JP2603467B2 - 成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板 - Google Patents

成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板

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JP2603467B2 JP62028921A JP2892187A JP2603467B2 JP 2603467 B2 JP2603467 B2 JP 2603467B2 JP 62028921 A JP62028921 A JP 62028921A JP 2892187 A JP2892187 A JP 2892187A JP 2603467 B2 JP2603467 B2 JP 2603467B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム合金合せ板に係り、より詳細に
は、成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性に優れ、陸運車輌
用、電気機器部品用、建築用等の材料に適したアルミニ
ウム合金合せ板に関する。
(従来の技術及び解決しようとする問題点) 従来より、成形加工及び焼付硬化用のアルミニウム合
金として、Mg、Si及びCuを含有するAl-Mg-Si-Cu基合
金、例えばAA規格合金名の6009、6010、X6111などがT4
調質で実用化されている。これらのAl-Mg-Si-Cu基合金
は強度が高い割には張出し加工性に優れ、また200℃で3
0分のような加熱による焼付硬化性に優れているが、180
°曲げ加工性については、内側曲げ半径は良くてもせい
ぜい0.5〜0.75t(t:板厚)であり、実用上問題がある。
すなわち、最近ではアルミニウム合金はその軽量性を
活かして自動車の各部品や電気機器等に用いられてお
り、特に自動車のフードをはじめとするパネル類用の場
合、剛性を高めるためにアウターとインナーを組付ける
が、その際、インナーを内側としアウターを外側から18
0°曲げるヘム加工が行われている。しかし、このヘム
加工の場合、アウター材の曲げ加工性が劣ると、180°
の曲げ加工を行うとクラックが発生し、実用化ができな
くなる。そのため、曲げ加工性の劣る材料に対しては、
曲げ半径を大きくしたり、ロープドヘム加工等の設計面
で工夫が施されているが、上記Al-Mg-Si-Cu基合金も例
外ではなく、180°曲げ加工性が劣るため、この種の用
途には制約がある。現行の鋼板で採用されている180°
密着曲げ加工の可能な高強度アルミニウム材の出現が望
まれているところである。
また、自動車やバス等の陸運車輌、VTRをはじめとす
る電気機器製品及び建築用のアルミニウム合金材は成形
加工後、デザイン性や耐食性の向上のためにアルミニウ
ム合金板の表面に塗料を塗布し、その後塗料の性能性向
上のために、例えば200℃で30分或いは60分の加熱(焼
付と称する)が行われている。しかし、使用中に何らか
の原因で塗装が破損した場合、アルミニウム合金の素材
と塗装との境界に通常の腐食現象とは異なった腐食形態
である糸状の腐食、すなわち糸錆が発生する。上記Al-M
g-Si-Cu基合金の場合も同様に糸錆発生の問題があり、
従来よりその対策として塗料及び塗装法の改良が進めら
れているが、未だ充分な解決はなされていない。
このようにAl-Mg-Si-Cu基合金を一例とするアルミニ
ウム合金材に対し、上記の諸問題を解決し得る新材料の
出現が要請されているのが現状である。
本発明は、上記要請に応えるべくなされたものであっ
て、張出し加工性、180°曲げ加工性等の成形性に優れ
ていると共に焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニ
ウム合金板を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、従来のAl-Mg-
Si-Cu基合金の優れた焼付硬化性を利用し、更に新たに1
80°曲げ加工性及び耐糸錆性の向上を可能にする材料を
見い出すべく鋭意研究を重ねた結果、Al-Mg-Si-Cu基合
金を芯材とし、これに純度の高いアルミニウムを皮材と
してクラッドすることを想到するに至った。しかし、そ
の場合、単にクラッドしただけでは期待し得る特性を付
与し難いことがあるため、更に実験研究を重ねた結果、
芯材及び皮材の化学成分並びに皮材の厚さを規制するこ
とにより可能であることを知見し、ここに本発明をなし
たものである。
すなわち、本発明は、Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%
及びCu:0.2%以上1.5%未満を必須成分として含有し、
必要に応じて、Ti:0.005〜0.3%及びB:0.0005〜0.06%
の1種又は2種を含有し、或いは更にBe:0.0001〜0.2%
含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニ
ウム合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Alが
99.0%以上で、必要に応じてBeを0.0001〜0.2%含むア
ルミニウムを片面につき全板厚の2〜20%の厚さで皮材
としてクラッドしたことを特徴とする成形性、焼付硬化
性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板、を要
旨とするものである。
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明における芯材の化学成分の限定理由を説
明する。
Mg: MgはAlに含有されているSi(後述)と結合して素材の
強度及び焼付後の強度を向上させるが、素材の成形及び
耐糸錆性を低下させる元素である。0.4%未満では素材
の強度及び焼付後の強度が低く、また1.5%を超えると
焼付後の強度は高くなるが、素材の成形性が低下する。
したがって、Mg量は素材の強度及び成形性と焼付後の強
度向上を図るために、0.4〜1.5%とする。
Si: Siは上記Mg量と共に含有させると、Mgと結合して素材
の強度及び焼付後の強度を上昇させるが、素材の成形性
及び耐糸錆性を低下させる元素である。0.3%未満では
素材の成形性は高いが、強度及び焼付後の強度が低下
し、また2.3%を超えると素材の強度及び焼付後の強度
は高くなるものの成形性が低下する。したがって、Si量
は素材の強度及び成形性と焼付後の強度向上を図るため
に、上記Mg量のもとで0.3〜2.3%とする。
Cu: Cuは上記Mg量及びSi量と共に含有させるとその含有量
に比例して素材の強度及び焼付後の強度向上に効果があ
るが、素材の成形性及び耐糸錆性を低下させる元素であ
る。0.2%未満では素材の成形性は良好であるが、強度
が低く、焼付後の強度向上が小さくなり、また1.5%以
上であると素材の強度及び焼付後の強度は高くなるが、
素材の成形性が低下する。但し、成形性の低下は、Cu量
が1.5%までであれば、後述のアルミニウムをクラッド
することによりカバーすることが可能である。したがっ
て、Cu量は素材の強度、成形性及び焼付後の強度向上並
びに材料特性の調整のために、上記Mg量及びSi量のもの
で0.2以上1.5%未満の範囲とする。
Ti、B: Tiは上記Mg量、Si量及びCu量と共に含有させると、一
般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果があると共に成形性を
向上させる効果もあるので、必要に応じて含有させるこ
とができる。Tiを含有させる場合、0.005%未満ではこ
れらの向上効果はなく、また0.1%を超えると晶出物が
生成して成形性を低下させるが、0.3%までであれば後
述のアルミニウムをクラッドさせることにより成形性の
低下をカバーすることが可能である。したがって、Tiを
含有させるときは0.005〜0.3%の範囲とする。
Bは上記Mg量、Si量及びCu量と共に含有させると、Ti
と同様、一般的な鋳塊の結晶粒微細化に効果があると共
に成形性を向上させる効果もあるので、必要に応じて含
有させることができる。Bを含有させる場合、0.0005%
未満ではそのような向上効果はなく、また0.03%を超え
ると晶出物が生成して成形性を低下させるが、0.06%ま
でであれば後述のアルミニウムをクラッドさせることに
より成形性の低下をカバーすることが可能である。した
がって、Bを含有させるときは0.0005〜0.06%とする。
なお、上記Ti及びBは1種又は2種を添加すればよ
い。またAl-Ti-B中間合金、Al-Ti中間合金又はAl−B中
間合金によって添加するのが良い。
Be: Beは、上記Mg量、Si量及びCu量と共に、あるいはさら
にTi及び/又はBを含有する場合は上記Ti量及び/又は
B量とともに含有させると、クラッド圧延の際、芯材と
皮材の接着性を向上させたり或いは成形性を向上させる
効果があるので、必要に応じて含有させることができ
る。Beを含有させる場合、0.0001%未満ではその効果は
得られず、0.2%を超えて含有させてもその効果が飽和
する。したがって、Beは芯材と皮材の接着性及び成形性
の向上のために0.0001〜0.2%の範囲で含有させること
ができる。
なお、芯材中には、地金やAlのスクラップ中に或いは
Mg、Cu、Si、Ti、B、Be等を添加する場合の中間合金中
に含有されるFe、Mn、Cr、Zr、V等が不純物として随伴
されるが、成形性を維持するために、Feは0.3%未満、M
nは0.15%未満、Crは0.1%未満、Zrは0.04%未満、Vは
0.01%未満に抑制するのが望ましく、またMn、Cr、Zr及
びVの合計量を0.2%未満に抑制するのが望ましい。ま
た同様にZn、Niもそれぞれ0.1%未満、その他の不純物
も0.05%未満に抑制するのが望ましい。
次に、上記芯材にクラッドする皮材としてアルミニウ
ムを用いる理由を説明する。
皮材は耐糸錆性を向上させ、かつ、成形性を向上させ
るためのものであるので、これらの性質が芯材よりも良
好であることが要求される。そのためには皮材の化学成
分及び厚さを次のように規制する必要がある。
まず、皮材としては少なくともAlが99.0%以上である
アルミニウムを適用する。Alが99.0%未満ではこれらの
効果を全く期待できない。望ましくはAl99.2%以上とす
る。
なお、Beは芯材の場合と同様の目的で必要に応じて適
量含有させることができ、芯材と皮材の接着性及び成形
性の向上を図ることができる。その場合、0.0001%未満
及び0.2%を超えて含有させると成形性が低下するの
で、0.0001〜0.2%の範囲で含有させるのが良い。
また、上記アルミニウムには不純物としてFe、Si、C
u、Cr、Zr、V又はNiが含有され、それらの含有量に比
例して耐糸錆性及び成形性が低下するので、それらの元
素は単独で0.75%以下、2種以上の合計で1%以下に抑
制するのが望ましい。Beを含有させるときは上記不純物
元素との合計で1%以下に抑制するのが望ましい。
なお、Beと同様、Ti、Bを適量含有させると効果があ
るので、必要に応じて含有させることができる。すなわ
ち、Tiは一般的な鋳塊の結晶粒を微細化させるために0.
3%まで許容され、BはTiとの相乗効果により一般的な
鋳塊の結晶粒を微細化させることができ、0.06%まで許
容される。これらのTi、BはAl-Ti、Al−B及びAl−Ti
−Bの中間合金として含有させることができる。
以上の各元素以外の不純物は0.1%以下に抑制するの
が望ましい。
次に、皮材の厚さを規制する理由であるが、皮材の厚
さは成形性及び耐糸錆性を向上させるのに重要な条件で
あって、目的に応じて芯材の片面或いは両面に設ける。
皮材の厚さが片面につき全板厚の2%未満では、製造中
に皮材が破損して糸錆が発生する危険が生じたり、成形
性の向上効果がなくなり、また片面につき全板厚の20%
を超える厚さでは耐糸錆性及び成形加工性は良好である
ものの強度の低下が大きくなる。したがって、皮材の厚
さは耐糸錆性及び成形性と強度との兼ね合いから、片面
につき全板厚の2〜20%、好ましくは3〜15%とし、芯
材の片面又は両面に設ける。なお、皮材は、通常は片面
につき1枚とし、曲げ加工の方向や塗料塗布面等の違い
によるアルミニウム合金合せ板の使用態様により、芯材
の片面或いは両面のいずれかに圧延等により設ける。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
実施例1 第1表及び第2表に示す化学成分(wt%)を有する芯
材及び皮材の各材料について、常法により溶解、鋳造し
て鋳塊を得、これを面削後に加熱又は均質化処理を施
し、熱間圧延(複合板圧延又は芯材のみの圧延)、冷間
圧延を行った後、最終熱処理(調質処理)を施し、全板
厚1.0mmで皮材を片面につき5%の厚さで両面にクラッ
ドしたアルミニウム合金合せ板を製造した。芯材と皮材
の組合せは第3表(A)及び第3表(B)及び第4表に
示すとおりである。なお、比較のために、芯材のみのア
ルミニウム合金板も製造した。
得られたアルミニウム合金合せ板又は合金板につい
て、180°密着曲げ試験及びエリクセン試験を行って割
れ状況を観察すると共にエリクセン値を求めて成形性を
調べた。また調質処理を施し、室温で30日間放置した
後、200℃×30分の焼付を行い、焼付前後の耐力を測定
して焼付硬化性を調べた。更に以下の要領及び条件で作
成した試験片を用いて糸錆試験を実施し、糸錆の長さに
より耐糸錆性を評価した。
試験片作成要領:アルミニウム合金合せ板又は合金
板→脱脂→水洗→燐酸亜鉛処理→水洗→純水洗→乾燥→
カチオン電着(塗膜20μm、150℃×20分加熱)→中塗
(塗膜30μm、140℃×25分加熱)→上塗(塗膜35μ
m、150℃×25分加熱)→糸錆試験。
糸錆試験条件:塗膜にノッチを入れる→塩水噴霧
(JISに準処、24hr暴露)→湿潤(温度45℃、湿度95
%、20日間暴露)→耐糸錆性評価。
耐糸錆性の評価基準。
(糸錆長さ) (評価) 1.0mm以下 ◎(優) 1.0〜2.0mm ◎(良) 2.1〜4.0mm △ 4.1mm以上 × 以上の結果を第3表(A)、第3表(B)及び第4表
に併記する。同表より明らかなとうり、本発明範囲内及
び範囲外の化学成分を有し芯材のみからなる比較例は、
いずれも成形性、耐糸錆性が劣っており、皮材の化学成
分及び厚さが本発明範囲内であっても芯材の化学成分が
本発明範囲内のものでない比較例は成形性又は焼付硬化
性が悪い。これに対し、本発明例及び参考例(芯材と皮
材の化学成分自体はそれぞれ本発明範囲内であるが、芯
材と皮材ともにBeを含まない点で本発明範囲から外れる
ものを参考例とした)はいずれも成形性、焼付硬化性及
び耐糸錆性が優れている。
実施例2 実施例1に用いた芯材(C−14)と、これにBeを0.1
%添加したアルミニウム合金(C−14−1)と、更に
(C−16)を芯材とし、実施例1に用いた皮材(S−
1)と、これにBeを0.05%添加したもの(S−1−
1)、0.3%添加したもの(S−1−2)を皮材とし
て、それぞれの鋳塊に均質化処理→面削→加熱(熱間圧
延温度まで)→熱間圧延(合せ圧延を含む)→冷間圧延
→調質処理を施して、全板厚1.0mmで皮材を片面につき1
0%の厚さで両面にクラッドしたアルミニウム合金合せ
板を製造した。また、実施例1に用いた他のいくつかの
芯材と皮材を組み合せ、同じ手順でアルミニウム合金合
せ板を製造した。
得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1
と同様に成形性を調べると共に、熱間圧延時の接着状況
を観察して熱間圧延性を調べた。その結果は、第5表に
示すとうり、芯材及び皮材の少なくとも一方にBeを添加
すると熱間圧延時の接着率が良好になるが、Be添加量が
0.3%と多くなりすぎると180°密着曲げ性及びエリクセ
ン値が低下する。また芯材にSiが2.5%含まれると熱間
圧延時に“ワニロ”になり、製品にならない。
実施例3 実施例1に用いた芯材(C−4)及び(C−14)と皮
材(S−1)の各材料について、常法により溶解、鋳造
して鋳塊を得、これを均質化処理後に面削し、熱間圧延
温度まで加熱して熱間圧延(合せ圧延を含む)を行い、
冷間圧延、調質処理を施した後、室温にて1日間放置
し、最終熱処理(70℃×24hr)を行って、全板厚1.0mm
で皮材を片面につき0〜25%の厚さで両面にクラッドし
たアルミニウム合金合せ板を製造した。なお、皮材の厚
さが0%のときは芯材のみであることは云うまでもな
い。
得られたアルミニウム合金合せ板について、実施例1
と場合と同様にして成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性を
調べた。但し、焼付条件は175℃×30分と200℃×60分の
2種類とした。
第6表はそれらの結果を示しており、同表より次のこ
とがわかる。
皮材の厚さが1.5%程度では、素材での強度や焼付
硬化性が低下し、成形性及び耐糸錆性の向上は小さい。
2%程度になると耐糸錆性が改良される。
5%程度になると、180°密着曲げ加工が可能とな
り、かつ、エリクセン値も改善されている。
しかし、皮材の厚さが25%程度になると、成形性及
び耐糸錆性は良好であるが、素材での強度及び焼付後の
耐力が芯材のみの場合の約70%程度にまで低下してい
る。
フロントページの続き (72)発明者 酒井 幾央 神奈川県横浜市金沢区泥亀1―28 B− 606 (56)参考文献 特開 昭61−91342(JP,A) 特開 昭61−272342(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で(以下、同じ)、Mg:0.4〜1.5
    %、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2%以上1.5%未満を含有
    し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム
    合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Be:0.000
    1〜0.2%含有し残部99%以上のAl及び不可避的不純物か
    らなる純アルミ系合金を片面につき全板厚の2〜20%の
    厚さで皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形
    性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
    合せ板。
  2. 【請求項2】Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2
    %以上1.5%未満を含有し、更にBe:0.0001〜0.2%含有
    し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム
    合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、99%以上
    のAl及び不可避的不純物からなるアルミニウムを片面に
    つき全板厚の2〜20%の厚さで皮材としてクラッドした
    ことを特徴とする成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優
    れたアルミニウム合金合せ板。
  3. 【請求項3】Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2
    %以上1.5%未満を含有し、更にBe:0.0001〜0.2%含有
    し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム
    合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Be:0.000
    1〜0.2%含有し残部99%以上のAl及び不可避的不純物か
    らなる純アルミ系合金を片面につき全板厚の2〜20%の
    厚さで皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形
    性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
    合せ板。
  4. 【請求項4】Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2
    %以上1.5%未満を含有し、更にTi:0.005〜0.3%及びB:
    0.0005〜0.06%の1種又は2種を含有し、残部がAl及び
    不可避的不純物からなるアルミニウム合金を芯材とし、
    この芯材の片面又は両面に、Be:0.0001〜0.2%含有し残
    部99%以上のAl及び不可避的不純物からなる純アルミ系
    合金を片面につき全板厚の2〜20%の厚さで皮材として
    クラッドしたことを特徴とする成形性、焼付硬化性及び
    耐糸錆性の優れたアルミニウム合金合せ板。
  5. 【請求項5】Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2
    %以上1.5%未満を含有し、更にTi:0.005〜0.3%及びB:
    0.0005〜0.06%の1種又は2種とBe:0.0001〜0.2%含有
    し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム
    合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、99%以上
    のAl及び不可避的不純物からなるアルミニウムを片面に
    つき全板厚の2〜20%の厚さで皮材としてクラッドした
    ことを特徴とする成形性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優
    れたアルミニウム合金合せ板。
  6. 【請求項6】Mg:0.4〜1.5%、Si:0.3〜2.3%及びCu:0.2
    %以上1.5%未満を含有し、更にTi:0.005〜0.3%及びB:
    0.0005〜0.06%の1種又は2種とBe:0.0001〜0.2%含有
    し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム
    合金を芯材とし、この芯材の片面又は両面に、Be:0.000
    1〜0.2%含有し残部99%以上のAl及び不可避的不純物か
    らなる純アルミ系合金を片面につき全板厚の2〜20%の
    厚さで皮材としてクラッドしたことを特徴とする成形
    性、焼付硬化性及び耐糸錆性の優れたアルミニウム合金
    合せ板。
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