JPS62207642A - 成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 - Google Patents
成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板Info
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- JPS62207642A JPS62207642A JP61051634A JP5163486A JPS62207642A JP S62207642 A JPS62207642 A JP S62207642A JP 61051634 A JP61051634 A JP 61051634A JP 5163486 A JP5163486 A JP 5163486A JP S62207642 A JPS62207642 A JP S62207642A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
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- B32B15/00—Layered products comprising a layer of metal
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- B32B15/016—Layered products comprising a layer of metal all layers being exclusively metallic all layers being formed of aluminium or aluminium alloys
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れ
たアルミニウム合金合せ板に関し、さらに詳しくは、陸
運車輌、電気機械用部品および建材等の材料として適し
ている成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れた
アルミニウム合金合せ板に関する。
たアルミニウム合金合せ板に関し、さらに詳しくは、陸
運車輌、電気機械用部品および建材等の材料として適し
ている成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れた
アルミニウム合金合せ板に関する。
[従来技術1
従来より、成形加工性および焼付硬化性用アルミニウム
合金としてMg%Si%Cuを含有するAl−Mg−8
i−Cu基合金(AAの6009.6010およびX6
111等)がT4調質により実用化されている。これら
のアルミニウム合金は強度の高−い割には張出し加工性
は優れているが、180゜曲げ加工性については内側曲
げ半径は良くてもせぃぜい0.5〜0.75tである。
合金としてMg%Si%Cuを含有するAl−Mg−8
i−Cu基合金(AAの6009.6010およびX6
111等)がT4調質により実用化されている。これら
のアルミニウム合金は強度の高−い割には張出し加工性
は優れているが、180゜曲げ加工性については内側曲
げ半径は良くてもせぃぜい0.5〜0.75tである。
最近ではアルミニウム合金はその軽量性から自動車の各
部品や電気機器等に用いられており、特に、自動車の7
−ドな初めとするパネル類では剛性を高めるために、ア
ウターとインナーを組みつけており、この時、インナー
を内側として、アウターを外側から180°曲げのヘム
加工を行なっている。この時アウター材の曲げ加工性が
劣ると180°曲げ加工を行なう場合にクラックが発生
するため実用とはならず、これを防ぐため曲げ加工性の
劣る材料に対しては曲げ半径を大きくしたり、ローブト
ヘム加工等の設計面で工夫されてはいるものの、鋼板で
採用されている180°密着曲げ加工の可能な高強度材
が求められている。
部品や電気機器等に用いられており、特に、自動車の7
−ドな初めとするパネル類では剛性を高めるために、ア
ウターとインナーを組みつけており、この時、インナー
を内側として、アウターを外側から180°曲げのヘム
加工を行なっている。この時アウター材の曲げ加工性が
劣ると180°曲げ加工を行なう場合にクラックが発生
するため実用とはならず、これを防ぐため曲げ加工性の
劣る材料に対しては曲げ半径を大きくしたり、ローブト
ヘム加工等の設計面で工夫されてはいるものの、鋼板で
採用されている180°密着曲げ加工の可能な高強度材
が求められている。
また、自動車、バス等をはじめとする陸運車輌、VTR
をはじめとする電気機械製品は、成形加工後デザイン性
や耐蝕性向上のためにアルミニウム合金板の表面に塗料
を塗布し、さらに、塗料の性能向上のために、例えば、
200℃× 30分の加熱(焼付けという)を行なって
いる。
をはじめとする電気機械製品は、成形加工後デザイン性
や耐蝕性向上のためにアルミニウム合金板の表面に塗料
を塗布し、さらに、塗料の性能向上のために、例えば、
200℃× 30分の加熱(焼付けという)を行なって
いる。
このような処理を行なっても、使用中に塗装が何等かの
理由により破損した場合、素材と塗装の境界に通常の腐
蝕現象と異なった腐蝕形態である糸状の腐蝕、即ち、系
鋼が発生する。この系鋼発生の対策として塗料および塗
装法の改良を進めているが、未だ充分な解決策はなかっ
た。
理由により破損した場合、素材と塗装の境界に通常の腐
蝕現象と異なった腐蝕形態である糸状の腐蝕、即ち、系
鋼が発生する。この系鋼発生の対策として塗料および塗
装法の改良を進めているが、未だ充分な解決策はなかっ
た。
そして、Al−Mg−8i−Cu基合金は張出し加工性
お上(7200℃の温度における30分加熱による焼付
硬化性は優れているけれども、180゜曲げ加工性およ
び耐糸錆性は充分とはいえない。
お上(7200℃の温度における30分加熱による焼付
硬化性は優れているけれども、180゜曲げ加工性およ
び耐糸錆性は充分とはいえない。
従って、張出し加工性、180°曲げ加工性および耐糸
錆性に優れ;かつ、焼付硬化性に優れたアルミニウム合
金板が強く要望されていた。
錆性に優れ;かつ、焼付硬化性に優れたアルミニウム合
金板が強く要望されていた。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記に説明したような従来における7ノシミニ
ウム合金板の現状に鑑み、本発明者が鋭意研究を重ねた
結果、Al Mg Si Cu基合金の焼付硬化
性を損なわf、張出し加工性、180゜山げ加工性およ
び耐糸錆性を向上させるために、このAl−Mg−8i
−Cu基合金単独ではなく、これに、Al−Mg基合金
をクラッドすることにより、上記各性能を向上できるこ
とを見出し、成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性に
優れたアルミニウム合金合せ板を開発したのである。
ウム合金板の現状に鑑み、本発明者が鋭意研究を重ねた
結果、Al Mg Si Cu基合金の焼付硬化
性を損なわf、張出し加工性、180゜山げ加工性およ
び耐糸錆性を向上させるために、このAl−Mg−8i
−Cu基合金単独ではなく、これに、Al−Mg基合金
をクラッドすることにより、上記各性能を向上できるこ
とを見出し、成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性に
優れたアルミニウム合金合せ板を開発したのである。
[問題点を解決するための手段1
本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性に
優れたアルミニウム合金合せ板は、(1) Mg 0
.4〜1,5wt%、S i 0.3−2,3wt%、
Cu 0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1−3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第1の発明とし、 (2)Mg0.4〜1,5wt%、Si0.3〜2.3
1#t%、Cu 0.2〜1.5wt% 、 を含有し、さらに、 Mn 0.8wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
r 0.4wt%以下、Ti 0.3wt%以下、Zr
0.3wt%以下、Be 0.2wt%以下、V 0
.3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選
んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1〜3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第2の発明とし、 (3) Mg 0.4〜1.5wt%、S i 0.
3〜2,3wt%、Cu 0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
u 0.5wt%以下、Ni 0.5wt%以下、Cr
0.5wt%以下、Zr 005u+t%以下、V
0.5wt%以下、Sin、5wt%以下、Ti 0.
3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選ん
だ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第3の発明とし、 (4) Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2
.3wt%、Cu O:2−1,5u+t% を含有し、さらに、 Mn 0.8wt%以下、Fe0,5wt%以下、Cr
0.4wt%以下、Ti 0.3〜2.3wt%以下
、Zr 003wt%以下、Be 0.2wt%以下・
■0.3Illt%以下、B 0.06wt%以下のう
ちがら選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
u 0.5wt%以下、Ni005wt%以下、Cr
0.5wt%以下、Zr 0.5wt%以下、V 0.
5wt%以下、Si0,5wt%以下、Ti 003w
t%以下、B 0.06wt%以下のうちから選んだ1
種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、がっ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯Hの
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第4の発明とし、 (5) Mg 0.4〜1.51wt%、S i 0
.3−2,3wt%、Cu 0.2〜2.3wt%、B
e 0.2wt%以下を含有し、残部Alおよび単独で
0.2wt%以下の不純物からなるアルミニウム合金を
芯材とし、Mg 0.1−3.5wt%、Be 0.2
wt%以下を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt
%以下の不純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、
かつ、皮材の厚さは片面について全板厚の2〜20%と
し、芯材の片面または両面に被覆することを特徴とする
成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミ
ニウム合金合せ板を第5の発明とし、 (6) Mg 0.4〜1,5wt%、 Si
0.3−2,3〜2.3wt%、Cu 0.2−1,
5wt%、Be 0.2wt%以下を含有し、残部Al
および単独で0.2wt%以下の不純物からなるアルミ
ニウム合金を芯材とし、Mg 0.1−P3.5wt%
、Be’0.2wt%以下を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5u+L%以下、
Cu 0.5wt%以下、Ni 0.5u+L%以下、
Cr 0.5wt%以下、Zr 0.5wt%以下・V
0.5wt%以下、Si0.5wt%以下、Ti 0
.3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選
んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、がっ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆したことを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第6の発明とする6つの発明よりなるものであ
る。
優れたアルミニウム合金合せ板は、(1) Mg 0
.4〜1,5wt%、S i 0.3−2,3wt%、
Cu 0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1−3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第1の発明とし、 (2)Mg0.4〜1,5wt%、Si0.3〜2.3
1#t%、Cu 0.2〜1.5wt% 、 を含有し、さらに、 Mn 0.8wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
r 0.4wt%以下、Ti 0.3wt%以下、Zr
0.3wt%以下、Be 0.2wt%以下、V 0
.3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選
んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1〜3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第2の発明とし、 (3) Mg 0.4〜1.5wt%、S i 0.
3〜2,3wt%、Cu 0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
u 0.5wt%以下、Ni 0.5wt%以下、Cr
0.5wt%以下、Zr 005u+t%以下、V
0.5wt%以下、Sin、5wt%以下、Ti 0.
3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選ん
だ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第3の発明とし、 (4) Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2
.3wt%、Cu O:2−1,5u+t% を含有し、さらに、 Mn 0.8wt%以下、Fe0,5wt%以下、Cr
0.4wt%以下、Ti 0.3〜2.3wt%以下
、Zr 003wt%以下、Be 0.2wt%以下・
■0.3Illt%以下、B 0.06wt%以下のう
ちがら選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg 0.
1〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5wt%以下、C
u 0.5wt%以下、Ni005wt%以下、Cr
0.5wt%以下、Zr 0.5wt%以下、V 0.
5wt%以下、Si0,5wt%以下、Ti 003w
t%以下、B 0.06wt%以下のうちから選んだ1
種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、がっ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯Hの
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第4の発明とし、 (5) Mg 0.4〜1.51wt%、S i 0
.3−2,3wt%、Cu 0.2〜2.3wt%、B
e 0.2wt%以下を含有し、残部Alおよび単独で
0.2wt%以下の不純物からなるアルミニウム合金を
芯材とし、Mg 0.1−3.5wt%、Be 0.2
wt%以下を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt
%以下の不純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、
かつ、皮材の厚さは片面について全板厚の2〜20%と
し、芯材の片面または両面に被覆することを特徴とする
成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミ
ニウム合金合せ板を第5の発明とし、 (6) Mg 0.4〜1,5wt%、 Si
0.3−2,3〜2.3wt%、Cu 0.2−1,
5wt%、Be 0.2wt%以下を含有し、残部Al
および単独で0.2wt%以下の不純物からなるアルミ
ニウム合金を芯材とし、Mg 0.1−P3.5wt%
、Be’0.2wt%以下を含有し、さらに、 Mn 1,5wt%以下、Fe 0.5u+L%以下、
Cu 0.5wt%以下、Ni 0.5u+L%以下、
Cr 0.5wt%以下、Zr 0.5wt%以下・V
0.5wt%以下、Si0.5wt%以下、Ti 0
.3wt%以下、B 0.06wt%以下のうちから選
んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0,2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、がっ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆したことを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板を第6の発明とする6つの発明よりなるものであ
る。
本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性に
優れたアルミニウム合金合せ板について、以下詳細に説
明する。
優れたアルミニウム合金合せ板について、以下詳細に説
明する。
先ず、本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐糸
錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の芯材および皮材
の含有成分および成分割合について説明する。
錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の芯材および皮材
の含有成分および成分割合について説明する。
(1)芯材について。
MgはSiと結合して母材の強度および焼付後の強度を
向上させるが、母材の成形性および耐糸錆性を低下させ
る元素であり、含有量が0.4wt%未満では母材お上
り焼付後の強度が低く、また、1.5wt%を越えて含
有されると焼付後の強度は高くなるが母材の成形性を低
くする。よって、母材の強度、成形加工性および焼付後
の強度を向上させるために、Mg含有量は0.4〜1.
5wt%とする。
向上させるが、母材の成形性および耐糸錆性を低下させ
る元素であり、含有量が0.4wt%未満では母材お上
り焼付後の強度が低く、また、1.5wt%を越えて含
有されると焼付後の強度は高くなるが母材の成形性を低
くする。よって、母材の強度、成形加工性および焼付後
の強度を向上させるために、Mg含有量は0.4〜1.
5wt%とする。
SiはMgと結合して母材の強度および焼付後の強度を
向上させるが、母材の成形性および耐糸錆性を低下させ
る元素であ、す、含有量が0,3〜2.3wt%未満で
は母材の成形加工性は高いが、強度および焼付後の強度
が低く、また、2.3〜2.3wt%を越えて含有され
ると母材の強度および焼付後の強度は高(なるが、成形
性および耐糸錆性が低下する。よって、母材の強度、成
形加工性および焼付後の強度を向上させるために、Si
含有量は0.3〜2,3wt%とする。
向上させるが、母材の成形性および耐糸錆性を低下させ
る元素であ、す、含有量が0,3〜2.3wt%未満で
は母材の成形加工性は高いが、強度および焼付後の強度
が低く、また、2.3〜2.3wt%を越えて含有され
ると母材の強度および焼付後の強度は高(なるが、成形
性および耐糸錆性が低下する。よって、母材の強度、成
形加工性および焼付後の強度を向上させるために、Si
含有量は0.3〜2,3wt%とする。
Cuはその含有量に比例して母材強度および焼付後の強
度を向上させるが、母材の成形加工性を低下させ、かつ
、耐糸錆性を低下させる元素であり、含有量が0.2w
t%未満では母材の成形性は良好であるが、強度が低く
、焼付後の強度向上が小さく、また、1.5wt%を越
えて含有されると母材の強度および焼付後の強度は高く
なるが、母材の成形加工性および耐糸錆性が低下する。
度を向上させるが、母材の成形加工性を低下させ、かつ
、耐糸錆性を低下させる元素であり、含有量が0.2w
t%未満では母材の成形性は良好であるが、強度が低く
、焼付後の強度向上が小さく、また、1.5wt%を越
えて含有されると母材の強度および焼付後の強度は高く
なるが、母材の成形加工性および耐糸錆性が低下する。
よって、母材の強度、成形加工性、焼付後の強度向上お
よび材料特性の調整のため、Cu含有量は0.2〜1.
5wt%とする。
よび材料特性の調整のため、Cu含有量は0.2〜1.
5wt%とする。
Mn%Fe、 Cr%Zr、Vは圧延性および母材強度
を向上させる元素であり、含有量がMn 0.8wt%
、Fe 0.5wt%、Cr 0.4wt%、Zr 0
.3〜2.3wt%、V 0.3wt%を越えて含有さ
れるとこのような効果は飽和し、かつ、成形加工性の低
下が大きくなる。
を向上させる元素であり、含有量がMn 0.8wt%
、Fe 0.5wt%、Cr 0.4wt%、Zr 0
.3〜2.3wt%、V 0.3wt%を越えて含有さ
れるとこのような効果は飽和し、かつ、成形加工性の低
下が大きくなる。
よって、材料特性調整のために、Mn含有量は0.8w
t%以下、Fe含有量は0,5wt%以下、Cr含有量
は0,4wt%以下、Zr含有量は0,3wt%以下、
■含有量は0.3u+L%以下とする。
t%以下、Fe含有量は0,5wt%以下、Cr含有量
は0,4wt%以下、Zr含有量は0,3wt%以下、
■含有量は0.3u+L%以下とする。
Tiは一般的な鋳塊の結晶粒微細化効果があり、含有量
が0.3wt%を越えて含有されると効果は飽和する。
が0.3wt%を越えて含有されると効果は飽和する。
よって、Ti含有量は0,3wt%以下とする。
Bは一般的にTiとの相剰効果により、ll1JliL
の結晶粒を微細化する効果があり、含有量が0.06W
【%を越えて含有されると効果は飽和する。よって、B
含有量は0,06wt%以下とする。
の結晶粒を微細化する効果があり、含有量が0.06W
【%を越えて含有されると効果は飽和する。よって、B
含有量は0,06wt%以下とする。
なお、Ti、BはAl−Ti、AlBおよびAlTi−
Bの申開合金により含有させることができる。
Bの申開合金により含有させることができる。
Beは合せ板圧延の際に芯材と皮材との接着を向上させ
、かつ、成形加工性を向上させる効果を付与する元素で
あり、含有量が0.2wt%を越えて含有されるとこの
効果は飽和してしまう。よって、Be含有量は0.2社
%とする。
、かつ、成形加工性を向上させる効果を付与する元素で
あり、含有量が0.2wt%を越えて含有されるとこの
効果は飽和してしまう。よって、Be含有量は0.2社
%とする。
また、不純物としては、母材の材料特性を害さない程度
で単独で0.2wt%以下の含有は許容される。
で単独で0.2wt%以下の含有は許容される。
(2)皮材について。
皮材は180°曲げ性、張出し性および耐糸錆性を向上
させるものであり、芯材よりも180゜曲げ性、張出し
性および耐糸錆性が良好なことが要求され、そして、こ
の皮材にはAl−Mg基合金を使用するがよい。
させるものであり、芯材よりも180゜曲げ性、張出し
性および耐糸錆性が良好なことが要求され、そして、こ
の皮材にはAl−Mg基合金を使用するがよい。
即ち、Mg 0.1〜3.5wt%を含有するアルミニ
ウム合金であり、このAl−Mg基合金を上記に説明し
た含有成分および成分割合のアルミニウム合金の芯材に
被覆した合せ板とすることで、180゜曲げ性、張出し
性および耐糸錆性が優れたものとすることができる。
ウム合金であり、このAl−Mg基合金を上記に説明し
た含有成分および成分割合のアルミニウム合金の芯材に
被覆した合せ板とすることで、180゜曲げ性、張出し
性および耐糸錆性が優れたものとすることができる。
Mn%Fe、 Cu、 Ni、 Cr、Zr%V%Si
は含有量に比例して180°曲げ性、張出し性および耐
糸錆性を低下させる元素であり、Mn 1.5wt%、
Fe 0.5wt%、Cu 0.5wt%、Ni0,5
wt%、Cr0.5wt%、Zr 0.5wt%、V
0.5wt%、Si0.5wt%を越えて含有されると
180°曲げ性、張出し性および耐糸錆性の低下が大き
くなる。従って、180°曲げ性、張出し性および耐糸
錆性を調整するために、Mn含有量は1.5wt%以下
、Fe含有量は0.5IIIL%以下、Cu含有量は0
.5wt%以下、Ni含有量は0,5wt%以下、Cr
含有量は0,5wt%以下、Zr含有量は0.5wt%
以下、■含有量は0.5wt%以下、Si含有量は0,
5wt%以下とする。
は含有量に比例して180°曲げ性、張出し性および耐
糸錆性を低下させる元素であり、Mn 1.5wt%、
Fe 0.5wt%、Cu 0.5wt%、Ni0,5
wt%、Cr0.5wt%、Zr 0.5wt%、V
0.5wt%、Si0.5wt%を越えて含有されると
180°曲げ性、張出し性および耐糸錆性の低下が大き
くなる。従って、180°曲げ性、張出し性および耐糸
錆性を調整するために、Mn含有量は1.5wt%以下
、Fe含有量は0.5IIIL%以下、Cu含有量は0
.5wt%以下、Ni含有量は0,5wt%以下、Cr
含有量は0,5wt%以下、Zr含有量は0.5wt%
以下、■含有量は0.5wt%以下、Si含有量は0,
5wt%以下とする。
Tiは一般的な鋳塊の結晶粒を微細化する効果があり、
含有量が0,3wt%を越えて含有されると効果は飽和
してしまう、よって、Ti含有量は0.3社%以下とす
る。
含有量が0,3wt%を越えて含有されると効果は飽和
してしまう、よって、Ti含有量は0.3社%以下とす
る。
Bは一般的にTiとの相剰効果によりI塊の結晶粒を微
細化する効果があり、含有量が0.06wt%を越えて
含有されると効果は飽和してしまう。
細化する効果があり、含有量が0.06wt%を越えて
含有されると効果は飽和してしまう。
よって、B含有量は0.06wt%以下とする。
なお、Ti、BはAl−Ti、AlBおよびAl−Ti
Bの中間合金により含有させることができる。
Bの中間合金により含有させることができる。
Beは芯材と同じ目的で含有させる元素であり、含有量
が0,2wt%を越えて含有されると成形加工性を低下
させる。よって、Be含有量は0.2wt%とする。
が0,2wt%を越えて含有されると成形加工性を低下
させる。よって、Be含有量は0.2wt%とする。
なお、不純物は単独で0.2u+L%以下であれば皮材
の材料特性を損なわないので、この程度までは許容でき
る。
の材料特性を損なわないので、この程度までは許容でき
る。
(3)皮材の厚さについて。
皮材の厚さは耐糸錆性および成形加工性を向上させるた
めに大切な要件であり、その目的に応じて皮材は芯材の
片面或いは両面に設けるものであり、皮材の厚さは片面
につい°て全板厚の2%未満では製造中に皮材が破損し
、系鋼が発生する危険があり、また、全板厚の20%を
越える厚さでは耐糸錆性および成形加工性は良好である
が、強度の低下が大きくなる。よって、皮材の厚さは耐
糸錆性、成形加工性および強度との兼合いにより、片面
について全板厚の2〜20%とし、芯材の片面または両
面に被覆する。
めに大切な要件であり、その目的に応じて皮材は芯材の
片面或いは両面に設けるものであり、皮材の厚さは片面
につい°て全板厚の2%未満では製造中に皮材が破損し
、系鋼が発生する危険があり、また、全板厚の20%を
越える厚さでは耐糸錆性および成形加工性は良好である
が、強度の低下が大きくなる。よって、皮材の厚さは耐
糸錆性、成形加工性および強度との兼合いにより、片面
について全板厚の2〜20%とし、芯材の片面または両
面に被覆する。
[実施例1
次に、本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐糸
錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の実施例を説明す
る。
錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の実施例を説明す
る。
実施例1
第1表に本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐
糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の芯材および皮
材の含有成分、成分割合を示す。
糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板の芯材および皮
材の含有成分、成分割合を示す。
この第1表に示すアルミニウム合金を、溶解→鋳造→面
削→加熱または均質化処理→熱間圧!(複合板または芯
材のみの圧延)→冷間圧延→最終熱処理(調質処理)を
行ない、全板厚1.0+n(皮材の厚さは片面に5%で
両面に設ける。)の本発明に係る成形加工性、焼付硬化
性および耐糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板、比
較例の合せ板および芯材のみの板を作製した。
削→加熱または均質化処理→熱間圧!(複合板または芯
材のみの圧延)→冷間圧延→最終熱処理(調質処理)を
行ない、全板厚1.0+n(皮材の厚さは片面に5%で
両面に設ける。)の本発明に係る成形加工性、焼付硬化
性および耐糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板、比
較例の合せ板および芯材のみの板を作製した。
第2表に引張強さ、成形加工性、焼付硬化性および耐糸
錆性の試験結果を示す。
錆性の試験結果を示す。
第2表から明らかなように、本発明に係る成形加工性、
焼付硬化性および耐糸錆性に優れたアルミニウム合金合
せ板は、比較例の合せ板および芯材のみのものに比して
、耐糸錆性および成形加工性に優れており、焼付硬化性
も維持していることがわかる。
焼付硬化性および耐糸錆性に優れたアルミニウム合金合
せ板は、比較例の合せ板および芯材のみのものに比して
、耐糸錆性および成形加工性に優れており、焼付硬化性
も維持していることがわかる。
実施例2
実施例1の第1表に示した芯材C−14とC−14にB
eを0.11111%含有させた芯材およびC−16C
と皮材S−2にBeを無、0.05wt%、0.3〜2
.3wt%含有させた鋳塊を使用し、均質化処理→面前
→加熱(熱間圧延温度まで)→熱間圧延(含合せ圧延)
→冷間圧延→調質処理を行なって、全板厚1,0ml1
1(皮材の厚さ片面につき10%で両面に設ける)の合
せ板を作製した。
eを0.11111%含有させた芯材およびC−16C
と皮材S−2にBeを無、0.05wt%、0.3〜2
.3wt%含有させた鋳塊を使用し、均質化処理→面前
→加熱(熱間圧延温度まで)→熱間圧延(含合せ圧延)
→冷間圧延→調質処理を行なって、全板厚1,0ml1
1(皮材の厚さ片面につき10%で両面に設ける)の合
せ板を作製した。
第3表に熱間圧延性および材料特性を示す。
第3表から、(1)芯材および皮材にBeを含有させる
と熱間圧延時の接着率が良くなる。(2)皮材へのBe
の含有は0,3wt%になると180°曲げ性が低下す
る。(3)Si含有量が2.5wt%になると熱間圧延
時にワニロになり製品とはならない。
と熱間圧延時の接着率が良くなる。(2)皮材へのBe
の含有は0,3wt%になると180°曲げ性が低下す
る。(3)Si含有量が2.5wt%になると熱間圧延
時にワニロになり製品とはならない。
従って、生産性、成形加工性から芯材および皮材へのB
eの含有量は、0.2wt%以下とするのがよく、また
、芯材へのSiの含有は2,3〜2.3wt%を上限と
する。
eの含有量は、0.2wt%以下とするのがよく、また
、芯材へのSiの含有は2,3〜2.3wt%を上限と
する。
実施例3
実施例1の第1表に示す芯材C−4およびC−14と皮
材S−2について、溶解→鋳造→均質化処理→面削→加
熱(熱間圧延温度まで)→熱間圧延(含合せ圧延)→冷
間圧延→調質処理→室温1日放置→最終熱処理(70℃
X24時間)を行なって、全板厚1.0m−で皮材の片
面厚さ0〜25%で両面に設け、皮材の厚さと成形加工
性、焼付硬化性および耐糸錆性の関係を第4表に示す。
材S−2について、溶解→鋳造→均質化処理→面削→加
熱(熱間圧延温度まで)→熱間圧延(含合せ圧延)→冷
間圧延→調質処理→室温1日放置→最終熱処理(70℃
X24時間)を行なって、全板厚1.0m−で皮材の片
面厚さ0〜25%で両面に設け、皮材の厚さと成形加工
性、焼付硬化性および耐糸錆性の関係を第4表に示す。
第4表から、
(1)皮材の厚さが片面について全板厚の1.5%程度
では強度、焼付硬化性が低下し、かつ、成形加工性およ
び耐糸錆性の向上は小さい。
では強度、焼付硬化性が低下し、かつ、成形加工性およ
び耐糸錆性の向上は小さい。
(2)皮材の厚さが片面について全板厚の2%程度にな
ると耐糸錆性が改良される。
ると耐糸錆性が改良される。
(3)皮材の厚さが片面について全板厚の5%程度にな
ると、180°曲げ加工性が行なえ、さらに、エリクセ
ン値も改良されている。
ると、180°曲げ加工性が行なえ、さらに、エリクセ
ン値も改良されている。
(4)皮材の厚さが片面について全板厚の25%程度に
なると成形加工性、耐糸錆性は良好であるが、強度およ
び焼付後の耐力は芯材のみの場合の約70%程度に低下
している。
なると成形加工性、耐糸錆性は良好であるが、強度およ
び焼付後の耐力は芯材のみの場合の約70%程度に低下
している。
ことがわかる。
従って、本発明に係る成形加工性、焼付硬化性および耐
糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板は、皮材の厚さ
が片面について全板厚の2〜20%とすることにより、
皮材のないものまたはこの範囲を外れているものに比し
て、成形加工性および耐糸錆性に優れていることは明ら
かである。
糸錆性に優れたアルミニウム合金合せ板は、皮材の厚さ
が片面について全板厚の2〜20%とすることにより、
皮材のないものまたはこの範囲を外れているものに比し
て、成形加工性および耐糸錆性に優れていることは明ら
かである。
上記実施例において、試験片作製条件、耐糸錆性試験条
件および耐糸錆性の評価について以下に説明する。
件および耐糸錆性の評価について以下に説明する。
(1)試験片作製条件
Al板→脱脂→水洗→燐酸亜鉛処理→水洗→純水洗→乾
燥→カチオン電着(塗膜=20μ鶴、155℃X20分
加熱)→中塗(!!に膜=30μ醜、140℃×25分
加熱)→上塗(塗膜=35μm、150℃×25分加熱
)→耐糸錆性試験(2)耐糸錆性試験条件 塗膜にノツチを入れる→塩水噴1(JIS、24時間暴
露)→湿潤(温度=45℃、湿度=95%、20日間暴
露)→耐糸錆性評価 (3)耐糸錆性の評価 長さ 評価 1、Oeh■未満 ◎ 1.0〜2.0輸鋤 02
.1〜4,0曽−Δ 4.1−以上 X [発明の効果1 以上説明したように、本発明に係る成形加工性、焼付硬
化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板は
上記の構成を有しているものであるから、耐糸錆性に優
れ、成形加工性、焼付硬化性および強度も高いという効
果を有しており、陸運車輌、電気機器等への利用が進み
、工業的効果は大きいものがある。
燥→カチオン電着(塗膜=20μ鶴、155℃X20分
加熱)→中塗(!!に膜=30μ醜、140℃×25分
加熱)→上塗(塗膜=35μm、150℃×25分加熱
)→耐糸錆性試験(2)耐糸錆性試験条件 塗膜にノツチを入れる→塩水噴1(JIS、24時間暴
露)→湿潤(温度=45℃、湿度=95%、20日間暴
露)→耐糸錆性評価 (3)耐糸錆性の評価 長さ 評価 1、Oeh■未満 ◎ 1.0〜2.0輸鋤 02
.1〜4,0曽−Δ 4.1−以上 X [発明の効果1 以上説明したように、本発明に係る成形加工性、焼付硬
化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板は
上記の構成を有しているものであるから、耐糸錆性に優
れ、成形加工性、焼付硬化性および強度も高いという効
果を有しており、陸運車輌、電気機器等への利用が進み
、工業的効果は大きいものがある。
Claims (6)
- (1)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。 - (2)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.8wt%以下、Fe0.5wt%以下、Cr0
.4wt%以下、Ti0.3wt%以下、Zr0.3w
t%以下、Be0.2wt%以下、V0.3wt%以下
、B0.06wt%以下のうちから選んだ1種または2
種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。 - (3)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜1.5wt% を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn1.5wt%以下、Fe0.5wt%以下、Cu0
.5wt%以下、Ni0.5wt%以下、Cr0.5w
t%以下、Zr0.5wt%以下、V0.5wt%以下
、Si0.5wt%以下、Ti0.3wt%以下、B0
.06wt%以下のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。 - (4)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.8wt%以下、Fe0.5wt%以下、Cr0
.4wt%以下、Ti0.3wt%以下、Zr0.3w
t%以下、Be0.2wt%以下、V0.3wt%以下
、B0.06wt%以下のうちから選んだ1種または2
種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0.1
〜3.5wt% を含有し、さらに、 Mn1.5wt%以下、Fe0.5wt%以下、Cu0
.5wt%以下、Ni0.5wt%以下、Cr0.5w
t%以下、Zr0.5wt%以下、V0.5wt%以下
、Si0.5wt%以下、Ti0.3wt%以下、B0
.06wt%以下のうちかち選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆することを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。 - (5)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜2.3wt%、Be0.2wt%
以下を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下
の不純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0
.1〜3.5wt%、Be0.2wt%以下を含有し、
残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不純物からな
るアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材の厚さは片
面について全板厚の2〜20%とし、芯材の片面または
両面に被覆することを特徴とする成形加工性、焼付硬化
性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板。 - (6)Mg0.4〜1.5wt%、Si0.3〜2.3
wt%、Cu0.2〜1.5wt%、Be0.2wt%
以下を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下
の不純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、Mg0
.1〜3.5wt%、Be0.2wt%以下を含有し、
さらに、 Mn1.5wt%以下、Fe0.5wt%以下、Cu0
.5wt%以下、Ni0.5wt%以下、Cr0.5w
t%以下、Zr0.5wt%以下、V0.5wt%以下
、Si0.5wt%以下、Ti0.3wt%以下、B0
.06wt%以下のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Alおよび単独で0.2wt%以下の不
純物からなるアルミニウム合金を皮材とし、かつ、皮材
の厚さは片面について全板厚の2〜20%とし、芯材の
片面または両面に被覆したことを特徴とする成形加工性
、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61051634A JPS62207642A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61051634A JPS62207642A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62207642A true JPS62207642A (ja) | 1987-09-12 |
Family
ID=12892273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61051634A Pending JPS62207642A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 成形加工性、焼付硬化性および耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62207642A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63199841A (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-18 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 冷間鍛造用アルミニウム合金 |
JPH01219139A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Kobe Steel Ltd | 耐糸錆性に優れた焼付塗装用アルミニウム合金 |
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