JPH02118050A - 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 - Google Patents
成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法Info
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- JPH02118050A JPH02118050A JP27175888A JP27175888A JPH02118050A JP H02118050 A JPH02118050 A JP H02118050A JP 27175888 A JP27175888 A JP 27175888A JP 27175888 A JP27175888 A JP 27175888A JP H02118050 A JPH02118050 A JP H02118050A
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- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この弁明は電気制御器筐体、計測器筐体、VTRイの他
の弱電義烈のシt・−シ、あるいは自動車中体、自動中
部品など、強度と優れた成形加工・〆t、祷に侵れた曲
は性が要求8れる成形品に使用されるアルミニウム合金
圧延板iFjよびその製造方法に関りるものである。
の弱電義烈のシt・−シ、あるいは自動車中体、自動中
部品など、強度と優れた成形加工・〆t、祷に侵れた曲
は性が要求8れる成形品に使用されるアルミニウム合金
圧延板iFjよびその製造方法に関りるものである。
従来の技術
電気制御器筐体、計測器筐体、VTRその他の弱電機器
のシト−シ、あるいは自動車車体、自動中部品などには
、軽量性および電磁波シールド性などの点から、近年は
アルミニウム合金を使用することが多くなっている。こ
のような用途にJjいては、強度および成形加工性に優
れていること、さらに耐食性も良好なことが要求され、
そこで従来はこれらの用途のアルミニウム合金としては
A Z −M !−J系のJIS 5000番系の合
金が主に使用されており、そのうちでも特に5052合
金I合金2材、5182合金O材が使用されることが多
い。
のシト−シ、あるいは自動車車体、自動中部品などには
、軽量性および電磁波シールド性などの点から、近年は
アルミニウム合金を使用することが多くなっている。こ
のような用途にJjいては、強度および成形加工性に優
れていること、さらに耐食性も良好なことが要求され、
そこで従来はこれらの用途のアルミニウム合金としては
A Z −M !−J系のJIS 5000番系の合
金が主に使用されており、そのうちでも特に5052合
金I合金2材、5182合金O材が使用されることが多
い。
発明が解決しようとする課題
前述のような5052合金1132材や5182合金0
材等の従来材料では、成形加工性が比較的良好ではある
ものの、厳しい加工条件での成形加工、複雑な成形加工
に供するには未だ成形加工性が充分とは言えず、特に曲
げ性が不充分であった。
材等の従来材料では、成形加工性が比較的良好ではある
ものの、厳しい加工条件での成形加工、複雑な成形加工
に供するには未だ成形加工性が充分とは言えず、特に曲
げ性が不充分であった。
特に曲げ性は、曲げ方向による異方性が存在し、圧延方
向に平行に曲げる場合の曲げ性が劣るという問題があり
、そのため複雑な形状の成形加工には未だ不充分と占わ
ざるを得なかったのが実情である。
向に平行に曲げる場合の曲げ性が劣るという問題があり
、そのため複雑な形状の成形加工には未だ不充分と占わ
ざるを得なかったのが実情である。
この弁明は以上の事゛nを背県としてなされたもので、
前述のように電気量tIl器筐体あるい(よ自動車部品
等に使用されるアルミニウム合金圧延板として、従来合
金の圧延板と比較して成形性、特に曲げ性が優れ、曲げ
方向による異方性が著しく少ない圧延板およびその製造
方法を提供することを目的とするものである。
前述のように電気量tIl器筐体あるい(よ自動車部品
等に使用されるアルミニウム合金圧延板として、従来合
金の圧延板と比較して成形性、特に曲げ性が優れ、曲げ
方向による異方性が著しく少ない圧延板およびその製造
方法を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
本ブを明石等は前述の問題を解決するべく鋭意実験・検
討を重ねた結束、/’l’−MCI基合金にJjいてQ
u、 [e、Siをそれぞれ少量に抑制するとと心にM
r+ 、 c r 、 z rを極微小に抑制し、か
つ最終板にJjける再結晶粒の粒径とその偏平度を規制
りることによって、成形加工性、特に曲げ性が優れ、曲
げ方向による異方性の少ない圧延板を得られることを見
出し、この発明をなすに至った。
討を重ねた結束、/’l’−MCI基合金にJjいてQ
u、 [e、Siをそれぞれ少量に抑制するとと心にM
r+ 、 c r 、 z rを極微小に抑制し、か
つ最終板にJjける再結晶粒の粒径とその偏平度を規制
りることによって、成形加工性、特に曲げ性が優れ、曲
げ方向による異方性の少ない圧延板を得られることを見
出し、この発明をなすに至った。
具体的には、請求項1の発明は曲げ性に侵れた成形加工
用アルミニウム合金圧延板を提供ブるものであって、こ
の請求項1の発明のアルミニウム合金圧延板は、tvL
q2.0〜5.5%を含有し、かつCu、Fe、S i
がそれぞれ0.15 %以下IJJ制され、しかもMn
、Cr、Zrが合羽で0.05%以上に規制され、残部
がA (l Jjよびその他の不可避的不純物よりなり
、圧延方向の結晶粒径が平均1507m以下であり、か
つ几延方向に平行な断面にJハブるff:延方向の平均
結晶粒径りと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比1−/T
が1.3以五であることを特徴とするものである。
用アルミニウム合金圧延板を提供ブるものであって、こ
の請求項1の発明のアルミニウム合金圧延板は、tvL
q2.0〜5.5%を含有し、かつCu、Fe、S i
がそれぞれ0.15 %以下IJJ制され、しかもMn
、Cr、Zrが合羽で0.05%以上に規制され、残部
がA (l Jjよびその他の不可避的不純物よりなり
、圧延方向の結晶粒径が平均1507m以下であり、か
つ几延方向に平行な断面にJハブるff:延方向の平均
結晶粒径りと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比1−/T
が1.3以五であることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は曲げ性に優れた成形h11王用ア
ルミニウム合金圧延板の製造方法についてのものであり
、この請求項2の発明の製造方法は、Mg2.O〜5.
5%を含有し、かつcu、Fe。
ルミニウム合金圧延板の製造方法についてのものであり
、この請求項2の発明の製造方法は、Mg2.O〜5.
5%を含有し、かつcu、Fe。
Siがそれぞれ0.15%以下に規制され、しかもMn
、Qr、 7rが合計テ0.05 % jX 下ニ現&
J すれ、残部がA1およびその他の不可避的不純物よ
りなる合金を鋳造した後、その祷塊に450〜570℃
の範囲内の温度で均質化処理を施し、さらに熱間圧延お
よび冷間圧延を行なってから最終焼鈍を施すにあたり、
最終焼鈍直前の冷間圧延の圧下率を20%以上とし、か
つR終焼鈍を300〜450 ’Cの範囲内の温度で
0.5へ・24時間行ない、これによって圧延方向の平
均結晶粒径が150顯以下でかつ圧延方向に平行<h断
面にJjける圧延方向の平均結晶粒径しと板厚方向の平
均結晶粒径■との比L/Tが1.3以下の仮を得ること
を特徴とするものである。
、Qr、 7rが合計テ0.05 % jX 下ニ現&
J すれ、残部がA1およびその他の不可避的不純物よ
りなる合金を鋳造した後、その祷塊に450〜570℃
の範囲内の温度で均質化処理を施し、さらに熱間圧延お
よび冷間圧延を行なってから最終焼鈍を施すにあたり、
最終焼鈍直前の冷間圧延の圧下率を20%以上とし、か
つR終焼鈍を300〜450 ’Cの範囲内の温度で
0.5へ・24時間行ない、これによって圧延方向の平
均結晶粒径が150顯以下でかつ圧延方向に平行<h断
面にJjける圧延方向の平均結晶粒径しと板厚方向の平
均結晶粒径■との比L/Tが1.3以下の仮を得ること
を特徴とするものである。
作 用
先ずこのブで明にJjける合金成分限定理由について説
明する。
明する。
Mg:
Mg(よこのブそ明で対象とする系の合金で必須の塁本
合金成jJであり、強度および成形FIll I性、特
に伸び、張出性の向上に寄与する。Mgが2,0%未満
ではこれらの効宋が充分に1qられず、一方5.5%8
越えれば逆に伸びが低下づるとともに圧延性が低下する
から、Mgは2.0〜5,5%の範囲内に限定した。
合金成jJであり、強度および成形FIll I性、特
に伸び、張出性の向上に寄与する。Mgが2,0%未満
ではこれらの効宋が充分に1qられず、一方5.5%8
越えれば逆に伸びが低下づるとともに圧延性が低下する
から、Mgは2.0〜5,5%の範囲内に限定した。
Cu :
Cuは一般に/’1合金の成形加工性、特に曲げ性を低
トさせる元素であり、0.15%を越えればこの光間で
目標と覆る充分な曲げ性が得られなくなるから、0.1
5%以下に規制することとした。
トさせる元素であり、0.15%を越えればこの光間で
目標と覆る充分な曲げ性が得られなくなるから、0.1
5%以下に規制することとした。
Fe:
[eはAl−Fe (−8i )系の金属間化合物を生
成して、成形加工性、特に曲げ性を劣化させる原因とな
る。Feが0.15%を越えればこの発明で目標とする
充分な曲げ性が得られなくなるから、Feも0.15%
以下に規制づることとした。
成して、成形加工性、特に曲げ性を劣化させる原因とな
る。Feが0.15%を越えればこの発明で目標とする
充分な曲げ性が得られなくなるから、Feも0.15%
以下に規制づることとした。
5L=
SiもFeと共存してA1−Fe−5i系の金属間化合
物を生成し、成形加工性、特に曲げ性を劣化させる原因
となる。Siが0.15%を越えればこの発明で目標と
する充分な曲げ性が得られなくなるから、Siは0.1
5%以下に規制ηることとした。
物を生成し、成形加工性、特に曲げ性を劣化させる原因
となる。Siが0.15%を越えればこの発明で目標と
する充分な曲げ性が得られなくなるから、Siは0.1
5%以下に規制ηることとした。
Mn、Cr、Zr:
これらの遷移元素は、再結晶粒の微細化には有効である
が、再結晶粒を偏平化させるnmがあり、そのため成形
加工性、特に曲げ性、とりわけ圧延方向に平行な方向の
曲げ性を劣化させる。これらの元素が合計で0.05%
を越えれば上述のような曲げ性劣化が箸しくなるから、
Mn、Or、zrは合計で0,05%以下に規制するこ
ととした。
が、再結晶粒を偏平化させるnmがあり、そのため成形
加工性、特に曲げ性、とりわけ圧延方向に平行な方向の
曲げ性を劣化させる。これらの元素が合計で0.05%
を越えれば上述のような曲げ性劣化が箸しくなるから、
Mn、Or、zrは合計で0,05%以下に規制するこ
ととした。
以上の各元素のほか、鋳塊における結晶粒微細化のため
にT1、またはT1およびBを添加しても良い。但し初
品TiA1’3粒子の晶出を防止するためにはT1は0
.15%以下とすることが望ましく、またTi82粒子
の生成を防止するためにはBは500ppI1以上とす
ることが望ましい。
にT1、またはT1およびBを添加しても良い。但し初
品TiA1’3粒子の晶出を防止するためにはT1は0
.15%以下とすることが望ましく、またTi82粒子
の生成を防止するためにはBは500ppI1以上とす
ることが望ましい。
さらに、M9が2.0%以上含まれるAf合合金溶湯お
いては、溶湯の酸化防止のために80を添加づることか
従来から行なわれており、このy′f、明においても溶
湯酸化防止のためにBeを添加ダる場合を除外するもの
ではない。3Bの添加量は500ppn以下が一般的で
あり、この程度のBe添加吊であればこの発明において
も他の性能を劣化させることはない。
いては、溶湯の酸化防止のために80を添加づることか
従来から行なわれており、このy′f、明においても溶
湯酸化防止のためにBeを添加ダる場合を除外するもの
ではない。3Bの添加量は500ppn以下が一般的で
あり、この程度のBe添加吊であればこの発明において
も他の性能を劣化させることはない。
さらにこの光間のアルミニウム合金圧延板においては、
前述のように各成分元素を現定するほか、特に最終板の
状態における圧延方向の再結晶粒径を平均150tIJ
n以下とし、しかも再結晶粒の偏平度:Vなわち第1図
に示づような圧延方向に平行な断面に43ける圧延方向
の平均結晶粒径りと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比L
/Tを1.3以下とする必要がある。その理由は次の通
りである。
前述のように各成分元素を現定するほか、特に最終板の
状態における圧延方向の再結晶粒径を平均150tIJ
n以下とし、しかも再結晶粒の偏平度:Vなわち第1図
に示づような圧延方向に平行な断面に43ける圧延方向
の平均結晶粒径りと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比L
/Tを1.3以下とする必要がある。その理由は次の通
りである。
すなわち、先ず最終板にJハノる圧延方向の再結晶粒径
が平均で 150#を越えれば、成形加工時において肌
荒れが著しくなり、成形製品の外観を損なう。
が平均で 150#を越えれば、成形加工時において肌
荒れが著しくなり、成形製品の外観を損なう。
また最終板における再結晶粒の偏平度tよ、成形加工性
、特に曲げ性の方向による差に影響を与える。前述のL
/Tの値で定義される偏平度が1.3を越えれば、圧延
方向に曲げた場合と圧延方向に対し直角に曲げた場合と
の曲げ性の差が¥A著になる。すなわち圧延方向に直角
に曲げた場合の曲げ性が良好であっても圧延方向に平行
に曲げた場合の曲げ性が悪くなるから、安定して良好な
成形加r性を得ることができなくなる。したがってL/
Tの比で定義される偏平度は1,3以下に規制する必要
がある。
、特に曲げ性の方向による差に影響を与える。前述のL
/Tの値で定義される偏平度が1.3を越えれば、圧延
方向に曲げた場合と圧延方向に対し直角に曲げた場合と
の曲げ性の差が¥A著になる。すなわち圧延方向に直角
に曲げた場合の曲げ性が良好であっても圧延方向に平行
に曲げた場合の曲げ性が悪くなるから、安定して良好な
成形加r性を得ることができなくなる。したがってL/
Tの比で定義される偏平度は1,3以下に規制する必要
がある。
ここで、結晶粒径は、△5Trvlによる” Inte
rcept Method”(切断法)によって測定し
たしのとする。
rcept Method”(切断法)によって測定し
たしのとする。
なJj曲げ方向による曲げ性の差を少なくするためには
、本来は圧延方向に直角な断面における板幅方向の平均
結晶粒径Wと板厚方向の平均結晶粒径王との比W/Tの
値も1,3以下とする必要があるが、一般にWの値はL
の値に比較して格段に小さくなるから、L/Tの値が1
.3以下であればW/−「の鎮も1.3以−トとなるの
が通常であり、したがってW/Tの値については特に規
定しなかっjこ 。
、本来は圧延方向に直角な断面における板幅方向の平均
結晶粒径Wと板厚方向の平均結晶粒径王との比W/Tの
値も1,3以下とする必要があるが、一般にWの値はL
の値に比較して格段に小さくなるから、L/Tの値が1
.3以下であればW/−「の鎮も1.3以−トとなるの
が通常であり、したがってW/Tの値については特に規
定しなかっjこ 。
次にこの発明のアルミニウム合金圧延板の¥J造方法に
ついて説明づる。
ついて説明づる。
先ず前述のような成分組成の合金溶湯をDC鋳造法(半
連続鋳造法)によって鋳造する。なお連続訪造圧延法(
薄板連続鋳造法)を適用することも可能であるが、請求
項2の発明の方法ではDC#Ii造法を適用づ−るもの
とする。
連続鋳造法)によって鋳造する。なお連続訪造圧延法(
薄板連続鋳造法)を適用することも可能であるが、請求
項2の発明の方法ではDC#Ii造法を適用づ−るもの
とする。
得られたへ!合金鋳」卑に対しては、450〜570℃
の範囲内の温度で均質化処理を行なう。このような均質
化処理を行なうことによって、成形加工性を向上させる
とともに再結晶粒を安定化させることができる。均質化
処理の温度が450℃未満では上述の効果が得られず、
一方570℃を越えれば共晶融解が生じるおそれがある
。なお均質化処理の時間は1〜48時間が望ましい。1
時間未満では上述の効果が充分に得られず、一方48F
f!f間を越える長時間の処理は経済的でない。
の範囲内の温度で均質化処理を行なう。このような均質
化処理を行なうことによって、成形加工性を向上させる
とともに再結晶粒を安定化させることができる。均質化
処理の温度が450℃未満では上述の効果が得られず、
一方570℃を越えれば共晶融解が生じるおそれがある
。なお均質化処理の時間は1〜48時間が望ましい。1
時間未満では上述の効果が充分に得られず、一方48F
f!f間を越える長時間の処理は経済的でない。
均質化処理後には、常法に従って熱間圧延を施し、さら
に1回または2回以上の冷間圧延を行なって所要の板厚
とする。なおこの熱間圧延と冷間圧延との間、もしくは
冷間圧延と冷間圧延との間に中間焼鈍を行なっても良い
。
に1回または2回以上の冷間圧延を行なって所要の板厚
とする。なおこの熱間圧延と冷間圧延との間、もしくは
冷間圧延と冷間圧延との間に中間焼鈍を行なっても良い
。
冷間圧延後には後述する最終焼鈍を行なうが、この最終
焼鈍直前の冷間圧延は、冷間圧延率(圧下率)を20%
以上とする必要がある。
焼鈍直前の冷間圧延は、冷間圧延率(圧下率)を20%
以上とする必要がある。
このような最終焼鈍前の冷間圧延圧下率は、最終焼鈍に
よる再結晶粒の安定イしおよび成形加工性の向上に大き
な影響を与え、その月下率が20%未謁では再結晶粒が
不安定となって再結晶粒が粗大化したり、混粒組織とな
ったり、さらに(よ再結晶粒の偏平度が大さくなって曲
げ性に異方性が生じてしまう。そこで最終焼鈍直前の冷
間1f延の圧下率は20%以上とする必要がある。
よる再結晶粒の安定イしおよび成形加工性の向上に大き
な影響を与え、その月下率が20%未謁では再結晶粒が
不安定となって再結晶粒が粗大化したり、混粒組織とな
ったり、さらに(よ再結晶粒の偏平度が大さくなって曲
げ性に異方性が生じてしまう。そこで最終焼鈍直前の冷
間1f延の圧下率は20%以上とする必要がある。
冷間圧延後の最終焼鈍は、材料を再結晶させて07まし
い成形a++ I性を与えるために行なうが、このll
明で対象としている合金ては、本来は再結晶粒の微細化
、安定化のために有効なFe、Mn。
い成形a++ I性を与えるために行なうが、このll
明で対象としている合金ては、本来は再結晶粒の微細化
、安定化のために有効なFe、Mn。
Cr、’lr等の元素を成形加工性向上のために極ツノ
低く抑制しているから、再結晶粒の用人化等を防止して
1」結晶粒を安定化させるためには、前述のような最終
焼鈍直前の冷間圧延圧下率と最終焼鈍条件が極めて「■
要であり、それらの条件をこの11明で現定する範囲に
@格に抑える必要がある。
低く抑制しているから、再結晶粒の用人化等を防止して
1」結晶粒を安定化させるためには、前述のような最終
焼鈍直前の冷間圧延圧下率と最終焼鈍条件が極めて「■
要であり、それらの条件をこの11明で現定する範囲に
@格に抑える必要がある。
すなわち、最終焼鈍は、300〜450℃の範囲内の温
度で0.5〜24時間行なう必要がある。
度で0.5〜24時間行なう必要がある。
ここで、最終焼鈍の温度が300 ’C未満では再結晶
せず、良好な成形加工性が得られない。一方450℃を
越える温度では、再結晶粒が粗大化して成形加工時に肌
荒れが弁士J−るとともに成形/lOi性も低下する。
せず、良好な成形加工性が得られない。一方450℃を
越える温度では、再結晶粒が粗大化して成形加工時に肌
荒れが弁士J−るとともに成形/lOi性も低下する。
なJ3再結晶粒径は既に述べたように圧延方向で平均1
50伽以下とする必要があり。
50伽以下とする必要があり。
そのためには最終焼鈍温度を450℃以上とする必要が
ある。また最終焼鈍の焼鈍時間が0.5時間未満では再
結晶による成形加工性向上の効果が充分に得られず、一
方24時間以上の長時間の焼鈍を行なうことはいたずら
に経済的コストの上昇招くだけである。したがって最終
焼鈍の条件はそれぞれ前述のように定めた。
ある。また最終焼鈍の焼鈍時間が0.5時間未満では再
結晶による成形加工性向上の効果が充分に得られず、一
方24時間以上の長時間の焼鈍を行なうことはいたずら
に経済的コストの上昇招くだけである。したがって最終
焼鈍の条件はそれぞれ前述のように定めた。
以上のような方法、条件によって得られたアルミニウム
合金1■延板は、従来合金である5052合金や518
2合金と比較して優れた成形加工性、特に優れた曲げ性
を有し、とりわけ方向による曲げ性の差が少ない均質な
圧延板となっている。
合金1■延板は、従来合金である5052合金や518
2合金と比較して優れた成形加工性、特に優れた曲げ性
を有し、とりわけ方向による曲げ性の差が少ない均質な
圧延板となっている。
実施例
第1表の合金番号1〜5に示す成分組成の合金をD C
jf i!:i法により鋳造し、その鋳塊に530℃×
10時間の均質化処理を施した後、板厚4nmまで熱間
圧延し、さらに板厚1.0mmまで冷間圧延した。
jf i!:i法により鋳造し、その鋳塊に530℃×
10時間の均質化処理を施した後、板厚4nmまで熱間
圧延し、さらに板厚1.0mmまで冷間圧延した。
4なお合金番号1の本弁明合金のうら一部のものは、熱
間圧延後板厚1.2tnmまで冷間圧延した段階で32
0’CX 5時間の中間焼鈍を施し、さらに仮;71.
0ffifiまで冷間1工延した(したがってこの場合
の最終焼鈍直前の冷間圧延圧下率番よ約17%)。その
後、最終焼鈍として、250℃× 5時間、もしくは3
20°OX 2時間、または480°OX 2時間の熱
処理を施した。なJj従来合金の5052合金(合金番
号4)については、板厚4朋まで熱間圧延した後、板厚
L25m!nまで冷間圧延した段階で320°OX2時
間中間焼鈍を施し、さらに板厚1゜o IIl#Iまて
冷間圧延した1(、安定化焼鈍として180℃X2時間
の熱処理を行なった。
間圧延後板厚1.2tnmまで冷間圧延した段階で32
0’CX 5時間の中間焼鈍を施し、さらに仮;71.
0ffifiまで冷間1工延した(したがってこの場合
の最終焼鈍直前の冷間圧延圧下率番よ約17%)。その
後、最終焼鈍として、250℃× 5時間、もしくは3
20°OX 2時間、または480°OX 2時間の熱
処理を施した。なJj従来合金の5052合金(合金番
号4)については、板厚4朋まで熱間圧延した後、板厚
L25m!nまで冷間圧延した段階で320°OX2時
間中間焼鈍を施し、さらに板厚1゜o IIl#Iまて
冷間圧延した1(、安定化焼鈍として180℃X2時間
の熱処理を行なった。
以上のJ:うにして得られた各最終板のd械的特性、成
形加工性(エリクセン値および各方向の曲げfll)、
各方向の結晶粒径、成形加工後の外vQを調べた結束を
第2表に示づ。
形加工性(エリクセン値および各方向の曲げfll)、
各方向の結晶粒径、成形加工後の外vQを調べた結束を
第2表に示づ。
なお第2表中において、機械的特性を調べるための引張
り試験は圧延方向と平行な方向について行なった。また
曲げ性についての「直角」は圧延方向と直角に曲げた場
合の180゛曲げ最小半径を示し、1−平行」は圧延方
向と平行に曲げた場合の180°曲げ最小半径を示づ。
り試験は圧延方向と平行な方向について行なった。また
曲げ性についての「直角」は圧延方向と直角に曲げた場
合の180゛曲げ最小半径を示し、1−平行」は圧延方
向と平行に曲げた場合の180°曲げ最小半径を示づ。
ざらに粒径については、■(よ板厚方向の平均結晶粒径
を、しは圧延方向の平均結晶粒径をボす。
を、しは圧延方向の平均結晶粒径をボす。
第2表から明らかなように、この光間の成分組成範囲内
の合金についてこの光間で現定プる条件で処理して青ら
れた圧延板は、強度は従来合金である5052合金11
32材や5182合金0材とほぼ同等であるが、成形加
工性、特に曲げ性が優れてJ3す、とりわけ再結晶粒の
偏平度L / Tが1.3未満であるため方向による曲
げ性の差が少なく、また圧延方向の平均結晶粒径が15
0趨以下であるため成形加工による肌荒れの発生もない
。
の合金についてこの光間で現定プる条件で処理して青ら
れた圧延板は、強度は従来合金である5052合金11
32材や5182合金0材とほぼ同等であるが、成形加
工性、特に曲げ性が優れてJ3す、とりわけ再結晶粒の
偏平度L / Tが1.3未満であるため方向による曲
げ性の差が少なく、また圧延方向の平均結晶粒径が15
0趨以下であるため成形加工による肌荒れの発生もない
。
琵明の効果
以8ヒの説明で明らかなように、この光間によれば、成
形加工性、ネ°fに曲げ性に優れ、とりわけ方向による
曲げ性の差の少ない均質な成形加工用?ルミニウム合金
圧延板を得ることができ、したがって旬酷な条f1の成
形加工、複雑な形状の成形相][が箱される電気制御器
筐体、計ilp+器筐体、VTRその他局電機器のシャ
ーシ、あるいは自動車車体、自動車部品等の用途に好適
に使用することができる。
形加工性、ネ°fに曲げ性に優れ、とりわけ方向による
曲げ性の差の少ない均質な成形加工用?ルミニウム合金
圧延板を得ることができ、したがって旬酷な条f1の成
形加工、複雑な形状の成形相][が箱される電気制御器
筐体、計ilp+器筐体、VTRその他局電機器のシャ
ーシ、あるいは自動車車体、自動車部品等の用途に好適
に使用することができる。
第1図は各方向の結晶粒径の定義を示す略解図である。
Claims (2)
- (1)Mg2.0〜5.5%(重量%、以下同じ)を含
有し、かつCu、Fe、Siがそれぞれ0.15%以下
に規制され、しかもMn、Cr、Zrが合計で0.05
%以下に規制され、残部がAlおよびその他の不可避的
不純物よりなり、圧延方向の結晶粒径が平均150μm
以下であり、かつ圧延方向に平行な断面における圧延方
向の平均結晶粒径Lと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比
L/Tが1.3以下であることを特徴とする曲げ性に優
れた成形加工用アルミニウム合金圧延板。 - (2)Mg2.0〜5.5%を含有し、かつCu、Fe
、Siがそれぞれ0.15%以下に規制され、しかもM
n、Cr、Zrが合計で0.05%以下に規制され、残
部がAlおよびその他の不可避的不純物よりなる合金を
鋳造した後、その鋳塊に450〜570℃の範囲内の温
度で均質化処理を施し、さらに熱間圧延および冷間圧延
を行なつてから最終焼鈍を施すにあたり、最終焼鈍直前
の冷間圧延の圧下率を20%以上とし、かつ最終焼鈍を
300〜450℃の範囲内の温度で0.5〜24時間行
ない、これによって圧延方向の平均結晶粒径が150μ
m以下でかつ圧延方向に平行な断面における圧延方向の
平均結晶粒径Lと板厚方向の平均結晶粒径Tとの比L/
Tが1.3以下の板を得ることを特徴とする曲げ性に優
れたアルミニウム合金圧延板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27175888A JPH02118050A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27175888A JPH02118050A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02118050A true JPH02118050A (ja) | 1990-05-02 |
JPH0547616B2 JPH0547616B2 (ja) | 1993-07-19 |
Family
ID=17504429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27175888A Granted JPH02118050A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 成形加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02118050A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04246148A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-02 | Sky Alum Co Ltd | 穴拡げ加工用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
JPH04304339A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-27 | Nkk Corp | 強度・延性バランス及び焼付硬化性に優れたプレス成形用アルミニウム合金板、並びにその製造方法 |
JPH04365834A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-12-17 | Nkk Corp | 低温焼付による硬化性に優れたプレス成形用アルミニウム合金板及びその製造方法 |
JPH05230583A (ja) * | 1992-02-25 | 1993-09-07 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 成形加工性のすぐれた高強度Al合金板材 |
JPH05339668A (ja) * | 1992-06-05 | 1993-12-21 | Kobe Steel Ltd | 極低温成形加工用Al−Mg系合金圧延板 |
JP2006219705A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Nikko Kinzoku Kk | 高強度高導電性銅合金の製造方法及び高強度高導電性銅合金 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55152160A (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-27 | Alusuisse | Production and use of aluminum strip or sheet |
JPS5939501A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | 松下電工株式会社 | 集成化粧材の製造方法 |
JPS6223973A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-31 | Kobe Steel Ltd | 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金の製造法 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP27175888A patent/JPH02118050A/ja active Granted
Patent Citations (3)
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JP4637601B2 (ja) * | 2005-02-09 | 2011-02-23 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 高強度高導電性銅合金の製造方法及び高強度高導電性銅合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547616B2 (ja) | 1993-07-19 |
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