JPH10102179A - プレス成形性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents

プレス成形性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法

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JPH10102179A
JPH10102179A JP8260062A JP26006296A JPH10102179A JP H10102179 A JPH10102179 A JP H10102179A JP 8260062 A JP8260062 A JP 8260062A JP 26006296 A JP26006296 A JP 26006296A JP H10102179 A JPH10102179 A JP H10102179A
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hardenability
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Masao Kikuchi
正夫 菊池
Makoto Saga
誠 佐賀
Mamoru Matsuo
守 松尾
Iwao Shu
岩 朱
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Nippon Steel Corp
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Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたプレス成形性と塗装焼付硬化性を兼ね
備えたアルミニウム合金板を得る。 【解決手段】 重量%で、Mg:0.4〜1.2%,S
i:0.4〜1.2%,Cu:0.25〜1.0%を含
有し、かつ、1.2%≦Mg+Si≦1.8%なる関係
式を満足し、残部がAlおよび不純物からなるアルミニ
ウム合金で、かつ、プレス成形前の(TS−YS)の値
が130MPa以上であることを特徴とするプレス成形
性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板。
また、その製造方法として、前記合金を鋳造,圧延後、
500〜550℃の間の温度で10秒以上、2時間以内
の溶体化処理を施し、その温度から100℃までの温度
範囲を10℃/秒以上の速度で冷却する。なお、前記合
金には少量のZn,Cr,Fe,Mn,Zr,V,Ti
を特定元素として含有することができる。以上により、
クラッド板等を用いずに、単板でプレス成形性と塗装焼
付硬化性を兼ね備えたアルミニウム合金板が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形性およ
び塗装焼付硬化性に優れ、自動車ボディパネルをはじ
め、車両,電気機器,建築用等の材料に適したアルミニ
ウム合金板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車のボディシートなどの材
料には主として冷延鋼板が用いられることが多かった。
しかしながら、最近では車体軽量化の要求からアルミニ
ウム合金板を使用することが検討され、一部使用されて
いる。自動車のボディシートはプレス成形性に優れるば
かりでなく、耐食性、焼付塗装後の強度などにも優れる
ことが要求される。これまで自動車ボディシート用アル
ミニウム合金としてはJISA5052,JISA51
82、特開昭62−27544号公報,特公昭62−4
2985号公報などの合金で代表されるAl−Mg系合
金,AA6009,AA6010などで代表されるAl
−Mg−Si系合金が用いられている。これらのうち、
Al−Mg系合金はMg含有量の増加とともに延性が向
上する(例えば、軽金属学会編:「アルミニウムの組織
と性質」,P.256等)ことから、成形性に優れた材
料として、わが国では自動車ボディパネルに多く用いら
れている。
【0003】しかしながら、Al−Mg系合金では、1
70〜200℃での塗装焼付時に軟化が起こり、耐デン
ト性に劣るという欠点があった。一方、Al−Mg−S
i系合金は時効硬化性を有しているため、170〜20
0℃での塗装焼付によって高強度が得られ、耐デント性
に優れているが、成形性に劣るため、自動車ボディパネ
ル用としての適用には限界があった。このように、自動
車のボディパネル用アルミニウム合金板には、成形性に
優れるとともに、170〜200℃での塗装焼付によっ
て十分な強度の得られることが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような要求に対し
て、例えば、特開平1−287244号公報には、時効
硬化性を有するAl−Cu−Mg−Si系合金を芯材と
し、成形性の良好な純Alを皮材としたアルミニウム合
金合わせ板が提案されており、プレス成形性と塗装焼付
硬化性が両立されている。しかしながら、合わせ板で
は、製造コストが高くなるばかりでなく、端面で異種金
属接触腐食を起こす恐れがある。本発明は、単板でプレ
ス成形性に優れるとともに170〜200℃での塗装焼
付によって高強度が得られ、かつ耐食性にも優れる自動
車のボディパネル用アルミニウム合金板を提供すること
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、ま
ず、アルミニウム合金板の成形性に及ぼす材料因子につ
いて種々検討した結果、合金板の(TS−YS)値が1
30MPaを越えれば自動車のボディパネルとしての成
形に耐え得ることを見い出した。つぎに、時効硬化性を
有するAl−Mg−Si系合金において、プレス成形性
に及ぼす合金組成および板製造条件の影響について種々
検討した結果、MgおよびSi量の成分範囲、Cuの添
加量および製造条件を特定することによって上記目的を
達成できることを見い出し、本発明をなすに至ったもの
である。
【0006】すなわち、本発明は、 (1)重量%で、Mg:0.4〜1.2%、Si:0.
4〜1.2%、Cu:0.25〜1.0%を含有し、か
つ、1.2%≦Mg+Si≦1.8%なる関係式を満足
し、残部がAlおよび不純物からなるアルミニウム合金
で、かつ、プレス成形前の(TS−YS)の値が130
MPa以上であることを特徴とするプレス成形性および
塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板。ここで、
TSは引張強さ、YSは0.2%耐力である。
【0007】(2)上記(1)記載のアルミニウム合金
において、さらに、Zn:0.05〜0.6%、Cr:
0.03〜0.5%、Mn:0.03〜0.5%、F
e:0.05〜0.5%、V :0.03〜0.3%、
Zr:0.03〜0.3%、Ti:0.005〜0.3
%のうちの1種以上を含有するプレス成形性および塗装
焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板。
【0008】(3)上記(1)あるいは(2)記載のア
ルミニウム合金を鋳造し、所定の厚さまで圧延した後、
500〜560℃の間の温度で10秒以上、2時間以内
の溶体化処理を施し、その温度から100℃までの温度
範囲を10℃/秒以上の速度で冷却することを特徴とす
るプレス成形性および塗装焼付硬化性に優れるアルミニ
ウム合金板の製造方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
まず、成分組成の限定理由について述べる。Mg,Si
およびCuは本発明合金における主要元素であり、成形
性、塗装焼付硬化性、その他の特性に大きな影響を及ぼ
す。そこで、本発明者はAl−Mg−Si系合金の(T
S−YS)値に及ぼすMg,SiおよびCu量の影響に
ついて調査した。その結果の1例を図1、図2および図
3に示す。これらの結果から、Mg≧0.4%、Si≧
0.4%、1.2%≦Mg+Si、かつCu≧0.25
%の場合に(TS−YS)値が130MPaを越え、プ
レス成形性に優れることを見い出した。また、これらの
条件を満足するMg,SiおよびCu量を含有するAl
−Mg−Si系合金では、同時に、十分な塗装焼付硬化
性も有している。したがって、Mg,SiおよびCu量
の下限をそれぞれ、0.4%,0.4%および0.25
%、(Mg+Si)量を1.4%以上とした。
【0010】次に、Mg,SiおよびCuの上限量を規
定する。上記条件を満足する範囲内であれば、Mg,S
iおよびCuの含有量は多いほどプレス成形性および塗
装焼付硬化性には優れる。しかしながら、MgおよびS
i量が1.2%を、(Mg+Si)量が1.8%を越え
ると、十分に高い温度で溶体化処理を行っても、完全な
固溶体が得られず、Mg2 SiやSi等の第2相が析出
してヘム曲げ性が大きく低下させる。そこで、Mg,S
iおよび(Mg+Si)量の上限をそれぞれ、1.2
%,1.2%,および1.8%とした。また、Cuにつ
いても、1.0%を越えるとヘム曲げ性とともに耐食性
も低下するため、上限を1.0%とした。以上の理由か
ら、Mg,Si、およびCuの含有量はそれぞれ、M
g:0.4〜1.2%、Si:0.4〜1.2%、C
u:0.25%〜1.0%とし、(Mg+Si)量の範
囲を1.2%≦Mg+Si≦1.8%とした。
【0011】本発明のアルミニウム合金板は、上記の必
須成分以外に、必要に応じてZn,Cr,Mn,Fe,
V,ZrあるいはTiのうち1種以上を含有する。Zn
は強度向上に有効な元素であるが、含有量が0.05%
未満ではその効果は小さく、0.6%を越えると成形加
工性、耐食性および溶接性が低下する。したがって、Z
nの含有量は0.05〜0.6%とした。Cr,Mn,
ZrおよびVはいずれも結晶粒を微細化、安定化すると
ともに強度を向上させる効果を有する元素であり、必要
に応じて1種以上を添加する。この場合、いずれの元素
も0.03%未満では上記の効果は得られず、一方、C
rおよびMnが0.5%、ZrおよびVが0.3%をそ
れぞれ越えると上記の効果は飽和する上に、成形性を低
下させる。よって、CrおよびMnの含有量は0.03
〜0.5%,ZrおよびVの含有量はそれぞれ0.03
〜0.3%とする。
【0012】Feは本来不可避的不純物であるが、上記
のCr,Mn,Zr,V等と同様の効果を有しており、
必要に応じて添加する。この場合、0.05%未満では
上記の効果は得られず、0.5%超では上記の効果は飽
和する上に、Al−Fe−Si系の金属間化合物を生成
し、成形性を低下させる。よって、Feの含有量は0.
05〜0.5%とする。Tiは一般に鋳塊の結晶粒微細
化のため、単独あるいは微量のBと組み合わせて添加す
る。この場合、Tiの含有量が0.005%未満では上
記の効果は得られず、0.3%を越えるとその効果は飽
和する。したがって、Tiの含有量は0.005〜0.
3%とする。Bの添加量は0.0005〜0.03%が
有利である。
【0013】次に、製造方法について説明する。上記ア
ルミニウム合金を鋳造後、溶体化処理前までの製造工
程、すなわち、所定の厚さの圧延板とするまでの工程
は、従来の一般的なアルミニウム合金板の製造方法で良
い。例えば、DC鋳造法で鋳塊を製造した後、熱間圧
延,冷間圧延によって所定の厚さとする方法、連続鋳造
法で薄スラブを製造した後、熱間圧延、冷間圧延で所定
の厚さにする方法等が利用できる。
【0014】上記工程後の溶体化処理の温度について
は、500℃以下の温度では時効硬化に寄与するMg,
SiおよびCu原子がAl中に十分固溶せずに第2相と
して析出するために、ヘム曲げ性を低下させるととも
に、塗装焼付硬化性が低下して、十分な強度が得られな
い。一方、560℃を越えると部分溶解が生じる。その
ため、溶体化処理温度は500〜560℃の範囲とし
た。溶体化処理時間が10秒以下ではMg,Siおよび
Cuの固溶がまだ十分に起こらず、2時間を越えると結
晶粒が粗大化し、プレス成形の際に肌荒れを起こすた
め、溶体化処理時間は10秒以上、2時間以内とした。
溶体化処理後、100℃までの温度範囲の冷却速度を1
0℃/秒未満にすると、冷却中に第2相が析出して、ヘ
ム曲げ性を低下させるとともに、塗装焼付時に析出する
Mg,SiおよびCuの量が減少して塗装焼付硬化性が
低下する。そのため、溶体化処理温度から100℃まで
の冷却速度は10℃/秒以上とした。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例で説明する。 (実施例1)表1に示す化学成分を有する各合金を常法
により、溶解、鋳造し、面削、均質化処理後、熱間圧延
および冷間圧延によって板厚1mmの冷延板を作製し
た。得られたアルミニウム合金板に520℃で30分の
溶体化処理を施し、その温度から0℃の氷水中に焼入れ
た。得られた各アルミニウム合金板について、JISに
規定された試験方法に準拠して、引張試験、180°曲
げ試験、エリクセン試験を行い、成形加工性を評価し
た。曲げでは、最小半径0〜0.5tを良好と判定し
た。エリクセン値は9.5mm以上を良好とした。ま
た、175℃で30分の塗装焼付処理を行い、焼付前後
の耐力を測定して塗装焼付硬化性の評価を行った。焼付
硬化性は硬化量が80MPa以上あれば良好と判断され
る。さらに、70mm×150mmの試験片をフッ化物
添加りん酸塩処理浴でりん酸塩皮膜を形成させ、カチオ
ン電着塗装20μm,中塗り、上塗り塗装を施して総合
塗膜厚80μmとした後、アルミニウム素地に達するナ
イフカットを付け、塩水噴霧(5%NaCl,35℃)
1日、湿潤(85%相対湿度,40℃)5日、室内放置
1日から構成されるサイクル環境に8週間暴露した後の
ナイフカットからの糸錆最大長さを測定して耐食性の評
価を行った。
【0016】耐食性(耐糸錆性)の評価は、 ◎優(最大糸錆長さ0.5mm以下) 〇良(最大糸錆長さ0.5〜1.0mm) △やや不良(最大糸錆長さ1.0〜1.5mm) ×不良(最大糸錆長さ1.5mm以上)で表した。 それらの結果を表2に示す。表2から明らかなように、
本発明によるアルミニウム合金合板は比較材のアルミニ
ウム合金板に比較して、成形加工性および耐食性に優
れ、かつ、塗装焼付硬化性も大きく、80MPa以上の
焼付硬化量を示すことがわかる。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】(実施例2)表1に示す合金のうち合金N
o.7を常法により、溶解、鋳造し、面削、均質化処理
後、熱間圧延および冷間圧延によって板厚1mmの冷延
板とした。このアルミニウム合金板に450〜570℃
の各温度で、5秒〜3時間の溶体化処理を施し、その温
度から0℃の氷水中に焼入れた。得られた各アルミニウ
ム合金板について、実施例1の場合と同様にして、成形
加工性,耐食性および塗装焼付硬化性を評価した。表3
にその結果を示す。表3から明らかなように、溶体化温
度が500℃未満および溶体化時間が10秒未満の比較
法では成形性、塗装焼付硬化性ともに500℃以上,1
0秒以上の溶体化処理材に比べて劣っていることがわか
る。また、溶体化温度が570℃の比較材では部分溶解
が起こって試験片が採取できず、520℃×3時間の溶
体化処理材では成形時の肌荒れが激しかった。このよう
に、本発明の範囲である500〜560℃で10秒〜2
時間の溶体化処理において優れた成形性と塗装焼付硬化
性が両立されることがわかる。
【0020】
【表3】
【0021】(実施例3)表1に示す合金のうち合金N
o.7を常法により、溶解、鋳造し、面削、均質化処理
後、熱間圧延および冷間圧延によって板厚1mmの冷延
板とした。このアルミニウム合金板に520℃で30分
の溶体化処理を施し、その温度から100℃までの平均
冷却速度を1℃/秒から100℃/秒の間で変化させて
冷却した。得られた各アルミニウム合金板について、実
施例1の場合と同様にして、成形加工性、耐食性および
塗装焼付硬化性を評価した。その結果を表4に示す。表
4から明らかなように、溶体化処理温度から100℃ま
での温度範囲を本発明の条件である10℃/秒以上の冷
却速度で冷却した場合には、優れた成形性と塗装焼付硬
化性が得られているが、比較法である10℃/秒以下で
冷却した場合には、十分な成形性と塗装焼付硬化性が得
られないことがわかる。
【0022】
【表4】
【0023】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によるアル
ミニウム合金合板は耐食性に優れるとともに高成形性お
よび高塗装焼付硬化性をともに具備することから、自動
車のボディパネルをはじめ、電気機器、建築用等の成形
加工用アルミニウム合金板として広く使用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】Al−Mg−Si系合金板の(TS−YS)値
に及ぼすMg,SiおよびCu量(0.2%)の影響の
代表例を示す図、
【図2】Al−Mg−Si系合金板の(TS−YS)値
に及ぼすMg,SiおよびCu量(0.3%)の影響の
代表例を示す図、
【図3】Al−Mg−Si系合金板の(TS−YS)値
に及ぼすMg,SiおよびCu量(0.7%)の影響の
代表例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 691 C22F 1/00 691C 692 692B 692A (72)発明者 松尾 守 東京都中央区日本橋室町4丁目3番18号 スカイアルミニウム株式会社内 (72)発明者 朱 岩 東京都中央区日本橋室町4丁目3番18号 スカイアルミニウム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 Mg:0.4〜1.2%、 Si:0.4〜1.2%、 Cu:0.25〜1.0%を含有し、 かつ、1.2%≦Mg+Si≦1.8%なる関係式を満
    足し、残部がAlおよび不純物からなるアルミニウム合
    金で、かつ、プレス成形前の(TS−YS)の値が13
    0MPa以上であることを特徴とするプレス成形性およ
    び塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板。ここ
    で、TSは引張強さ、YSは0.2%耐力である。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアルミニウム合金におい
    て、さらに、 Zn:0.05〜0.6%、 Cr:0.03〜0.5%、 Mn:0.03〜0.5%、 Fe:0.05〜0.5%、 V :0.03〜0.3%、 Zr:0.03〜0.3%、 Ti:0.005〜0.3% のうちの1種以上を含有するプレス成形性および塗装焼
    付硬化性に優れたアルミニウム合金板。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載のアルミニウム
    合金を鋳造し、所定の厚さまで圧延した後、500〜5
    60℃の間の温度で10秒以上、2時間以内の溶体化処
    理を施し、その温度から100℃までの温度範囲を10
    ℃/秒以上の速度で冷却することを特徴とするプレス成
    形性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板
    の製造方法。
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