箔部の残存率により適宜決定す
る。また、本考案は、コツトンリンターパルプ混
抄クラフト紙層３を金属箔２に接して配置してい
るので、耐湿性及び電気性能が向上すると同時
に、金属箔引きはがし時の基材はがれを防止する
効果を有する。これは、コツトンリンターパルプ
混抄クラフト紙がクラフト紙に比べて樹脂の含侵
性が良好なためである。
次に本考案の実施例を説明する。
レゾール型桐油変性フエノール樹脂ワニスを
0.25m／ｍ厚のクラフト紙に含浸し120℃にて乾
燥して、樹脂含量46％、揮発分６％の塗工紙を得
た。別に、同一の樹脂ワニスをコツトンリンター
パルプを30％混抄した0.25m／ｍ厚さクラフト紙
に含浸し同様に乾燥して樹脂含量48％、揮発分５
％の塗工紙を得た。クラフト塗工紙７プライ、コ
ツトンリンターパルプ混抄クラフト紙塗工紙１プ
ライ、接着剤を塗布した35μ厚の銅箔をこの順に
積み重ね構成し、温度170℃、圧力100Kg／cm2にて
60分間加熱加圧して1.6m／ｍ厚さの片面銅張積
層板（以下本考案品という）を得た。
0.25m／ｍ厚のクラフト紙に含浸し120℃にて乾
燥して、樹脂含量46％、揮発分６％の塗工紙を得
た。別に、同一の樹脂ワニスをコツトンリンター
パルプを30％混抄した0.25m／ｍ厚さクラフト紙
に含浸し同様に乾燥して樹脂含量48％、揮発分５
％の塗工紙を得た。クラフト塗工紙７プライ、コ
ツトンリンターパルプ混抄クラフト紙塗工紙１プ
ライ、接着剤を塗布した35μ厚の銅箔をこの順に
積み重ね構成し、温度170℃、圧力100Kg／cm2にて
60分間加熱加圧して1.6m／ｍ厚さの片面銅張積
層板（以下本考案品という）を得た。
比較のため、前記実施例におけるクラフト塗工
紙のみ８プライと接着剤つき35μ厚の銅箔を積み
重ね構成、これを前記と同一条件にて成形して
1.58m／ｍ厚さの片面銅張積層板（以下比較品と
いう）を得た。
紙のみ８プライと接着剤つき35μ厚の銅箔を積み
重ね構成、これを前記と同一条件にて成形して
1.58m／ｍ厚さの片面銅張積層板（以下比較品と
いう）を得た。
第２図は本考案品と比較器の印刷回路基板製造
工程における反り量の変化を示したものである。
曲線ａが本考案品曲線ｂが比較品の反り量の変化
を示す。尚、試験片は190×285m／ｍの大きさで
あり、エツチング工程後の銅箔残存率は40％であ
る。また、反り量が正のときは銅箔面側が凸状に
反つた場合を示し、負のときは銅箔面側が凹状に
反つた場合を示す。
工程における反り量の変化を示したものである。
曲線ａが本考案品曲線ｂが比較品の反り量の変化
を示す。尚、試験片は190×285m／ｍの大きさで
あり、エツチング工程後の銅箔残存率は40％であ
る。また、反り量が正のときは銅箔面側が凸状に
反つた場合を示し、負のときは銅箔面側が凹状に
反つた場合を示す。
第２図から明らかなように本考案品は印刷回路
基板製造の各工程を経た後も反りが小さい。
基板製造の各工程を経た後も反りが小さい。
上述のように本考案は片面金属箔張積層板にお
いて主層のクラフト紙層と金属箔との間にコツト
ンリンターパルプ混抄クラフト紙層を介在せしめ
ているので、積層成形時、印刷回路製造工程にお
ける加湿、加熱処理による反りを防止でき、回路
基板の大型化、回路の高密度化等に十分対応でき
る実用的価値極めて大なるものである。
いて主層のクラフト紙層と金属箔との間にコツト
ンリンターパルプ混抄クラフト紙層を介在せしめ
ているので、積層成形時、印刷回路製造工程にお
ける加湿、加熱処理による反りを防止でき、回路
基板の大型化、回路の高密度化等に十分対応でき
る実用的価値極めて大なるものである。
第１図は本考案金属箔張積層板の断面説明図、
第２図は本考案品と比較品の印刷回路基板製造工
程における反り量の変化を示す曲線図である。 １はクラフト紙層、２は金属箔、３はコツトン
リンターパルプ混抄クラフト紙層。
第２図は本考案品と比較品の印刷回路基板製造工
程における反り量の変化を示す曲線図である。 １はクラフト紙層、２は金属箔、３はコツトン
リンターパルプ混抄クラフト紙層。
Claims (1)
- 合成樹脂を含浸したクラフト紙層の片側表面に
金属箔を構成してなる片面金属箔張り積層板にお
いて、前記主層のクラフト紙層と金属箔との間に
前記合成樹脂と同種もしくは接着性を有する他の
樹脂を含浸したコツトンリンターパルプ混抄クラ
フト紙層を介在させたことを特徴とした金属箔張
積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13067579U JPS6221024Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13067579U JPS6221024Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5649177U JPS5649177U (ja) | 1981-05-01 |
| JPS6221024Y2 true JPS6221024Y2 (ja) | 1987-05-28 |
Family
ID=29362370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13067579U Expired JPS6221024Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6221024Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP13067579U patent/JPS6221024Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5649177U (ja) | 1981-05-01 |
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