JPS63280626A - 成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 - Google Patents
成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板Info
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- JPS63280626A JPS63280626A JP11548087A JP11548087A JPS63280626A JP S63280626 A JPS63280626 A JP S63280626A JP 11548087 A JP11548087 A JP 11548087A JP 11548087 A JP11548087 A JP 11548087A JP S63280626 A JPS63280626 A JP S63280626A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明はアルミニウム合金合せ板に係り、より詳細には
、成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性に優れ、陸運車輌用
、電気機券部品用、建築用等の材料に適したアルミニウ
ム合金合せ板に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点)従来より、
成形加工及び焼付硬化用のアルミニウム合金として、C
u、Mg、Siを含有するAn−Cu−Mg−Si基合
金、例えばAA規格合金名の2002.2036.20
37などがT4調質で実用化されている。これらのAl
−Cu−Mg−Si基合金は強度が高い割には張出し加
工性に優れ、また175℃で30分のような加熱による
焼付硬化性に優れているが、180°曲げ加工性に。 ついては、内側曲げ半径は良くてもすいぜい0゜5〜0
.75t(t:板厚)であり、実用上問題がある。 すなわち、最近ではアルミニウム合金はその軽量性を活
かして自動車の各部品や電気機器等に用いられており、
特に自動車のフードをはじめとするパネル類の場合、剛
性を高めるためにアウターとインナーを組付けるが、そ
の際、インナーを内側としアウターを外側から180°
曲げるヘム加工が行われている。しかし、このヘム加工
の場合、アウター材の曲げ加工性が劣ると、180”の
曲げ加工を行うとクラックが発生し、実用化ができなく
なる。そのため、曲げ加工性の劣る材料に対しては、曲
げ半径を大きくしたり、ローブトヘム加工等の設計面で
工夫が施されているが、上記Al−Cu−Mg−8i基
合金も例外ではなく、180°曲げ加工性が劣るため、
この種の用途には制約がある。現行の鋼板で採用されて
いる18o。 密着曲げ加工の可能な高強度アルミニウム材の出現が望
まれているところである。 また、自動車やバス等の陸運車輌、VTRをはじめとす
る電気機器製品及び建築用のアルミニウム合金材は成形
加工後、デザイン性や耐食性の向上のためにアルミニウ
ム合金板の表面に塗料を塗布し、その後塗料の性能性向
上のために、例えば200℃で30分或いは60分の加
熱(焼付と称する)が行われている。しかし、使用中に
何らかの原因で塗装が破損した場合、アルミニウム合金
の素材と塗装との境界に通常の腐食現象とは異なった腐
食形態である糸状の腐食、すなわち糸錆が発生する。上
記A Q −Cu−Mg −SL基合金の場合も同様に
糸錆発生の問題があり、従来よりその対策として塗料及
び塗装法の改良が進められているが、未だ充分な解決は
なされていない。 このようにAl−Cu−Mg−Si基合金を一例とする
アルミニウム合金材に対し、上記の諸問題を解決し得る
新材料の出現が要請されているのが現状である。 本発明は、上記要請に応えるべくなされたものであって
、張出し加工性、180@曲げ加工性等の成形性に優れ
ていると共に焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニ
ウム合金板を提供することを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、従来のAl−C
u−Mg−8i基アルミニウム合金の優れた焼付硬化性
を利用し、更に新たに18o°曲げ加工性及び耐糸錆性
の向上を可能′にする材料を見い出すべく鋭意研究を重
ねた結果、Al−Cu−Mg−3i基アルミニウム合金
を芯材とし、これにAffi−Mg基アルミニウム合金
を皮材としてクラッドすることを想到するに至った。し
かし、その場合、単にクラッドしただけでは期待し得る
特性を付与し難いことがあるため、更に実験研究を重ね
た結果、芯材及び皮材の化学成分並びに皮、材の厚さを
規制することにより可能であることを知見し、ここに本
発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、Cu:1.5〜3.0%、Mg:
0,3〜1.5%及びSi:0.3〜1.0%を必須成
分として含むA Q −Cu−Mg −Si基アルミニ
ウム合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Mg
:0.1〜3.5%を必須成分として含むAl−Mg基
アルミニウム合金を片面に全板厚の2〜20%の厚さで
皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形性、焼付
硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板を
要旨とするものである。なお、上記芯材のA Q −C
u −Mg −S i基アルミニウム合金は、上記必須
成分のほか、必要に応じて、Ti:0.005〜0.3
%及びB:0゜0005〜0.06%の1種又は2種、
或いはBe:0.0001〜0.2%を含有することが
でき、また上記皮材のAl−Mg基アルミニウム合金は
、上記必須成分のほか、必要に応じて、TiS2.3%
及びB≦0.06%のうちの1種又は2種、或いはBe
:O,OOO1〜0.2%を含有することができる。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明における芯材の化学成分の限定理由を説明
する。 Cu: CuはAlに含有させるとその含有量に比例して素材の
強度及び焼付硬化性の向上に効果があるが、素材の成形
性及び耐糸錆性を低下させる元素である。1.5%未満
では素材の成形性は良好であるが、素材の強度及び焼付
硬化性が小さくなる。 また3、0%を超えると素材の強度及び焼付硬化性は良
好となるが、逆に成形性の低下が大きくなる。しかし、
3.0%までであれば後述の皮材些クラッドすることに
より成形性の低下をカバーすることが可能である。また
耐糸錆性はCuの含有量が高いために悪い・ したがって、Cuの含有量は素材の強度及び焼付硬化性
の向上のバランス外ら、1.5〜3.0%とする。 Mg: Mgは上記Cu量と共に含有させると素材の強度及び焼
付硬化性を向上させるが、一方では素材の成形性を低下
させる元素である。0.3%未満では素材の強度及び焼
付硬化後の強度が低く、また1、5%を超えると焼付硬
化後の強度は高くなるが、素材の成形性が低下する。 したがって、Mg量は素材及び成形性と焼付硬化性のバ
ランスから、上記Cu量のもとて0.3〜1.5%とす
る。 Si: Siは上記Cu量及びMg量と共に含有させると、素材
の強度及び焼付硬化後の強度を上昇させるが、素材の成
形性を低下させる元素である。0.3%未満では素材の
成形性は高くなるものの、強度及び焼付硬化性が低く、
また1、0%を超えると強度及び焼付硬化性は良好とな
るが、素材の成形性が低下する。 したがって、SLの量は素材の強度及び成形性と焼付硬
化性とのバランスから、上記Cu量及びMg量のもとて
0.3〜1.0%とする。 上記元素を必須成分とするが、必要に応じて、適量のT
i及びBの1種又は2種、或いはBeを含有せしめるこ
とができる。 Ti、B: Tiは上記Cu量、Mg量及びSi量と共に含有させる
と、一般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果があるほか、成
形性を向上させる効果もあるので、必要に応じて含有さ
せることができる。その場合、o、o o s%未満で
はこれらの効果がなく、また0、1%を超えると晶出物
が生成して成形性を低下させるが、0.3%までであれ
ば後述のアルミニウム合金をクラッドさせることにより
成形性の低下をカバーすることができる。したがって、
Tiを含有させるときは0.005〜0.3%の範囲と
する。 Bは上記Cu量、Mg量及びSi量と共に含有させると
、Tiと同様一般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果がある
ほか、成形性を向上させる効果もあるので、必要に応じ
て含有させることができる。 その場合、0.0005%未満ではそのような効果はな
く、また0、03%を超えると晶出物が生成して成形性
を低下させるが、0.06%までであれば後述のアルミ
ニウム合金をクラッドすることにより成形性の低下をカ
バーすることができる。 したがって、Bを含有させると、きは0.0005〜o
、06%とする。 なお、上記Ti及びBはAl2−Ti−B中間合金。 Al−Ti中間合金又はAl2−B中間合金によって添
加するのが良い。 Be: Beは上記Cu量、Mg量及びSi量とTi量及び/又
はB量と共に含有させると、クラッド圧延の際、芯材と
皮材の接着性を向上させたり或いは成形性を向上させる
効果があるので、必要に応じて含有させることができる
。その場合、o、o o 。 1%未満ではその効果は得られず、0.2%を超えて含
有させてもその効果が飽和する。したがって、Beは芯
材と皮材の接着性及び成形性の向上のだめに0.000
1〜0.2%の範囲で含有させることができる。 なお、芯材中には、地金やAlのスクラップ中に或いは
ML Cu、Ti、B、Be等を添加する場合の中間合
金中に含有されるFe、 Mn、 Cr、Zr、V等が
不純物として随伴されるが、成形性を維持するために、
Feは0.3%以下、・Mnは0゜15%以下、Crは
0.1%以下、Zrは0.04%以下、■は0.01%
以下に抑制するのが望ましく、またMn、Cr、Zr及
びVの合計量を0.2%以下に抑制するのが望ましい。 また同様にZn、Niもそれぞれ0.1%以下、その他
の不純物も0゜05%以下に抑制するのが望ましい。 次に、上記芯材にクラッドする皮材としてアルミニウム
合金を用いる理由を説明する。 皮材は成形性及び耐糸錆性を向上させるためのものであ
るので、これらの性質が芯材よりも良好であることが要
求される。そのためには、皮材の化学成分及び厚さを次
のように規制する必要がある。 ゛ まず、皮材としては、Mg:0.1〜3.5%、を
必須成分として含むAl−Mg基アルミニウム合金を適
用する。このAM−Mg基合金を上記芯材のアルミニウ
ム合金に被覆した合せ板とすることにより成形性及び耐
糸錆性を優れたものとすることができる。Mg量が上記
範囲以外ではそのような効果を期待することができない
。 なお、Tiは一般的な鋳塊の結晶粒を微細化する効果が
あるが、0.3%を超えて含有させてもその効果が飽和
するので、0.3%以下の範囲で含有させることができ
、また、Bは一般的にTiとの相乗効果により鋳塊の結
晶粒を微細化する効果があるが、0.06%以下を超え
て含有させてもその効果が飽和するので、0.06%以
下の範囲で含有させることができる。これらのTi、
BはA Q −Ti、 A Q −B及びAl1−Ti
−Bの中間合金として含有させることができる。但し、
上記Ti及びBは、必要に応じてその1種又は2種を含
有させれば足りる。 また、Beは芯材の場合と同様の目的で必要に応じて適
量含有させることができ、芯材と皮材の接着性及び成形
性の向上を図ることができる。その場合、0.2%を超
えて含有させると成形性が低下するので、0.2%以下
の範囲で含有させるのが良い。 なお、上記Al−Mg基アルミニウム合金には、不純物
としてMn、 Fe、Cu、Ni、 C−r、 Zr、
V又はSiが含有されており、それらは含有量に比例
して耐糸錆性及び成形性を低下させる元素であり、Mn
:1.5%、Fe:0.5%、Cu: 0 、5%、N
i:0.5%、Cr: 0 、5%、Zr:0.5%、
V:O。 5%、Si:0.5%を超えて含有させると成形性及び
耐糸錆性の低下が大きくなる。したがって、成形性及び
耐糸錆性を調整するために、MnS2゜5%、Fe50
.5%、Cu≦0.5%、Ni≦0.5%、Cr≦0.
5%、ZrS2.5%、760.5%、Si≦にそれぞ
れ規制するのが望ましい。 上記以外の不純物は、単独で0.2%以下であれば、皮
材の材料特性を損わないので、この程度までは許容され
る。 次に、皮材の厚さを規制する理由であるが、皮材の厚さ
は成形性及び耐糸錆性を向上させるのに重要な条件であ
り、皮材はその目的に応じて芯材の片面或いは両面に設
けるものである。皮材の厚さが片面につき全板厚の2%
未満では、製造中に皮材が破損して糸錆が発生する危険
が生じたり、成形性の向上効果がなくなり、また片面に
つき全板厚の20%を超える厚さでは耐糸錆性及び成形
加工性は良好であるものの強度の低下が大きくなる。し
たがって、皮材の厚さは耐糸錆性及び成形性と強度との
兼ね合いから、片面につき全板厚の2〜20%、好まし
くは3〜15%とし、芯材の片面又は両面に設ける。な
お、皮材は1通常は片面につき1枚とし、曲げ加工の方
向や塗料塗布面等の違いによるアルミニウム合金合せ板
の使用態様により、芯材の片面或いは両面のいずれかに
圧延等により設ける。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 裏層■よ 第1表及び第2表に示す化学成分(wt%)を有する芯
材及び皮材の各材料について、常法により溶解、鋳造し
て鋳塊を得、これを面削後に加熱又は均質化処理を施し
、熱間圧延(複合板圧延又は芯材のみの圧延)、冷間圧
延を行った後、最終熱処理(調質処理)を施し、全板厚
1.0mmで皮材を片面につき5%の厚さで両面にクラ
ッドしたアルミニウム合金合せ板を製造した。芯材と皮
材の組合せは第3表及び第4表に示すとおりである。な
お、比較のために、芯材のみのアルミニウム合金板も製
造した。 得られたアルミニウム合金合せ板又は合金板について、
180°密着曲げ試験及びエリクセン試験を行って割れ
状況をwt察すると共にエリクセン値を求めて成形性を
調べた。また調質処理を施し、室温で30日間放置した
後、175℃×30分の焼付(但し、第4表に示す芯材
と皮材の組合せによる場合の焼付温度は170℃とした
)を行い、焼付前後の耐力を測定して焼付硬化性を調べ
た。 更に以下の要領及び条件で作成した試験片を用いて糸錆
試験を実施し、糸錆の長さにより耐糸錆性を評価した。 ■ 試験片作成要領ニアルミニウム合金合せ板又は合金
板→脱脂→水洗→燐酸亜鉛処理→水洗→純水洗→乾燥→
カチオン電着(塗膜20μm、150℃×20分加熱)
→中塗(塗膜30μm、140’CX25分加熱)→上
塗(塗膜35μm、150℃X25分加熱)→糸錆試験
。 ■ 糸錆試験条件:塗衷にノツチを入れる→塩水噴霧(
J I Sに増始、24hr暴露)→湿潤(温度45℃
、湿度95%、20日間暴露)→耐糸錆性評価。 ■ 耐糸錆性の評価基準 (糸錆長さ) (評価) 1.0mm以下 ◎ (優)1.0〜2
.0mm O(良)2.1〜4.0mm
Δ4 、1 mn+以上
×以上の結果を第3表及び第4表に併記する。同表
より明らかなとうり、本発明範囲内及び範囲外の化学成
分を有し芯材のみからなる比較例は、いずれも成形性、
耐糸錆性が劣っており、皮材の化学成分及び厚さが本発
明範囲内であっても芯材の化学成分が本発明範囲内のも
のでない比較例は成形性又は焼付硬化性が悪い。これに
対し、本発明例はいずれも成形性及び耐糸錆性が優れて
おり。 焼付硬化性も維持されていることがわかる。
、成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性に優れ、陸運車輌用
、電気機券部品用、建築用等の材料に適したアルミニウ
ム合金合せ板に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点)従来より、
成形加工及び焼付硬化用のアルミニウム合金として、C
u、Mg、Siを含有するAn−Cu−Mg−Si基合
金、例えばAA規格合金名の2002.2036.20
37などがT4調質で実用化されている。これらのAl
−Cu−Mg−Si基合金は強度が高い割には張出し加
工性に優れ、また175℃で30分のような加熱による
焼付硬化性に優れているが、180°曲げ加工性に。 ついては、内側曲げ半径は良くてもすいぜい0゜5〜0
.75t(t:板厚)であり、実用上問題がある。 すなわち、最近ではアルミニウム合金はその軽量性を活
かして自動車の各部品や電気機器等に用いられており、
特に自動車のフードをはじめとするパネル類の場合、剛
性を高めるためにアウターとインナーを組付けるが、そ
の際、インナーを内側としアウターを外側から180°
曲げるヘム加工が行われている。しかし、このヘム加工
の場合、アウター材の曲げ加工性が劣ると、180”の
曲げ加工を行うとクラックが発生し、実用化ができなく
なる。そのため、曲げ加工性の劣る材料に対しては、曲
げ半径を大きくしたり、ローブトヘム加工等の設計面で
工夫が施されているが、上記Al−Cu−Mg−8i基
合金も例外ではなく、180°曲げ加工性が劣るため、
この種の用途には制約がある。現行の鋼板で採用されて
いる18o。 密着曲げ加工の可能な高強度アルミニウム材の出現が望
まれているところである。 また、自動車やバス等の陸運車輌、VTRをはじめとす
る電気機器製品及び建築用のアルミニウム合金材は成形
加工後、デザイン性や耐食性の向上のためにアルミニウ
ム合金板の表面に塗料を塗布し、その後塗料の性能性向
上のために、例えば200℃で30分或いは60分の加
熱(焼付と称する)が行われている。しかし、使用中に
何らかの原因で塗装が破損した場合、アルミニウム合金
の素材と塗装との境界に通常の腐食現象とは異なった腐
食形態である糸状の腐食、すなわち糸錆が発生する。上
記A Q −Cu−Mg −SL基合金の場合も同様に
糸錆発生の問題があり、従来よりその対策として塗料及
び塗装法の改良が進められているが、未だ充分な解決は
なされていない。 このようにAl−Cu−Mg−Si基合金を一例とする
アルミニウム合金材に対し、上記の諸問題を解決し得る
新材料の出現が要請されているのが現状である。 本発明は、上記要請に応えるべくなされたものであって
、張出し加工性、180@曲げ加工性等の成形性に優れ
ていると共に焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニ
ウム合金板を提供することを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、従来のAl−C
u−Mg−8i基アルミニウム合金の優れた焼付硬化性
を利用し、更に新たに18o°曲げ加工性及び耐糸錆性
の向上を可能′にする材料を見い出すべく鋭意研究を重
ねた結果、Al−Cu−Mg−3i基アルミニウム合金
を芯材とし、これにAffi−Mg基アルミニウム合金
を皮材としてクラッドすることを想到するに至った。し
かし、その場合、単にクラッドしただけでは期待し得る
特性を付与し難いことがあるため、更に実験研究を重ね
た結果、芯材及び皮材の化学成分並びに皮、材の厚さを
規制することにより可能であることを知見し、ここに本
発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、Cu:1.5〜3.0%、Mg:
0,3〜1.5%及びSi:0.3〜1.0%を必須成
分として含むA Q −Cu−Mg −Si基アルミニ
ウム合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Mg
:0.1〜3.5%を必須成分として含むAl−Mg基
アルミニウム合金を片面に全板厚の2〜20%の厚さで
皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形性、焼付
硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板を
要旨とするものである。なお、上記芯材のA Q −C
u −Mg −S i基アルミニウム合金は、上記必須
成分のほか、必要に応じて、Ti:0.005〜0.3
%及びB:0゜0005〜0.06%の1種又は2種、
或いはBe:0.0001〜0.2%を含有することが
でき、また上記皮材のAl−Mg基アルミニウム合金は
、上記必須成分のほか、必要に応じて、TiS2.3%
及びB≦0.06%のうちの1種又は2種、或いはBe
:O,OOO1〜0.2%を含有することができる。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明における芯材の化学成分の限定理由を説明
する。 Cu: CuはAlに含有させるとその含有量に比例して素材の
強度及び焼付硬化性の向上に効果があるが、素材の成形
性及び耐糸錆性を低下させる元素である。1.5%未満
では素材の成形性は良好であるが、素材の強度及び焼付
硬化性が小さくなる。 また3、0%を超えると素材の強度及び焼付硬化性は良
好となるが、逆に成形性の低下が大きくなる。しかし、
3.0%までであれば後述の皮材些クラッドすることに
より成形性の低下をカバーすることが可能である。また
耐糸錆性はCuの含有量が高いために悪い・ したがって、Cuの含有量は素材の強度及び焼付硬化性
の向上のバランス外ら、1.5〜3.0%とする。 Mg: Mgは上記Cu量と共に含有させると素材の強度及び焼
付硬化性を向上させるが、一方では素材の成形性を低下
させる元素である。0.3%未満では素材の強度及び焼
付硬化後の強度が低く、また1、5%を超えると焼付硬
化後の強度は高くなるが、素材の成形性が低下する。 したがって、Mg量は素材及び成形性と焼付硬化性のバ
ランスから、上記Cu量のもとて0.3〜1.5%とす
る。 Si: Siは上記Cu量及びMg量と共に含有させると、素材
の強度及び焼付硬化後の強度を上昇させるが、素材の成
形性を低下させる元素である。0.3%未満では素材の
成形性は高くなるものの、強度及び焼付硬化性が低く、
また1、0%を超えると強度及び焼付硬化性は良好とな
るが、素材の成形性が低下する。 したがって、SLの量は素材の強度及び成形性と焼付硬
化性とのバランスから、上記Cu量及びMg量のもとて
0.3〜1.0%とする。 上記元素を必須成分とするが、必要に応じて、適量のT
i及びBの1種又は2種、或いはBeを含有せしめるこ
とができる。 Ti、B: Tiは上記Cu量、Mg量及びSi量と共に含有させる
と、一般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果があるほか、成
形性を向上させる効果もあるので、必要に応じて含有さ
せることができる。その場合、o、o o s%未満で
はこれらの効果がなく、また0、1%を超えると晶出物
が生成して成形性を低下させるが、0.3%までであれ
ば後述のアルミニウム合金をクラッドさせることにより
成形性の低下をカバーすることができる。したがって、
Tiを含有させるときは0.005〜0.3%の範囲と
する。 Bは上記Cu量、Mg量及びSi量と共に含有させると
、Tiと同様一般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果がある
ほか、成形性を向上させる効果もあるので、必要に応じ
て含有させることができる。 その場合、0.0005%未満ではそのような効果はな
く、また0、03%を超えると晶出物が生成して成形性
を低下させるが、0.06%までであれば後述のアルミ
ニウム合金をクラッドすることにより成形性の低下をカ
バーすることができる。 したがって、Bを含有させると、きは0.0005〜o
、06%とする。 なお、上記Ti及びBはAl2−Ti−B中間合金。 Al−Ti中間合金又はAl2−B中間合金によって添
加するのが良い。 Be: Beは上記Cu量、Mg量及びSi量とTi量及び/又
はB量と共に含有させると、クラッド圧延の際、芯材と
皮材の接着性を向上させたり或いは成形性を向上させる
効果があるので、必要に応じて含有させることができる
。その場合、o、o o 。 1%未満ではその効果は得られず、0.2%を超えて含
有させてもその効果が飽和する。したがって、Beは芯
材と皮材の接着性及び成形性の向上のだめに0.000
1〜0.2%の範囲で含有させることができる。 なお、芯材中には、地金やAlのスクラップ中に或いは
ML Cu、Ti、B、Be等を添加する場合の中間合
金中に含有されるFe、 Mn、 Cr、Zr、V等が
不純物として随伴されるが、成形性を維持するために、
Feは0.3%以下、・Mnは0゜15%以下、Crは
0.1%以下、Zrは0.04%以下、■は0.01%
以下に抑制するのが望ましく、またMn、Cr、Zr及
びVの合計量を0.2%以下に抑制するのが望ましい。 また同様にZn、Niもそれぞれ0.1%以下、その他
の不純物も0゜05%以下に抑制するのが望ましい。 次に、上記芯材にクラッドする皮材としてアルミニウム
合金を用いる理由を説明する。 皮材は成形性及び耐糸錆性を向上させるためのものであ
るので、これらの性質が芯材よりも良好であることが要
求される。そのためには、皮材の化学成分及び厚さを次
のように規制する必要がある。 ゛ まず、皮材としては、Mg:0.1〜3.5%、を
必須成分として含むAl−Mg基アルミニウム合金を適
用する。このAM−Mg基合金を上記芯材のアルミニウ
ム合金に被覆した合せ板とすることにより成形性及び耐
糸錆性を優れたものとすることができる。Mg量が上記
範囲以外ではそのような効果を期待することができない
。 なお、Tiは一般的な鋳塊の結晶粒を微細化する効果が
あるが、0.3%を超えて含有させてもその効果が飽和
するので、0.3%以下の範囲で含有させることができ
、また、Bは一般的にTiとの相乗効果により鋳塊の結
晶粒を微細化する効果があるが、0.06%以下を超え
て含有させてもその効果が飽和するので、0.06%以
下の範囲で含有させることができる。これらのTi、
BはA Q −Ti、 A Q −B及びAl1−Ti
−Bの中間合金として含有させることができる。但し、
上記Ti及びBは、必要に応じてその1種又は2種を含
有させれば足りる。 また、Beは芯材の場合と同様の目的で必要に応じて適
量含有させることができ、芯材と皮材の接着性及び成形
性の向上を図ることができる。その場合、0.2%を超
えて含有させると成形性が低下するので、0.2%以下
の範囲で含有させるのが良い。 なお、上記Al−Mg基アルミニウム合金には、不純物
としてMn、 Fe、Cu、Ni、 C−r、 Zr、
V又はSiが含有されており、それらは含有量に比例
して耐糸錆性及び成形性を低下させる元素であり、Mn
:1.5%、Fe:0.5%、Cu: 0 、5%、N
i:0.5%、Cr: 0 、5%、Zr:0.5%、
V:O。 5%、Si:0.5%を超えて含有させると成形性及び
耐糸錆性の低下が大きくなる。したがって、成形性及び
耐糸錆性を調整するために、MnS2゜5%、Fe50
.5%、Cu≦0.5%、Ni≦0.5%、Cr≦0.
5%、ZrS2.5%、760.5%、Si≦にそれぞ
れ規制するのが望ましい。 上記以外の不純物は、単独で0.2%以下であれば、皮
材の材料特性を損わないので、この程度までは許容され
る。 次に、皮材の厚さを規制する理由であるが、皮材の厚さ
は成形性及び耐糸錆性を向上させるのに重要な条件であ
り、皮材はその目的に応じて芯材の片面或いは両面に設
けるものである。皮材の厚さが片面につき全板厚の2%
未満では、製造中に皮材が破損して糸錆が発生する危険
が生じたり、成形性の向上効果がなくなり、また片面に
つき全板厚の20%を超える厚さでは耐糸錆性及び成形
加工性は良好であるものの強度の低下が大きくなる。し
たがって、皮材の厚さは耐糸錆性及び成形性と強度との
兼ね合いから、片面につき全板厚の2〜20%、好まし
くは3〜15%とし、芯材の片面又は両面に設ける。な
お、皮材は1通常は片面につき1枚とし、曲げ加工の方
向や塗料塗布面等の違いによるアルミニウム合金合せ板
の使用態様により、芯材の片面或いは両面のいずれかに
圧延等により設ける。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 裏層■よ 第1表及び第2表に示す化学成分(wt%)を有する芯
材及び皮材の各材料について、常法により溶解、鋳造し
て鋳塊を得、これを面削後に加熱又は均質化処理を施し
、熱間圧延(複合板圧延又は芯材のみの圧延)、冷間圧
延を行った後、最終熱処理(調質処理)を施し、全板厚
1.0mmで皮材を片面につき5%の厚さで両面にクラ
ッドしたアルミニウム合金合せ板を製造した。芯材と皮
材の組合せは第3表及び第4表に示すとおりである。な
お、比較のために、芯材のみのアルミニウム合金板も製
造した。 得られたアルミニウム合金合せ板又は合金板について、
180°密着曲げ試験及びエリクセン試験を行って割れ
状況をwt察すると共にエリクセン値を求めて成形性を
調べた。また調質処理を施し、室温で30日間放置した
後、175℃×30分の焼付(但し、第4表に示す芯材
と皮材の組合せによる場合の焼付温度は170℃とした
)を行い、焼付前後の耐力を測定して焼付硬化性を調べ
た。 更に以下の要領及び条件で作成した試験片を用いて糸錆
試験を実施し、糸錆の長さにより耐糸錆性を評価した。 ■ 試験片作成要領ニアルミニウム合金合せ板又は合金
板→脱脂→水洗→燐酸亜鉛処理→水洗→純水洗→乾燥→
カチオン電着(塗膜20μm、150℃×20分加熱)
→中塗(塗膜30μm、140’CX25分加熱)→上
塗(塗膜35μm、150℃X25分加熱)→糸錆試験
。 ■ 糸錆試験条件:塗衷にノツチを入れる→塩水噴霧(
J I Sに増始、24hr暴露)→湿潤(温度45℃
、湿度95%、20日間暴露)→耐糸錆性評価。 ■ 耐糸錆性の評価基準 (糸錆長さ) (評価) 1.0mm以下 ◎ (優)1.0〜2
.0mm O(良)2.1〜4.0mm
Δ4 、1 mn+以上
×以上の結果を第3表及び第4表に併記する。同表
より明らかなとうり、本発明範囲内及び範囲外の化学成
分を有し芯材のみからなる比較例は、いずれも成形性、
耐糸錆性が劣っており、皮材の化学成分及び厚さが本発
明範囲内であっても芯材の化学成分が本発明範囲内のも
のでない比較例は成形性又は焼付硬化性が悪い。これに
対し、本発明例はいずれも成形性及び耐糸錆性が優れて
おり。 焼付硬化性も維持されていることがわかる。
去】1」ん
実施例1に用いた芯材のアルミニウム合金(C−14)
と、これにBeを0.1%添加したアルミニウム合金(
C−14−1)とを芯材とし、実施例1に用いた皮材で
Be無添加のアルミニウム合金(S−2)と、これにB
eを0.05%添加したもの(S−2−1)、0.3%
添加したもの(S−2−2)を皮材として、それぞれの
鋳塊に均質化処理→固剤→加熱(熱間圧延温度まで)→
熱間圧延(合せ圧延を含む)→冷間圧延→調質処理を施
して、全板厚1.’Ommで皮材を片面につき10%の
厚さで両面にクラッドしたアルミニウム合金合せ板を製
造した。 得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1と
同様に成形性を調べると共に、熱間圧延時の接着状況を
amして熱間圧延性を調べた。その結果は、第5表に示
すとうり、芯材及び皮材の少なくとも一方にBeを添加
すると熱間圧延時の接着率が良好になるが、Be添加量
が0.3%と多くなりすぎると180°密着曲げ性及び
エリクセン値が低下する。 したがって、少なくとも芯材又は皮材のいずれか一方に
適量のBeを含有せしめるのが望ましいことがわかる。
と、これにBeを0.1%添加したアルミニウム合金(
C−14−1)とを芯材とし、実施例1に用いた皮材で
Be無添加のアルミニウム合金(S−2)と、これにB
eを0.05%添加したもの(S−2−1)、0.3%
添加したもの(S−2−2)を皮材として、それぞれの
鋳塊に均質化処理→固剤→加熱(熱間圧延温度まで)→
熱間圧延(合せ圧延を含む)→冷間圧延→調質処理を施
して、全板厚1.’Ommで皮材を片面につき10%の
厚さで両面にクラッドしたアルミニウム合金合せ板を製
造した。 得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1と
同様に成形性を調べると共に、熱間圧延時の接着状況を
amして熱間圧延性を調べた。その結果は、第5表に示
すとうり、芯材及び皮材の少なくとも一方にBeを添加
すると熱間圧延時の接着率が良好になるが、Be添加量
が0.3%と多くなりすぎると180°密着曲げ性及び
エリクセン値が低下する。 したがって、少なくとも芯材又は皮材のいずれか一方に
適量のBeを含有せしめるのが望ましいことがわかる。
ヌ】11ジ
実施例1に用いた芯材(C−4)及び(C−14)と皮
材(S−2)の各材料について、常法により溶解、鋳造
して鋳塊を得、これを均質化処理後に固剤し、熱間圧延
温度まで加熱して熱間圧延(合せ圧延を含む)を行い、
冷間圧延、調質処理を施した後。 室温にて30日間放置し、全板厚1.0IIQlで皮材
を片面につき0〜25%の厚さで両面にクラッドしたア
ルミニウム合金合せ板を製造した。なお。 皮材の厚さが0%のときは芯材のみであることは云うま
でもない。 得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1の
場合と同様にして成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性を調
べた。但し、焼付条件は170℃X30分とした。 第6表はそれらの結果を示しており、同表より次のこと
がわかる。 ■ 皮材の厚さが1.5%程度では、素材での強度や焼
付硬化性が低下し、成形性及び耐糸錆性の向上は小さい
。 ■ 2%程度になると耐糸錆性が改良される。 ■ 5%程度になると、18o°密着曲げ加工が可能と
なり、かつ、エリクセン値も改善されている。 ■ しかし、皮材の厚さが25%程度になると、成形性
及び耐糸錆性は良好であるが、素材での強度及び焼付後
の耐力が芯材のみの場合の約70%程度にまで低下して
いる。
材(S−2)の各材料について、常法により溶解、鋳造
して鋳塊を得、これを均質化処理後に固剤し、熱間圧延
温度まで加熱して熱間圧延(合せ圧延を含む)を行い、
冷間圧延、調質処理を施した後。 室温にて30日間放置し、全板厚1.0IIQlで皮材
を片面につき0〜25%の厚さで両面にクラッドしたア
ルミニウム合金合せ板を製造した。なお。 皮材の厚さが0%のときは芯材のみであることは云うま
でもない。 得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1の
場合と同様にして成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性を調
べた。但し、焼付条件は170℃X30分とした。 第6表はそれらの結果を示しており、同表より次のこと
がわかる。 ■ 皮材の厚さが1.5%程度では、素材での強度や焼
付硬化性が低下し、成形性及び耐糸錆性の向上は小さい
。 ■ 2%程度になると耐糸錆性が改良される。 ■ 5%程度になると、18o°密着曲げ加工が可能と
なり、かつ、エリクセン値も改善されている。 ■ しかし、皮材の厚さが25%程度になると、成形性
及び耐糸錆性は良好であるが、素材での強度及び焼付後
の耐力が芯材のみの場合の約70%程度にまで低下して
いる。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、特定化学成分で
Al2−Cu Mg Si系をベースにしたアルミ
ニウム合金を芯材とし、これにAl−Mg系をベースに
したアルミニウム合金を皮材として片面につき全板厚の
2〜20%の厚さでクラッドするので、耐糸錆性に優れ
ると共に、張出し加工、180°曲げ加工等の成形性や
焼付硬化性も優れ、しかも素材強度も高いアルミニウム
合金合せ板が得られる。したがって、陸運車輪、電気機
器部品。 建築用等々の材料として各種分野に一層拡大して適用す
ることができる。
Al2−Cu Mg Si系をベースにしたアルミ
ニウム合金を芯材とし、これにAl−Mg系をベースに
したアルミニウム合金を皮材として片面につき全板厚の
2〜20%の厚さでクラッドするので、耐糸錆性に優れ
ると共に、張出し加工、180°曲げ加工等の成形性や
焼付硬化性も優れ、しかも素材強度も高いアルミニウム
合金合せ板が得られる。したがって、陸運車輪、電気機
器部品。 建築用等々の材料として各種分野に一層拡大して適用す
ることができる。
Claims (5)
- (1)重量%で(以下、同じ)、Cu:1.5〜3.0
%、Mg:0.3〜1.5%及びSi:0.3〜1.0
%を必須成分として含むAl−Cu−Mg−Si基アル
ミニウム合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、
Mg:0.1〜3.5%を必須成分として含むAl−M
g基アルミニウム合金を片面につき全板厚の2〜20%
の厚さで皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形
性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
合せ板。 - (2)前記芯材のAl−Cu−Mg−Si基アルミニウ
ム合金にTi:0.005〜0.3%及びにB:0.0
005〜0.06%の1種又は2種が含有している含有
している特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム合金
合せ板。 - (3)前記芯材のAl−Cu−Mg−Si基アルミニウ
ム合金にBe:0.0001〜0.2%が含有している
特許請求の範囲第1項又は第2項記載のアルミニウム合
金合せ板。 - (4)前記皮材のAl−Mg基アルミニウム合金に、T
i≦0.3%及びB≦0.06%のうちの1種又は2種
が含有している特許請求の範囲第1項記載のアルミニウ
ム合金合せ板。 - (5)前記皮材のAl−Mg基アルミニウム合金にBe
:0.0001〜0.2%が含有している特許請求の範
囲第1項又は第4項に記載のアルミニウム合金合せ板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11548087A JPS63280626A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11548087A JPS63280626A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63280626A true JPS63280626A (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=14663565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11548087A Pending JPS63280626A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63280626A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7820304B2 (en) * | 2008-01-22 | 2010-10-26 | All-Clad Metalcrafters Llc | Corrosion/abrasion-resistant composite cookware |
-
1987
- 1987-05-12 JP JP11548087A patent/JPS63280626A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7820304B2 (en) * | 2008-01-22 | 2010-10-26 | All-Clad Metalcrafters Llc | Corrosion/abrasion-resistant composite cookware |
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