JPS62201743A - シ−ト状物の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば写真製版作業における原板フィルムな
どのシート状物を、原板フィルムカセットなどの供給部
より、所望の位置に供給するシート状物の供給装置に関
する。

（従来の技術〕 写真製版作業において、複数のシート状物を収納したシ
ート状物の供給部より、その最上部のシート状物を搬送
手段によって吸着保持し、所望の位置へ供給するシート
状物の供給装置においては、多くの場合、シート状物の
先端位置を一定にした状態で供給する必要がある。

この場合、供給部が固定されており、かつシート状物の
サイズが一定であれば、当り部材などにより、その位置
を規制しておけるが、各々のシート状物のサイズが異な
る場合で、しかも供給部が移動する際などにおいては、
シート状物の慣性力などにより、その位置がずれてしま
い、搬送手段により吸着保持するシート状物の位置が一
定とならないという問題点がある。

特開昭５８−１５４８３４号公報には、複数のシート状
物を載置し、一方向に往復移動するパレットにおいて、
前記シート状物をレジスターピンにより位置決めするこ
とにより、シート状物の位置のずれを防止する装置が開
示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したレジスターピンによるシート状物の位置決めは
、シート状物が２例えば２８版などのように、比較的大
きなものである場合には問題ないが。

シート状物、が例えば製版用カラースキャナにより作成
された色分解版フィルムなどのように、比較的小さいも
のである場合においては、レジスターピンに係合するピ
ン孔を穿設するだけのスペースが取れない。

また、多数のシート状物を供給する場合、その各々にピ
ン孔を穿設する必要があるため１作業効率が悪い。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上述した問題点を解決するための手段として
、複数のシート状物を載置する支持板と、該支持板を上
方向に付勢する付勢手段と、当該支持板上に載置された
シート状物の上面の位置を規制する規制手段と、シート
状物の先端が当接する当り部とを有する供給部、少なく
とも、シート状物の上面に接する第１の位置と第１の側
方の第２の位置との間を移動可能な吸盤を有するキャリ
ア、並びに第２の位置において前記吸盤の排気手段とを
有するシート状物の供給装置を提供するものである。

〔作　用〕

吸盤がシート状物の上面に接した状態で、第１の位置か
ら第２Ｘ＆（３２置まで移動する際に、吸盤と共に移動
するシート状物の先端が当り部に当接すれば、シート状
物はその位置で停止するため、第２の位置で吸盤により
吸着することにより、シート状物を常に一定の位置で吸
着保持することができる。

〔実施例〕

以下１本発明に係るシート状物の供給装置を、例えば色
分解版フィルム等の原板フィルムを透明なベースシート
の所望位置に貼込む原板フィルム炭込装置に適用した場
合の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。

第５＠は、原板フィルム貼込装置の斜視図、第６図は、
その貼込ヘッド部付近を拡大して示す斜視図である。

これらの図において、（２）は、ベースシートをレジス
ターピンにより位置決めして収納するベースシート供給
台、（４）は、原板フィルムを所望のレイアウトに貼込
んだベースシートを排出するベースシートの排出部、（
６）は読取ステージ、（８）は読取・貼込テーブルであ
る。

（１０）は、ボールねじ（１２）の回転により、２本の
レール（１４）に沿って移動する架台、（１６）は、架
台（ｌＯ）上に配設された２本のレール（１８）に沿っ
て移動する支持台である。支持台（１６）は、貼込ヘッ
ド（２２）と原板フィルムキャリア（２６）とを支持し
ている。貼込ヘッド（２２）は、モータ（２０）の駆動
により回転可能となっている。原板フィルムキャリア（
２６）は、後述するように、エアシリンダ（２４）の駆
動により上下方向に移動する吸盤（２５）を備えている
。

（３０）は、貼込むべき原板フィルムの下面に面直接着
テープを貼付けるテープ貼りユニット、（３２）は、ベ
ースシートを搬送するため、架台（１０）に支持された
ベースシートキャリアである。

（２８）は、複数の原板フィルムを収納した原板フィル
ムカセットであり、カセット駆動機構により、待期位置
と原板の供給位置の間を移動可能な構成となっている。

第７図は、原板フィルムカセット（２８）とカセット駆
動構構（３６）との関係を示す上面図であり、第８図は
、第７図の側断面図である。

これらの図において、（３８）は、係合部材（４０）を
支持する支持部材であり、連結部材（３９）を介して１
対のタイミングベルト（４２）により止着されている。

１対のタイミングベルト（４２）は、ロータリアクチュ
エータ（４４）に連結したプーリ（４６）の駆動により
、軸（４８）を介して、同期して移動するようになって
いる。カセット駆動機構（３６）自体は、第５図に示し
たモータ（５０）の駆動により回転させられるねじ（５
２）によって、上下方向に移動可能となっている。原板
フィルムカセット（２８）には、４個の車輪（５４）及
びフック（５６）が配設されている。

上述した構成において、原板フィルムカセット（２８）
を待期位置から供給位置へ引き出す際には、ますロータ
リアクチュエータ（４４）の駆動により、支持部材（３
８）に支持された係合部材（４０）を、第８図に示す実
線の位置から破線の位置（５８）まで移動させた後、モ
ータ（５０）によりボールねじ（５２）を回転させ、カ
セット駆動機構（３６）を、必要な原板フィルムカセッ
ト（２８）に対応する位置まで上昇させる。すると、原
板フィルムカセット（２８）のフック（５６）と係合部
材（４０）とが係合する。

この状態で、ロータリアクチュエータ（４４）の駆動に
より係合部材（４０）を第８図実線の位置まで復帰させ
ると、それに伴い、原板フィルムカセット（２８）も、
その待機位置から引き出される。

つづいて、再度モータ（５０）を回転させ、カセット駆
動機構（３６）を上昇させると、原板フィルムカセット
（２８）も、原板フィルムの供給に必要な位置まで上昇
する。

つぎに、上述した原板フィルム貼込装置の動作について
、簡単に説明する。

まず、所望のレイアウトで原板フィルムを貼込んだ１色
目のベースシートの各原板フィルムに付されたレジスタ
ーマークの位置を、デジタイザー等で読み取る。

つづいて、ベースシート供給台（２）に、上述した１色
目のベースシートと２色目以後の原板フィルムを貼込む
べきベースシートとを、この順序で位置決めして載置す
る。また、原板フィルムカセット（２８）には、ベース
シートに貼込むべき２色目以後の原板フィルムを、必要
な順序に従って収納しておく。

この状態で貼込装置を作動させると、まず、ベースシー
トキャリア（３２）により１色目の貼込みが終了したベ
ースシートが、読取・貼込テーブル（８）上に搬送され
、第６図に示したように、貼込ヘッド（２２）に配設さ
れた位置検出用センサ（６０）により、そこに貼られた
各原板フィルムのレジスターマークの位置が順次読み取
られる。

つぎに、ベースシートキャリア（３２）が、１色目のベ
ースシートをベースシート排出部（４）に排出するとと
もに、新しい２色目のベースシートを。

ベースシート供給台（２）より読取貼込テーブル（８）
上に搬送する。

つづいて、原板フィルムのキャリア（２６）が、前記し
たカセット駆動機構（３６）により原板フィルムの供給
装置に搬送された原板フィルムカセット（２８）の上部
まで移動し、そこで下降して原板フィルムを吸着保持し
た後、読取ステージ（６）上へ搬送する。

読取ステージ（６）上に載置された原板フィルムは、貼
込ヘッド（２２）のセンサ（６０）により、そのレジス
ターマークの位置を読取られた後、貼込ヘッド（２２）
に吸着保持され、テープ貼りユニット（３０）によって
、その原板フィルム下面に両面接着テープを貼付けられ
る。

つづいて、貼込ヘッド（２２）が、読取貼込テーブル（
８）上で読み取った１色目の原板フィルムのレジスター
マークの位置データ、及び読取ステージ（６）上で読み
取った原板フィルムのレジスターマークの位置データに
基き、ｘ、ｙ、　　θ方向に移動して、その下面に吸着
保持した原板フィルムを、読取貼込テーブル（８）上の
２色目のベースシートに、１色目の原板フィルムの位置
と同一位置関係で貼付ける。

以上の動作を、必要な原板フィルムの数だけくり返すこ
とにより、２色目のベースシートへの貼込み作業が終了
し、しかる後、ベースシートキャリア（３２）により、
２色目のベースシートを、ベースシート排出部（４）上
に排出する。

その後、３色目、４色目についても、２色目と同様の動
作を繰返して、４色版１組の貼込み作業が完了する。

上述した装置において、原板フィルムカセット（２８）
から、原板フィルムキャリア（２６）により読取ステー
ジ（６）上に搬送された原板フィルムの先端の位置が一
定でない場合、センサ（６０）と原板フィルムのレジス
ターマークの位置とが全くずれてしまい、センサ（６０
）による読取りがおこなえなくなるため、その位置は、
常に一定であることが必要とされる。

つぎに、本発明に係るシート状物の供給装置について、
さらに説明する。

第２図は、複数の原板フィルムを収納するフィルムカセ
ット（２８）の平面図、第３図はその側断面図である。

これらの図において、（７０）は仕切り板であり、原板
フィルムカセット（２８）は、該仕切り板（７０）によ
り２つの収納部（７２）　（７４）に分けられる。収納
部（７２）　（７４）内には、原板フィルムの横方向の
位置を規制する当り板（７６）　（７８）が配設されて
いる。各収納部（７２）　（７４）に収納される原板フ
ィルムは、前記当り板（７６）　（７８）と原板フィル
ムカセット（２８）の側板（８０）もしくは前述した仕
切り板（７０）により、その横方向の位置を位置決めし
て収納される。

ここで、フィルムカセット（２８）に収納される原板フ
ィルムは、貼込作業の前工程である製版用カラースキャ
ナで作成されるサイズが、長さく副走査方向）において
は一定ではないが、幅（主走査方向）においては数種類
に限定されているため、フィルムカセット（２８）の収
納部（７２）　（７４）の幅も、数種類程度用意してお
けばよい。

なお、フィルムカセット（２８）の収納部の幅の種類が
さらに多くなる場合は、必要な数だけフィルムカセット
（２８）を用意しておけばよく、また例えば当り板（７
６）　（７Ｂ）を、長孔およびボルト等により幅方向に
摺動可能に構成しておき、その都度調整するようにして
もよい。

（８２）は、一端を、蝶番（８４）により原板フィルム
カセット（２８）に蝶着された原板フィルムの支持板で
あり、その下方に配設された圧縮ばね（８６）により、
上方向に付勢されている。（８８）は、その外周数か所
に原板フィルム押え用のローラ（９０）を回転可能な状
態で支持する押え軸である。（９１）は、原板フィルム
の二枚取防止のための爪部である。なお、上記ばね（８
６）の強さは、支持板（８２）上に載置した原板フィル
ムの重量とつり合い、常に一定の力で、最上部の原板フ
ィルムを押え軸（８８）のローラ（９０）に向けて付勢
するものであることが好ましい。

第４図は、原板フィルムのキャリア（２６）における吸
盤（２５）と、真空ポンプ（９２）及びニアコンプレッ
サ（９４）との接続を示す概要図であり、吸盤（２５）
は、電磁弁（９６）もしくは（９８）の駆動により、真
空ポンプ（９２）もしくはニアコンプレッサ（９４）と
選択的に接続しうるようになっている。

なお、真空ポンプ（９２）は、原板フィルムの搬送時に
吸盤（２５）により吸着するためのものであり。

ニアコンプレッサ（９４）は、読取ステージ（６）上に
おいて、原板フィルムを、吸盤（２５）より円滑に解放
するためのものである。

つぎに、本発明に係るシート状物の供給装置の動作を、
第１−ａ図乃至第１−ｄ図に基づいて説明する。なお、
これらの図においては、原板フィルム（１００）の厚さ
は、かなり誇張して表現されている。

まず、第５図及び第６図における架台（１０）及び支持
板（１６）が移動することにより、キャリア（ｚ６）は
第１−ａ図に示した原板フィルム（１００）の′上部の
位置に移動する。

この状態で、第６図に示したエアシリンダ（２４）の駆
動によりキャリア（２６）が下降し、第１−ｂ図に示す
ように、吸盤（２５）と最上部の原板フィルム（１０（
１）とは、第１の位［１（Ａ）において当接する。

つづいて、架台（１０）が移動することにより、吸盤（
２５）は、第１−ｂ図における第１の位置（Ａ）により
紙面上、左側へ移動する。

すると、吸盤（２５）と原板フィルム（ｉｏｏ）間の摩
擦力により、最上部の原板フィルムも左方向へ移動する
が、吸盤（２５）の移動中において、原板フィルムの先
端が原板フィルムカセット（２８）の側面（９９）に当
接すると、原板フィルム（１００）はその位置で移動を
停止し、吸盤（２５）のそれ以後の移動は、吸盤（２５
）が原板フィルム（１００）の上面を滑る状態において
なされる。

吸盤（２５）の移動が、第１−ｃ図に示した第２の位！
（Ｂ）で終了した時には、原板フィルム（１００）の先
端が、原板フィルムカセット（２８）の側面（９９）に
完全に当接した状態となる。

上述した動作は、原板フィルム（１００）と吸盤（２５
）との接触圧が、ばね（８６）の作用により、比較的弱
い一定の値に保たれていることにより可能となる。

この状態で、電磁弁（９６）を作動することにより、吸
盤（２５）で原板フィルム（１００）を吸着保持する。

つづいて、エアシリンダ（２４）の駆動により、第１−
ｄ図に示すように、キャリア（２６）が上昇し、原板フ
ィルム（１００）を、原板フィルムカセット（２８）よ
り取り出す。

つづいて、支持台（１６）の移動により、キャリア（２
６）が第１−ｄ図における紙面左方向に移動し、原板フ
ィルム（１００）を読取テーブル（６）上に搬送する。

上述した吸盤（２５）の第１の位置（Ａ）から第２の位
置（Ｂ）までの移動ストロークは、供給位置における原
板フィルムカセット（２８）内の各原板フィルム（１０
０）の先端が、どの程度の誤差をもって載置されている
かにより、所要に設定すればよいが、いかなる場合にお
いても、吸盤（２５）がその第１の位ｉ！（Ａ）に下降
した際、ｉ板フィルムカセット【２８）内に収納された
最上位の原板フィルム（１００）に当接するよう設定す
ることが必要である。

上述した実施例のように、原板フィルム（１００）の上
面を押えローラ（９０）により押えることにより、原板
フィルム（１００）の移動をある程度規制している場合
には、１０ｍｍから数Ｌｏｓｍ程度で十分である。

上述した実施例は、原板フィルム（１００）を当接させ
る当り部を、原板フィルムカセット（２８）の１つの側
面（９９）とした場合のものであるが、専用の当り部を
別に配設してもよい。

また、上述した実施例においては、原板フィルム（１０
０）の先端を、−辺においてのみそろえる場合について
述べたが、互いに直角な二辺においてそろえることも可
能である。その場合には、吸盤（２５）を原板フィルム
（１００）の対角線方向に移動させてもよいし、２方向
に２回に分けて移動させてもよい。なお、その際互いに
直角な方向に、当り部を配設する必要があることは言う
までもない。

〔発明の効果〕 本発明に係るシート状物の供給装置は、上述したように
構成されているため、極めて簡単な構成であるにもかか
わらず、サイズの異なるシート状物を、常に一定の位置
において次の工程へ供給することができ、特に写真製版
作業における原板フィルムの供給などに適用すると、顕
著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るシート状物供給装置の動作を示
す概要図、 第２図は、原板フィルムカセットの平面図、第３図は、
第２図の側断面図、 第４図は、キャリアにおける空圧回路を示す概要図、 第５図は、原板フィルム貼込装置の斜視図、第６図は、
第５図の部分拡大図。 第７図及び第８図は、原板フィルムカセットとカセット
駆動機構の関係を示す概要図である。 ２５：吸盤　　　　　　　　　２６：キヤリア２８：原
板フィルムカセット　８２：支持板８６：ばね　　　　
　　　　　８８：押え軸９０：ローラ　　　　　　　　
９２：真空ポンプ９９：側面（当り部）　　　　　Ａ：
第１の位置Ｂ：第２の位置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）複数のシート状物を載置する少なくとも１
   個の支持板と、該支持板下部に配設され、当該支持板を
   上方に付勢する付勢手段と、前記支持板上方に配置され
   、シート状物の上面の位置を規制する規制手段と、シー
   ト状物の先端が当接する当り部とを有する供給部、 （ｂ）少なくとも、シート状物の上面に接する第１の位
   置と第２の位置との間を移動可能な、吸盤を有するキャ
   リア、 （ｃ）第２の位置において作動する、前記吸盤の排気手
   段、 上記（ａ）（ｂ）（ｃ）を具備することを特徴とするシ
   ート状物の供給装置。
2. （２）供給部が、シート状物を収納する上部を開口した
   箱体で構成し、かつその側板、第２の位置への移動時の
   シート状物の当り部として兼用するようにした特許請求
   の範囲第（１）項に記載のシート状物の供給装置。