JPS62204251A - ハロゲン化銀溶剤の存在下で増感処理するハロゲン化銀感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀溶剤の存在下で増感処理するハロゲン化銀感光材料

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JPS62204251A
JPS62204251A JP4790786A JP4790786A JPS62204251A JP S62204251 A JPS62204251 A JP S62204251A JP 4790786 A JP4790786 A JP 4790786A JP 4790786 A JP4790786 A JP 4790786A JP S62204251 A JPS62204251 A JP S62204251A
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秀樹 滝口
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裕之 星野
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/035Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子
に特定のハロゲン化銀結晶面の存在並びに増感処理を指
定するハロゲン化銀感光材料に関し、更に該特定結晶面
の写真特性例えばかフリ、感度或は保存安定性に対する
効果を発現させるハロゲン化銀感光材料に関する。
【従来の技術】
近年、写真用のハロゲン化銀乳剤に対する要請はますま
す厳しく、高感度、優れた粒状性、高鮮鋭性、低いかフ
リ濃度および十分高い光学濃度等の写真性能に対してま
すます高水準の要求がなされている。 これらの要請に対して、高感度乳剤としては、沃臭化銀
乳剤で沃化銀10モル%以下含む乳剤が良く知られてい
る。そして、これらの乳剤を調製する方法としては、従
来からアンモニア法、中性法、酸性法等のpH条件、I
)Ag条件を制御する方法、混合法としてはシングルジ
ェット法、ダブルジェット法等が知られている。 これらの公知技術を基盤にして、高感度化、粒状性の改
良、高鮮鋭性および低かぶりを達成する目的のために精
緻なまでに技術手段が検討され、実用化されてきた。特
に臭化銀及び沃臭化銀乳剤においては、晶癖、粒度分布
はもとより、個々のハロゲン化銀粒子内での沃化銀の濃
度分布まで制御された乳剤が研究されて外だ。 −にに述べてきたような高感度、優れた粒状性、高鮮鋭
性、低いかぶり濃度および十分高いカバリングパワー等
の写真性能を達成するための最も正統な方法はハロゲン
化銀の量子効率を向上させることである。この目的のた
めに固体物理の知見等が積極的に取り入れられている。 この量子効率を理論的に計算し、粒度分布の影響を考察
した研究が、例えば写真の進歩に関する1980年東京
シンボッニームの予稿集“インターラクションズ・ビト
ウィーン・ライト・アンド・マテリアルズ・7オ・7オ
トグラフイツク・アプリケーションズ”91頁に記載さ
れでいる。この研究によれば粒度分布を狭くして、単分
散乳剤をつくることが量子効率を向上さぜるのに有効で
あることが予言されている。更に加えで、7%ロデン化
銀乳剤の増感を達成するために後で詳細に述べる化学増
感と呼ばれる工程に於て、低かぶりを保ったまま効率よ
く高感度を達成するためにも単分散乳剤が有利であろう
という推論も理にかなったものと考えられる。 工業的に単分散乳剤をつくるためには、特開昭54−4
8521号に記載されているように厳密なlllAgお
よび1】11の制御のもとに、理論」ユ求められた銀イ
オンおよびハロゲンイオンの反応系への供給速度の制御
および十分な撹拌条件が必要とされる。これらの条イ1
下で製造されるハロゲン化銀乳剤は立方体、八面体、1
4面体のいずれかの形状を有している(100)面と(
Il+)面を様々の割合で有している、いわゆる正常晶
粒子からなる。そして、このような正常晶粒子により高
感度化し得ることが知られている。 一方、従来から高感度写真フィルムに適するハロゲン化
銀乳剤として多分散の双晶粒子からなる沃臭化銀乳剤が
知られている。 また、特開昭58−113927号その他には偏平双晶
粒子を含む沃臭化銀乳剤が開示されている。 これらの技術は高感度に寄与するものではあるが、更に
高感度を達成し得る技術に対する要求が継続して存在し
ている。 その現れとして高感度を得られるハロゲン化銀粒子とし
て、特願昭59−158111号、特開昭60−222
842号にはそれぞれ(110)面を有する写真特性の
優れた沃臭化銀粒子が開示されており、また特公昭55
−42737号には、カブリの少ないものとして(+1
0)面を持つ菱12面体の塩臭化銀粒子を含む写真乳剤
が開示されている。 一方、特願昭59−206765号には(110)面の
中央に稜線を有する結晶面を持つ臭化銀、沃臭化銀粒子
が開示されでおり、これによりさらに高感度化し得るこ
とが示されている。この結晶面は、非常に高次な結晶面
であると考えられ、ミラー指数は決定できないが、その
特性については、特願昭59−206765号に述べら
れでおり、便宜的に準(+10)面と名付けられている
。 前記のようにハロゲン化銀粒子の結晶面と写真特性の関
係は甚だ深いものがあり、その間に潜んでいる関係を更
に詳細に検討することによって更に優れた特性を示すハ
ロゲン化銀乳剤が開発される可能性をを有している。 一方に於て、化学増感処理の分野では、化学増感反応は
晶癖依存性が大きく、たとえば、通常の4一 方法ではHoo)面に比べ(111)面には硫黄増感核
が沢111できてしまうため、潜像形成が分散的になり
効率が悪く、従って、増感効率が悪いことが知られてお
り、上記のような(111)面を有する形態のハロゲン
化銀粒子の実用化は不利または困難とされてきた。 ところで、一方、従来からヒドロキシアザインデン化合
物は含硫黄化合物による化学増感を抑制する性質を有し
ていることから、写真乳剤の安定剤として当業界ではよ
く知られており、硫黄増感反応を終止させる目的および
/または製造工程、保存中、あるいは現像処理中でのか
ぶりの発生を防止する目的で添加されている。また、こ
の化合物は′写真感度を増加させる作用があることも知
られている。例えば、英国特許1,315,755号に
は、ハロゲン化銀乳剤を (硫黄千金)増感する方法と
して、硫黄増感する前にアザインデンを添加し、同時又
はその後に硫黄を含む1価の金錯塩化合物を加え熟成す
ると従来の方法よりもハロゲン化銀 □の固有感度が増
加することが記載されている。また特Ill 昭50−
63914号オヨヒトイツ特許出wR(Ol、S)2,
419,798号には、臭化銀含有モル比率が80%以
上の立法体型粒子の単分散性ノ10デン化銀粒子乳剤を
硫黄増感した後、ヒドロキシテトラザインデン化合物を
含有させると感度が増大すること力f記載されている。 しかし、この公報には立方体以外の結晶形、例えば、実
質的に(+11)面で囲まれた粒子形態をなす八面体粒
子および偏平粉子では感度はかえって減少するか増加し
てもその程度はわずかであることも併記されている。ま
た、特開昭51−77223号には、硫黄増感を施した
ノ10ゲン化銀写真乳剤においで、ノ)ロデン化銀粒子
の平均粒子サイズが0.5μ前をこえないときには、こ
の写真乳剤にある種のヒドロキシテトラザインデン化合
物を含有させると感度が増大することが記載されている
。しかしながら、当業界では従来からヒドロキシテトラ
ザインデン化合物を増感効果の有無あるいはその認識に
かかわらず、化学増感処理の後に安定剤として添加する
ことは常識的に行なわれていることであり、前記の特開
昭5O−63914f t(、J:び同51−7722
3号に記載されている方法は新たなる増感方法として期
待でない。 更に米国特許3,271,157号等数多くの特許には
ハロゲン化銀溶剤を増感処理に用いる技術が開示されて
いる。しかし該溶剤による増感処理では、(111)面
を有する粒子からなる乳剤に対しでは比較的良好な結果
がえられるが尚も不充分であり、また一般にかぶりを生
じ易い。 また(100)面、(+10)面或は(+、 11. 
)面を単独に或は混在しで有するハロゲン化銀粒子乳剤
に於ては高照度等に対する照度不軌に対する系統的対策
に不備があり、照明条件が多岐に亘る現在に於て問題と
される処である。
【発明の目的】
本発明の目的は、化学増感処理が有効かつ安定であって
、低かぶり、高感度及び保存安定性の良好な高照度不軌
のないハロゲン化銀写真感光材料の提供にある。
【発明の構成】
前記した本発明の目的は、ハロゲン化銀乳剤を少くとも
一層を有してなるハロゲン化銀写真感光材料lこ於て、
該少くとも一層のハロゲン化銀乳剤層に、(nn1)面
を有するハロゲン化銀粒子をノ)ロデン化銀溶剤の少く
とも一つの存在下に化学増感処理して得られるハロゲン
化銀乳剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料によって達成される。 次iこ本発明の詳細な説明する。 まづ本発明に謂う(ni1)面を有するハロゲン化銀粒
子について説明する。 第1図は(nn1)結晶面のみで外表面が構成されたと
きのハロゲン化銀結晶全体の形態を示す図である。また
第2図は第1図の直#1Ib1b2の方向から見た側面
図である。(nn1)結晶面として表される等価な結晶
面は24個存在する。このため、すべでの外表面が(n
n1)結晶面で構成される結晶は24面体の形態をとり
、外表面を構成する各平面は鈍角三角形となる。頂点は
2種類のものが存在する。 すなわち、第1図におけるa、と等価なる6頂点と、b
lと等価な8頂点である。頂点a1では8平面が境を接
しており、頂点す、では3平面が境を接しでいる。辺も
また2種類のものが存在する。すなわち第1図における
辺a1blに等価な24個の辺C1と、辺ala2に等
価な12個の辺c2である。 次に断面図を用いて、(nn1)面、(111)面、(
110)面の関係を説明する。第1図の24面体の、直
AU b + b 2を含み、三角形ala2bl、及
び三角形ala2b2に垂直な平面dにおける断面図を
第3図の実#!1で示す。すなわち、第3図において、
実線1は平面dと(nn1)面との交線を表わしている
。一方、破線2は(110)面、一点鎖線3は(111
)面を表わしたものであり、(nn1)面、(110)
面、(to)面それぞれの方向は法線ベクトルpSqS
rで示される。 即ちp=rnnll(口は自然数、n≧2)、q: 1
1to1、r=[111]と表すことがで終る。θは辺
ala2を境に隣接する2個の(nn1)結晶面のなす
角であり、n≧2、nは自然数という制限から110”
 <θ〈180゜である。 即ち(nn1)面は結晶3紬の中2軸と原点から等距離
で交わり、且つ残りの1軸と平行でなく微傾斜をなして
交わっているので、まづは(11’/n)として表すこ
とかでト、従って(nn1)と表示されたものである。 以上により、本発明に係わる(nn1)結晶面はハロゲ
ン化銀微結晶において従来から知られている(tii)
結晶面及び(110)結晶面とは全く異なる結晶面であ
ることは明らかである。また(100)結晶面と異なる
ことは特に説明を要しないであろう。 一方、特願昭59−206765号には、r(110)
面の中央に稜線を有する結晶面」が開示されている。該
明細書において、この結晶面は準(110)面と命名さ
れ、[稜線を共有する屋根型の2つの準(110)面の
なす角は110°より鈍角である。」と記載されている
。すなわち準(110)面とは、本発明に係わる(nn
1)結晶面(n≧2、nは自然数)と同義である。 本発明に係わるハロゲン化銀粒子は、すべての外表面が
(nn1)面で構成される必要はない。すなわち、(1
11)面、(100)面、あるいは(110)面が存在
していてもかまわない。これらの例を第4図〜#+11
図に示す、 (111)面や(100)面が混在するこ
とにより30面体(第4.5.6図)、38面体(第7
.8.9図)、32面体(第10.11図)といった形
態をとる。 また本発明に係る(nn1)面を有するハロゲン化銀粒
子は、粒子内組成が均一であってもよいし、複数の組成
相を有した例えばコア/シェル構造であってもよい。ま
た複数の組成相がコア/シェル構造をなす時には、コア
或はシェルの組成相は均一であってもよいし、相互に連
続して成分組成が移り変る形をとってもよい。 最も好ましい形態の1つは、粒子内深部に高沃化銀相を
有するものである。即ち粒子表面もしくは表面層より粒
子深部に沃化銀含有量の多い層(複数層でもよい)もし
くはコアを有するハロゲン化銀粒子である。 本発明に係るハロゲン化銀粒子の粒径は特に制約はなく
、好ましくは0.1〜3.0μ論の範囲で本発明は少な
くとも有効である。なお、本明細書において、ハロゲン
化銀の粒径は、その体積に等しい立方体の一辺の長さを
いう。 本発明に係る乳剤のハロゲン化銀粒子の粒径分布は単分
散でも多分散でも、またこれらを混合してなる分布でも
よく、用途等に応じて適宜選択することができる。 前記単分散性は一般に変動係数(%)によって表示され
、この変動係数は として定義される。 本発明に係わる乳剤のハロゲン化銀粒子に於ては粒子全
表面積に対する(nn1)面の面積の割合は前記のとお
り少なくとも30%以上であり、好ましくは50%以上
、更に好ましくは70%以上である。 前記したように乳剤中に(nn1)面を有するハロゲン
化銀粒子を含むことにより感度、かぶり、画質等の写真
特性が優れた高照度不軌の少い写真感光材料を調製する
ことができる。 本発明に係わるハロゲン化銀乳剤は、ビー・グラ7キデ
ス (P、Glafkides) @  シミー’j−
’74クイック・ホトグラフィック(Chimie e
tPl+yeique Photographique
) (Paul Montel  社刊1967年)ジ
ーエフ・デュフイン (G、F、Durfin) ’4
7オトグラフイツク・エマルジョン・ケミストリ  (
f’l+oLoHrahic  EIIlulsion
  Chemistry)   (1’l+eFoca
l Press刊196刊年966年エル争ジュリクマ
ン (V、 1.、Ze I i k鋤an)等共著 
メイキング・アング・コーチインクψ7オトグラフイク
φエマルジョン  (Making and  Coa
ting Pl+otograpbic  Emuls
ion)(The Focal Press刊196刊
年964年記載された方法を用いて調製することができ
る。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいず
れでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応
させる形式としては、ハロゲン化物を含有する母液に銀
塩を添加する片方性加法、母液にハロゲン化物及び銀塩
溶液を注加する同時混合法、それらの組合せなどのいず
れを用いてもよい。 同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわち、いわゆ
るコンドロールド・ダブルジェット法を用いることもで
きる。 尚本発明のハロゲン化銀粒子の製造方法において、最も
好ましい形態のひとつは、アンモニアの存在下において
、アンモニア性硝酸銀水溶液と/%ロデン化物水溶液と
をコンドロールド−ダブルジェット法で添加する方法で
ある。 更に本発明に係る(nn1)面を有するハロゲン化銀粒
子を含有するハロゲン化銀乳剤の製造方法について留意
すべき点を示す。 本発明に於ては保護コロイドの存在下で水溶性銀塩溶液
と水溶性ハロゲン化物溶液とを混合してハロゲン化銀粒
子を生成し形成させる工程においで、全ハロゲン化銀の
少なくとも30モル%が生成する期間乳剤のpAgを7
.0〜9.8の範囲に制御し、かつ、この期間下記一般
式(1)、(1’1)、(11)または(fV)で表わ
される化合物および一般式(V)で表わされる繰り返し
単位を有する結晶制御化合物から選ばれる少なくとも1
種の化合切を上記乳剤中に含有させる。 更に所定量のハロゲン化銀の沈澱生成が終了し、ハロゲ
ン化銀粒子を整え形成するハロゲン化銀粒子形成工程に
入ってから脱塩工程1こはいるまでの期間pAgを7.
0〜9.5に制御することが重要である。 〔結晶制御化合物〕 一般式(1)          一般式(旧一般式(
Tl1)           一般式(N)一般式(
V) R6 −f−CH2−C← 式中、R1、R2およびR1は同じでも異なっていても
よく、各々水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、アミノ
基の誘導体、アルキル基、アルキル−15= 基の誘導体、アリール基、アリール基の誘導体、シクロ
アルキル基、シクロアルキル基の誘導体、メルカプト基
、メルカプト基の誘導体または−CONII−R、(R
4は水素原子、アルキル基、アミ7基、アルキル基の誘
導体、アミ7基の誘導体、ハロゲン原子、シクロアルキ
ル基、シクロアルキル基の誘導体、アリール基またはア
リール基の誘導体を表わす。)を表わし、R5は水素原
子またはアルキル基を表わし、R,とR2は結合して環
(例えば、5〜7真の炭素環、複素環)を形成してもよ
く、Xは一般式(1)、(IT)、(III)または(
V)で表わされる化合物から水素原子1箇を除いた1価
の基(例えば前記一般式(I)ないしくV)におけるR
1−R1またはQF1部分から水素原子1箇を除いたも
の)を表わし、Jは2価の連結基を表わす。 前記一般式で示されるテトラザインデン化合物の添加方
法としては予め保護コロイド溶液中に添加しでおく方法
、ハロゲン化銀粒子の成長につれて徐々に添加する方法
、これらを合わせて行なう方法等がある。 また前記した全ハロゲン化銀の少くとも30モル%を生
成する期間の1)Agの制御は、ハロゲン化銀が生成す
る期間内であれば任意であり、ハロゲン化銀生成の初め
でも中途でもまた終りでもよい。 また、この期間は連続した期間であることが好ましいが
、本発明の効果を阻害しない範囲で断続的であってもよ
い。この期間におけるpAgは7.0〜9.8であるが
好ましくは7.3〜9.5であり、更に好ましくは7.
6〜9.2である。そしてこの期間、乳剤のpHは7〜
10の範囲に保つことが好ましい。 この期間及び前記粒子形成工程外のハロゲン化銀の1)
へビは4〜11.5の範囲が適当であり、好ましくは6
〜11の範囲であり、p旧よ2〜12の範囲が適当であ
り、好ましくは5〜11の範囲である。 前記ハロゲン化銀粒子形成工程において所望のハロゲン
化銀粒子を得たのち、脱塩工程に入るまでの間、母液の
pAgは7.0〜9.5の範囲に制御されなくてはなら
ない。この間好ましいp/Igは7.4〜9.2であり
、さらに好ましくは7.8〜9.0である。 ρ■は5〜8が好ましく、さらに好ましくは5〜7であ
る。粒子形成工程終了から、脱塩工程開始までの時間は
30分以内、さらに好ましくは20分以内である。 本発明のハロゲン化銀粒子は、ハロゲン化銀沈澱生成時
、粒子生長時あるいは成長終了後において各種金属塩あ
るいは金属錯塩によってドーピングを施してもよい。例
えば金、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、ビ
スマス、カドミウム、銅等の金属塩または錯塩およびそ
れらの組合わせを適用できる。 本発明に係るハロゲン化銀乳剤の通常の使用形態におい
ては、ハロゲン化銀粒子の調製時に生ずる過剰ハロゲン
化合物あるいは副生するまたは不要となった硝酸塩、ア
ンモニア等の塩類、化合物類は該粒子の分散媒から除去
(脱塩工程)されるべきものである。除去の方法は一般
乳剤において常用されるターデル水洗法、透析法あるい
は無機塩類、アニオン性界面活性剤、アニオン性ポリマ
ー (たとえばポリスチレンスルホン酸)、あるいはゼ
ラチン誘導体(たとえばアシル化ゼラチン、カルバモイ
ル化ゼラチンなど)を利用した沈降法、凝析沈澱法(7
0キユレーシヨン)等を適宜用いることができる。 本発明に係るハロゲン化銀粒子の製造方法において、種
粒子を使用し、その表面にハロゲン化銀を生成させて粒
子をr&長させてもよい。種粒子を用いる場合、そのハ
ロゲン化銀組成は本発明に係るハロゲン化銀粒子を形成
しうる範囲であればより1 。 本発明のハロゲン化銀粒子は、そのまま使用に供しても
、また平均粒径その他種類の異なる2種以上を粒子形成
以後の任意の時期にブレンドして所定の階調度を得るよ
う調合して使用に供してもよい。そのほか本発明以外の
ハロゲン化銀粒子と混合して用いることができる。 次に前記一般式(1)、(n)、(III)もしくは(
IV)で表わされる化合物または前記一般式(V)で表
わされる繰り返し単位を有する化合物の代表的具体例を
示す。 H 0■ (1B)               (19)OH
0+1 OH011 OH011 (34)       CHa y:5〜50モル%である共重合物    0Hy:5
〜50モル%である共重合物  011y:5〜50モ
ル%である共重合物 本発明に係るハロゲン化銀粒子の製造に用いられるテト
ラザインデン化合物の添加量は、所望のハロゲン化銀粒
径、乳剤の温度、pH、1)Ag、沃化銀含有率等の製
造条件によって異なるが、生成する全ハロゲン化銀1モ
ル当り10−5〜2XIO−’モルの範囲が好ましい。 尚、テトラザインデン化合物が一般式(V)で表わされ
る単位を有する化合物である場合には、テトラザインデ
ン部分のモル数をもって、添加量とする。 本発明で用いられるハロゲン化銀溶剤としては(、)米
国特許3,271.157号、同3,531,289号
、同3.574,628号、特開昭54−1019号、
同54−158917号及び特公昭58−30571号
に記載された有機子オニーチル類、(b)特開昭53−
82408号、同55−77737号及び同55−29
829号等に記載されたチオ尿素誘導体、(c)特開昭
53−144319号に記載された酸素又は硫黄原子と
窒素原子にはさまれたチオカルボニル基を有する化合物
、(d)特開昭54−100717号に記載されたイミ
ダゾール類、(e)亜硫酸塩、(「)特開昭57−19
6228号に記載されたヒドロキシアルキル置換したエ
チレンノアミソ類、(g)特開昭57−202531号
に記載された置換メルカプトテトラゾール類、(11)
特開昭58−54333号に記載されたベンズイミダゾ
ール誘導体等が挙げられる。 次に、これらの(a)〜(h)各グループのハロゲン化
銀溶剤の具体例を挙げる。 (、)グループ; (a  3) HO−(CI+2)2  S  (CI
+2)2  S  (C112)2 0H0110H (b)グループ; (c)グループ; (d)グループ; CH2OCH3Cll2CH=CI12(e)グループ
; (e−1)   K2S03 (f)グループ; (g)グループ; H3 (h)グループ; (h−1)       (h−2)        
 (h−3)これらの溶剤は2種以」二組介せて用いる
ことができる。好ましい溶剤としては、チオエーテル類
、チオ尿素類、エチレンジアミン類が挙げられる。 これらの溶剤はハロゲン化銀1モル当り10−5乃至2
モルの範囲で用いられる。 本発明に於ては通常用いられる各種化学増感処理を併用
することができる。化学増感処理に用いるカルコデン増
感剤には硫黄増感剤、セレン増感剤、テルル増感剤があ
るが、写真用として用いるには硫黄増感剤、セレン増感
剤が好ましい。硫黄増感剤としては公知のものを用いる
ことができる。 例えば、チオ硫酸塩、アリルチオカルバミド、チオ尿素
、アリルイソチオシアネート、シスチン、1)  )ル
エンチオスルホン酸塩、ローゲニンナトが挙げられる。 その他、米国特許1,574,944号、同2,410
,689号、同2,278,947号、同2,728,
668号、同3,501,313号、同3,656,9
55号、西独出願公開(01,S) 1,422,86
9号、特開昭56−24937号、同55−45016
号等に記載されている硫黄増感剤も用いることができる
。硫黄増感剤の添加量は、乳剤の感度を効果的に増大さ
せるに十分な量でよい。この量はpH、温度、ハロゲン
化銀粒子の大きさなど種々の条件の下で相当の範囲にわ
たって変化するが、目安としては、ハロゲン化銀1モル
当り約10−7モル−約10−1モル程度が好ましい。 セレン増感剤としては、アリルイソセレノシアネートの
如き脂肪族イソセレノシアネート類、セレノ尿素類、モ
レ/ケトン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類及
びエステル類、セレノホスフェート類、ジエチルセレナ
イド、ノエチルジセレナイド等のセレナイド類などを用
いることができ、それらの具体例は、米国特許1,57
4,944号、同1,602,592号、同1,623
,499号に記載されている。 添加量は硫黄増感剤と同様に広い範囲にわたって変化す
るが、目安としては、ハロゲン化銀1モル当り約10−
7モルから10−1モル程度が好ましい。 本発明において、金増感剤としては金の価数が+1価で
も+3価でもよく多種の金化合物が用いられる。代表的
な例としては塩化金酸塩、カリウムクロロオーレート、
オーリックトリクロライド、カリウムオーリックチオシ
アネート、カリウムヨードオーレート、テトラシアノオ
ーリックアシド、アンモニウムオーロチオシアネート、
ピリジルトリクロロゴールドなどが挙げられる。 金増感剤の添加量は種々の条件により異なるが目安とし
てはハロゲン化銀1モル当り約10−7モルから10−
1モルまでの範囲が好ましい。 金増感剤の添加時期は硫黄増感剤あるいはセレン増感剤
と同時でも、硫黄あるいはセレン増感工程の途中あるい
は終了後でもよい。 本発明における硫黄増感またはセレン増感、および金増
感を施す乳剤のpAgは5.0〜10.0、pl+は 
′5.0〜9.0の範囲が好ましい。 本発明に於る化学増感法には他の貴金属、例えば白金、
パラジウム、イリジウム、ロジウムのような金属あるい
はそれらの塩による増感法も併用できる。 金−ゼラチナートより金イオンを離脱させ、かつハロゲ
ン化銀粒子への金イオン吸着を促進する化合物としては
、Rb、Pd、 Ir、 Pt等の錯体が効果的である
。 具体的化合物としては(NH4)2[P tcL ]、
(NII+)2[Pdc(4]、K、[IrBr6]、
(Nll−)3[RbC1,11211□0等が挙げら
れるが、特に好ましいのはテトラクロロバラノウム(1
)酸アンモニウム(Ni1. )211dC/4である
。添加量は金増感剤に対し化学量論比(モル比)で10
〜100倍の範囲が好ましい。 添加時期は、化学増感処理の開始時、進行中、終了後の
何れの工程でもよいが、好ましくは化学増感処理進行中
であり、特に好ましくは金増感剤の添加と同時あるいは
その前後である。 本発明においては更に還元増感を併用することも可能で
ある。還元剤としては特に制限はないが、公知の塩化第
一錫、二酸化チオ尿素、ヒドラジン誘導体、ポリアミン
等が挙げられる。 還元増感を行う時期はハロゲン化銀粒子の成長中に行う
が、カルコデン増感、金増感および貴金属増感の終了後
に行うことが好ましい。 更に化学増感処理に於ては含窒素複素環特に好ましくは
アザインデン環を有する化合物を共存させてもよい。 含窒素複素環化合物の添加量は乳剤の大きさ、和成およ
び化学増感条件などに応じて広い範囲にわたって変化す
るが、好ましくは、ハロゲン化銀粒子表面」二に単分子
層から10分子層を形成する程度の量を添加されるのが
よい。この添加量は増感時のpl+あるいは/および温
度変化による吸着平衡状態のコントロールによって加減
することも可能である。また、前記の化合物を二種類以
上あわせた全体の量が上記の範囲となるようにして乳剤
に添加してもよい。 該化合物の乳剤への添加方法は写真乳剤に有害な作用を
及ぼさない適当な溶媒(例えば水あるいはアルカリ水溶
液)に溶解して、溶液として添加することができる。添
加時期は化学増感のために硫黄増感剤あるいはセレン増
感剤を添加する前または同時が好ましい。金増感剤の添
加は硫!*たはセレン増感の途中あるいは終了時でもよ
い。 更にこのハロゲン化銀粒子は所望の波長域に光学的に増
感することができる。本発明の乳剤の光−jつ− 学増感方法には特に制限はなく、例えばゼロメチン色素
、モノメチン色素、ジメチン色素、トリメチン色素等の
シアニン色素あるいはメロシアニン色素等の光学増感剤
を単独あるいは併用して(例えば超色増感)光学的に増
感することができる。 これらの技術については米国特許2,688,545号
、同2,912,329号、同3,397.060号、
同3,615,635号、同3,628.964号、英
国特許1,195,302号、同1,242,588号
、同1,293,862号、西独特許(OLS)2.0
30,326号、同2,121,780号、特公昭43
−4936号、同44−14030号等にも記載されて
いる。その選択は増感すべき波長域、感度等、感光材料
の目的、用途に応じて任意に定めることが可能である。 本発明に係るハロゲン化銀粒子のバイングー、または該
粒子の製造に用いられる分散媒としては通常ハロゲン化
銀乳剤に用いられる親水性コロイドが用いられる。親水
性コロイドとしでは、ゼラチン (石灰処理または酸処
理いずれでもよい)のみならず、ゼラチン誘導体、例え
ば米国特許2.614,928号に記載されているよう
なゼラチンと芳香族塩化スルフォニル、酸塩化物、酸無
水物、インシアネート、1.4−ジケント類との反応に
より作られるゼラチン誘導体、米国特許3,118,7
66号に記載されているゼラチンとトリメリット酸無水
物との反応により作られるゼラチン誘導体、特公昭39
−5514号に記載された活性ハロゲンを有する有機酸
とゼラチンとの反応によるゼラチン誘導体、特公昭42
−26845号に記載された芳香族グリシジエーテルと
ゼラチンとの反応によるゼラチン誘導体、米国特許3,
186,846号に記載されたマレイミド、マレアミン
酸、不飽和脂肪族ジアミド等とゼラチンとの反応による
ゼラチン誘導体、英国特許1,033,189号に記載
されたスル7オアルキル化ゼラチン、米国特許3,31
2,553号に記載されたゼラチンのポリオキシアルキ
レン誘導体など;ゼラチンの高分子グラフト化物、例え
ばアクリル酸、メタアクリル酸、それらの−価または多
価アルコールとのエステル、同じくアミド、アクリル(
またはメタアクリル)ニトリル、スチレンその他のビニ
ル系モノマーの単独または組合せをゼラチンにグラフト
化させたちの;合成親水性高分子物質、例えばビニルア
ルコール、N−ビニルピロリドン、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、NW
換(メタ)アクリルアミド、NM換(メタ)アクリルア
ミド等の単量体を成分とするホモポリマーもしくはこれ
ら相互の共重合体、これらと (メタ)アクリル酸エス
テル、酢酸ビニル、スチレンなどとの共重合体、」二記
のいずれかと無水マレイン酸、マレアミン酸などとのり
共重合体など;ゼラチン以外の天然親水性高分子物質、
例えばカゼイン、寒天アルギン酸多糖類等も単独もしく
は混合して用いることがでかる。 本発明に係るハロゲン化銀粒子を含む乳剤は、目的に応
じて通常用いられる種々の添加剤を含むことができる。 これらの添加剤としては、例えばアザインデン類、トリ
アゾール類、テトラゾール類、イミダゾリウム塩、テト
ラゾリウム塩、ポリヒドロキシ化合物等の安定剤やカプ
リ防止剤;アルデヒド系、アジリジン系、インオキサゾ
ール系、ビニルスルホン系、アクリロイル系、カルボジ
イミド系、マレイミド系、メタンスルホン酸エステル系
、トリアジン系等の硬II剤;ベンジルアルコール、ポ
リオキシエチレン系化合物等の現像促進剤;クロマン系
、クマラン系、ビス7エ7−ル系、亜リン酸エステル系
の画像安定剤;ワックス、高級脂肪酸のグリセライド、
高級脂肪酸の高級アルコールエステル等の潤滑剤等が挙
げられる。また界面活性剤として塗布助剤、処理液等に
対する浸透性の改良剤、消泡剤あるいは感光材料の種々
の物理的性質のコントロールのための素材として、アニ
オン型、カチオン型、非イオン型あるいは両性の各種の
ものが使用できる。帯電防止剤としでは、ジアセチルセ
ルロース、スチレンバーフルオロアルキルソジウムマレ
エート共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体と
p−アミノベンゼンスルホン酸との反応物のアルカリ塩
等が有効である。マット剤としてはポリメタアクリル酸
メチル、ポリスチレンおよびアルカリ可溶性ポリマーな
どが挙げられる。またさらにコロイド状酸化珪素の使用
も可能である。また膜物性を向」ニするために添加する
ラテックスとしではアクリル酸エステル、ビニルエステ
ル等と他のエチレン基を持つ単量体との共重合体を挙げ
る二とができる。ゼラチン可塑剤としてはグリセリン、
グリコール系化合物を挙げることができ、増粘剤として
はスチレン−マレイン酸ソーグ共重合体、アルキルビニ
ルエーテル−マレイン酸共重合体等が挙げられる。 本発明に係るハロゲン化銀粒子は、白黒一般用、Xレイ
用、カラー用、赤外用、マイクロ用、銀色素漂白法用、
反転用、拡散転写法用等の種々の用途の写真感光材料に
有効に適用することができる。 本発明のハロゲン化銀粒子を有する乳剤は、少くなくと
も2種の平均粒径が異なる感度の異なるが乳剤を混合す
ることによりで、あるいは複層塗布することによって豊
かなラチチュードを有することができる。 本発明に係るハロゲン化銀粒子をカラー用の写真感光材
料に適用するには、赤感性、緑感性お上び青感性に調節
された本発明に係るハロゲン化銀粒子を含む乳剤にシア
ン、マゼンタおよびイエローカプラーを組合せて含有せ
しめる等カラー用感光材料に使用される手法および素材
を充当すればよい。 イエローカプラーとしては閉鎖ケトメチレン系カプラー
を用いることがで外る。これらのうちベンゾイルアセト
アニリド系およびピバロイルアセトアニリド系化合物が
有用である。マゼンタカプラーとしてはピラゾロン系化
合物、イングゾロン系化合物、シアノアセチル化合物、
シアンカプラーとしてはフェノール系化合物、ナフトー
ル系化合物などを用いることができる。 本発明のハロゲン化銀写真感光材料においては、赤感性
乳剤層、緑感性乳剤層および青感性乳剤層はそれぞれ2
/!以上から成っていてもよく、例えばカラーネガ写真
感光材料においては、it!i常2層あるいは3層が好
ましく用いられる。該各乳剤層の塗設位置は使用目的に
応じて任意に定めることができる。同一感色層を複数用
いる場合、それぞれを分離して塗設することがで外る。 本発明に係るハロゲン化銀粒子を含む乳剤ノーは、これ
らの感光性層の任意の層に適用することができる。なお
、各感色性層が感度の異なる2層以上からなるとき、よ
り高感度の層へ適用する方がより低感度の層へ適用する
よりも本発明の効果が大きい。 写真感光材料の支持体としては、例えば、バライタ紙、
ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成紙5.vラス
、セルロースアセテート、セルロースナイトレート、ポ
リビニルアセタール、ポリプロピレン、例えばポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリス
チレン等の通常用いられるものをそれぞれの写真感光材
料の使用目的に応じて適宜選択することができる。 これらの支持体は必要に応じて下引加工が施される。 本発明に係るハロゲン化銀粒子を有する写真感光材料は
露光後通常用いられる公知の方法により現像処理するこ
とができる。 黒白現像液は、ヒドロキシベンゼン類、アミノフェノー
ル類、アミノベンゼン類等の現像主薬を含むアルカリ溶
液であり、その他アルカリ金属塩の亜硫酸塩、炭酸塩、
重亜硫酸塩、臭化物および沃化物等を含むことができる
。また該写真感光材料がカラー用の場合には通常用いら
れる発色現像法で発色現像することができる。反転法で
はまず黒白ネガ現像液で現像し、次いで白色露光を与え
るか、あるいはカブリ剤を含有する浴で処理し、さらに
発色現像主薬を含むアルカリ現像液で発色現像する。処
理方法については特に制限はなく、あらゆる処理方法が
適用できるが、たとえばその代表的なものとしては、発
色現像後、漂白定着処理を行ない必要に応じ、さらに水
洗、安定処理を行なう方式あるいは発色現像後、漂白と
定着を分離して行ない必要に応じ、さらに水洗、安定処
理を行なう方式を適用することができる。
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらによって限定されるものでは=41′1− ない。 実施例1 下記の方法で(nn1)面を有する粒子を含む乳剤FM
−1と(111)面の乳剤EM−2を調製した。 :EH−1の調製:EM−1は、内部に高沃化銀コアを
有するコア/シェル型沃臭化銀粒子から成っており、該
粒子は、粒径1,0μ艶の(旧11)面からなるほぼ完
全な24面体である。その調製法は、50℃、PAg8
.6においてゼラチンと4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a、7−チトラザインデン (以後TAIと
標記する)の存在下で0.25μ鎖の沃臭化銀種乳剤を
含む母液に、アンモニア性硝酸銀水溶液と臭化カリウム
と沃化カリウムとゼラチンの混合水溶液とをコンドロー
ルドダブルジェット法により、新結晶核の発生のない臨
界速度で添加することにより調製した。粒子の粒径変化
に伴って、沃化カリウムと臭化カリウムの混合比を変化
させた。すなわち計算上の粒径が0.65μ第までの間
、全ハロゲン化カリウムに対する沃化カリウムのモル比
と15モル%、0.65μs1〜0.80μ−の間5モ
ル%、0.80μ11〜1.0μ−の間0.3モル%と
した。 :EN−2の調製:EM−1と同様に内部に高沃化銀コ
アを有するコア/シェル型沃臭化銀粒子から成っており
、該粒子は、粒径1.0μmの(111)面からなるほ
ぼ完全な正8面体である。その調製法は40℃、PAg
8,6において、ゼラチンとTAIの存在下で0.15
μ−の沃臭化銀種乳剤(沃化銀含有率4モル%)を含む
母液に、アンモニア性硝酸銀水溶液と、臭化カリウムと
沃化カリウムとゼラチンの混合水溶液をコンドロールド
・ダブルジェット法により新結晶核の発生しない溶解度
積〔八g+3(X−3に保つ最大添加速度で添加するこ
とにより、さらに、粒子形成に伴い、PAgを9から1
0へ連続的に変化させ、また、TAIの量を変化させて
調製した。このとき、添加硝酸銀に対する沃化カリウム
のモル比は、4モル%とした。 次に上記の各乳剤に、第1表に示すように本発明に係る
ハロゲン化銀粒子を所定量加え、更にチオ硫酸ナトリウ
ムと塩化金酸を加えて、55℃で60分間化学熟成を行
った。 次に、各乳剤にTArを加え安定化し、更に延展剤、硬
膜剤等の一般的な写真用添加剤を加えた後、下引きされ
たポリエチレンテレフタレートフィルム」二にへg量が
50111g/dI112になるように塗布、乾燥して
試料No、 1〜10を作成した。 これらの試料のセンシトメトリーは次のように行った。 露光は光源としてタングステン電球(色濃度5,400
°K)用いて、光学ウェッジを通して1750秒の露光
及びキセノンフラッシュを用いて10−6秒の露光をし
た。 現像は、下記の工程に従い、ローラー搬送型自動現像を
用いて処理した。 処理温度  処理時間 現   像        35℃       25
秒定   着        34℃       2
5秒水    洗        33℃      
  25秒乾   燥        45℃    
    15秒使用した現像液の組成は、次の通りであ
る。 無水亜硫酸ナトリウム        70 gハイド
ロキノン           10 。 無水酸               1g炭酸ナトリ
ウム−水塩        20g1−フェニル−3−
ピラゾリドン  0.35゜水酸化ナトリウム    
      5g5−メチル−ベンゾトリアゾール  
0.05g臭化カリウム            5g
グルタルアルデヒド重亜硫酸塩    159氷酢酸 
              8fI水を加えて11に
仕上げる。 センシトメトリーの結果を第1表に示す。感度はハロゲ
ン化銀溶剤を加えていない乳剤EN−1の第1表 試料No、   乳 剤 ^、X溶剤 添加量 相対感
度  か、J、−1)斡/論01^gX I八。秒10
−6秒I           EM−1−−1007
50,0092(本発明)   //   a−530
1541130,0123(//  )   II  
 b  1   20  170  138  0.0
124(1/  )   II   f−120148
1270,0115(比 較)EM−2−90430,
0096(//  )   //   a−13010
5570,0217(//)   II   b−12
0110600,0208(//)   II   f
−120108650,017第1表から明らかなよう
に本発明の方法によって得られた試料No、 2〜4は
比較試料に比ベカプリの増加が少ない。又1八。秒置光
感度も10−6露光感度も高く、高照度不軌が小さいこ
とが分る。 実施例−2 実施例−1で得られた乳剤EN−1およびEM−2のそ
れぞれに、第2表に示すように、本発明に係るハロゲン
化銀溶剤を所定量加え、更に、増感色素アンヒドロー3
.3′−ジー(3−スルホプロピル)−5,5′−ジク
ロロ−9−エチル−チアカルボシアニンヒドロキシド、
千オ硫酸ナトリウムと塩化金酸を加えて、55℃で60
分間熟成しで、分光増感と化学増感を施した。 これらの乳剤にT^■および1−フェニル−5−メルカ
プトテトラゾールを加えて安定化し、更に下記のカプラ
ー分散液、その他一般的に用いられる延展剤、硬膜剤等
の写真用添加剤を加えた後、トリアセテートベース上に
銀量が20mg/da”となるように塗布し、乾燥して
試料No、10〜20を作成した。 カプラー分散液ヒドロキシ−N−(γ−(2,4−ジー
tert−アミルフェノキシプロピル))−2−す7ト
アミドの80.をトリクレジル7オス7よ−トの100
e+ffiと酢酸エチルの50mNの混液に完全に溶解
し、更にソルビタンモノラウレートの2gを加えた。こ
の溶液をドデシルベンゼンスルホン酸の2.5gを含む
ゼラチン10重量%水溶液のlk、中に添加し、高速攪
拌し、更に超音波攪拌を施して乳化分散したものを使用
した。 −に記の試料を実施例−1と同様のウェッジ露光をした
後、下記の組成の発色現像液を用いて38℃3分間の発
色現像を行った。 発色現像液組成 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)−アニリン硫酸塩          
     4.8(l[l無水亜硫酸ナトリウム   
     0.14 。 ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩   1.98 g
硫  酸                     
  0.74  g無水炭酸カリツム        
 28.85 g無水炭酸水素カリウム       
 3.46 g無水亜硫酸カリウム         
5.10 g臭化カリウム            1
.16 g塩化ナトリウム           0.
14 gニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩 (1水塩)               1.20 
g水酸化カリウム           1.48 g
水を加えで11とする。 センシトメトリーの結果を第2表に示す。感度はハロゲ
ン化銀溶剤を加えていない乳剤EM−1の115o秒露
光感度を100として相対感度で表わした。 第2表 試料No、   乳 剤 へ&X溶剤 添加量 相対感
度  がJζす+og/+nol^gX  ワso  
10−6秒9      EM−1100650,01
010(本発明)   /l   a−425158、
1120,01311(tt  )   //   b
−1201731380,01512(1/  )  
 //   f−1201601260,01213(
比 較)EM−2−87390,00814(’/  
)   //   a−425104450,0221
5(//  )   u   b−120110480
,02316(//)   //   f−12011
5530,025第2表から明らかなように本発明の方
法によって得られた試料No、10〜12は比較試料に
比ベカプリの増加が少ない。又1八。秒置光感度も10
−6秒置光感度も高く、高照度不軌が小さいことが分る
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図及び第3図は本発明に係る(nn1)面
の図式的な説明図である。 1・・・・・・(nnl )面 2・・・・・・(110)面 3・・・・・・(111)面 a及びb・・・頂息 C・・・(110)面に重なる2つの(nn1)面の交
線のなす稜線 出願人 小西六写真工業株式会社 第1図 A2 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロゲン化銀乳剤を少くとも一層有してなるハロゲン化
    銀写真感光材料に於て、該少くとも一層のハロゲン化銀
    乳剤層に、(nn1)面を有するハロゲン化銀粒子を、
    ハロゲン化銀溶剤の少くとも一つの存在下に化学増感処
    理して得られるハロゲン化銀乳剤を含有することを特徴
    とするハロゲン化銀感光材料。
JP4790786A 1986-03-04 1986-03-04 ハロゲン化銀溶剤の存在下で増感処理するハロゲン化銀感光材料 Expired - Lifetime JPH0664309B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63292126A (ja) * 1987-05-25 1988-11-29 Konica Corp 高感度かつ階調性が改良されたハロゲン化銀写真乳剤の製造方法
KR101383508B1 (ko) * 2009-03-17 2014-04-08 샤프 가부시키가이샤 코루게이트 핀식 열교환기의 배수 구조
KR101525749B1 (ko) * 2011-06-16 2015-06-03 니폰게이긴조쿠가부시키가이샤 코러게이트핀식 열교환기의 배수 구조

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